JP2007247313A - 建築物の防蟻構造及び防蟻施工方法 - Google Patents

建築物の防蟻構造及び防蟻施工方法 Download PDF

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Abstract

【課題】基礎断熱構造において、隙間や目地部から侵入する白蟻を完全に遮断する防蟻構造を提供する。
【解決手段】布基礎1の立ち上がり部2の外側に付設される断熱材8、及び、該立ち上がり部2の上に構築される建物の外側に付設される外張り断熱材8,9として、防蟻剤を含有する防蟻断熱材を用い、水平方向に隣接する防蟻断熱材間の縦目地部に防蟻剤を含有するシーリング材や接着剤からなる防蟻充填材を充填し、さらに、断熱材8と9とを接着する接着剤として防蟻剤を含有する防蟻接着剤を用いる。
【選択図】図1

Description

本発明は、基礎に断熱材を付設してなる基礎断熱構造を有する建築物において、該基礎断熱構造に防蟻手段を講じた防蟻構造と、該防蟻構造を既存の建築物に適用した防蟻施工方法に関する。
住宅の基礎構造の断熱施工方法として、発泡ポリスチレンなどの断熱材を基礎の立ち上がり部の内壁面或いは外壁面に貼り付ける基礎断熱構造が知られている。このような基礎断熱構造における白蟻対策としては、基礎に貼り付けた断熱材の外側を白蟻防止性能を有する部材で覆う方法(特許文献1参照)や、防蟻剤入りの断熱材と防蟻剤入りの低発泡防蟻枠材とを組み合わせた断熱材を基礎に取り付ける方法(特許文献2参照)が知られている。
特開2000−17747号公報 特開2004−316173号公報
しかしながら、従来の基礎断熱構造に防蟻手段を講じた防蟻構造では、基礎の表面の不陸による断熱材表面との隙間や、隣接する断熱材同士の目地部などから侵入する白蟻を完全に遮断することができなかった。
本発明の課題は、基礎断熱構造において、隙間や目地部から侵入する白蟻を完全に遮断する防蟻構造を提供することにあり、さらに、既存の建築物の基礎に該防蟻構造を適用した防蟻施工方法を提供することにある。
本発明の第1は、基礎の立ち上がり部の外側及び内側の少なくとも一方に断熱材を付設した基礎断熱構造を有する建築物の防蟻構造であって、
上記断熱材が防蟻剤を含有する防蟻断熱材であり、
水平方向に隣接する防蟻断熱材間の縦目地部の少なくとも最上部に、該断熱材の厚さ方向に亘って防蟻充填材が充填されていることを特徴とする。
本発明の第2は、基礎の立ち上がり部の外側及び内側の少なくとも一方に断熱材を付設した基礎断熱構造を有する建築物の防蟻構造であって、
上記断熱材が防蟻剤を含有する防蟻断熱材であり、
さらに、上記基礎の立ち上がり部上に付設された建物の少なくとも土台下部の外周に、防蟻断熱材または防蟻処理木材が付設され、該防蟻断熱材または該防蟻処理木材に水切り板が固定されていることを特徴とする。
本発明の第2の防蟻構造においては、
基礎断熱構造の防蟻断熱材が基礎の立ち上がり部の少なくとも外側に付設されており、該防蟻断熱材と少なくとも土台下部の外周に付設された防蟻断熱材または防蟻処理木材とが防蟻剤を含有する防蟻接着剤により互いに接着されていること、
基礎断熱構造の防蟻断熱材が基礎の立ち上がり部の少なくとも外側に付設されており、基礎立ち上がり部の外側に付設された防蟻断熱材の縦目地部と、土台下部の外周に付設された防蟻断熱材または防蟻処理木材の縦目地部とが互いに水平方向にずれていること、
少なくとも基礎断熱構造において、水平方向に隣接する防蟻断熱材間の縦目地部の少なくとも最上部に、該断熱材の厚さ方向に亘って防蟻充填材が充填されていること、
が好ましい。
本発明の第3は、基礎の立ち上がり部の外側及び内側の少なくとも一方に断熱材を付設した基礎断熱構造を有する建築物の防蟻構造であって、
上記断熱材が、基礎の構築後に基礎の立ち上がり部の全周に亘って切れ目なく接着剤を塗布して該立ち上がり部に接着されていることを特徴とする。
本発明の第3の防蟻構造においては、
上記断熱材が防蟻剤を含有する防蟻断熱材であり、上記接着剤が防蟻剤を含有する防蟻接着剤であることが好ましい。
上記本発明の第1〜第3の防蟻構造においては、
水平方向に隣接する防蟻断熱材間で合じゃくりを構成していること、
上記基礎が布基礎であって、該布基礎で囲まれた領域内全面に土間コンクリートが打設されていること、
上記布基礎の立ち上がり部と土間コンクリート端部との打継部、及び/または、立ち上がり部もしくは土間コンクリートを貫通する貫通配管の周囲に防蟻充填材が塗布或いは充填されていること、
上記土間コンクリートの下面外周部及び土間コンクリートを貫通する貫通配管の土間コンクリート下面側周囲に防蟻断熱材を付設したこと、特に、
土間コンクリート下面外周に付設した、水平方向に隣接する防蟻断熱材間で合じゃくりを構成していること、
が好ましい。
本発明の第4は、既存の建築物の防蟻施工方法であって、
基礎を貫通する貫通口を防蟻剤を含有する防蟻断熱材で閉塞した後、少なくとも基礎の立ち上がり部の外側及び内側の少なくとも一方に防蟻断熱材を付設することを特徴とする。
本発明の第1の防蟻構造によれば、隣接する防蟻断熱材間の縦目地部の隙間を登って建物内に侵入する白蟻を、該縦目地部に充填された防蟻充填材によって遮断することができる。
本発明の第2の防蟻構造によれば、土台の外側から侵入する白蟻を、建物の土台の外周に付設された防蟻断熱材または防蟻処理木材によって遮断することができる。特に、基礎の立ち上がり部の外側に防蟻断熱材が付設され、上下の防蟻断熱材間を防蟻接着剤で接着したり、基礎の立ち上がり部に付設した防蟻断熱材の縦目地部と、土台の外周に付設した防蟻断熱材または防蟻処理木材の縦目地部をずらすことで、該縦目地部を登ってくる白蟻の侵入を防止することができる。
本発明の第3の防蟻構造によれば、基礎の立ち上がり部と断熱材との隙間より侵入する白蟻を、該立ち上がり部全周に塗布した接着剤によって遮断することができ、特に、該接着剤が防蟻接着剤である場合にその効果が高く、また、断熱材として防蟻断熱材を用いておくことにより、断熱材内に侵入して来る白蟻を防止することができる。
さらに、本発明の防蟻構造によれば、隣接する防蟻断熱材間で合じゃくりを構成することにより、縦目地部を登ってくる白蟻を遮断することができる。また、基礎が布基礎である場合に、該布基礎で囲まれた領域内に土間コンクリートを打設することによって、床下の土壌から侵入する白蟻を防止することができ、特に、該土間コンクリートと基礎の立ち上がり部との打継部や、立ち上がり部や土間コンクリートを貫通する貫通配管の周囲に防蟻充填材を塗布或いは充填することにより、或いは、土間コンクリートの打設前に上記打継部や貫通配管周囲に相当する部位に防蟻断熱材を付設しておくことにより、土間コンクリートの下部の土壌から上記打継部や貫通配管周囲の隙間より床下に侵入する白蟻を遮断することができる。
本発明の第4の防蟻施工方法によれば、既存の建物の基礎の立ち上がり部の内壁面或いは外壁面に、防蟻断熱材を付設することによって、防蟻対策を施すことができ、特に、本発明の第1乃至第3の発明の基礎断熱構造を適用することにより、より高いレベルで防蟻構造を付与することができる。
以下に図面を参照して本発明を詳細に説明する。
本発明の防蟻構造は、基礎断熱構造に組み合わせて実施される。基礎断熱構造には、建物の土台の下に格子状に構築される布基礎と、建物の下に全面にわたって構築されるべた基礎とに分けられ、それぞれについて断熱材を基礎の立ち上がり部の外側(屋外)に付設した場合と、内側(床下)に付設した場合とに分けられる。図1に布基礎の断熱構造の断面概略図を、図2にべた基礎の断熱構造の断面概略図をそれぞれ示す。図1,図2において、1は布基礎、2は立ち上がり部、3はベース部、4は土間コンクリート、5は建物の土台、6は壁、7は床組である。また、8,9は断熱材、10は断熱材8と9とを接着する接着剤、11,12は外装材、13は水切り金物、21はべた基礎、23は基礎スラブである。
図1に示すように、布基礎1は建物の土台5を支える立ち上がり部2と土壌内に埋め込まれるベース部3とを有し、断面が逆T字形を呈している。布基礎1を用いた場合、図1に示すように、防湿対策として布基礎1で囲まれる領域内全面に土間コンクリート4が打設される場合も有る。
一方、図2に示すように、べた基礎21は建物の土台5を支える立ち上がり部2と建物の下に全面に形成される基礎スラブ23とからなり、基礎スラブ23は図1における土間コンクリート4と同様に床下の防湿作用も有する。
図1,図2に示した基礎断熱構造は、いずれも基礎1,21の立ち上がり部2の外側に断熱材8を付設した外張り断熱構造である。同じ基礎1,21に内張り断熱を施した断熱構造を図3,図4に示す。図3,図4中、31,32は断熱材であり、図3の布基礎の断熱構造においては、土間コンクリート4上に付設された断熱材31は、土間コンクリート4を打設する前の土壌上に付設する場合もある。さらに、基礎1,21の立ち上がり部2を挟んで両側に断熱材8,32を付設する場合もある。
〔防蟻剤〕
本発明においては、一部の断熱材やシーリング材、接着剤などに防蟻剤を含有させて防蟻性を持たせた部材として用いる。
本発明において用いられる防蟻剤としては、通常の住宅などの白蟻対策に利用されている防蟻剤の中から、合成樹脂への配合に適した防蟻剤が使用できる。例えば、以下の防蟻剤が挙げられる。
カーバメート系:カルバリル、フェノルカルブ、プロポクスル
ピレスロイド系:アレスリン、ペルメトリン、トラロメトリン、ビフェントリン、アクリナトリン、アルファシペルメトリン、シフルトリン、シフェノトリン、プラレトリン
ピレスロイド様化合物:エトフェンプロックス、シラフルオフェン
トリアジン系:トリプロピルイソシアネート(TPIC)
クロルフェノール系:4−ブロモ−2,5−ジクロルフェノール(BDCP)
クロルニコチル系:イミダクロプリド、アセタミプリド、クロチアニジン
天然物系:カプリン酸、ヒバ中性油、ウコン
無機化合物系:ホウ素、ホウ酸、ホウ酸亜鉛
その他の化合物:ピレトリン、オクタクロロジプロピルエーテル、フィプロニル
上記防蟻剤は、単独或いは複数を併用して使用することができる。
特に好ましい防蟻剤として、ビフェントリン、シフェノトリン、イミダクロプリド、シラフルオフェンが挙げられる。
〔断熱材〕
本発明に用いられる断熱材としては、通常の建築物における断熱施工に利用されている断熱材と同様の断熱材を使用することができる。なかでも、軽量で耐水性・断熱性・耐圧性に優れたものが好ましく、独立気泡を有する合成樹脂発泡体が好適である。例えば、ポリスチレン系発泡体、ポリエチレン系発泡体、ポリプロピレン系発泡体、ポリウレタン系発泡体、フェノール系発泡体等の合成樹脂発泡体が好適である。特に押出発泡ポリスチレン(商品名「スタイロフォーム」:ダウ化工(株)製)は、高い断熱性及び低い吸水性を有するので最適である。
また、本発明において用いられる防蟻断熱材としては、前記した防蟻剤を上記断熱材に0.05〜10.0重量%の範囲で配合して用いる。具体的には、防蟻剤(ケミホルツ社製「ケミホルツターマイトIMパウダー」)0.1重量%をポリスチレン樹脂及び物理発泡剤に添加し、溶融混合後、押出発泡成形して得られた断熱材が好ましく用いられる。
尚、図1〜図4に示した断熱材8,9,31,32の形状は、施工する基礎構造の表面形状によっても異なるが、一般的には矩形板状をなす。矩形以外の多角形板状のものや、外形に円弧などの曲線形状、凹凸形状などを有する場合もある。平坦な板状のほか、屈曲板状や湾曲板状のものもある。表面に溝や突条その他の凹凸を有するものもある。
断熱材8,9,31,32の寸法として、例えば、矩形板状のものの場合、長辺45〜300cm、短辺15〜90cm、厚み2〜10cmに設定できる。矩形以外の形状の場合も、これに準じて外形寸法範囲が設定できる。
〔防蟻処理木材〕
本発明において用いられる防蟻処理木材としては、木材に防蟻剤を塗布、吹き付け、浸漬、拡散、加圧注入するなどの方法により得られた、通常の住宅などに使用されている防蟻処理を施した木材を用いることができる。中でも、工場において注薬罐中に置かれた木材に防蟻剤の薬液を加圧して注入した防蟻処理木材が好ましく、JASの保存処理規格、JIS A 9108の規格に適合する防蟻処理木材が好ましい。
〔防蟻充填材・防蟻接着剤〕
本発明において用いられる、目地部や部材間の隙間に塗布或いは充填する防蟻充填材は、ウレタン樹脂、シリコーン樹脂、アクリル系樹脂に前記防蟻剤を0.01〜5.0重量%含有させたものが好ましく用いられる。また、防蟻接着剤としてはアクリル系、レゾール系、水高分子イソシアネート系、エポキシ系、ウレタン系、シリコーン系、酢酸ビニル系、ホットメルト系接着剤に上記防蟻剤を0.01〜5.0重量%含有させたものが好ましく用いられ、これら防蟻接着剤は上記防蟻充填材としても用いられる。また、防蟻充填材としては、前記防蟻断熱材を適当な大きさに切断して上記防蟻接着剤により接着する形態も好ましく用いられる。具体的には、アクリル系接着剤(アクリル酸エステル共重合樹脂、無機充填材、水)に、防蟻剤としてイミダクロプリドを0.05重量%配合した接着剤(オーシカ社製「セレクティVE−300」)が好ましく用いられる。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の防蟻構造は、図1〜図4における断熱材8,32として、前記防蟻断熱材を用い、さらに、水平方向に隣接する防蟻断熱材間の縦目地部の少なくとも最上部に前記防蟻充填材を充填したことに特徴を有する。図5に、図1の基礎断熱構造に本発明の防蟻構造を用いた一例の斜視図を示す。図中、51は縦目地部であり、その最上部に防蟻充填材52が充填されている。
本発明において、防蟻充填材52は、断熱材8の厚さ方向に亘って充填されていることが必要であり、かかる防蟻充填材52の存在によって、該縦目地部51を登って侵入してくる白蟻を遮断することができる。また、防蟻充填材52は縦目地部51の最上部に充填されていればその効果が得られるが、好ましくは縦目地部51全体に充填する。
また、本発明においては、水平方向に隣接する断熱材8間において、図6に示すように合じゃくりを構成していることが好ましい。かかる合じゃくりの切り欠きの長さLは断熱材8の厚さtとしておくことにより、図6に示すように、基礎の角部において隙間なく角部を構成することができる。このように、合じゃくりを構成して断熱材8同士を隣接させることにより、縦目地部51が一直線にならないため、該縦目地部51を白蟻が侵入しにくくなる。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の防蟻構造は、建物の土台下部の外周に少なくとも防蟻断熱材または防蟻処理木材が付設されていることを特徴とする。
建物の外側、即ち外装材12の外側を伝って落ちる雨水などが屋内或いは床下に侵入するのを防止するため、通常、水切り金物(水切り板)13が建物の外側に取り付けられている。一般に、該水切り金物13は土台5或いは該土台5よりも上方に取り付けられているため、本発明の如く、土台5の下部の外周に防蟻断熱材または防蟻処理木材を付設しておくことにより、基礎の外装材11表面を登って来る白蟻を該防蟻断熱材または防蟻処理木材で遮断することができる。
本発明においては、少なくとも土台5の下部の外周にかかる防蟻断熱材または防蟻処理木材を付設しておけば、上記効果を得ることができるが、図1,2に示す外張り断熱構造において、建物の外側に付設した断熱材9を防蟻断熱材とすることにより、断熱構造と同時に防蟻構造を容易に実施することができる。また、この場合、立ち上がり部2の外側に付設した防蟻断熱材11の縦目地部と、土台5の外周に付設した防蟻断熱材または防蟻処理断熱材の縦目地部を互いに水平方向にずらして、一直線にならないようにしておくことにより、該縦目地部を登って来る白蟻の侵入を防止することができる。さらに、先に説明した第1の実施形態と組み合わせて、基礎の断熱材8も防蟻断熱材とし、縦目地部に防蟻材を充填して、さらに、上下の断熱材8,9とを接着する接着剤10として前記防蟻接着剤を用いることにより、より高い防蟻効果が得られる。
また、第1の実施形態において説明したように、水平方向に隣接する防蟻断熱材間では合じゃくりを構成して、縦目地部を介して侵入する白蟻を遮断することが好ましい。
〔第3の実施形態〕
本発明の第3の防蟻構造は、図1〜図4に示した基礎1,21の立ち上がり部2に付設された断熱材8,32を、該立ち上がり部2の構築後に接着剤によって接着する際に、該立ち上がり部2の全周に亘って切れ目なく接着剤を塗布することに特徴を有する。これにより、基礎の立ち上がり部2の表面の不陸により生じる、該立ち上がり部2と断熱材8,32との隙間を登って来る白蟻の侵入を該接着剤により遮断することができる。図7に図1の基礎断熱構造に本発明を適用した場合の断面概略図を示す。図中、71が接着剤であり、図7に示すように、複数本、接着剤を塗布することにより、より高い防蟻効果が得られる。特に、該接着剤71としては前記した防蟻接着剤が好ましく、さらには本発明を先に説明した第1及び第2の実施形態と組み合わせ、基礎1,21の立ち上がり部2及び建物の外側に防蟻断熱材を付設する際に、防蟻接着剤を付設箇所の外周に切れ目なく塗布して接着することが好ましい。
〔第4の実施形態〕
図2,図3に示したべた基礎は基礎スラブ23によって建物の下の土壌全面を覆っているため、該土壌より床下に侵入する白蟻を該基礎スラブ23によって遮断することができるため、好ましい。図1,図3に示した布基礎1の場合も、図1,図3に示すように布基礎1で囲まれた領域内全面に土間コンクリート4を打設することにより、床下の土壌から侵入する白蟻を該土間コンクリート4で遮断することができる。しかしながら、土間コンクリート4の乾燥収縮により土間コンクリート4の端部が立ち上がり部2に接する打継部(図1の14)に隙間が生じる場合がある。また、屋外より屋内に引き込まれる配管は土間コンクリート4或いは立ち上がり部2を貫通して配設されるが、これら配管は予め所定の位置に配設された後に立ち上がり部2や土間コンクリート4が構築されるため、やはり乾燥収縮により配管の周囲に隙間が生じる場合がある。このような隙間は当然、白蟻の侵入経路となりうるため、本発明においては、このような隙間に前記した防蟻充填材を塗布或いは充填して白蟻の侵入を防止することが好ましい。図8に、一例の断面概略図を示す。図中、81は貫通配管、82は防蟻充填材である。
また、上記隙間に防蟻対策を施す手段としては、土間コンクリート4を打設する前に打継部や貫通配管81の周囲に相当する箇所に適当な大きさに切断した防蟻断熱材を付設しておくことが好ましい。図9に土間コンクリート4打設後の当該形態の断面概略図を示す。図9中、91は防蟻断熱材であり、好ましくは立ち上がり部2の側面及び貫通配管81に防蟻接着剤により接着固定しておく。土間コンクリート4打設後は該土間コンクリート4の自重によって、土間コンクリート4下面の外周部及び貫通配管81の土間コンクリート下面側周囲に付設された防蟻断熱材91は土間コンクリート4の下面に良好に密着する。
〔第5の実施形態〕
前記した本発明の第1〜第4の実施形態は、既存の建築物に適用して防蟻施工を施すことが可能である。特に、リフォームなどにより床下の基礎が露出する場合などは床下の基礎に防蟻断熱構造を施工することができる。また、土間コンクリートが打設されていない場合には、図9に示した構成も施工することが可能である。基本的には、基礎の立ち上がり部2などに形成されている換気口などの貫通口を防蟻断熱材で閉塞し、該立ち上がり部2の外側及び内側の少なくとも一方に防蟻断熱材を付設すればよい。また、基礎断熱構造を既に施工している場合でも、一般的には内張り、外張りのいずれか一方のみを用いているため、他方に防蟻断熱材を付設することによって、防蟻対策を図ることが可能である。
布基礎を用いた外張り基礎断熱構造の断面概略図である。 べた基礎を用いた外張り基礎断熱構造の断面概略図である。 布基礎を用いた内張り基礎断熱構造の断面概略図である。 べた基礎を用いた内張り基礎断熱構造の断面概略図である。 図1の基礎断熱構造に本発明の防蟻構造を適用した形態を示す斜視図である。 本発明に好ましく用いられる防蟻断熱材の合じゃくり構成を示す斜視図である。 本発明において、防蟻断熱材を基礎の立ち上がり部に接着した状態の断面概略図である。 土間コンクリート端部と基礎立ち上がり部との打継部及び貫通配管周囲に防蟻対策を施した例の断面概略図である。 土間コンクリート打設前に土間コンクリート端部と基礎立ち上がり部との打継部及び貫通配管周囲に防蟻対策を施した例の断面概略図である。
符号の説明
1 布基礎
2 立ち上がり部
3 ベース部
4 土間コンクリート
5 土台
6 壁
7 床組
8,9 断熱材
10 接着剤
11,12 外装材
13 水切り金物
14 打ち継ぎ部
21 べた基礎
23 基礎スラブ
31,32 断熱材
51 縦目地部
52 防蟻充填材
71 防蟻接着剤
81 貫通配管
82 防蟻充填材
91 防蟻断熱材

Claims (13)

  1. 基礎の立ち上がり部の外側及び内側の少なくとも一方に断熱材を付設した基礎断熱構造を有する建築物の防蟻構造であって、
    上記断熱材が防蟻剤を含有する防蟻断熱材であり、
    水平方向に隣接する防蟻断熱材間の縦目地部の少なくとも最上部に、該断熱材の厚さ方向に亘って防蟻充填材が充填されていることを特徴とする建築物の防蟻構造。
  2. 基礎の立ち上がり部の外側及び内側の少なくとも一方に断熱材を付設した基礎断熱構造を有する建築物の防蟻構造であって、
    上記断熱材が防蟻剤を含有する防蟻断熱材であり、
    さらに、上記基礎の立ち上がり部上に付設された建物の少なくとも土台下部の外周に、防蟻断熱材または防蟻処理木材が付設され、該防蟻断熱材または該防蟻処理木材に水切り板が固定されていることを特徴とする建築物の防蟻構造。
  3. 基礎断熱構造の防蟻断熱材が基礎の立ち上がり部の少なくとも外側に付設されており、該防蟻断熱材と少なくとも土台下部の外周に付設された防蟻断熱材または防蟻処理木材とが防蟻剤を含有する防蟻接着剤により互いに接着されている請求項2に記載の建築物の防蟻構造。
  4. 基礎断熱構造の防蟻断熱材が基礎の立ち上がり部の少なくとも外側に付設されており、基礎立ち上がり部の外側に付設された防蟻断熱材の縦目地部と、土台下部の外周に付設された防蟻断熱材または防蟻処理木材の縦目地部とが互いに水平方向にずれている請求項2または3に記載の建築物の防蟻構造。
  5. 少なくとも基礎断熱構造において、水平方向に隣接する防蟻断熱材間の縦目地部の少なくとも最上部に、該断熱材の厚さ方向に亘って防蟻充填材が充填されている請求項2〜4のいずれかに記載の建築物の防蟻構造。
  6. 基礎の立ち上がり部の外側及び内側の少なくとも一方に断熱材を付設した基礎断熱構造を有する建築物の防蟻構造であって、
    上記断熱材が、基礎の構築後に基礎の立ち上がり部の全周に亘って切れ目なく接着剤を塗布して該立ち上がり部に接着されていることを特徴とする建築物の防蟻構造。
  7. 上記断熱材が防蟻剤を含有する防蟻断熱材であり、上記接着剤が防蟻剤を含有する防蟻接着剤である請求項6に記載の建築物の防蟻構造。
  8. 水平方向に隣接する防蟻断熱材間で合じゃくりを構成している請求項1〜5及び7のいずれかに記載の建築物の防蟻構造。
  9. 上記基礎が布基礎であって、該布基礎で囲まれた領域内全面に土間コンクリートが打設されている請求項1〜8のいずれかに記載の建築物の防蟻構造。
  10. 上記布基礎の立ち上がり部と土間コンクリート端部との打継部、及び/または、立ち上がり部もしくは土間コンクリートを貫通する貫通配管の周囲に防蟻充填材が塗布或いは充填されている請求項9に記載の建築物の防蟻構造。
  11. 上記土間コンクリートの下面外周部及び土間コンクリートを貫通する貫通配管の土間コンクリート下面側周囲に防蟻断熱材を付設した請求項9に記載の建築物の防蟻構造。
  12. 上記土間コンクリート下面外周に付設した、水平方向に隣接する防蟻断熱材間で合じゃくりを構成している請求項11に記載の建築物の防蟻構造。
  13. 既存の建築物の防蟻施工方法であって、
    基礎を貫通する貫通口を防蟻剤を含有する防蟻断熱材で閉塞した後、少なくとも基礎の立ち上がり部の外側及び内側の少なくとも一方に防蟻断熱材を付設することを特徴とする建築物の防蟻施工方法。
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