JP2018155075A - 配管構造、建物、および配管設置方法 - Google Patents

配管構造、建物、および配管設置方法 Download PDF

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Abstract

【課題】低コストで次世代の省エネルギー基準を満たすことが可能な配管構造、建物、および配管設置方法を提供する。【解決手段】建物1の基礎2における屋内側に位置している横面部3と屋外側に位置している縦面部4の地中に埋設される部分4aとの間を連通するように設置されている鞘管5と、鞘管を用いて建物の屋内外間に通されている内管6と、を備えている配管構造7において、基礎の横面部の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように断熱層11が設けられており、断熱層は、鞘管および内管の廻りを取り囲むように配された断熱材13で構成され、断熱材は、可塑剤を含まない樹脂発泡体で形成されている。【選択図】図1

Description

本発明は、配管構造、建物、および配管設置方法に関するものである。
建物の基礎に対し、屋内側に位置している横面部と屋外側に位置している縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように鞘管(さや管)を設置し、この鞘管を用いて建物の屋内外間に内管を通すようにした配管構造が知られている(例えば、特許文献1〜特許文献4参照)。
この構造によれば、鞘管を通して簡単に内管を挿入したり引き抜いたりすることができるため、内管を容易に設置したり、また、基礎を壊さずに内管の補修を行ったりすることが可能となる。よって、建物の寿命を延ばすことができる。
特開2008−150889号公報 特開2011−26945号公報 特開2012−233401号公報 特開2013−227851号公報
近年、次世代の省エネルギー基準として、建物の基礎部分の断熱性能を向上することが求められている。しかし、上記各特許文献に記載された状態のままだと、基礎を貫通する配管構造は、次世代の省エネルギー基準を満たすことができなかった。
次世代省エネルギー基準を満たすために基礎を貫通する配管構造の周囲に断熱材を設ける場合、配管構造の周囲と断熱材との間に隙間を設け、防蟻性の薬剤を配合した現場発泡断熱材を充填して断熱欠損と防蟻性を付与した構造とできるが、より断熱性能を向上させるために断熱材を厚くすると、断熱材の厚さの増大に伴い配管構造の周囲と断熱材との間の隙間の高さが高くなるため防蟻性の薬剤を配合した現場発泡断熱材が基礎表面にまで達せず、基礎を貫通する配管と断熱材との間に隙間が残り、この隙間によって基礎を貫通する配管構造から侵入した白蟻が断熱材内部に蟻道を形成して床や柱などの構造躯体に達する虞があった。
さらに、防蟻剤を配合した現場発泡断熱材は価格が高く、断熱材の厚さの増大に伴い配管構造の周囲と断熱材との間の隙間の高さが高くなると、その使用量も多くなるため、よりコストが増大してしまう。
そこで本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであり、低コストで次世代の省エネルギー基準を満たすことが可能な配管構造、建物、および配管設置方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の配管構造は、建物の基礎における屋内側に位置している横面部と屋外側に位置している縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように設置されている鞘管と、該鞘管を用いて建物の屋内外間に通されている内管と、を備えている配管構造において、前記基礎の横面部の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように断熱層が設けられており、前記断熱層は、前記鞘管および前記内管の廻りを取り囲むように配された断熱材で構成され、前記断熱材は、可塑剤を含まない樹脂発泡体で形成されていることを特徴としている。
このように構成することにより、建物の基礎における屋内側に位置する横面部と屋外側に位置する縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように基礎に鞘管を設置し、この鞘管を用いて建物の屋内外間に内管を通すようにして、配管構造を構成できる。これにより、鞘管を通して簡単に内管を挿入したり引き抜いたりすることができるようになるため、内管を容易に設置したり、基礎を壊さずに内管の補修・更新を行ったりすることが可能となる。よって、建物の寿命を延ばすことができる。
また、基礎の横面部の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように断熱層を形成した。このような断熱構造を実現することにより、建物の基礎部分の断熱性能を向上して、次世代の省エネルギー基準を満たすことができるようになる。
さらに、断熱層を、可塑剤を含まない樹脂発泡体で形成された断熱材で構成した。つまり、断熱層が板状の樹脂発泡体で構成されるため、所望の位置に断熱材を配置するだけで断熱層を構築することができる。換言すれば、施工に手間をかけることなく断熱層を構築することができる。
また、本発明の配管構造は、前記断熱材が、前記横面部から突出するように立ち上がった前記内管の外周面と当接するように設けられていることを特徴としている。
このように構成することにより、断熱材が可塑剤を含まないため、内管に当接させても内管の劣化が生じるのを防止できる。したがって、内管と断熱材との間を隙間なく配置することができるため、所望の断熱性能を容易に、かつ、確実に確保することができる。
また、断熱材として可塑剤を含まない樹脂発泡体を用いたため、内管が硬質塩ビ管などで構成されていたとしても断熱材を内管に当接させて設置することが可能となる。つまり、発泡性の断熱材を用いなくても断熱構造を実現できるため、発泡性の断熱材が隙間に届かないために生じる断熱材の欠損が生じるのを防止することができるとともに、施工も簡略化でき、施工コストの低下にもつながる。
また、本発明の配管構造は、前記内管が樹脂製の配管であることを特徴としている。
このように構成することにより、鋼製の配管や特殊な配管を用いることなく、一般的な樹脂製の配管を用いても断熱材と当接させて設置することができる。結果として、簡易な構成で所望の配管構造および断熱構造を実現させることができる。
また、本発明の配管構造は、前記断熱材と前記横面部との境界部には防蟻部材が設けられ、前記防蟻部材は、少なくとも前記内管の外周面と前記鞘管の外周面との間を覆うように設けられていることを特徴としている。
このように構成することにより、断熱材と横面部との境界部に防蟻部材を設け、防蟻部材が少なくとも内管の外周面と鞘管の外周面との間を覆うように設けられる。これにより、基礎の横面部に連続した断熱層を設ける場合でも、鞘管を用いて建物の屋内外間に内管が通される部分に対して防蟻性能を持たせることができる。
また、本発明の建物は、上記いずれかの配管構造を備えていることを特徴としている。
このように構成することにより、上述した配管構造の作用効果が得られる建物を提供することができる。また、次世代の省エネルギー基準を満たす建物を提供することができる。
また、本発明の配管設置方法は、屋内側に位置する横面部と屋外側に位置する縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように鞘管が埋め込まれた状態で基礎を打設する鞘管埋設工程と、前記鞘管を通して建物の屋内と屋外との間に内管を貫通させる内管設置工程と、前記内管の外周面と前記鞘管の外周面との間を覆うように防蟻部材を設ける防蟻部材設置工程と、断熱材を、前記基礎の横面部の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように敷設すると共に、前記横面部から突出するように立ち上がった前記内管の外周面と当接するように敷設する断熱材敷設工程と、有し、前記鞘管および前記内管が設置された前記基礎の横面部に断熱層を形成することを特徴としている。
このように構成することにより、上述した配管構造の作用効果が得られる配管設置方法を提供することができる。また、次世代の省エネルギー基準を満たす配管設置方法を提供することができる。
本発明によれば、基礎を貫通する配管構造の部分についても低コストで次世代の省エネルギー基準を満たすことが可能な配管構造、建物、および配管設置方法を提供することができる。
本実施形態の配管構造を備えた基礎の部分的な縦断面図である。 建物全体を覆う連続した断熱層を示す図である。 基礎部分の断熱層を示す部分的な斜視図である。 図2の場合の配管設置方法の工程図(鞘管埋設工程および内管設置工程)であり、(a)は縦断面図、(b)は平面図である。 図2の場合の配管設置方法の工程図(防蟻部材設置工程)であり、(a)は縦断面図、(b)は平面図である。 図2の場合の配管設置方法の工程図(断熱材敷設工程)であり、(a)は縦断面図、(b)は平面図である。 図1のA部拡大断面図である。 本実施形態における防蟻構造(白蟻侵入防止部など)を示す基礎の部分的な縦断面図である。 図8の変形例を示す基礎の部分的な縦断面図である。 図8のまた別の変形例を示す基礎の部分的な縦断面図である。 合流部(排水ヘッダー)が鞘管から離して設けられている場合の配管構造を示す基礎の部分的な縦断面図である。 合流部(合流桝)を備えた配管構造を示す基礎の部分的な縦断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を、図面を用いて詳細に説明する。図1〜図12は、本実施形態を説明するためのものである。
図1、図7に示すように、建物1の基礎2に対し、屋内側に位置している横面部3と屋外側に位置している縦面部4の地中に埋設される部分4aとの間を連通するように鞘管5を設置し、この鞘管5を用いて建物1の屋内外間に内管6を通すようにした配管構造7が採用されている。
ここで、基礎2は、ベタ基礎とされる。横面部3は、ベタ基礎の底板部のことである。また、縦面部4は、基礎2の立ち上がり部分およびその下側に位置する根入れ部分の側面のことである。なお、基礎2については、ベタ基礎となっているが、このベタ基礎に替えて布基礎などとしてもよい。
本実施形態の配管構造7は、鞘管5および内管6がそれぞれ複数の部材(第一鞘管部5cおよび第二鞘管部5d、屈曲内管部6bおよび第一内管部6cおよび第二内管部6dなど)の組み合わせによって構成されているものである。図1においては、鞘管5は、鞘管5を構成する管の下端側の中心軸が基礎2の縦面部4に対してほぼ垂直となるように埋設されると共に、鞘管5を構成する管の上端側の中心軸が基礎2の横面部3に対してほぼ垂直となるように埋設されている。
なお、鞘管5がそれぞれ複数の部材で構成されているとしたが、これらの構成部材が射出成形やブロー成形で一体とされた単一の部材からなる鞘管5としてもよい。さらに、鞘管5を構成する管の上端側の中心軸と下端側の中心軸とが成す角度がほぼ直角となっているが、鞘管5を構成する管の上端側の中心軸と下端側の中心軸とが成す角度が鈍角であってもよく、この場合、鞘管5を構成する管の下端側の中心軸が基礎2の縦面部4に対してほぼ垂直となる一方、鞘管5を構成する管の上端側の中心軸と基礎2の横面部3とが成す角度が鋭角になるよう構成される。
なお、内管6の屋内側には屋内配管8が接続される。また、内管6の屋外側には屋外配管9が接続される。このような配管構造7は、例えば、給水管や排水管などで使用されている。
ここで、内管6の材質としては、例えば、給水管の場合はポリブデン管や架橋ポリエチレン管が採用され、排水管の場合は硬質塩ビ管が採用される。
そして、以上のような基本的または全体的な構成に対し、本実施形態の配管構造7は、以下のような構成(断熱構造)を備えるようにしている。
まず、上記基礎2の横面部3の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように断熱層11が配されている。
ここで、次世代の省エネルギー基準は、図2に示すように、建物1全体を覆うように断熱欠損のない連続した断熱層11を形成するというものであり、図3に示すように、基礎2の横面部3の少なくとも屋外寄りの部分や、基礎2の立ち上がり部分(縦面部4の上部)の内面などを覆うように断熱層11を設けることが含まれている。なお、基礎2の横面部3に設置される断熱材13は、基礎2の縦面部4から少なくとも300mm以上の距離となるよう設置するのが好ましく、450mm以上の距離まで設置するのがより好ましい。この場合、基礎2の横面部3の水平面に沿って設置される断熱材13の幅が好ましくは300mm以上、より好ましくは450mm以上となる。また、基礎2の横面部3の水平面に沿って設置される断熱材13の幅は1000mm以下であることが好ましく、900mm以下がより好ましい。
この時、基礎2の横面部3に設置される断熱材13の幅は基礎2の縦面部4の基礎内側の面からの距離を指す。すなわち、基礎2の縦面部4に設置される断熱材13の厚さと、基礎2の横面部3の水平面に沿って設置される断熱材13の幅を合わせた長さが少なくとも300mm以上1000mm以下であることが好ましく、450mm以上900mm以下であることがより好ましい。
また、このように床下空間(ピット)において断熱性能を確保するために、断熱材13が縦面部4および横面部3に設置される場合、床下空間を換気する換気口は設けられない。つまり、床下空間は換気口のない、ある程度密閉された空間として構成されている。
本実施形態で用いられる断熱材13は、可塑剤を含まない樹脂発泡体で構成されている。断熱材13は、可塑剤の中でも特にフタル酸エステルを含まない樹脂発泡体で構成されている。断熱材13にフタル酸エステルが含まれているか否かについては、フェノール樹脂発泡体積層板のフェノール樹脂発泡体中にフタル酸系化合物が含まれているか否かを以下の方法により確認することで判断することができる。
(確認方法)
フェノール樹脂発泡体積層板のフェノール樹脂発泡体部分から採取した試料1gを粉砕し、メタノール(150mL)にてソックスレー抽出を行う(7時間)。続いて、エバポレーターにて40℃で濃縮乾固させた後、真空乾燥(常温、30分間)を行う。そして、乾燥質量を測定した後、メタノール5mLに溶解し、ガスクロマトグラフィー/質量分析(GC/MS)測定を行う。GC/MS測定の条件は、以下の通りとした。
GC装置:Agilent Technologies 7890A
注入口温度:320℃
カラム:DB−1MS(30m×0.25mmφ)、液相厚0.25μm
カラム温度:40℃(5分保持)、20℃/分昇温、320℃(11分保持)
MS装置:Agilent Technologies 5975C MSD
イオン源温度:230℃
インターフェイス温度:300℃
イオン化方法:電子イオン化法
この方法で分析してフタル酸化合物が測定されなければ実質的にフタル酸エステルが含まれないと判断してよい。
本実施形態の断熱材13は、可塑剤を含まない樹脂発泡体であり、内管6の外周面6aに当接するように設置されている。つまり、横面部3の表面から内管6が立ち上がるように配設されているが、当該箇所において断熱材13を内管6の外周面6aに沿うように一部切除し、断熱材13を横面部3の表面に当接するように設置されている。なお、横面部3上に設置された断熱材13は、可塑剤を実質的に含まないものであればよく、熱硬化性樹脂発泡体または熱可塑性樹脂発泡体で構成されていればよい。
基礎2の縦面部4に配される断熱材13は、横面部3に配された断熱材13と同じ材質のものが取り付けられている。なお、縦面部4に配される断熱材13は、横面部3に配された断熱材13と異なる材質のものを採用してもよく、例えば、スチレンフォーム(ビーズ法や押出法によるもの)や硬質ウレタンフォームや硬質イソシアヌレートフォーム、フェノールフォームなどでできた発泡プラスチック系断熱ボードなどを使用してもよい。特に、これらの中でもフェノールフォームは最も断熱性能が高く、必要な断熱性能を発揮させるのに最も薄い厚さでよいため、断熱材13を横引きの屋内配管8と干渉しないように設置し易いため、フェノールフォームを用いるのが好ましい。
なお、縦面部4に設置される断熱材13の厚さは、横面部3に設置される断熱材13の厚さと同じかそれ以上の厚さで形成されている。基礎2の断熱性向上においては、外気に接する基礎2の縦面部4に設置された断熱材13の方が大きく寄与するため、縦面部4に設置された断熱材13を厚くした方が効果的である。一方、横面部3に設置された断熱材13は、床下空間(ピット)を大きく確保する観点から可能な限り薄い方がよい。
基礎2の横面部3に設置される断熱材13の厚さとしては、例えば、20mm以上200mm程度のものを用いることができ、35mm以上150mm以下が好ましく、45mm以上100mm以下がより好ましい。ただし、基礎2の横面部3に設置される断熱材13の厚さは、上記に限るものではなく、例えば、基礎2の縦面部4に設置される断熱材13と同じ厚さのものを採用してもよい。
また、横面部3に設置される断熱材13の熱抵抗は0.7m・K/W以上が好ましく、1.0m・K/W以上がより好ましく、2.0m・K/W以上が最も好ましい。熱抵抗はJIS A 1412−2の平板熱流計法により測定される。
さらに、横面部3に設置される断熱材13の吸水量は、基礎2に直接接触するため4.0g/100cm以下のものが採用され、好ましくは3.0g/100cm以下、より好ましくは2.0g/100cm以下のものが採用されるとよい。吸水量はJISA9521に準拠して測定される。
また、図7に示すように、基礎2の横面部3と断熱材13との境界部には防蟻部材30が配されている。防蟻部材30は、内管6の外周面6aと鞘管5の外周面5aとの間を架け渡すように、平面視(基礎2の横面部3を上部の床面から見た場合)で内管6と鞘管5との隙間および鞘管5と横面部3との隙間を覆うように、設けられている。換言すれば、平面視したとき、鞘管5の外縁よりも内側には防蟻部材30の外縁が無く、鞘管5と内管6との間には防蟻部材30の内縁は無い。防蟻部材30はシート状やシール状で構成されていればよく、パッキンのような形状で構成されていてもよい。
また、防蟻部材30を平面視したときの形状としては特に限るものではないが、平面視した時の外縁が円形または四角形とされ、内管6を貫通するための貫通孔が中心に設けられ、この貫通孔は平面視した時の内管6の外縁より小さい内縁によって形成されていてもよい。また、防蟻部材30は、鞘管5の周囲を覆うシート状の第一の防蟻部材と、鞘管5と内管6との間の隙間を覆う第二の防蟻部材の2つの部材から構成されていてもよい。
なお、防蟻部材30が断熱材13と当接している構成としたが、少なくとも鞘管5の周囲および鞘管5と内管6との間に隙間なく防蟻部材30が設けられていれば、防蟻部材30と断熱材13が当接していなくてもよく、例えば基礎2の横面部3を構成するコンクリートが断熱材13と防蟻部材30との間に存在していてもよい。
また、図9に示すように、防蟻部材30は基礎2の横面部3と断熱材13との境界部において、基礎2の内部側に張り出すように設けてもよい。この場合は、鞘管5を基礎2に埋設する際に予め鞘管5の外周面5aから内周面側に掛け渡すように防蟻部材30を設けておくとよい。また、内管6を鞘管5内に配置した後に、内管6と鞘管5との隙間を埋めるように防蟻部材30を配置すればよい。このときの防蟻部材30もシート状やシール状で構成されていればよく、パッキンのような形状で構成されていてもよい。
つまり、基礎2を貫通する鞘管5周辺の白蟻の通り道(いわゆる蟻道)は、鞘管5の外部と、鞘管5の内部との2通りがあるため、防蟻部材30はそれぞれの通り道を塞ぐように横面部3の表面付近に配置されている。
このように防蟻部材30が設置されることで、配管構造7と断熱材13との間を防蟻剤を配合した現場発泡断熱材を用いなくとも白蟻の侵入を防止し、防蟻剤を配合した現場発泡断熱材を用いなくとも板状の断熱材13を配管構造7と近接して設けることが可能になる。
防蟻部材30には防蟻剤が混入されている。防蟻剤は、ホウ酸などの無機化合物系、有機塩素系、カーバメート系、有機リン系、合成ピレス系、ネオニコチノイド系など、白蟻が嫌う成分であれば、どのようなものでもよい。
なお、図8、図9に示すように、防蟻部材30の他に、基礎2と鞘管5との間の隙間に防蟻テープ24Aを貼設して外防蟻材としたり、鞘管5と内管6との間の隙間に防蟻テープ24Bを貼設したり、鞘管5と内管6との間で基礎2屋外側の貫通孔付近に防蟻パッキン25を嵌着したりして内防蟻材として構成してもよい。
防蟻テープ24(24A,24B)は、例えば、微量の防蟻剤を配合したブチルゴムなどのゴム系素材をテープ状にして、その片面または両面に粘着層を形成した粘着塑性物とされる。この防蟻テープ24は、生コンクリートの水和反応の進行に伴って、ブチルゴムの活性基がセメント中の金属酸化イオンとイオン反応を起こして化学的に結合することで、生コンクリートと接着(表面組織が融合)する性質を有するものである。
防蟻パッキン25は、例えば、微量の防蟻剤を配合したブチルゴムなどのゴム系素材をリング状にした密閉材とされる。なお、防蟻部材30として防蟻テープ24や防蟻パッキン25と同じものを採用してもよい。
さらに、図10に示すように、鞘管5と内管6との間の隙間に粒子状や小片状にしたガラスやコレマナイトなどの防蟻材を充填することによって白蟻侵入防止部29を形成してもよい。このとき、白蟻侵入防止部29が内嵌されている鞘管5の外周面5aから白蟻が侵入するのを防ぐために、防蟻部材30は、平面視で鞘管5の外周面5aが作る外周縁よりも大きな外周縁を持つように設置される。さらに、この白蟻侵入防止部29の上面には、透明な飛散防止用蓋部を取付けることができる。または、白蟻侵入防止部29の防蟻材を透明な固化材などで固化させることもできる。そして、この白蟻侵入防止部29の上側に断熱材13を設置している。ただし、本実施形態の場合には、防蟻部材30が飛散防止用蓋部や固化材と同じ機能を果たすので、飛散防止用蓋部や固化材は設けなくてもよい。
図11に示すように、上記内管6に対し、該内管6の上流部に流体の合流部31が設けられるようにしてもよい。ここで、流体は、例えば、排水などとされる。合流部31は、例えば、建物1に設けられた各種の排水設備からの排水を1箇所に集めるための排水ヘッダーや合流枡などとされる。
床面(FL)と基礎2の横面部3との間に対し、排水勾配を付けるための高さに余裕が十分にない場合や、排水設備や基礎構造との位置関係から合流部31を基礎2の近傍に設置できない場合などには、基礎2の横面部3よりも高い位置で内管6に屋内配管8を接続すると共に、屋内配管8の途中に合流部31を設置することになる。本実施形態では、断熱材13が基礎2の横面部3に設けられているため、床面FLの裏面に断熱材を設けなくてもよい場合が想定される。そうすると、合流部31をより建物1の床面FLの直下の高さに設置することができるため、内管6の位置から離れた建物1の内側へ合流部31を設置しても、屋内配管8に必要な排水勾配を確保することが可能となる。
また、図12では、合流部32(合流枡)が内管6の直上、かつ、基礎2の横面部3に設置された断熱材13の上側の位置に設置されている。この場合には、図11とは異なり、合流部32と屋内配管8との間の排水勾配を考慮する必要がないため、合流部32と断熱材13とが干渉しないように設置すればよい。
そして、上記した配管構造7(および断熱構造)を建物1に備えるようにする。
以下、上記した配管構造7を設置する方法(配管設置方法)について説明する。
まず、図4に示すように、屋内側に位置する横面部3と屋外側に位置する縦面部4の地中に埋設される部分4aとの間を連通するように鞘管5が埋め込まれた状態で基礎2を打設する鞘管埋設工程を行う。
続いて、上記鞘管5を通して建物1の屋内と屋外との間に内管6を貫通させる内管設置工程を行う。なお、鞘管埋設工程と内管設置工程とは略同時進行で行ってもよい。
続いて、図5に示すように、基礎2の横面部3から内管6が突出するように配置されているが、内管6の外周面6aと鞘管5の外周面5aとの間を覆うように防蟻部材30を設置する防蟻部材設置工程を行う。
その後、図6に示すように、断熱材13を、上記基礎2の縦面部4および横面部3の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように敷設すると共に、内管6の外周面6aに当接するように配置する断熱材敷設工程を行う。
ここで、鞘管埋設工程は、基礎工事の際に、基礎鉄筋に鞘管5を番線やバンドなどで結束固定した状態でコンクリートを打設することによって行われる。この際、鞘管5は、その下端部が基礎2の縦面部4とほぼ面一となり、その上端部が基礎2の横面部3とほぼ面一となるように基礎2に埋設される。
内管設置工程では、内管6は、鞘管5とほぼ同心状に設置されるようにするのが好ましい。
防蟻部材設置工程では、内管6の外周面6aと鞘管5の外周面5aとの間を覆うようにシート状の防蟻部材30を取り付け、防蟻部材30と横面部3とがほぼ面一となるように設置するのが好ましい。
断熱材敷設工程では、内管6の位置に合わせて現場で内管6の外周面6aに沿った開口を形成するのが好ましい。
本実施形態によれば、建物1の基礎2における屋内側に位置する横面部3と屋外側に位置する縦面部4の地中に埋設される部分4aとの間を連通するように基礎2に鞘管5を設置し、この鞘管5を用いて建物1の屋内外間に内管6を通すようにして、配管構造7を構成した。これにより、鞘管5を通して簡単に内管6を挿入したり引き抜いたりすることができるようになるため、内管6を容易に設置したり、基礎2を壊さずに内管6の補修・更新を行ったりすることが可能となる。よって、建物1の寿命を延ばすことができる。
また、基礎2の横面部3の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように断熱層11(断熱材13)を形成した。このような断熱構造を実現することにより、建物1の基礎2部分の断熱性能を向上して、次世代の省エネルギー基準を満たすことができるようになる。
この際、断熱層11を、可塑剤を含まない樹脂発泡体で形成された断熱材13で構成した。つまり、断熱層11が樹脂発泡体で構成されるため、所望の位置に断熱材13を配置するだけで断熱層11を構築することができる。換言すれば、施工に手間をかけることなく断熱層11を構築することができる。
また、断熱材13が可塑剤を含まないため、樹脂製の内管6に当接させても内管6が劣化するのを防止できる。したがって、内管6と断熱材13との間を隙間なく配置することができるため、所望の断熱性能を容易に、かつ、確実に確保することができる。また、吸水率の低い(吸水量の少ない)断熱材13を採用することにより、換気口がない床下空間において湿気が籠るような状態を防止することができ、断熱材13が変質したり腐食したりすることなく、確実に断熱性能を維持し続けることができる。
また、断熱材13として可塑剤を含まない樹脂発泡体を用いたため、内管6が硬質塩ビ管などで構成されていたとしても断熱材13を内管6に当接させて設置することが可能となる。つまり、現場発泡の断熱材を用いなくても断熱構造を実現できるため、発泡性の断熱材が隙間に届かないために生じる防蟻性能や断熱性能の欠損が生じるのを防止することができるとともに、施工も簡略化でき、施工コストの低下にもつながる。
また、断熱材13と横面部3との境界部に防蟻部材30を設け、防蟻部材30が少なくとも内管6の外周面6aと鞘管5の外周面5aとの間を覆うように設けた。これにより、基礎2の横面部3に連続した断熱層11を設ける場合でも、鞘管5を用いて建物1の屋内外間に内管6が通される部分に対して防蟻性能を持たせることができる。
なお、断熱材13は、可塑剤を含まない樹脂発泡体で構成された板状の樹脂発泡体と、該芯材の表面に貼着されたクラフト紙やガラス繊維混抄紙などの紙や、ガラス繊維不織布、ポリエステル繊維やポリプロピレン繊維などの合成繊維不織布で構成された面材と、で構成されたものであってもよい。このように構成された断熱材13の面材に防蟻剤を塗布して構成してもよく、また、面材をガラス繊維を含有するもので構成してもよい。面材が防蟻剤を含んでいたり、ガラス繊維を含んでいることで面材自体に防蟻性能を持たせることができる。
さらに、防蟻性能を持たせたシートを上記した面材上や断熱材13の芯材が露出した断面に積層してもよい。
さらに、内管6に対し、該内管6の上流部に流体の合流部31(ヘッダー)を設けた。これにより、床面(FL)と基礎2の横面部3との間に対し、排水勾配を付けるための高さに余裕が十分にない場合や、排水設備や基礎構造との位置関係から合流部31を基礎2の近傍に設置できない場合などには、基礎2の横面部3よりも高い位置で内管6に屋内配管8を接続すると共に、屋内配管8の途中に合流部31を設置することになる。この場合には、断熱材13が基礎2に設けられているため、床面FLの裏面に断熱材を設けなくてもよい場合が想定される。そうすると、合流部31をより建物1の床面FLの直下の高さに設置することができるため、内管6の位置から離れた建物1の内側へ合流部31を設置しても、屋内配管8に必要な排水勾配を確保することが可能となる。換言すれば、基礎2の横面部3に断熱材13を設けて基礎側で断熱を図ることにより、床下(床面FLの裏面)で断熱材を設ける必要がなくなる。その結果、床下空間を広く確保することができ、配管スペースなどとして有効に活用することが可能となる。
上記した配管構造7を備えた建物1によれば、上記と同様の効果を得ることができる。
上記した配管設置方法によれば、上記と同様の効果を得ることができる。
以上、本発明の実施形態を図面により詳述してきたが、実施形態は本発明の例示にしか過ぎないものである。よって、本発明は実施形態の構成にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもよい。また、例えば、実施形態に複数の構成が含まれている場合には、特に記載がなくとも、これらの構成の可能な組合せが含まれることは勿論である。
例えば、上記実施形態では、硬質塩ビ管の排水管が内管として設置された場合の説明をしたが、ポリブデン管(や架橋ポリエチレン管など)で構成された給水管を内管として設置してもよい。この場合でも、可塑剤を含む断熱材ではポリブデン管が劣化する虞があるが、可塑剤を含まない断熱材を採用することにより、当接させても配管が劣化するのを防止できる。
また、上記実施形態では、防蟻部材30を取り付けた場合の説明をしたが、防蟻部材30は必ずしも必要では無く、防蟻テープ24のみで防蟻性能を確保するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、断熱材13と内管6とが隙間なく当接して設けられているが、断熱性能上問題がない程度に断熱材13と内管6との間にわずかな隙間があってもよい。鞘管5と内管6との間の間隔は通常1cm程度であるから、本実施形態では1cm未満の隙間が断熱材13と内管6との間にある場合も含まれている。このような内管6と断熱材13との間にわずかな隙間がある場合には現場発泡断熱材を用いてもよい。なお、現場発泡断熱材としては、吹き付け式の断熱フォームなどを使用することができる。吹き付け式の断熱フォームは、例えば、スプレー缶の内部に、噴射剤としてウレタンフォーム原料を充填したものなどとされる。
1 建物
2 基礎
3 横面部
4 縦面部
5 鞘管
5a 外周面
6 内管
6a 外周面
7 配管構造
11 断熱層
13 断熱材
30 防蟻部材
31 合流部
32 合流部

Claims (6)

  1. 建物の基礎における屋内側に位置している横面部と屋外側に位置している縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように設置されている鞘管と、
    該鞘管を用いて建物の屋内外間に通されている内管と、を備えている配管構造において、
    前記基礎の横面部の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように断熱層が設けられており、
    前記断熱層は、前記鞘管および前記内管の廻りを取り囲むように配された断熱材で構成され、
    前記断熱材は、可塑剤を含まない樹脂発泡体で形成されていることを特徴とする配管構造。
  2. 請求項1に記載の配管構造において、
    前記断熱材が、前記横面部から突出するように立ち上がった前記内管の外周面と当接するように設けられていることを特徴とする配管構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の配管構造において、
    前記内管は樹脂製の配管であることを特徴とする配管構造。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の配管構造において、
    前記断熱材と前記横面部との境界部には防蟻部材が設けられ、
    前記防蟻部材は、少なくとも前記内管の外周面と前記鞘管の外周面との間を覆うように設けられていることを特徴とする配管構造。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の配管構造を備えていることを特徴とする建物。
  6. 屋内側に位置する横面部と屋外側に位置する縦面部の地中に埋設される部分との間を連通するように鞘管が埋め込まれた状態で基礎を打設する鞘管埋設工程と、
    前記鞘管を通して建物の屋内と屋外との間に内管を貫通させる内管設置工程と、
    前記内管の外周面と前記鞘管の外周面との間を覆うように防蟻部材を設ける防蟻部材設置工程と、
    断熱材を、前記基礎の横面部の少なくとも屋外寄りの部分を覆うように敷設すると共に、前記横面部から突出するように立ち上がった前記内管の外周面と当接するように敷設する断熱材敷設工程と、有し、
    前記鞘管および前記内管が設置された前記基礎の横面部に断熱層を形成することを特徴とする配管設置方法。
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