JP2014167523A - 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】リサイクルトナーを使用した場合においても、ケーシングの現像領域下流側における異物の堆積を防止し、気流の乱れにより発生するトナーやキャリアの飛散を抑制可能な現像装置を提供する。
【解決手段】現像剤担持体81、82を回転させながらトナー及びキャリアからなる現像剤で磁気ブラシを形成し、像担持体上54の潜像を現像する現像装置80において、前記トナーは、リサイクルトナーを含み、現像剤が収容され、開口部86が形成されたケーシング94を備え、ケーシング94は、現像剤担持体82の主極となる永久磁石よりも回転方向下流側位置かつ開口部86近傍に配置された補助極となる永久磁石と対向する位置に、現像剤担持体82との間隙長さが異なる段差部40を有し、段差部40の像担持体54から離れる方向の端部に、現像剤担持体82の回転に対して連れ回り方向に回転する回転部材45を有する現像装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、現像装置、該現像装置を備えるプロセスカートリッジ、及び前記現像装置を備える画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置においては、潜像担持体である感光体上に形成された静電潜像が現像装置から供給される現像剤によって可視像処理される。可視像処理された画像は、被記録媒体に転写され、定着されることで複写出力とされる。
静電潜像の可視像処理に用いられる現像装置としては、トナーのみを用いた一成分系現像剤を用いる構成の他に、トナーをキャリアに付着させた二成分系現像剤を用いる構成が知られている。
二成分系現像剤を用いる現像装置としては、複数の磁極を内蔵した現像担持体としての現像スリーブ表面に、トナーと磁性キャリアとを含む二成分系現像剤を穂立ちさせて磁気ブラシを形成する構成(磁気ブラシ現像装置)がよく知られている。
磁気ブラシを表面に担持している現像スリーブを回転させ、該磁気ブラシを潜像担持体である感光体ドラムの表面に形成されている静電潜像に接触させることにより、静電潜像との間に生じる静電引力によって現像剤中のトナーが静電潜像に転移して現像される。
磁気ブラシを表面に担持している現像スリーブが回転すると、磁気ブラシに引きずられてスリーブ周辺の空気が現像スリーブの回転軸を中心とした方向の旋回流(空気流)が生じる。この空気流は、磁気ブラシの移動に伴い感光体の現像領域を通過した後、現像スリーブの収容ケースの端部に至る。現像スリーブの収容ケースの端部においては、ケーシングとケーシング近傍の補助極により形成される磁気ブラシにより密閉されるため、発生した空気流が磁気ブラシに衝突して噴出し、気流となって浮遊トナーを画像形成装置本体内に飛散させてしまうことがあった。そこで、この現象による汚染を解決しようとする技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、現像担持体となる現像ローラの回転下流方向に位置し、現像装置のケーシングの開口部の近傍の補助極が形成する磁気ブラシの突出方向に凹む凹構造を有する現像装置が開示されている。該凹構造を有する現像装置は、圧力抜き空間を形成する形状を最適化し、この領域での流速の増加を抑制することで、磁気ブラシの挙動と局所的なケーシングとの相互作用によってケーシングの開口部に向けて発生する噴出し気流の流量を抑制し、結果的に離脱したトナーやキャリアの飛散を抑制可能であることが記載されている。
一方、感光体ドラム上の現像されたトナー像が被記録媒体(例えば、転写紙など)に転写された後、転写されなかったトナー(未転写トナー)は、次の現像に備え一様に感光体上を帯電する帯電工程に影響を与えないためにクリーニング装置により掻き取られる。掻き取られたトナーは、廃棄トナーとして廃棄処分されるか、回収処理される。
未転写トナーであっても、現像に適したトナー成分であることから、その全てもしくは一部を破棄せずに現像装置へ戻して再利用するトナーリサイクル機構が提案されている。
トナーを再利用することによって、廃棄トナーが減少すると共に、トナーボトル1本あたりのコピー量が増大し、コピーの低コスト化、廃棄トナーの減少による環境対応が可能となるメリットがある。
しかしながら、リサイクルトナーには紙粉などの異物が混入しているため、特許文献1に記載の装置においてリサイクルトナーを使用した場合、凹構造部に紙粉などの異物が堆積し、十分な圧力差が生じないことがある。このように、十分な圧力差が生じないことにより安定した吸い込み気流が発生せず、トナーやキャリアの飛散が生じることがある。
そこで、本発明は上記課題を鑑み、リサイクルトナーを使用した場合においても、ケーシングの現像領域下流側における異物の堆積を防止し、気流の乱れにより発生するトナーやキャリアの飛散を抑制可能な現像装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る現像装置は、主極と補助極とを構成する複数の永久磁石が内蔵された現像剤担持体を回転させながら、前記主極の磁界によりトナー及びキャリアからなる現像剤で磁気ブラシを形成し、潜像担持体上の潜像を現像する現像装置において、前記トナーは、リサイクルトナーを含み、前記現像剤が収容され、前記像担持体に対向する部分で前記現像剤担持体を露出させるように開口部が形成されたケーシングを備え、前記ケーシングは、前記現像剤担持体の前記主極となる永久磁石よりも回転方向下流側位置かつ前記開口部の近傍に配置された前記補助極となる永久磁石と対向する位置に、前記現像剤担持体との間隙長さが異なる段差部を有し、前記段差部の前記像担持体から離れる方向の端部に、前記現像剤担持体の回転に対して連れ回り方向に回転する回転部材を有することを特徴とする現像装置である。
本発明によれば、リサイクルトナーを使用した場合においても、ケーシングの現像領域下流側における異物の堆積を防止し、気流の乱れにより発生するトナーやキャリアの飛散を抑制可能な現像装置を提供することができる。
本実施形態に係る現像装置を備える画像形成装置の一例を示す全体構成図である。 本実施形態に係る現像装置を備えるプロセスカートリッジの一例を示す構成図である 図2に示すプロセスカートリッジの部分拡大図である。 本実施形態の現像装置におけるケーシングの段差部を含む部分拡大図である。 本実施形態の現像装置におけるケーシングの段差部を含む部分拡大図(A)、及び回転部材の制御の流れ(B)である。 回転部材の制御の条件の一例を示した表である。 従来の現像装置におけるケーシングの段差部を含む部分拡大図である。 従来の現像装置におけるケーシングの段差部を含む部分拡大図である。
以下、本発明に係る現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置について図面を参照して説明する。なお、本発明は以下に示す実施例の実施形態に限定されるものではなく、他の実施形態、追加、修正、削除など、当業者が想到することができる範囲内で変更することができ、いずれの態様においても本発明の作用・効果を奏する限り、本発明の範囲に含まれるものである。
図1に、本実施形態の画像形成装置全体の構成及び動作について説明する。
図1に示す画像形成装置50は、現像装置80から吸引・排出されたトナーを収容する廃トナータンク122を備えるデジタル複写機である。
画像形成装置50の上部には、セットされた原稿Dを原稿読込部52に搬送する原稿搬送部51、原稿Dの画像情報を光学的に読み込む原稿読込部52が備えられている。
露光部53は、原稿読込部52で読み込んだ画像情報に基づいた露光光Lを、像担持体としての感光体ドラム54上に照射する。
露光部53の下部には、感光体ドラム54上を帯電する帯電部55、感光体ドラム54上に形成されたトナー像を記録媒体Pに転写する転写部58、感光体ドラム54上の未転写トナーを回収するクリーニング部59、及び感光体ドラム54上に形成された静電潜像を現像する現像装置80を備える。
本実施形態においては、現像装置80と感光体ドラム54とを装置本体に対してそれぞれ独立して着脱自在に配設されるプロセスカートリッジとしているが、現像装置80と感光体ドラム54とを一体に連結した態様としてもよい。また、現像装置80と感光体ドラム54と共に、帯電部55及びクリーニング部59を一体化(ユニット化)してプロセスカートリッジを構成することもできる。
画像形成装置の下方には、転写紙等の記録媒体Pが収納された給紙部61〜64、記録媒体P上の未定着トナーを定着する定着部65、現像装置80内の気体を吸気する吸気装置70、複数のトナーボトル121が設置されたトナーバンク120、及びクリーニング部59や転写部58で回収された廃トナーを収納する廃トナーボトル122を備える。
図1に示す画像形成装置における、通常の画像形成時の動作について説明する。
まず、原稿Dは、原稿搬送部51の搬送ローラによって原稿台から図中の矢印方向に搬送され、原稿読込部52上を通過する。このとき原稿読込部52では、上方を通過する原稿Dの画像情報が光学的に読み取られる。
そして、原稿読込部52で読み取られた光学的な画像情報は、電気信号に変換された後、露光部53(書込部)に送信される。そして、露光部53からは、電気信号の画像情報に基づいたレーザ光等の露光光Lが、感光体ドラム54上に向けて発せられる。
一方、感光体ドラム54は、図中の時計方向に回転しており、帯電部55との対向位置でその表面が一様に帯電される。帯電部55で帯電された感光体ドラム54表面は、露光光Lの照射位置に達すると、その位置で原稿Dの画像情報に対応した静電潜像が形成される。潜像が形成された感光体ドラム54の表面は、回転して現像装置80との対向位置に達し、現像装置80により現像される。
ここで、現像装置80内のトナーは、トナー補給部から供給されたトナーとともに、パドルローラ等によってキャリアと混合される。そして、摩擦帯電したトナーは、キャリアとともに現像剤担持体(現像ローラ)上に供給される。
トナー補給部のトナーは、現像装置80内のトナーの消費にともない、現像装置80内に適宜に供給されるものである。現像装置80内のトナーの消費は、現像装置80内に設置されたトナー濃度センサによって検出される。さらに、トナー補給部内のトナーは、複数のトナーボトル121が着脱自在に設置されたトナーバンク120から適宜に補給されるものである。
現像装置80で現像された感光体ドラム54の表面は、転写部58との対向位置に達すると、その位置で感光体ドラム54上のトナー像が記録媒体P上に転写される。
転写が行われた後、感光体ドラム54上には、記録媒体Pに転写されない未転写トナーが僅かながら残存する。
その後、転写部58を通過した未転写トナーを有する感光体ドラム54表面は、クリーニング部59との対向位置に達する。そして、感光体ドラム54に当接するクリーニングブレードにより、未転写トナーがクリーニング部59内に回収される。
なお、クリーニング部59で回収されたトナーは、一部をリサイクルトナーとして、不図示のトナーリサイクル搬送経路を経てトナー補給部90に向けて搬送され、一部を廃トナーとして、不図示の廃トナー搬送経路を経て廃トナーボトル122に向けて搬送される。
クリーニング部59を通過した感光体ドラム54の表面は、不図示の除電部に達する。除電部において感光体ドラム54表面の電位は除電され、一連の作像プロセスが終了する。
一方、転写部58に搬送された記録媒体Pは、次のように動作する。
まず、複数の給紙部61〜64のうち、1つの給紙部が自動又は手動で選択される(例えば、上段の給紙部61が選択されたものとする。)。そして、給紙部61に収納された記録媒体Pの1枚が、搬送経路Kの位置に向けて搬送される。
搬送経路Kを通過した記録媒体Pは、レジストローラの位置に達する。そして、レジストローラの位置に達した記録媒体Pは、感光体ドラム54上に形成されたトナー像と位置合わせをするためにタイミングを合わせて、転写位置(転写部58と感光体ドラム54との対向位置である。)に向けて搬送される。
そして、転写工程後の記録媒体Pは、転写部58の位置を通過した後に、搬送経路を経て定着部65に達する。そして、この位置で、記録媒体P上の未定着トナー像が熱と圧力とによって定着される。その後、定着工程後の記録媒体Pは、出力画像として装置本体から排出される。
こうして、一連の画像形成プロセスが完了する。
なお、図1に示す画像形成装置は高速機であって、例えば、記録媒体Pの搬送速度(または、感光体ドラム54の外周面における線速)が630mm/秒程度に設定されている。
図2に、現像装置80及び像担持体である感光体ドラム54からなるプロセスカートリッジの構成を示す。
図2に示すように、本実施形態の現像装置は、感光体ドラム54に対向する2つの現像剤担持体(第1現像ローラ81、第2現像ローラ82)を備える。また、現像装置80内には、トナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤が収容されている。
図2中、符号83は第1現像ローラ81に現像剤を供給するパドルローラ、符号84は撹拌ローラ、符号85は第1現像ローラ81に先端部が対向するように配設されたドクターブレード、符号86は第2現像ローラ82と現像器ケーシング94間の開口部、符号87は感光体ドラム54に向けて突出して当接する入口シール、符号88は現像剤を長手方向に撹拌するための非回転部材としての撹拌板、符号89は現像剤を長手方向に搬送するための搬送スクリュ、符号90は現像装置80内にトナーを適宜に補給するためのトナー補給部(トナーホッパ)、符号95は現像装置80内を吸気するために現像装置80の上方に形成された吸気口、符号96は規制部材としてのフィルタ、符号100は現像装置80内に収容された現像剤のトナー濃度を検知するトナー濃度センサ(磁気センサ)をそれぞれ示す。
第1現像ローラ81は、現像スリーブ23、及びその中に配置されたマグネットローラ24で構成され、第2現像ローラ82は、現像スリーブ25、及びその内側に配置されたマグネットローラ26で構成されている。現像スリーブ23及び25は、マグネットローラ24及び26に対して矢印bで示す方向に回転可能に構成されている。
図3に、感光体ドラム54と現像剤担持体81及び82との対向する部分の拡大図を示す。
現像剤担持体81及び82を構成するマグネットローラ24及び26の内部には、現像剤を保持するために複数の永久磁石M1〜M8が放射状に固定されている。
ここで、感光体ドラム54に対向する第1現像ローラ81の永久磁石M1と、第2現像ローラ82の永久磁石M6は、主極(または現像磁極)という。
主極である永久磁石M1及びM6は、その磁界によりトナー及び磁性キャリアからなる二成分現像剤を穂立ちさせて磁気ブラシを形成する。該磁気ブラシは、感光体ドラム54上の潜像を現像する。
現像ローラ81の主極の永久磁石M1以外の永久磁石M2〜M5、現像ローラ82の主極の永久磁石M6以外の永久磁石M7、M8は、補助極(または搬送磁極)という。
補助極である永久磁石M2〜M5、M6及びM7は、主極部分において磁気ブラシを良好に形成するために利用される。
ケーシング94には、第1現像ローラ81及び第2現像ローラ82を、感光体ドラム54に対向する部分においてのみ露出させるように開口部86が形成されている。
また、ケーシング94は、現像剤担持体82の前記主極となる永久磁石M6よりも回転方向下流側位置かつ開口部86近傍に配置された補助極となる永久磁石M7と対向する位置に、現像剤担持体82との間隙長さが異なる段差部40を有する。
段差部40により、磁気ブラシとの間には圧力抜き空間(図4において符号41で表される)が形成されることになり、ケーシング94の開口部86に向けて発生する噴出し気流を抑制することができ、最適な吸い込み気流(図4において、矢印28で表される)を発生することができる。
現像剤は、図2において矢印の方向に回転する撹拌ローラ84及び搬送スクリュ89により、また撹拌板88により回転軸方向(長手方向)に均一に撹拌・混合される。そして、摩擦帯電してキャリアに吸着したトナーが、パドルローラ(供給部材)83によってキャリアとともに第1現像ローラ81に供給され、その現像剤が第1現像ローラ81上に担持される。
このとき、トナー補給部90内に収容されたトナーが搬送部材91によって補給ローラ92の位置に搬送され、補給ローラ92からスリット板93に形成された複数の孔部を介して現像装置80内に適宜にトナーが補給される。
なお、トナー補給部90内では、トナーボトル121より供給されたトナーと、クリーニング部59で回収されたリサイクルトナーとがあらかじめ定められた条件に基づいて混合され、現像装置80内に適宜補給される。
第1現像ローラ81に供給され担持された現像剤は、ドクターブレード85の位置で適量化された後、感光体ドラム54との対向位置(第1現像領域)に達する。
対向位置(第1現像領域)を通過した現像剤は、第1現像ローラ81から第2現像ローラ82へ移動し、感光体ドラム54との対向位置(第2現像領域)に達する。
第1現像領域及び第2現像領域において、現像剤中のトナーが感光体ドラム54表面に形成された静電潜像に付着し、現像装置80における現像工程が完了する。
なお、現像工程後の第2現像ローラ82上の現像剤は、第2現像ローラ82から離脱した後、パドルローラ83によって撹拌ローラ84の位置まで搬送される。また、ドクターブレード85の位置で第1現像ローラ81から離脱した現像剤は、撹拌板88及び搬送スクリュ89によって長手方向に撹拌された後に、撹拌ローラ84の位置まで搬送される。
図7及び図8に、従来の現像装置におけるケーシングの段差部を含む部分拡大図を示す。
図7に示すように、段差部40には、磁気ブラシ29との間には圧力抜き空間41が形成され、像担持体54から離れる方向の端部(段差部後端)43に壁状の段差が形成されている。このような構造により、ケーシング94の開口部86に向けて発生する噴出し気流を抑制することができ、最適な吸い込み気流28を発生することができる。
一方、現像ローラ82上の現像剤で形成される磁気ブラシ29中には、弱帯電トナーなどの浮遊トナーが存在し、それらは、吸い込み気流28と共に現像ユニット内へと導かれる。
しかしながら、段差部後端43の位置は形状上、浮遊トナーによる堆積物46が経時で堆積していくこととなる。特にリサイクルトナーを使用した場合は、リサイクルトナー内に含まれる紙粉の影響により堆積物46が発生しやすくなる。そして、堆積物46の影響により、図8に示すような乱れた気流28aとなり、最適な吸い込み気流を発生させることができなくなる。
図4に、本実施形態の現像装置におけるケーシングの段差部を含む部分拡大図を示す。
本実施形態の現像装置は、図4に示すように、段差部40の像担持体54から離れる方向の端部に、現像剤担持体82の回転に対して連れ回り方向に回転する回転部材45を有する。
浮遊トナーが堆積しやすい段差部後端43の位置に、現像ローラ82と連れ回り方向に回転する回転部材45を設置し、回転部材45の動作により堆積しようとする浮遊トナーを掻き取り、吸い込み気流28とともに現像ユニット内へ導くことにより、段差部後端43における堆積物46の発生を抑制し、最適な吸い込み気流を継続して発生させることができる。そして、気流の乱れにより発生するトナーやキャリアの飛散を抑制することができる。
回転部材45は、ブラシローラとしてもよい。
回転部材45をブラシローラとすることにより、堆積物を掻き取る能力が向上し、段差後端43の位置に堆積する堆積物46の増加を抑止でき、最適な吸い込み気流を発生させることができる。
本実施形態の現像装置は、図5(A)に示すように、回転部材45の回転を制御する制御手段47を備える。
制御手段47は、トナー中に含まれるリサイクルトナー率に応じて回転部材45の回転数を変化させる。
ここで、「リサイクルトナー率」とは、トナー全量に対するリサイクルトナーの配合比率であって、例えば、トナー補給部90において、前記トナーリサイクル搬送経路を経て搬送されたリサイクルトナーの重量から求められる値である。
本実施形態の画像形成装置においては、所望の画像品質に応じて、適宜リサイクルトナー率を設定することができるものとする。
制御手段47は、例えば、図5(B)に示すフローにより制御を行う。
まず、トナー補給部90に搬送されるリサイクルトナーの量として、リサイクルトナー率を設定する(ステップS1)。次いで、設定したリサイクルトナー率に基づき、図6に示すようなリサイクルトナー率テーブルにより、回転部材45の線速を決定する(ステップS2)。そして、制御手段47に電気的に接続された回転部材45に対し、線速を制御する(ステップS3)。
リサイクルトナー率テーブルの例を図6に示す。
図6に示すように、回転部材45の制御は、リサイクルトナー率に応じて適宜設定することができる。
例えば、リサイクルトナー率が0%の場合(新規トナーのみからなる場合)は、トナー補給部90から現像装置80内へ補給されるトナーには紙粉等の異物の混入がないと考えられるため、回転部材45を回転させなくてもよい。このため、回転数は0で設定されている。リサイクルトナー率aが50%以下である場合、定常の回転数とし、規定の線速で回転させる。一方、リサイクルトナー率が50%を超えた場合は、回転数を1.5倍とし、規定の線速よりも1.5倍速く回転させることとする。
リサイクルトナー率テーブルは、図6の例に限定されず、さらに細かい段階に応じた回転数制御を設定してもよく、無段階で変化させる設定としてもよい。
上述のように、本実施形態の現像装置は、主極M1及びM6と、補助極M2〜5、M7及びM8とを構成する複数の永久磁石が内蔵された現像剤担持体81及び82を回転させながら、前記主極の磁界によりトナー及びキャリアからなる現像剤で磁気ブラシ29を形成し、像担持体54上の潜像を現像する現像装置80であって、使用されるトナーとして、リサイクルトナーを含む。また、現像剤が収容され、像担持体54に対向する部分で現像剤担持体81及び82を露出させるように開口部86が形成されたケーシング94を備え、ケーシング94は、現像剤担持体82の主極となる永久磁石M6よりも回転方向下流側位置かつ開口部86近傍に配置された補助極となる永久磁石M7と対向する位置に、現像剤担持体82との間隙長さが異なる段差部40を有し、段差部40の像担持体54から離れる方向の端部に、現像剤担持体82の回転に対して連れ回り方向に回転する回転部材45を有する。
これにより、リサイクルトナーを使用する場合でも、リサイクルトナー内に含まれる紙粉などの異物に起因する浮遊トナーを含む堆積物が段差後端43の位置に経時で堆積するのを抑止することができ、気流の乱れにより発生するトナーやキャリアの飛散を抑制することができる。
24、26 マグネットローラ
23、25 現像スリーブ
28 吸い込み気流
29 磁気ブラシ
40 段差部
41 圧抜き空間
43 段差部後端
45 回転部材
46 堆積物
50 画像形成装置
54 像担持体(感光体ドラム)
80 現像装置
81 現像剤担持体(第1現像ローラ)
82 現像剤担持体(第2現像ローラ)
86 開口部
94 ケーシング
M1〜M8 永久磁石
特開2004−20772号公報

Claims (5)

  1. 主極と補助極とを構成する複数の永久磁石が内蔵された現像剤担持体を回転させながら、前記主極の磁界によりトナー及びキャリアからなる現像剤で磁気ブラシを形成し、像担持体上の潜像を現像する現像装置において、
    前記トナーは、リサイクルトナーを含み、
    前記現像剤が収容され、前記像担持体に対向する部分で前記現像剤担持体を露出させるように開口部が形成されたケーシングを備え、
    前記ケーシングは、前記現像剤担持体の前記主極となる永久磁石よりも回転方向下流側位置かつ前記開口部の近傍に配置された前記補助極となる永久磁石と対向する位置に、前記現像剤担持体との間隙長さが異なる段差部を有し、前記段差部の前記像担持体から離れる方向の端部に、前記現像剤担持体の回転に対して連れ回り方向に回転する回転部材を有することを特徴とする現像装置。
  2. 前記回転部材が、ブラシローラであることを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記回転部材の回転を制御する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記トナー中に含まれるリサイクルトナー率に応じて前記回転部材の回転数を変化させることを特徴とする請求項1または2に記載の現像装置。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の現像装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の現像装置を備え、画像形成装置の本体に着脱自在に配設されることを特徴とするプロセスカートリッジ。
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