JP2007243876A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007243876A
JP2007243876A JP2006067229A JP2006067229A JP2007243876A JP 2007243876 A JP2007243876 A JP 2007243876A JP 2006067229 A JP2006067229 A JP 2006067229A JP 2006067229 A JP2006067229 A JP 2006067229A JP 2007243876 A JP2007243876 A JP 2007243876A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
light source
signal
imaging
strong
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006067229A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Yoshida
和弘 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2006067229A priority Critical patent/JP2007243876A/ja
Publication of JP2007243876A publication Critical patent/JP2007243876A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Studio Devices (AREA)

Abstract

【課題】強い光源が撮像素子内に入射するような撮影条件においてのみ、ブルーミングの影響による横縞が発生する異常画像が撮影されない撮像装置を提供する。
【解決手段】行列状に配列された複数の光電変換素子と、該光電変換素子の前面に設けられたカラーフィルタとを備え、入射される被写体光像を光電変換し撮像信号として出力する固体撮像素子と、開状態により前記被写体光像を前記固体撮像素子へ入射させ、閉状態によりその入射を遮断するメカニカルシャッタ手段と、前記被写体光像内における強い光源の有無を判定する光源判定手段とを有し、静止画像撮影時に前記光源判定手段が被写体光像に強い光源があると判定したときに、前記メカニカルシャッタ手段を閉じてから前記固体撮像素子の電荷読み出し開始するまでの間に露光には寄与しないダミーフレームを挿入する。
【選択図】図10

Description

本発明は、電子画像を撮像・再生するカメラに関するものである。
近年、高画素でありながら小型なデジタルカメラが数多く登場している。この場合、撮像素子のサイズを大きくするとレンズ構成が大きくなるため、撮像素子のサイズを変えずに1画素の大きさ(以下、セルサイズ)を小さくすることによりカメラサイズを小型のまま高画素化することを達成している。
しかし、セルサイズが小さくなると、1つ1つのセルの受光面積や電荷を垂直方向に転送する垂直転送路が狭くなり撮像素子の感度が落ちたり、セルに蓄積できる電荷量が少なくなったりする。
そのため、太陽光などの強い光源が撮像素子内に入射したときには、電荷が垂直転送路や隣の画素に溢れたり(ブルーミング)、撮像素子面で光が多重反射して遮光されているはずの垂直転送路に側面から光が侵入したり(スミア)といった弊害が発生する。特に、ブルーミングが発生すると、直接的には画像に縦方向に光の帯となって記録されたり、間接的には撮影画像の一部に横縞が発生したりする。
このような問題に対して、特許文献1では、画面下部のオプティカルブラック領域(OB領域)を用いて光源位置を調べ、所定値を超える信号レベルとなる光源位置が近いOB領域を用いず、逆側のOB領域を用いてOBクランプを行う技術が提案されており、これにより撮像信号を安定した基準レベルにクランプでき良好な画像を得ることを可能としている。
また、特許文献2では、CCDの転送路にある不要電荷の掃き出し方法を従来の高速掃き出しをやらず、ゆっくりとした掃き出しを行う中でOB領域の安定を待つ技術が提案されており、これにより縦筋状の白ノイズの発生を抑制することができるとしている。
特開2004−222185号公報 特開2004−147207号公報
本発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであり、強い光源が撮像素子内に入射するような撮影条件において、ブルーミングの影響による横縞が発生する異常画像が撮影されない撮像装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために提供する請求項1の発明は、行列状に配列された複数の光電変換素子と、該光電変換素子の前面に設けられたカラーフィルタとを備え、入射される被写体光像を光電変換し撮像信号として出力する固体撮像素子と、開状態により前記被写体光像を前記固体撮像素子へ入射させ、閉状態によりその入射を遮断するメカニカルシャッタ手段と、前記被写体光像内における強い光源の有無を判定する光源判定手段とを有し、静止画像撮影時に、前記光源判定手段が被写体光像に強い光源があると判定したときに、前記メカニカルシャッタ手段を閉じてから前記固体撮像素子の電荷読み出し開始するまでの間に露光には寄与しないダミーフレームを挿入することを特徴とする撮像装置である。
また前記課題を解決するために提供する請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記ダミーフレーム数は1または2以上の範囲で可変であることを特徴とする撮像装置である。
また前記課題を解決するために提供する請求項3の発明は、請求項1の発明において、前記光源判定手段は、静止画像撮影前のスルー画像を用いて強い光源の有無を判定することを特徴とする撮像装置である。
また前記課題を解決するために提供する請求項4の発明は、請求項3の発明において、前記光源判定手段は、前記スルー画像のスミア発生量に基づいて判定を行うことを特徴とする撮像装置である。
また前記課題を解決するために提供する請求項5の発明は、請求項3の発明において、前記光源判定手段は、前記スルー画像の最大輝度に基づいて判定を行うことを特徴とする撮像装置である。
画面内に強い光源があると、ブルーミングにより静止画像撮影において画像に横縞が発生するという問題があるが、本発明によれば、メカニカルシャッタを閉じた後に複数のダミーフレームを挿入することで、ブルーミングにより発生したOB画素の不安定期間を回避することができ、画像に発生する横縞を防ぐことができる。また、スルー画像を用いてダミーフレームの挿入の要否を決定することにより、必要に応じたダミーフレームの挿入ができ、カメラのレスポンス低下を最小限にとどめた制御を行うことができる。
以下に、本発明に係る撮像装置の構成について説明する。
図1,図2に本発明を適用した撮像装置の構成例を示す。図1は、本発明の各実施形態で使用する撮像装置の一態様であうデジタルカメラの外観図であり、図2は、同デジタルカメラの制御系のブロック図である。
デジタルカメラ(1)は、カメラ上面(図1(a))には、サブLCD(11)と、レリーズボタン(9)と、撮影/再生切り換えダイヤル(10)と手振れ補正の動作のON/OFFを選択する手振れ補正SW(8)とを有する。サブLCD(11)は、例えば、撮影可能枚数など表示するための表示部である。また、カメラ正面(図1(b))には、ストロボ発光部(4)と、測距ユニット(5)と、リモコン受光部(7)と、鏡胴ユニット(3)と、光学ファインダー(正面)(6)とを有する。メモリカードスロットル(22)は、メモリカード(21)を挿入するスロットルであり、カメラ側面に設けてある。更に、カメラ裏面(図1(c))には、AFLED(オートフォーカスLED)(14)と、ストロボLED(15)と、LCDモニタ(13)と、光学ファインダー(裏面)(6)と、ズームボタン(18)と、電源スイッチ(16)と、操作部(19)とを有する。
つぎに図1,図2に基づいてデジタルカメラの動作を説明する。
図1,図2において、ストロボ発光部(4),ストロボ回路(91)は、自然光などの光が足りない場合に光量を補う装置である。暗い場所や被写体が暗い場合の撮影においては、後述するシステムプロセッサ(50)からストロボ回路(91)にストロボ発光信号を送信し、ストロボ回路(91)は、ストロボ発光部(4)を発光させ被写体を明るくする。
測距ユニット(5)は、カメラと被写体との距離を測る装置である。現在、デジタルカメラでは、固体撮像素子(CCDセンサ)に形成された像のコントラストを検出し、最もコントラストの高い位置にレンズを移動させてフォーカスを合わせるCCD−AF方式が用いられている。しかし、CCD−AF方式は、レンズを少しずつ動かしコントラストを探していくためフォーカス動作が遅いという問題があった。そこで、測距ユニット(5)を用いて被写体との距離情報を常に取得し、距離情報からレンズを一気に移動してフォーカス動作を高速化している。
鏡胴ユニット(3)は、被写体の光学画像を取り込むズームレンズ(30)、ズーム駆動モータ(31)からなるズーム光学系(32)、フォーカスレンズ(33)、フォーカス駆動モータ(34)からなるフォーカス光学系(35)、絞り(36)、絞りモータ(37)からなる絞りユニット(38)、メカニカルシャッタ手段であるメカシャッタ(39)、メカシャッタモータ(40)からなるメカシャッタユニット(41)、各モータを駆動するモータドライバ(42)を有する。そして、モータドライバ(42)は、リモコン受光部(7)入力や操作部(19)の操作入力に基づく、後述するシステムプロセッサ(50)内にあるCPUブロック(54)からの駆動指令により駆動制御される。
ROM(65)には、CPUブロック(54)にて解読可能なコードで記述された、制御プログラムや制御するためのパラメータが格納されている。このデジタルカメラの電源がオン状態になると、前記プログラムは不図示のメインメモリにロードされ、前記CPUブロック(54)はそのプログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を、一時的に、RAM(66)、及び後述するシステムプロセッサ(50)内にあるローカルSRAM(55)に保存する。またROM(65)に書き換え可能なフラッシュROMを使用することで、制御プログラムや制御するためのパラメータを変更することが可能となり、機能のバージョンアップが容易に行える。
CCD(45)は、光学画像を光電変換するための固体撮像素子(CCDセンサ)であり、F/E(フロントエンド)−IC(46)は、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS(47)、利得調整を行うAGC(48)、ディジタル信号変換を行うA/D(49)、第1のCCD信号処理ブロック(51)より、垂直同期信号(以下、VDと記す。)、水平同期信号(以下、HDと記す。)を供給され、CPUブロック(54)によって制御されるCCD(45)、及びF/E−IC(46)の駆動タイミング信号を発生するTG(52)を有する。
システムプロセッサ(50)は、CCD(45)よりF/E−IC(46)の出力データにホワイトバランス設定やガンマ設定を行い、又、前述したように、VD信号、HD信号を供給する第1のCCD信号処理ブロック(51)、フィルタリング処理により、輝度データ・色差データへの変換を行う第2のCCD信号処理ブロック(53)、前述した装置各部の動作を制御するCPUブロック(54)、前述した制御に必要なデータ等を、一時的に、保存するローカルSRAM(55)、パソコンなどの外部機器とUSB通信を行うUSBブロック(56)、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うシリアルブロック(57)、JPEG圧縮・伸張を行うJPEG CODECブロック(58)、画像データのサイズを補間処理により拡大/縮小するリサイズブロック(59)、画像データを液晶モニタやTVなどの外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換するTV信号表示ブロック(60)、撮影された画像データを記録するメモリカードの制御を行うメモリカードコントローラブロック(61)を有する。
SDRAM(67)は、前述したシステムプロセッサ(50)で画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存する。保存される画像データは、例えば、CCD(45)から、F/E−IC(46)を経由して取りこんで、第1のCCD信号処理ブロック(51)でホワイトバランス設定、ガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」や第2のCCD信号処理ブロック(53)で輝度データ・色差データ変換が行われた状態の「YUV画像データ」、JPEG CODECブロック(58)で、JPEG圧縮された「JPEG画像データ」などである。
メモリカードスロットル(22)は、着脱可能なメモリカードを装着するためのスロットルである。内蔵メモリ(68)は、前述したメモリカードスロットル(22)にメモリカードが装着されていない場合でも、撮影した画像データを記憶できるようにするためのメモリである。
LCDドライバ(69)は、後述するLCDモニタ(13)に駆動するドライブ回路であり、TV信号表示ブロック(60)から出力されたビデオ信号を、LCDモニタ(13)に表示するための信号に変換する機能も有している。LCDモニタ(13)は、撮影前に被写体の状態を監視する、撮影した画像を確認する、メモリカードや前述した内蔵メモリ(68)に記録した画像データを表示する、などを行うためのモニタである。
ビデオAMP(70)は、TV信号表示ブロック(60)から出力されたビデオ信号を、75Ωインピーダンス変換するためのアンプであり、ビデオジャック(71)は、TVなどの外部表示機器と接続するためのジャックである。
USBコネクタ(72)は、パソコンなどの外部機器とUSB接続を行う為のコネクタである。またシリアルドライバ回路(73)は、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うために、前述したシリアルブロック(57)の出力信号を電圧変換するための回路であり、RS−232Cコネクタ(74)は、パソコンなどの外部機器とシリアル接続を行う為のコネクタである。
サブ−CPU(75)は、ROM・RAMをワンチップに内蔵したCPUであり、操作部(19)やリモコン受光部(7)の出力信号をユーザの操作情報として、前述したCPUブロック(54)に出力したり、前述したCPUブロック(54)より出力されるカメラの状態を、後述するサブLCD(11)、AF LED(14)、ストロボLED(15),ブザー(76)の制御信号に変換して、出力する。
サブLCD(11)は、例えば、撮影可能枚数など表示するための表示部であり、サブLCDドライバ(77)は、前述したサブ−CPU(75)の出力信号より、前述したサブLCD(11)を駆動するためのドライブ回路である。
AF LED(14)は、撮影時の合焦状態を表示するためのLEDであり、ストロボLED(15)は、ストロボ充電状態を表すためのLEDである。尚、このAF LED(14)とストロボLED(15)を、メモリカードアクセス中などの別の表示用途に使用しても良い。操作部(19)は、ユーザーが操作するKey回路であり、リモコン受光部(7)は、ユーザーが操作したリモコン送信機の信号の受信部である。
音声記録ユニット(78)は、ユーザーが音声信号を入力するマイク(79)、入力された音声信号を増幅するマイクAMP(80)、増幅された音声信号を記録する音声記録回路(81)からなる。音声再生ユニット(82)は、記録された音声信号をスピーカーから出力できる信号に変換する音声再生回路(84)、変換された音声信号を増幅し、スピーカーを駆動するためのオーディオAMP(85)、音声信号を出力するスピーカー(83)からなる。
手振れ補正は、ジャイロセンサや加速度センサなどの姿勢差検出センサ(101)で手振れ量を検知し、姿勢検出回路(102)で信号を増幅及びA/D変換してCPUブロック(54)に入力し、CPUブロック(54)で補正量を演算して手振れ量に応じて手振れをキャンセルする方向にCCDシフトユニット(110)がCCD(45)をシフトさせる(CCDシフト方式)ことにより補正を行う。
上述のように構成されたデジタルカメラ(1)において、本発明の詳細構成について説明する。
(1)CCDセンサ
<CCDセンサの構造>
固体撮像素子であるCCDセンサ(45)の構成について説明する。図3は、デジタルカメラなどに用いられるインタライン型CCDセンサの模式図である。
CCDセンサ(45)は、入射した光量に応じて電荷を蓄積し光信号を電気信号に変換する光電変換素子であるフォトダイオード(45(a))と、フォトダイオードから電荷を受け取り垂直方向に順次転送する垂直転送路(45(b))と、垂直転送路からの電荷を水平方向に順次転送する水平転送路(45(c))と、水平転送路の出力信号を増幅する出力アンプ(45(d))からなる。
また固体撮像素子(CCDセンサ(45))上には、フォトダイオード(45(a))が規則正しく2次元に配列されており、フォトダイオード1個が1画素に相当する。1つのフォトダイオード(45(a))上には1色のカラーフィルタで覆われており、原色系CCDセンサでは、RGBのカラーフィルタが図3のようなベイヤ配列と呼ばれる配色によって配列されている。フォトダイオードには、カラーフィルタに応じた色の光が電荷として蓄積される。
<OB領域について>
一般的に、CCDセンサ(45)には、図4のように被写体像を撮像する有効画素領域(A)と、それを取り囲むようにOB(Optical Black)画素領域(AOB)がある。OB画素はフォトダイオード上をアルミ膜で覆い、外部からの光を遮断している。フォトダイオードは、外部の光だけでなく暗電流などのノイズによっても電荷が蓄積されるために、有効画素に蓄積された電荷からOB画素の電荷を引くことによって、ノイズ成分を除去することができ、このような処理をOB補正と呼ぶ。OB補正は、複数のOB画素の平均を用いる場合もある。
<CCDセンサの駆動方式>
CCDセンサ(45)のフォトダイオード(45(a))に蓄積された電荷を読み出す方式は、プログレッシブ方式とインタレース方式がある。プログレッシブ方式は、フォトダイオードに蓄積された画面全部の電荷を一回で垂直転送路に読み出す方式である。一方、インターレース方式は1ラインおきに電荷を読み出す方式であり、1枚の画像を2回に分けて読み出している(2フィールド読み出し)。インターレース方式の場合、垂直転送路が2ラインに対して1個で済むため、CCDセンサの高画素化に適している。近年ではCCDセンサの更なる高画素化のために、1枚の画像を複数フィールドに分けて読み出しが行われている。図5は一般的なCCDセンサのインターレース方式の電荷読み出しを示したものであり、フォトダイオードの反転している画素はOB領域を示しているとする。
図5(a)では、水平転送路(45(c))側から見て奇数ラインのフォトダイオードの電荷が一斉に垂直転送路(45(b))に読み出される。次に、図5(b)では、垂直転送路(45(b))に読み出された電荷は水平転送路(45(c))方向に順次転送し、最下位の電荷は水平転送路(45(c))に読み出される。図5(c)では、水平転送路(45(c))に読み出された電荷は、出力アンプ側に順次転送されて出力アンプ(45(d))を通って1画素ずつ映像信号(CCDOUT)として出力される。
奇数ラインの全ての電荷が出力アンプ(45(d))から出力されると、偶数ラインも同様にして駆動を行い電荷が出力アンプ(45(d))から読み出される。
(2)横縞画像の発生メカニズム
次に、強い光源が固体撮像素子(CCDセンサ(45))内に入射した撮影条件において、画像に横縞が発生するメカニズムについて説明する。
撮像素子内に強い光源が入射すると、CCDセンサ(45)ではスミアとブルーミングの2つの現象が起こりうる。ここでいうスミアとブルーミングとはつぎのようなものである。
<スミア>
スミアは、CCDセンサ(45)の垂直転送路(45(b))への光の漏れ込みにより、画像の明るい点を中心として画像の縦方向に縞状の強い輝線が走る現象のことを言う。
垂直転送部はアルミ膜により遮光されているが、撮像素子面で光が多重反射して漏れ込むことが原因であり、受光した電荷について垂直転送を行うとき、電荷を順次転送することに起因している。
<ブルーミング>
ブルーミングは、CCDセンサ(45)の画素に強い光源の光が当たるとその周辺まで光が回り込み、電荷が隣の画素にあふれ出すことでにじんだようになる現象のことを言う。
CCDセンサ(45)は構造上垂直方向に電荷が漏れやすいため光量漏れは縦方向に広がる。例えば図6(a)のように、水平転送路(45(c))に近い部分でブルーミングが発生した場合、電荷が隣画素だけでなく水平転送路(45(c))にあふれ出す。
静止画像の撮影時と異なり撮影の構図決定などに用いられるスルー画像は、リアルタイムな画像を表示することが必要であり、より高速な電荷の読み出しが求められる。そのため、全ての画素の電荷を読み出さず、図6(a)のようにRGBの全ての色を含みながら、垂直方向に間引いた状態で電荷の読み出しが行われる。また、1回の電荷読み出しで画像を生成するためメカニカルシャッタ(39)は使用せず、電荷転送中においてもフォトダイオード(45(a))は電荷の蓄積を開始する。そのため、もし図6(a)のようにOB領域付近でブルーミングが発生し水平転送路(45(c))に電荷があふれ出すと、図6(c)のように水平転送路でOB画素に余分な電荷(α)が付加されOB信号量が増える。
OB信号量が増加すると、OB補正では有効画素の信号量からOB信号量を引くので、正常なOB信号量のときに比べてOB信号量が増加したときには、映像信号量は小さくなり画像が暗くなり、場合によっては色のバランスが崩れる。
また、静止画像撮影においては、メカニカルシャッタ(39)が用いられるため、電荷転送中にフォトダイオードは電荷を蓄積しないためブルーミングを生じない。しかし、OB信号量はCCD外部のコンデンサに電荷が蓄積されてOB補正に使用されるため、スルー画像時にコンデンサに蓄積された電荷は、フィードバックを行って正常なOB信号量に戻ろうとするが、図7のように信号量は一気には戻らず過渡状態が発生する。
この過渡状態のときにOB補正が行われると、図8に示すように第一に読み出されるフィールドを奇数フィールド(図8(a))とし、第二に読み出されるフィールドを偶数フィールド(図8(b))とすると、奇数フィールドでは画像に不均一が発生し、偶数フィールドとあわせると撮影画像は縞々な画像となる(図8(c))。
(3)ダミーフレームの挿入
<ダミーフレームの挿入場所>
図9は通常時の撮影シーケンスを示すものである。
図9(a)に示す垂直同期信号VDによって、1枚の画像を取得する単位時間(フレーム期間)が設定され、被写体の測光データに基づいて、システムプロセッサによって、図9(b)に示すサブパルスSUBの出力期間が設定制御される。スルー画像中は、システムプロセッサの指令によって作動するシャッタ駆動回路によりメカニカルシャッタ(39)は解放状態にされ、サブパルスSUBの停止期間にタイミング発生器TG(52)から供給される制御信号によって、CCDセンサ(45)の電子シャッタ動作が行なわれ、電子シャッタ動作が行なわれるCCDセンサ(45)のフォトダイオードへの露光時間が、図9(d)に示すように、サブパルスSUBの計数値により制御され、この露光時間の間フォトダイオードへの電荷の蓄積が行なわれる。
そして、スルー画像中に、図9(a)に示すように、レリーズボタン(9)によって、画像記録のトリガTrが発生すると、システムプロセッサの制御によって、トリガTrが発生した次の垂直同期信号VDに対応する単位時間において、サブパルスSUBの出力期間後に、同図(e)に示すメカニカルシャッタ(39)が閉じて本露光が終了する。ついで図9(c)のCCDOUTに示すように、奇数フィールドと偶数フィールドの2回に分けて読み出しが行なわれる。そして、偶数フィールドの電荷移送が終了した次の単位時間に、メカニカルシャッタを開きスルー画像が開始される。
これに対して本発明では、図10のようにメカニカルシャッタ(39)を閉じてから、露光には寄与せずCCDセンサ(45)からは何の信号も出力されない期間となる1または複数のダミーフレーム(図示は1フレーム)を挿入した後に電荷の読み出しを開始する。これにより、前述のようにOB信号量が増えてしまったときに図7のような過渡状態でOB補正を行われないようにフィードバック時間をかせぎ、OB信号量の安定した状態でOB補正を行うことで画像に横縞が発生しないようにする。挿入するダミーフレーム数はOB信号が安定するまでの時間であるので、システムによってその数は異なってくる。
一般的な撮影シーケンスと比較して、メカニカルシャッタ(39)を閉じてダミーフレーム挿入後に電荷を読み出す方式は、ダミーフレーム挿入分だけ余分に時間を必要とし連続撮影などでスピードが劣る可能性があり、また常時ダミーフレームを挿入する必要も無い。そこで本発明では、以下に示す3つの光源判定手段を用いて、光源判定に基づいてダミーフレームの挿入の有無を決定する。
(4)光源判定手段及びその方法
本発明のデジタルカメラ(1)では光源判定手段を備え、以下の方法で光源を判定する。
<スルー画像のスミア発生量を用いる場合>
画面(被写体光像)内に強い光源があると、スミアが発生し縦方向に輝線があらわれる。光源の強さによって輝線の強さも変わり、光源の光が強いほど輝線は強くなる。本発明では、スミア発生量の判定に画面上下どちらか一方のOB画素を用いる。
図11(a)は、スミアが発生したときのCCDセンサ(45)上の状態を示したものであり、光源位置とスミアにより発生した輝線の状況を示している。また、画面下側の塗り潰した部分がスミア発生量の判定に用いるOB領域(AOB)である。図11(b)は、横軸に水平方向画素を縦軸にOB信号量をとっており、図11(a)のスミア発生量の判定に用いるOB領域のOB画素の信号量をプロットしている。
普段はOB画素の信号量は微小であり0に近い値であるが、スミアが発生すると垂直転送路(45(b))でOB画素の値にスミア発生量が加算され、図11(b)ではスミア発生付近のOB画素の信号量が増加していることを示している。ここで、OB画素のピーク値はスミア発生量と相関性があり、例えば蛍光灯などのさほど強くない光源ならば、ピーク値は飽和まで達しないが、太陽光などの強い光源であれば飽和まで達する。
本発明では、ピーク値に対してしきい値を定めることで、光源判定手段がしきい値を超える光源に対しては強い光源であると判定してダミーフレームを挿入し、しきい値を超えない光源に対しては弱い光源と判定してダミーフレームを挿入しない撮影シーケンスを行う。
<スルー画像の最大輝度を用いる場合>
スルー画像の画面に対して、CPUブロック(54)で画面内の全ての画素あるいは幾つかのブロックに分割したブロック毎に輝度値の計算を行う。画面内の輝度値をCPUブロック(54)にて全画素又は全ブロックチェックして最大輝度値が飽和まで達しており、更に最大輝度の画素数又はブロック数が予め設定した個数を超えたとき、画面内にある光源は強いと判定してダミーフレームを挿入する。
なお前記の方法では、全ての画素を計算する必要があり効率的とは言えない。そこで前記の方法より改善したものが次の方法である。
すなわちブルーミングにより横縞が発生するのは、水平転送路(45(c))に近いOB画素付近に強い光源が入ったときに起こりやすいという点に着目すると、図12のように水平転送路(45(c))に近いOB画素付近だけ幾つかのブロックに分割して輝度値を計算すれば計算量は大幅に減らすことができる。そして、計算した輝度値が予め設定したしきい値よりも大きければ光源は強いと判定してダミーフレームを挿入する。
本発明に係る撮像装置の構成例を示す外観図である。 本発明に係る撮像装置の構成例を示すブロック図である。 CCDセンサの構成を示す概略図である。 CCDセンサのOB画素領域の構成を示す概略図である。 CCDセンサの駆動状態を示す概略図である。 撮影画像に横縞が発生するメカニズムを説明する図である。 OB信号量の過渡状態を説明する図である。 撮影画像に横縞が発生する状態を説明する図である。 通常の撮影シーケンスを説明する図である。 ダミーフレーム挿入時の撮影シーケンスを説明する図である。 スルー画像のスミア発生量で光源を判定する場合の説明図である。 CCDセンサの部分的なエリアで光源を判定する場合の説明図である。
符号の説明
1 デジタルカメラ
3 鏡胴ユニット
4 ストロボ発光部
5 測距ユニット
6 光学ファインダー
7 リモコン受光部
8 手振れ補正SW
9 レリーズボタン
10 撮影/再生切換えダイヤル
11 サブLCD
13 LCDモニタ
14 オートフォーカスLED
15 ストロボLED
16 電源スイッチ
18 ズームボタン
19 操作部
21 メモリカード
22 メモリカードスロットル
30 ズームレンズ
31 ズーム駆動モータ
32 ズーム光学系
33 フォーカスレンズ
34 フォーカス駆動モータ
35 フォーカス光学系
36 絞り
37 絞りモータ
38 絞りユニット
39 メカシャッタ(メカニカルシャッタ)
40 メカシャッタモータ
41 メカシャッタユニット
42 モータドライバ
45 CCD(CCDユニット)
45(a) フォトダイオード
45(b) 垂直転送路
45(c) 水平転送路
45(d) 出力AMP
46 フロントエンド−IC
47 CDS
48 AGC
49 A/D(A/Dコンバータ)
50 システムプロセッサ
51 第1のCCD信号処理ブロック
53 第2のCCD信号処理ブロック
54 CPUブロック
55 ローカルSRAM
56 USBブロック
57 シリアルブロック
58 JPEG CODECブロック
59 リサイズブロック
60 TV信号表示ブロック
61 メモリカードコントローラブロック
65 ROM
66 RAM
67 SDRAM
68 内蔵メモリ
69 LCDドライバ
70 ビデオAMP
71 ビデオジャック
72 USBコネクタ
73 シリアルドライバ回路
74 RS−232Cコネクタ
75 サブ−CPU
76 ブザー
77 サブLCDドライバ
78 音声記録ユニット
79 マイク
80 マイクAMP
81 音声記録回路
82 音声再生ユニット
83 スピーカ
84 音声再生回路
85 オーディオAMP
91 ストロボ回路
101 姿勢差検出センサ
102 姿勢検出回路
110 CCDシフトユニット
有効画素領域
OB OB画素領域

Claims (5)

  1. 行列状に配列された複数の光電変換素子と、該光電変換素子の前面に設けられたカラーフィルタとを備え、入射される被写体光像を光電変換し撮像信号として出力する固体撮像素子と、
    開状態により前記被写体光像を前記固体撮像素子へ入射させ、閉状態によりその入射を遮断するメカニカルシャッタ手段と、
    前記被写体光像内における強い光源の有無を判定する光源判定手段とを有し、
    静止画像撮影時に、前記光源判定手段が被写体光像に強い光源があると判定したときに、前記メカニカルシャッタ手段を閉じてから前記固体撮像素子の電荷読み出し開始するまでの間に露光には寄与しないダミーフレームを挿入することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記ダミーフレーム数は1または2以上の範囲で可変であることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記光源判定手段は、静止画像撮影前のスルー画像を用いて強い光源の有無を判定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記光源判定手段は、前記スルー画像のスミア発生量に基づいて判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記光源判定手段は、前記スルー画像の最大輝度に基づいて判定を行うことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
JP2006067229A 2006-03-13 2006-03-13 撮像装置 Pending JP2007243876A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006067229A JP2007243876A (ja) 2006-03-13 2006-03-13 撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006067229A JP2007243876A (ja) 2006-03-13 2006-03-13 撮像装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007243876A true JP2007243876A (ja) 2007-09-20

Family

ID=38588901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006067229A Pending JP2007243876A (ja) 2006-03-13 2006-03-13 撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007243876A (ja)

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000138864A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JP2002300478A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Canon Inc 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2003037782A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及び撮像信号の雑音除去方法
JP2003087633A (ja) * 2001-09-13 2003-03-20 Alpine Electronics Inc 動画撮影用カメラ
JP2003143488A (ja) * 2001-11-02 2003-05-16 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
JP2003174594A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置
JP2003198953A (ja) * 2001-12-21 2003-07-11 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
JP2003304454A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JP2003304453A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
JP2003319251A (ja) * 2002-04-25 2003-11-07 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置及び撮像方法
JP2004147207A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Olympus Corp 電子カメラ
JP2004222185A (ja) * 2003-01-17 2004-08-05 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置およびそのクランプ方法

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000138864A (ja) * 1998-10-30 2000-05-16 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JP2002300478A (ja) * 2001-03-29 2002-10-11 Canon Inc 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
JP2003037782A (ja) * 2001-07-25 2003-02-07 Casio Comput Co Ltd 撮像装置及び撮像信号の雑音除去方法
JP2003087633A (ja) * 2001-09-13 2003-03-20 Alpine Electronics Inc 動画撮影用カメラ
JP2003143488A (ja) * 2001-11-02 2003-05-16 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
JP2003174594A (ja) * 2001-12-06 2003-06-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 固体撮像装置
JP2003198953A (ja) * 2001-12-21 2003-07-11 Canon Inc 撮像装置及び撮像方法
JP2003304453A (ja) * 2002-04-11 2003-10-24 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置
JP2003304454A (ja) * 2002-04-12 2003-10-24 Victor Co Of Japan Ltd 撮像装置
JP2003319251A (ja) * 2002-04-25 2003-11-07 Olympus Optical Co Ltd 撮像装置及び撮像方法
JP2004147207A (ja) * 2002-10-25 2004-05-20 Olympus Corp 電子カメラ
JP2004222185A (ja) * 2003-01-17 2004-08-05 Fuji Photo Film Co Ltd 撮像装置およびそのクランプ方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100819810B1 (ko) 촬상 장치 및 촬상 방법
JP4745851B2 (ja) 撮像装置
KR101119969B1 (ko) 디지털 카메라에서 고정 패턴 노이즈 제거 장치 및 방법
US7800686B2 (en) Electronic camera having a light reduction device
JP3682482B2 (ja) 撮像装置
JP4926654B2 (ja) 撮像装置及び方法
JP2006148550A (ja) 画像処理装置及び撮像装置
JP5095434B2 (ja) 撮像装置および画像処理装置
JP2010171848A (ja) 撮像装置、撮像装置の制御方法および制御プログラム
JP2008072501A (ja) 撮像装置、撮像方法、プログラムおよび記録媒体
JP4047000B2 (ja) 撮像装置及び撮像方法
JP2006121165A (ja) 撮像装置、画像形成方法
JP2002044495A (ja) 電子カメラ
JP4514138B2 (ja) 固体撮像素子の駆動方法およびデジタルカメラ
JP2004222185A (ja) 撮像装置およびそのクランプ方法
JP4757223B2 (ja) 撮像装置及びその制御方法
JP2007243876A (ja) 撮像装置
JP5445956B2 (ja) 撮像装置
JP4500106B2 (ja) 撮像装置、及び撮像装置の調整方法
JP5476863B2 (ja) 撮像装置、画像処理方法、及びプログラム
JP2006148645A (ja) 撮像装置
JP2007006071A (ja) 撮像装置、撮像素子の駆動方法
JP2006109046A (ja) 撮像装置
JP2006157535A (ja) 撮像装置
JP2006174337A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081125

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110414

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20110510