JP2007244675A - 放射線撮影装置および画像処理装置 - Google Patents

放射線撮影装置および画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】画像から適切にノイズを除去し、画像品質を向上することができる。
【解決手段】スライス画像Sにおいて選択される注目画素Pcと、その注目画素Pcの近傍に位置する近傍画素Pnとからなる注目画素領域Paの画素値(x−i,y−j)についての標準偏差σを統計量として算出する統計量算出処理を、スライス画像Sにおいて複数の画素Pを注目画素Pcとして順次選択するように、統計量算出部341が実施する。そして、統計量算出部341によって算出された統計量としての標準偏差σに基づいて、ノイズ抽出部340がスライス画像Sからノイズを抽出し、そのノイズ抽出部340によって抽出されたノイズを、ノイズ除去部350がスライス画像Sから除去する。
【選択図】図7

Description

本発明は、放射線撮影装置および画像処理装置に関し、特に、画像からノイズを抽出し、その抽出したノイズを画像から除去する放射線撮影装置および画像処理装置に関する。
X線CT(Computed Tomography)装置などの放射線撮影装置は、被検体をX線などの放射線でスキャンし、そのスキャンによって得られる投影データに基づいて、被検体のスライスについての画像を、2次元画像、3次元画像、および、動画像として画像再構成して生成する(たとえば、特許文献1参照)。このような放射線撮影装置は、医療用途や産業用途などの広範な用途で利用されている。
特開2004−173756号公報
放射線撮影装置は、画像処理装置を有しており、この画像処理装置は、たとえば、スライスについての画像を平滑化処理してノイズを除去する。
しかしながら、画像処理装置においては、画像のエッジ部分などについても平滑化処理を施すために、空間分解能や時間分解能が低下する場合があった。
また、画像のエッジ部分を事前に検出しておき、その検出されたエッジ部分以外について平滑化処理を実施し、分解能を保持させる方法が提案されているが、特に、画像において点状にランダムに発生するドットノイズについては認識することが困難であるために、このようなドットノイズなどのノイズを画像から除去できない場合があった。
このため、画像にノイズが残存し、画像品質を向上することができない場合があった。
したがって、本発明の目的は、画像から適切にノイズを除去し、画像品質を向上可能な放射線撮影装置および画像処理装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の放射線撮影装置は、被検体に放射線を照射し、前記被検体を透過した放射線を検出するスキャンを実施することによって、前記被検体についての画像を生成する放射線撮影装置であって、前記画像からノイズを抽出するノイズ抽出部と、前記ノイズ抽出部によって抽出されたノイズを前記画像から除去するノイズ除去部とを有し、前記ノイズ抽出部は、前記画像において選択される注目画素と、前記注目画素の近傍に位置する近傍画素とからなる注目画素領域の画素値についての統計量を算出する統計量算出処理を、前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する統計量算出部を含み、前記統計量算出部によって算出された前記統計量に基づいて、前記画像からノイズを抽出する。
上記目的を達成するため、本発明の画像処理装置は、画像からノイズを抽出するノイズ抽出部と、前記ノイズ抽出部によって抽出されたノイズを前記画像から除去するノイズ除去部とを有する画像処理装置であって、前記ノイズ抽出部は、前記画像において複数の画素から選択される注目画素と、前記注目画素の近傍に位置する近傍画素とからなる注目画素領域の画素値についての統計量を算出する統計量算出処理を、前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する統計量算出部を含み、前記統計量算出部によって算出された前記統計量に基づいて、前記画像からノイズを抽出する。
本発明によれば、画像から適切にノイズを除去し、画像品質を向上可能な放射線撮影装置および画像処理装置を提供することができる。
本発明にかかる実施形態について説明する。
<実施形態1>
以下より、本発明の実施形態1について説明する。
図1は、本発明にかかる実施形態のX線CT装置1についての全体構成を示すブロック図であり、図2は、本実施形態のX線CT装置1における要部を示す構成図である。
図1に示すように、X線CT装置1は、走査ガントリ2と、操作コンソール3と、被検体搬送部4とを有する。X線CT装置1は、被検体にX線を照射し、その被検体を透過したX線を検出するスキャンを実施することによって得られる投影データを用いて、被検体についての画像を生成する。
走査ガントリ2について説明する。
走査ガントリ2は、図1に示すように、X線管20とX線管移動部21とコリメータ22とX線検出器23とデータ収集部24とX線コントローラ25とコリメータコントローラ26と回転部27とガントリコントローラ28とを有し、操作コンソール3からの制御信号CTL30aに基づいて、被検体搬送部4により撮影空間29に移動された被検体をX線でスキャンして、その被検体の投影データを得る。具体的には、走査ガントリ2においては、図2に示すように、被検体が搬入される撮影空間29を挟むように、X線管20とX線検出器23とが配置されている。そして、コリメータ22が、X線管20から撮影空間29の被検体へ照射されるX線を成形するように配置されている。そして、走査ガントリ2は、被検体の体軸方向zを中心にして、X線管20とコリメータ22とX線検出器23とを被検体の周囲で旋回させる。これにより、走査ガントリ2は、被検体の周囲における複数のビュー方向からX線管20がX線を照射し、X線管20から被検体を透過するX線をX線検出器23が検出するスキャンを実施して、投影データを得る。走査ガントリ2の各部について、順次、説明する。
X線管20は、たとえば、回転陽極型であり、X線を被検体に照射する。X線管20は、図2に示すように、X線コントローラ25からの制御信号CTL251に基づいて、所定強度のX線を被検体の撮影領域にコリメータ22を介して照射する。X線管20から放射されたX線は、コリメータ22によって、たとえば、コーン状に成形され、X線検出器23に照射される。そして、X線管20は、被検体の周囲のビュー方向からX線を被検体に照射するために、被検体の体軸方向zを中心に回転部27によって被検体の周囲を回転移動する。つまり、X線管20は、被検体搬送部4が被検体を撮影空間29に移動する方向に沿った軸を中心にして、被検体の周囲を旋回する。
X線管移動部21は、図2に示すように、X線コントローラ25からの制御信号CTL252に基づいて、X線管20の放射中心を、走査ガントリ2における撮影空間29内の被検体の体軸方向zに移動させる。
コリメータ22は、図2に示すように、X線管20とX線検出器23との間に配置されている。コリメータ22は、たとえば、X線が透過しない遮蔽板を含み、チャネル方向iと列方向jとにそれぞれ2枚ずつ、遮蔽板が設けられている。コリメータ22は、コリメータコントローラ26からの制御信号CTL261に基づいて、各方向に設けられた2枚の遮蔽板を独立して移動させて、X線管20から照射されたX線をそれぞれの方向において遮ってコーン状に成形することにより、X線の照射範囲を調整する。つまり、コリメータ22は、X線管20から照射されたX線が通過する開口の大きさを可変することにより、X線の照射範囲を調整する。
X線検出器23は、X線管20から照射され、撮影空間29の被検体を透過するX線を検出して、被検体の投影データを生成する。X線検出器23は、X線管20と共に、回転部27によって被検体の周囲を回転する。そして、被検体の周囲からX線管20により照射され、被検体を透過したX線を検出して投影データを生成する。
図2に示すように、X線検出器23は、いわゆる多列X線検出器であり、たとえば、X線管20が撮影空間29の被検体の周囲を回転部27により回転する回転方向に沿ったチャネル方向iと、X線管20が回転部27によって回転する際に中心軸となる回転軸方向に沿った列方向jとに検出素子23aがアレイ状に2次元的に配列されている。たとえば、X線検出器23は、検出素子23aがチャネル方向iに1000個程度配列され、列方向jに32から64個程度配列されている。また、X線検出器23は、2次元的に配列された複数の検出素子23aによって、凹状に湾曲した検出面が形成されている。
X線検出器23を構成する検出素子23aは、たとえば、固体検出器として構成されており、X線を光に変換するシンチレータ(図示なし)と、シンチレータが変換した光を電荷に変換するフォトダイオード(図示なし)とを有する。なお、検出素子23aは、これに限定されるものではなく、たとえば、カドミウム・テルル(CdTe)等を利用した半導体検出素子、あるいはキセノン(Xe)ガスを利用した電離箱型の検出素子であって良い。
データ収集部24は、X線検出器23からの投影データを収集するために設けられている。データ収集部24は、X線検出器23のそれぞれの検出素子23aが検出したX線による投影データを収集して、操作コンソール3に出力する。図2に示すように、データ収集部24は、選択・加算切換回路(MUX,ADD)241とアナログ−デジタル変換器(ADC)242とを有する。選択・加算切換回路241は、X線検出器23の検出素子23aによる投影データを、中央処理装置30からの制御信号CTL303に応じて選択し、あるいは組み合わせを変えて足し合わせ、その結果をアナログ−デジタル変換器242に出力する。アナログ−デジタル変換器242は、選択・加算切換回路241において選択あるいは任意の組み合わせで足し合わされた投影データをアナログ信号からデジタル信号に変換して中央処理装置30に出力する。
X線コントローラ25は、図2に示すように、中央処理装置30からの制御信号CTL301に応じて、X線管20に制御信号CTL251を出力し、X線の照射を制御する。X線コントローラ25は、たとえば、X線管20の管電流や照射時間などを制御する。また、X線コントローラ25は、中央処理装置30による制御信号CTL301に応じて、X線管移動部221に対し制御信号CTL252を出力し、X線管20の放射中心を体軸方向zに移動するように制御する。
コリメータコントローラ26は、図2に示すように、中央処理装置30からの制御信号CTL302に応じてコリメータ22に制御信号CTL261を出力し、X線管20から被検体へ照射されたX線を成形するように、コリメータ22を制御する。
回転部27は、図1に示すように、円筒形状であり、中心部分に撮影空間29が形成されている。回転部27は、ガントリコントローラ28からの制御信号CTL28に応じて、たとえば、モーター(図示なし)を駆動し、撮影空間29内における被検体の体軸方向zを中心にして回転する。回転部27は、X線管20とX線管移動部21とコリメータ22とX線検出器23とデータ収集部24とX線コントローラ25とコリメータコントローラ26とが搭載されており、各部を支持している。そして、回転部27は、スリップリング(図示なし)を介して、各部に電力を供給する。また、回転部27は、各部を被検体の周囲に回転移動させ、撮影空間29に搬入される被検体と各部との位置関係を回転方向にて相対的に変化させる。
ガントリコントローラ28は、図1および図2に示すように、操作コンソール3の中央処理装置30による制御信号CTL304に基づいて、回転部27に制御信号CTL28を出力し、回転部27が回転するように制御する。
操作コンソール3について説明する。
操作コンソール3は、図1に示すように、中央処理装置30と、入力装置41と、表示装置51と、記憶装置61とを有する。
操作コンソール3における中央処理装置30は、オペレータにより入力装置41に入力される指令に基づいて、種々の処理を実施する。中央処理装置30は、コンピュータと、このコンピュータを種々の手段として機能させるプログラムとを含む。
図3は、中央処理装置30の構成を示すブロック図である。
中央処理装置30は、図3に示すように、制御部301と、スキャン条件設定部302と、画像再構成部303と、画像処理部304とを有する。各部は、コンピュータを種々の手段として機能させるプログラムを含む。
制御部301は、X線CT装置1の各部を制御するために設けられている。制御部301は、オペレータにより入力装置41に入力された指令に基づいて各部を制御する。たとえば、制御部301は、オペレータにより入力装置41に入力された指令に基づいてスキャン条件設定部302が設定したスキャン条件に対応するように、各部を制御してスキャンを実施する。具体的には、制御部301は、被検体搬送部4に制御信号CTL30bを出力し、被検体搬送部4に被検体を撮影空間29へ搬送させて移動させる。そして、制御部301は、ガントリコントローラ28に制御信号CTL304を出力して、走査ガントリ2の回転部27を回転させる。そして、制御部301は、X線管20からX線の照射するように、制御信号CTL301をX線コントローラ25に出力する。そして、制御部301は、制御信号CTL302をコリメータコントローラ26に出力し、コリメータ22を制御してX線を成形する。また、制御部301は、制御信号CTL303をデータ収集部24に出力し、X線検出器23の検出素子23aが得る投影データを収集するように制御する。
スキャン条件設定部302は、オペレータにより入力装置41に入力されたスキャンパラメータに基づいて、スキャンの実施において各部を動作させるスキャン条件を設定する。スキャン条件設定部302は、たとえば、スキャン条件をヘリカルスキャン方式に対応するように設定する。具体的には、スキャン条件設定部302は、スライス位置、スライス厚、スキャン開始位置、スキャン終了位置、スキャンピッチ、X線ビーム幅、管電流値などに対応するように、各部を動作させるスキャン条件を設定する。そして、スキャン条件設定部302は、その設定したスキャン条件についてのデータを制御部301に出力して、各部を制御させる。
画像再構成部303は、スキャンの実施によってデータ収集部24が収集した投影データに基づいて、被検体のスライスについてのスライス画像を、複数の画素からなるデジタル画像として再構成する。本実施形態においては、画像再構成部303は、フィルタ処理逆投影法などの画像再構成法によって、スキャンにて得られた投影データから、たとえば、CT値を画素値とするスライス画像を生成する。
画像処理部304は、画像再構成部303によって再構成されたスライス画像を画像処理する。詳細については後述するが、本実施形態において、画像処理部304は、画像再構成部303によって再構成されたスライス画像からノイズを抽出した後に、その抽出されたノイズをスライス画像から除去する画像処理を実施する。
操作コンソール3の入力装置41は、たとえば、キーボードやマウスなどにより構成されている。入力装置41は、オペレータの入力操作に基づいて、スキャンパラメータや被検体情報などの各種情報や指令を中央処理装置30に入力する。たとえば、本スキャン条件を設定する際においては、入力装置41は、そのスキャンパラメータとして、スキャン開始位置、スキャン終了位置、スキャンピッチ、X線ビーム幅、管電流値、スライス厚についてのデータをオペレータからの指令に基づいて入力する。
操作コンソール3の表示装置51は、たとえば、CRTを含み、中央処理装置30からの指令に基づき、表示面に画像を表示する。本実施形態において、表示装置51は、たとえば、画像再構成部303によって再構成されたスライス画像から、画像処理部304がノイズを除去したスライス画像を表示する。
操作コンソール3の記憶装置61は、メモリにより構成されており、各種データを記憶している。記憶装置61は、その記憶されたデータが必要に応じて中央処理装置30によってアクセスされる。
被検体搬送部4について説明する。
被検体搬送部4は、撮影空間29の内部と外部との間で被検体を搬送する。
図4は、被検体搬送部4の構成を示す斜視図である。
図4に示すように、被検体搬送部4は、テーブル部401と、テーブル移動部402とを有する。
被検体搬送部4のテーブル部401は、被検体が載置される載置面が形成されており、その載置面で被検体を支持する。たとえば、被検体は、仰向けになるようにテーブルに寝かされて、被検体搬送部4のテーブル部401に支持される。
被検体搬送部4のテーブル移動部402は、被検体の体軸方向zに沿った水平方向Hにテーブル部401を移動させる水平移動部402aと、水平方向Hに対して垂直な鉛直方向Vにテーブル部401を移動させる垂直移動部402bとを有し、中央処理装置30からの制御信号CTL30bに基づいて、撮影空間29の内部に被検体を搬入するように、テーブル部401を移動させる。
画像処理部304の詳細について説明する。
図5は、画像処理部304の構成を示すブロック図である。
図5に示すように、画像処理部304は、ノイズ抽出部340と、ノイズ除去部350とを有しており、画像再構成部303によって再構成されたスライス画像からノイズを抽出した後に、その抽出されたノイズをスライス画像から除去する画像処理を実施する。
画像処理部304のノイズ抽出部340は、画像再構成部303によって再構成されたスライス画像からノイズを抽出する。つまり、ノイズ抽出部340は、複数の画素からなるスライス画像において、スライス画像の画素の画素値がノイズであるか否かを判別することによって、その複数の画素からノイズとしての画素を抽出する。本実施形態においては、ノイズ抽出部340は、図5に示すように、統計量算出部341と、代表値算出部342と、論理演算部343とを有しており、統計量算出部341と代表値算出部342とが算出する統計量と代表値とを用いて、論理演算部343が実施する論理演算処理の結果に基づき、スライス画像の複数の画素からノイズを判別してノイズとしての画素を抽出する。ここでは、ノイズ抽出部340は、ノイズとして、ドットノイズを抽出する。ノイズ抽出部340の各部について説明する。
統計量算出部341は、複数の画素からなるスライス画像において選択される注目画素と、その注目画素の近傍に位置する近傍画素とからなる注目画素領域の画素値についての統計量を、スライス画像の画素のそれぞれに対応するように、順次、算出する。つまり、統計量算出部341は、注目画素領域の画素値についての統計量を算出する統計量算出処理を、スライス画像の複数の画素を注目画素として、順次、選択するように実施する。ここでは、統計量算出部341は、スライス画像において選択される注目画素と、その注目画素の近傍に位置する近傍画素とからなる注目画素領域の画素値についての標準偏差を、統計量として算出する統計量算出処理を、複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する。具体的には、統計量算出部341は、注目画素領域の各画素の画素値と、各画素値の平均値との差分を2乗した2乗値を、注目画素領域の各画素に対応するように算出した後に、その各画素に対応するように算出した2乗値を加算して加算値を算出する。その後、その加算値を、注目画素領域の画素数で割った値について、平方根をとることによって、統計量として標準偏差を算出する。統計量算出部341は、このような統計量算出処理を、スライス画像の複数の画素のすべてを、注目画素として順次選択するようにして実施する。
代表値算出部342は、スライス画像において選択される注目画素と、注目画素の近傍に位置する近傍画素とからなる注目画素領域の画素値についての代表値を、スライス画像の画素のそれぞれに対応するように順次算出する。つまり、代表値算出部342は、注目画素領域の画素値から代表値を算出する代表値算出処理を、スライス画像において複数の画素を注目画素として順次選択するように実施する。たとえば、代表値算出部342は、注目画素と、その近傍画素との画素値の平均値を、注目画素領域の代表値として算出する。なお、代表値算出部342は、注目画素と、その近傍画素との画素値において中央に位置するメディアン値を、注目画素領域の代表値として算出してもよい。
論理演算部343は、スライス画像において選択される注目画素の画素値と、その選択された注目画素に対応して算出された代表値との関数値を算出した後に、その選択された注目画素に対応して算出された統計量と、前述のようにして算出した関数値とを論理演算する論理演算処理を、スライス画像の画素のそれぞれに対応するように順次実施する。つまり、論理演算部343は、注目画素の画素値と、代表値算出部342によって当該注目画素に対応するように算出された代表値との関数値を算出した後に、当該関数値と、統計量算出部341によって当該注目画素に対応するように算出された統計量とを比較する論理演算処理を、スライス画像において複数の画素を注目画素として順次選択するように実施する。ここでは、論理演算部343は、注目画素の画素値と、代表値算出部342によって当該注目画素に対応するように算出された代表値との差分値を、関数値として算出した後に、論理演算処理として、当該差分値と、統計量算出部341によって当該注目画素に対応するように算出された統計量とを比較する比較処理を、スライス画像において複数の画素を注目画素として順次選択するように実施する。具体的には、論理演算部343は、注目画素に対応する注目画素領域についての統計量を定数倍した値を基準値とし、その注目画素の画素値と、その注目画素に対応する注目画素領域の代表値との差分値の絶対値が、その基準値よりも大きいか小さいかについて比較する。そして、この差分値の絶対値が基準値よりも大きい場合には、その注目画素の画素値は、ノイズとして判別され、この差分値の絶対値が基準値よりも小さい場合には、その注目画素の画素値は、ノイズではないものとして判別される。
画像処理部304のノイズ除去部350は、ノイズ抽出部340によって抽出されたノイズをスライス画像から除去する。ノイズ除去部350は、ノイズ抽出部340によって抽出されたノイズの画素値を、当該ノイズに対応する代表値に置換することによって、スライス画像からノイズを除去する。つまり、ノイズ除去部350は、ノイズ抽出部340によってノイズとして抽出された画素と、その近傍に位置する近傍画素とからなる画素領域の画素値に基づいて、ノイズとして抽出された画素の画素値を置換することによって、スライス画像からノイズを除去する。本実施形態においては、ノイズ除去部350は、スライス画像の複数の画素においてノイズ抽出部340によってノイズとして抽出された画素の画素値を、当該ノイズとして抽出された画素を注目画素として代表値算出部342が算出した代表値に置換することによって、スライス画像からノイズを除去する。具体的には、ノイズ除去部350は、スライス画像においてノイズとして抽出された画素を注目画素とした場合において、代表値算出部342によって算出される注目画素領域の画素値の平均値を代表値とし、その代表値を、ノイズとして抽出された画素の画素値として置換する処理をする。一方で、スライス画像においてノイズとして抽出されなかった画素については、置換処理を実施せずに、その画素値を保持させる。
本実施形態のX線CT装置1の動作について説明する。
図6は、本実施形態において、画像再構成部303によって再構成されたスライス画像から、画像処理部304がノイズを除去する動作を示すフロー図である。
まず、図6に示すように、統計量の算出を実施する(S11)。
図7は、本実施形態において、統計量として標準偏差を算出する様子を説明するための図である。図7においては、図7(a)がスライス画像Sを示しており、図7(b)が注目画素領域Paを示している。
統計量としての標準偏差σの算出を実施する際には、図7に示すように、スライス画像Sにおいて選択される注目画素Pcと、その注目画素Pcの近傍に位置する近傍画素Pnとからなる注目画素領域Paの画素値Iについての統計量σを算出する統計量算出処理を、統計量算出部341が、スライス画像Sの複数の画素Pを注目画素Pcとして順次選択するように実施する。
ここでは、まず、図7(a)に示すように、たとえば、複数の画素Pがxy平面にマトリクス状に並ぶ2次元画像のスライス画像Sにおいて、注目画素Pcと、その注目画素Pcの近傍に位置する近傍画素Pnとからなる注目画素領域Paを、スライス画像Sの各画素Pに対応するように、順次、統計量算出部341が区画する。つまり、スライス画像Sの複数の画素Pにおいて、1つの画素Pを注目画素Pcとし、その注目画素Pcから所定の画素位置の範囲MSにおいて隣接する座標の画素Pを近傍画素Pnとして、注目画素領域Paを区画する。具体的には、図7(b)に示すように、スライス画像Sの複数の画素Pにおいて、(x,y)座標にある画素Pを注目画素Pcとし、(x+1,y+1)、(x+1,y)、(x+1,y−1)、(x,y+1)、(x,y−1)、(x−1,y+1)、(x−1,y)、(x−1,y−1)座標のように、その(x,y)座標の注目画素Pcから、1つ隣の画素位置の範囲MSにおいて隣接する座標の画素Pを、近傍画素Pnとして注目画素領域Pを区画する。このように、注目画素Pcを中心にした3×3の局所マトリクス領域を、注目画素領域Paとして区画する。なお、たとえば、注目画素Pcを中心にした5×5の局所マトリクス領域を、注目画素領域Paとして区画してもよい。
その後、以下の数式(1)に示すように、注目画素領域Paの各座標(x−i,y−j)(ここで、i=−MS,・・・,x,・・・,+MS,j=−MS,・・・,x,・・・,+MSである)の画素Pの画素値I(x−i,y−j)について、統計量としての標準偏差σを算出する。数式(1)において、Iaは、注目画素領域Paの各座標の画素Pの画素値Iの平均値を示している。
Figure 2007244675
この数式(1)に示すように、統計量算出部341は、注目画素領域Paの各画素Pの画素値I(x−i,y−j)と、各画素値I(x−i,y−j)の平均値Iaとの差分を2乗した2乗値を、注目画素領域Paの各画素Pに対応するように算出した後に、その各画素Pに対応するように算出した2乗値を加算して加算値を算出する。その後、その加算値を、注目画素領域Paの画素数Nで割った値について、平方根をとることによって、統計量としての標準偏差σを算出する。
たとえば、図7(b)に示すように、(x,y)座標に位置する注目画素Pcについての注目画素領域Paを区画した場合においては、(x,y)、(x+1,y+1)、(x+1,y)、(x+1,y−1)、(x,y+1)、(x,y−1)、(x−1,y+1)、(x−1,y)、(x−1,y−1)座標にある各画素Pの画素値I(x,y),I(x+1,y+1),I(x+1,y),I(x+1,y−1),I(x,y+1),I(x,y−1),I(x−1,y+1),I(x−1,y),I(x−1,y−1)と、この平均値Iaとの差分を2乗した2乗値を、注目画素領域Paの各画素Pに対応するように順次算出する。そして、その各画素Pに対応するように算出した2乗値を加算して加算値を算出する。その後、その加算値を、注目画素領域Paの画素数Nである9で割った値について、平方根をとり、統計量としての標準偏差σを算出する。そして、統計量算出部341は、このような統計量算出処理を、スライス画像Sの複数の画素Pのすべてを、注目画素Pcとして順次選択するようにして実施する。
つぎに、図6に示すように、代表値の算出を実施する(S21)。
ここでは、スライス画像Sにおいて選択される注目画素Pcと、その注目画素Pcの近傍に位置する近傍画素Pnとからなる注目画素領域Paの画素値I(x−i,y−j)についての代表値R(x,y)を算出する代表値算出処理を、代表値算出部342がスライス画像Sにおいて複数の画素Pを注目画素Pcとして順次選択するように実施する。
たとえば、以下の数式(2)に基づいて、注目画素領域Paの各座標(x−i,y−j)の画素Pの画素値I(x−i,y−j)についての平均値Avを、代表値R(x,y)として算出する。
Figure 2007244675
たとえば、図7(b)に示すように、注目画素領域Paを区画した場合においては、(x,y)、(x+1,y+1)、(x+1,y)、(x+1,y−1)、(x,y+1)、(x,y−1)、(x−1,y+1)、(x−1,y)、(x−1,y−1)座標にある各画素Pの画素値I(x,y),I(x+1,y+1),I(x+1,y),I(x+1,y−1),I(x,y+1),I(x,y−1),I(x−1,y+1),I(x−1,y),I(x−1,y−1)を加算した後に、その加算値を、注目画素領域Paの画素数Nである9で割ることによって平均値Avを算出し、その平均値Avを代表値R(x,y)とする。代表値算出部342は、このような代表値算出処理を、スライス画像Sの複数の画素Pのすべてを、注目画素Pcとして順次選択するようにして実施する。
つぎに、図6に示すように、論理演算処理の実施を行う(S31)。
ここでは、スライス画像Sにおいて選択される注目画素Pcの画素値I(x,y)と、その選択された注目画素Pcに対応して算出された代表値Rとの差分値を関数値として算出した後に、その選択された注目画素Pcに対応して算出された統計量としての標準偏差σと、前述のようにして算出した関数値としての差分値とを比較する比較処理を、論理演算処理として、論理演算部343が、スライス画像Sにおいて複数の画素Pを注目画素Pcとして順次選択するように実施する。
具体的には、以下の数式(3)に示すように、注目画素Pcの画素値I(x,y)と、その注目画素Pcに対応する注目画素領域Paの代表値R(x,y)との差分値Dを、論理演算部343が算出する。そして、注目画素Pcに対応する注目画素領域Paについての標準偏差σを定数倍(k倍)した値を基準値Stdとし、差分値Dの絶対値が基準値Stdよりも大きいか小さいかについて、論理演算部343が比較する。
Figure 2007244675
つぎに、図6に示すように、ノイズの抽出を実施する(S41)。
ここでは、複数の画素Pからなるスライス画像Sにおいて、スライス画像Sの画素Pの画素値Iがノイズであるか否かを、ノイズ抽出部340が判別することによって、その複数の画素からノイズとしての画素Pを抽出する。本実施形態においては、上述のように、統計量算出部341によって算出された統計量としての標準偏差σと、代表値算出部342によって算出された代表値R(x,y)とを用いて論理演算部343が論理演算処理を実施した結果に基づいて、ノイズ抽出部340がスライス画像Sからノイズを抽出する。具体的には、論理演算部343が上述の論理演算処理を実施した結果において、差分値Dの絶対値が、標準偏差σを定数倍(k倍,たとえば、3倍)した値である基準値Stdよりも大きい場合(D>k・σ)には、ノイズ抽出部340が、その注目画素Pcの画素値I(x,y)を、ノイズとして判別する。一方で、差分値Dの絶対値が、標準偏差σを定数倍(k倍)した値である基準値Stdよりも小さい場合(D<k・σ)には、ノイズ抽出部340が、その注目画素Pcの画素値I(x,y)を、ノイズではないものとして判別する。
つぎに、図6に示すように、ノイズの除去を実施する(S51)。
ここでは、ノイズ抽出部340によって抽出されたノイズを、ノイズ除去部350がスライス画像Sから除去する。本実施形態においては、ノイズ除去部350は、スライス画像Sの複数の画素Pにおいてノイズ抽出部340によってノイズとして抽出された画素Pの画素値I(x,y)を、当該ノイズとして抽出された画素Pを注目画素Pcとして代表値算出部342が算出した代表値R(x,y)に置換することによって、スライス画像Sからノイズを除去する。たとえば、スライス画像Sにおいてノイズとして抽出された画素Pを注目画素Pcとした場合において、代表値算出部342によって算出される注目画素領域Paの画素値I(x−i,y−j)の平均値Avを代表値R(x,y)とし、その代表値R(x,y)を、ノイズとして抽出された画素Pの画素値I(x,y)として置換する処理を、ノイズ除去部350が実施する。一方で、スライス画像Sにおいてノイズとして抽出されなかった画素Pについては、この置換処理を実施せずに、その画素値I(x,y)を保持させる。
以上のように、本実施形態においては、スライス画像Sにおいて選択される注目画素Pcと、その注目画素Pcの近傍に位置する近傍画素Pnとからなる注目画素領域Paの画素値(x−i,y−j)についての統計量として標準偏差σを算出する統計量算出処理を、スライス画像Sにおいて複数の画素Pを注目画素Pcとして順次選択するように統計量算出部341が実施する。そして、注目画素領域Paの画素値I(x−i,y−j)から代表値R(x,y)を算出する代表値算出処理を、スライス画像Sにおいて複数の画素Pを注目画素Pcとして順次選択するように代表値算出部342が実施する。ここでは、注目画素Pcと、その近傍画素Pnとの画素値I(x−i,y−j)の平均値Avを、代表値算出部342が代表値R(x,y)として算出する。そして、注目画素Pcの画素値I(x,y)と、代表値算出部342によって当該注目画素Pcに対応するように算出された代表値R(x,y)との関数値としての差分値Dを算出した後に、当該関数値としての差分値Dと、統計量算出部341によって当該注目画素Pcに対応するように統計量として算出された標準偏差σとを比較する論理演算処理を、スライス画像Sにおいて複数の画素Pを注目画素Pcとして順次選択するように論理演算部343が実施する。そして、論理演算部343によって実施された論理演算処理の結果に基づいて、ノイズ抽出部340がスライス画像Sからノイズを抽出する。その後、スカウト画像Sの複数の画素Pにおいてノイズ抽出部340によってノイズとして抽出された画素Pの画素値I(x,y)を、代表値算出部342によって当該ノイズとして抽出された画素Pに対応するように算出された代表値R(x,y)に置換することによって、ノイズ除去部350がスカウト画像Sからノイズを除去する。このように、本実施形態は、統計量算出部341によって算出された統計量σに基づいてスライス画像Sからノイズを抽出するために、スライス画像Sにおいてドット状にランダムに発生するノイズについて容易に認識することができる。したがって、本実施形態は、スライス画像Sから適切にノイズを除去し、画像品質を向上することができる。
<実施形態2>
以下より、本発明の実施形態2について説明する。
本実施形態においては、統計量算出部341と代表値算出部342との動作が、実施形態1と異なる。この点を除き、本実施形態は、実施形態1と同様である。このため、重複する個所については、説明を省略する。
本実施形態において、統計量としての標準偏差σの算出を実施する際(S11)においては、統計量算出部341は、注目画素領域Paにおいて画素値Iが予め定めた基準範囲内である画素の画素値について、標準偏差σを算出する。ここでは、統計量処理部341は、この基準範囲が、注目画素領域Paにおいて画素値Iが最大値Imaxおよび最小値Iminである画素Pを除いた画素Pの画素値Iの範囲になるように規定して、統計量としての標準偏差σを算出する。
たとえば、図7(b)に示すように、(x,y)座標に位置する注目画素Pcについて注目画素領域Paを区画した場合においては、(x,y)、(x+1,y+1)、(x+1,y)、(x+1,y−1)、(x,y+1)、(x,y−1)、(x−1,y+1)、(x−1,y)、(x−1,y−1)座標にある各画素Pの画素値I(x,y),I(x+1,y+1),I(x+1,y),I(x+1,y−1),I(x,y+1),I(x,y−1),I(x−1,y+1),I(x−1,y),I(x−1,y−1)から、最大値Imaxおよび最小値Iminである画素値Iを除いた基準範囲において、画素値Iの統計量としての標準偏差σを算出する。具体的には、(x,y)、(x+1,y+1)座標にある各画素Pの画素値I(x,y),I(x+1,y+1)のそれぞれが、順次、最大値Imax,最小値Iminである場合には、この画素値I(x,y),I(x+1,y+1)を除いた画素値I(x+1,y),I(x+1,y−1),I(x,y+1),I(x,y−1),I(x−1,y+1),I(x−1,y),I(x−1,y−1)についての標準偏差σを算出する。
そして、代表値の算出を実施する際において(S21)は、代表値算出部342は、注目画素領域Paにおいて画素値Iが基準範囲内である画素について、代表値Rを算出する。ここでは、代表値算出部342は、この基準範囲が、注目画素領域Paにおいて画素値が最大値Imaxおよび最小値Iminである画素Pを除いた画素Pの画素値Iの範囲になるように規定して、代表値Rを算出する。
たとえば、図7(b)に示すように、(x,y)座標に位置する注目画素Pcについて注目画素領域Paを区画した場合においては、(x,y)、(x+1,y+1)、(x+1,y)、(x+1,y−1)、(x,y+1)、(x,y−1)、(x−1,y+1)、(x−1,y)、(x−1,y−1)座標にある各画素Pの画素値I(x,y),I(x+1,y+1),I(x+1,y),I(x+1,y−1),I(x,y+1),I(x,y−1),I(x−1,y+1),I(x−1,y),I(x−1,y−1)から、最大値Imaxおよび最小値Iminである画素値Iを除いた基準範囲において、画素値Iの代表値R(x,y)を算出する。具体的には、(x,y)、(x+1,y+1)座標にある各画素Pの画素値I(x,y),I(x+1,y+1)のそれぞれが、順次、最大値Imax,最小値Iminである場合には、この画素値I(x,y),I(x+1,y+1)を除いた画素値I(x+1,y),I(x+1,y−1),I(x,y+1),I(x,y−1),I(x−1,y+1),I(x−1,y),I(x−1,y−1)についての平均値Avを、代表値R(x,y)として算出する。
その後、実施形態1と同様に、論理演算処理の実施(S31)、ノイズの抽出の実施(S41)、ノイズの除去の実施(S51)を行う。
以上のように、本実施形態においては、注目画素領域Paにおいて画素値Iが基準範囲内である画素の画素値について、統計量算出部341が統計量としての標準偏差σを算出する。そして、注目画素領域Paにおいて画素値Iが基準範囲内である画素について、代表値算出部342が代表値Rを算出する。ここでは、この基準範囲が、注目画素領域Paにおいて画素値が最大値Imaxおよび最小値Iminである画素Pを除いた画素Pの画素値Iの範囲になるように規定して、統計量としての標準偏差σと代表値Rとそれぞれを算出する。このため、本実施形態は、スライス画像Sにおいてドット状にランダムに発生するノイズについて容易に認識することが可能であって、スライス画像Sから適切にノイズを除去し、画像品質を向上することができる。
なお、上記の実施形態において、X線CT装置1は、本発明の放射線撮影装置に相当する。また、上記の実施形態において、画像処理部304は、本発明の画像処理装置に相当する。また、上記の実施形態において、ノイズ抽出部340は、本発明のノイズ抽出部に相当する。また、上記の実施形態において、ノイズ除去部350は、本発明のノイズ除去部に相当する。また、上記の実施形態において、統計量算出部341は、本発明の統計量算出部に相当する。また、上記の実施形態において、代表値算出部342は、本発明の代表値算出部に相当する。また、上記の実施形態において、論理演算部343は、本発明の論理演算部に相当する。
また、本発明の実施に際しては、上記した実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形形態を採用することができる。
たとえば、上記の実施形態においては、2次元画像からノイズを除去する場合について示したが、これに限定されない。たとえば、xy平面と、そのxy平面に垂直なz軸方向とに複数の画素が配列された3次元画像について適用することができる。また、複数の2次元画像が時間軸に沿って順次生成された2次元動画像や、複数の3次元画像が時間軸に沿って順次生成された3次元動画像に適用することができる。この場合には、注目画素領域をz軸方向や時間軸方向に区画して、上述のような画像処理を実施する。
たとえば、上記の実施形態においては、統計量算出部341は、標準偏差を統計量として算出する場合について示したが、これに限定されない。たとえば、標準偏差、分散、尖度などの少なくとも1つを算出すれば良い。
また、たとえば、上記の実施形態においては、放射線としてX線を用いている例について説明しているが、これに限定されない。たとえば、たとえば、ガンマ線等の放射線を用いても良い。
図1は、本発明にかかる実施形態において、X線CT装置1の全体構成を示すブロック図である。 図2は、本発明にかかる実施形態において、X線CT装置1の要部を示す構成図である。 図3は、本発明にかかる実施形態において、中央処理装置30の構成を示すブロック図である。 図4は、本発明にかかる実施形態において、被検体搬送部4の構成を示す斜視図である。 図5は、本発明にかかる実施形態において、画像処理部304の構成を示すブロック図である。 図6は、本発明にかかる実施形態において、画像再構成部303によって再構成されたスライス画像から、画像処理部304がノイズを除去する動作を示すフロー図である。 図7は、本発明にかかる実施形態において、統計量を算出する様子を説明するための図である。
符号の説明
1…X線CT装置(放射線撮影装置)、
2…走査ガントリ、
3…操作コンソール、
4…被検体搬送部、
20…X線管、
21…X線管移動部、
22…コリメータ、
23…X線検出器、
23a…検出素子、
24…データ収集部、
241…選択・加算切換回路、
242…アナログ−デジタル変換器、
25…X線コントローラ、
26…コリメータコントローラ、
27…回転部、
28…ガントリコントローラ、
29…撮影空間、
30…中央処理装置、
41…入力装置、
51…表示装置、
61…記憶装置、
301…制御部、
302…スキャン条件設定部、
303…画像再構成部、
304…画像処理部(画像処理装置)
340…ノイズ抽出部(ノイズ抽出部)、
350…ノイズ除去部(ノイズ除去部)、
341…統計量算出部(統計量算出部)、
342…代表値算出部(代表値算出部)、
343…論理演算部(論理演算部)
401…テーブル部、
402…テーブル移動部

Claims (20)

  1. 被検体に放射線を照射し、前記被検体を透過した放射線を検出するスキャンを実施することによって、前記被検体についての画像を生成する放射線撮影装置であって、
    前記画像からノイズを抽出するノイズ抽出部と、
    前記ノイズ抽出部によって抽出されたノイズを前記画像から除去するノイズ除去部と
    を有し、
    前記ノイズ抽出部は、
    前記画像において選択される注目画素と、前記注目画素の近傍に位置する近傍画素とからなる注目画素領域の画素値についての統計量を算出する統計量算出処理を、前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する統計量算出部
    を含み、
    前記統計量算出部によって算出された前記統計量に基づいて、前記画像からノイズを抽出する
    放射線撮影装置。
  2. ノイズ抽出部は、前記ノイズとして、前記画像からドットノイズを抽出する
    請求項1に記載の放射線撮影装置。
  3. 前記統計量算出部は、前記画像において選択される注目画素と、前記注目画素の近傍に位置する近傍画素とからなる注目画素領域の画素値についての標準偏差と分散と尖度との少なくとも1つを、前記統計量として算出する統計量算出処理を、前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する
    請求項1または2に記載の放射線撮影装置。
  4. 前記ノイズ抽出部は、
    前記注目画素領域の画素値から代表値を算出する代表値算出処理を、前記画像において前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する代表値算出部と、
    前記注目画素の画素値と、前記代表値算出部によって当該注目画素に対応するように算出された前記代表値との関数値を算出した後に、当該関数値と、前記統計量算出部によって当該注目画素に対応するように算出された統計量とを論理演算する論理演算処理を、前記画像において前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する論理演算部と
    を含み、
    前記論理演算部によって実施された前記論理演算処理の結果に基づいて、前記画像からノイズを抽出する
    請求項1から3のいずれかに記載の放射線撮影装置。
  5. 前記論理演算部は、前記注目画素の画素値と、前記代表値算出部によって当該注目画素に対応するように算出された前記代表値との差分値を前記関数値として算出した後に、前記論理演算処理として、当該差分値と、前記統計量算出部によって当該注目画素に対応するように算出された統計量とを比較する比較処理を、前記画像において前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する
    請求項4に記載の放射線撮影装置。
  6. 前記ノイズ除去部は、前記画像の複数の画素において前記ノイズ抽出部によってノイズとして抽出された画素の画素値を、前記代表値算出部によって当該ノイズとして抽出された画素に対応するように算出された代表値に置換することによって、前記画像から前記ノイズを除去する
    請求項4または5に記載の放射線撮影装置。
  7. 前記統計量算出部は、
    前記注目画素領域において画素値が基準範囲内である画素の画素値について、前記統計量を算出する
    請求項1から6のいずれかに記載の放射線撮影装置。
  8. 前記統計量処理部は、
    前記基準範囲が、前記注目画素領域において画素値が最大値および最小値である画素を除いた画素の画素値の範囲になるように規定して、前記統計量を算出する
    請求項7に記載の放射線撮影装置。
  9. 前記代表値算出部は、
    前記注目画素領域において画素値が基準範囲内である画素について、前記代表値を算出する
    請求項4または5に記載の放射線撮影装置。
  10. 前記代表値算出部は、
    前記基準範囲が、前記注目画素領域において画素値が最大値および最小値である画素を除いた画素の画素値の範囲になるように規定して、前記代表値を算出する
    請求項9に記載の放射線撮影装置。
  11. 画像からノイズを抽出するノイズ抽出部と、前記ノイズ抽出部によって抽出されたノイズを前記画像から除去するノイズ除去部とを有する画像処理装置であって、
    前記ノイズ抽出部は、
    前記画像において複数の画素から選択される注目画素と、前記注目画素の近傍に位置する近傍画素とからなる注目画素領域の画素値についての統計量を算出する統計量算出処理を、前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する統計量算出部
    を含み、
    前記統計量算出部によって算出された前記統計量に基づいて、前記画像からノイズを抽出する
    画像処理装置。
  12. ノイズ抽出部は、前記ノイズとして、前記画像からドットノイズを抽出する
    請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 前記統計量算出部は、前記画像において選択される注目画素と、前記注目画素の近傍に位置する近傍画素とからなる注目画素領域の画素値についての標準偏差と分散と尖度との少なくとも1つを、前記統計量として算出する統計量算出処理を、前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する
    請求項11または12に記載の画像処理装置。
  14. 前記ノイズ抽出部は、
    前記注目画素領域の画素値から代表値を算出する代表値算出処理を、前記画像において前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する代表値算出部と、
    前記注目画素の画素値と、前記代表値算出部によって当該注目画素に対応するように算出された前記代表値との関数値を算出した後に、当該関数値と、前記統計量算出部によって当該注目画素に対応するように算出された統計量とを比較する論理演算処理を、前記画像において前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する論理演算部と
    を含み、
    前記論理演算部によって実施された前記論理演算処理の結果に基づいて、前記画像からノイズを抽出する
    請求項11から13に記載の画像処理装置。
  15. 前記論理演算部は、前記注目画素の画素値と、前記代表値算出部によって当該注目画素に対応するように算出された前記代表値との差分値を前記関数値として算出した後に、前記論理演算処理として、当該差分値と、前記統計量算出部によって当該注目画素に対応するように算出された統計量とを比較する比較処理を、前記画像において前記複数の画素を前記注目画素として順次選択するように実施する
    請求項14に記載の画像処理装置。
  16. 前記ノイズ除去部は、前記画像の複数の画素において前記ノイズ抽出部によってノイズとして抽出された画素の画素値を、前記代表値算出部によって当該ノイズとして抽出された画素に対応するように算出された代表値に置換することによって、前記画像から前記ノイズを除去する
    請求項14に記載の画像処理装置。
  17. 前記統計量算出部は、
    前記注目画素領域において画素値が基準範囲内である画素の画素値について、前記統計量を算出する
    請求項11から16のいずれかに記載の画像処理装置。
  18. 前記統計量処理部は、
    前記基準範囲が、前記注目画素領域において画素値が最大値および最小値である画素を除いた画素の画素値の範囲になるように規定して、前記統計量を算出する
    請求項17に記載の画像処理装置。
  19. 前記代表値算出部は、
    前記注目画素領域において画素値が基準範囲内である画素について、前記代表値を算出する
    請求項14または15に記載の画像処理装置。
  20. 前記代表値算出部は、
    前記基準範囲が、前記注目画素領域において画素値が最大値および最小値である画素を除いた画素の画素値の範囲になるように規定して、前記代表値を算出する
    請求項19に記載の画像処理装置。
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