JP2002300478A - 撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体 - Google Patents

撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体

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JP2002300478A
JP2002300478A JP2001097043A JP2001097043A JP2002300478A JP 2002300478 A JP2002300478 A JP 2002300478A JP 2001097043 A JP2001097043 A JP 2001097043A JP 2001097043 A JP2001097043 A JP 2001097043A JP 2002300478 A JP2002300478 A JP 2002300478A
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imaging device
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JP2001097043A
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Shinji Kurokawa
信二 黒川
Yasuyuki Yamazaki
康之 山崎
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 強い光が入射しOB期間に電荷が漏れこんだ
場合でも、クランプレベルを本来のレベルに早く収束さ
せることにより、静止画の撮影において適正なレベルの
画像が得られるようにする。 【解決手段】 静止画を撮影する場合、所定時間露光し
た後(時間t3から時間t4)、シャッター手段を閉
じ、露光期間に固体撮像素子3の有効画素部に蓄積され
た信号を読み出す(時間t7から時間t8)前に、シャ
ッター手段を閉じた状態で、所定の期間前記固体撮像素
子の有効画素及びオプティカルブラック部から垂直転送
部への電荷の読み出しを禁止し、垂直転送部及び水平転
送部の電荷のみを読み出す空読み出しを行うようにする
(時間t5から時間t6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は撮像装置、撮像装置
の制御方法、プログラム、及びコンピュータ読み取り可
能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、固体撮像素子(例えばCC
D)を用いた撮像装置が種々提案されている。図10に
は、従来の撮像装置における固体撮像素子からクランプ
回路部までの構成を表すブロック図を示す。このように
した撮像装置では、レンズを介して入射する被写体光を
固体撮像素子3で受光し、固体撮像素子3の出力信号を
相関二重サンプリング(以下、CDSとも表す)を行う
CDS部4に入力し、クロックの除去やノイズの軽減を
行う。CDS部4の出力信号はクランプ回路部5に入力
され、固体撮像素子3の遮光された画素の出力で黒レベ
ルに対応したオプティカルブラック(以下、OBとも表
す)部を、クランプパルスCPOBの制御により一定の
直流電位にクランプし、黒の基準となる信号レベルを生
成する。その後、A/D変換部でA/D変換された画像
データは、後段の信号処理部へ入力されて、表示又は記
録等所望の形式となるように種々の信号処理や変換がな
される。
【0003】ここで、図11(a)、(b)に、固体撮
像素子3の基本的な構成を示す。固体撮像素子は、被写
体光を受光可能な有効画素領域111と、アルミ等で遮
光を施したオプティカルブラック領域112とからな
る。有効画素領域111とオプティカルブラック領域1
12には、各画素に対応してそれぞれフォトダイオード
113、114が設けられている。オプティカルブラッ
ク領域112のフォトダイオード114からの出力は光
学的な黒レベルの基準として用いられる。
【0004】更に、フォトダイオード113、114の
各列に沿って設けられた垂直転送レジスタ115と、垂
直転送レジスタ115からの電荷を出力回路117に転
送する水平転送レジスタ116とを有する。これによ
り、フォトダイオード113で光電変化された電荷は、
対応する垂直転送レジスタ115に送られ、垂直転送パ
ルスVφ1〜Vφ4に同期して水平転送レジスタ116
へと順次送られる。水平転送レジスタ116へ送られた
電荷は、水平転送パルスHφ1、Hφ2に同期して出力
回路117へと順次送られ、後段回路へと出力される。
また、118は水平転送レジスタ116のうちで垂直転
送レジスタ115から電荷が転送されない部分所謂ダミ
ー部である。
【0005】ところで、図10に示す従来の撮像装置の
クランプ回路において、クランプの時定数を短くした場
合、ライン間で異なるOBレベルをサンプルホールドし
てクランプすることになり、結果として画面上に水平方
向の筋状のノイズとなり画質に影響を与えてしまうこと
がある。そのため、従来の撮像装置のクランプ回路にお
いては、画質と応答スピードを考慮して、OBクランプ
時の時定数はある程度長くしておく必要があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、固体撮
像素子3にスポット光や太陽光等の非常に強い光が入射
した場合、受光可能な有効画素領域111で発生した電
荷がオーバーフローを起こし、垂直転送レジスタ115
及び水平転送レジスタ116までに至り、本来電荷がほ
とんど転送されないOB部に対応する電荷の転送期間つ
まりOB期間にも多くの電荷が転送されることになる。
その結果、CDS部4から出力される信号のOBレベル
は、本来の黒レベルとは異なった通常よりも高いレベル
となってしまう。
【0007】図12により現象を追ってみると、同図
(a)に示すように、通常動作時のCCD出力は、有効
画素期間に被写体光に相当する電荷が蓄積され、OB期
間は遮光されているため電荷は発生しない。これをCD
S部4において、サンプルホールドパルスSH1でリセ
ットレベルをサンプルホールドし、サンプルホールドパ
ルスSH2で信号レベルをサンプルホールドし、その差
を信号レベルとして取り出す相関二重サンプリングを行
うと、図に示すようなCDS出力信号が得られる。な
お、図に示すCDS出力波形は、信号レベルが高い(C
CDにおいて多くの電荷が蓄積されたとき)と上方向と
なるように変換されている。このCDS出力信号をクラ
ンプ回路部5でクランプパルスがLOWとなる期間でO
B部をクランプすることにより、一定の直流電位にな
り、後段のA/D変換や種々の信号処理を行う際の基準
レベルとなる。
【0008】ところで、スポット光や太陽光等の非常に
強い光が入射し、OB期間にも電荷が転送されると、図
12(b)に示すように、CDS出力のOB期間の信号
レベルは本来の黒レベルよりも高いものとなってしま
う。この状態で、クランプ回路部5によりOB部をクラ
ンプしてしまうと、この高くなってしまったレベルが信
号の基準レベルとなり、図に示すCDS出力のように有
効画素部の信号とのレベル差が少なくなり、結果的に暗
い映像信号が得られることになる。更に、OB部の電位
が高くなり有効画素部と同電位となってしまった場合に
は、結果的に得られるものは真っ黒な映像信号となって
しまう。
【0009】図13は、1水平期間における通常動作時
とOB部に電荷が漏れ込んだ時とのCDS出力の波形を
表したものである。通常時のCDS出力のようにOBレ
ベルが本来のレベルにあれば、有効画素期間の信号レベ
ルは正しく処理されるが、OB期間電荷漏れ込み時のC
DS出力に示したような変動した黒レベルでクランプす
れば、変動した黒レベル以下の信号は黒とみなされ暗い
映像信号が得られることが容易に理解できる。更に、O
B期間に多くの電荷が漏れこんでしまい、OB期間と有
効画素部の最も高いところとが同電位となってしまった
場合には、結果として得られる画像は真っ黒となってし
まうことも容易に理解できる。
【0010】ところで、非常に強い光の入射が収まった
場合や静止画撮影のように例えばメカニカルシャッター
で露光を終了した場合は、OB期間での電荷の漏れが徐
々に減少する。しかしながら、上述したような理由でク
ランプの時定数をある程度長くしている場合は、本来の
レベルとは異なるレベルがクランプされる時間が長く維
持され、本来クランプされるべき正しいレベルに戻るま
でにかなりの時間がかかってしまう。
【0011】図14に示すように、OB期間に電荷が漏
れこんだ状態で静止画の撮影を行うと、静止画の露光期
間のCDS出力のOBレベルは本来の黒レベルよりも高
い状態にある。メカニカルシャッターが閉じて静止画の
露光が終了すると、固体撮像素子3への光の入射はなく
なるため、固体撮像素子3の静止画の読み出し開始から
ある時点まではクランプレベルは徐々に本来の値に戻り
つつあるが、本来の黒レベルを得ることができない期間
が発生してしまう。そのため、画面の一部の輝度レベル
が本来のレベルとならず、結果として所望の画像が得ら
れないことがあるという問題があった。
【0012】本発明は、上記のような問題を解決するた
めに成されたものであり、強い光が入射しOB期間に電
荷が漏れこんだ場合でも、クランプレベルを本来のレベ
ルに早く収束させることにより、適正なレベルの画像が
得られるようにすることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明の撮像装置について説明すれば、被写体光
を受光して電荷を発生する有効画素部、黒レベルに対応
した信号を出力するための遮光されたオプティカルブラ
ック部、前記有効画素部及び前記オプティカルブラック
部から読み出された電荷を垂直方向に転送するための垂
直転送部、及び前記垂直転送部で転送された電荷を水平
方向に転送するための水平転送部を有する固体撮像素子
と、前記固体撮像素子に被写体光が入射しないように遮
光するためのシャッター手段とを備えた撮像装置であっ
て、所定時間露光した後前記シャッター手段を閉じ、露
光期間に前記固体撮像素子の有効画素部に蓄積された信
号を読み出す前に、前記シャッター手段を閉じた状態
で、所定の期間前記固体撮像素子の有効画素及びオプテ
ィカルブラック部から垂直転送部への電荷の読み出しを
禁止し、垂直転送部及び水平転送部の空読み出しを行う
制御手段を備えた点に特徴を有する。
【0014】本発明の他の撮像装置は、被写体光を受光
して電荷を発生する有効画素部、黒レベルに対応した信
号を出力するための遮光されたオプティカルブラック
部、前記有効画素部及び前記オプティカルブラック部か
ら読み出された電荷を垂直方向に転送するための垂直転
送部、及び前記垂直転送部で転送された電荷を水平方向
に転送するための水平転送部を有する固体撮像素子と、
露光期間に前記固体撮像素子の有効画素部に蓄積された
信号を読み出す前に、前記水平転送部の空読み出しを行
う制御手段とを備えた点に特徴を有する。
【0015】また、本発明の撮像装置の他の特徴とする
ところは、前記固体撮像素子の出力信号からノイズを除
去するための相関二重サンプリング手段と、前記相関二
重サンプリング手段の出力信号のうち、前記オプティカ
ルブラック部分の信号を所定の基準電圧にクランプする
ためのクランプ手段と、前記クランプ手段の出力信号を
アナログ信号からデジタル信号に変換するためのA/D
変換手段とを備えた点にある。
【0016】また、本発明の撮像装置の他の特徴とする
ところは、前記固体撮像素子からの空読み出しの期間
に、前記クランプ手段の時定数を短くする制御手段を備
えた点にある。
【0017】また、本発明の撮像装置の他の特徴とする
ところは、前記固体撮像素子からの空読み出しの期間
に、前記クランプ手段で1水平期間に複数回クランプを
行わせる制御手段を備えた点にある。
【0018】また、本発明の撮像装置の他の特徴とする
ところは、前記空読み出しの期間を任意に設定可能とし
た点にある。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
撮像装置、撮像装置の制御方法、プログラム、及びコン
ピュータ読み取り可能な記憶媒体の実施の形態について
説明する。
【0020】(第1の実施の形態)図1には、本実施の
形態の撮像装置の構成を示す。同図において、1は被写
体の光学像を固体撮像素子3に結像させるレンズであ
る。2はシャッター機能を有し、レンズ1を通った光量
を制御するための絞りを兼ねた絞り・シャッターであ
る。3はレンズ1で結像された被写体光を電気信号とし
て取り込むための固体撮像素子である。4は固体撮像素
子3より出力される電気信号のクロックの除去やノイズ
を軽減するための相関二重サンプリングを行うCDS部
である。5は固体撮像素子3の遮光された画素の出力で
光学的黒レベルに対応したオプティカルブラック部を所
定の基準電圧にクランプするクランプ回路部である。6
はクランプ出力の信号をアナログ信号からデジタル信号
に変換するA/D変換部である。
【0021】7は表示や記録等をするために所望の形式
となるように種々の信号処理や変換を行う信号処理部で
ある。8は固体撮像素子3、CDS部4、クランプ回路
部5、及びA/D変換部6へ必要なパルスを発生するタ
イミングパルス発生部である。9はレンズ1や絞り・シ
ャッター2を駆動するための光学系駆動部である。10
は撮像装置全体の制御及び各種演算を行うシステム制御
部である。11は信号処理部7からの信号を受けてLC
D等に表示する表示部である。12は画像データの記録
又は読み出しを行うための半導体メモリ等の記録媒体で
ある。
【0022】次に、図2のフローチャートを参照して、
本実施の形態の撮像装置の基本動作について説明する。
撮像装置は、メインスイッチがオンされると(ステップ
S301)、メイン電源及びコントロール系の電源をオ
ンする。そして、モードが撮影又は再生かを判断し(ス
テップS302)、撮影モードであれば撮影シーケンス
に入る。再生モードであれば、再生シーケンスに行き、
記録媒体12からデータを一旦信号処理部7に取り込み
(ステップS319)、表示のための信号処理を行い、
LCD等に画像を表示する(ステップS320)。その
後、メインスイッチがオフされるまで画像を表示し、メ
インスイッチがオフされたら(ステップS321)、画
像の表示を中止し電源をオフする。
【0023】上記ステップS302の判断において撮影
シーケンスに入った場合は、AFレンズのレンズ位置を
リセット位置まで駆動し(ステップS303)、固体撮
像素子3やタイミングパルス発生部7等の撮像系回路の
電源をオンする。システム制御部10の制御により光学
系駆動部9からの信号で絞り・シャッター2をまず開放
にした後(ステップS304)、固体撮像素子3を通っ
た信号をCDS部4で相関二重サンプリング、クランプ
回路部5でOB部をクランプ、A/D変換部6でA/D
変換を行い、その変換された画像データを信号処理部7
で処理し、更にシステム制御10に入力し、ここで測光
値を演算する(ステップS305)。この測光を行った
結果に応じてシステム制御10はプログラム線図によ
り、絞り、シャッタースピード決定し制御する(ステッ
プS306)。
【0024】表示モードを確認し(ステップS30
7)、表示ONのモードの場合はLCD等の表示を行い
(ステップS308)、そうでない場合はレリーズスイ
ッチの第1のスイッチがオンされるまで待機する。第1
のスイッチがオンされると(ステップS309)、再び
測光を行い(ステップS310)、その結果に応じてシ
ステム制御10は再度プログラム線図により、絞り、シ
ャッタースピード決定し再度制御する(ステップS31
1)。
【0025】次に、固体撮像素子3、CDS部4、クラ
ンプ部5、A/D変換部6を通った信号から信号処理部
7で高周波成分を取り出し被写体までの距離の演算をシ
ステム制御10で行う(ステップS312)。その後、
レンズを駆動して合焦か否かを判断し(ステップS31
3)、合焦していないと判断したときは再びレンズを駆
動し測距を行う。
【0026】合焦後、レリーズスイッチの第2のスイッ
チがオンされるまで待機し、第2のスイッチがオンされ
たら(ステップS314)、静止画の露光を行う(ステ
ップS315)。露光が終了すると、固体撮像素子3、
CDS部4、クランプ部5、A/D変換部6を通った画
像データは信号処理部7で所望の信号処理がなされ、シ
ステム制御10の制御により半導体メモリ等の着脱可能
な記録媒体12に記録される。
【0027】このとき、第2のスイッチが押され続けて
いた場合は(ステップS316)、LCD等に画像を表
示し(ステップS317)第2のスイッチがオフされる
まで表示し続け、オフされたときには表示を止めて撮影
を終了する。上記ステップS316で最初から第2のス
イッチがオフだった場合は、表示を行わずに撮影を終了
する。
【0028】メインスイッチがオフされていなければ
(ステップS318)、レリーズスイッチの第1のスイ
ッチが押されるまでのシーケンスを再度行い、レリーズ
スイッチの第1のスイッチがオンされるまで待機する。
メインスイッチがオフされれば、光学ブロックの各メカ
は所定の位置に戻りメインの電源を切る。
【0029】以下、本実施の形態の動作について、図3
のタイミングチャート、図4の固体撮像素子3からクラ
ンプ回路部5までの構成、及び、タイミングパルス発生
部8の構成を表すブロック図を用いて説明する。
【0030】図3において、VD、HDは垂直及び水平
同期信号であり、固体撮像素子3から信号処理部7まで
に至るブロックにおいて撮影系のタイミングの基本とな
る同期パルスである。
【0031】Vφ1、Vφ3は、固体撮像素子3を構成
する垂直転送レジスタにおいて電荷を転送させるための
垂直転送パルスVφ1〜Vφ4のうちの一部であり、電
荷をフォトダイオードから垂直転送レジスタへシフトさ
せる読み出しパルスを有する。MASKは、V1、V3
に加算しVφ1、Vφ3を生成する読み出し信号をマス
クするためのマスク信号である。SUBは、フォトダイ
オードの電荷を基板方向にクリアすることにより露光を
制御するためのパルスである。
【0032】シャッターは、絞りを兼ねたメカニカルな
シャッターの開閉を表す。CPOBは、光学的黒レベル
であるオプティカルブラック部をクランプするためのタ
イミングパルス発生部から出力されるクランプパルスで
ある。固体撮像素子出力は、固体撮像素子3の出力信号
である。CDS出力のOBレベルは、CDS部4の出力
信号でOB部の信号レベルを示したものである。
【0033】また、図4において、Vφ1、Vφ3は、
それぞれの読み出しパルスをマスク信号とのANDをと
って加算した信号で、固体撮像素子3へ出力する。SH
1、SH2は、CDS部4で相関二重サンプリングを行
うためのパルスで、サンプルホールドパルスSH1でリ
セットレベルを、サンプルホールドパルスSH2で信号
レベルをサンプルホールドするためのパルスである。
【0034】図3のタイミングチャートにおいて、固体
撮像素子3から露光と電荷の読み出しを連続的に繰り返
し行っている状態のある時間t1において、固体撮像素
子3にスポット光や太陽光等の非常に強い光が入射した
場合、有効画素領域で発生した電荷がオーバーフローを
起こし、垂直転送レジスタ及び水平転送レジスタまでに
至り、本来電荷がほとんど転送されないOB部に対応す
る電荷の転送期間つまりOB期間にも多くの電荷が転送
されることになる。そのため、CDS出力のOBレベル
は、図に示すように本来の黒レベルと異なった通常より
も高いレベルとなる。
【0035】時間t2でレリーズスイッチの第2のスイ
ッチが押されると、固体撮像素子3の駆動モードを変更
する等の静止画撮影のための露光の準備をする。その
後、フォトダイオードの電荷を基板方向にクリアするた
めの最後のSUBパルスが出た時間t3から露光を開始
し、メカニカルシャッターが閉じきった時間t4で露光
を終了する。すなわち、時間t3から時間t4までの間
が、静止画撮影の露光期間となる。同図において、シャ
ッターがLOWとなっている期間は、メカニカルシャッ
ターが閉じていることを示す。
【0036】静止画の露光終了後、読み出しパルスをマ
スクするMASK信号がHIからLOWに切り換わる。
図4に示すように、MASK信号をLOWにすると読み
出しパルスはMASK信号とのANDをとっているので
AND出力はLOWとなり、Vφ1及びVφ3には読み
出しパルスが現れない。そのため、時間t5の時点で
は、時間t3から時間t4の静止画の露光期間に蓄積し
た電荷をフォトダイオードから垂直転送レジスタにはシ
フトしない。したがって、時間t5から時間t6までの
期間は垂直及び水平転送レジスタの電荷のみの転送を行
うことになる。この動作を、「空読み出し」と呼ぶ。
【0037】このようにして静止画の露光期間の電荷を
読み出さずにフォトダイオードにとどめておき、垂直及
び水平転送レジスタに残っていた電荷のみを転送するこ
とが重要である。強い光が入射した場合、垂直、水平転
送部、及びOB部にオーバーフローした電荷は、時間t
5以前の読み出し期間で読み出しきれずに残っている場
合があるため、この期間に垂直及び水平転送レジスタの
電荷の転送を行うことにより、この残っている不要な電
荷を捨てることができる。
【0038】また、本来、時間t6から時間t7期間の
ように同じ効果を目的とした電荷を早く捨てるための高
速掃き捨て期間が存在するが、本当に強い光が固体撮像
素子3に入射した場合には、この高速掃き捨て期間だけ
ではオーバーフローした電荷をすべて掃き捨てるには不
十分である。その点からも、時間t5から時間t6まで
の空読み出し転送期間は重要であり、不要な電荷の掃き
捨てに大きな効果がある。
【0039】この空読み出し期間は、システム制御10
によりタイミングパルス発生部8を制御することによ
り、任意に時間設定することができる。例えば、露光と
電荷の読み出しを連続的に繰り返し行っている状態いわ
ゆる動画時と同じ期間としても良いし、静止画の露光時
の読み出し期間と同じ長さとしても良い。また、全くの
任意の時間に設定しても良い。一般的には、撮像装置の
レリーズタイムラグを少なくするためにも、掃き捨ても
効果が期待される最短の時間に設定することが望まし
い。
【0040】この空読み出しを行った後で読み出される
信号のOB部には電荷はなくなり、図3に示すように、
CDS出力後のOBレベルは本来の黒レベルに戻る。そ
の結果、後段のクランプ回路部5では本来の黒レベルを
クランプすることになり、更に後段のA/D変換部6、
信号処理部7においても本来の信号レベルの状態で処理
することが可能となり、結果として所望の画像を得るこ
とができる。
【0041】このように空読み出し期間(時間t5から
時間t6)を設けることにより、OB部のレベルを復帰
させることができるわけである。また、この空読み出し
の方法は回路的な変更を行うことなしに実現できるため
コスト的にも有用である。
【0042】空読み出し終了後、時間t6で読み出しパ
ルスをマスクするMASK信号をLOWからHIに切り
換え、時間t4から時間t7までの期間固体撮像素子3
のフォトダイオードに蓄積したままの電荷を時間t7で
垂直転送レジスタにシフトし、時間t8までの期間で垂
直及び水平転送パルスで順次転送し、静止画の露光分の
電荷を読み出す。
【0043】読み出した信号は、固体撮像素子3の出力
以降のCDS部4から信号処理部7までの処理がなさ
れ、最終的に記録媒体12に記録される。時間t9で再
びメカニカルシャッターを開け、LCD等の表示のモー
ドであれば画像表示状態になり、次の静止画の露光に備
える。
【0044】(第2の実施の形態)図5〜7を用いて、
第2の実施の形態について説明する。なお、撮像装置の
基本構成及び基本動作は、図1、2を用いて上述したの
と同様であり、その説明は省略する。また、図3を用い
て説明したタイムチャートも、CDS出力のOBレベル
以外(図6を参照)は同じであり、図3のタイムチャー
トを用いた詳細な説明は省略する。
【0045】図5に示すように、本実施の形態における
撮像装置は、第1の実施の形態で説明した撮像装置の構
成のうちのクランプ回路部5及びタイミングパルス発生
部8に、空読み出し期間にクランプの時定数を変えるた
めのスイッチを備え、そのスイッチをパルスにより制御
するようにしている。
【0046】インバータ501は、読み出しパルス1又
は読み出しパルス2をマスクするためのMASK信号の
極性を反転する。コンデンサ502、コンデンサ503
は、クランプ回路のクランプ時定数を決定するものであ
り、コンデンサ502とコンデンサ503の和が時定数
となる。コンデンサ502は増幅器506に接続され、
コンデンサ503はスイッチ504を介してコンデンサ
502と並列に接続され増幅器506に接続する。スイ
ッチ504、スイッチ505は、制御信号がLOW期間
オンするスイッチであり、それぞれMASKの反転パル
スとクランプパルスCPOBで制御される。スイッチ5
05の一方は増幅器506に接続され、他方はクランプ
の基準電圧を与える基準電圧源507に接続する。
【0047】図6は、本実施の形態の場合の図3のタイ
ムチャートにおける時間t4から時間t7(図3を参
照)までの期間を示したものである。なお、図3におけ
る時間t4以前及び時間t7以降は第1の実施の形態で
述べたとおりであり、その説明は省略する。時間t4で
静止画の露光期間が終了後、読み出しパルスをマスクす
るMASK信号がHIからLOWに切り換わり、時間t
5においてはVφ1及びVφ3には読み出しパルスが現
れない。固体撮像素子3のフォトダイオードに蓄積され
た静止画の露光分の電荷は、次に読み出しパルスが出力
されるまでこのフォトダイオードに蓄積されたままとな
る。
【0048】このとき、MASKはインバータ501に
も入力され、極性が反転されNMASK信号となる。N
MASK信号はクランプ回路部5のスイッチ504を制
御し、時間t4から時間t6における空読み出し期間を
含むこの1V期間はHIとなり、スイッチ504をオー
プンにする。その結果、並列接続されているコンデンサ
502、503のうちコンデンサ503の接続がオープ
ンとなり、コンデンサの容量が減少するためクランプ回
路の時定数が短くなり、時間t5から時間t6の空読み
出し期間のCDS出力のOBレベルはクランプ回路の時
定数が長いときよりも本来の黒レベルへと早く収束する
ことになる。
【0049】時間t6でNMASK信号はLOWとな
り、スイッチ504をショートしクランプの時定数は本
来の時定数へと戻る。したがって、時間t7以降の静止
画の読み出し期間は本来の横筋状のノイズに効果のある
クランプ時定数でクランプを行うことができる。
【0050】つまり、スイッチ504でクランプ時定数
を切り換えることにより、読み出し時において横筋状の
ノイズに効果がある画質に影響が出ない長いクランプ時
定数でクランプでき、空読み出し期間はCDS出力のO
Bレベルの本来の黒レベルへの復帰が早まる短いクラン
プ時定数でクランプできる効果を有する。更には、空読
み出し期間を任意に設定できる構成をとっておけば、こ
の期間を更に効果的に短くすることが可能となり、撮像
装置全体の処理時間を短縮することができるため、結果
的にシャッタータイムラグの短縮の効果も得ることがで
きる。
【0051】更に、図7に示した構成のクランプ回路に
ついて説明する。なお、図5と同じ機能を有するものに
は同じ番号を付してある。このクランプ回路は増幅器5
06を有し、CDS出力が増幅器6の入力に接続され、
映像信号が増幅して出力される。増幅器506の出力
は、後段のA/D変換部6に接続されるとともにクラン
プパルスCPOBで制御されるスイッチ505に接続さ
れる。スイッチ505のもう一方は差動増幅器508に
接続され、差動増幅器508は基準レベルVrを発生す
る基準電圧源507が接続された入力を有し、増幅器5
06と基準電圧源507の差に応じた出力生成する。こ
の出力を積分器509に入力する。コンデンサ502、
503は、積分器509の積分の時定数を決定するコン
デンサであり、コンデンサ503の一方はNMASK信
号で制御されるスイッチ504が接続され、スイッチ5
04により積分器509との接続、非接続が制御され
る。更に、積分器509の出力は増幅器506に接続さ
れ、これによって差動増幅器508は増幅器506の帰
還回路を形成している。
【0052】この形式のクランプ回路は、いわゆるフィ
ードバック型のクランプ回路である。このようなクラン
プ回路においてもスイッチ504によってコンデンサ5
03の接続を制御することにより、積分時定数つまりク
ランプの応答性を変えることが可能である。したがっ
て、図5に示したのと同様に、読み出し時において横筋
状のノイズに効果がある画質に影響が出ない長いクラン
プ時定数でクランプでき、空読み出し期間はCDS出力
のOBレベルの本来の黒レベルへの復帰が早まる短いク
ランプ時定数でクランプできる効果を有し、CDS出力
のOBレベルを本来の黒レベルへ早く復帰させることが
可能である。つまり、クランプの時定数を短くしクラン
プの応答性を早める方法は、クランプ回路の形式を問わ
ず有効であることが分かる。
【0053】(第3の実施の形態)図8、9を用いて、
第3の実施の形態について説明する。なお、撮像装置の
基本構成及び基本動作は、図1、2を用いて上述したの
と同様であり、その説明は省略する。また、図3を用い
て説明したタイムチャートも、CDS出力のOBレベル
以外は同じであり、図3のタイムチャートを用いた詳細
な説明は省略する。更に、図6を用いた説明したNMA
SK以外は同じであり、その説明は省略する。
【0054】図8に示すように、本実施の形態における
撮像装置は、第1の実施の形態で説明した撮像装置の構
成のうちのタイミング発生部8に、クランプ回路部5へ
のクランプパルスを、従来のクランプパルスCPOB
と、他のクランプパルスCP2とをAND処理する機能
を備えている。CP2は、図9に示すように、水平帰線
期間と有効画素期間の間にある所謂ダミー期間にLOW
となるパルスであり、空読み出し期間のみパルスが発生
し、空読み出し以外の期間は常時HIレベルである。こ
のダミー期間は水平転送レジスタのうちで垂直転送レジ
スタから電荷を転送されない部分で、本来の光学的黒レ
ベルと全く一致するものではないが擬似的な黒レベルと
見なすことができる。
【0055】AND回路601によって、CPOB2と
いうパルスが、制御信号がLOW期間クランプを行うク
ランプ回路部5に入力される。したがって、1水平期間
にOB期間と擬似的なOB期間の2回クランプ動作を行
うことが可能となる。
【0056】図6において、時間t5から時間t6期間
においては、図9のCPOB2がクランプ回路部5に入
力されるため、1水平期間に2回クランプ動作を行うこ
とになる。そのため、時間t5から時間t6の期間空読
み出ししている間のCDS出力のOBレベルは、図示の
ように本来の黒レベルへと早く収束することが可能とな
る。
【0057】時間t6でCP2は常時HIとなりクラン
プ回路部5へのクランプパルスCPOB2は本来のCP
OBと同じ波形へと戻る。したがって、時間t7以降の
静止画の読み出し期間は本来のクランプパルスでクラン
プを行うことができる。
【0058】つまり、クランプパルスを元のCPOBへ
と戻すことにより、露光と読み出しを連続的に繰り返し
行っている期間や静止画の読み出しの時は本来の黒レベ
ルをクランプでき、空読み出し期間は本来の光学的黒レ
ベルと全く一致するものではないが擬似的な黒レベルの
ダミー期間をもクランプすることで、CDS出力のOB
レベルの本来の黒レベルへの復帰を早める効果を有す
る。更には、空読み出し期間を任意に設定できる構成を
とっておけば、この期間を更に効果的に短くすることが
可能となり、撮像装置全体の処理時間を短縮することが
できるため、結果的にシャッタータイムラグの短縮の効
果も得ることができる。また、本実施の形態において
は、回路的な構成を変更することなくパルスの制御のみ
で実現可能であるのでコストをかけずに実現できるとい
う効果も有する。
【0059】(その他の実施の形態)上述した実施の形
態の機能を実現するべく各種のデバイスを動作させるよ
うに、該各種デバイスと接続された装置或いはシステム
内のコンピュータに対し、上記実施の形態の機能を実現
するためのソフトウェアのプログラムコードを供給し、
そのシステム或いは装置のコンピュータ(CPU或いは
MPU)に格納されたプログラムに従って上記各種デバ
イスを動作させることによって実施したものも、本発明
の範疇に含まれる。
【0060】また、この場合、上記ソフトウェアのプロ
グラムコード自体が上述した実施の形態の機能を実現す
ることになり、そのプログラムコード自体は本発明を構
成する。そのプログラムコードの伝送媒体としては,プ
ログラム情報を搬送波として伝搬させて供給するための
コンピュータネットワーク(LAN、インターネット等
のWAN、無線通信ネットワーク等)システムにおける
通信媒体(光ファイバ等の有線回線や無線回線等)を用
いることができる。
【0061】さらに、上記プログラムコードをコンピュ
ータに供給するための手段、例えばかかるプログラムコ
ードを格納した記録媒体は本発明を構成する。かかるプ
ログラムコードを記憶する記録媒体としては、例えばフ
ロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光デ
ィスク、光磁気ディスク、CD−ROM、磁気テープ、
不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができ
る。
【0062】また、コンピュータが供給されたプログラ
ムコードを実行することにより、上述の実施の形態の機
能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードがコ
ンピュータにおいて稼働しているOS(オペレーティン
グシステム)或いは他のアプリケーションソフト等と共
同して上述の実施の形態の機能が実現される場合にもか
かるプログラムコードは本発明の実施の形態に含まれる
ことはいうまでもない。
【0063】さらに、供給されたプログラムコードがコ
ンピュータの機能拡張ボードやコンピュータに接続され
た機能拡張ユニットに備わるメモリに格納された後、そ
のプログラムコードの指示に基づいてその機能拡張ボー
ドや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の
一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施の
形態の機能が実現される場合にも本発明に含まれること
はいうまでもない。
【0064】なお、上記実施の形態において示した各部
の形状及び構造は、何れも本発明を実施するにあたって
の具体化のほんの一例を示したものに過ぎず、これらに
よって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはなら
ないものである。すなわち、本発明はその精神、又はそ
の主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施す
ることができる。
【0065】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、クラ
ンプの応答スピードを優先するがためにクランプの時定
数を短くし横引き状のノイズが発生してしまうことなし
に、横引き状のノイズに効果のある本来のクランプ時定
数のままで、画像信号読み出しを開始する前までにOB
部のレベルを復帰させることができ、所望の画像を得る
ことができる。また、この空読み出しは、回路的な変更
を行うことなしに実現することができるので、コスト的
にも有用である。
【0066】更に、空読み出し期間において、クランプ
回路の時定数を短くすることにより、更に早くOB部の
レベルを復帰させる効果を有する。 また、空読み出し
期間において、1水平期間に複数回クランプすることで
より、早くOB部のレベルを復帰させる効果を有する。
これらの方法も、回路的な変更を行うことなしに実現す
ることができるので、コスト的にも有用である。
【0067】更には、空読み出し期間を任意に設定可能
な構成にしておけば、空読み出しの効果がある最短の期
間に設定することが可能となり、シャッタータイムラグ
の短縮の効果も有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】撮像装置の構成を示す図である。
【図2】撮像装置の基本動作を示すフローチャートであ
る。
【図3】第1の実施の形態におけるタイミングチャート
である。
【図4】第1の実施の形態における固体撮像素子3から
クランプ回路部5までの構成、及び、タイミングパルス
発生部8の構成を示すブロック図である。
【図5】第2の実施の形態における固体撮像素子3から
クランプ回路部5までの構成、及び、タイミングパルス
発生部8の構成を示すブロック図である。
【図6】第2の実施の形態における時間t4から時間t
7までの期間を示したタイムチャートである。
【図7】フィードバック型クランプ回路の構成を示す図
である。
【図8】第3の実施の形態における固体撮像素子3から
クランプ回路部5までの構成、及び、タイミングパルス
発生部8の構成を示すブロック図である。
【図9】第3の実施の形態におけるタイムチャートであ
る。
【図10】従来の撮像装置における固体撮像素子からク
ランプ回路部までの構成を表すブロック図である。
【図11】固体撮像素子のチップの構成を説明するため
の図である。
【図12】CCD出力の波形とCDS出力の波形とを表
す図である。
【図13】1水平期間における通常動作時とOB部に電
荷が漏れ込んだ時とのCDS出力の波形を表す図であ
る。
【図14】OB部に電荷が漏れ込んだ時のCDS出力の
OBレベルを表す図である。
【符号の説明】
1 レンズ 2 絞り・シャッター 3 固体撮像素子 4 CDS部 5 クランプ回路部 6 A/D変換部 7 信号処理部 8 タイミング発生部 9 光学系駆動部 10 システム制御部 11 表示部 12 記録媒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C024 CX00 CX06 GY01 GZ01 HX09 HX13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体光を受光して電荷を発生する有効
    画素部、黒レベルに対応した信号を出力するための遮光
    されたオプティカルブラック部、前記有効画素部及び前
    記オプティカルブラック部から読み出された電荷を垂直
    方向に転送するための垂直転送部、及び前記垂直転送部
    で転送された電荷を水平方向に転送するための水平転送
    部を有する固体撮像素子と、前記固体撮像素子に被写体
    光が入射しないように遮光するためのシャッター手段と
    を備えた撮像装置であって、 所定時間露光した後前記シャッター手段を閉じ、露光期
    間に前記固体撮像素子の有効画素部に蓄積された信号を
    読み出す前に、前記シャッター手段を閉じた状態で、所
    定の期間前記固体撮像素子の有効画素及びオプティカル
    ブラック部から垂直転送部への電荷の読み出しを禁止
    し、垂直転送部及び水平転送部の空読み出しを行う制御
    手段を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 被写体光を受光して電荷を発生する有効
    画素部、黒レベルに対応した信号を出力するための遮光
    されたオプティカルブラック部、前記有効画素部及び前
    記オプティカルブラック部から読み出された電荷を垂直
    方向に転送するための垂直転送部、及び前記垂直転送部
    で転送された電荷を水平方向に転送するための水平転送
    部を有する固体撮像素子と、 露光期間に前記固体撮像素子の有効画素部に蓄積された
    信号を読み出す前に、前記水平転送部の空読み出しを行
    う制御手段とを備えたことを特徴とする撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記固体撮像素子の出力信号からノイズ
    を除去するための相関二重サンプリング手段と、前記相
    関二重サンプリング手段の出力信号のうち、前記オプテ
    ィカルブラック部分の信号を所定の基準電圧にクランプ
    するためのクランプ手段と、前記クランプ手段の出力信
    号をアナログ信号からデジタル信号に変換するためのA
    /D変換手段とを備えたことを特徴とする請求項1又は
    2に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記固体撮像素子からの空読み出しの期
    間に、前記クランプ手段の時定数を短くする制御手段を
    備えたことを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記固体撮像素子からの空読み出しの期
    間に、前記クランプ手段で1水平期間に複数回クランプ
    を行わせる制御手段を備えたことを特徴とする請求項3
    に記載の撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記空読み出しの期間を任意に設定可能
    としたことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に
    記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 被写体光を受光して電荷を発生する有効
    画素部、黒レベルに対応した信号を出力するための遮光
    されたオプティカルブラック部、前記有効画素部及び前
    記オプティカルブラック部から読み出された電荷を垂直
    方向に転送するための垂直転送部、及び前記垂直転送部
    で転送された電荷を水平方向に転送するための水平転送
    部を有する固体撮像素子と、前記固体撮像素子に被写体
    光が入射しないように遮光するためのシャッター手段と
    を備えた撮像装置の制御方法であって、 所定時間露光した後前記シャッター手段を閉じ、露光期
    間に前記固体撮像素子の有効画素部に蓄積された信号を
    読み出す前に、前記シャッター手段を閉じた状態で、所
    定の期間前記固体撮像素子の有効画素及びオプティカル
    ブラック部から垂直転送部への電荷の読み出しを禁止
    し、垂直転送部及び水平転送部の空読み出しを行うこと
    を特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 【請求項8】 被写体光を受光して電荷を発生する有効
    画素部、黒レベルに対応した信号を出力するための遮光
    されたオプティカルブラック部、前記有効画素部及び前
    記オプティカルブラック部から読み出された電荷を垂直
    方向に転送するための垂直転送部、及び前記垂直転送部
    で転送された電荷を水平方向に転送するための水平転送
    部を有する固体撮像素子を備えた撮像装置の制御方法で
    あって、 露光期間に前記固体撮像素子の有効画素部に蓄積された
    信号を読み出す前に、前記水平転送部の空読み出しを行
    うことを特徴とする撮像装置の制御方法。
  9. 【請求項9】 被写体光を受光して電荷を発生する有効
    画素部、黒レベルに対応した信号を出力するための遮光
    されたオプティカルブラック部、前記有効画素部及び前
    記オプティカルブラック部から読み出された電荷を垂直
    方向に転送するための垂直転送部、及び前記垂直転送部
    で転送された電荷を水平方向に転送するための水平転送
    部を有する固体撮像素子と、前記固体撮像素子に被写体
    光が入射しないように遮光するためのシャッター手段と
    を備えた撮像装置の制御を行うプログラムであって、 所定時間露光した後前記シャッター手段を閉じ、露光期
    間に前記固体撮像素子の有効画素部に蓄積された信号を
    読み出す前に、前記シャッター手段を閉じた状態で、所
    定の期間前記固体撮像素子の有効画素及びオプティカル
    ブラック部から垂直転送部への電荷の読み出しを禁止
    し、垂直転送部及び水平転送部の空読み出しを行うこと
    を特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 被写体光を受光して電荷を発生する有
    効画素部、黒レベルに対応した信号を出力するための遮
    光されたオプティカルブラック部、前記有効画素部及び
    前記オプティカルブラック部から読み出された電荷を垂
    直方向に転送するための垂直転送部、及び前記垂直転送
    部で転送された電荷を水平方向に転送するための水平転
    送部を有する固体撮像素子を備えた撮像装置の制御を行
    うプログラムであって、 露光期間に前記固体撮像素子の有効画素部に蓄積された
    信号を読み出す前に、前記水平転送部の空読み出しを行
    うことを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 請求項9又は10に記載のプログラム
    を格納したことを特徴とするコンピュータ読み取り可能
    な記憶媒体。
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