JP4077161B2 - 撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラム - Google Patents

撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4077161B2
JP4077161B2 JP2001032986A JP2001032986A JP4077161B2 JP 4077161 B2 JP4077161 B2 JP 4077161B2 JP 2001032986 A JP2001032986 A JP 2001032986A JP 2001032986 A JP2001032986 A JP 2001032986A JP 4077161 B2 JP4077161 B2 JP 4077161B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pixels
pixel data
integrated value
value
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001032986A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002238057A (ja
Inventor
賢二 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2001032986A priority Critical patent/JP4077161B2/ja
Publication of JP2002238057A publication Critical patent/JP2002238057A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4077161B2 publication Critical patent/JP4077161B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)
  • Color Image Communication Systems (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は,撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラムに関し、詳細には、ラインクロール補正を行う撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
カラー撮像素子(CCD)では、画素間または垂直ライン間の出力レベル差によってフリッカやラインクロールが発生する。このフリッカやラインクロールを軽減する技術として、例えば特開平8−46874号公報「個体カラー撮像素子の駆動方法」が公知である。
【0003】
かかる特開平8−46874号公報の「個体カラー撮像素子の駆動方法」では、二次元に複数配列された光電変換素子と、前記個体撮像素で蓄積される信号電荷を読み出すn(n=2m:mは2以上の自然数)種類の読み出しゲートと、n種類の前記読み出しゲートにより垂直方向に並んだn個の光電変換素子から読み出された信号電荷を垂直方向に並んだ2個の光電変換素子毎に結合して垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部で転送された信号電極を水平方向に転送する水平転送部と、前記水平転送部で転送された信号電極の量に応じた出力信号を発生する出力アンプ部とを備えた固体撮像装置の駆動方法において、前記光電変換素子で蓄積された信号電荷を同一フィールド内で読み出すために、n種類の前記読み出しゲートに印加するパルスを、読み出す時間的順番に第i(i=1、2,3、・・・n)読み出しパルスとし、前記第i読み出しパルスで読み出された信号電荷と、前記第i読み出しパルスのうち、第k(k=n+1−j)読み出しパルスで読み出された信号電荷を結合することにより、蓄積時間に対する時間積分値を一定にし、フリッカ、ラインクロールの発生を防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、原色系カラーフィルタCCDでは、赤・青の強い光が入射すると、隣接する画素への光の漏れ込みなどで完全に除去できないという問題がある。また、電荷の転送時にも転送効率が悪いと隣の画素に電荷が漏れてしまうためにフリッカやラインクロールが発生してしまうという問題がある。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、カラー撮像素子を使用した撮像装置において、ラインクロールの影響を軽減して高画質な画像を得ることが可能な撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラムを提供することを目的とする。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記課題を解決するために、請求項1にかかる発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出手段と、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算する輝度補正手段と、を備えたものである。
【0007】
上記発明によれば、カラー撮像素子は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、評価値算出手段は、カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、輝度補正手段は、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、実際に発生しているラインクロールの量から補正値(Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行う。
【0008】
また、請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、前記輝度補正手段は、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算するものである。
【0009】
上記発明によれば、前記輝度補正手段は、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わない。
【0010】
また、請求項3にかかる発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出手段と、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とする輝度補正手段と、を備えたものである。
【0011】
上記発明によれば、カラー撮像素子は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、評価値算出手段は、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、輝度補正手段は、Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることにより、ラインクロールの影響を低減する。
【0012】
また、請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる発明において、前記輝度補正手段は、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とするものである。
【0013】
上記発明によれば、輝度補正手段は、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることにより、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わない。
【0014】
また、請求項5にかかる発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出手段と、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算する輝度補正手段と、を備えたものである。
【0015】
上記発明によれば、カラー撮像素子は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、評価値算出手段は、カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、輝度補正手段は、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、周辺のG画素との平均値とすることにより、実際に発生しているラインクロールの量から補正値(Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行い、また、補正が不要なエリアの補正処理を行わない。
【0016】
また、請求項6にかかる発明は、請求項5にかかる発明において、前記輝度補正手段は、前記エリアの前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算するものである。
【0017】
上記発明によれば、前記輝度補正手段は、前記エリアの前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わない。
【0018】
また、請求項7にかかる発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出手段と、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とする輝度補正手段と、を備えたものである。
【0019】
上記発明によれば、カラー撮像素子は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、評価値算出手段は、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、輝度補正手段は、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることにより、ラインクロールの影響を低減し、また、補正が不要なエリアの補正処理を行わない。
【0020】
また、請求項8にかかる発明は、請求項7にかかる発明において、前記輝度補正手段は、前記エリアのGr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素データおよびGb画素データを、隣接するG画素との平均値とするものである。
【0021】
上記発明によれば、輝度補正手段は、前記エリアのGr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素データおよびGb画素データを、隣接するG画素との平均値とすることにより、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わない。
【0022】
また、請求項9にかかる発明は、請求項5〜請求項8のいずれか1つにかかる発明において、エリア毎の各画素データの高周波成分を積算する高周波成分評価手段を備え、前記輝度補正手段は、前記積算した高周波成分が大きいエリアについては、輝度補正を行わないものである。
【0023】
上記発明によれば、高周波成分評価手段は、エリア毎の各画素データの高周波成分を積算し、輝度補正手段は、前記積算した高周波成分が大きいエリアについては、輝度補正を行わないことにより、高周波成分の影響を防止する。
【0024】
また、請求項10にかかる発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するステップと、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出ステップと、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算する輝度補正ステップと、を含むものである。
【0025】
上記発明によれば、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、実際に発生しているラインクロールの量から補正値(Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行う。
【0026】
また、請求項11にかかる発明は、請求項10にかかる発明において、前記輝度補正ステップでは、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算するものである。
【0027】
上記発明によれば、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わない。
【0028】
また、請求項12にかかる発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するステップと、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出ステップと、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とする輝度補正ステップと、を含むものである。
【0029】
上記発明によれば、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることにより、ラインクロールの影響を低減する。
【0030】
また、請求項13にかかる発明は、請求項12にかかる発明において、前記輝度補正ステップでは、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とするものである。
【0031】
上記発明によれば、Gr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることにより、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わない。
【0032】
また、請求項14にかかる発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するステップと、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出ステップと、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算する輝度補正ステップと、を含むものである。
【0033】
上記発明によれば、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出して、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、実際の起こっているラインクロールの量から補正値(Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行うことができ、また、補正が不要なエリアの補正処理を行わない。
【0034】
また、請求項15にかかる発明は、請求項14にかかる発明において、前記エリアの前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わない。
【0035】
また、請求項16にかかる発明は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するステップと、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出ステップと、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とする輝度補正ステップと、を含むものである。
【0036】
上記発明によれば、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることにより、ラインクロールの影響を低減し、また、補正が不要なエリアの補正処理を行わない。
【0037】
また、請求項17にかかる発明は、請求項16にかかる発明において、前記輝度補正ステップでは、前記エリアのGr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素データおよびGb画素データを、隣接するG画素との平均値とするものである。
【0038】
上記発明によれば、各エリア毎に、Gr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素データおよびGb画素データを、隣接するG画素との平均値とすることにより、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わない。
【0039】
また、請求項18にかかる発明は、請求項14〜請求項17にかかる発明において、各エリア毎の各画素データの高周波成分を積算する高周波成分評価ステップを含み、前記輝度補正ステップでは、前記積算した高周波成分が大きいエリアについては、輝度補正を行わないものである。
【0040】
上記発明によれば、各エリア毎の各画素データの高周波成分を積算する高周波成分評価ステップを含み、前記輝度補正ステップでは、前記積算した高周波成分が大きいエリアについては、輝度補正を行わないことにより、高周波成分の影響を低減する。
【0041】
また、請求項19にかかる発明は、請求項10〜請求項18のいずれか1つに記載の発明の各ステップをコンピュータでプログラムを実行して実現する。
【0042】
上記発明によれば、記録媒体に格納されたプログラムを実行することにより、請求項10〜請求項18のいずれか1つに記載の発明の各ステップを実現する。
【0043】
【発明の実施の形態】
以下,図面を参照して、本発明にかかる撮像装置および輝度補正方法を適用したデジタルカメラの好適な実施の形態を、(実施の形態1)、(実施の形態2)、(実施の形態3)、(実施の形態4)の順に詳細に説明する。
【0044】
(実施の形態1)
図1はこの発明にかかるデジタルカメラの一実施の形態を示すブロック図である。図1に示すデジタルカメラは、レンズ1、オートフォーカス・絞り・フィルター部を含むメカ機構2、CCD3、CDS回路4、A/D変換器5、デジタル信号処理回路6、画像圧縮伸張回路7、フレームメモリ8、データ記憶メモリ9、表示装置10、モータドライバ11、Timing SG12、コントローラ13、カメラ操作部14、EEPROM15等により構成されている。
【0045】
レンズユニットは、レンズ1、オートフォーカス(AF)・絞り・フィルター部を含むメカ機構2等からなる。CCD(電荷結合素子)3は、レンズユニットを介して入力した被写体像を電気信号(アナログ画像データ)に変換する。
【0046】
図2は、CCD3の画素配列の一例を示す図である。同図に示す例は、原色ベイヤー型(基本形)のCCDの画素配列(カラーフィルタの配列)を示している。同図では、水平方向にRとGのカラーフィルタが交互に配置されたRGラインと、水平方向にGとBのカラーフィルタが交互に配置されたGBラインが、交互に配されている。また、同図では、RGラインのG画素をGrと表記し、また、GBラインのG画素をGbと表記している。
【0047】
CDS(相関2重サンプリング)回路4は、CCD型カラー撮像素子に対する低雑音化のための回路である。また、A/D変換器5は、CDS回路4を介してCCD3から入力したアナログ画像データをデジタル画像データに変換する。すなわち、CCD3の出力信号は、CDS回路4を通じて、A/D変換器5で最適なサンプリング周波数(例えば、NTSC信号のサブキャリア周波数の整数倍)にてデジタル信号に変換される。モータドライバ11は、レンズ1やメカ機構2を駆動するためのものである。Timinng SG12は、コントローラ13の制御に応じて、CCD3,CDS回路4,およびA/D変換器5を動作させるためのタイミング信号を出力する。
【0048】
デジタル信号処理回路(IPP)6は、A/D変換器5から入力した画像データを補間して、補間した画像データを色差データと輝度データに分けて(RGB→YUV変換)、各種処理、補正、及び画像圧縮/伸張のためのデータ処理を施すユニットである。なお、デジタル信号処理回路6では、各画素のR,G,Bデータの補間を行う前に、Gr画素データと、Gb画素データの輝度補正(ラインクロール補正)を行う。デジタル信号処理回路(IPP)6は、RGBの画像データをYUVデータに変換するYUV変換部61、Gr画素データやGb画素データの輝度(ラインクロール)を補正する補正回路62、色分離されたGr画素データを積算したGr積算値ΣGrや、色分離されたGb画素データを積算したGb積算値ΣGbを算出する評価値出力部63、フレームメモリ8へのアクセスを制御するメモリコントローラ部64を備えている。
【0049】
画像圧縮伸張回路7は、入力される画像データに対してJPEGに準拠したデータ圧縮やデータ伸張を行う。フレームメモリ8は、例えば、DRAMからなり、画像データを一時的に格納するためのものである。データ記憶メモリ9には、圧縮された画像データ等が格納される。表示装置10は、例えば、LCDからなり、撮像した画像(モニタリング画像)やデータ記憶メモリ9に格納されている画像データに応じた画像が表示される。また、表示装置10には、設定されているデジタルカメラの状態、例えば、設定されているモード表示やエラー表示等が行われる。さらに、表示装置には、モード選択、機能選択、撮影指示、及びその他の各種設定を行うためのキー等が表示される。
【0050】
コントローラ13は、カメラ操作部14からの指示、若しくは図示しないリモコン等の外部動作指示に応じて、図示しないROMに格納された制御プログラムに従って、デジタルカメラの各部の動作を制御する。例えば、コントローラ13は、データ記憶メモリ9への画像データの記録動作の制御や、データ記憶メモリ9に記録されている画像データの再生動作の制御等を行う。
【0051】
カメラ操作部14は、モード選択、機能選択、撮影指示、及びその他の各種設定を外部から行うためのボタンを備えている。EEPROM15には、コントローラ13が各種処理を行うためのデータやパラメータが格納されている。
【0052】
次に、図1のデジタルカメラの画像データの記録動作を図3および図4に示すフローチャートを参照して説明する。図3は、図1のデジタルカメラの画像データの記録動作を説明するためのフローチャートを示している。図4は、図3のGr画素データおよびGb画素データの輝度補正処理を説明するためのフローチャートを示している。
【0053】
図3において、デジタルカメラでは、カメラ操作部14で、レリーズキーが押下されると(ステップS1)、画像データ(R画素データ、G画素データ(Gr画素データ、Gb画素データ)、B画素データ)を取り込む(ステップS2)。具体的には、レンズ1を介した被写体像は、CCD3で電気信号(アナログ画像データ(R画素データ、G画素データ(Gr画素データ、Gb画素データ)、B画素データ))に変換された後、CDS回路4を経て、A/D変換器5に入力され、アナログ画像データがデジタル画像データに変換される。変換されたデジタル画像データは、デジタル信号処理回路6に入力される。
【0054】
デジタル信号処理回路6は、R,Gr,B,Gbのデジタル信号を色分離し、そのメモリコントローラ部64により、色分離されたR,Gr,B,Gbのデジタル信号はフレームメモリに書き込まれる。
【0055】
そして、フレームメモリ8に取り込まれたRGB信号は、メモリコントローラ部64により、再度、デジタル信号処理回路6に読み出され、デジタル処理回路6は、Gr画素データおよびGb画素データの輝度補正処理を行う(ステップS3)。このGr画素データおよびGb画素データの輝度補正処理については、後述する。
【0056】
この後、デジタル信号処理回路6の補正回路62では、輝度補正が行われたGr画素データおよびGb画素データ、並びに、R画素データ、G画素データに基づき、各画素のR,G,Bデータの補間が行われる(ステップS4)。つづいて、YUV部5は、補間されたRGBデータをYUVデータに変換し(ステップS5)、変換されたYUVデータは、メモリコントローラ部64により、フレームメモリ8に書き戻される。
【0057】
フレームメモリ8に書き込まれたYUVデータは、デジタル信号処理回路6のメモリコントローラ部64を介して読み出され、画像圧縮伸張回路7で圧縮処理された後(ステップS6)、データ記憶メモリ9に書き込まれる(ステップS7)。
【0058】
つぎに、上記ステップS3のGr画素データおよびGb画素データの輝度補正処理を図4のフローチャートを参照して説明する。図4において、まず、デジタル信号処理回路6の評価値出力部63は、色分離されたフレーム内の全Gr画素データを積算したGr積算値ΣGr、および色分離されたフレーム内の全Gb画素データを積算したGb積算値ΣGbを夫々算出して、補正回路62に出力する(ステップS11)。
【0059】
つづいて、補正回路62は、Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbの差分値ΔG=|ΣGr−ΣGb|を算出する(ステップS12)。そして、補正回路62は、差分値ΔGが閾値A以上か否かを判断する(ステップS13)。この閾値Aは、EEPROM15に記憶されており、コントローラ13は、EEPROM15から閾値Aを読み出して、補正回路62に設定する。
【0060】
この判断の結果、差分値ΔGが閾値A以上である場合には、ステップS14に移行する一方、差分値ΔGが閾値A以上でない場合には、Gr画素データおよびGb画素データの輝度補正を行わないで、図3のステップS4に移行する。
【0061】
ステップS14では、補正回路62は、Gr積算値ΣGr>Gb積算値ΣGbであるか否かを判断し、Gr積算値ΣGr>Gb積算値ΣGbである場合には、全てのGb画素データに△Gをそれぞれ加算した後(ステップS15)、図3のステップS4に移行する。なお、ここでは、Gb画素データに△Gを加算することとしたが、全Gr画素データからΔGをそれぞれ減算することにしても良い。
【0062】
他方、ステップS14で、Gr積算値ΣGr>Gb積算値ΣGbでない場合には、補正回路62は、全てのGr画素データに△Gを加算した後(ステップS16)、図3のステップS4に移行する。なお、ここでは、Gr画素データに△Gを加算することとしたが、全Gb画素データからΔGをそれぞれ減算することにしても良い。
【0063】
以上説明したように、実施の形態1によれば、デジタル信号処理回路6では、CCD3から出力される全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値ΣGrおよびGb積算値ΣGbを算出した後、Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔGを算出し、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値ΔGを加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値ΔGを減算して輝度補正を行うこととしたので、実際の起こっているラインクロールの量から補正値(Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行うことができ、高画質な画像を得ることが可能となる。
【0064】
付言すると、従来では、ライン間輝度差補正を行う場合は、一定の補正量でいつも補正を行っていたため、ライン間輝度差が発生していない場合でもライン間輝度差補正が行われ、これにより、補正によりかえって色合いを悪くしてしまった場合があった。これに対して、実施の形態1では、簡単な構成で実際に起こっているラインクロールの量から補正値を決定して補正することが可能となる。
【0065】
また、実施の形態1では、Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔGが、閾値A以上の場合に、Gr画素データまたはGb画素データの輝度補正を行うこととしたので、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0066】
(実施の形態2)
つぎに、実施の形態2のデジタルカメラについて説明する。実施の形態2のデジタルカメラは、Gr画素データとGb画素データの輝度補正処理において、Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbの値が異なる場合に、Gr画素データおよびGb画素データの値を隣接周辺G画素の平均値に補正するものである。
【0067】
実施の形態2のデジタルカメラのブロック構成は実施の形態1と同様な構成である。また、画像データの記録動作は実施の形態1(図3のフローチャート)と同様であるので、ここでは、Gr画素データとGb画素データの輝度補正処理についてのみ説明する。
【0068】
図5は、実施の形態2にかかるGr画素データとGb画素データの輝度補正処理を説明するためのフローチャートである。図5において、まず、デジタル信号処理回路6の評価値出力部63は、色分離されたフレーム内の全Gr画素データを積算したGr積算値ΣGr、および色分離されたフレーム内の全Gb画素データを積算したGb積算値ΣGbを夫々算出して、補正回路62に出力する(ステップS21)。
【0069】
つづいて、補正回路62は、Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbの差分値ΔG=|ΣGr−ΣGb|を算出する(ステップS22)。そして、補正回路62は、差分値ΔGが閾値A以上であるか否かを判断する(ステップS23)。この閾値Aは、EEPROM15に記憶されており、コントローラ13は、EEPROM15から閾値Aを読み出して、補正回路62に設定する。
【0070】
補正回路62は、この判断の結果、差分値ΔGが閾値A以上の場合には、全Gr画素データおよび全Gb画素データの値を、隣接周辺G(Gr、Gb)画素との平均値に補正する(ステップS24)。例えば、図2のGr22の値を算出する場合には、Gr22=(Gr12+Gr22+Gb12+Gb13)/4等の演算によって決定する。
【0071】
以上説明したように、実施の形態2によれば、デジタル信号処理回路6では、CCD3から出力される全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値ΣGrおよびGb積算値ΣGbを算出した後、Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとが異なる場合には、全Gr画素データおよび全Gb画素データの値を、隣接周辺G(Gr、Gb)画素との平均値に輝度補正することとしたので、ライクロールの影響を低減することが可能となる。
【0072】
また、実施の形態2では、Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔGが、閾値A以上の場合に、Gr画素データまたはGb画素データの輝度補正を行うこととしたので、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0073】
(実施の形態3)
つぎに、実施の形態3のデジタルカメラについて説明する。実施の形態3のデジタルカメラは、Gr画素データとGb画素データの輝度補正処理において、デジタル信号処理回路6は、CCDの画面を縦横128エリア(n個の)の小エリア(n=1〜128)に分割し、各エリアn毎に、Gr画素データを積算したGr積算値ΣGrnおよびGb画素データを積算したGb積算値ΣGbnを算出して、各エリアのGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値ΔGを加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値ΔGを減算して輝度補正を行うものである。
【0074】
実施の形態3のデジタルカメラのブロック構成は実施の形態1と同様な構成である。また、画像データの記録動作は実施の形態1(図3のフローチャート)と同様であるので、ここでは、Gr画素データとGb画素データの輝度補正処理についてのみ説明する。
【0075】
図6は、実施の形態3にかかるGr画素データとGb画素データの輝度補正処理を説明するためのフローチャートである。図6において、まず、デジタル信号処理回路6の評価値出力部63は、カウンタの値nを「1」に設定し(ステップS31)、エリアn(nはエリア番号)の色分離された全Gr画素データを積算したGr積算値ΣGrnおよび全Gb画素データを積算したGb積算値ΣGbn、エリアn内の高周波成分を積算した高周波成分評価値Σfnを夫々算出して、補正回路62に出力する(ステップS32)。
【0076】
補正回路62では、高周波成分評価値Σfn≧閾値Bであるか否かを判断する(ステップS33)。この閾値Bは、EEPROM15に記憶されており、コントローラ13は、EEPROM15から閾値Bを読み出して、補正回路62に設定する。
【0077】
この判断の結果、高周波成分評価値Σfn≧閾値Bである場合には、このエリアnのGr画素データまたはGb画素データの輝度補正を行わないで、ステップS39に移行する。他方、高周波成分評価値Σfn≧閾値Bでない場合には、ステップS34に移行する。
【0078】
ステップS34では、補正回路62は、Gr積算値ΣGrnとGb積算値ΣGbnの差分値ΔGn=|ΣGrn−ΣGbn|を算出する(ステップS34)。そして、補正回路62は、差分値ΔGが閾値C以上であるか否かを判断する(ステップS35)。この閾値Cは、EEPROM15に記憶されており、コントローラ13は、EEPROM15から閾値Aを読み出して、補正回路62に設定する。
【0079】
この判断の結果、差分値ΔGが閾値C以上の場合には、ステップS36に移行する一方、差分値ΔGが閾値C以上でない場合には、エリアnのGr画素データおよびGb画素データの輝度補正を行わないで、ステップS39に移行する。
【0080】
ステップS36では、補正回路62は、Gr積算値ΣGrn>Gb積算値ΣGbnであるか否かを判断し、Gr積算値ΣGrn>Gb積算値ΣGbnである場合には、エリアn内の全てのGb画素データに△Gをそれぞれ加算した後(ステップS37)、ステップS39に移行する。なお、ここでは、エリアn内のGb画素データに△Gを加算することとしたが、エリアn内の全Gr画素データからΔGをそれぞれ減算することにしても良い。
【0081】
他方、ステップS36で、Gr積算値ΣGrn>Gb積算値ΣGbnでない場合には、エリアn内の全てのGr画素データに△Gを加算した後(ステップS38)、ステップS39に移行する。なお、ここでは、Gr画素データに△Gを加算することとしたが、全Gb画素データからΔGをそれぞれ減算することにしても良い。
【0082】
ステップS39では、評価値出力部63は、カウンタの値n≧総エリア数126であるか否かを判断し、カウンタの値n≧総エリア数126である場合には、当該フローを終了して、図3のステップS4に移行する。他方、評価値出力部63は、カウンタの値n≧総エリア数126でない場合には、ステップS40に移行して、カウンタの値nを「1」インクリメントした後、ステップS32に戻り、全てのエリアが終了するまで同じ処理を繰り返し実行する。
【0083】
以上説明したように、実施の形態3によれば、デジタル信号処理回路6では、CCDの画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にCCD3から出力される全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値ΣGrnおよびGb積算値ΣGbnを算出した後、Gr積算値ΣGrnとGb積算値ΣGbnとの差分値ΔGを算出し、各エリアのGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値ΔGを加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値ΔGを減算して輝度補正を行うこととしたので、実際の起こっているラインクロールの量から補正値(Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行うことができ、また、補正が不要なエリアの補正処理をしないようにすることができ、これにより、処理時間の短縮と補正不要な部分の画質劣化をさけることが可能となり、適正なラインクロール補正を行うことが可能となる。
【0084】
また、実施の形態3では、エリアのGr積算値ΣGrnとGb積算値ΣGbnとの差分値ΔGnが、閾値C以上の場合、エリア内のGr画素データまたはGb画素データの輝度補正を行うこととしたので、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0085】
また、実施の形態3では、エリアの高周波成分評価値Σfnが閾値B以上の場合には、このエリアの輝度補正を行わないこととしたので、より適正なラインクロール補正を行うことが可能となる。付言すると、高周波成分評価値Σfが大きいということは、各エリアの画素間の輝度変化量が大きいことになる。このため、ラインクロールが発生していない場合でもGr積算値ΣGrnとGb積算値ΣGbnとの差が大きくなる場合がある。この場合に輝度補正を行うと、画質が劣化してしまうことになる。
【0086】
(実施の形態4)
つぎに、実施の形態4のデジタルカメラについて説明する。実施の形態4のデジタルカメラは、Gr画素データとGb画素データの輝度補正処理において、デジタル信号処理回路6は、CCDの画面を縦横128エリア(n個の)の小エリア(n=1〜128)に分割し、各エリアn毎に、Gr画素データを積算したGr積算値ΣGrnおよびGb画素データを積算したGb積算値ΣGbnを算出して、Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとが異なる場合には、全Gr画素データおよび全Gb画素データの値を、隣接周辺G(Gr、Gb)画素との平均値に輝度補正するものである。
【0087】
実施の形態4のデジタルカメラのブロック構成は実施の形態1と同様な構成である。また、画像データの記録動作は実施の形態1(図3のフローチャート)と同様であるので、ここでは、Gr画素データとGb画素データの輝度補正処理についてのみ説明する。
【0088】
図7は、実施の形態4にかかるGr画素データとGb画素データの輝度補正処理を説明するためのフローチャートである。図7において、まず、デジタル信号処理回路6の評価値出力部63は、カウンタの値nを「1」に設定し(ステップS41)、エリアn(nはエリア番号を示す)内の色分離された全Gr画素データを積算したGr積算値ΣGrnおよびエリアn内の全Gb画素データを積算したGb積算値ΣGbn、エリアn内の高周波成分を積算した高周波成分評価値Σfnを夫々算出して、補正回路62に出力する(ステップS42)。
【0089】
補正回路62では、高周波成分評価値Σfn≧閾値Bであるか否かを判断する(ステップS43)。この閾値Bは、EEPROM15に記憶されており、コントローラ13は、EEPROM15から閾値Bを読み出して、補正回路62に設定する。
【0090】
この判断の結果、高周波成分評価値Σfn≧閾値Bである場合には、このエリアn内のGr画素データまたはGb画素データの輝度補正を行わないで、ステップS47に移行する。他方、高周波成分評価値Σfn≧閾値Bでない場合には、ステップS44に移行する。
【0091】
ステップS44では、補正回路62は、Gr積算値ΣGrnとGb積算値ΣGbnの差分値ΔGn=|ΣGrn−ΣGbn|を算出する。そして、補正回路62は、差分値ΔGが閾値C以上であるか否かを判断する(ステップS45)。この閾値Cは、EEPROM15に記憶されており、コントローラ13は、EEPROM15から閾値Aを読み出して、補正回路62に設定する。
【0092】
この判断の結果、差分値ΔGn≧閾値Cである場合には、ステップS46に移行する一方、差分値ΔGn≧閾値Cでない場合には、エリアnのGr画素データおよびGb画素データの輝度補正を行わないで、ステップS47に移行する。
【0093】
ステップS46では、補正回路62は、エリア内の全Gr画素データおよび全Gb画素データの値を、隣接周辺G(Gr、Gb)画素との平均値に補正した後(ステップS47)、ステップS47に移行する。例えば、図2のGr22の値を算出する場合には、Gr22=(Gr12+Gr22+Gb12+Gb13)/4等の演算によって決定する。
【0094】
ステップS47では、評価値出力部63は、カウンタの値n≧総エリア数126であるか否かを判断し、カウンタの値n≧総エリア数126である場合には、当該フローを終了して、図3のステップS4に移行する。他方、評価値出力部63は、カウンタの値n≧総エリア数126でない場合には、ステップS48に移行して、カウンタの値nを「1」インクリメントした後、ステップS42に戻り、全てのエリアが終了するまで同じ処理を繰り返し実行する。
【0095】
以上説明したように、実施の形態4によれば、デジタル信号処理回路6では、CCDの画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にCCD3から出力される全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値ΣGrnおよびGb積算値ΣGbnを算出した後、Gr積算値ΣGrnとGb積算値ΣGbnとの差分値ΔGを算出し、Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとが異なる場合には、全Gr画素データおよび全Gb画素データの値を、隣接周辺G(Gr、Gb)画素との平均値に輝度補正することとしたので、各エリアのGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値ΔGを加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値ΔGを減算して輝度補正を行うこととしたので、ラインクロールの影響を低減でき、また、補正が不要なエリアの補正処理をしないようにすることができ、これにより、処理時間の短縮と補正不要な部分の画質劣化をさけることが可能となり、適正なラインクロール補正を行うことが可能となる。
【0096】
また、実施の形態4では、エリアのGr積算値ΣGrnとGb積算値ΣGbnとの差分値ΔGnが、閾値C以上の場合、エリア内のGr画素データまたはGb画素データの輝度補正を行うこととしたので、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0097】
また、実施の形態4では、エリアの高周波成分評価値Σfnが閾値B以上の場合には、このエリアの輝度補正を行わないこととしたので、より適正なラインクロール補正を行うことが可能となる。付言すると、高周波成分評価値Σfが大きいということは、各エリアの画素間の輝度変化量が大きいことになる。このため、ラインクロールが発生していない場合でもGr積算値ΣGrnとGb積算値ΣGbnとの差が大きくなる場合がある。この場合に輝度補正を行うと、画質が劣化してしまうことになる。
【0098】
上述の実施の形態のデジタルカメラの輝度補正方法は、予め容易されたプログラムをパーソナルコンピュータや、ワークステーション等のコンピュータで実行することにしても良い。このプログラムは、ハードディスク、フロッピーディスク、CD−ROM、MO、DVD等のコンピュータが読取可能な記録媒体から読み出されることによって実行される。また、このプログラムは、上記記録媒体を介して、また伝送媒体として、インターネット等のネットワークを介して配布することができる。
【0099】
なお、本発明は、上記した実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲で、適宜変形して実施可能である。例えば、本実施の形態では、カラー撮像素子のフィルタ配列としてベイヤー配列の基本形を使用したが、他のベイヤー配列のフィルタ配列の場合にも適用可能である。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように,請求項1にかかる発明によれば、カラー撮像素子は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、評価値算出手段は、カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、輝度補正手段は、Gr積算値とGb積算値との差分値を算出し、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することとしたので、実際に発生しているラインクロールの量から補正値(Gr積算値とGb積算値との差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行うことができ、高画質な画像を得ることが可能となる。
【0101】
また、請求項2にかかる発明によれば、請求項1にかかる発明において、前記輝度補正手段は、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することとしたので、請求項1にかかる発明の効果に加えて、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0102】
また、請求項3にかかる発明によれば、カラー撮像素子は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、評価値算出手段は、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、輝度補正手段は、Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることとしたので、ラインクロールの影響を低減でき、高画質な画像を得ることが可能となる。
【0103】
また、請求項4にかかる発明によれば、請求項3にかかる発明において、輝度補正手段は、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることとしたので、請求項1にかかる発明の効果に加えて、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0104】
また、請求項5にかかる発明によれば、カラー撮像素子は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、評価値算出手段は、カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、輝度補正手段は、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することとしたので、実際の起こっているラインクロールの量から補正値(Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行うことができ、また、補正が不要なエリアの補正処理をしないようにすることができ、これにより、処理時間の短縮と補正不要な部分の画質劣化をさけることが可能となり、適正なラインクロール補正を行うことが可能となる。
【0105】
また、請求項6にかかる発明によれば、請求項5にかかる発明において、前記輝度補正手段は、前記エリアの前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、請求項5にかかる発明の効果に加えて、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0106】
また、請求項7にかかる発明によれば、カラー撮像素子は、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、評価値算出手段は、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、輝度補正手段は、各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることとしたので、ラインクロールの影響を低減でき、また、、補正が不要なエリアの補正処理をしないようにすることができ、これにより、処理時間の短縮と補正不要な部分の画質劣化をさけることが可能となり、高画質な画像を得ることが可能となる。
【0107】
また、請求項8にかかる発明によれば、請求項7にかかる発明において、輝度補正手段は、エリアのGr積算値とGb積算値との差が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素データおよびGb画素データを、隣接するG画素との平均値とすることにより、請求項7にかかる発明の効果に加えて、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0108】
また、請求項9にかかる発明によれば、請求項5〜請求項8のいずれか1つにかかる発明において、高周波成分評価手段は、エリア毎の各画素データの高周波成分を積算し、輝度補正手段は、前記積算した高周波成分が大きいエリアについては、輝度補正を行わないことにより、より適正なラインクロール補正を行うことが可能となる。
【0109】
また、請求項10にかかる発明によれば、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、実際に発生しているラインクロールの量から補正値(Gr積算値ΣGrとGb積算値ΣGbとの差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行うことができ、高画質な画像を得ることが可能となる。
【0110】
また、請求項11にかかる発明によれば、請求項10にかかる発明において、Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することにより、請求項10にかかる発明の効果に加えて、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0111】
また、請求項12にかかる発明によれば、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることとしたので、ラインクロールの影響を低減でき、高画質な画像を得ることが可能となる。
【0112】
また、請求項13にかかる発明によれば、請求項12にかかる発明において、Gr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることにより、請求項12にかかる発明の効果に加えて、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0113】
また、請求項14にかかる発明によれば、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、各エリア毎に、Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出して、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することとしたので、実際の起こっているラインクロールの量から補正値(Gr積算値とGb積算値との差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行うことができ、また、補正が不要なエリアの補正処理をしないようにすることができ、これにより、処理時間の短縮と補正不要な部分の画質劣化をさけることが可能となり、高画質の画像を得ることが可能となる。
【0114】
また、請求項15にかかる発明によれば、請求項14にかかる発明において、エリアの前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することとしたので、請求項14にかかる発明の効果に加えて、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0115】
また、請求項16にかかる発明によれば、R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力し、前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出し、Gr積算値とGb積算値とが異なる場合には、エリア内のGr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることとしたので、ラインクロールの影響を低減することができ、また、補正が不要なエリアの補正処理をしないようにすることができ、これにより、処理時間の短縮と補正不要な部分の画質劣化をさけることが可能となり、高画質な画像を得ることが可能となる。
【0116】
また、請求項17にかかる発明によれば、請求項16にかかる発明において、エリアのGr積算値と前記Gb積算値との差が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素データおよびGb画素データを、隣接するG画素との平均値とすることにより、請求項16にかかる発明の効果に加えて、補正しなくても良い程度の輝度差である場合には、輝度補正を行わないで済み、輝度補正処理に要する時間を軽減することが可能となる。
【0117】
また、請求項18にかかる発明によれば、請求項14〜請求項17にかかる発明において、各エリア毎の各画素データの高周波成分を積算する高周波成分評価ステップを含み、輝度補正ステップでは、積算した高周波成分が大きいエリアについては、輝度補正を行わないことにより、より適正なラインクロール補正を行うことが可能となる。
【0118】
また、請求項19にかかる発明は、プログラムをコンピュータで実行することにより、請求項10〜請求項18のいずれか1つに記載の発明の各ステップを実現することにより、実際に発生しているラインクロールの量から補正値(Gr積算値とGb積算値との差分値ΔG)を決定し、決定した補正量に基づいてラインクロール補正を行うことができ、高画質な画像を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるデジタルカメラのブロック構成を示す図である。
【図2】CCDの画素配列の一例を示す図である。
【図3】図1のデジタルカメラの記録動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】実施の形態1にかかるGr画素データとGb画素データの輝度補正処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】実施の形態2にかかるGr画素データとGb画素データの輝度補正処理を説明するためのフローチャートである。
【図6】実施の形態3にかかるGr画素データとGb画素データの輝度補正処理を説明するためのフローチャートである。
【図7】実施の形態4にかかるGr画素データとGb画素データの輝度補正処理を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 レンズ
2 メカ機構
3 CCD
4 CDS回路
5 A/D変換器
6 デジタル信号処理回路
7 画像圧縮/伸張回路
8 フレームメモリ
9 データ記憶メモリ
10 表示装置
11 モータドライバ
12 Timing SG
13 コントローラ
14 カメラ操作部
15 EEPROM
61 YUV変換部
62 補正回路
63 評価値出力部
64 メモリコントローラ部

Claims (19)

  1. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
    前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出手段と、
    前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算する輝度補正手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  2. 前記輝度補正手段は、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
    前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出手段と、
    前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とする輝度補正手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  4. 前記輝度補正手段は、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
    前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出手段と、
    各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算する輝度補正手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  6. 前記輝度補正手段は、前記エリアの前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有し、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するカラー撮像素子と、
    前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出手段と、
    各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とする輝度補正手段と、
    を備えたことを特徴とする撮像装置。
  8. 前記輝度補正手段は、前記エリアのGr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素データおよびGb画素データを、隣接するG画素との平均値とすることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. エリア毎の各画素データの高周波成分を積算する高周波成分評価手段を備え、
    前記輝度補正手段は、前記積算した高周波成分が大きいエリアについては、輝度補正を行わないことを特徴とする請求項5〜請求項8のいずれか1つに記載の撮像装置。
  10. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するステップと、
    前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出ステップと、
    前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算する輝度補正ステップと、
    を含むことを特徴とする輝度補正方法。
  11. 前記輝度補正ステップでは、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することを特徴とする請求項10に記載の輝度補正方法。
  12. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するステップと、
    前記カラー撮像素子の全Gr画素データおよび全Gb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出ステップと、
    前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とする輝度補正ステップと、
    を含むことを特徴とする輝度補正方法。
  13. 前記輝度補正ステップでは、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とすることを特徴とする請求項12に記載の輝度補正方法。
  14. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するステップと、
    前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出ステップと、
    各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値を算出し、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算する輝度補正ステップと、
    を含むことを特徴とする輝度補正方法。
  15. 前記輝度補正ステップでは、前記エリアの前記Gr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素とGb画素のうち、積算値が小さい方の全画素データに対して差分値を加算し、または、積算値が大きい方の全画素データに対して差分値を減算することを特徴とする請求項14に記載の輝度補正方法。
  16. R画素とG画素が水平方向に交互に配列されたRGライン(RGラインのG画素をGr画素と称する)と、G画素とB画素が水平方向に交互に配列されたGBライン(GBラインのG画素をGb画素と称する)とからなる2次元配列の構造を有するカラー撮像素子で、光学系を介して入力される被写体光を電気信号に変換してカラー画像信号として出力するステップと、
    前記カラー撮像素子の画面を複数のエリアに分割し、各エリア毎にGr画素データおよびGb画素データを夫々積算したGr積算値およびGb積算値を算出する評価値算出ステップと、
    各エリア毎に、前記Gr積算値と前記Gb積算値とが異なる場合には、Gr画素データおよびGb画素データを、周辺のG画素との平均値とする輝度補正ステップと、
    を含むことを特徴とする輝度補正方法。
  17. 前記輝度補正ステップでは、前記エリアのGr積算値と前記Gb積算値との差分値が所定値以上の場合に、エリア内のGr画素データおよびGb画素データを、隣接するG画素との平均値とすることを特徴とする請求項16に記載の輝度補正方法。
  18. エリア毎の各画素データの高周波成分を積算する高周波成分評価ステップを含み、
    前記輝度補正ステップでは、前記積算した高周波成分が大きいエリアについては、輝度補正を行わないことを特徴とする請求項14〜請求項17のいずれか1つに記載の輝度補正方法。
  19. 請求項10〜請求項18のいずれか1つに記載の発明の各ステップをコンピュータで実行するためのプログラム。
JP2001032986A 2001-02-08 2001-02-08 撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラム Expired - Fee Related JP4077161B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001032986A JP4077161B2 (ja) 2001-02-08 2001-02-08 撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001032986A JP4077161B2 (ja) 2001-02-08 2001-02-08 撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002238057A JP2002238057A (ja) 2002-08-23
JP4077161B2 true JP4077161B2 (ja) 2008-04-16

Family

ID=18896818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001032986A Expired - Fee Related JP4077161B2 (ja) 2001-02-08 2001-02-08 撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4077161B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5153842B2 (ja) * 2003-06-05 2013-02-27 オリンパス株式会社 画像処理装置、画像処理プログラム
JP4610930B2 (ja) * 2003-06-05 2011-01-12 オリンパス株式会社 画像処理装置、画像処理プログラム
JP2005184391A (ja) 2003-12-18 2005-07-07 Ricoh Co Ltd 撮像装置およびその異常検出方法
US7598997B2 (en) 2004-01-14 2009-10-06 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus and focus control method based on a number of automatic focus scan stages, and recording medium storing a program for executing such a method
JP4717371B2 (ja) * 2004-05-13 2011-07-06 オリンパス株式会社 画像処理装置および画像処理プログラム
JP4677766B2 (ja) * 2004-11-11 2011-04-27 株式会社ニコン 画像処理装置、および画像処理プログラム。
JP5095434B2 (ja) * 2008-02-08 2012-12-12 株式会社リコー 撮像装置および画像処理装置
JP5672776B2 (ja) * 2010-06-02 2015-02-18 ソニー株式会社 画像処理装置、および画像処理方法、並びにプログラム
JP6019587B2 (ja) * 2012-01-12 2016-11-02 株式会社ニコン 画像処理装置
JP6104049B2 (ja) * 2013-05-21 2017-03-29 オリンパス株式会社 画像処理装置、画像処理方法、および画像処理用プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002238057A (ja) 2002-08-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7586525B2 (en) Noise reduction apparatus, method and program
KR100580911B1 (ko) 화상합성방법 및 촬상장치
US20060119738A1 (en) Image sensor, image capturing apparatus, and image processing method
EP1246453A2 (en) Signal processing apparatus and method, and image sensing apparatus
JP2001268582A (ja) 固体撮像装置および信号処理方法
JP3704238B2 (ja) 撮像装置
JP2001292376A (ja) 撮像装置
JP4372955B2 (ja) 固体撮像装置および信号処理方法
JP4641675B2 (ja) 画像信号処理装置
US8111298B2 (en) Imaging circuit and image pickup device
US20060197854A1 (en) Image capturing apparatus and computer software product
US7728881B2 (en) Color signal correcting method, apparatus, and program
JP4077161B2 (ja) 撮像装置、輝度補正方法、およびその方法をコンピュータで実行するためのプログラム
JP2002335454A (ja) 画像処理装置、画像処理方法及び撮像装置
JP3865943B2 (ja) シェーディング補正方法
US20070269133A1 (en) Image-data noise reduction apparatus and method of controlling same
JP3498553B2 (ja) ビデオカメラ
JP2001148805A (ja) 固体撮像装置
JP2007036353A (ja) 撮像装置
JP4279562B2 (ja) 固体撮像装置の制御方法
JP2009188914A (ja) 撮像装置および画像処理装置
JP4028395B2 (ja) デジタルカメラ
JP2007228152A (ja) 固体撮像装置および撮像方法
JP2004194248A (ja) 撮像素子及び撮像装置
JP3909930B2 (ja) 単板カラー固体撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041217

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20071120

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080129

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140208

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees