JP5095434B2 - 撮像装置および画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置および画像処理装置に関し、特に、簡単な構成で混色特性を軽減することが可能な撮像装置および画像処理装置に関する。
近年、固体撮像素子(例えば、CCD(Charge Coupled Device))の更なる高画素化が進み、それに伴い固体撮像素子に与える読み出し駆動パルスの高速化も進んでいる。その結果、固体撮像素子では、画素の微細化に伴う隣接画素からの光の回り込みや、電荷転送不良により、隣の画素の信号量が漏れ込んでくる「混色」が発生している。混色が発生すると、固体撮像素子のRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)とGBライン(RGラインのG画素をGb画素と称する)のGrとGbが同じ筈であるにもかかわらず差が生じ、ラインごとに明るさが異なり、画像が縞々となる現象が発生する(ラインクロール)。
また、固体撮像素子からのアナログ出力信号をサンプリングし、デジタル信号に変換するアナログフロントエンド回路(AFE回路)においても、固体撮像素子の駆動周波数の高速化により、周波数応答が間に合わず「混色」が発生しているという状況にある。
特開2007−142697号公報 特開2002−238057号公報
ところで、前述の「混色」や「ラインクロール」を補正する従来技術として、前記特許文献1や特許文献2が知られている。
特許文献1には、固体撮像素子の注目画素に隣接する複数の周囲画素の各信号と、当該各信号に対して各々独立して設定される補正パラメータとを用いて注目画素の信号に対して補正処理を行うことにより混色特性を補正する方法が開示されている。但し、補正方法が複雑であり、混色補正回路の構成が大きくなることが予想される。
また、特許文献2には、Gr画素とGb画素のそれぞれに対して積算値を算出し、Gr積算値とGb積算値の差分を積算値の小さい方に加算、または積算値の大きい方から減算し、ラインクロールを軽減させる方法が開示されている。また、エリア毎のGr画素とGb画素のそれぞれに対して積算値を算出して補正する点についても示されているが、発生原因である被写体色、光源色などからくる影響については何も触れていない。
本発明は上記の問題を解決すべくなされたものであり、簡単な構成で混色特性を軽減することが可能な撮像装置および画像処理装置の提供を目的とする。
この目的を達成するために請求項1記載の発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
前記RGBの各画素に対し、画素単位で色を判定することが可能な色判定手段と、
前記Gr、Gb画素に対し、異なるゲイン係数を乗算することが可能なGr、Gb乗算手段とを備え、
前記色判定手段は、ベイヤ配列R,Gr,Gb,Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値とし、該評価値がそれぞれに対して設定された色設定範囲に含まれるか否かを判断して、
前記R/Grおよび前記B/Gbが前記色設定範囲に含まれる場合に、前記Gr、Gb乗算手段による前記ゲイン係数の乗算がなされることを特徴とする。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載の撮像装置において、
前記Gr、Gb乗算手段は、前記Gr画素または前記Gb画素のいずれかに前記ゲイン係数を乗算するものであり、前記Gr画素の場合はGb/Grの比を、前記Gb画素の場合Gr/Gbの比を前記ゲイン係数とすることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の撮像装置において、
前記RGB信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、CrからなるYCbCrデータ形式に変換するYCbCr変換手段を備え、
前記色判定手段は、前記R/Grおよび前記B/Gbに替えて、Cb信号、Cr信号に基づき色を判定することを特徴とする。
また、請求項4記載の発明は、請求項1から3までのいずれかに記載の撮像装置において、
前記Gr信号とGb信号との差分を検出するGr、Gb差分検出手段を備え、
前記Gr信号とGb信号との差分が所定の閾値を超えた場合に、前記色判定手段および前記Gr、Gb乗算手段を動作させることを特徴とする。
また、請求項5記載の発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGラインと、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBラインとからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
該カラー撮像素子から出力されたデータを入力する入力手段と、
前記RGBの各画素に対し、画素単位で色を判定することが可能な色判定手段と、
前記Gr、Gb画素に対し、異なるゲイン係数を乗算することが可能なGr、Gb乗算手段とを備え、
前記色判定手段は、ベイヤ配列R,Gr,Gb,Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値とし、該評価値がそれぞれに対して設定された色設定範囲に含まれるか否かを判断して、
前記R/Grおよび前記B/Gbが前記色設定範囲に含まれる場合に、前記Gr、Gb乗算手段による前記ゲイン係数の乗算がなされることを特徴とする。
また、請求項6記載の発明は、請求項5記載の画像処理装置において、
前記Gr、Gb乗算手段は、前記Gr画素または前記Gb画素のいずれかに前記ゲイン係数を乗算するものであり、前記Gr画素の場合はGb/Grの比を、前記Gb画素の場合Gr/Gbの比を前記ゲイン係数とすることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項5または6に記載の画像処理装置において、
前記RGB信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、CrのYCbCrデータ形式に変換するYCbCr変換手段を備え、
前記色判定手段は、前記R/Grおよび前記B/Gbに替えて、Cb信号、Cr信号に基づき色を判定することを特徴とする。
また、請求項8記載の発明は、請求項5から7までのいずれかに記載の画像処理装置において、
前記Gr信号とGb信号との差分を検出するGr、Gb差分検出手段を備え、
前記Gr信号とGb信号との差分が所定の閾値を超えた場合に、前記色判定手段および前記Gr、Gb乗算手段を動作させることを特徴とする。
請求項1または請求項5記載の発明によれば、色判定結果に基づいて混色補正の要否を判断することで、画像上の部分的な混色特性に対して画像に不具合を発生させること無く混色補正を行うことができる。
また、色判定によって色毎に補正を変更することで、混色により画像不具合として目立ちやすい色を効果的に補正することができる。
また、色判定の評価値にR/G比、B/G比を用いることで、Cr信号、Cb信号への変換時間を省き、画像信号の処理時間を短縮させることができる。
請求項3または請求項7記載の発明によれば、色判定の評価値にCb信号、Cr信号を用いることで、「RGB」を「YCbCr」に変換する変換時間は必要となるが、色設定範囲時に色空間の切り出しを容易にすることができる。
請求項4または請求項8記載の発明によれば、GrとGbの差分検出手段を用いてGrGbの差分を検出し検出結果に応じて、混色補正処理の動作の要否を判断することにより、混色が発生しやすい画像であるかを判断することができ、混色が発生していないのに色判定によって混色補正をしてしまうことを防ぐことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の各実施形態で使用するデジタルカメラ(撮像装置)の外観図であって、(A)はカメラ上面図、(B)はカメラ正面図、(C)はカメラ裏面図、図2は、同デジタルカメラの制御系のブロック図である。
図1に示すように、デジタルカメラは、カメラ上面には、サブLCD(1)と、レリーズボタン(2)と、撮影/再生切り換えダイヤル(4)とを有する。サブLCD(1)は、例えば、撮影可能枚数など表示するための表示部である。また、カメラ正面には、ストロボ発光部(3)と、測距ユニット(5)と、リモコン受光部(6)と、鏡胴ユニット(7)と、光学ファインダー(正面)(11a)とを有する。メモリカードスロットル(121)は、メモリカード(130、図2参照)を挿入するスロットルであり、カメラ側面に設けてある。更に、カメラ裏面には、AFLED(オートフォーカスLED)(8)と、ストロボLED(9)と、LCDモニタ(10)と、光学ファインダー(裏面)(11b)と、ズームボタン(12)と、電源スイッチ(13)と、操作部(14)とを有する。
次に、図1,図2に基づいてデジタルカメラの動作を説明する。図2は、デジタルカメラのブロック図である。
図1,図2において、ストロボ発光部(3),ストロボ回路(114)は、自然光などの光が足りない場合に光量を補う装置である。暗い場所や被写体が暗い場合の撮影においては、後述するデジタルスチルカメラプロセッサ(104)からストロボ回路(114)にストロボ発光信号を送信し、ストロボ回路(114)は、ストロボ発光部(3)を発光させ被写体を明るくする。
測距ユニット(5)は、カメラと被写体との距離を測る装置である。現在、デジタルカメラでは、撮像素子(CCD)に形成された像のコントラストを検出し、最もコントラストの高い位置にレンズを移動させてフォーカスを合わせるCCD−AF方式が用いられている。しかし、CCD−AF方式は、レンズを少しずつ動かしコントラストを探していくため、フォーカス動作が遅いという問題があった。そこで、測距ユニット(5)を用いて被写体との距離情報を常に取得し、距離情報からレンズを一気に移動しフォーカス動作を高速化している。温度センサ(124)は環境温度を測定する装置で、カメラ内外の温度を測定し、温度が異常に上昇している場合にはカメラの電源を落としたり、温度センサのデータを参照してカメラの制御内容を変更したりする。
鏡胴ユニット(7)は、被写体の光学画像を取り込むズームレンズ(7-1a)、ズーム駆動モータ(7-1b)からなるズーム光学系(7-1)、フォーカスレンズ(7-2a)、フォーカス駆動モータ(7-2b)からなるフォーカス光学系(7-2)、絞り(7-3a)、絞りモータ(7-3b)からなる絞りユニット(7-3)、メカシャッタ(7-4a)、メカシャッタモータ(7-4b)からなるメカシャッタユニット(7-4)、各モータを駆動するモータドライバ(7-5)を有する。そして、モータドライバ(7-5)は、リモコン受光部(6)入力や操作部Keyユニット(SW1〜SW13)の操作入力に基づく、後述するカメラプロセッサ(104)内にあるCPUブロック(104-3)からの駆動指令により駆動制御される。
ROM(108)には、CPUブロック(104-3)にて解読可能なコードで記述された、制御プログラムや制御するためのパラメータが格納されている。このデジタルカメラの電源がオン状態になると、前記プログラムは不図示のメインメモリにロードされ、前記CPUブロック(104-3)はそのプログラムに従って装置各部の動作を制御するとともに、制御に必要なデータ等を、一時的に、RAM(107)、及び後述するカメラプロセッサ(104)内にあるLocal SRAM(104-4)に保存する。ROM(108)として書き換え可能なフラッシュROMを使用することで、制御プログラムや制御するためのパラメータを変更することが可能となり、機能のVerUp(バージョンアップ)が容易に行える。
CCD(101)は、光学画像を光電変換するための固体撮像素子であり、F/E(フロントエンド)−IC(102)は、画像ノイズ除去用相関二重サンプリングを行うCDS(102-1)、利得調整を行うAGC(102-2)、ディジタル信号変換を行うA/D(102-3)、CCD1信号処理ブロック(104-1)より、垂直同期信号(以下、VDと記す)、水平同期信号(以下、HDと記す)を供給され、CPUブロック(104-3)によって制御されるCCD(101)、及びF/E−IC(102)の駆動タイミング信号を発生するTG(102-4)を有する。
カメラプロセッサ(104)は、CCD(101)よりF/E―IC(102)の出力データにホワイトバランス設定やガンマ設定を行い、又、前述したように、VD信号、HD信号を供給するCCD1信号処理ブロック(104-1)、フィルタリング処理により、輝度データ・色差データへの変換を行うCCD2信号処理ブロック(104-2)、前述した装置各部の動作を制御するCPUブロック(104-3)、前述した制御に必要なデータ等を、一時的に、保存するLocal SRAM(104-4)、パソコンなどの外部機器とUSB通信を行うUSBブロック(104−5)、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うシリアルブロック(104-6)、JPEG圧縮・伸張を行うJPEG CODECブロック(104-7)、画像データのサイズを補間処理により拡大/縮小するRESIZEブロック(104-8)、画像データを液晶モニタやTVなどの外部表示機器に表示するためのビデオ信号に変換するTV信号表示ブロック(104-9)、撮影された画像データを記録するメモリカードの制御を行うメモリカードコントローラブロック(104-10)を有する。
SDRAM(103)は、前述したカメラプロセッサ(104)で画像データに各種処理を施す際に、画像データを一時的に保存する。保存される画像データは、例えば、CCD(101)から、F/E−IC(102)を経由して取りこんで、CCD1信号処理ブロック(104-1)でホワイトバランス設定、ガンマ設定が行われた状態の「RAW−RGB画像データ」やCCD2信号処理ブロック(104-2)で輝度データ・色差データ変換が行われた状態の「YCbCr画像データ」、JPEG CODECブロック(104-7)で、JPEG圧縮された「JPEG画像データ」などである。メモリカードスロットル(121)は、着脱可能なメモリカードを装着するためのスロットルである。
内蔵メモリ(120)は、前述したメモリカードスロットル(121)にメモリカードが装着されていない場合でも、撮影した画像データを記憶できるようにするためのメモリである。LCDドライバ(117)は、後述するLCDモニタ(10)を駆動するドライブ回路であり、TV信号表示ブロック(104-9)から出力されたビデオ信号を、LCDモニタ(10)に表示するための信号に変換する機能も有している。
LCDモニタ(10)は、撮影前に被写体の状態を監視する、撮影した画像を確認する、メモリカードや前述した内蔵メモリ(120)に記録した画像データを表示する、などを行うためのモニタである。ビデオAMP(118)は、TV信号表示ブロック(104-9)から出力されたビデオ信号を、75Ωインピーダンス変換するためのアンプであり、ビデオジャック(119)は、TVなどの外部表示機器と接続するためのジャックである。USBコネクタ(122)は、パソコンなどの外部機器とUSB接続を行う為のコネクタである。
シリアルドライバ回路(123-1)は、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うために、前述したシリアルブロック(104-6)の出力信号を電圧変換するための回路であり、RS−232Cコネクタ(123-2)は、パソコンなどの外部機器とシリアル接続を行う為のコネクタである。
SUB−CPU(109)は、ROM・RAMをワンチップに内蔵したCPUであり、操作Keyユニット(SW1〜13)やリモコン受光部(6)の出力信号をユーザの操作情報として、前述したCPUブロック(104-3)に出力したり、該CPUブロック(104-3)より出力されるカメラの状態を、後述するサブLCD(1)、AF LED(8)、ストロボLED(9),ブザー(113)の制御信号に変換して、出力する。
サブLCD(1)は、例えば、撮影可能枚数など表示するための表示部であり、LCDドライバ(111)は、前記SUB−CPU(109)の出力信号より、サブLCD(1)を駆動するためのドライブ回路である。AF LED(8)は、撮影時の合焦状態を表示するためのLEDであり、ストロボLED(9)は、ストロボ充電状態を表すためのLEDである。なお、このAF LED(8)とストロボLED(9)を、メモリカードアクセス中などの別の表示用途に使用しても良い。操作Keyユニット(SW1〜13)は、ユーザーが操作するKey回路であり、リモコン受光部(6)は、ユーザーが操作したリモコン送信機の信号の受信部である。
音声記録ユニット(115)は、ユーザーが音声信号を入力するマイク(115-3)、入力された音声信号を増幅するマイクAMP(115-2)、増幅された音声信号を記録する音声記録回路(115-3)からなる。音声再生ユニット(116)は、記録された音声信号をスピーカーから出力できる信号に変換する音声再生回路(116-1)、変換された音声信号を増幅し、スピーカーを駆動するためのオーディオAMP(116-2)、音声信号を出力するスピーカー(116-3)からなる。
次に、上述のように構成されたデジタルカメラにおいて、本発明を説明する。
<CCDセンサの構成>
CCDセンサの構成について説明する。図3は、デジタルカメラなどに用いられるインタライン型CCDセンサの模式図である。CCDセンサは、入射した光量に応じて電荷を蓄積し光信号を電気信号に変換するフォトダイオード(45(a))と、フォトダイオードから電荷を受け取り垂直方向に順次転送する垂直転送路(45(b))と、垂直転送路からの電荷を水平方向に順次転送する水平転送路(45(c))と、水平転送路の最終段には電荷から電圧へ変換を行うフローティングディフュージョンアンプ(FDアンプ)(45(d))からなる。
撮像素子(CCDセンサ)上には、フォトダイオード(45(a))が規則正しく2次元に配列され、フォトダイオード1個が1画素に相当する。1個のフォトダイオード(45(a))上には1色のカラーフィルタで覆われており、原色系CCDセンサでは、RGBのカラーフィルタが図3のようなベイヤ配列と呼ばれる配色によって配列されている。フォトダイオードには、カラーフィルタに応じた色の光が電荷として蓄積される。
<電荷の読み出し方式>
CCDセンサのフォトダイオードに蓄積された電荷を読み出す方式は、プログレッシブ方式とインタレース方式がある。プログレッシブ方式は、フォトダイオードに蓄積された画面全部の電荷を一回で垂直転送路に読み出す方式である。一方、インターレース方式は1ラインおきに電荷を読み出す方式であり、1枚の画像を2回に分けて読み出している(2フィールド読み出し)。
インターレース方式の場合、垂直転送路が2ラインに対して1個で済むため、CCDセンサの高画素化に適している。近年ではCCDセンサの更なる高画素化のために、1枚の画像を複数フィールドに分けて読み出しが行われている。
図4は一般的なCCDセンサのインターレース方式の電荷読み出しを示したものである。
図4(A)では、水平転送路側から見て奇数ラインのフォトダイオードの電荷が一斉に垂直転送路に読み出される。
図4(B)では、垂直転送路に読み出された電荷は水平転送路方向に順次転送し、最下位の電荷は水平転送路に読み出される。
図4(C)では、水平転送路に読み出された電荷は、FDアンプ側に順次転送されてFDアンプを通って1画素ずつ映像信号として出力される。奇数ラインの全ての電荷がFDアンプから出力されると、偶数ラインも同様にして駆動を行い電荷がFDアンプから読み出される。
<CCD出力について>
CCDから出力される映像信号(以下、CCD出力)について説明する。
前述の通りCCD出力信号はCCDから1画素ずつ出力されるが、CCD出力波形は水平転送路での電荷転送に用いられる水平転送パルスが大きな要素を占めている。
図5は、TG(102-4)から発生する水平転送パルスH1、H2及びリセットパルスRGとCCD出力波形、及びCCD出力のサンプリングパルス(SHP、SHD)を示している。
H1、H2はCCDの水平転送路において電荷を転送する駆動パルスであり、H1に対しH2は反転したパルスとなっている。RGはリセットパルスであり、水平転送路の最終段にあり、電荷から電圧へ変換を行うFDアンプで1画素転送するごとに一定の基準レベルに信号量をリセットし、次の画素に電荷の残りがないようにしている。
FDアンプから出力されるCCD出力信号は、リセット部、フィードスルー部、データ部で構成されており、H1、H2、RGパルスのタイミングから成り立っている。SHPはフィードスルー部の電圧レベルをサンプルリングするタイミングを、SHDはデータ部の電圧レベルをサンプルリングするタイミングをそれぞれCDS(102-1)に与えるパルスである。CDSでは各画素毎にフィードスルー部とデータ部の電位差を画素の信号量としてサンプリングして、AGC(102-2)でゲインを乗算し、A/D(102-3)にてアナログデータからデジタルデータに変換される。
次に、図6〜図10を参照しつつ基本的な画像処理について説明する。
<<一般画像処理の内容>>
<画像処理の流れ>
基本的な画像処理フローを図6に示す。図6に示す画像処理は、図2のCCD1信号処理ブロック(104-1)及びCCD2信号処理ブロック(104-2)内に含まれる。
CCDから出力される信号を1画素毎にサンプリングしA/D変換したものを、画像処理されていない段階であるため一般的に「RAWデータ」と呼び、画像処理部に入力するデータはこのRAWデータである。
<ホワイトバランス(WB)処理>
被写体からの光量を蓄積するCCDのフォトダイオード上には1画素1画素にRED、GREEN、BLUEのいずれか1色のカラーフィルタが貼付されているが、フィルタの色によって透過する光量が変わってくるため、フォトダイオードに蓄積される電荷量が異なっている。最も感度が高いのはGREENで、REDとBLUEはGREENと比較すると感度が低く約半分程度である。
ホワイトバランス(WB)処理では、これらの感度差を補い、撮影画像の中の白色を白く見せるために、RとBにゲインを掛ける処理を行う。また、物の色は光源色(例えば、太陽光、蛍光灯など)によって変わってくるため、光源が変わっても白色を白く見せるようにRとBのゲインを変更し、制御する機能を有している。
<ガンマ(γ)補正処理>
図7(A)は、γ補正の曲線の一例を示すものである。横軸に入力信号、縦軸に出力信号を示しており、非線形な入出力変換を行う。一般的にLCDやCRTなどの出力装置では、図7(B)に示すように、入力に対して出力は非線形な特性で出力される。このような非線形な出力の場合、明るさに階調性がなく、また画像が暗くなるため、人は正しく画像を見ることができない。そこで、出力装置の特性を考慮して、出力が線形性を保つように予め入力信号に処理を行うのがガンマ補正処理である。
<補間処理>
図3に示すように、CCDではベイヤ配列と呼ばれる配列で、1画素にRED、GREEN、BLUEのいずれか1色のカラーフィルタが貼付されており、RAWデータは1画素に1色の情報しかない。しかし、RAWデータから画像として見るためには、1画素にRED、GREEN、BLUEの3色の情報が必要であり、足りない2色を補うために周辺の画素から補間する補間処理を行う。
<YCbCr変換処理>
RAWデータの段階では、RED、GREEN、BLUEの3色によるRGBデータ形式であるが、YCbCr変換では輝度信号Yと色差信号CbCrのYCbCrデータ形式に変換を行う。デジタルカメラ等で一般的に用いられるファイル形式のJPEG画像では、YCbCrデータから画像が作成されるため、RGBデータをYCbCrデータに変換する。変換式は、以下の通りである。
Y=0.299xR+0.587xG+0.114xB
Cb=−0.299xR−0.587xG+0.886xB
Cr=0.701xR−0.587xG−0.114xB
<色補正処理>
色補正では、彩度設定、色相設定、部分的な色相変更設定、色抑圧設定などある。彩度設定は色の濃さを決定するパラメータ設定であり、図8はCbCr色空間を示すものであるが、例えば、第2象限でREDの色に対して原点からREDのドットまでのベクトルの長さが長い程色の濃さは濃くなる。
次に色相設定では、色合いを決定するパラメータである。例えば、図8の第3象限でGREENの色に対してベクトルの長さが同じであっても、ベクトルの向きが異なると色合いは変わってくる。部分的な色相変更設定では、図8の第4象限に示すように、部分的な色領域を回転させる設定である。
彩度が強いと色が濃くなる一方で色ノイズが強くなる傾向にある。そこで色抑圧設定では、例えば輝度信号に対してしきい値を設け、しきい値よりも低い又は高い領域に対して彩度を抑えることにより、色ノイズを抑える制御を行う。
<エッジ強調処理>
エッジ強調処理とは、図9に示すように、画像の輝度(Y)信号からエッジ部分を抽出するエッジ抽出フィルタ部と、エッジ抽出フィルタにより抽出されたエッジに対してゲインを掛けるゲイン乗算部と、エッジ抽出と並行して画像のノイズを除去するローパスフィルタ(LPF)部と、ゲイン乗算後のエッジ抽出データとLPF処理後の画像データを加算する加算部からなる。
エッジの強弱は、ゲイン乗算部のゲインによって決まり、ゲインが大きい場合にはエッジが強くなり、ゲインが小さい場合にはエッジが弱くなる。また、エッジ抽出フィルタのフィルタ係数によってもエッジの検出方向やエッジの抽出量が変わるため、重要なパラメータである。LPFのフィルタ係数では、画像を平滑化させて画像のノイズを減らしているが、LPFを強く掛けるとノイズは少なくなるが、一方で平滑化により細かな部分が潰れてしまい解像度が失われる傾向にある。
<その他の処理>
画像処理には、その他に保存する画像サイズに変更するリサイズ処理、情報量を圧縮するJPEG圧縮処理などがある。
<転送不良、混色特性について>
正常なCCDセンサの場合、フォトダイオードに蓄積された電荷が垂直転送路に読み出され、水平転送路を通ってそのまま出力アンプから出力される。しかし、CCDセンサの水平転送路の最終段などにて転送効率が落ちると、転送路に電荷残りが生じるために、電荷の大きな画素から電荷の小さな画素へ電荷の移動が発生する。これにより、本来の信号とは異なる色バランスの崩れた信号が出力されることになる。
例えば、原色系CCDセンサの場合、RGBの中でG画素の感度が最も高いので、R、B画素に比べG画素のフォトダイオードには多く電荷が蓄積される。
図10は、G画素及びR画素の1画素に蓄積される電荷を示した図であり、水平転送路の転送効率が悪い場合、G画素に蓄積された電荷の中で水平転送路での電荷残りが生じた部分(斜線部)がR画素に重畳される。同様に、GBラインでは、G画素の電荷がB画素に重畳される。これにより、RとBの電荷量が本来蓄積される電荷量より増え、その結果色バランスが崩れRとBが濃くなったことで、画面全体としてはマゼンタ色に着色する。
一方、赤い被写体や青い被写体の場合には、G画素よりもR画素やB画素の信号量が大きかったりする。この場合、R画素やB画素の電荷がG画素に重畳される現象が発生し、RGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、GBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)のGrとGbに差が発生する。
また、高画素化に伴い画素微細化が進み、隣の画素のカラーフィルタを通過した光が漏れ込んでくる場合があり、RのカラーフィルターとBのカラーフィルターの透過率の違いによりGrとGbに差が発生する。これにより、通常GrとGbが同じであるはずであるが、撮像素子の電荷転送不良などでGrとGbに差が発生した場合に、ラインごとに明るさが異なり画像が縞々となる現象が発生し、このような現象をラインクロールと呼ぶ。
更に、AFE回路により周波数応答が間に合わず混色が発生する状況では、GrとR又はGbとBの信号差が大きいことにより、サンプリング応答にズレが生じ混色が発生している。この場合、Gr画素とGb画素の差は、画面全体ではなく部分的に発生する。そのため、画面全体に対して混色特性を補正すると部分的発生している混色は改善するが、他の部分の混色が発生していない部分では、ライン間差が発生したり格子状の縞が発生したりと不具合が発生してしまう。
次に、本発明の実施例を図を参照しつつ説明する。
[実施例1]
図11は、実施例1のフローを示す図である。前述の図6の基本的な画像処理フロー図にて説明済みのブロックについては、説明を省略する。図11では、γ補正処理の後に混色補正処理が追加されている点が異なっている。
混色補正処理では、所定領域の画素の色判定を行い、該当する色であると判定された場合には、GRGB乗算処理に進む。色判定で該当する色でないと判定された場合には、混色補正処理を行わず、補間処理に進むフローとなっている。
次に、色判定方法について詳細に説明する。
<<色判別方法について>>
<R/Gr、B/Gb比率>
γ補正処理後の画像信号は、YCbCr変換処理前まではRGBであり、特に補間処理前までは撮像素子のベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を基本ブロックとして1画素に1色の情報しか持っていない。
本実施例1では、色判定に、ベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値として用いて色を判定する。
そして、評価値を判定するために、混色補正が必要な色範囲の設定値を決定し、予めROMなどの記憶手段に格納しておく。
例えば、混色補正が必要な色設定範囲を2.10≦(R/Gr)≦3.20,0≦(B/Gb)≦0.75とする。
色判定ブロックで判定する1ブロック分(4画素)の色データがR=240,Gr=100,Gb=90,B=5の場合、R/Gr=2.40,B/Gb=0.06となる。
R/Gr、B/Gb共に予め設定した色設定範囲に含まれるため、混色補正処理を行う。R/Gr、B/Gbのどちらか片方でも色設定範囲に含まれない場合には、混色補正処理を行わない。
R/Gr、B/Gb比率を用いる利点としては、ベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの状態で色判別ができることと、RGライン、GBラインそれぞれのG(Gr、Gb)を用いることで他のラインの影響を受けることがない点にある。
<Cr、Cb判別>
色判別に、Cr、Cbを評価値として用いる場合の方法について説明する。
ベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を1ブロックとして、前述のYCbCr変換を用いたRGB→YCbCr変換式のCb、Cr変換を使用する。ベイヤ配列の場合GrとGbのGが存在するため、Gr、Gbのどちらを用いてもよいが、本実施例ではGrとGbの平均を用いてYCbCr変換を行うこととする。
算出されたCb、Crに対して、評価値を判定するために、混色補正が必要な色範囲の設定値を決定し、予めROMなどの記憶手段に格納しておく。
例えば、図12に示すように、CbCr空間でAの直線とBの直線で囲まれる斜線の範囲の色範囲とし、式で表すと、次の2式となる。
Cr≦A×Cr…(Aの直線の傾きをAとする)
Cr≧B×Cb…(Bの直線の傾きをBとする)
色判定ブロックで判定する1ブロック分(4画素)の色データをR、Gr、Gb、Bとし、GrとGbの平均をGavとしたときに、
Cb=−0.299xR−0.587xGav+0.886xB
Cr=0.701xR−0.587xGav−0.114xB
で求められるCb、Crが上述の色範囲式を満たせば色設定範囲に含まれるため、混色補正処理を行う。満たさない場合には混色補正処理を行わないように制御する。
Cr、Cbで色判定をする利点は、図12にも示したように色空間を範囲で区切りやすいという点にある。
<混色補正方法について>
色判定にて補正が必要と判定された場合には、Gr、Gb乗算処理にてGrとGbのどちらか一方にゲイン係数を乗算する。ゲイン係数は、Grに乗算するゲイン係数の場合Gb/Grの比をゲイン係数とし、Gbに乗算するゲイン係数の場合Gr/Gbの比をゲイン係数とする。Gr、Gbのどちらか一方にゲイン係数を乗算する目的は、GrとGbのレベルを合わせることにあり、画像の部分的な混色に対応するためゲイン係数を乗算する混色補正処理はベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を1ブロック単位で行う。
[実施例2]
図13は、Gr積算値とGb積算値との差分から、混色補正処理を行うか否かを判定する実施例を示すフロー図である。
前述の図11の実施例1にて説明済みのブロックについては説明を省略する。
本実施例2は、実施例1とは、Gr、Gb積分処理とGr、Gb差分判定が追加となっている点が異なる。Gr、Gb積分処理により、画面全体または任意の領域の単位でGr積算値、Gb積算値を算出する。任意の領域では、ベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を1ブロックとして、縦横方向に整数倍の範囲としてもよい。
<GRGBの差分判定方法について>
GrとGbの差分判定としては、GrとGbの差の絶対値(Gdif)を評価値として使用する。
Gdif=|Gr−Gb|
予めGr、Gb差分(Gdif)に対してしきい値(Gth)を設定しておき、Gr、Gb差分(Gdif)がしきい値(Gth)より大きい場合には、色判定ステップに進み混色補正「あり/なし」の判定を行う。
一方、GRGB差分(Gdif)がしきい値(Gth)以内の場合には、混色補正処理は行わず補間処理ステップに進む。
なお、本実施例では、混色補正処理をγ補正処理と補間処理の間に置いた場合で説明を行ったが、本発明はこれに限定されない。
本発明を適用するデジタルカメラの外観図であって、(A)は上面図、(B)は正面図、(C)は裏面図である。 同デジタルカメラのブロック図である。 同デジタルカメラに用いるCCDセンサの構成図である。 同CCDセンサ駆動の説明図である。 同CCDセンサの出力信号の説明図である。 基本的な画像処理のフロー図である。 ガンマ補正を説明する図であって、(A)はガンマ補正曲線の例を示す図、(B)はLCDなどの出力装置の特性を示す図である。 色補正処理の説明図である。 エッジ強調処理の説明図である。 転送不良の説明図である。 本発明の実施例1のフロー図である。 CbCr色空間での範囲選択の説明図である。 本発明の実施例2のフロー図である。
符号の説明
7…鏡胴ユニット
101…CCD
102…F/E−IC
103…SDRAM
104…カメラプロセッサ

Claims (8)

  1. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
    前記RGBの各画素に対し、画素単位で色を判定することが可能な色判定手段と、
    前記Gr、Gb画素に対し、異なるゲイン係数を乗算することが可能なGr、Gb乗算手段とを備え、
    前記色判定手段は、ベイヤ配列R,Gr,Gb,Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値とし、該評価値がそれぞれに対して設定された色設定範囲に含まれるか否かを判断して、
    前記R/Grおよび前記B/Gbが前記色設定範囲に含まれる場合に、前記Gr、Gb乗算手段による前記ゲイン係数の乗算がなされることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1記載の撮像装置において、
    前記Gr、Gb乗算手段は、前記Gr画素または前記Gb画素のいずれかに前記ゲイン係数を乗算するものであり、前記Gr画素の場合はGb/Grの比を、前記Gb画素の場合Gr/Gbの比を前記ゲイン係数とすることを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1または2に記載の撮像装置において、
    前記RGB信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、CrからなるYCbCrデータ形式に変換するYCbCr変換手段を備え、
    前記色判定手段は、前記R/Grおよび前記B/Gbに替えて、前記Cb信号、Cr信号に基づき色を判定することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項1から3までのいずれかに記載の撮像装置において、
    前記Gr信号とGb信号との差分を検出するGr、Gb差分検出手段を備え、
    前記Gr信号とGb信号との差分が所定の閾値を超えた場合に、前記色判定手段および前記Gr、Gb乗算手段を動作させることを特徴とする撮像装置。
  5. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGラインと、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBラインとからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
    該カラー撮像素子から出力されたデータを入力する入力手段と、
    前記RGBの各画素に対し、画素単位で色を判定することが可能な色判定手段と、
    前記Gr、Gb画素に対し、異なるゲイン係数を乗算することが可能なGr、Gb乗算手段とを備え、
    前記色判定手段は、ベイヤ配列R,Gr,Gb,Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値とし、該評価値がそれぞれに対して設定された色設定範囲に含まれるか否かを判断して、
    前記R/Grおよび前記B/Gbが前記色設定範囲に含まれる場合に、前記Gr、Gb乗算手段による前記ゲイン係数の乗算がなされることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項5記載の画像処理装置において、
    前記Gr、Gb乗算手段は、前記Gr画素または前記Gb画素のいずれかに前記ゲイン係数を乗算するものであり、前記Gr画素の場合はGb/Grの比を、前記Gb画素の場合Gr/Gbの比を前記ゲイン係数とすることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項5または6に記載の画像処理装置において、
    前記RGB信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、CrのYCbCrデータ形式に変換するYCbCr変換手段を備え、
    前記色判定手段は、前記R/Grおよび前記B/Gbに替えて、前記Cb信号、Cr信号に基づき色を判定することを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項5から7までのいずれかに記載の画像処理装置において、
    前記Gr信号とGb信号との差分を検出するGr、Gb差分検出手段を備え、
    前記Gr信号とGb信号との差分が所定の閾値を超えた場合に、前記色判定手段および前記Gr、Gb乗算手段を動作させることを特徴とする画像処理装置。
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