JP2007252294A - 酵素水生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】酵素水生成処理の途中で処理の異常停止が発生しても、適正な復帰処理が可能な酵素水生成装置を提供する。
【解決手段】酵素水の必要生成量に基づいて決定される必要回数の酵素水生成処理を行うための各種機器の動作を制御する機器制御モジュール65と、各回の酵素水生成処理を構成する各工程に含まれる各種機器の各動作を確認して記録する動作履歴記録部67cと、酵素水生成処理の異常停止を検知するとともにこの異常停止からの復帰処理を行うエラー処理部67bとが備えられる。エラー処理部67bは、復帰処理において動作履歴記録部67cに記録された動作履歴から特定動作を選択し、この特定動作から酵素水生成処理を再開させるように機器制御モジュール65に再開コマンドを与える。
【選択図】図4
【解決手段】酵素水の必要生成量に基づいて決定される必要回数の酵素水生成処理を行うための各種機器の動作を制御する機器制御モジュール65と、各回の酵素水生成処理を構成する各工程に含まれる各種機器の各動作を確認して記録する動作履歴記録部67cと、酵素水生成処理の異常停止を検知するとともにこの異常停止からの復帰処理を行うエラー処理部67bとが備えられる。エラー処理部67bは、復帰処理において動作履歴記録部67cに記録された動作履歴から特定動作を選択し、この特定動作から酵素水生成処理を再開させるように機器制御モジュール65に再開コマンドを与える。
【選択図】図4
Description
本発明は、生成タンクに一定量給水する給水工程と前記生成タンクに酵素製剤を適量供給する混合工程と前記生成タンクを所定温度下で所定時間保温する保温工程と前記生成タンクで生成された酵素水を排出する排出工程とを有する酵素水生成処理を少なくとも1回行うことで所定量の酵素水を生成する酵素水生成装置に関する。
上述した酵素水生成装置として、生成タンク(活性化タンク)にバルブを介して水を供給する給水系と、この生成タンクに製剤貯留タンクからポンプを介して酵素製剤を供給する供給系と、生成タンクからポンプを介して酵素水を送り出す排出系を備え、生成タンクには所定量の酵素水を生成するため液面レベルセンサとヒータと温度センサとを設けたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、生成タンクに所定量の水を貯留し、この生成タンクに酵素製剤を供給した後に、ヒータを駆動して生成タンク内の液体(水と酵素製剤の混合液)を加熱して、この液体の温度を微生物酵素を活性化させるのに適した温度に維持し、次に、排出系のポンプを駆動してストックタンクとしての外部タンクに生成タンクの液体を排出する処理を行う。この装置は、随時生成タンクで酵素水を生成してストックタンクに貯留したり、その都度生成タンクの下方に排出したりする。
また、生成タンク(産出槽)に給水管から水を供給し、この水に酵素製剤(微生物製剤)を加え、ヒータでの加熱によって温度管理することにより、生成タンク内にリパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ等の酵素を含む酵素水を生成し、生成された酵素水を貯留槽に貯留するとともに、自動食器洗浄機からの廃水が流れる配管やこの廃水を一時的に溜めるグリストラップに対して貯留槽に貯留した酵素水を送るポンプ配管を形成した浄化システムも知られている(例えば、特許文献2参照)。このシステムは、予め貯留槽に酵素水を貯留しておき、自動食器洗浄機の運転終了から所定時間経過した後に、ポンプを駆動することにより貯留槽に貯留した酵素水を、配管とグリストラップとに供給する。
さらに、厨房廃水を一時滞留させるグリストラップなどの厨房現場に酵素水を供給して分解処理するために、酵素製剤保管容器としての液体微生物製剤槽から点滴弁を介して酵素製剤としての微生物酵素が供給される生成タンクとしての増殖タンクと、増殖タンクへの供給水量を調節する水量調節弁と、増殖タンクとグリストラップをつなぐ開閉弁付き送出管と、増殖タンク内の底部に配置した加温器と、増殖タンク内の液面、温度等を検出するセンサ群とを有し、更に点滴弁、水量調節弁、開閉弁及びグリストラップに付設したバッキングポンプのサーボ系を駆動制御する制御部と、増殖タンクの攪拌時間、温度を設定すると共に前記サーボ系のそれぞれに駆動・停止を指示するタイマーとを含む制御装置とから構成される分解処理装置も知られている(例えば、特許文献3参照)。この装置では、タイマーにて設定された開始時間になれば、水量調整弁と点滴弁が制御され増殖タンクに対して給水と酵素注入を行うとともに、タンク内部のヒータに通電し、使用する微生物の培養を行う。
上述した従来の酵素水生成装置では、給水工程と混合工程と保温工程と排出工程とを有する酵素水生成処理を自動的に行うことが可能であるが、この酵素水生成処理中に不測のエラー(操作ミスによる断水や停電など)が生じ、酵素水生成処理が異常停止した場合、エラーの回復後は、処理の最初に戻って、つまり再度給水工程から開始しなければならない。特に、比較的高価な酵素製剤を生成タンクに供給した後に異常停止してしまうと、供給した酵素製剤が無駄になってしまう。また、無理やり酵素水生成処理の途中から再開させようとしても、異常停止時点で、既にどの程度酵素製剤が生成タンクに供給されていたか、あるいは既にどの程度保温工程が進行していたかといったことが正確に分からないため、適正な酵素水が生成されないという問題が生じる。
上記実状に鑑み、本発明の課題は、酵素水生成処理の途中で処理の異常停止が発生しても、適正な復帰処理が可能な酵素水生成装置を提供することである。
上記課題を解決するため、生成タンクに一定量給水する給水工程と前記生成タンクに酵素製剤を適量供給する混合工程と前記生成タンクを所定温度下で所定時間保温する保温工程と前記生成タンクで生成された酵素水を排出する排出工程とを有する酵素水生成処理を少なくとも1回行うことで所定量の酵素水を生成する、本発明による酵素水生成装置は、前記酵素水の必要生成量に基づいて決定される必要回数の前記酵素水生成処理を行うための各種機器の動作を制御する機器制御モジュールと、各回の酵素水生成処理を構成する各工程に含まれる前記各種機器の各動作を確認して記録する動作履歴記録部と、前記酵素水生成処理の異常停止を検知するとともにこの異常停止からの復帰処理を行うエラー処理部とを備え、前記エラー処理部は、前記復帰処理において前記動作履歴記録部に記録された動作履歴から特定動作を選択し、この特定動作から酵素水生成処理を再開させるように前記機器制御モジュールに再開コマンドを与える。
この構成によれば、酵素水の必要量を生成するために、1回又は複数回の酵素水生成処理を実行している間、酵素水生成処理を構成する給水工程と混合工程と保温工程と排出工程などの各工程における各種機器の各動作を確認しながら動作履歴として記録されるので、もし酵素水生成処理における任意の工程の任意の動作中に異常停止が生じたとしても、異常停止からの復帰処理として、記録された動作履歴からこの酵素水生成処理を再開に適した段階の特定動作を選択するとともにこの特定動作から酵素水生成処理を再開することができる。これにより、酵素水生成処理の途中で処理の異常停止が発生しても、適正な復帰処理が可能となる。
この異常停止からの復帰処理を自動的に行う際、動作履歴記録部で記録された動作履歴からこの異常停止によって中断された動作の直前に実施され確認された動作を把握することができるので、この異常停止の直前で確実に実施された動作の次の動作から酵素水生成処理を再開することが好都合である。この目的のため、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記エラー処理部は、前記復帰処理において前記動作履歴記録部に記録された動作履歴に含まれている動作群から異常停止が生じた時点の動作を自動選択するとともにこの選択された動作から酵素水生成処理を再開させるように前記機器制御モジュールに再開コマンドを与える自動エラー復帰モードを備えている。
異常停止が発生したタイミングによって、あるいは異常停止の原因が取り除かれるまで比較的長い時間が経過していた場合などでは、必ずしも異常停止する直前の動作から酵素水生成処理を再開することが適切であるとは限らない。例えば、保温工程などでは、異常停止の間に多少の温度低下は生じていてもある程度の保温の効果が得られている可能性がある。この場合、保温工程を再開するよりは、排出工程を始めた方がよい。このような状況にも対処できるように、本発明の好適な実施形態の1つでは、前記エラー処理部は、前記復帰処理において前記動作履歴記録部に記録された動作履歴を表示し、表示された動作履歴に含まれている動作群からオペレータによってマニュアル選択された動作から酵素水生成処理を再開させるように前記機器制御モジュールに再開コマンドを与える手動エラー復帰モードを備えている。この手動エラー復帰モードと上述した自動エラー復帰モードを酵素水生成処理を再開させる際に、選択できるように構成することも好ましい実施態様の1つである。また、異常停止の代表的な原因として一時的な停電や人為的ミス(コンセント抜けなど)による給電停止が挙げられる。このような給電停止が発生しても、動作履歴記録部における動作履歴が確実に保存されるよう、前記動作履歴記録部が前記動作履歴を不揮発性メモリに記録するように構成することも好適な実施形態の1つである。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
本発明によるその他の特徴及び利点は、以下図面を用いた実施形態の説明により明らかになるだろう。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3に、水道水に酵素製剤を加えて温度管理を行うことによって酵素水を生成してストックタンクBに貯留する酵素水生成装置が示されている。
図1〜図3に、水道水に酵素製剤を加えて温度管理を行うことによって酵素水を生成してストックタンクBに貯留する酵素水生成装置が示されている。
酵素水生成装置は、ファーストフード店やレストランの厨房現場のように、床面Fが油脂によって汚れやすい飲食店等に設置されるものであり、この飲食店等の営業が終了した時間帯にストックタンクBに貯留した酵素水を人為的に床面Fに散布することにより、酵素水に含まれる酵素の作用によって床面Fの油脂成分を分解して洗い流す形態で使用される。このように洗浄を行うことにより床面Fのヌメリが除去され、清浄な表面となる。
図1に示すように、厨房の床面Fには排水溝1からの水が導かれる位置にグリストラップ2が形成される。このような厨房では調理や食器の洗浄に使用された排水が排水溝1からグリストラップ2に流れ込み、この排水に含まれる油脂成分はグリストラップ2に蓄えられる。また、床面Fに散布した酵素水は、排水溝1からグリストラップ2に流れ込み、このグリストラップ2に滞留することにより、油脂成分を分解し、このグリストラップ2の内部を洗浄するように作用する。
前記酵素水生成装置は、厨房内のテーブル3に設置され、壁面4には水道水を供給するようにハンドル5Aで開閉可能なバルブ5を備え、このバルブ5と酵素水生成装置との間には、バルブ5からの水道水を酵素水生成装置に送る水道配管6が形成されている。また、この酵素水生成装置で生成された酵素水はゴム等のフレキシブルな排出ホース7を介して前記ストックタンクBに送り出される。
図2から理解できるように、酵素水生成装置は、金属製のケース10の内部に生成タンクTを備えると共に、この生成タンクTに水道水を給水する給水機構Jと、半透明の樹脂で成る酵素製剤保管容器としてのボトル8から液状の酵素製剤を生成タンクTに加える(滴下する形態での供給になる)酵素製剤供給機構Kと、この生成タンクTで生成された酵素水を排出する排出機構Lとを備えている。生成タンクTの内部には液面のレベルを検知するフロート式の液面センサ15と、生成タンクT内の溶液(酵素製剤が加えられた水)を加熱するヒータ16と、この溶液の温度を計測する温度センサ17とを備えている。更に、ケース10の側部位置には酵素水を生成する制御を行う制御ユニット18を備えている。
ちなみに、前記酵素製剤は、リパーゼ、プロテアーゼ、アミラーゼ、セルラーゼ等の酵素を含むと共に、これらの酵素を生成する微生物も含むものであり、この微生物は、低温状態では休眠状態にあり、40℃程度に維持されることにより活性化して酵素を生成する性質を有する。
前記ケース10はステンレス等の耐腐食性が高い金属板を接合して箱状に形成され、ケース本体10Aと、ケース10の前面側に配置される扉10Bとを備えている。ケース本体10Aの前面のうち制御ユニット18が配置された側で、扉10Bと並列する位置の前壁10Cには操作パネル11を備えている。扉10Bは、前記操作パネル11と反対側の端部に形成された縦向き軸芯Y周りで揺動開閉自在に前記ケース本体10Aに支持されている。
この酵素水生成装置では、扉10Bを開放することによりボトル8の交換ないしは酵素製剤の詰め替えを容易に行える。ここでは、ボトル8の交換や酵素製剤の詰め替えを含め、酵素製剤を新しくすることを酵素製剤の更新又はボトルの更新と呼ぶことにする。なお、ボトル8に貯留された酵素製剤の残量を視覚によって確認できるように扉10Bには窓部10Wを形成している。
前記生成タンクTは、透明な樹脂で成ると共に、正面視で図2に示す如く逆L字状の形状に形成され、この生成タンクTの上部には上部開口を覆う上部プレート20を備え、この生成タンクTの下側の側部には前記ボトル8を収容する空間を形成している。
給水機構Jは、水道配管6から生成タンクTに給水する給水管21と、この給水管21の中間位置に配置した給水用電磁バルブ22とを備えている。
酵素製剤供給機構Kは、半透明の樹脂製のボトル8に貯留された液状の酵素製剤を吸い上げる吸引チューブ25と、この吸引チューブ25からの酵素製剤が導かれる定容量ポンプKPと、この定容量ポンプKPから酵素製剤が送られる供給チューブ26と、この供給チューブ26の先端に接続したノズル27とを備えている。また、このようにノズル27から生成タンク内に供給した酵素製剤の量の、生成タンクTに貯留した水の量に対する比率が後述する混合率となる。
吸引チューブ25は、透明で柔軟な樹脂で成り、この吸引チューブ25の吸引側の端部は、ボトル8の上部開口にネジ式で固定される蓋8Aに形成された貫通孔を介してボトル内部に差し込まれている。供給チューブ26は、透明で柔軟な樹脂で成り、この供給チューブ26の吐出側をノズル27の上端部に接続している。このノズル27は下端側が小径となる円錐形であり、上端部が前記上部プレート20に支持され、下端には小さい開口が形成されている。
定容量ポンプKPは、縦向き姿勢のシリンダ30の内部にピストン31を上下移動自在に内嵌し、シリンダ30と連通する吸引側のチェック弁32に前記吸引チューブ25の排出側の端部を接続している。このシリンダ30と連通する吐出側のチェック弁33に前記供給チューブ26の一端を接続している。電動モータ34の出力軸34Aにおいて偏芯する位置に連結軸35を形成し、この連結軸35と前記ピストン31の下端のプレート36とを連結体35Aで連結することにより、電動モータ34の回転力を往復作動力に変換してピストン31に伝えるクランク機構を備えている。また、クランク機構の作動位置から前記ピストン31が上端まで移動したタイミング信号を出力する作動センサ37を備えている。
この定容量ポンプKPは、電動モータ34の出力軸34Aが1回転する毎に、ピストン31を1往復作動させ、この1往復作動毎に設定された量の酵素製剤を送り出す性能を有し、電動モータ34の作動時には作動センサ37によってピストン31の作動回数を計数して制御ユニット18にフィードバックすることにより、酵素製剤の供給量を把握できるようにしている。
排出機構Lは、前記生成タンクTの底部の酵素水を前記排出ホース7に導く排出管38と、この排出管38の中間に配置した排出用電磁バルブ39とを備えている。
液面センサ15は、前記上部プレート20から下方に突設したロッド15Aに対して上下移動自在に外嵌したリング状のフロート15Bと、このフロート15Bに備えたマグネット(図示せず)の磁気が作用することによりON又はOFFするリードスイッチ(図示せず)とを備えている。
ヒータ16は、通電により発熱する発熱体を金属チューブの内部に収容した構造を有し、前記上部プレート20から下方に突設する形態で上部プレート20に支持されている。温度センサ17は、サーミスタ等を収容したロッド状の構造を有し、上部プレート20から下方に突設する形態で上部プレート20に支持されている。
前記操作パネル11は、図2に示すように、操作入力手段としてのスタートボタン51、ストップボタン52、複数の設定ボタン57、及び報知手段HSとしての電源ランプ53、複数のモニタランプ54、警報ランプ55、液晶ディスプレイ56などを備えている。
この酵素水生成装置に対する各種設定操作を行う場合には、電源が投入されていることを電源ランプ53の点灯で確認し、液晶ディスプレイ56の表示画面を見ながら操作パネル11の複数の設定ボタン57を操作することになる。スタートボタン51を操作することでスケジュール管理された自動制御が開始され、ストップボタン52を操作することで自動制御を一時的に停止させることができる。尚、エラーが発生した場合には警報ランプ55が点灯する。
制御ユニット18は、マイクロコンピュータを中核部材として、種々の制御機能をハードウエア又はソフトウエアあるいはその両方で構築している。図4に示すように、制御ユニット18は、液面センサ15と、温度センサ17、作動センサ37、操作入力手段(各種ボタンなど)といった入力機器からの信号を入力する入力インターフェース61と、ヒータ16、供給用電磁バルブ22、前記電動モータ34、前記排出用電磁バルブ39、報知手段HSといった出力機器への信号を出力する出力インターフェース62を備えている。さらに、制御ユニット18における酵素水生成処理に関する制御機能としては、日々に要求される酵素水の生成量とその混合率とを日単位で規定する生成スケジュールを管理する生成スケジュール管理モジュール63と、生成スケジュールをデータベース化して格納するデータベース部64と、生成スケジュールに基づいて各種機器を制御して酵素水を生成する機器制御モジュール65と、ボトル8に収容された酵素製剤を管理する酵素製剤管理モジュール66と、機器制御モジュール65による酵素水生成制御を監視する生成処理監視モジュール67などが挙げられる。
次に、上述した制御ユニット18に構築されている制御機能を詳しく説明する。生成スケジュール管理モジュール63には、カレンダーに合わせた日々の酵素水生成スケジュールを設定するスケジュール設定部63aと、日単位の酵素水の生成量を設定する生成量設定部63bと、日単位ないしは季節単位の酵素水の混合率を設定する混合率設定部63cと、カレンダーを管理しているカレンダー管理部63dを備えている。なお、この実施の形態では、混合率の入力や表示には、混合率を実際の数値でなく数段階に区分けしたレベル値を採用している。例えば、混合率0.0025%をレベル5、混合率0.0020をレベル4としている。以後の説明では、特別な場合を除いて混合率という語句を用いているが、この混合率は混合レベルに置き換え可能である。
酵素製剤管理モジュール66は、生成スケジュール管理モジュール63で作成された生成スケジュールに基づいて装着されたボトル8に収容された酵素製剤の残量を算定する残量算定部66aと、この残量算定部66aによって算定された残量からこのボトル8の更新時期を推定する更新時期推定部66bと、このボトル8に収容された酵素製剤の経時劣化を評価する品質評価部66cを備えている。更新されたボトル8の酵素製剤の量は予め設定されているので、残量算定部66aは、ボトル8から生成タンクTへ供給された当日までの実際の使用累積量からボトル8内の残量を決定することができる。そして、更新時期推定部66bは、残量算定部66aによって算定された残量と生成スケジュールから算定できる当日以降の予定生成量とからボトル8が空になり新品に更新される時期つまりボトル8の更新時期を推定する。この更新時期推定部66bによって推定された更新時期は報知手段HSの一例としての液晶ディスプレイ56を介して報知されるので、担当者はボトル8の更新時期を常に把握することができる。更新時期推定部66bによって推定された更新時期は、当日以降の予定生成量を推定パラメータとして用いているので、もし生成スケジュールが変更されると、この変更された生成スケジュールを用いて更新時期が再計算される。この実施の形態では、酵素製剤管理モジュール66は、さらに、ボトル8に収容された酵素製剤の経時劣化を評価する品質評価部66cを備えている。酵素製剤は、経時劣化するので、製造日から酵素製剤が所定以上の劣化に達するまでの時期は経験的かつ実験的に知られている。このため、装着されたボトル8に収容されている酵素製剤が所定以上の劣化する時期を劣化評価日と設定することができる。劣化評価日を重要視する場合、この評価日が更新時期推定部66bによって推定された更新時期つまり残量算定部66aで算定された残量から推定される更新時期より早い場合、この評価日を品質優先に基づく更新時期として報知手段HSを介して報知するとよい。もちろん、算定された残量から推定される更新時期と品質優先に基づく更新時期の両者を報知するようにしてもよい。
なお、酵素製剤が所定以上の劣化する時期がこの酵素製剤の保管期間、つまりボトル8が装着されている期間の温度と湿度の条件に応じてかなり変動する場合、品質評価部66cが酵素製剤の保管期間の温度と湿度の条件に応じて評価日を変動させるように構成することが好ましい。
生成スケジュール管理モジュール63で作成される生成スケジュールや酵素製剤管理モジュール66で作成される酵素製剤属性データはデータベース部64にテーブル化されて、好ましくはリレーショナルデータテーブル化されて格納されている。このデータベース部64で格納されるデータのデータ構造の一例が図5に示されている。
カレンダテーブル64Aには、カレンダー日である日付(年月日データ)、曜日、休祝日、休業日、行事などがデータ項目として、さらに追加的に、混合率(標準混合率)も含まれている。日付や曜日や休祝日は予め設定されているが、地域によって異なる混合率は地域別にテーブル化されプリセットされたデータ群から酵素水生成装置の設置時に選択された地域コードによって自動設定される。休業日(定休日)はこの酵素水生成装置を使用する厨房現場(レストランなど)の特有の値として設定され、行事もこの厨房現場の地域特有の値(祭りなどのイベント)として設定される。
スケジュールテーブル64Bには、カレンダテーブル64Aの日付とリンクしている日付、日付によって規定される日のための酵素水生成量、その混合率、厨房掃除の開始時刻(通常レストラン閉店時間と考えられる)でもある酵素水要求時刻、装着されているボトル8のIDで置き換えることができる酵素製剤IDなどがデータ項目として含まれている。酵素水生成量や厨房掃除の開始時刻は厨房現場の特有の値として個々に設定される。混合率は、カレンダテーブル64Aに含まれる混合率に基づいて自動的に設定されることが好ましいが、年度を通じて固定される場合には、一定値として扱われるので、データ項目から省くことができる。酵素製剤IDは装着毎に自動的にユニークなコードを付与してもよいし、バーコードなどを用いてボトル8から読み取って設定するようにしてもよい。
酵素製剤テーブル64Cには、スケジュールテーブル64Bの酵素製剤IDとリンクされている酵素製剤ID、酵素生成装置に装着された日でもある更新日、残量算定部66aで算定された酵素製剤の残量、品質評価部66cで評価された評価日などがデータ項目として含まれている。ボトル8を酵素生成装置に装着した時点では、酵素製剤の残量は新品ボトル8の内容量となる。この酵素製剤テーブル64Cから使用中の酵素製剤の状態を簡単に把握することができる。
スケジュールテーブル64Bでは、向こう1年間(1年間に限定されるわけではない)の生成スケジュールが登録可能である。このように長期にわたる生成スケジュールの登録と修正を簡単にするため、以下に述べる登録・修正のための手順がスケジュール管理モジュール63に組み込まれている。
図6に示されている登録手順では、一週を構成する各曜日の酵素水の生成量とその混合率(ここでは数段階に分けられた混合レベルで表すことにする)を設定した一週分の生成スケジュールである一週サブスケジュールがユーザ入力に基づいて作成され、この一週サブスケジュールを年度を構成する週に割り当てることにより年単位の生成スケジュールが自動作成されデータベース部64に登録される。
つまり、メニューから生成スケジュール登録を選択すると、図7の(a)で示される画面が液晶ディスプレイ56に表示されるので、設定ボタン57を操作して、各曜日に対して休業日又は営業日を割り当てる(#10)。続いて、図7の(b)で示される画面を通じて月曜日から日曜日までの特定曜日における生成量を入力する(#11)。初回入力でない場合前回入力した生成量を予め表示するようにすると好都合である。次に、図7の(c)で示される画面を通じて特定曜日における、生成された酵素水が要求される時刻を示す酵素水要求時刻を入力する(#12)。ここでも、初回入力でない場合前回入力した酵素水要求時刻を予め表示するようにすると好都合である。さらに、図7の(d)で示される画面を通じて特定曜日における混合率を混合レベルの形で入力する(#13)。この混合率の入力に関しては、カレンダーテーブル64Aに設定されている混合率を標準混合率としてこれに対応する混合レベルが予め表示されるので、この標準混合率に対して必要に応じて変更するとよい。以上のステップ#11〜#13の入力が月曜日から日曜日まで全曜日に対して行われる(#14)。全曜日に対する入力が終了すると、ここで設定された一週分の生成スケジュールを年度を構成する全ての週に割り当て、年単位の生成スケジュールを作成して、データベース部64に登録する(#15)。
このように登録された年単位の生成スケジュールを修正するために、メニューから生成スケジュール修正を選択すると、図8の(a)に示された日付入力検索画面が表示される。この日付入力検索画面で日付を入力すると、データベース部64にアクセスしてその日付の生成スケジュールが表示される。その際、検索対象となった日付が営業日であった場合、図8の(b)に示すように、日付とともに登録されている生成量と酵素水要求時刻と混合レベル(混合率)が表示されるので、所望の値に修正することができる。また、検索対象となった日付が休業日であった場合、図8の(c)に示すように、全てのデータが「?」(空白などでもよい)となり、この日付が休業日として登録されていたことが理解できるようになっている。休業日を臨時に営業日とする場合、ここに全てのデータを入力すれば、この日付は営業日として書き換えられる。逆に、営業日を休業日とするには、各データに「0」ないしは「?」といった特定の記号を入力するとよい。いずれにしても、これらの作業は、登録された内容を変更することになるので、この変更時には、何らかの報知手段を用いて、例えばランプ表示やブザー音、さらには液晶ディスプレイ56における表示文字の点滅や警告表示などによって登録内容を修正していることが報知される。
この酵素水生成装置では、生成タンクTに一定量給水する給水工程と、生成タンクTにに酵素製剤を適量供給する混合工程と、生成タンクTつまり生成タンクT内の水と酵素製剤の混合物を所定温度に昇温させるとともにその所定温度下で所定時間保温する保温工程と、保温工程により生成タンクT内で生成された酵素水を排出する排出工程とから構成される酵素水生成処理を所定回実行することで生成スケジュールに設定されている所定量の生成量が確保される。そのため、機器制御モジュール65は、給水用電磁バルブ22制御する給水制御部65aと、電動モータ34などを制御する混合制御部65bと、ヒータ16などを制御する保温制御部65cと、排出用電磁バルブ39などを制御する排出制御部65dを備えている。
曜日によって異なる酵素水生成量に応じて酵素水生成処理の繰り返し回数が異なり、その結果トータルの酵素水生成時間も変わることから、当日の酵素水の生成量と酵素水要求時刻から酵素水生成開始時刻を算定し、その生成開始時刻に機器制御モジュール65は各機器を制御して酵素水生成処理を開始しなければならない。このため、生成処理監視モジュール67は、データベース部64に格納されている生成スケジュールから読み出された酵素水要求時刻から算定される酵素水生成開始時刻に基づいて機器制御モジュール65を酵素水生成処理を開始すべく作動させるウエイクアップ部67aを備えている。毎日、読み出された酵素水要求時刻から酵素水生成開始時刻を算定する代わりに、入力された生成量と酵素水要求時刻から酵素水生成開始時刻を算定して、生成スケジュールテーブル64Bのデータ項目の1つとして登録しておいてもよい。また、生成スケジュールの登録時に酵素水生成開始時刻を入力するように構成してもよい。いずれにしても、ウエイクアップ部67aは、適時に機器制御モジュール65を作動させることができるように、酵素水生成開始時刻が得られるとよい。
さらに、生成処理監視モジュール67は、一連の酵素水生成処理において生じる異常停止などのエラーに対して、そのエラーを報知する処理やそのエラーのための復帰処理を行う機能をもつエラー処理部67b、及び各回の酵素水生成処理を構成する各工程に含まれる前記各種機器の各動作を確認して記録する動作履歴記録部67cも備えている。異常停止の代表的な原因として一時的な停電や不測のコンセント抜けなどによる給電停止があり、このような給電停止が発生しても、記録された動作履歴が消失しないように、動作履歴記録部67cは動作履歴を不揮発性メモリに記録するように構成されている。エラー処理部67bは、異常停止からの復帰処理において動作履歴記録部67cに記録された動作履歴から特定動作を選択し、この特定動作から酵素水生成処理を再開させるように機器制御モジュール65に再開コマンドを与えるが、エラー復帰モードとして、自動エラー復帰モードと手動エラー復帰モードとを備えている。自動エラー復帰モードでは、エラー処理部67bは、復帰処理において動作履歴記録部67cに記録された動作履歴に含まれている動作群から異常停止が生じた時点の動作を自動選択するとともにこの選択された動作から酵素水生成処理を再開させるように機器制御モジュール65に再開コマンドを与える。手動エラー復帰モードでは、エラー処理部67bは、復帰処理において動作履歴記録部67cに記録された動作履歴を表示し、表示された動作履歴に含まれている動作群からオペレータによってマニュアル選択された動作から酵素水生成処理を再開させるように機器制御モジュール65に再開コマンドを与える。自動エラー復帰モードと手動エラー復帰モードの選択は、異常停止からの復帰の前にマニュアルで行われるようにすることが好ましいが、予めいずれかのモードに設定しておくことも可能である。
この酵素水生成装置における当日の酵素水生成処理の例が図9のフローチャートに示されている。
まず、初期設定処理(#00)によって当日の生成スケジュールが読み出され、生成量、混合レベル(混合率)、酵素水生成開始時刻が取得される。取得された酵素水生成開始時刻に達したかどうかをウエイクアップ部67aが監視し(#01)、酵素水生成開始時刻に達した場合は(#01Yes分岐)、酵素水生成処理が開始する。なお、酵素水生成開始時刻に達するまでは(#01No分岐)、生成量や酵素水要求時刻の修正で生成スケジュールが変更されているかチェックされる(#01a)。生成スケジュールが変更設定されなければ(#01aNo分岐)、ステップ#01に戻り、生成スケジュールが変更設定された場合は(#01aYes分岐)、ステップ#00に戻り、再び初期設定処理が実行される。
まず、初期設定処理(#00)によって当日の生成スケジュールが読み出され、生成量、混合レベル(混合率)、酵素水生成開始時刻が取得される。取得された酵素水生成開始時刻に達したかどうかをウエイクアップ部67aが監視し(#01)、酵素水生成開始時刻に達した場合は(#01Yes分岐)、酵素水生成処理が開始する。なお、酵素水生成開始時刻に達するまでは(#01No分岐)、生成量や酵素水要求時刻の修正で生成スケジュールが変更されているかチェックされる(#01a)。生成スケジュールが変更設定されなければ(#01aNo分岐)、ステップ#01に戻り、生成スケジュールが変更設定された場合は(#01aYes分岐)、ステップ#00に戻り、再び初期設定処理が実行される。
まず、給水制御では、給水用電磁バルブ22を開放操作して給水を開始し、液面センサ15が検出状態に達した時点で、給水用電磁バルブ22を閉鎖操作して給水を停止する(#02)。
次に、混合制御では、電動モータ34の駆動力で定容量ポンプKPを作動させることにより、ボトル8に貯留された酵素製剤を吸引チューブ25で吸引し、供給チューブ26からノズル27を介して生成タンクTに滴下する形態で供給する(#03ステップ)。この供給の際には定容量ポンプKPの作動回数を作動センサ37で計数することにより、目標とする量の酵素製剤を供給することにより混合率を得る。
保温制御では、前記ヒータ16に電力を供給し、生成タンクTに貯留された溶液の温度を温度センサ17で計測してフィードバックし、この生成タンクTに貯留された溶液の温度を目標温度領域(40℃程度)に維持することにより、生成タンクTにおいて酵素水を生成する制御を実行する(#04)。
この保温制御(#04)による温度の維持が設定時間経過したことを判別した(タイムアップを判別した)場合には、保温制御を停止し、排出用電磁バルブ39を開放することにより、生成タンクTで生成された酵素水を排出管38から排出ホース7に送ってストックタンクBに排出する排出制御を実行する(#05、#06)。この排出制御では、生成タンクTから酵素水が排出されるに充分な時間以上排出用電磁バルブ39を開放状態に設定する制御が実行される。
また、ステップ#02、#03、#04、#06の処理が酵素水生成処理であり、この一連の処理を実行する際に操作パネル11の複数のモニタランプ54のうち、対応するモニタランプ54が点灯する。このような酵素水生成処理を生成スケジュールから読み出した当日の生成量に達するまで必要な回数だけ実行され(#07)、当日の酵素水生成処理を終了する。生成されストックタンクBに貯留された酵素水は杓子などを用いて厨房現場に撒かれる。
上述した一連の酵素水生成処理において実行される各種機器の動作に対応して動作履歴記録部67cで記録される動作履歴の一例が模式的に図10に示されている。毎回の酵素水生成処理を構成する各工程において行われる各種機器の動作が実行され、生成処理監視モジュール67で確認される毎に、その動作が記録され、動作履歴が作り出される。例えば、初回の酵素水生成処理において、給水工程で給水用電磁バルブ22がONされ給水が開始されるとこの動作を示すコードとして「1Aa」が動作履歴記録部67cで記録され、混合工程で定容量ポンプKPの1回目の作動が確認されるとこの動作を示すコードとして「1Ba」が動作履歴記録部67cで記録される。保温工程では、温度センサ17によって目標温度領域(40℃程度)が検出された後は、第1から第4のタイマー値の経過により5分間隔で保温経過時間を検知していく毎に「1Cc」・・・といった動作コードが記録される。酵素水生成処理が2回目に入ると、動作コードの最初の数が「1」から「2」に変わり、再び順次動作履歴が動作履歴部67cに記録されていく。
この一連の酵素水生成処理の途中で、例えば、図11で示すように、「2Bb」のコードで示される2回目の酵素水生成処理における混合工程で定容量ポンプKPの2回目の作動が完了した時点で異常停止が発生すると、動作履歴は2Bbで途絶える。その後、異常停止の原因が解消され、酵素水生成処理が再開される際、自動エラー復帰モードが選択されていると、エラー処理部67bは、機器制御モジュール65の制御状態を「2Bb」で示される動作に対応する状態に戻し、「2Bb」の次の動作である「2Bc」を目標動作とするように再開コマンドを機器制御モジュール65に与える。これにより、機器制御モジュール65は各種機器の制御を異常停止で行われなかった制御段階から再開する。酵素水生成処理が再開される際、手動エラー復帰モードが選択されていると、「1Aa」から「2Bb」のコードをそのまま、あるいは動作名に置き換えて液晶ディスプレイ56に表示し、再開したい動作の指定を促す。再開したい動作が選択されると、エラー処理部67bは、機器制御モジュール65の制御状態を選択された動作の手前で示される動作に対応する状態に戻し、選択された動作を目標動作とするように再開コマンドを機器制御モジュール65に与える。これにより、機器制御モジュール65は各種機器の制御を所望の制御段階から再開する。手動エラー復帰モードでは、発生した異常停止がもたらした酵素水処理に対する影響を考慮して、最適な動作段階から、復帰処理を実行することが可能となる。
18 制御ユニット
55 警報ランプ
56 液晶ディスプレイ
57 設定ボタン
63 スケジュール管理モジュール
63aスケジュール設定部
63b生成量設定部
63c混合率設定部
63dカレンダー管理部
64 データベース部
65 機器制御モジュール
66 構成製剤管理モジュール
67 生成処理監視モジュール
67aウエイクアップ部
67bエラー処理部
J 給水機構
T 生成タンク
55 警報ランプ
56 液晶ディスプレイ
57 設定ボタン
63 スケジュール管理モジュール
63aスケジュール設定部
63b生成量設定部
63c混合率設定部
63dカレンダー管理部
64 データベース部
65 機器制御モジュール
66 構成製剤管理モジュール
67 生成処理監視モジュール
67aウエイクアップ部
67bエラー処理部
J 給水機構
T 生成タンク
Claims (4)
- 生成タンクに一定量給水する給水工程と前記生成タンクに酵素製剤を適量供給する混合工程と前記生成タンクを所定温度下で所定時間保温する保温工程と前記生成タンクで生成された酵素水を排出する排出工程とを有する酵素水生成処理を少なくとも1回行うことで所定量の酵素水を生成する酵素水生成装置において、
前記酵素水の必要生成量に基づいて決定される必要回数の前記酵素水生成処理を行うための各種機器の動作を制御する機器制御モジュールと、各回の酵素水生成処理を構成する各工程に含まれる前記各種機器の各動作を確認して記録する動作履歴記録部と、前記酵素水生成処理の異常停止を検知するとともにこの異常停止からの復帰処理を行うエラー処理部とを備え、
前記エラー処理部は、前記復帰処理において前記動作履歴記録部に記録された動作履歴から特定動作を選択し、この特定動作から酵素水生成処理を再開させるように前記機器制御モジュールに再開コマンドを与えることを特徴とする酵素水生成装置。 - 前記エラー処理部は、前記復帰処理において前記動作履歴記録部に記録された動作履歴に含まれている動作群から異常停止が生じた時点の動作を自動選択するとともに、この選択された動作から酵素水生成処理を再開させるように前記機器制御モジュールに再開コマンドを与える自動エラー復帰モードを備えていることを特徴とする請求項1に記載の酵素水生成装置。
- 前記エラー処理部は、前記復帰処理において前記動作履歴記録部に記録された動作履歴を表示し、表示された動作履歴に含まれている動作群からオペレータによってマニュアル選択された動作から酵素水生成処理を再開させるように前記機器制御モジュールに再開コマンドを与える手動エラー復帰モードを備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載の酵素水生成装置。
- 前記動作履歴記録部は前記動作履歴を不揮発性メモリに記録することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の酵素水生成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006082194A JP2007252294A (ja) | 2006-03-24 | 2006-03-24 | 酵素水生成装置 |
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