JP5095434B2 - 撮像装置および画像処理装置 - Google Patents
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Description
また、固体撮像素子からのアナログ出力信号をサンプリングし、デジタル信号に変換するアナログフロントエンド回路(AFE回路)においても、固体撮像素子の駆動周波数の高速化により、周波数応答が間に合わず「混色」が発生しているという状況にある。
特許文献1には、固体撮像素子の注目画素に隣接する複数の周囲画素の各信号と、当該各信号に対して各々独立して設定される補正パラメータとを用いて注目画素の信号に対して補正処理を行うことにより混色特性を補正する方法が開示されている。但し、補正方法が複雑であり、混色補正回路の構成が大きくなることが予想される。
また、特許文献2には、Gr画素とGb画素のそれぞれに対して積算値を算出し、Gr積算値とGb積算値の差分を積算値の小さい方に加算、または積算値の大きい方から減算し、ラインクロールを軽減させる方法が開示されている。また、エリア毎のGr画素とGb画素のそれぞれに対して積算値を算出して補正する点についても示されているが、発生原因である被写体色、光源色などからくる影響については何も触れていない。
前記RGBの各画素に対し、画素単位で色を判定することが可能な色判定手段と、
前記Gr、Gb画素に対し、異なるゲイン係数を乗算することが可能なGr、Gb乗算手段と、を備え、
前記色判定手段は、ベイヤ配列R,Gr,Gb,Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値とし、該評価値がそれぞれに対して設定された色設定範囲に含まれるか否かを判断して、
前記R/Grおよび前記B/Gbが前記色設定範囲に含まれる場合に、前記Gr、Gb乗算手段による前記ゲイン係数の乗算がなされることを特徴とする。
前記Gr、Gb乗算手段は、前記Gr画素または前記Gb画素のいずれかに前記ゲイン係数を乗算するものであり、前記Gr画素の場合はGb/Grの比を、前記Gb画素の場合Gr/Gbの比を前記ゲイン係数とすることを特徴とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2に記載の撮像装置において、
前記RGB信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、CrからなるYCbCrデータ形式に変換するYCbCr変換手段を備え、
前記色判定手段は、前記R/Grおよび前記B/Gbに替えて、Cb信号、Cr信号に基づき色を判定することを特徴とする。
前記Gr信号とGb信号との差分を検出するGr、Gb差分検出手段を備え、
前記Gr信号とGb信号との差分が所定の閾値を超えた場合に、前記色判定手段および前記Gr、Gb乗算手段を動作させることを特徴とする。
該カラー撮像素子から出力されたデータを入力する入力手段と、
前記RGBの各画素に対し、画素単位で色を判定することが可能な色判定手段と、
前記Gr、Gb画素に対し、異なるゲイン係数を乗算することが可能なGr、Gb乗算手段と、を備え、
前記色判定手段は、ベイヤ配列R,Gr,Gb,Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値とし、該評価値がそれぞれに対して設定された色設定範囲に含まれるか否かを判断して、
前記R/Grおよび前記B/Gbが前記色設定範囲に含まれる場合に、前記Gr、Gb乗算手段による前記ゲイン係数の乗算がなされることを特徴とする。
前記Gr、Gb乗算手段は、前記Gr画素または前記Gb画素のいずれかに前記ゲイン係数を乗算するものであり、前記Gr画素の場合はGb/Grの比を、前記Gb画素の場合Gr/Gbの比を前記ゲイン係数とすることを特徴とする。
また、請求項7記載の発明は、請求項5または6に記載の画像処理装置において、
前記RGB信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、CrのYCbCrデータ形式に変換するYCbCr変換手段を備え、
前記色判定手段は、前記R/Grおよび前記B/Gbに替えて、Cb信号、Cr信号に基づき色を判定することを特徴とする。
前記Gr信号とGb信号との差分を検出するGr、Gb差分検出手段を備え、
前記Gr信号とGb信号との差分が所定の閾値を超えた場合に、前記色判定手段および前記Gr、Gb乗算手段を動作させることを特徴とする。
また、色判定によって色毎に補正を変更することで、混色により画像不具合として目立ちやすい色を効果的に補正することができる。
請求項3または請求項7記載の発明によれば、色判定の評価値にCb信号、Cr信号を用いることで、「RGB」を「YCbCr」に変換する変換時間は必要となるが、色設定範囲時に色空間の切り出しを容易にすることができる。
図1は、本発明の各実施形態で使用するデジタルカメラ(撮像装置)の外観図であって、(A)はカメラ上面図、(B)はカメラ正面図、(C)はカメラ裏面図、図2は、同デジタルカメラの制御系のブロック図である。
図1,図2において、ストロボ発光部(3),ストロボ回路(114)は、自然光などの光が足りない場合に光量を補う装置である。暗い場所や被写体が暗い場合の撮影においては、後述するデジタルスチルカメラプロセッサ(104)からストロボ回路(114)にストロボ発光信号を送信し、ストロボ回路(114)は、ストロボ発光部(3)を発光させ被写体を明るくする。
シリアルドライバ回路(123-1)は、パソコンなどの外部機器とシリアル通信を行うために、前述したシリアルブロック(104-6)の出力信号を電圧変換するための回路であり、RS−232Cコネクタ(123-2)は、パソコンなどの外部機器とシリアル接続を行う為のコネクタである。
<CCDセンサの構成>
CCDセンサの構成について説明する。図3は、デジタルカメラなどに用いられるインタライン型CCDセンサの模式図である。CCDセンサは、入射した光量に応じて電荷を蓄積し光信号を電気信号に変換するフォトダイオード(45(a))と、フォトダイオードから電荷を受け取り垂直方向に順次転送する垂直転送路(45(b))と、垂直転送路からの電荷を水平方向に順次転送する水平転送路(45(c))と、水平転送路の最終段には電荷から電圧へ変換を行うフローティングディフュージョンアンプ(FDアンプ)(45(d))からなる。
CCDセンサのフォトダイオードに蓄積された電荷を読み出す方式は、プログレッシブ方式とインタレース方式がある。プログレッシブ方式は、フォトダイオードに蓄積された画面全部の電荷を一回で垂直転送路に読み出す方式である。一方、インターレース方式は1ラインおきに電荷を読み出す方式であり、1枚の画像を2回に分けて読み出している(2フィールド読み出し)。
インターレース方式の場合、垂直転送路が2ラインに対して1個で済むため、CCDセンサの高画素化に適している。近年ではCCDセンサの更なる高画素化のために、1枚の画像を複数フィールドに分けて読み出しが行われている。
図4(A)では、水平転送路側から見て奇数ラインのフォトダイオードの電荷が一斉に垂直転送路に読み出される。
図4(B)では、垂直転送路に読み出された電荷は水平転送路方向に順次転送し、最下位の電荷は水平転送路に読み出される。
図4(C)では、水平転送路に読み出された電荷は、FDアンプ側に順次転送されてFDアンプを通って1画素ずつ映像信号として出力される。奇数ラインの全ての電荷がFDアンプから出力されると、偶数ラインも同様にして駆動を行い電荷がFDアンプから読み出される。
CCDから出力される映像信号(以下、CCD出力)について説明する。
前述の通りCCD出力信号はCCDから1画素ずつ出力されるが、CCD出力波形は水平転送路での電荷転送に用いられる水平転送パルスが大きな要素を占めている。
図5は、TG(102-4)から発生する水平転送パルスH1、H2及びリセットパルスRGとCCD出力波形、及びCCD出力のサンプリングパルス(SHP、SHD)を示している。
H1、H2はCCDの水平転送路において電荷を転送する駆動パルスであり、H1に対しH2は反転したパルスとなっている。RGはリセットパルスであり、水平転送路の最終段にあり、電荷から電圧へ変換を行うFDアンプで1画素転送するごとに一定の基準レベルに信号量をリセットし、次の画素に電荷の残りがないようにしている。
<<一般画像処理の内容>>
<画像処理の流れ>
基本的な画像処理フローを図6に示す。図6に示す画像処理は、図2のCCD1信号処理ブロック(104-1)及びCCD2信号処理ブロック(104-2)内に含まれる。
CCDから出力される信号を1画素毎にサンプリングしA/D変換したものを、画像処理されていない段階であるため一般的に「RAWデータ」と呼び、画像処理部に入力するデータはこのRAWデータである。
被写体からの光量を蓄積するCCDのフォトダイオード上には1画素1画素にRED、GREEN、BLUEのいずれか1色のカラーフィルタが貼付されているが、フィルタの色によって透過する光量が変わってくるため、フォトダイオードに蓄積される電荷量が異なっている。最も感度が高いのはGREENで、REDとBLUEはGREENと比較すると感度が低く約半分程度である。
ホワイトバランス(WB)処理では、これらの感度差を補い、撮影画像の中の白色を白く見せるために、RとBにゲインを掛ける処理を行う。また、物の色は光源色(例えば、太陽光、蛍光灯など)によって変わってくるため、光源が変わっても白色を白く見せるようにRとBのゲインを変更し、制御する機能を有している。
図7(A)は、γ補正の曲線の一例を示すものである。横軸に入力信号、縦軸に出力信号を示しており、非線形な入出力変換を行う。一般的にLCDやCRTなどの出力装置では、図7(B)に示すように、入力に対して出力は非線形な特性で出力される。このような非線形な出力の場合、明るさに階調性がなく、また画像が暗くなるため、人は正しく画像を見ることができない。そこで、出力装置の特性を考慮して、出力が線形性を保つように予め入力信号に処理を行うのがガンマ補正処理である。
図3に示すように、CCDではベイヤ配列と呼ばれる配列で、1画素にRED、GREEN、BLUEのいずれか1色のカラーフィルタが貼付されており、RAWデータは1画素に1色の情報しかない。しかし、RAWデータから画像として見るためには、1画素にRED、GREEN、BLUEの3色の情報が必要であり、足りない2色を補うために周辺の画素から補間する補間処理を行う。
RAWデータの段階では、RED、GREEN、BLUEの3色によるRGBデータ形式であるが、YCbCr変換では輝度信号Yと色差信号CbCrのYCbCrデータ形式に変換を行う。デジタルカメラ等で一般的に用いられるファイル形式のJPEG画像では、YCbCrデータから画像が作成されるため、RGBデータをYCbCrデータに変換する。変換式は、以下の通りである。
Y=0.299xR+0.587xG+0.114xB
Cb=−0.299xR−0.587xG+0.886xB
Cr=0.701xR−0.587xG−0.114xB
色補正では、彩度設定、色相設定、部分的な色相変更設定、色抑圧設定などある。彩度設定は色の濃さを決定するパラメータ設定であり、図8はCbCr色空間を示すものであるが、例えば、第2象限でREDの色に対して原点からREDのドットまでのベクトルの長さが長い程色の濃さは濃くなる。
次に色相設定では、色合いを決定するパラメータである。例えば、図8の第3象限でGREENの色に対してベクトルの長さが同じであっても、ベクトルの向きが異なると色合いは変わってくる。部分的な色相変更設定では、図8の第4象限に示すように、部分的な色領域を回転させる設定である。
彩度が強いと色が濃くなる一方で色ノイズが強くなる傾向にある。そこで色抑圧設定では、例えば輝度信号に対してしきい値を設け、しきい値よりも低い又は高い領域に対して彩度を抑えることにより、色ノイズを抑える制御を行う。
エッジ強調処理とは、図9に示すように、画像の輝度(Y)信号からエッジ部分を抽出するエッジ抽出フィルタ部と、エッジ抽出フィルタにより抽出されたエッジに対してゲインを掛けるゲイン乗算部と、エッジ抽出と並行して画像のノイズを除去するローパスフィルタ(LPF)部と、ゲイン乗算後のエッジ抽出データとLPF処理後の画像データを加算する加算部からなる。
エッジの強弱は、ゲイン乗算部のゲインによって決まり、ゲインが大きい場合にはエッジが強くなり、ゲインが小さい場合にはエッジが弱くなる。また、エッジ抽出フィルタのフィルタ係数によってもエッジの検出方向やエッジの抽出量が変わるため、重要なパラメータである。LPFのフィルタ係数では、画像を平滑化させて画像のノイズを減らしているが、LPFを強く掛けるとノイズは少なくなるが、一方で平滑化により細かな部分が潰れてしまい解像度が失われる傾向にある。
画像処理には、その他に保存する画像サイズに変更するリサイズ処理、情報量を圧縮するJPEG圧縮処理などがある。
正常なCCDセンサの場合、フォトダイオードに蓄積された電荷が垂直転送路に読み出され、水平転送路を通ってそのまま出力アンプから出力される。しかし、CCDセンサの水平転送路の最終段などにて転送効率が落ちると、転送路に電荷残りが生じるために、電荷の大きな画素から電荷の小さな画素へ電荷の移動が発生する。これにより、本来の信号とは異なる色バランスの崩れた信号が出力されることになる。
図10は、G画素及びR画素の1画素に蓄積される電荷を示した図であり、水平転送路の転送効率が悪い場合、G画素に蓄積された電荷の中で水平転送路での電荷残りが生じた部分(斜線部)がR画素に重畳される。同様に、GBラインでは、G画素の電荷がB画素に重畳される。これにより、RとBの電荷量が本来蓄積される電荷量より増え、その結果色バランスが崩れRとBが濃くなったことで、画面全体としてはマゼンタ色に着色する。
また、高画素化に伴い画素微細化が進み、隣の画素のカラーフィルタを通過した光が漏れ込んでくる場合があり、RのカラーフィルターとBのカラーフィルターの透過率の違いによりGrとGbに差が発生する。これにより、通常GrとGbが同じであるはずであるが、撮像素子の電荷転送不良などでGrとGbに差が発生した場合に、ラインごとに明るさが異なり画像が縞々となる現象が発生し、このような現象をラインクロールと呼ぶ。
[実施例1]
図11は、実施例1のフローを示す図である。前述の図6の基本的な画像処理フロー図にて説明済みのブロックについては、説明を省略する。図11では、γ補正処理の後に混色補正処理が追加されている点が異なっている。
混色補正処理では、所定領域の画素の色判定を行い、該当する色であると判定された場合には、GRGB乗算処理に進む。色判定で該当する色でないと判定された場合には、混色補正処理を行わず、補間処理に進むフローとなっている。
<<色判別方法について>>
<R/Gr、B/Gb比率>
γ補正処理後の画像信号は、YCbCr変換処理前まではRGBであり、特に補間処理前までは撮像素子のベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を基本ブロックとして1画素に1色の情報しか持っていない。
本実施例1では、色判定に、ベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値として用いて色を判定する。
そして、評価値を判定するために、混色補正が必要な色範囲の設定値を決定し、予めROMなどの記憶手段に格納しておく。
色判定ブロックで判定する1ブロック分(4画素)の色データがR=240,Gr=100,Gb=90,B=5の場合、R/Gr=2.40,B/Gb=0.06となる。
R/Gr、B/Gb共に予め設定した色設定範囲に含まれるため、混色補正処理を行う。R/Gr、B/Gbのどちらか片方でも色設定範囲に含まれない場合には、混色補正処理を行わない。
R/Gr、B/Gb比率を用いる利点としては、ベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの状態で色判別ができることと、RGライン、GBラインそれぞれのG(Gr、Gb)を用いることで他のラインの影響を受けることがない点にある。
色判別に、Cr、Cbを評価値として用いる場合の方法について説明する。
ベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を1ブロックとして、前述のYCbCr変換を用いたRGB→YCbCr変換式のCb、Cr変換を使用する。ベイヤ配列の場合GrとGbのGが存在するため、Gr、Gbのどちらを用いてもよいが、本実施例ではGrとGbの平均を用いてYCbCr変換を行うこととする。
算出されたCb、Crに対して、評価値を判定するために、混色補正が必要な色範囲の設定値を決定し、予めROMなどの記憶手段に格納しておく。
例えば、図12に示すように、CbCr空間でAの直線とBの直線で囲まれる斜線の範囲の色範囲とし、式で表すと、次の2式となる。
Cr≦A×Cr…(Aの直線の傾きをAとする)
Cr≧B×Cb…(Bの直線の傾きをBとする)
Cb=−0.299xR−0.587xGav+0.886xB
Cr=0.701xR−0.587xGav−0.114xB
で求められるCb、Crが上述の色範囲式を満たせば色設定範囲に含まれるため、混色補正処理を行う。満たさない場合には混色補正処理を行わないように制御する。
Cr、Cbで色判定をする利点は、図12にも示したように色空間を範囲で区切りやすいという点にある。
色判定にて補正が必要と判定された場合には、Gr、Gb乗算処理にてGrとGbのどちらか一方にゲイン係数を乗算する。ゲイン係数は、Grに乗算するゲイン係数の場合Gb/Grの比をゲイン係数とし、Gbに乗算するゲイン係数の場合Gr/Gbの比をゲイン係数とする。Gr、Gbのどちらか一方にゲイン係数を乗算する目的は、GrとGbのレベルを合わせることにあり、画像の部分的な混色に対応するためゲイン係数を乗算する混色補正処理はベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を1ブロック単位で行う。
図13は、Gr積算値とGb積算値との差分から、混色補正処理を行うか否かを判定する実施例を示すフロー図である。
前述の図11の実施例1にて説明済みのブロックについては説明を省略する。
本実施例2は、実施例1とは、Gr、Gb積分処理とGr、Gb差分判定が追加となっている点が異なる。Gr、Gb積分処理により、画面全体または任意の領域の単位でGr積算値、Gb積算値を算出する。任意の領域では、ベイヤ配列R、Gr、Gb、Bの4画素を1ブロックとして、縦横方向に整数倍の範囲としてもよい。
GrとGbの差分判定としては、GrとGbの差の絶対値(Gdif)を評価値として使用する。
Gdif=|Gr−Gb|
予めGr、Gb差分(Gdif)に対してしきい値(Gth)を設定しておき、Gr、Gb差分(Gdif)がしきい値(Gth)より大きい場合には、色判定ステップに進み混色補正「あり/なし」の判定を行う。
一方、GRGB差分(Gdif)がしきい値(Gth)以内の場合には、混色補正処理は行わず補間処理ステップに進む。
なお、本実施例では、混色補正処理をγ補正処理と補間処理の間に置いた場合で説明を行ったが、本発明はこれに限定されない。
101…CCD
102…F/E−IC
103…SDRAM
104…カメラプロセッサ
Claims (8)
- R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
前記RGBの各画素に対し、画素単位で色を判定することが可能な色判定手段と、
前記Gr、Gb画素に対し、異なるゲイン係数を乗算することが可能なGr、Gb乗算手段と、を備え、
前記色判定手段は、ベイヤ配列R,Gr,Gb,Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値とし、該評価値がそれぞれに対して設定された色設定範囲に含まれるか否かを判断して、
前記R/Grおよび前記B/Gbが前記色設定範囲に含まれる場合に、前記Gr、Gb乗算手段による前記ゲイン係数の乗算がなされることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1記載の撮像装置において、
前記Gr、Gb乗算手段は、前記Gr画素または前記Gb画素のいずれかに前記ゲイン係数を乗算するものであり、前記Gr画素の場合はGb/Grの比を、前記Gb画素の場合Gr/Gbの比を前記ゲイン係数とすることを特徴とする撮像装置。 - 請求項1または2に記載の撮像装置において、
前記RGB信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、CrからなるYCbCrデータ形式に変換するYCbCr変換手段を備え、
前記色判定手段は、前記R/Grおよび前記B/Gbに替えて、前記Cb信号、Cr信号に基づき色を判定することを特徴とする撮像装置。 - 請求項1から3までのいずれかに記載の撮像装置において、
前記Gr信号とGb信号との差分を検出するGr、Gb差分検出手段を備え、
前記Gr信号とGb信号との差分が所定の閾値を超えた場合に、前記色判定手段および前記Gr、Gb乗算手段を動作させることを特徴とする撮像装置。 - R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGラインと、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBラインとからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
該カラー撮像素子から出力されたデータを入力する入力手段と、
前記RGBの各画素に対し、画素単位で色を判定することが可能な色判定手段と、
前記Gr、Gb画素に対し、異なるゲイン係数を乗算することが可能なGr、Gb乗算手段と、を備え、
前記色判定手段は、ベイヤ配列R,Gr,Gb,Bの4画素を1ブロックとして、RとGrの比(R/Gr)、BとGbの比(B/Gb)を評価値とし、該評価値がそれぞれに対して設定された色設定範囲に含まれるか否かを判断して、
前記R/Grおよび前記B/Gbが前記色設定範囲に含まれる場合に、前記Gr、Gb乗算手段による前記ゲイン係数の乗算がなされることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項5記載の画像処理装置において、
前記Gr、Gb乗算手段は、前記Gr画素または前記Gb画素のいずれかに前記ゲイン係数を乗算するものであり、前記Gr画素の場合はGb/Grの比を、前記Gb画素の場合Gr/Gbの比を前記ゲイン係数とすることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項5または6に記載の画像処理装置において、
前記RGB信号を、輝度信号Yと色差信号Cb、CrのYCbCrデータ形式に変換するYCbCr変換手段を備え、
前記色判定手段は、前記R/Grおよび前記B/Gbに替えて、前記Cb信号、Cr信号に基づき色を判定することを特徴とする画像処理装置。 - 請求項5から7までのいずれかに記載の画像処理装置において、
前記Gr信号とGb信号との差分を検出するGr、Gb差分検出手段を備え、
前記Gr信号とGb信号との差分が所定の閾値を超えた場合に、前記色判定手段および前記Gr、Gb乗算手段を動作させることを特徴とする画像処理装置。
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