JP2007254977A - 折戸 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一構造の上戸車を吊元側上戸車および可動側上戸車として使用する際に、上戸車の一方を吊元側上戸車として簡単な構造で容易に設定することができる折戸を提供すること。
【解決手段】折戸の吊元側縦框23Aと可動側縦框23Bの上端部に、同一構造の吊元側上戸車30Aおよび可動側上戸車30Bをそれぞれ取り付ける。枠体の上枠11には、上枠に沿って連続するガイドレール14を設け、かつ、上枠において吊元側縦框23Aが設けられる端部側には取付孔を形成する。この取付孔に吊元側設定部材40を挿入して取り付けることによって、吊元側上戸車30Aをガイドレールに対して移動不能に設定する。従って、吊元側設定部材40を取付孔に挿入させるだけで、吊元側設定部材を容易に上枠に取り付けることができ、施工作業性が向上される。
【選択図】図7

Description

本発明は、浴室や各居室の出入り口等に設けられる二つ折り可能な戸本体(扉体)を有する折戸に関する。
従来から、浴室と脱衣室との間に設置される折戸が知られている(例えば特許文献1)。この折戸は、浴室の出入口開口部に配設された枠体と、この枠体内に支持された折戸本体とを有している。折戸本体は、吊元側縦框と可動側縦框とを有して構成され、各縦框の上下端部には、上下枠に沿ってスライド移動する同一構造の戸車がそれぞれ設けられている。このうち、吊元側縦框の戸車(吊元側戸車)が、ストッパによって上下枠の端部に位置規制されることによって、折戸本体が、枠体内で二つ折り自在に構成され、開閉可能となっている。なお、通常、ストッパは、ビス止めによって枠体に固定されている。
特開平10−131597号公報(図1)
しかしながら、同一構造の上戸車を吊元側縦框と可動側縦框との上端部にそれぞれ取り付けて、ストッパによって吊元側上戸車の位置を規制する際に、従来のストッパでは、通常、ビス止めしていたため取付作業が煩雑となっていた。
本発明の目的は、同一構造の上戸車を吊元側上戸車および可動側上戸車として使用する際に、上戸車の一方を吊元側上戸車として簡単な構造で容易に設定することができる折戸を提供することである。
本発明の折戸は、上枠、下枠および縦枠を枠組みして構成された枠体と、二つ折り可能に構成されて前記枠体内に開閉可能に取り付けられた戸本体とを備えた折戸であって、前記戸本体は、吊元側縦框と可動側縦框とを有し、これら各縦框の上端部には同一構造の吊元側上戸車および可動側上戸車がそれぞれ取り付けられ、前記枠体の上枠には、上枠に沿って連続するレールが設けられ、かつ、上枠において前記吊元側縦框が設けられる端部側には取付孔が形成され、この取付孔には吊元側設定部材が挿入されて取り付けられ、前記吊元側上戸車は、前記吊元側設定部材によって、前記レールに対して移動不能に設定されていることを特徴とする。
このような構成によれば、吊元側設定部材を取付孔に挿入させるだけで、吊元側設定部材を上枠に容易に取り付けることができ、吊元側設定部材によって吊元側上戸車が移動不能に設定される。従って、従来のようにビス止めによる取付作業を行う場合に比べて、吊元側設定部材を容易に取り付けることができて、施工作業性が向上される。
また、同一構造の上戸車を吊元側上戸車および可動側上戸車として兼用することができ、部品点数を少なくしてコストを低減させることができる。
本発明の折戸では、前記各上戸車の上面には、両端が上戸車側面に開口されて前記レールに案内されるガイド溝が形成され、前記吊元側上戸車は、前記上枠の吊元側端部において縦枠内側面と前記吊元側設定部材との間に配置され、これらに当接されることで前記レールに対して移動不能に設定されていることが好ましい。
このような構成によれば、ガイド溝が形成された上戸車を吊元側上戸車および可動側上戸車として兼用できるので、部品点数を少なくできるとともに、ガイド溝を有する一般的な戸車を上戸車として採用でき、コストも低減できる。
また、吊元側設定部材を取付孔に挿入させるだけで、吊元側設定部材を上枠に容易に取り付けることができ、吊元側上戸車は、縦枠内側面と吊元側設定部材とに当接されることによって移動不能に設定される。従って、少ない部品点数で吊元側設定部材を構成することができるとともに、容易に吊元側設定部材を取り付けることができて、施工作業性が向上される。
本発明の折戸では、前記各上戸車の上面には、一端側のみが上戸車側面に開口され、他端は係止壁部で塞がれている吊元用ガイド溝と、両端が上戸車側面に開口された可動用ガイド溝とが形成され、前記各上戸車の前記吊元用ガイド溝に沿った方向の長さ寸法は、前記可動用ガイド溝に沿った方向の長さ寸法よりも小さく設定され、前記吊元側設定部材は、前記縦枠内側面から前記上戸車の吊元側ガイド溝に沿った方向の長さ寸法以上、かつ、前記可動用ガイド溝に沿った方向の長さ寸法未満離れた位置に配置されて、前記縦枠内側面と当該吊元側設定部材との間隔を前記吊元側上戸車のみが配置可能な寸法に設定し、前記吊元側上戸車は、前記吊元側縦框に対して前記吊元用ガイド溝が見付け方向となる向きに取り付けられ、前記係止壁部が前記レールに形成された切欠部に係止されることで前記レールに対して移動不能に設定され、前記可動側上戸車は、前記可動側縦框に対して前記可動用ガイド溝が見付け方向となる向きに取り付けられていることが好ましい。
このような構成によれば、上戸車は、吊元用ガイド溝をレールに対して配置可能な向きにすれば吊元用上戸車となり、可動用ガイド溝をレールに対して配置可能な向きにすれば移動用上戸車となる。つまり、前記上戸車を吊元側上戸車および可動側上戸車として兼用できるので、部品点数を少なくでき、コストも低減できる。
また、上枠において吊元側となる端部側に、縦枠内側面からの間隔寸法が、上戸車の吊元側ガイド溝に沿った方向の長さ寸法以上、かつ、前記可動用ガイド溝に沿った方向の長さ寸法未満となる位置に吊元側設定部材を配置したので、吊元側縦框上端に取り付けられる上戸車は、吊元側ガイド溝がレールに沿った方向つまり吊元側上戸車として利用される場合の向きに設定された状態でなければ縦枠内側面および吊元側設定部材間に配置することができない。
つまり、縦枠内側面と吊元側設定部材との間隔寸法が、可動側上戸車の見付け方向の長さ寸法未満に設定されているので、吊元側縦框における上戸車を誤って可動側上戸車の向きに設定した場合には、上戸車と吊元側設定部材とが互いに干渉して、戸本体を枠体内に取り付けることができない。
従って、吊元側設定部材を設けることによって、枠体内に戸本体を取り付ける際に、吊元側縦框における上戸車が、可動側上戸車となる向きではなく、吊元側上戸車となる向きに正しく設定されていなければ取り付けることができないため、その向きを確認する手間を省くことができる。従って、施工作業の効率化を図ることができる。
さらに、吊元側上戸車は、前記係止壁部が前記切欠部に当接することで前記レールに対して移動不能に設定されているため、吊元側設定部材は、吊元側上戸車の移動を規制する機能を有する必要はない。このため、吊元側上戸車から吊元側設定部材に作用する力は生じず、吊元側設定部材の剛性や耐荷重を小さくでき、その分、吊元側設定部材を薄くかつコンパクトな構造にすることができる。従って、吊元側設定部材の厚さ寸法をレールの高さ寸法より小さく、つまり、レールよりも戸本体側に突出しない寸法に設定することができ、有効開口寸法を確保することができて戸本体を枠体に対してスムーズに開閉させることができる。
本発明の折戸では、前記取付孔は、前記上枠の両端部に形成され、前記吊元側設定部材は、前記各取付孔のうち、前記上枠の吊元側端部の取付孔に着脱可能に取り付けられていることが好ましい。
このような構成によれば、上枠の両端部のどちらでも吊元側設定部材を取り付けることができるので、上枠の両端部を吊元側端部と可動側端部のどちらにも設定することができる。従って、折戸の開閉方向(右開き、左開き)に関わらず枠体を共通化させることができ、枠体の生産性を向上できる。
また、吊元側設定部材は、上枠に対して着脱可能に形成されているので、設置現場において、折戸の開閉方向の変更が生じた場合には、上枠の一方の端部に取り付けられている吊元側設定部材を上枠から取り外して、もう一方の端部に取り付けることだけで、容易に開閉方向の変更をすることができる。また、製造工場においていずれかの取付孔に吊元側設定部材を仮に取り付けておき、設置現場において吊元側設定部材を一旦取り外して、吊元側の取付孔に正式に取り付けるということも容易にできる。
本発明の折戸では、前記吊元側設定部材は、設定部本体と、係止部とを備え、前記設定部本体は、前記上枠にビス止め可能に形成され、前記係止部は、前記上枠の取付孔に係止可能かつ前記設定部本体から切除可能に形成されていることが好ましい。
このような構成によれば、係止部が取付孔に係止可能かつ設定部本体が上枠にビス止め可能に形成されるので、吊元側設定部材を取付孔に挿入させて上枠に取り付けて、さらにビス止めすることによって、より堅固に吊元側設定部材を上枠に固定することができる。
また、係止部が設定部本体から切除可能に形成されているので、係止部を設定部本体との連結部分で折って、設定部本体のみを上枠にビス止めで固定することができる。従って、取付孔が形成されていない上枠であっても、吊元側設定部材をビス止めで上枠に固定させることができる。
本発明の折戸では、前記吊元側縦框および前記可動側縦框には、前記戸本体を開状態にした際に互いに当接して、前記吊元側上戸車と可動側上戸車との間に所定寸法の間隔が保持されるように構成された当接部がそれぞれ設けられ、前記吊元側設定部材は、前記戸本体を開状態にした際に前記吊元側上戸車および可動側上戸車間に配置されていることが好ましい。
このような構成によれば、吊元側設定部材の見付け方向の幅寸法を、前記戸本体を開状態にした際の各上戸車間寸法以下に設定し、かつ、吊元側設定部材の取付位置を、前記戸本体を開状態にした際の各上戸車間に納まるように設けることで、折戸を開いた際に、吊元側上戸車に近づく方向に移動される可動側上戸車が吊元側設定部材に当接することを防止できる。このため、吊元側設定部材に戸本体を開いた際の衝撃力が加わることがないため、吊元側設定部材の剛性や耐荷重はさらに小さくでき、その分、薄くかつコンパクトな構造にすることができる。従って、有効開口寸法をより大きく確保することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
本実施形態は、浴室出入口に設けられる折戸1であり、図1は折戸1を浴室側から見た正面図、図2および3は折戸1の縦断面図および横断面図である。
折戸1は、浴室出入口に固定される枠体10と、この枠体10内に配置される2枚の障子20A,20Bを備えた戸本体20とを備えて構成されている。
枠体10は、上枠11と、下枠12と、左右の縦枠13とを四周枠組みして構成されている。上枠11および下枠12には戸本体20を案内するレールとしてガイドレール14,15が設けられている。
ガイドレール14,15は、上枠11、下枠12の長手方向に連続して形成されているが、各縦枠13間の長さ寸法(見付け寸法)よりも短くされている。このため、ガイドレール14,15の両端と縦枠13との間には、隙間(図示略)が形成されている。本実施形態では、この隙間によってレールの両端部に形成される切欠部が構成されている。
戸本体20は、前記2枚の障子20A,20Bと、これらの各障子20A,20Bを二つ折り可能に連結する連結框20Cとを備えたものである。
各障子20A,20Bは、上框21と、下框22と、左右の縦框23,24とを四周枠組みした内部に面材25を配置して構成されている。
縦框23,24は、戸本体20の左右両端に設けられる縦框(戸先框)23と、戸本体20の見付け方向中央部に設けられて前記連結框20Cで回動自在に連結された縦框(召合せ框)24とされている。また、各障子20A,20Bの一方の障子の縦框23は、戸本体20の吊元側縦框23Aとされ、他方の障子の縦框23は、戸本体20の可動側縦框23Bとされている。
各縦框23の上端には、前記ガイドレール14に沿って移動する同一構造(形状および寸法が同一)の上戸車30がそれぞれ設けられている。
上戸車30は、ガイドレール14に沿って摺動される摺動戸車である。そして、吊元側縦框23Aに設けられる上戸車30は、吊元側上戸車30Aとしてガイドレール14に沿って移動できないように設けられている。また、可動側縦框23Bに設けられる上戸車30は、可動側上戸車30Bとしてガイドレール14に沿って摺動移動可能に設けられている。
次に、各上戸車30A,30Bの構成について詳細に説明する。
吊元側上戸車30Aは、図4,5に示すように、縦框23の上端内部に取り付けられたケース31と、ケース31内に挿入配置されたガイドホルダ32と、ケース31内に配置されて前記ガイドホルダ32を上方に付勢する付勢手段としてのコイルバネ33と、前記ガイドホルダ32をコイルバネ33の付勢力に抗して下方に移動可能な操作部材34と、ガイドホルダ32に対して着脱可能に取り付けられたガイド片35とを備えている。
一方、可動側上戸車30Bは、吊元側上戸車30Aと同様に、ケース31、ガイドホルダ32、コイルバネ33、操作部材34、ガイド片35を備えている。なお、可動側上戸車30Bにおけるガイドホルダ32とガイド片35の取り付け向きは、吊元側上戸車30Aにおけるガイドホルダ32とガイド片35の取り付け向きから90度回転された向きとなっている。
ケース31は、図5に示すように下面部311を備えた略中空筒状に形成され、縦框23の上端内部に挿入固定されている。
ガイドホルダ32は、図4に示すように、略円筒状に形成されて内部に前記各ガイド片35が着脱可能に取り付けられるホルダ本体321と、前記ホルダ本体321の下方に設けられた円板状のフランジ322と、フランジ322から下方に向かって延長された係止軸部323とを備えている。
そして、ガイドホルダ32は、前記ケース31内に上下方向に移動可能にかつ回動可能に挿入されている。
ホルダ本体321の内周面には、ガイド片35を上下方向に移動可能に案内する突条部321Aが形成されている。また、ホルダ本体321の下端部には、前記ガイド片35が係止される係止溝321Bが形成されている。
フランジ322は、円板状に形成され、ホルダ本体321の下面から所定寸法離れて配置されている。
係止軸部323は、コイルバネ33で付勢されたガイドホルダ32が、ケース31から外れないように係止するために設けられている。具体的には、図5にも示すように、係止軸部323は下方に向かって延長され、その先端(下端)は二股に分かれている。ケース31の下面に突出された係止軸部323の先端には、係止部324が左右方向に突設されており、この係止部324をケース31の下面部311に形成された係止穴に係合することで、ガイドホルダ32はケース31から抜け出ることがないように係止されている。
コイルバネ33は、ケース31内において、前記係止軸部323に挿通され、ケース31の下面部311および前記フランジ322間に介在されている。
操作部材34は、縦框23の側面に形成された開口231に対して上下方向に移動可能に取り付けられている。この操作部材34は、利用者が指を掛けて操作部材34を押し下げるための操作摘み341と、前記フランジ322の上面に係合する係合突起342とを備えている。
ガイド片35は、図4に示すように、ガイドホルダ32内に挿入、取り付けられる取付部351と、ガイドホルダ32の上面に配置される上面プレート部352とを備えている。
取付部351には、前記突条部321Aに案内される溝部351Aと、前記係止溝321Bに係合する係合部351Bとが設けられている。このため、ガイド片35は、ガイドホルダ32に対して回り止めされた状態で着脱可能に取り付けられている。
上面プレート部352には、吊元用ガイド溝353および可動用ガイド溝356が直交して形成されている。吊元用ガイド溝353および可動用ガイド溝356は、前記ガイドレール14に係合するように構成されている。
吊元用ガイド溝353は、その両端のうちの一端側は上面プレート部352の端縁まで形成されて上面プレート部352の端部に開口されている。一方、吊元用ガイド溝353の他端側は、上面プレート部352の端縁手前までしか形成されておらず、その端部は係止壁部354で塞がれている。
可動用ガイド溝356は、その両端は上面プレート部352の端縁まで形成されて上面プレート部352の端部に開口されている。
図4の左半分および図7に示すように、吊元用ガイド溝353を戸本体20の見付け方向(ガイドレール14に沿った方向)に向ければ、ガイドレール14と縦枠13間の隙間141部分にガイド片35の係止壁部354が配置される。このため、ガイド片35は係止壁部354がガイドレール14の端面に当接し、ガイドレール14に沿った方向に移動不可能となる。従って、このガイド片35は、吊元側ガイド片35Aとして利用されている。
一方、図4の右半分および図7に示すように、可動用ガイド溝356を戸本体20の見付け方向に向ければ、ガイド片35はガイドレール14に沿った方向に移動可能となる。このため、このガイド片35は、可動側ガイド片35Bとして利用されている。
また、図6に示すように、上戸車30のガイド片35において吊元用ガイド溝353に沿った方向の外形寸法L2は、可動用ガイド溝356に沿った方向の外形寸法L3よりも小さく設定されている。
図6,7に示すように、上枠11の吊元側となる一方の端部(図7中、左側)においては、吊元側設定部材40が、この吊元側設定部材40と、吊元側ガイド片35A側の縦枠13におけるこの縦枠内側面131との間隔が寸法L1となる位置に配置されている。
吊元側設定部材40と縦枠内側面131との間隔寸法L1は、吊元側ガイド片35Aの見付け方向の長さ寸法(上面プレート部352において吊元用ガイド溝353に沿った方向の外形寸法L2)以上、かつ、可動側ガイド片35Bの見付け方向の長さ寸法(上面プレート部352において可動用ガイド溝356に沿った方向の外形寸法L3)未満に設定されている。
また、戸本体20を開いた際に、両縦框23に取り付けられた当接部としての各操作部材34が互いに当接するように構成されている。可動側ガイド片35Bは、各操作部材34が互いに当接する位置まで、吊元側ガイド片35Aに向かって移動され、その位置まで戸本体20が開放可能に構成されている。各操作部材34が互いに当接することによって、吊元側上戸車30Aと可動側上戸車30Bとの間隔寸法W2が確保され、吊元側設定部材40は、吊元側上戸車30Aと可動側上戸車30Bとの間隔に配置されている。吊元側設定部材40の見込み方向の長さ寸法W1は、吊元側上戸車30Aと、戸本体20が開いた状態における可動側上戸車30Bとの間隔寸法W2よりも小さく設定され、吊元側設定部材40が吊元側ガイド片35Aと可動側ガイド片35Bのいずれにも当接しない位置に配置されるように構成されている。
次に、吊元側設定部材40の構成について詳細に説明する。
図8,9に示すように、吊元側設定部材40は、設定部本体41と係止部42とを有している。設定部本体41は、平面略正方形状に形成され、中央部にビス止め用のザグリ部411が設けられている。係止部42は、設定部本体41よりも厚さ寸法が小さく形成され、中央部にスナップ部421が設けられている。スナップ部421は、係止部42において先端部(図9中、右部分)から設定部本体41に向かう方向に傾斜して構成され、傾斜部分の先端部は、係止部42の厚さ方向に移動可能に設けられている。
図10,11に示すように、上枠11のガイドレール14には取付孔142が形成されている。取付孔142には、吊元側設定部材40の係止部42が脱衣室側から挿入され、スナップ部421によって吊元側設定部材40が着脱可能に係止されている。
取付孔142は、ガイドレール14の両端部において、それぞれ隣設する縦枠13の内側面131から等しい寸法の位置に形成されている。これによって、吊元側設定部材40を吊元側ガイド片35Aの設定される側に選択的に取り付けることができ、設置作業時に折戸1の開方向の向きが変更されても、すぐに対応できるように構成されている。
〔折戸の施工手順〕
次に、このように構成された本実施形態の折戸1の施工手順に関して説明する。
まず、工場等において、戸本体20を製造する際には、図4に示すように、上戸車30のケース31、ガイドホルダ32、コイルバネ33、操作部材34、ガイド片35は、予め縦框23に組み付けておく。同様に、下戸車のケース、ガイドホルダ、ガイド片も予め縦框23に組み付けておく。なお、吊元側上戸車30Aにおけるガイド片35は、吊元用ガイド溝353を戸本体20の見付け方向に向け、吊元側ガイド片35Aとしておく。また、可動側上戸車30Bにおけるガイド片35は、可動用ガイド溝356を戸本体20の見付け方向に向け、可動側ガイド片35Bとしておく。
また、図10に示すように、吊元側設定部材40は、上枠11の吊元側の端部に取り付けておく(図10中、実線で示す位置)。なお、折戸1の施工現場において、吊元側が上枠11の左右反対に変更された場合には、吊元側設定部材40を取り外して、反対側の取付孔142に取り付ければよい(図10中、2点鎖線で示す手順)。
そして、枠体10を浴室開口部に取り付けた後、戸本体20を枠体10に取り付ける。
すなわち、図5(B)に示すように、操作部材34で上戸車30をコイルバネ33に抗して下方に押し下げた状態で、戸本体20の下戸車をガイドレール15に係合する。次いで、戸本体20を垂直に配置した後、図5(A)に示すように、前記上戸車30を上方に戻して各吊元用ガイド溝353、可動用ガイド溝356をガイドレール14に係合する。
この際、吊元側ガイド片35Aは、前記吊元用ガイド溝353の係止壁部354が、ガイドレール14の端面に当接する位置に配置される。このため、吊元側ガイド片35Aはガイドレール14に対して移動不可能に取り付けられることになるので、吊元側ガイド片35Aが取り付けられた縦框23は吊元側の縦框23となる。
一方、可動側ガイド片35Bは、ガイドレール14に対して移動可能であるため、可動側ガイド片35Bが取り付けられた縦框23は可動側の縦框23となる。
なお、吊元側ガイド片35Aは、縦枠13と吊元側設定部材40との間に配置される。この際、万が一、ガイド片35が可動側ガイド片35Bとなる向きになっていた場合には、縦枠13と吊元側設定部材40との間隔寸法L1が可動側上戸車30Bの見込み方向の長さ寸法L3より小さく設定されているので、ガイド片35が間違った向きで取り付けられることはない。このため、吊元側ガイド片35Aは、吊元側設定部材40によって、ガイドレール14に対して移動不能となる向きに必ず設定されて取り付けられる。
〔折戸の開閉時の動作〕
折戸1の通常使用時には、可動側縦框23Bを吊元側に移動すれば、可動側ガイド片35Bはガイドレール14に沿って移動する。この際、各縦框23は上戸車30、下戸車に対して回動する。このため、各障子20A,20Bは、各縦框23を回動軸として回動し、連結框20C側の各縦框24は、ガイドレール14,15に対して浴室内に移動されるとともに、戸本体20は連結框20C部分で二つ折りにされ、折戸1は開かれる。折戸1を閉める場合には、上記と逆の操作を行えばよい。
〔折戸の取外作業〕
また、万一、浴室内で事故が発生したため等で、折戸1を取り外す必要がある場合には、作業者は操作摘み34を操作し、ガイドホルダ32および吊元側ガイド片35Aや可動側ガイド片35Bを押し下げる。これにより、ガイドレール14と各ガイド片35A,35Bとの係合状態が解除されるので、戸本体20を枠体10から取り外すことができる。
なお、浴室内の人を救出した後は、取外作業と逆の手順(ドア施工時と同様の手順)で戸本体20を取り付ければよい。
この際、吊元側ガイド片35Aは、縦枠13と吊元側設定部材40との間に配置されるので、間違ってガイド片35を可動側ガイド片35Bとなる向きに設定した場合には、縦枠13と吊元側設定部材40との間隔寸法L1が可動側上戸車30Bの見込み方向の長さ寸法L3より小さく設定されているので、ガイド片35が間違った向きのままで取り付けられることはない。
このような本実施形態によれば、以下のような効果がある。
(1) 吊元側設定部材40の係止部42をガイドレール14の取付孔142に挿入して係止させるだけで、吊元側設定部材40を上枠11に容易に取り付けることができ、ビス等の固定具を必要としないので、施工作業性を向上できる。
(2) 吊元用ガイド溝353および可動用ガイド溝356が形成された上戸車30を用いたので、縦框23に対してガイド片35を所定角度回転させて各ガイド溝353,356のいずれか一方をガイドレール14を配置可能な向きに設けることができ、上戸車30を吊元側上戸車30Aおよび可動側上戸車30Bとして兼用できるので、部品点数を少なくでき、コストも低減できる。
(3) 吊元側ガイド片35A側の縦枠13と吊元側設定部材40との間隔寸法L1が、吊元側ガイド片35Aの見付け方向の長さ寸法L2以上、かつ、可動側ガイド片の見付け方向の長さ寸法L3未満に設定されているので、吊元側のガイド片35を誤って可動側ガイド片35Bの向きに設定した場合には、ガイド片35と吊元側設定部材40とが互いに干渉して、戸本体20を枠体10内に取り付けることができない。従って、枠体10内に戸本体20を取り付ける際に、吊元側のガイド片35が、正しい向きに設定されていることを確認する手間を省くことができ、施工作業の効率化を図ることができる。
(4) 浴室内で事故が発生した場合のような緊急時に、操作部材34を操作してガイドホルダ32を下方に移動させれば、各ガイド片35をガイドレール14から外すことで、簡単な作業で戸本体20を枠体10から取り外すことができる。
また、戸本体20を枠体10内に再度取り付ける際に、吊元側設定部材40が設けられているので、吊元側のガイド片35が正しい向きに設定されていることを確認する手間を省くことができ、緊急時に利用者が戸本体20を確実に取り付けることができ、かつ、取付作業の効率化を図ることができる。
(5) 吊元側設定部材40は、ガイドレール14に対して着脱可能に形成されているので、吊元側設定部材40を容易に交換することができる。
(6) ガイドレール14の取付孔142は、ガイドレール14の両端部に形成されているので、上枠11の両端部のどちらでも吊元側設定部材40を取り付けることができ、上枠11の両端部を吊元側端部と可動側端部のどちらにも設定することができる。従って、折戸1の開閉方向(右開き、左開き)に関わらず枠体10を共通化させることができ、枠体10の生産性を向上できる。
(7) 設置現場において、折戸1の開閉方向の変更が生じた場合には、上枠11の一方の端部に取り付けられている吊元側設定部材40を上枠11から取り外して、もう一方の端部に取り付けることだけで、容易に開閉方向の変更をすることができる。
(8) 吊元側上戸車30Aは、ガイド片35の係止壁部354がガイドレール14の隙間(切欠部)141に当接することでガイドレール14に対して移動不能に設定されているため、吊元側設定部材40は、吊元側上戸車30Aの移動を規制する機能を有する必要はない。このため、吊元側上戸車30Aから吊元側設定部材40に作用する力は生じず、吊元側設定部材40の剛性や耐荷重を小さくでき、その分、吊元側設定部材40を薄くかつコンパクトな構造にすることができる。従って、吊元側設定部材40の厚さ寸法をガイドレール14の高さ寸法より小さく設定する、つまり、ガイドレール14よりも戸本体20側に突出しない寸法に設定することができ、有効開口寸法を確保することができて戸本体20を枠体10に対してスムーズに開閉させることができる。
(9) 折戸1を開いた際に、吊元側ガイド片35Aに近づく方向に移動される可動側ガイド片35Bが吊元側設定部材40と当接しないので、吊元側設定部材40に戸本体20を開いた際の衝撃力が加わることがないため、吊元側設定部材40の剛性や耐荷重はさらに小さくでき、その分、吊元側設定部材40を薄くかつコンパクトな構造にすることができる。
なお、本発明は、前記実施形態に限定されるものではない。
例えば、前記実施形態では、戸本体20を開状態にした際に、吊元側設定部材40が可動側上戸車30Bと当接しないように、各上戸車30A,30B間の間隔を保持する当接部として操作部材34を兼用していたが、各縦框23,24に専用の当接部を設けてもよい。
さらに、このような当接部を設けず、可動側上戸車30Bが吊元側設定部材40に当接するように構成されていてもよい。このような構成では、折戸1を開いた際に、吊元側上戸車30Aに近づく方向に移動される可動側上戸車30Bが吊元側設定部材40と当接するので、操作部材34等の当接部を設ける必要が無いという効果がある一方、吊元側設定部材40の剛性を高めたり、上枠11にビス止め等で取付強度を向上させる必要がある。
また、前記実施形態では、ガイドレール14に形成された取付孔142に吊元側設定部材40を挿入して固定させていたが、図12に示すように、吊元側設定部材40における係止部42を設定部本体41との連結部分で折って、設定部本体41のみを上枠11にビス止めで固定させてもよい。このような構成によれば、取付孔が形成されていないガイドレール14であっても、吊元側設定部材40をビス止めで上枠11に固定させることができる。なお、吊元側設定部材40にザグリ部411を形成して、タッピンねじ50等でザグリ部411をねじ切りさせながら、容易にビス止めできるように構成してもよい。
また、吊元側設定部材40において、係止部42を取付孔142に挿入するとともに、ザグリ部411を介して上枠11にビス止めすることで、吊元側設定部材40をより強固に上枠11に取り付けてもよい。この際、図8,9に示すようにザグリ部411の中央部に凹部を設けて、タッピンねじ50の先端の位置決めを確実に行えるようにしてもよい。
このような吊元側設定部材40を用いれば、係止部42を取付孔142に挿入することで取り付ける場合と、係止部42を切除してビス止めのみで取り付ける場合と、係止部42の挿入およびビス止めで取り付ける場合との3パターンの取付に対応可能な吊元側設定部材にでき、吊元側設定部材の種類を軽減できる利点がある。
なお、吊元側設定部材は、ビス止め可能に形成されていなくてもよく、係止部42が設定部本体41から切除可能に形成されていなくてもよく、少なくとも取付孔142に挿入されることで上枠11に取り付けられるように形成されていればよい。
また、吊元側設定部材40は、製造工場において、上枠11の一方の端部、例えば、戸本体20を浴室側から見た場合の左側端部に標準的に取り付けられるようにしてもよい。この場合、施工現場において、吊元側が上枠11の他方の端部に設定されている場合には、吊元側設定部材40を一方の端部から取り外し、他方の端部に差し替えればよい。このような構成によれば、製造工場では、常に一方の側に吊元側設定部材40を取り付ければよいため、枠体10の製造効率を向上できる。
また、前記実施形態では、ガイドレール14の両端部に取付孔142が形成されていたが、取付孔は、吊元側となる端部のみに形成されていてもよい。
また、前記実施形態では、吊元側設定部材40は上枠11に着脱自在に構成されていたが、吊元側設定部材40は、一旦、上枠11に固定すれば、その後は外すことができないように構成されていてもよい。
さらに、ガイドホルダ32、コイルバネ33、操作部材34の具体的な構成、形状等は前記実施形態のものに限らない。例えば、付勢手段としてはコイルバネに限定されず、他のバネ材を用いてもよい。
また、前記実施形態では、ガイドホルダ32とガイド片35とは互いに別体で構成されていたが、上戸車30としてはガイドホルダ32とガイド片35とが一体的に構成されていてもよい。
また、前記実施形態では、上戸車30は、ケース31、ガイドホルダ32、コイルバネ33、操作部材34を備え、緊急時に戸本体20を枠体10から容易に取り外すことができるように構成されていたが、本発明はこのような機能を備える折戸に限らない。
また、前記実施形態では、吊元側上戸車30Aは、ガイド片35の係止壁部354がガイドレール14の隙間(切欠部)141に当接することによって、ガイドレール14に対して移動不能に設定されていたが、本発明では、吊元側上戸車は、上枠の吊元側端部において吊元側設定部材に当接されることによって、ガイドレールに対して移動不能に設定されていてもよい。
具体的には、上戸車の上面に両端が上戸車側面に開口されてガイドレールに案内されるガイド溝を形成し、吊元側上戸車が上枠の吊元側端部において縦枠内側面と前記吊元側設定部材との間に配置され、これらに当接されるように構成してもよい。
このような構成によれば、ガイド溝が形成された上戸車を吊元側上戸車および可動側上戸車として兼用できるので、ガイド溝を有する一般的な戸車を上戸車として採用できる。
本発明の折戸は、吊元側上戸車および可動側上戸車に兼用できる上戸車が各縦枠に取り付けられた折戸に広く適用できる。また、浴室ドア用に限らず、例えば、居室の出入口に設けられるドア等に用いられる折戸にも適用できる。すなわち、本発明は、浴室ドアに限らず、各居室のドア等の折戸に適用することもできる。
本発明の実施形態にかかる折戸の浴室側を示す正面図。 前記折戸の概略縦断面図。 前記折戸の概略横断面図。 前記折戸の上戸車の構成を示す分解斜視図。 前記上戸車の縦断面図であり、(A)はガイドホルダが付勢手段で付勢された状態の断面図、(B)はガイドホルダを下方に移動した状態の断面図。 前記折戸の開状態において、前記折戸の吊元側設定部材とガイド片との位置関係を示す平面図。 前記折戸の開状態において、前記折戸の吊元側設定部材とガイド片との位置関係を示す正面図。 前記吊元側設定部材の縦断面図。 前記吊元側設定部材の平面図。 前記折戸の上枠を浴室側から見た斜視図であって、前記吊元側設定部材の配置される位置を示す斜視図。 前記吊元側設定部材の固定状態を示す縦断面図。 本発明の変形例に係る吊元側設定部材の固定状況を示す縦断面図。
符号の説明
1…折戸、10…枠体、11…上枠、12…下枠、13…縦枠、14…ガイドレール(レール)、20…戸本体、23A…吊元側縦框、23B…可動側縦框、30…上戸車、30A…吊元側上戸車、30B…可動側上戸車、34…操作部材(当接部)、40…吊元側設定部材、41…設定部本体、42…係止部、131…縦枠内側面、141…隙間(切欠部)、142…取付孔、353…吊元用ガイド溝、354…係止壁部、356…可動用ガイド溝。

Claims (6)

  1. 上枠、下枠および縦枠を枠組みして構成された枠体と、二つ折り可能に構成されて前記枠体内に開閉可能に取り付けられた戸本体とを備えた折戸であって、
    前記戸本体は、吊元側縦框と可動側縦框とを有し、これら各縦框の上端部には同一構造の吊元側上戸車および可動側上戸車がそれぞれ取り付けられ、
    前記枠体の上枠には、上枠に沿って連続するレールが設けられ、かつ、上枠において前記吊元側縦框が設けられる端部側には取付孔が形成され、この取付孔には吊元側設定部材が挿入されて取り付けられ、
    前記吊元側上戸車は、前記吊元側設定部材によって、前記レールに対して移動不能に設定されている折戸。
  2. 前記各上戸車の上面には、両端が上戸車側面に開口されて前記レールに案内されるガイド溝が形成され、
    前記吊元側上戸車は、前記上枠の吊元側端部において縦枠内側面と前記吊元側設定部材との間に配置され、これらに当接されることで前記レールに対して移動不能に設定されている請求項1に記載の折戸。
  3. 前記各上戸車の上面には、一端側のみが上戸車側面に開口され、他端は係止壁部で塞がれている吊元用ガイド溝と、両端が上戸車側面に開口された可動用ガイド溝とが形成され、
    前記各上戸車の前記吊元用ガイド溝に沿った方向の長さ寸法は、前記可動用ガイド溝に沿った方向の長さ寸法よりも小さく設定され、
    前記吊元側設定部材は、前記縦枠内側面から前記上戸車の吊元側ガイド溝に沿った方向の長さ寸法以上、かつ、前記可動用ガイド溝に沿った方向の長さ寸法未満離れた位置に配置されて、前記縦枠内側面と当該吊元側設定部材との間隔を前記吊元側上戸車のみが配置可能な寸法に設定し、
    前記吊元側上戸車は、前記吊元側縦框に対して前記吊元用ガイド溝が見付け方向となる向きに取り付けられ、前記係止壁部が前記レールに形成された切欠部に係止されることで前記レールに対して移動不能に設定され、
    前記可動側上戸車は、前記可動側縦框に対して前記可動用ガイド溝が見付け方向となる向きに取り付けられている請求項1に記載の折戸。
  4. 前記取付孔は、前記上枠の両端部に形成され、
    前記吊元側設定部材は、前記各取付孔のうち、前記上枠の吊元側端部の取付孔に着脱可能に取り付けられている請求項1から請求項3のいずれかに記載の折戸。
  5. 前記吊元側設定部材は、設定部本体と、係止部とを備え、
    前記設定部本体は、前記上枠にビス止め可能に形成され、
    前記係止部は、前記上枠の取付孔に係止可能かつ前記設定部本体から切除可能に形成されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の折戸。
  6. 前記吊元側縦框および前記可動側縦框には、前記戸本体を開状態にした際に互いに当接して、前記吊元側上戸車と可動側上戸車との間に所定寸法の間隔が保持されるように構成された当接部がそれぞれ設けられ、
    前記吊元側設定部材は、前記戸本体を開状態にした際に前記吊元側上戸車および可動側上戸車間に配置されている請求項1から請求項5のいずれかに記載の折戸。
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