JP4677766B2 - 画像処理装置、および画像処理プログラム。 - Google Patents

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本発明は、画像からラインクローリングを除去する画像処理装置および画像処理プログラムに関する。
一般に、撮像素子の受光面は画素単位に区画され、これら画素には光電変換を実施する受光部が設けられる。このような画素には、近傍の画素(例えば隣接画素)から光や信号電荷が僅かながら混入し、撮像画像にラインクローリングと呼ばれる画質劣化が発生する。
特許文献1には、注目画素値と隣接画素値との信号レベル差(絶対値)が所定値以上の場合に、注目画素に平滑化フィルタを適用することによって、このラインクローリングを抑制する技術が開示されている。
米国特許第6,686,961号明細書(図12参照)
上述したように、特許文献1では、注目画素に平滑化フィルタを適用することでラインクローリングを抑制する。
この従来技術では、注目画素の持つ本来の微細な画像情報まで平滑化により失われるため、画像本来のディテールが落ちたり、画像の輪郭部分が鈍るなどの問題が生じる。
また、撮像素子によっては、受光面上の画素位置によって信号混入率が変化する。この位置的な変化により、ラインクローリングには2次元的なレベル変動が生じる。このような2次元的なレベル変動は、なだらかに低域変動する成分を含む。そのため、特許文献1のような局所的な平滑化フィルタでは、この2次元的なレベル変動(特に低域変動)を十分に除去することができない。
さらに、ラインクローリングの原因である、近傍画素から混入する妨害成分は、その近傍画素への入射光の強さなどに依存して変化する。すなわち、この場合の妨害成分は、被写体像の絵柄の影響を受ける。しかし、特許文献1では、局所的な平滑化フィルタを等しく適用するため、このような絵柄の影響を受けたラインクローリングを正確に除去することができない。
そこで、本発明では、これら上述した問題点に鑑みて、画像からラインクローリングを適切に除去することを目的とする。
発明は、撮像素子から得たRAWデータに対し、ラインクローリングを抑制する画像処理装置であって、対応記憶部、クローリング算出部、クローリング算出部、および補正部を備える。
対応記憶部は、「撮像素子の第1の色成分の画素の画素位置」と「その画素位置における隣接する第2の色成分の画素からの信号混入率を示す伝搬係数」との対応関係を予め記憶する。
クローリング算出部は、RAWデータの第1の色成分の画素の画素位置を対応関係に照会して伝搬係数を取得し、隣接する第2の色成分の画素の画素値と伝搬係数とを乗じラインクローリングの2次元的なレベル変動を算出する。
補正部は、第1の色成分の画素の画素値から、クローリング算出部が求めたラインクローリングの2次元的なレベル変動を除去する。
なお好ましくは、対応記憶部は、撮像素子から得た所定の被写体像を撮像した第1のRAWデータおよび所定の被写体像を第2の色成分を低減して撮像した第2のRAWデータに基づいて、対応関係を関数近似した近似式データを記憶する。クローリング算出部は、照会する第1の色成分の画素の画素位置と近似式データとに基づいて伝搬係数を算出する。
なお好ましくは、対応記憶部は、ラインクローリングの周期変動の位相に応じて第1のRAWデータおよび第2のRAWデータを複数のインタレースライン群に予め分類した上で、これらインタレースライン群毎に対応関係を関数近似した近似式データを記憶する。クローリング算出部は、照会する第1の色成分の画素の画素位置が属するインタレースライン群の近似式データを選択し、選択した近似式データに基づいて伝搬係数を算出する。
た好ましくは、第1の色成分の画素は、G画素であり、対応記憶部は、RGBベイヤ配列の第1のRAWデータおよび第2のRAWデータを、RGライン群とGBライン群に予め分類した上で、これらライン群毎に対応関係を関数近似した近似式データを記憶する。クローリング算出部は、照会する画素の位置が属するライン群の近似式データを選択し、選択した近似式データに基づいて伝搬係数を算出する。
お好ましくは、対応記憶部は、撮像素子の画素領域を複数領域に分割し、これら領域ごと対応関係を関数近似で記憶する。一方、クローリング算出部は、照会する第1の色成分の画素の画素位置が属する領域の関数近似によ伝搬係数を算出する。
発明の画像処理プログラムは、コンピュータを、本発明の対応記憶部クローリング算出部、およ補正部として機能させるための画像処理プログラムである。
上述した本発明では、「撮像素子の画素位置」と「その画素位置における近傍画素からの信号混入率を示す伝搬係数」との対応関係を予め記憶する。この対応関係は、特許文献1の局所的平滑化では除去しきれなかったラインクローリングの2次元的な低域変動を含む。
さらに、本発明では、この伝搬係数と近傍画素の画素値とを乗じる変調処理(伝搬のシミュレーション)により、被写体像の絵柄を反映したラインクローリングを求める。
したがって、本発明では、ラインクローリングの2次元的なレベル変動を精緻に求めることが可能になる。その結果、RAWデータ中に含まれ、かつ画質劣化の原因となるラインクローリングを適切に低減することが可能になる。
《実施形態の構成説明》
図1は、本実施形態における電子カメラ11の構成を示す図である。
図2は、この電子カメラ11のカラーフィルタアレイ(ベイヤ配列)を示す図である。
図1において、電子カメラ11には、撮影レンズ12が装着される。この撮影レンズ12の像空間には、撮像素子13の受光面が配置される。この受光面には、図2に示すカラーフィルタアレイが設けられる。
このRAWデータは、A/D変換部14を介して画素単位にデジタル化された後、画像処理装置15に与えられる。
この画像処理装置15は、下記の構成要件を備える。
(1)対応記憶部16・・画素位置(X,Y)と、その画素位置における信号混入率を示す伝搬係数mとの対応関係を記憶する。
(2)クローリング算出部17・・伝搬係数mと隣接画素値Nとを乗じて、ラインクローリングの2次元的なレベル変動を求める。
(3)補正部18・・RAWデータからラインクローリングの2次元的なレベル変動を除去する。
この画像処理装置15の出力は、画像バッファ19、画像記録部20を経て処理された後、記録媒体21に記録される。
なお、電子カメラ11には、制御部22および操作部材23も設けられる。
《データ作成の準備作業》
対応記憶部16は、上述したように対応関係のデータを保持する。この対応関係のデータは、電子カメラ11をデータ作成モードに切り換えることによって、随時作成することができる。
図3は、この対応関係のデータ作成手順を示す図である。
以下、このデータ作成手順を説明する。
ステップS1: ユーザー(正確にはデータ作成の操作者)は、18%グレー板のようなRGB成分がなるべく略均一に含まれる評価画像を、電子カメラ11の撮影画角に合わせて設置する。
この状態で、ユーザーは、レリーズ操作を行い、第1RAWデータを得る。この第1RAWデータは、補正部18を介して、画像バッファ19に一時記録される。
ステップS2: 続いて、ユーザーは、撮影レンズ12にRB成分の波長帯を低減するフィルタを取り付ける。ユーザーは、この状態で2回目のレリーズ操作を行う。
このとき、撮像素子13が出力する第2RAWデータは、RB画素(図2参照)の画素値がほぼゼロを示すデータとなる。したがって、第2RAWデータのG画素値は、RB画素からの信号混入を受けない値となる。
ステップS3: 補正部18は、G画素位置ごとに下記の計算を実施し、求めた混入RB成分を、画像バッファ19に一時記録する。
混入RB成分=(第1RAWデータのG画素値)−(第2RAWデータのG画素値)
ステップS4: 補正部18は、G画素位置ごとに下記の計算を実施し、求めた信号混入率を、画像バッファ19に一時記録する。
信号混入率=[混入RB成分]/[第1RAWデータの隣接画素値]
ただし、この隣接画素値は、主たる信号混入方向(以下、この方向を『ライン』と呼ぶ)に隣接するR画素またはB画素の画素値である。
ステップS5: 補正部18は、RGライン群(図2参照)の信号混入率Zrgを示す伝搬係数mrを、G画素の画素位置(X,Y)の関数として近似する。補正部18は、求めた近似式データを対応記憶部16に記録する。
なお、このような関数としては、信号混入率Zrgの大まかな2次元変化を近似できる関数を選択して、最小二乗法を用いて近似することが好ましい。
例えば、下記のような多項式に近似することが可能である。
Figure 0004677766
この多項式を使用した場合、補正部18は、係数k1〜k10の値を近似式データとして、対応記憶部16に記録する。
なお、複数の関数を予め準備してそれぞれに関数近似を実施し、その内で近似誤差が最小となる近似式を選択してもよい。
ステップS6: 補正部18は、GBライン群(図2参照)の信号混入率Zgbが示す伝搬係数mbについてもステップS5と同一の処理を行う。
例えば、伝搬係数mbを下記のような多項式に近似することが可能である。
Figure 0004677766
この多項式を使用した場合、補正部18は、係数h1〜h10の値を近似式データとして、対応記憶部16に記録する。
以上の動作により、対応関係のデータ作成が完了する。
《クローリング補正処理の動作説明》
図4は、撮像画像に対して施されるクローリング補正処理を説明する流れ図である。
以下、図4に示すステップ番号に沿って、このクローリング補正処理を説明する。
ステップS11: 撮像素子13から出力されるRAWデータは、A/D変換部14で画素単位にデジタル化された後、補正部18に走査順に入力される。
ステップS12: クローリング算出部17は、走査入力されるG画素の画素位置(X,Y)を情報取得する。
ステップS13: クローリング算出部17は、図2に示す色配列に基づいて、G画素の画素位置(X,Y)が、どのインタレースライン群に属するかを判定する。
ここで、画素位置(X,Y)がRGライン群に属する場合、クローリング算出部17はステップS14に動作を移行する。
一方、画素位置(X,Y)がGRライン群に属する場合、クローリング算出部17はステップS15に動作を移行する。
ステップS14: クローリング算出部17は、対応記憶部16から情報取得したRGライン群の近似式データ(例えば、上述した係数k1〜k10の値)を選択する。この動作の後、クローリング算出部17は、ステップS16に動作を移行する。
ステップS15: クローリング算出部17は、対応記憶部16から情報取得したGBライン群の近似式データ(例えば、上述した係数h1〜h10の値)を選択する。この動作の後、クローリング算出部17は、ステップS16に動作を移行する。
ステップS16: クローリング算出部17は、選択した近似式データを関数式(ステップS5,S6で使用した関数式)に代入して、画素位置(X,Y)における伝搬係数m(X,Y)を近似計算する。
ステップS17: クローリング算出部17は、画素位置(X,Y)の隣接画素から画素値Nを取得する。
ちなみに、画素位置(X,Y)がRGライン群に属する場合、この隣接画素値NはR値となる。一方、画素位置(X,Y)がGBライン群に属する場合、この隣接画素値NはB値となる。
なお、補正処理の遅延を防ぐためには、走査順で先行する隣接画素から隣接画素値Nを取得することが好ましい。
また、ライン上の右側隣接画素値Nrightと、左側隣接画素値Nleftとを平均化して、隣接画素値Nとしてもよい。(この平均化は、隣接画素値Nのノイズを低減するという点からも好ましい。)
また、左右からの信号混入比率が既知の場合には、その比率に応じて、左右の隣接画素値Nright,Nleftを加重平均して、隣接画素値Nとしてもよい。
ステップS18: クローリング算出部17は、隣接画素値Nと伝搬係数mを乗じることにより、画素位置(X,Y)におけるラインクローリングのレベル変動m(X,Y)・Nを算出する。
補正部18は、画素位置(X,Y)のG画素値からレベル変動m(X,Y)・Nを下式に従って除去し、G画素の補正値G′を求める。
G′(X,Y)=G(X,Y)−Q・m(X,Y)・N
ただし、Qは、ラインクローリングの除去効果を調整する係数であり、例えば『1』に設定される。なお、係数Qの値については、画質の主観評価に基づいて適宜に調整設定することが好ましい。
ステップS19: RAWデータの走査が完了するまで、画像処理装置15は、上述したステップS12〜S18の動作を繰り返す。
上述した一連の動作により、ラインクローリングの補正処理が完了する。
《本実施形態の効果など》
以上説明した動作により、本実施形態では、伝搬係数m(X,Y)の2次元パターンと、近接画素値Nの2次元パターンとから、ラインクローリングのレベル変動を2次元的に緻密に算出することができる。そのため、RAWデータ中のラインクローリングを2次元的に精度良く除去することができる。
なお、本発明者は、ベイヤ配列における信号混入率が、RGライン群とGBライン群とで、独立した傾向を示すことに気が付いた。
図5[A]は、RGライン群の信号混入率Zrgを、G画素の画素位置(X,Y)ごとに模式的に示した図である。
図5[B]は、GBライン群の信号混入率Zgbを、G画素の画素位置(X,Y)ごとに模式的に示した図である。
これら信号混入率Zrg,Zgbは、それぞれに高い空間連続性を示す。しかしながら、信号混入率Zrg,Zgbとの間には相関性が低い。したがって、仮にこれら2つの信号混入率Zrg,Zgbをラインの順番に織り交ぜると、信号混入率はライン毎に非連続な変動を示すようになる。この状態では、上述した関数近似の精度が全般に低くなる。
そこで、本実施形態では、RAWデータをRGライン群とGBライン群とにグループ分けして、それぞれに関数近似を行う。このようなグループ分けによって関数近似の精度を高め、RAWデータ中のラインクローリングを一段と精度良く除去することが可能になる。
《実施形態の補足事項》
なお、上述した実施形態では、画像全体について関数近似を行っている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、図6に示すように、RAWデータを複数領域(図6では領域1〜6)に分割し、領域毎に伝搬係数mの関数近似を行ってもよい。
また、上述した実施形態では、信号混入率をそのまま伝搬係数mに採用している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。一般的に、G画素のみにラインクローリング補正を行った場合、RB画素値とG画素値との間にレベルオフセットを生じることが懸念される。このような問題を回避するためには、信号混入率の交流分を抽出して、伝搬係数mとすればよい。
なお、上述した実施形態では、隣接画素値Nと伝搬係数mとの乗算結果をそのままG画素値から除去している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。一般的に、隣接画素値Nが大きくかつG画素値が小さい高彩度領域では、隣接画素値Nに含まれるノイズ分が、補正演算によってG画素に混入してしまう。この場合、高彩度領域のS/N低下が懸念される。このような問題を回避するため、隣接画素値Nと伝搬係数mとの乗算結果に対して、信号レベル(または振幅レベル)の制限処理を追加することが好ましい。このような制限処理により、高彩度領域のS/N低下を回避することができる。
また、上述した実施形態では、RGライン群/GBライン群に分けて、関数近似を行っている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。一般的には、ラインクローリングの周期変動の位相に応じて、RAWデータを複数のインタレースライン群に分ければよい。このようなグループ分けによって、信号混入率の空間連続性を高め、関数近似の精度を高めることが可能になる。
なお、上述した実施形態では、電子カメラ11内において補正演算を実施する形態について説明した。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、電子カメラが、画素位置と伝搬係数mとの対応関係(近似式データなど)を、画像ファイル内に記録してもよい。この場合、図5と同様の画像処理プログラムをコンピュータで実行することによって、上述した補正を後処理で実施することができる。
また、上述した実施形態では、近似式データを対応関係としている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。例えは、画素位置(X,Y)と伝搬係数mとの数値テーブルデータを対応関係としてもよい。
なお、上述した実施形態では、RGライン群のG画素値を隣接するR画素値で補正し、GBライン群のG画素値を隣接するB画素値で補正している。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。一般的に、信号混入範囲の近傍画素(隣接ラインやG画素も含む)について伝搬係数をそれぞれ求めて、注目画素の画素位置(X,Y)とこれら伝搬係数との対応関係を記憶することが可能である。これら近傍画素の値と伝搬係数とを乗じた補正項を追加することにより、ラインクローリングの2次元的なレベル変動を更に精緻に求めることが可能になる。このような補正項により、ライン上に限らず隣接ラインなどからの信号混入にも対応することが可能になる。また、近赤外光のように撮像素子の受光部の深部を経ることで数画素離れて生じる信号混入にも対応することが可能になる。
また、上述した実施形態では、G画素のみに補正処理を行っている。しかしながら、本発明はこれに限定されるものではない。同様にして、R画素やB画素に対して補正処理を行うことが可能である。
なお、上述した実施形態では、RGBベイヤ配列のケースについて説明した。しかしながら、本発明はRGBベイヤ配列に限定されるものではない。本発明は、撮像素子の色配列パターンや信号混入経路に実態に応じて、適切かつ柔軟に実施することが可能である。
以上説明したように、本発明は、電子カメラ、画像処理装置、画像処理プログラムなどに利用可能な技術である。
本実施形態における電子カメラ11の構成を示す図である。 この電子カメラ11のカラーフィルタアレイを示す図である。 この対応関係のデータ作成手順を示す図である。 撮像画像に対して施されるクローリング補正処理を説明する流れ図である。 インタレースライン群毎の信号混入率を模式的に示す図である。 画像の領域区分を示す図である。
符号の説明
11 電子カメラ
12 撮影レンズ
13 撮像素子
14 A/D変換部
15 画像処理装置
16 対応記憶部
17 クローリング算出部
18 補正部
19 画像バッファ
20 画像記録部
21 記録媒体
22 制御部
23 操作部材

Claims (6)

  1. 撮像素子から得たRAWデータに対し、ラインクローリングを抑制する画像処理装置であって、
    「前記撮像素子の第1の色成分の画素の画素位置」と「その画素位置における隣接する第2の色成分の画素からの信号混入率を示す伝搬係数」との対応関係を予め記憶する対応記憶部と、
    前記RAWデータの前記第1の色成分の画素の画素位置を前記対応関係に照会して前記伝搬係数を取得し、隣接する前記第2の色成分の画素の画素値と前記伝搬係数とを乗じ前記ラインクローリングの2次元的なレベル変動を算出するクローリング算出部と、
    前記第1の色成分の画素の画素値から、前記クローリング算出部が求めた前記ラインクローリングの2次元的なレベル変動を除去する補正部と
    を備えたことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、
    前記対応記憶部は、
    前記撮像素子から得た所定の被写体像を撮像した第1のRAWデータおよび前記所定の被写体像を前記第2の色成分を低減して撮像した第2のRAWデータに基づいて、前記対応関係を前記関数近似した近似式データを記憶し、
    前記クローリング算出部は、
    照会する前記第1の色成分の画素の画素位置前記近似式データに基づいて前記伝搬係数を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項2に記載の画像処理装置において、
    前記対応記憶部は、
    前記ラインクローリングの周期変動の位相に応じて前記第1のRAWデータおよび前記第2のRAWデータを複数のインタレースライン群に予め分類した上で、これらインタレースライン群毎に前記対応関係を関数近似した近似式データを記憶し、
    前記クローリング算出部は、
    照会する前記第1色成分の画素の画素位置が属する前記インタレースライン群の前記近似式データを選択し、選択した前記近似式データに基づいて前記伝搬係数を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項に記載の画像処理装置において、
    前記第1の色成分の画素は、G画素であり、
    前記対応記憶部は、
    RGBベイヤ配列の前記第1のRAWデータおよび第2のRAWデータを、RGライン群とGBライン群に予め分類した上で、これらライン群毎に前記対応関係を関数近似した近似式データを記憶し、
    前記クローリング算出部は、
    照会する前記G画素位置が属するライン群前記近似式データを選択し、選択した前記近似式データに基づいて前記伝搬係数を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置。
  5. 求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の画像処理装置において、
    前記対応記憶部は、
    前記撮像素子の画素領域を複数領域に分割し、前記領域ごとに前記対応関係を関数近似で記憶し、
    前記クローリング算出部は、
    照会する前記第1の色成分の画素の画素位置が属する領域の関数近似により前記伝搬係数を算出する
    ことを特徴とする画像処理装置
  6. コンピュータを、請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の前記対応記憶部、前記クローリング算出部、および前記補正部として機能させるための画像処理プログラム。
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