JP2007248826A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】像担持体54と現像位置で対向する現像部80と、像担持体54と転写位置で対向する転写部58と、転写位置に向けて搬送される記録媒体の姿勢を規制する転写ガイド部材10と、を備える。そして、転写ガイド部材10は、現像位置から転写位置に向けて像担持体54に沿って移動する気流を像担持体54から離れる方向に案内する気流ガイド部材11を像担持体54に対向する位置に具備する。
【選択図】図2
Description
以下、この発明を実施するための最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
図1において、50は画像形成装置としてのデジタル複写機の装置本体、51はセットされた原稿Dを原稿読込部52に搬送する原稿搬送部、52は原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部、53は原稿読込部52で読み込んだ画像情報に基いた露光光Lを感光体ドラム54上に照射する露光部、54は像担持体としての感光体ドラム、55は感光体ドラム54上を帯電する帯電部、58は感光体ドラム54上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部、59は感光体ドラム54上の未転写トナーを回収するクリーニング部、61〜64は転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部、65は記録媒体P上の未定着トナーを定着する定着部、70は現像部80内の気体を吸気する吸気装置、80は感光体ドラム54上に形成された静電潜像を現像する現像部(現像装置)、120は複数のトナーボトル121が設置されたトナーバンク、122はクリーニング部59や転写部58で回収された廃トナーを収納する廃トナーボトルを示す。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって、原稿台から図中の矢印方向に搬送されて、原稿読込部52上を通過する。このとき、原稿読込部52では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部52で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後に、露光部53(書込部)に送信される。そして、露光部53からは、その電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、感光体ドラム54上に向けて発せられる。
ここで、現像部80内のトナーは、トナー補給部から供給されたトナーとともに、パドルローラ等によってキャリアと混合される。そして、摩擦帯電したトナーは、キャリアとともに現像ローラ上に供給される。トナー補給部のトナーは、現像部80内のトナーの消費にともない、現像部80内に適宜に供給されるものである。現像部80内のトナーの消費は、現像部80内に設置されたトナー濃度センサによって検出される。さらに、トナー補給部内のトナーは、複数のトナーボトル121が着脱自在に設置されたトナーバンク120から適宜に補給されるものである。
その後、クリーニング部59を通過した感光体ドラム54表面は、不図示の除電部に達する。そして、ここで感光体ドラム54表面の電位は除電されて、一連の作像プロセスを終了する。
まず、複数の給紙部61〜64のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、上段の給紙部61が選択されたものとする。)。
そして、給紙部61に収納された記録媒体Pの1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写部58の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着部65に達する。そして、この位置で、記録媒体P上の未定着トナー像が熱と圧力とによって定着される。その後、定着工程後の記録媒体Pは、出力画像として装置本体1から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
ダクト75は、現像部80内に連通するように、現像部80の開口部に着脱自在に接続されている。排気チューブ71は、フレキシブルな材料で形成されていて、ダクト75から吸引した空気(現像部80内に浮遊するトナーも同時に吸引される。)をエアーポンプ72まで搬送する。
排気チューブ73は、フレキシブルな材料で形成されていて、エアーポンプ72から排出された空気(トナーも同時に排出される。)を回収タンク74まで搬送する。
図2を参照して、81は感光体ドラム54に対向する第1現像ローラ、82は感光体ドラム54に対向する第2現像ローラ、83は第1現像ローラ81に現像剤を供給するパドルローラ、84は長手方向に複数の楕円板を有する撹拌ローラ、85は第1現像ローラ81に先端部が対向するように配設されたドクターブレード、86は第1現像ローラ81及び第2現像ローラ82が露呈する開口、87は感光体ドラム54に向けて突出して当接する入口シール、88は現像剤を長手方向に撹拌するための撹拌板、89は現像剤を長手方向に撹拌するための搬送スクリュ、100は現像部80内のトナー量を制御するためのトナー濃度センサ、を示す。
現像部80内には、磁性材としてのキャリア(磁性キャリア)と、トナー(非磁性トナー)と、を有する現像剤(2成分現像剤)が収容されている。
こうして、現像部80による現像工程が終了する。
図2を参照して、記録媒体Pの搬送経路における転写位置(感光体ドラム54と転写部58との対向位置である。)の上流側には、現像部80の下方で感光体ドラム54に対向するように、転写ガイド部材10が配設されている。転写ガイド部材10は、アルミニウムからなり、押し出し成形されたものである。本実施の形態では、図示は省略するが、感光体ドラム54を回転自在に支持する枠体に転写ガイド部材10が一体的に設置されている。
気流ガイド部材11は、板厚が0.3mm以下になるように形成されたマイラー又はポリウレタンゴムからなる板状部材である。そして、気流ガイド部材11は、両面テープを介して転写ガイド部材10上に貼着されている。このように薄く可撓性のある板状部材を気流ガイド部材11として用いることで、気流ガイド部材11の先端部が感光体ドラム54の表面に当接してしまっても、感光体ドラムが破損するのを防止することができる。なお、本実施の形態では、感光体ドラム54へのダメージを避けつつ、気流の方向を感光体ドラム54から離れる方向に確実に変換するために、気流ガイド部材11と感光体ドラム54とのギャップGを0.1〜1.5mmの範囲内になるように設定している(図3を参照できる。)。
さらに、図5を参照して、転写ガイド部材10の長手方向両端部にはそれぞれフィルタとしてのスポンジ16(発泡ポリウレタン)が設置されている。
ここで、スポンジ15、16は、トナーを捕集して空気(気体)のみを透過するようなメッシュ構造を有している。これにより、気流ガイド部材11と転写ガイド部材10と現像部80とで包囲される空間に入り込んだ空気及びトナー(図3の矢印方向に移動した空気及びトナーである。)は、空気のみがスポンジ15、16を介して空間の外部に排出されることになる。すなわち、上述の空間に入り込んだ飛散トナーはスポンジ15、16によって捕集されるために、空間の外部に飛散トナーがさらに飛散する不具合を抑止することができる。
これに対して、図6に示すように、気流ガイド部材11と感光体ドラム54とのギャップGに、長手方向の位置によって長短を形成してもよい。
なお、図6に示したギャップは、例えば、G1を0.6mm程度として、G2を0.9mm程度として、G3を1.2mm程度とすることができる。
10a ガイド面、 10b 対向部、
11 気流ガイド部材(板状部材)、
13 除電ランプ(除電手段、PTL)、
15、16 スポンジ(フィルタ)、
50 画像形成装置本体(装置本体)、
54 感光体ドラム(像担持体)、 58 転写部、
80 現像部(現像装置)、 81 第1現像ローラ、 82 第2現像ローラ、
83 パドルローラ、 84 撹拌ローラ、 85 ドクターブレード、
86 開口、 87 入口シール、 88 撹拌板、
89 搬送スクリュ、 91 撹拌部材、
92 補給ローラ、 93 スリット板。
Claims (11)
- 像担持体と、
前記像担持体に現像位置で対向するとともに、前記像担持体上に形成された潜像を現像してトナー像を形成する現像部と、
前記像担持体に転写位置で対向するとともに、前記像担持体上に形成されたトナー像を記録媒体上に転写する転写部と、
前記転写位置に向けて搬送される記録媒体の姿勢を規制する転写ガイド部材と、を備え、
前記転写ガイド部材は、前記現像位置から前記転写位置に向けて前記像担持体に沿って移動する気流を当該像担持体から離れる方向に案内する気流ガイド部材を当該像担持体に対向する位置に具備したことを特徴とする画像形成装置。 - 前記気流ガイド部材は、前記像担持体に対向する前記転写ガイド部材の対向部における前記現像位置側に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記転写ガイド部材は、前記対向部に除電手段が配設されたことを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記気流ガイド部材は、前記像担持体とのギャップが0.1〜1.5mmの範囲内になるように配設されたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記気流ガイド部材は、長手方向両端部における前記ギャップが長手方向中央部における前記ギャップよりも小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記気流ガイド部材は、長手方向両端部における非画像領域の前記ギャップが長手方向両端部における画像領域の前記ギャップよりもさらに小さくなるように形成されたことを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
- 前記気流ガイド部材は、板状部材であることを特徴とする請求項1〜請求項6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記板状部材は、板厚が0.3mm以下になるように形成されたマイラー又はポリウレタンゴムであることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
- 前記気流ガイド部材と前記転写ガイド部材と前記現像部とで包囲される空間の内部から外部に向けて気体のみを排出するためのフィルタを配設したことを特徴とする請求項1〜請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記フィルタは、前記転写ガイド部材と前記現像部との間に配設されたことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
- 前記フィルタは、前記転写ガイド部材の長手方向両端部に配設されたことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の画像形成装置。
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