JP2007254449A - 脂質改善剤 - Google Patents

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Abstract

【課題】血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤、あるいは血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品の提供。
【解決手段】チーズに含まれる成分を有効成分とする血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤、あるいはチーズに含まれる有効成分を配合した血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品。チーズに含まれる有効成分によって血中アディポネクチン濃度の増加を促進、あるいは血中アディポネクチン濃度の減少を抑制する。また、有効成分の一つとしてチーズ由来のペプチド(His-Pro-Ile-Lys-His-Gln-Gly-Leu-Pro-Gln)を見出すに至った。
【選択図】なし

Description

本発明は、チーズに含まれる成分を有効成分とする血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤、あるいはチーズに含まれる成分を配合した血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品に関する。本発明の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤や血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品は、これを摂取することにより血中のアディポネクチン濃度の増加を促進し、あるいは減少を抑制することができるので、内臓脂肪の過剰な蓄積を抑制し、血栓症、インスリン抵抗性、糖代謝異常、高血圧などのメタボリックシンドロームの治療及び予防に有用である。
近年、生活習慣の欧米化に伴い、生活習慣病である糖尿病、高血圧、高脂血症、動脈硬化症といった病態を呈する人口が増加し、特に、心血管疾患と脳血管疾患による死亡が死因の約3分の1を占めており、その数は年々増加していて、この対策が国民的な課題となっている。これら動脈硬化性疾患においては、高血圧、高脂血症、耐糖能障害などのリスクファクターが一個人に集積することで発症の危険度が著しく上昇することが知られており、このリスクファクターの集積した状態はメタボリックシンドロームと呼ばれ、広く認識されるようになってきた。
メタボリックシンドロームの概念の中で、最重要視されているのが内臓脂肪の過剰な蓄積である。生体最大の分泌組織である脂肪組織は、種々の内分泌因子を産生し、生体における恒常性の維持に関わっている。しかしながら内臓脂肪の過剰な蓄積に伴い、内分泌因子の分泌バランスが崩れ、種々の病態につながっていくことが分ってきた。特に、プラスミノーゲンアクチベーターインヒビター(PAI-1)、腫瘍壊死因子(TNF-α)、レプチンなどの内分泌因子は、内臓脂肪の蓄積に伴って分泌量が増加し、血栓症、インスリン抵抗性、糖代謝異常、高血圧などを引き起こす。
ところで、脂肪組織が特異的に分泌するアディポネクチンは通常血中に高濃度で存在するが、内臓脂肪が蓄積するにつれて分泌が減少していくことが知られている。アディポネクチンは、抗糖尿病、抗動脈硬化、抗炎症作用、抗高血圧など様々な生理機能を持つことが知られており、血中において、アディポネクチン濃度の増加を促進すること、もしくはアディポネクチン濃度の減少を抑制することは、メタボリックシンドロームを治療する上で非常に重要になってくる。
従来、メタボリックシンドロームの個々の病態への対策として薬物療法も行われているが、処方が必要なことや副作用を伴うことなどが問題となっている。さらに、一つの病態に対する治療を行っても、その他の病態がきっかけとなって重篤な病態へと発展することが分っており、これらの状態の上流に存在する脂肪細胞由来の内分泌因子の分泌バランスを整えることが必要となってくる。また、内臓脂肪の蓄積に起因するメタボリックシンドロームの治療には、薬物療法よりも運動療法や食事療法など日々の生活を見直すことが重要とされている。そこで、日常的に摂取でき、長期にわたって摂取しても安全性の高い、内臓脂肪の蓄積に起因するメタボリックシンドロームの治療に有効な飲食品が望まれている。
一方、チーズは高脂肪含有食品であるのにも関わらず、血中トリグリセリド濃度の低下促進作用やコレステロール代謝の改善作用を有することが報告されている(特許文献1、特許文献2)。しかしながら、チーズの機能として、血中アディポネクチン濃度の増加を促進する作用、あるいは血中アディポネクチン濃度の減少を抑制する作用については、何等知られていない。
特開2003−300890号公報 特開2003−144090号公報
本発明は、これを摂取することで血中アディポネクチン濃度の増加促進、あるいは減少抑制に有用であり、しかも、日常的な摂取が可能であるチーズに含まれる成分を有効成分とする血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤、あるいは血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品を提供することを課題とする。
本発明者らは、日常的に摂取が可能である食品素材によって生体の種々の機能異常を予防や改善できないかという観点で、チーズに含まれる成分に着目し、その生理機能を確認してきたところ、血中アディポネクチン濃度の増加を促進する作用、あるいは血中アディポネクチン濃度の減少を抑制する作用を見出した。そして、これらの生理機能を利用した血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤、あるいは血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品を供することにより、血中アディポネクチン濃度の増加を促進すること、あるいは血中アディポネクチン濃度の減少を抑制することができることを見出し、本発明を完成するに至った。つまり、チーズに含まれる成分の血中アディポネクチン濃度の増加を促進する作用、あるいは血中アディポネクチン濃度の減少を抑制する作用を利用し、チーズに含まれる成分を有効成分とする血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤、あるいはチーズに含まれる成分を配合した血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品を提供することにより課題を解決することができた。また、チーズに含まれる血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制の有効成分について鋭意研究を重ねた結果、有効成分の一つとして、チーズに含まれるペプチドを見出すに至った。
なお、チーズは古来より食されてきた食品であり、日常的に摂取しても安全性に問題は全く無いといえるものであるが、日本におけるチーズの消費量は1日当たり5〜6g程度と少ない。
本発明で使用することのできる成分は、通常食されているチーズ、例えば、ゴーダチーズ、チェダーチーズ、エメンタールチーズ、エダムチーズ、カマンベール、スチルトンチーズ、ブルーチーズなどのナチュラルチーズ、あるいはこれらのナチュラルチーズを原料として加工されたプロセスチーズなどに含まれるもので、これらのチーズ自体を使用することもできるし、チーズを溶媒に懸濁した後、脱脂、不溶性物質除去、タンパク質除去等を行った画分を使用することもできる。また、これらの画分を透析膜やゲル濾過、イオン交換等の各種クロマトグラフィーにより精製した画分を使用することもできる。なお、これらの画分については、濃縮や乾燥を行って使用することもできる。
本発明の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤の剤形としては、チーズに安定剤、賦型剤、結合剤、崩壊剤、滑沢剤、矯味矯臭剤、懸濁剤、コーティング剤、その他の任意の薬剤を混合した錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、粉剤、シロップ剤等の製剤を例示することができる。また、血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品としては、チーズ自体や他の食品素材との混合物として、あるいはパン、スナック菓子、ケーキ、プリン、飲料、発酵乳、麺類、ソーセージ、各種粉乳や離乳食等にチーズを配合して調製することができる。
なお、本発明の血中アディポネクチン増加促進及び/又は減少抑制剤の投与量は、治療や予防の目的、症状、体重、年齢や性別等を考慮して適宜決定すればよいが、通常、チーズ自体では20〜200g程度を摂取できるようにすることが望ましい。
本発明の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤や血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品は、これらを摂取することにより血中アディポネクチン濃度の増加を促進及び/又は減少を抑制するため、内臓脂肪の過剰な蓄積を抑制し、血栓症、インスリン抵抗性、糖代謝異常、高血圧などのメタボリックシンドロームの治療及び予防に有効である。
本発明の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤や血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品は、チーズに含まれる成分を有効成分とする。また、本発明の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤や血中アディポネクチン増加濃度促進及び/又は減少抑制用飲食品は、チーズに含まれる血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制作用を有する成分を配合する。そして、本発明の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤は、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、粉剤、シロップ剤等とし、また、血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品は、パン、スナック菓子、ケーキ、プリン、飲料、発酵乳、麺類、ソーセージ、各種粉乳や離乳食等とする。
なお、血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制作用を発揮させるためには、成人の場合、1食当たり20〜200g程度のチーズに相当する有効成分を摂取するようにする。
以下に、実施例及び試験例を示し、本発明についてより詳細に説明するが、これらは単に例示するのみであり、本発明はこれらによって何ら限定されるものではない。
(細菌熟成タイプのチーズの調製)
原料乳を加熱殺菌(75℃、15秒間)した後、30℃まで冷却し、0.01%塩化カルシウムを添加した。さらに、市販のチーズ製造用乳酸菌スターター(クリスチャン・ハンセン社)1.5%及び多糖産生乳酸菌のラクトバチルス・ヘルベチカス(L. helveticus)SBT2171(FERMP-14381)3%を添加し、さらにレンネット0.003%を添加して、乳を凝固させた。このようにして得られた凝乳をカッティングし、pHが6.2〜6.1となるまで撹拌してホエーを排出して、カード粒を得た。そして、このカード粒を型詰めして圧搾し、さらに加塩して、10℃で熟成させ、ゴーダチーズタイプの硬質ナチュラルチーズを調製した。この硬質ナチュラルチーズ(12ヶ月熟成)をミンチ器(GM‐DX、日本キャリア社製)を用いてミンチし、凍結乾燥を行った。その後、コーヒーミルにより微細化し、チーズ粉を得た。
[試験例1]
(血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制作用の確認)
実施例1で得たチーズ粉を使用して、血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制作用を確認した。動物実験は1群8匹とし、チーズ粉を配合した高脂肪飼料を投与した群(チーズ食群)、チーズ粉を配合した高脂肪飼料を投与せずコントロール飼料を投与した群(コントロール食群)として行った。コントロール飼料はチーズの成分分析の結果(表1参照)を元に、一般成分、主要ミネラル、ビタミンE(α−トコフェロール)の含有量をチーズ粉を配合した高脂肪飼料にそろえ、タンパク質源としてミルクカゼイン、脂質源としてバターオイルを用いた。チーズ粉を配合した高脂肪飼料では、タンパク質、脂質とも、チーズ成分のみでまかなった。
Figure 2007254449
動物実験は、飼育後4週目まではコントロール飼料を与え、その後2群に分けて8週目までコントロール飼料、チーズ粉を配合した高脂肪飼料を与えた。4週目、8週目に採血を行い、マウス/ラットアディポネクチンELISAキット(大塚製薬社製)を用いて血中アディポネクチン濃度を測定した。また、8週目における血中トリグリセリド濃度及び血中総コレステロール濃度を測定した。
結果を表2及び表3に示す。これによるとコントロール食群の血中アディポネクチン濃度は時間の経過によって減少しているのに対し、チーズ食群ではむしろ増加することが明らかとなった。つまり、チーズを摂取することにより、血中アディポネクチン濃度が増加若しくは低下抑制されることが分った。また、血中トリグリセリド濃度はコントロール食郡に比べ、チーズ食群では有意に低下していた。一方、血中総コレステロール濃度においても有意差こそ見られなかったが、チーズ食群で低下する傾向があることが分った。
Figure 2007254449
Figure 2007254449
(ゴーダチーズのペプチドの調製)
ゴーダチーズ40gに蒸留水160mlを加え、ワーリングブレンダー(日本精機製作所)で15分間摩砕した後、ポリトロンホモジナイザー(キネマチカ社)で30秒間さらに破砕した。破砕時に生じた乳脂肪を取り除き、得られたチーズスラリーから遠心分離(6,000×g、20min、4℃)で不溶物を除き、上清をろ紙(No.113;ワットマン社)によりろ過した。得られたろ過液にエタノールを70%濃度になるように加え、4℃で一晩静置した後、遠心分離(9,000g×g、20min、4℃)により不溶物を除去し、エバポレーターでエタノールを除いた後、凍結乾燥してゴーダチーズの水溶性ペプチド画分を得た。この水溶性ペプチド画分を蒸留水で溶解した後、YMC-Pack ODS-Aカラム(YMC社;4.6mm×150mm)を用いて逆相HPLCに供し、水溶性ペプチド精製画分に分画した。クロマトグラフィーは、溶媒(A液:50mM酢酸アンモニウム水溶液;B液:80%アセトニトリル)、濃度勾配(12%B→60%B、60min)、流速0.8ml/min、検出波長215nmの条件で行った。得られたゴーダチーズのペプチドについて、液体クロマトグラフ質量分析計(サーモエレクトロン社)を用いて分子量を推定し、ペプチドシークエンサー(アプライド・バイオシステムズ社)でアミノ酸配列を解析した。
[試験例2]
チーズに含まれる血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤の有効成分を検証するため、実施例2で得られたペプチドについて、アディポネクチン増加促進作用の検証実験を行った。実験は、ラットの内臓脂肪前駆細胞(VAC01、セルガレージ社)及び内蔵脂肪細胞分化メディウム(セルガレージ社)を用いて行った。プロトコルに従い、凍結保存した細胞を融解・24穴プレートに播種した日を0日目とし、2日目、5日目、7日目にペプチドを溶解した培地(ペプチド濃度:100μM、50μM、10μM、0μM)を与え、7日間培養した。その後、培養上清を回収し、アディポネクチンELISAキット(大塚製薬)を用いて、培養上清中のアディポネクチン濃度を測定した。
得られた結果のうち、アディポネクチン産生量増加促進効果が認められたペプチド(His-Pro-Ile-Lys-His-Gln-Gly-Leu-Pro-Gln)についての結果を図1に示す。これによるとペプチド無添加で培養した細胞よりもペプチドを添加した細胞のほうが、アディポネクチンを有意に多く産生していることが明らかとなった。この傾向は、特にペプチド濃度10μMもしくは50μMで添加したものにおいて顕著に見られた。この結果は、このチーズ由来のペプチドがアディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制作用をもたらす成分の一つであることを示す。
なお、このペプチドのトリプシン消化物である2つのペプチド(His-Pro-Ile-Lys及びHis-Gln-Gly-Leu-Pro-Gln)においても同様のアディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制作用を有することが確認されている。
しかし、本発明におけるアディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制作用の有効成分はこれらのペプチドに限定されるものではなく、この他にもさまざまな有効成分が含まれていると考えられる。
チーズに含まれる有効成分を配合する目的でゴーダチーズ0.5kg及びチェダーチーズ0.5kgを混合し、溶融塩のポリリン酸ナトリウム20g及び水110mlを加えてケトル乳化機(回転数120rpm)で回転させながら蒸気を吹き込み、85℃まで昇温して乳化した。そして、この乳化したチーズをカルトンに充填し、5℃で冷蔵保存して血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用プロセスチーズを得た。
牛乳200mlと粉寒天2.5gをよく混ぜ加熱し、寒天が溶けたら砂糖50gを加えて煮溶かし、軽く沸騰させた。さらに、チーズに含まれる有効成分を配合する目的でゴーダチーズ150gを1口大にちぎって加え、粗熱を取り、型に流し冷蔵庫で固め、血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用チーズ羊羹を得た。
チーズに含まれる有効成分を配合する目的でゴーダチーズ10kgをミートチョッパーで細断し、溶融塩(リン酸Naを1.2%、ポリリン酸Naを1%)、乳化剤(シュガーエステルを0.6%)と共に90℃の熱水5kgが入っている溶解タンク中に投入してpH6.2に調整した後、撹拌、蒸気吹き込みにより乳化液を調製した。この乳化液を均質してフイルターでろ過し、噴霧乾燥を行い、血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用粉末チーズを得た。
実施例5で得られた血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用粉末チーズ100gと、ビタミンC40g、グラニュー糖100g、コーンスターチと乳糖の等量混合物60gを混合し袋に詰め、血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用のスティック状栄養健康食品を100袋製造した。
アディポネクチンの産生量を増加促進する作用が確認されたペプチド(His-Pro-Ile-Lys-His-Gln-Gly-Leu-Pro-Gln)20重量%、乳糖(DMV社)46重量%、結晶セルロース(和光純薬工業社)31重量%、水3重量部を十分混合した後、打錠機(富士薬品機械社)により打錠し、本発明の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤を製造した。
ペプチドの添加とアディポネクチン量の関係について示す。

Claims (6)

  1. チーズに含まれる成分を有効成分とする血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤。
  2. チーズ自体を使用した請求項1記載の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤。
  3. チーズに含まれる成分が次の式(1)で表されるアミノ酸配列からなるチーズ由来のペプチドである請求項1記載の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制剤。
    His-Pro-Ile-Lys-His-Gln-Gly-Leu-Pro-Gln 式(1)
  4. チーズに含まれる成分を配合した血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品。
  5. チーズ自体を配合した請求項4記載の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品。
  6. チーズに含まれる成分が次の式(1)で表されるアミノ酸配列からなるチーズ由来のペプチドである請求項4記載の血中アディポネクチン濃度増加促進及び/又は減少抑制用飲食品。
    His-Pro-Ile-Lys-His-Gln-Gly-Leu-Pro-Gln 式(1)

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