JP2007243716A - 再生状況提示システム、再生状況提示装置、再生状況提示方法及び再生状況提示プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、無線ネットワークを介したコンテンツの再生状況を直接的に提示し得るようにする。
【解決手段】オーディオ再生装置4のMPU20は、リンク速度VL、電波強度LR及びS/N比SNR等を用いて通信速度推定値VEを算出し、さらに当該通信速度推定値VEと再生ビットレートBRとを用いて予想通信速度比RVを算出して、当該予想通信速度比RVに応じて再生状況を予測し再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示することにより、再生状況の判定結果をユーザに通知することができるので、当該オーディオデータの音声を継続的に出力し得るか否かについて当該ユーザに直接的に認識させることができる。
【選択図】図1
【解決手段】オーディオ再生装置4のMPU20は、リンク速度VL、電波強度LR及びS/N比SNR等を用いて通信速度推定値VEを算出し、さらに当該通信速度推定値VEと再生ビットレートBRとを用いて予想通信速度比RVを算出して、当該予想通信速度比RVに応じて再生状況を予測し再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示することにより、再生状況の判定結果をユーザに通知することができるので、当該オーディオデータの音声を継続的に出力し得るか否かについて当該ユーザに直接的に認識させることができる。
【選択図】図1
Description
本発明は再生状況提示システム、再生状況提示装置、再生状況提示方法及び再生状況提示プログラムに関し、例えばストリーミング配信されるオーディオデータを受信し再生するオーディオ再生装置に適用して好適なものである。
従来、オーディオ再生装置においては、オーディオデータを蓄積しているサーバ装置から無線ネットワークを介して当該オーディオデータのストリーミング配信を受け、当該オーディオデータを逐次音声に変換して出力するようになされたものが提案されている。
ところで、かかるオーディオ再生装置がオーディオコンテンツの配信に利用している無線ネットワークでは、無線を介した通信の様子をユーザに直接目視させることができないため、無線ネットワーク機能を有する各機器において、所定の表示部等に無線通信の状態に応じた表示マーク等による表示を行い、当該ユーザに認識させることが考えられる。
例えば、無線ネットワーク機能を搭載したパーソナルコンピュータにおいて、検出した電波の強度やエラーレートの値等に応じて表示マーク(アイコン)の表示パターンを変更するようになされたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−228622公報(第10頁、第9図)
ところで、上述したオーディオ再生装置においては、無線ネットワークの詳細な状態よりも、最終的にオーディオデータを途切れることなく再生し得るか否か(以下、これを再生状況と呼ぶ)ということが重要な情報となるため、当該再生状況についてユーザに提示することが望ましい。
しかしながら、このオーディオ再生装置では、無線ネットワークにおける電波の強度やエラーレートの値等に応じてアイコンの表示パターンを変更したとしても、再生状況について参考となる情報を与えるに過ぎないため、この再生状況をユーザに対して直接的に提示することができず、結局オーディオデータの再生が途切れるのか否かをユーザに認識させ得ないという問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、無線ネットワークを介したコンテンツの再生状況を直接的に提示し得る再生状況提示システム、再生状況提示装置、再生状況提示方法及び再生状況提示プログラムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の再生状況提示システムにおいては、連続するコンテンツデータを供給するコンテンツサーバと、上記コンテンツデータを取得して再生するコンテンツ再生装置とを有する再生状況提示システムであって、コンテンツ再生装置は、コンテンツサーバから無線ネットワークを介してコンテンツデータを受信する受信手段と、コンテンツデータを逐次再生する再生部に対してコンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給する供給手段と、再生部でコンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測する再生状況予測手段と、予測した再生状況を提示する提示手段とを設けるようにした。
これにより、無線ネットワークを介したコンテンツデータの受信速度に加えて再生部に対する当該コンテンツデータの供給速度を考慮して予測した再生状況を提示することができる。
また本発明の再生状況提示装置、再生状況提示方法及び再生状況提示プログラムにおいては、所定のコンテンツサーバから無線ネットワークを介して連続するコンテンツデータを受信し、コンテンツデータを逐次再生する再生部に対してコンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給し、再生部でコンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測し、予測した再生状況を提示するようにした。
これにより、無線ネットワークを介したコンテンツデータの受信速度に加えて再生部に対する当該コンテンツデータの供給速度を考慮して予測した再生状況を提示することができる。
さらに本発明の再生状況提示装置、再生状況提示方法及び再生状況提示プログラムにおいては、所定のコンテンツサーバから無線ネットワークを介して連続するコンテンツデータを受信し、コンテンツデータを逐次再生する再生部に対してコンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給し、再生部でコンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測する際の予測手法を、コンテンツデータの再生中であるか否かに応じて切り換え、切り換えた予測手法により再生状況を予測し、予測した再生状況を提示するようにした。
これにより、コンテンツデータの再生中であるか否かに応じた予測手法に従い、無線ネットワークを介したコンテンツデータの受信速度に加えて再生部に対する当該コンテンツデータの供給速度を考慮して予測した再生状況を提示することができる。
本発明によれば、無線ネットワークを介したコンテンツデータの受信速度に加えて再生部に対する当該コンテンツデータの供給速度を考慮して予測した再生状況を提示することができ、かくして無線ネットワークを介したコンテンツの再生状況を直接的に通知し得る再生状況提示システム、再生状況提示装置、再生状況提示方法及び再生状況提示プログラムを実現できる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)オーディオシステムの構成
図1において、1は全体としてオーディオシステムを示し、多数のオーディオデータを蓄積すると共に要求されたオーディオデータを送信するサーバ2と、当該サーバ2から送信されるオーディオデータを無線信号に変換するアクセスポイント3と、当該アクセスポイント3からの無線信号を介してオーディオデータを受信し逐次再生するオーディオ再生装置4とにより構成されている。
図1において、1は全体としてオーディオシステムを示し、多数のオーディオデータを蓄積すると共に要求されたオーディオデータを送信するサーバ2と、当該サーバ2から送信されるオーディオデータを無線信号に変換するアクセスポイント3と、当該アクセスポイント3からの無線信号を介してオーディオデータを受信し逐次再生するオーディオ再生装置4とにより構成されている。
(1−1)サーバの回路構成
まず、サーバ2の回路構成を図2に示す。サーバ2は、CPU10によって全体を統括制御するようになされており、ROM(Read Only Memory)11又はハードディスクドライブ12から読み出した基本プログラムや各種プログラム等をRAM(Random Access Memory)13に展開して実行することにより、コンテンツデータとしてのオーディオデータの送信等といった各種処理を行うようになされている。またCPU10は、この各種処理で扱うデータを適宜RAM13に一時記憶させるようになされている。
まず、サーバ2の回路構成を図2に示す。サーバ2は、CPU10によって全体を統括制御するようになされており、ROM(Read Only Memory)11又はハードディスクドライブ12から読み出した基本プログラムや各種プログラム等をRAM(Random Access Memory)13に展開して実行することにより、コンテンツデータとしてのオーディオデータの送信等といった各種処理を行うようになされている。またCPU10は、この各種処理で扱うデータを適宜RAM13に一時記憶させるようになされている。
ネットワークインタフェース14は、アクセスポイント3(図1)と有線接続されており、CPU10やRAM13から供給される各種データをパケット化する等のデータ形式変換処理を行った上で当該アクセスポイント3へ送出するようになされている。同様にネットワークインタフェース14は、当該アクセスポイント3から供給される各種パケットからデータを取り出す等して当該CPU10や当該RAM13へ送出するようになされている。
実際上、CPU10は、例えばオーディオ再生装置4からアクセスポイント3を介してオーディオデータのリストを要求するリスト要求信号を受信すると、このリスト要求信号に応じて、ハードディスクドライブ12に蓄積しているオーディオデータのリストをネットワークインタフェース14へ供給することにより、当該リストをアクセスポイント3からオーディオ再生装置4へ送出させる。
ちなみにこのリストは、例えばハードディスクドライブ12にオーディオデータを記憶するときに生成され、当該ハードディスクドライブ12に記憶されるようになされている。
またCPU10は、リストを送信した後、オーディオ再生装置4からアクセスポイント3を介してオーディオデータを要求するオーディオデータ要求信号を受信すると、このオーディオデータ要求信号に指定されたオーディオデータをハードディスクドライブ12から読み出す。ちなみに、ここでは、ハードディスクドライブ12に記録されているオーディオデータが圧縮符号化されているものとする。
そしてCPU10は、読み出したオーディオデータに対して、サウンドプロセッサ15により復号処理などのデジタル処理を施した後、このデジタル処理したオーディオデータをネットワークインタフェース14へ供給することにより、アクセスポイント3を介してオーディオ再生装置4へ送信する。ここで、サウンドプロセッサ15でデジタル処理されたオーディオデータは、例えばリニアPCM(Pulse Code Modulation)でなり、このリニアPCMのオーディオデータがオーディオ再生装置4へ送信される。
このようにしてサーバ2は、オーディオ再生装置4からの要求に応じて、ハードディスクドライブ12に蓄積しているオーディオデータのリスト、及び所定のデジタル処理を施したオーディオデータを、アクセスポイント3を介して無線で送信するようになされている。
(1−2)アクセスポイントの構成
アクセスポイント3は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3等の有線LAN(Local Area Network)規格に基づいた有線LANインタフェースを有しており、サーバ2と有線通信し得るようになされている。
アクセスポイント3は、例えばIEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3等の有線LAN(Local Area Network)規格に基づいた有線LANインタフェースを有しており、サーバ2と有線通信し得るようになされている。
またアクセスポイント3は、例えばIEEE802.11a/b/gなどの無線LAN規格に基づいた無線LANインタフェースを有しており、オーディオ再生装置4と無線通信し得るようになされている。
実際上、アクセスポイント3は、有線LANを介して受信したデータ(パケット)を無線LANを介して送信し、また無線LANを介して受信したデータ(パケット)を有線LANを介して送信することにより、有線LANによるネットワーク通信と無線LANによるネットワーク通信との中継処理を行うようになされている。
(1−3)オーディオ再生装置の回路構成
次に、オーディオ再生装置4の回路構成を図3に示す。オーディオ再生装置4は、MPU(Micro Processing Unit)20を中心に構成されており、当該MPU20により、内蔵メモリ(図示せず)又はフラッシュメモリ21から読み出した基本プログラムや、オーディオデータの再生、再生状況表示等の各種プログラムに従って全体を統括的に制御するようになされている。
次に、オーディオ再生装置4の回路構成を図3に示す。オーディオ再生装置4は、MPU(Micro Processing Unit)20を中心に構成されており、当該MPU20により、内蔵メモリ(図示せず)又はフラッシュメモリ21から読み出した基本プログラムや、オーディオデータの再生、再生状況表示等の各種プログラムに従って全体を統括的に制御するようになされている。
無線LANアダプタ23は、MPU20の制御に基づき、バスを介して供給されるデータのパケット化し無線化することにより、アクセスポイント3との間で無線LANを介したデータ送信を行うと共に、当該アクセスポイント3から受信した無線パケットからデータを取り出すことにより、当該無線LANを介したデータ受信を行い得るようになされている。
また無線LANアダプタ23は、無線LANに関する基本的な機能として、使用する周波数帯(例えば2.4[GHz]帯等)の電波強度を検出する機能や、当該使用する周波数帯におけるS/N(Signal/Noise)比を検出する機能等を有している。
実際上、無線LANアダプタ23は、アクセスポイント3からの電波強度や検出したS/N比等に応じて、例えば11[MB/s]、5.5[MB/s]、2[MB/s]及び1[MB/s]等といった複数のリンク速度のうち最も適切なリンク速度に切り換えて無線接続(リンク)を確立し、データの送受信を行うようになされている。
因みに無線LANアダプタ23において、このリンク速度はあくまでデータ伝送速度の理論的な上限値に過ぎない。このため無線LANアダプタ23における実際のデータ伝送速度は、その時点における電波強度やS/N比により、リンク速度よりも低い値となる可能性がある。
表示コントローラ24は、MPU20の制御に基づき、音量や現在時刻などの各種情報のほか、当該MPU20から指示された表示内容をディスプレイ25に表示させるようにもなされている。
実際上、オーディオ再生装置4のMPU20は、例えば操作キー22を介して、オーディオデータの再生を開始する操作が行われたことを認識すると、無線LANアダプタ23とアクセスポイント3(図1)との間で無線通信を確立し、当該アクセスポイント3を介しサーバ2に対して、当該サーバ2に蓄積されているオーディオデータのリストを要求するリスト要求信号を送信する。
MPU20は、この結果としてサーバ2より送られてくるオーディオデータのリストを無線LANアダプタ23を介して受信すると、受信したリストを表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示させる。ちなみに、この場合に表示されるリストには、例えば、サーバ2に蓄積されているオーディオデータのそれぞれに対応する音楽タイトルが示される。
MPU20は、このようにしてリストをディスプレイ25に表示した後、操作キー22を介してリストに記されたオーディオデータのうちの任意のオーディオデータを選択する再生操作がなされたことを認識すると、これに応じて、無線LANアダプタ23よりサーバ2に対して、選択されたオーディオデータを要求するオーディオデータ要求信号を送信する。
この結果、サーバ2よりオーディオデータの送信が開始されると、MPU20は、このオーディオデータを無線LANアダプタ23を介して受信しつつ、オーディオデータの受信し終えた部分から順次バッファ26に書き込んでいく。ちなみに、サーバ2より送信されるオーディオデータは、例えば、サーバ2側で復号処理などのデジタル処理が施されたリニアPCMでなる。
そしてMPU20は、バッファ26に蓄積されたオーディオデータを、当該オーディオデータに固有のビットレートに従った速度で、蓄積された順にDAコンバータ27に順次供給させる。
DAコンバータ27は、送られてくるオーディオデータに対して、ディジタルアナログ変換処理を施すことにより音声信号を得、この音声信号をアンプ28により増幅し、スピーカ29から音声として出力させる。なお、以下の説明では、オーディオデータの受信し終えた部分から順次ディジタルアナログ変換し継続的に再生する処理をストリーミング再生処理とも呼ぶ。
因みにアンプ28は、ミュート機能を有しており、MPU20の制御に基づきミュートがかけられると、DAコンバータ27から供給される音声信号にかかわらず、スピーカ29から音声を出力させないようになされている。
このようにして、オーディオ再生装置4は、アクセスポイント3との間に無線接続を確立し、サーバ2から当該アクセスポイント3を介して無線通信により送信されてくるオーディオデータをストリーミング再生し得るようになされている。
(2)再生状況の表示
ところでオーディオ再生装置4は、アクセスポイント3との間で無線通信を行っているため、外部からのノイズ等により当該無線通信が妨害され実際のデータ伝送速度が低下する可能性がある。このような場合、オーディオ再生装置4は、オーディオデータを継続的に受信し得なくなるため、バッファ26(図3)のオーディオデータが枯渇した時点で音声を途切れさせてしまうことになる。
ところでオーディオ再生装置4は、アクセスポイント3との間で無線通信を行っているため、外部からのノイズ等により当該無線通信が妨害され実際のデータ伝送速度が低下する可能性がある。このような場合、オーディオ再生装置4は、オーディオデータを継続的に受信し得なくなるため、バッファ26(図3)のオーディオデータが枯渇した時点で音声を途切れさせてしまうことになる。
そこでオーディオ再生装置4は、オーディオデータをストリーミング再生するオーディオ再生モードのとき、無線通信における通信状況及びオーディオデータの再生に必要なデータ伝送速度を基に、当該オーディオデータの音声を途切れることなく継続して再生し得るか否かを予測するようになされている。
具体的にオーディオ再生装置4は、まず、その時点における電波の状況に応じた通信速度の予測値として、アクセスポイント3との間に確立した無線接続のリンク速度VL、無線LANアダプタ23により検出した電波強度LR及び無線接続におけるS/N(Signal/Noise)比SNR(以下、これらを総称して無線接続状況値と呼ぶ)、並びに所定の係数C1及びC2を用い、次に示す(1)式に従って通信速度推定値VEを算出する。
VE=VL×(C1×LR+C2×SNR) ……(1)
ここで通信速度推定値VEは、理論的なリンク速度VLを電波強度LR及びS/N比SNRにより低減させた値となっており、無線通信におけるデータ伝送速度の推定値に相当するものである。
またオーディオ再生装置4は、再生中のオーディオデータ又はこれから再生するオーディオデータのビットレートをそのまま再生ビットレートBRとする。一方、オーディオ再生装置4は、再生すべきオーディオデータが未選択である場合、標準的なビットレート(例えば128[kb/s]等)を便宜的に再生ビットレートBRとする。
次にオーディオ再生装置4は、通信速度推定値VEに対する再生ビットレートBRの比として、次に示す(2)式に従い予想通信速度比RVを算出する。
RV=VE÷BR ……(2)
ここで予想通信速度比RVは、通信速度推定値VEを再生ビットレートBRで除算した値であるため、予測されるデータ伝送速度に対するオーディオデータの連続再生に必要なデータ速度の割合を表しており、すなわち無線通信における余裕の度合いを表すことになる。
因みに予想通信速度比RVは、値が1よりも大きい場合、データ伝送速度が相対的に速いことを表し、反対に値が1よりも小さい場合、データ伝送速度が相対的に遅いことを表す。
そこでオーディオ再生装置4は、予想通信速度比RVが大きいほどオーディオデータを途切れることなく継続して再生できると予測し、当該予想通信速度比RVの値に応じて、再生状況0から再生状況3までの4段階に区分された再生状況のいずれにあるかを判定するようになされている。
さらにオーディオ再生装置4は、予測した再生状況に応じて、図4(A)に示すような再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
ここで再生状況表示マークMは、略正方形状の正方部b1を中心に構成されており、当該正方部b1の右上方に、当該正方部b1の右上頂点を仮想的な中心とした、互いに半径が異なる3種類の1/4円弧r1、r2及びr3が配置されている。
さらに再生状況表示マークMは、正方部b1及び1/4円弧r1〜r3の組み合わせにより、表示パターン3〜表示パターン0といった4通りの表示パターンに切り換え得るようになされている。
再生状況表示マークMは、表示パターン3の場合、図4(B)に示すように正方部b1並びに1/4円弧r1〜r3の全構成要素が点灯し、表示パターン2の場合、図4(C)に示すように正方部b1並びに1/4円弧r1及びr2が点灯し、表示パターン1の場合、図4(D)に示すように正方部b1及び1/4円弧r1のみが点灯するようになされている。
また再生状況表示マークMは、表示パターン0の場合、図4(E)に示すように、正方部b1及び1/4円弧r1のみが点灯した状態(すなわち表示パターン1と同様の状態)と、再生状況表示マークMを構成する全要素が消灯した状態とが、所定周期(例えば0.5秒)ごとに交互に繰り返され、表示パターン1が点滅するような表示となるようになされている。
ところでオーディオ再生装置4は、オーディオデータの再生中と非再生中とでそれぞれ異なる判断基準に従い、再生状況の予測を行うと共に当該再生状況に応じた再生状況表示マークMをディスプレイ25にするようになされている。
(2−1)非再生中の場合
オーディオ再生装置4は、オーディオデータを再生していない非再生中の場合、予想通信速度比RVの値に応じて再生状況を予測し、当該再生状況に応じて図4(A)に示す再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
オーディオ再生装置4は、オーディオデータを再生していない非再生中の場合、予想通信速度比RVの値に応じて再生状況を予測し、当該再生状況に応じて図4(A)に示す再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
実際上オーディオ再生装置4は、予想通信速度比RVが値3.0以上のとき、オーディオデータを途切れることなく正常に再生し得る、すなわち再生状況3であると予測し、図4(B)に示した表示パターン3の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
またオーディオ再生装置4は、予想通信速度比RVが値2.0以上3.0未満のとき、オーディオデータが途切れる可能性が低い、すなわち再生状況2であると予測し、図4(C)に示した表示パターン2の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
さらにオーディオ再生装置4は、予想通信速度比RVが値1.0以上2.0未満のとき、オーディオデータが途切れる可能性が高い、すなわち再生状況1であると予測し、図4(D)に示した表示パターン1の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
一方、オーディオ再生装置4は、予想通信速度比RVが値1.0未満のとき、オーディオデータを再生できない、又は音声が確実に途切れる再生状況0であると予測し、図4(E)に示した表示パターン0の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
因みにオーディオ再生装置4は、アクセスポイント3とリンクできないときにも、オーディオデータを再生し得ない、すなわち再生状況0であると予測し、図4(E)に示した表示パターン0の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
(2−2)再生中の場合
一方、オーディオ再生装置4は、オーディオデータの再生中の場合、予想通信速度比RVの値に加えて、バッファ26(図3)に蓄積しているオーディオデータのデータ残量CRも加味して再生状況を予測するようになされている。
一方、オーディオ再生装置4は、オーディオデータの再生中の場合、予想通信速度比RVの値に加えて、バッファ26(図3)に蓄積しているオーディオデータのデータ残量CRも加味して再生状況を予測するようになされている。
オーディオ再生装置4は、予想通信速度比RVの値が1よりも大きい場合、データ伝送速度が相対的に速いことになり、オーディオデータを再生しながらバッファ26のデータ残量を徐々に増加させていくことになる。一方、オーディオ再生装置4は、これと反対に予想通信速度比RVの値が1よりも小さい場合、データ伝送速度が相対的に遅いことになり、オーディオデータを再生し続けるとバッファ26のデータ残量を徐々に減少させていくことになる。
実際上オーディオ再生装置4は、予想通信速度比RVが値3.0以上のとき、バッファ26のデータ残量CRにかかわらず、オーディオデータを途切れることなく正常に再生し得ると予測し、再生状況3にあると判定して図4(B)に示した表示パターン3の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
またオーディオ再生装置4は、予想通信速度比RVが値1.0以上3.0未満のとき、バッファ26における全容量に対するデータ残量CRの割合に着目し、当該割合が50[%]以上であれば、オーディオデータを途切れることなく正常に再生し得ると予測し、再生状況3にあると判定して図4(B)に示した表示パターン3の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
これに対してオーディオ再生装置4は、バッファ26における全容量に対するデータ残量CRの割合が50[%]未満であった場合、オーディオデータが途切れる可能性が低いと予測し、再生状況2にあると判定して図4(C)に示した表示パターン2の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
一方、オーディオ再生装置4は、予想通信速度比RVが値1.0未満のとき、次に示す(3)式に従い、バッファ26におけるオーディオデータのデータ残量CRを、ビットレートBRから通信速度推定値VEを差し引いた値によって除算することにより、オーディオデータを途切れることなく再生した場合のデータ残量CRがなくなるまでの予想時間である予想再生継続時間TEを算出する。
TE=CR÷(BR−VE) ……(3)
因みに「ビットレートBRから通信速度推定値VEを差し引いた値」は、オーディオデータを途切れることなく再生する場合における、単位時間当たりのオーディオデータの不足分を表しており、バッファ26のデータ残量CRの消費速度に相当する値となる。
ここでオーディオ再生装置4は、予想再生継続時間TEが5秒以上であれば、オーディオデータが途切れる可能性が低いと予測し、再生状況2にあると判定して図4(C)に示した表示パターン2の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
またオーディオ再生装置4は、予想再生継続時間TEが2秒以上5秒未満であれば、オーディオデータが途切れる可能性が高いと予測し、再生状況1にあると判定して図4(D)に示した表示パターン2の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
一方オーディオ再生装置4は、予想再生継続時間TEが2秒未満であれば、オーディオデータを再生できない、又は音声が確実に途切れると予測し、再生状況0にあると判定して図4(E)に示した表示パターン0の再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示するようになされている。
(2−3)テストモード
さらにオーディオ再生装置4は、オーディオデータを実際に再生するオーディオ再生モードとは別に、例えば当該オーディオ再生装置4を購入したユーザによって設置作業が行われる場合などに、オーディオデータを実際には伝送せずに理論値を用いて再生状況を判定するテストモードを有している。
さらにオーディオ再生装置4は、オーディオデータを実際に再生するオーディオ再生モードとは別に、例えば当該オーディオ再生装置4を購入したユーザによって設置作業が行われる場合などに、オーディオデータを実際には伝送せずに理論値を用いて再生状況を判定するテストモードを有している。
このテストモードの場合、オーディオ再生装置4は、サーバ2との間でテストモードに移行する旨の制御信号をやりとりした後、アクセスポイント3との間で無線接続を確立する。その後オーディオ再生装置4は、無線接続における理論的なリンク速度VL、電波強度LR、及びS/N比SNR等を用い(1)式に従って通信速度推定値VEを算出すると共に、標準的なビットレート(例えば128[kb/s]等)を便宜的に再生ビットレートBRとし(2)式に従って予想通信速度比RVを算出した上で、オーディオ再生モードと同様に再生状況の予測及び判定を行う。
これによりオーディオ再生装置4は、オーディオデータを実際に用いることなく、試験的に再生状況の判定を行うことができる。
このときオーディオ再生装置4は、アンプ28(図3)に対してミュートをかけさせ音声を出力させないようになされており、誤って雑音等が出力されることを未然に防止するようになされている。
(3)再生状況提示処理
次に、オーディオ再生装置4が再生状況を判定すると共に、当該再生状況に応じた再生状況表示マークMにより当該再生状況をユーザに提示する際の再生状況提示処理手順RT1について、図5〜図7に示すフローチャートを用いて説明する。なお、この再生状況提示処理手順RT1は、上述したオーディオ再生モードに対応している。
次に、オーディオ再生装置4が再生状況を判定すると共に、当該再生状況に応じた再生状況表示マークMにより当該再生状況をユーザに提示する際の再生状況提示処理手順RT1について、図5〜図7に示すフローチャートを用いて説明する。なお、この再生状況提示処理手順RT1は、上述したオーディオ再生モードに対応している。
オーディオ再生装置4のMPU20は、電源が投入されると、再生状況提示処理手順RT1を開始してステップSP1へ移る。ステップSP1においてMPU20は、アクセスポイント3との間に無線接続を確立しているか否か、すなわちリンク中であるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはアクセスポイント3と無線接続を確立できていない、すなわちオーディオ再生装置4が再生状況0であると見なし得ることを表しており、このときMPU2はステップSP2へ移る。
ステップSP2においてMPU20は、再生状況0であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン0に更新し、次のステップSP28(図7)へ移る。
一方ステップSP1において肯定結果が得られると、このことはアクセスポイント3との間に無線接続を確立でき無線通信を行い得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP3へ移る。
ステップSP3においてMPU20は、上述した(1)式に従ってリンク速度VL、電波強度LR及びS/N比SNR等を用いて通信速度推定値VEを算出し、次のステップSP4へ移る。
ステップSP4においてMPU20は、再生すべきオーディオデータが既に選択されている、或いは当該オーディオデータを既に再生中であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このときMPU20は次のステップSP5へ移る。
ステップSP5においてMPU20は、選択された(或いは再生中の)オーディオデータのビットレートを再生ビットレートBRとし、次のステップSP7へ移る。
一方、ステップSP5において否定結果が得られると、このことはビットレートを特定できないことを表しており、このときMPU20は次のステップSP6へ移る。ステップSP6においてMPU20は、便宜的に標準的なビットレート(例えば128[kb/s])を再生ビットレートBRとし、次のステップSP7へ移る。
ステップSP7においてMPU20は、上述した(2)式に従って通信速度推定値VEに対する再生ビットレートBRの比として予想通信速度比RVを算出し、次のステップSP8へ移る。
ステップSP8においてMPU20は、オーディオデータの再生中であるか否かを判定する。ここで否定結果が得られると、このことはバッファ26(図3)のデータ残量CRを考慮する必要がないことを表しており、このときMPU20は次のステップSP9(図6)へ移る。
ステップSP9においてMPU20は、予想通信速度比RVの値が3.0以上であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはオーディオ再生装置4が再生状況3であると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP10へ移る。
ステップSP10においてMPU20は、再生状況3であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン3に更新して、次のステップSP28へ移る。
一方ステップSP9において否定結果が得られると、MPU20は次のステップSP11へ移り、予想通信速度比RVの値が2.0以上であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはオーディオ再生装置4が再生状況2であると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP12へ移る。
ステップSP12においてMPU20は、再生状況2であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン2に更新して、次のステップSP28へ移る。
一方ステップSP11において否定結果が得られると、MPU20は次のステップSP13へ移り、予想通信速度比RVの値が1.0以上であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはオーディオ再生装置4が再生状況1にあると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP14へ移る。
ステップSP14においてMPU20は、再生状況1であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン1に更新して、次のステップSP28へ移る。
一方ステップSP13において否定結果が得られると、このことはオーディオ再生装置4が再生状況0であると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP15へ移る。
ステップSP15においてMPU20は、再生状況0であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン0に更新して、次のステップSP28へ移る。
これに対して、ステップSP8(図5)において肯定結果が得られると、このことは
再生状況を判定する際にバッファ26(図3)のデータ残量CRを考慮する必要があることを表しており、このときMPU20は次のステップSP16(図7)へ移る。
再生状況を判定する際にバッファ26(図3)のデータ残量CRを考慮する必要があることを表しており、このときMPU20は次のステップSP16(図7)へ移る。
ステップSP16においてMPU20は、ステップSP9と同様、予想通信速度比RVの値が3.0以上であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはオーディオ再生装置4が再生状況3であると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP17へ移る。
ステップSP17においてMPU20は、再生状況3であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン3に更新し、次のステップSP28へ移る。
一方ステップSP16において否定結果が得られると、MPU20は次のステップSP18へ移る。ステップSP18においてMPU20は、予想通信速度比RVの値が1.0以上であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、MPU20はさらに次のステップSP19へ移り、バッファ26のデータ残量CRが50[%]以上であるか否かを判定する。
このステップSP19において肯定結果が得られると、このことはバッファ26のデータ残量CRが充分であるためにオーディオ再生装置4が再生状況3であると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP20へ移る。
ステップSP20においてMPU20は、再生状況3であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン3に更新して、次のステップSP28へ移る。
一方ステップSP19において否定結果が得られると、このことはバッファ26のデータ残量CRがやや不足気味であるためにオーディオ再生装置4が再生状況2であると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP21へ移る。
ステップSP21においてMPU20は、再生状況2であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン2に更新して、次のステップSP28へ移る。
一方、ステップSP18において否定結果が得られると、このことは予想通信速度比RVの値が1.0未満であり、オーディオデータの受信速度が相対的に低いことを表しており、このときMPU20は次のステップSP22へ移る。
ステップSP22においてMPU20は、上述した(3)式に従い、データ残量CR、ビットレートBR及び通信速度推定値VEを用いて予想再生継続時間TEを算出し、次のステップSP23へ移る。
ステップSP23においてMPU20は、予想再生継続時間TEが5秒以上であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはオーディオ再生装置4が再生状況2であると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP24へ移る。
ステップSP24においてMPU20は、再生状況2であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン2に更新して、次のステップSP28へ移る。
一方ステップSP23において否定結果が得られると、MPU20はさらに予想再生継続時間TEが2秒以上であるか否かを判定する。ここで肯定結果が得られると、このことはオーディオ再生装置4が再生状況1であると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP26へ移る。
ステップSP26においてMPU20は、再生状況1であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン1に更新して、次のステップSP28へ移る。
これに対してステップSP25において否定結果が得られると、このことはオーディオ再生装置4が再生状況0であると見なし得ることを表しており、このときMPU20は次のステップSP27へ移る。
ステップSP27においてMPU20は、再生状況0であると予測し表示コントローラ24を介してディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを表示パターン0に更新して、次のステップSP28へ移る。
ステップSP28においてMPU20は、再生状況提示処理手順RT1を終了する。
因みにオーディオ再生装置4のMPU20は、電源が投入されている間、所定時間間隔(例えば3秒間)ごとに再生状況提示処理手順RT1を実行しており、定期的に再生状況を予測し再生状況表示マークMを更新して常に最新の再生状況をユーザに通知し得るようになされている。
またオーディオ再生装置4のMPU20は、上述したテストモードの場合、ステップSP3において理論的な通信速度推定値VEを算出し、ステップSP6において便宜的に標準的なビットレート(例えば128[kb/s])を再生ビットレートBRとした上で、ステップSP7以降の処理をオーディオ再生モードの場合と同様に行うようになされている。
(4)動作及び効果
以上の構成において、オーディオ再生装置4のMPU20は、(1)式に従いリンク速度VL、電波強度LR及びS/N比SNR等を用いて通信速度推定値VEを算出し、さらに(2)式に従い当該通信速度推定値VEと再生ビットレートBRとを用いて予想通信速度比RVを算出し、当該予想通信速度比RVに応じて再生状況を判定した上で当該再生状況に応じた再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示する。
以上の構成において、オーディオ再生装置4のMPU20は、(1)式に従いリンク速度VL、電波強度LR及びS/N比SNR等を用いて通信速度推定値VEを算出し、さらに(2)式に従い当該通信速度推定値VEと再生ビットレートBRとを用いて予想通信速度比RVを算出し、当該予想通信速度比RVに応じて再生状況を判定した上で当該再生状況に応じた再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示する。
従ってオーディオ再生装置4のMPU20は、アクセスポイント3と無線LANアダプタ23(図3)との間の無線接続の状態としてではなく、オーディオデータを継続的に再生し得るか否かについての予測結果を再生状況表示マークMの表示パターンによりユーザに通知することができるので、当該ユーザにとって最大の関心事である当該オーディオデータの音声が途切れるか否かについて、当該再生状況表示マークMにより直接的に認識させることができる。
このときオーディオ再生装置4のMPU20は、アクセスポイント3と無線LANアダプタ23(図3)との間の無線接続の状態のみでなく、実際に再生するオーディオデータのビットレート(すなわち再生ビットレートBR)も考慮することにより、オーディオデータの再生状況、すなわち当該オーディオデータを継続的に再生し得るか否かについて高い確度で推定することができ、これをユーザに通知することができる。
またオーディオ再生装置4のMPU20は、オーディオデータの再生中であれば、予想通信速度比RVが比較的小さい場合(3.0未満の場合)、アクセスポイント3と無線LANアダプタ23(図3)との間の無線接続の状態、オーディオデータのビットレートに加えて、バッファ26におけるデータ残量CRに応じて再生状況を判定する(ステップSP19)。
従ってオーディオ再生装置4のMPU20は、再生状況を判定する際に、オーディオデータを継続的に再生し得るか否かについての直接的な要因となるバッファ26のデータ残量CRを反映することができ、当該再生状況の高精度な判定結果をユーザに通知することができる。
さらにオーディオ再生装置4のMPU20は、予想通信速度比RVが非常に小さい場合(1.0未満の場合)、(3)式に従いデータ残量CR、ビットレートBR及び通信速度推定値VEを用いて予想再生継続時間TEを算出し、当該予想再生継続時間TEに応じて再生状況を判定する(ステップSP23及びSP25)。
これによりオーディオ再生装置4のMPU20は、オーディオデータを継続的に何秒間再生し得るかを表す予想再生継続時間TEの値に応じて、一段と厳密に判定された再生状況をユーザに通知することができる。
以上の構成によれば、オーディオ再生装置4のMPU20は、リンク速度VL、電波強度LR及びS/N比SNR等を用いて通信速度推定値VEを算出し、さらに当該通信速度推定値VEと再生ビットレートBRとを用いて予想通信速度比RVを算出して、当該予想通信速度比RVに応じて再生状況を予測し再生状況表示マークMをディスプレイ25に表示することにより、再生状況の判定結果をユーザに通知することができるので、当該オーディオデータの音声を継続的に出力し得るか否かについて当該ユーザに直接的に認識させることができる。
(5)他の実施の形態
なお上述した実施の形態においては、通信速度推定値VEを算出する際に無線接続状態値(すなわちリンク速度VL、電波強度LR及びS/N比SNR)の3種類の検出値を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば無線接続状態値のうち任意の2つの値や1つの検出値を用いて当該通信速度推定値VEを算出するようにしても良い。この場合、検出値以外の無線接続状態値として検出値に代えて理論値を用いればよい。またこの場合、オーディオ再生装置4が無線接続状態値のうち一部の値を正しく取得できない場合等に所定の理論値を代替値として用いても良く、或いは予め無線接続状態値の一部の値(例えばS/N比SNR)について検出値ではなく理論値を用いるようにしていても良い。
なお上述した実施の形態においては、通信速度推定値VEを算出する際に無線接続状態値(すなわちリンク速度VL、電波強度LR及びS/N比SNR)の3種類の検出値を用いるようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば無線接続状態値のうち任意の2つの値や1つの検出値を用いて当該通信速度推定値VEを算出するようにしても良い。この場合、検出値以外の無線接続状態値として検出値に代えて理論値を用いればよい。またこの場合、オーディオ再生装置4が無線接続状態値のうち一部の値を正しく取得できない場合等に所定の理論値を代替値として用いても良く、或いは予め無線接続状態値の一部の値(例えばS/N比SNR)について検出値ではなく理論値を用いるようにしていても良い。
このように無線接続状態値のうち2つの検出値や1つの検出値を用いた場合、上述した3つの検出値を用いた場合と比較して、通信速度推定値VEの精度が低下するものの、次善の通信速度推定値VEを得ることができる。
また上述した実施の形態においては、オーディオデータの再生中であるか否かに応じて再生状況の予測手法を変更する(ステップSP8、図5)ようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばオーディオデータの再生中であってもバッファ26のデータ残量CRを考慮せず、ステップSP9〜SP15(図6)の処理に従い再生状況を判定し再生状況表示マークMを更新するようにしても良い。
この場合、再生状況の判定精度が若干低下するものの、オーディオ再生装置4のMPU20における処理負荷を軽減することができる。
さらに上述した実施の形態においては、予想通信速度比RVが1.0未満の場合のみ予想再生継続時間TCを算出して(ステップSP22、図7)再生状況を判定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば予想通信速度比RVが1.0以上の場合にも予想再生継続時間TCを算出し、当該予想再生継続時間TCに応じて再生状況を判定するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、予想通信速度比RVが1.0以上3.0未満の場合にバッファ26のデータ残量CRを基に再生状況を判定するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば予想通信速度比RVが1.0未満又は3.0以上の場合に、バッファ26のデータ残量CRを基に再生状況を判定するようにしても良い。また再生状況を判定する際のデータ残量CRのしきい値としては、50%とする以外にも、任意の割合や容量をしきい値としても良く、或いは2種類以上のしきい値により3段階以上の再生状況に判定するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、オーディオデータの非再生中の場合、予想通信速度比RVに応じて再生状況を4段階に分類するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該再生状況を3段階以下や5段階以上に分類するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、予想通信速度比RV等に基づいて判定した再生状況を再生状況表示マークMによってユーザに通知するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば再生状況2以下であった場合に、当該再生状況表示マークMに加えて、「電波強度が低すぎます」や「ノイズレベルが高すぎます」等の文字列や所定のアイコン等により、再生状況が低下した要因をディスプレイ25に表示するようにしても良い。
この場合、電波強度VLやS/N比SNR、或いは予想再生継続時間TE等を具体的な数値やバー表示の長さ、或いは表示色等によって表示するようにしても良い。さらには、再生状況にかかわらず、これらの値を常にディスプレイ25に表示するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、テストモードにおいてミュートをかけ音声を出力しないようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばテストモードの場合、所定のテスト用音声(例えば1[kHz]の単音等)を出力し、テストモードで正常に動作していることを音声によりユーザに通知するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、テストモードにおいて、無線接続における理論的なリンク速度VL、電波強度LR、及びS/N比SNR等を用いて通信速度推定値VEを算出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばオーディオデータと同等のビットレートでなるテスト用のダミーデータを実際に送信し、当該ダミーデータの受信時におけるリンク速度VL、電波強度LR、及びS/N比SNR等を用いて通信速度推定値VEを算出するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、所定時間間隔(例えば3秒間)ごとに再生状況提示処理手順RT1(図5〜図7)を実行し再生状況表示マークMを更新するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばテストモードのときのみ再生状況提示処理手順RT1の実行間隔を短く(例えば1秒間ごと等)するようにしても良い。これにより、例えばユーザが再生状況表示マークMを参照しながらオーディオ再生装置4又はアクセスポイント3を移動させ最適な設置場所を探している場合等に、当該再生状況表示マークMが更新されるまでユーザを待たせる時間を低減できる。
さらに上述した実施の形態においては、ディスプレイ25に表示する再生状況表示マークMを変更することにより再生状況をユーザに通知するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば所定のインジケータの表示色や点滅パターン、或いはスピーカを介したアラーム音等の種々の通知手段により再生状況をユーザに通知するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、アクセスポイント3とオーディオ再生装置4の無線LANアダプタ23との間でIEEE802.11a/b/gなどの無線LAN規格に基づいた無線通信処理を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばBluetooth(登録商標)やワイヤレスUSB(Universal Serial Bus)等、種々の規格に基づいた無線通信処理を行うようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、サーバ2により復号化処理されリニアPCMでなるオーディオデータを生成し、これをオーディオ再生装置4へ送出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばサーバ2から所定の符号化方式により圧縮符号化されたままのオーディオデータをオーディオ再生装置4へ送出し、これを当該オーディオ再生装置4において復号化するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、サーバ2から配信されるコンテンツとしてのオーディオデータをオーディオ再生装置4がストリーミング再生するオーディオシステムに本発明を適用する場合ついて述べたが、本発明はこれに限らず、例えばサーバ2にビデオデータを蓄積しておき、当該サーバ2から配信されるビデオデータをビデオ再生装置がストリーミング再生するビデオシステム等、連続的に再生すべき種々のコンテンツデータをストリーミング再生する種々の再生システムに本発明を適用するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、再生状況提示プログラムをMPU20内の内蔵メモリ(図示せず)やフラッシュメモリ21等に格納するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、当該再生状況提示プログラムを例えば図示しない小型メモリーカード等の外部記憶媒体から読み出しフラッシュメモリ21に記憶させる他、図示しないUSB(Universal Serial Bus)ケーブル等の通信ケーブルを介して所定のコンピュータ等から受信し、さらには図示しないサーバ2からアクセスポイント3を介した無線通信により受信する等、当該再生状況提示プログラムを外部から取得してフラッシュメモリ21に格納するようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、オーディオ再生装置4のMPU20が再生状況提示プログラムを実行することにより再生状況提示処理手順RT1に従って再生状況の判定及び表示を行うようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えばオーディオ再生装置4がハードウェア構成による再生状況提示回路を有し、当該再生状況提示回路により再生状況の判定及び表示を行うようにしても良い。
さらに上述した実施の形態においては、受信手段としての無線LANアダプタ23と、供給手段及び再生状況予測手段としてのMPU20と、提示手段としてのディスプレイ25とによって再生状況提示装置としてのオーディオ再生装置4を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、その他種々の回路構成でなる受信手段と、供給手段と、再生状況予測手段と、提示手段とによって再生状況提示装置を構成するようにしても良い。
本発明は、無線ネットワークを介してビデオやオーディオなどの連続したコンテンツデータを送信する種々のコンテンツ再生システムでも利用できる。
1……オーディオシステム、2……サーバ、3……アクセスポイント、4……オーディオ再生装置、20……MPU、21……フラッシュメモリ、23……無線LANアダプタ、24……表示コントローラ、25……ディスプレイ、26……バッファ、27……DAコンバータ。
Claims (17)
- 連続するコンテンツデータを供給するコンテンツサーバと、上記コンテンツデータを取得して再生するコンテンツ再生装置とを有する再生状況提示システムであって、
上記コンテンツ再生装置は、
上記コンテンツサーバから無線ネットワークを介して上記コンテンツデータを受信する受信手段と、
上記コンテンツデータを逐次再生する再生部に対して上記コンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給する供給手段と、
上記再生部で上記コンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測する再生状況予測手段と、
上記予測した再生状況を提示する提示手段と
を具えることを特徴とする再生状況提示システム。 - 所定のコンテンツサーバから無線ネットワークを介して連続するコンテンツデータを受信する受信手段と、
上記コンテンツデータを逐次再生する再生部に対して上記コンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給する供給手段と、
上記再生部で上記コンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測する再生状況予測手段と、
上記予測した再生状況を提示する提示手段と
を具えることを特徴とする再生状況提示装置。 - 上記再生状況予測手段は、
上記無線ネットワークを介した上記コンテンツデータの受信速度と上記供給速度との比を基に、上記再生状況を予測する
ことを特徴とする請求項2に記載の再生状況提示装置。 - 上記再生状況予測手段は、
上記無線ネットワークにおけるリンク速度、電波の受信強度及びS/N(Signal/Noise)比のうち少なくとも一つを基に上記受信速度の推定値を算出し、当該受信速度の推定値と上記供給速度との比を基に上記再生状況を予測する
ことを特徴とする請求項3に記載の再生状況提示装置。 - 上記再生状況予測手段は、
上記電波の受信強度及び上記S/N比にそれぞれ所定の係数を乗じて加算した値に上記リンク速度を乗じることにより上記受信速度の推定値を算出する
ことを特徴とする請求項4に記載の再生状況提示装置。 - 上記受信手段により受信し上記再生部に供給する前の上記コンテンツデータを一時蓄積する一時蓄積手段と
を具え、
上記再生状況予測手段は、
上記再生部により上記コンテンツデータを再生しているとき、
上記無線ネットワークを介した上記コンテンツデータの受信速度及び上記供給速度に加え、上記一時蓄積手段における上記コンテンツデータの蓄積量を加味して上記再生状況を予測する
ことを特徴とする請求項2に記載の再生状況提示装置。 - 上記再生状況予測手段は、
上記無線ネットワークを介した上記コンテンツデータの受信速度と上記供給速度との差分値により上記一時蓄積手段における上記コンテンツデータの蓄積量を除算することにより上記一時蓄積手段に蓄積した上記コンテンツデータが枯渇するまでの予想時間を算出し、当該予想時間を基に上記再生状況を予測する
ことを特徴とする請求項6に記載の再生状況提示装置。 - 上記提示手段は、
上記再生状況と共に上記予想時間を所定の表示部に表示する
ことを特徴とする請求項7に記載の再生状況提示装置。 - 上記提示手段は、
上記再生状況予測手段により上記再生部に対する上記コンテンツデータの供給が途切れると推定された場合、上記再生状況と共に上記コンテンツデータの供給が途切れる理由を提示する
ことを特徴とする請求項2に記載の再生状況提示装置。 - 所定のコンテンツサーバから無線ネットワークを介して連続するコンテンツデータを受信する受信ステップと、
上記コンテンツデータを逐次再生する再生部に対して上記コンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給する供給ステップと、
上記再生部で上記コンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測する再生状況予測ステップと、
上記予測した再生状況を提示する提示ステップと
を具えることを特徴とする再生状況提示方法。 - 再生状況提示装置に対して、
所定のコンテンツサーバから無線ネットワークを介して連続するコンテンツデータを受信する受信ステップと、
上記コンテンツデータを逐次再生する再生部に対して上記コンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給する供給ステップと、
上記再生部で上記コンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測する再生状況予測ステップと、
上記予測した再生状況を提示する提示ステップと
を実行させることを特徴とする再生状況提示プログラム。 - 所定のコンテンツサーバから無線ネットワークを介して連続するコンテンツデータを受信する受信手段と、
上記コンテンツデータを逐次再生する再生部に対して上記コンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給する供給手段と、
上記再生部で上記コンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測する際の予測手法を、上記コンテンツデータの再生中であるか否かに応じて切り換える予測手法切換手段と、
上記切り換えた上記予測手法により上記再生状況を予測する予測手段と、
上記予測した再生状況を提示する提示手段と
を具えることを特徴とする再生状況提示装置。 - 上記予測手法切換手段は、
上記コンテンツデータの再生中でない場合、上記受信手段により上記コンテンツデータに代えてテスト用のテストデータを受信させ、
上記予測手段は、
上記無線ネットワークを介した上記テストデータの受信速度と、所定の標準供給速度とを基に、上記再生状況を予測する
ことを特徴とする請求項12に記載の再生状況提示装置。 - 上記供給手段は、
上記テストデータを上記再生部へ供給しないことにより当該テストデータを再生させない
ことを特徴とする請求項13に記載の再生状況提示装置。 - 上記受信手段は、
上記コンテンツデータを受信せず理論的に上記受信速度を算出し、
上記予測手段は、
上記理論的に算出された上記受信速度と所定の標準供給速度とを基に上記再生状況を予測する
ことを特徴とする請求項12に記載の再生状況提示装置。 - 所定のコンテンツサーバから無線ネットワークを介して連続するコンテンツデータを受信する受信ステップと、
上記コンテンツデータを逐次再生する再生部に対して上記コンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給する供給ステップと、
上記再生部で上記コンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測する際の予測手法を、上記コンテンツデータの再生中であるか否かに応じて切り換える予測手法切換ステップと、
上記切り換えた上記予測手法により上記再生状況を予測する予測ステップと、
上記予測した再生状況を提示する提示ステップと
を具えることを特徴とする再生状況提示方法。 - 再生状況提示装置に対して、
所定のコンテンツサーバから無線ネットワークを介して連続するコンテンツデータを受信する受信ステップと、
上記コンテンツデータを逐次再生する再生部に対して上記コンテンツデータを当該コンテンツデータ固有の供給速度で継続して供給する供給ステップと、
上記再生部で上記コンテンツデータを継続して再生し得るか否かを再生状況として予測する際の予測手法を、上記コンテンツデータの再生中であるか否かに応じて切り換える予測手法切換ステップと、
上記切り換えた上記予測手法により上記再生状況を予測する予測ステップと、
上記予測した再生状況を提示する提示ステップと
を実行させることを特徴とする再生状況提示プログラム。
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