JP4632078B2 - コンテンツ提供システム、提供装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

コンテンツ提供システム、提供装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

本発明は、コンテンツ提供システム、提供装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、距離に応じた質のコンテンツを提供することができるようにしたコンテンツ提供システム、提供装置および方法、受信装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
従来の無線通信において、コンテンツの送信者と受信者(送信者が利用する機器と受信者が利用する機器)の間で送受信されるコンテンツは、その間の距離にかかわらず質が一定であることが一般的である。
例えば、送受信されるコンテンツがテキストデータである場合、その文字数は一定であり、静止画である場合、その解像度、大きさは一定である。また、動画、音声についても、それぞれ、そのビットレートや音量などが一定である。
すなわち、コンテンツの送信者と受信者の間にどんなに距離があっても、送受信されるコンテンツは均質のものであることから、送信者と受信者は、送受信されるコンテンツからはお互いにその距離を感じることはない。
ところで、特許文献1には、通信相手の機器までの距離が直感的にわかるように、例えば、通信相手の機器を表す画像を、距離に応じて濃度や大きさを変えて表示するようにした技術が開示されている。
国際公開第03/021825号パンフレット
実空間においては、人は、より詳しく見るために興味を惹かれたものに近づいてみたり、興味がなかったり気に入らないものから遠ざかったりするように、対象との距離を、1つの情報フィルタリング方法として無意識に用いている。
また、発生源に近づくと次第に音量が大きくなり、遠ざかると次第に音量が小さくなることを手がかりに、人は、音量の大小変化によって対象との距離をつかんでいる。
このように、実空間では対象との距離によってその質が自然に調整されていることから、送受信されるコンテンツについても、そのような距離に応じて質が変わるものである方が、日常における環境や状況に即していて非常に分かり易い。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、距離に応じた質のコンテンツを提供することができるようにするものである。
本発明のコンテンツ提供システムは、無線通信を介して直接接続される提供装置と受信装置からなるコンテンツ提供システムであって、そのうちの提供装置は、記憶手段と、第1の通信手段と、要求判定手段と、取得手段とを備え、記憶手段は、コンテンツおよび提供装置と受信装置との間の距離とコンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、第1の通信手段は、記憶手段に記憶されている対応テーブルを受信装置に送信するとともに、コンテンツの要求を受信装置から受信し、要求判定手段は、第1の通信手段により受信されたコンテンツの要求に基づいて要求されるコンテンツを判定し、取得手段は、要求判定手段により判定されたコンテンツを記憶手段から取得し、第1の通信手段は、取得手段により取得されたコンテンツを受信装置に送信し、受信装置は、第2の通信手段と、測定手段と、決定手段と、出力制御手段とを備え、第2の通信手段は、提供装置から対応テーブルを受信し、測定手段は、提供装置と受信装置との間の距離を測定決定手段は、距離の測定結果と対応テーブルに基づいて、対応するコンテンツを決定し、第2の通信手段は、決定手段により決定されたコンテンツの要求を提供装置に送信するとともに、提供装置から提供されてきた、距離に対応するコンテンツを受信し、出力制御手段は、第2の通信手段により受信されたコンテンツを出力する
本発明の提供装置は、コンテンツの出力を行う受信装置と直接無線通信を行う提供装置であって、記憶手段と、通信手段と、要求判定手段と、取得手段とを備え、記憶手段は、提供装置と受信装置との間の距離とコンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、通信手段は、記憶手段に記憶されている対応テーブルを受信装置に送信するとともに、対応テーブルに基づいて決定されたコンテンツの要求を受信装置から受信し、要求判定手段は、通信手段により受信されたコンテンツの要求に基づいて要求されるコンテンツを判定し、取得手段は、要求判定手段により判定されたコンテンツを記憶手段から取得し、取得したコンテンツに基づいて、提供装置と受信装置との間の距離に対応する大きさのコンテンツを生成し、通信手段は、取得手段により生成されたコンテンツを受信装置に送信する。
提供装置と受信装置との間の距離を測定する測定手段と、提供装置と受信装置との間の距離の測定結果と対応テーブルに基づいて、対応するコンテンツを決定する決定手段とをさらに備え、取得手段は、決定手段により決定されたコンテンツを記憶手段から取得し、取得したコンテンツに基づいて、提供装置と受信装置との間の距離に対応する大きさのコンテンツを生成することができる。
本発明の提供方法は、記憶手段と、通信手段と、要求判定手段と、取得手段とを備え、コンテンツの出力を行う受信装置と直接無線通信を行う提供装置の提供方法において、記憶手段は、提供装置と受信装置との間の距離とコンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、通信手段は、記憶手段に記憶されている対応テーブルを受信装置に送信するとともに、対応テーブルに基づいて決定されたコンテンツの要求を受信装置から受信し、要求判定手段は、通信手段により受信されたコンテンツの要求に基づいて要求されるコンテンツを判定し、取得手段は、要求判定手段により判定されたコンテンツを記憶手段から取得し、取得したコンテンツに基づいて、提供装置と受信装置との間の距離に対応する大きさのコンテンツを生成し、通信手段は、取得手段により生成されたコンテンツを受信装置に送信する。
本発明の第1の記録媒体に記録されているプログラムは、コンテンツの出力を行う受信装置と直接無線通信を行う提供装置を制御するコンピュータを、記憶手段と、通信手段と、要求判定手段と、取得手段として機能させるプログラムであって、記憶手段は、提供装置と受信装置との間の距離とコンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、通信手段は、記憶手段に記憶されている対応テーブルを受信装置に送信するとともに、対応テーブルに基づいて決定されたコンテンツの要求を受信装置から受信し、要求判定手段は、通信手段により受信されたコンテンツの要求に基づいて要求されるコンテンツを判定し、取得手段は、要求判定手段により判定されたコンテンツを記憶手段から取得し、取得したコンテンツに基づいて、提供装置と受信装置との間の距離に対応する大きさのコンテンツを生成し、通信手段は、取得手段により生成されたコンテンツを受信装置に送信する。
本発明の第1のプログラムは、コンテンツの出力を行う受信装置と直接無線通信を行う提供装置を制御するコンピュータを、記憶手段と、通信手段と、要求判定手段と、取得手段として機能させるプログラムであって、記憶手段は、提供装置と受信装置との間の距離とコンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、通信手段は、記憶手段に記憶されている対応テーブルを受信装置に送信するとともに、対応テーブルに基づいて決定されたコンテンツの要求を受信装置から受信し、要求判定手段は、通信手段により受信されたコンテンツの要求に基づいて要求されるコンテンツを判定し、取得手段は、要求判定手段により判定されたコンテンツを記憶手段から取得し、取得したコンテンツに基づいて、提供装置と受信装置との間の距離に対応する大きさのコンテンツを生成し、通信手段は、取得手段により生成されたコンテンツを受信装置に送信する。
本発明の受信装置は、コンテンツの提供を行う提供装置と直接無線通信を行う受信装置であって、通信手段と、測定手段と、決定手段と、出力制御手段とを備え、通信手段は、提供装置から対応テーブルを受信し、測定手段は、提供装置と受信装置との間の距離を測定し、決定手段は、距離の測定結果と対応テーブルに基づいて、対応するコンテンツを決定し、通信手段は、決定手段により決定されたコンテンツの要求を提供装置に送信するとともに、提供装置から提供されてきた、距離に対応するコンテンツを受信し、出力制御手段は、通信手段により受信されたコンテンツを出力する
本発明の受信方法は、通信手段と、測定手段と、決定手段と、出力制御手段とを備え、コンテンツの提供を行う提供装置と直接無線通信を行う受信装置の受信方法において、通信手段は、提供装置から対応テーブルを受信し、測定手段は、提供装置と受信装置との間の距離を測定し、決定手段は、距離の測定結果と対応テーブルに基づいて、対応するコンテンツを決定し、通信手段は、決定手段により決定されたコンテンツの要求を提供装置に送信するとともに、提供装置から提供されてきた、距離に対応するコンテンツを受信し、出力制御手段は、通信手段により受信されたコンテンツを出力する
本発明の第2の記録媒体に記録されているプログラムは、コンテンツの提供を行う提供装置と直接無線通信を行う受信装置を制御するコンピュータを、通信手段と、測定手段と、決定手段と、出力制御手段として機能させるプログラムであって、通信手段は、提供装置から対応テーブルを受信し、測定手段は、提供装置と受信装置との間の距離を測定し、決定手段は、距離の測定結果と対応テーブルに基づいて、対応するコンテンツを決定し、通信手段は、決定手段により決定されたコンテンツの要求を提供装置に送信するとともに、提供装置から提供されてきた、距離に対応するコンテンツを受信し、出力制御手段は、通信手段により受信されたコンテンツを出力する
本発明の第2のプログラムは、コンテンツの提供を行う提供装置と直接無線通信を行う受信装置を制御するコンピュータを、通信手段と、測定手段と、決定手段と、出力制御手段として機能させるプログラムであって、通信手段は、提供装置から対応テーブルを受信し、測定手段は、提供装置と受信装置との間の距離を測定し、決定手段は、距離の測定結果と対応テーブルに基づいて、対応するコンテンツを決定し、通信手段は、決定手段により決定されたコンテンツの要求を提供装置に送信するとともに、提供装置から提供されてきた、距離に対応するコンテンツを受信し、出力制御手段は、通信手段により受信されたコンテンツを出力する
本発明のコンテンツ提供システムにおいては、コンテンツおよび提供装置と受信装置との間の距離とコンテンツを対応付ける対応テーブルが記憶され、記憶されている対応テーブルが受信装置に送信されるとともに、コンテンツの要求が受信装置から受信され、受信されたコンテンツの要求に基づいて要求されるコンテンツが判定され、判定されたコンテンツが取得され、取得されたコンテンツが受信装置に送信される。また、提供装置から対応テーブルが受信され、提供装置と受信装置との間の距離が測定され、距離の測定結果と対応テーブルに基づいて、対応するコンテンツが決定され、決定されたコンテンツの要求が提供装置に送信されるとともに、提供装置から提供されてきた、距離に対応するコンテンツが受信され、受信されたコンテンツが出力される。
本発明の提供装置および方法、第1の記録媒体、並びに第1のプログラムにおいては、提供装置と受信装置との間の距離とコンテンツを対応付ける対応テーブルが記憶され、記憶されている対応テーブルが受信装置に送信されるとともに、対応テーブルに基づいて決定されたコンテンツの要求が受信装置から受信され、受信されたコンテンツの要求に基づいて要求されるコンテンツが判定され、判定されたコンテンツが記憶手段から取得され、取得されたコンテンツに基づいて、提供装置と受信装置との間の距離に対応する大きさのコンテンツが生成され、生成されたコンテンツが受信装置に送信される。
本発明の受信装置及び方法、第2の記録媒体、並びに第2のプログラムにおいては、提供装置から対応テーブルが受信され、提供装置と受信装置との間の距離が測定され、距離の測定結果と対応テーブルに基づいて、対応するコンテンツが決定され、決定されたコンテンツの要求が提供装置に送信されるとともに、提供装置から提供されてきた、距離に対応するコンテンツが受信され、受信されたコンテンツが出力される。
本発明によれば、コンテンツを提供することができる。特に、距離に応じた質のコンテンツを提供することができる。
これにより、コンテンツの受け手に対して距離感を伝えることが可能となる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明に係るコンテンツ提供システムの概念を示している。
コンテンツ提供システム1は、コンテンツ提供側としてのPDA(Personal Digital Assistants)2と、コンテンツ受信側としての携帯電話機3とが、例えば、IEEE(Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.11a、IEEE802.11b、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))通信、あるいは、UWB(Ultra Wide Band)などの無線通信規格に準拠した無線通信により接続されることで構成される。
なお、図1には、1台のPDA2と、1台の携帯電話機3のみが示されているが、これらは、勿論、複数台で構成することも可能である。また、機器の種類も、PDAと携帯電話機に限らず、ノートブック型のパーソナルコンピュータなどの各種の機器とすることも可能である。
PDA2は、携帯電話機3との間の距離と、コンテンツの質とを対応付けるテーブル(図2)を記憶している。そのテーブルは、例えば、携帯電話機3との通信の開始時にPDA2から携帯電話機3に提供される。
また、PDA2は、質の異なるコンテンツを複数記憶しており、携帯電話機3からの要求に応じて所定の質のコンテンツを読み出し、それを携帯電話機3に送信する。
携帯電話機3は、PDA2との間で通信が開始されたときにPDA2から提供されるテーブル(後述する図2)を取得し、記憶する。
また、携帯電話機3は、PDA2との距離を測定し、記憶しているテーブルに基づいて、測定した距離に対応するコンテンツの質を決定し、その質のコンテンツの提供をPDA2に要求する。携帯電話機3は、要求に応じてPDA2から提供される所定の質の動画や静止画のコンテンツを表示部11に表示させたり、音声のコンテンツをスピーカ12から再生させたりする。
図2は、距離とコンテンツの質とを対応付けるテーブルの例を示す図である。
同図に示されるように、テーブルには、距離、測定値(m)、および、要求コンテンツ(携帯電話機3がPDA2に要求するコンテンツの質)が関連付けられている。
距離は、「遠い」、「普通」、および「近い」が規定されており、ここでは、「遠い」は「10m」、「普通」は「3m」、「近い」は「1m」の測定値が得られる場合であるとされている。
また、「遠い」場合には「小さいサムネイル」を要求することが、「普通」の場合には「大きいサムネイル」を要求することが、「近い」の場合には「デモビデオ」(ストリーミング)を要求することがそれぞれ示されている。
すなわち、ここでは、提供されるコンテンツは画像(動画、静止画)である。また、その質は、大きさ、デモビデオで表されるものとされている。サムネイルの大きさが大きいほど、より質が高く、また、サムネイルよりビデオの方が、より質が高いことを表す。
提供されるコンテンツが画像(静止画、動画)である場合、質は、解像度や透明度で差が付けられるようにしてもよい。この場合、例えば、解像度が高いほど、また、透明度が低いほど、質が高いことを表す。
また、提供されるコンテンツが動画や音声である場合、質は、サンプリングレートで差が付けられるようにしてもよい。この場合、例えば、サンプリングレートが高いほど、質が高いことを表す。
以上のようなテーブルがPDA2に用意されており、携帯電話機3との通信開始時に、PDA2から携帯電話機3に提供され、携帯電話機3にも記憶される。なお、このテーブルは、PDA2から携帯電話機3に提供されるのではなく、携帯電話機3自身によって所定のサイトからダウンロードされたものが携帯電話機3に記憶されるようにしてもよい。
以下、適宜、距離と、コンテンツの質とを対応付ける図2に示すようなテーブルを対応テーブルという。
次に、図3および図4を参照して、PDA2と携帯電話機3との距離に応じて提供されるコンテンツの質の例について説明する。なお、携帯電話機3には、既に、図2に示したような対応テーブルが記憶されているものとする。
いま、例えば、図3の位置P1に携帯電話機3(携帯電話機3を持っているユーザ)があり、携帯電話機3を中心とする半径10mの円周上の位置P4にPDA2があるものとする。
この場合、携帯電話機3は、PDA2との間の距離の測定結果である10mの距離に応じて、対応テーブルから、図2の例では最も質の低い(悪い)「小さいサムネイル」を要求することを決定し、PDA2に対して「小さいサムネイル」の提供を要求する。
この要求に応じて、PDA2は、記憶しているコンテンツの中から「小さいサムネイル」を選択し、それを携帯電話機3に送信(提供)する。
このコンテンツを受信した携帯電話機3においては、例えば、図4Aに示されるように、小さいサムネイルであるサムネイル21が表示部11に表示される。図4Aの例においては、サムネイル21は、後述する、サムネイル21より質の高いサムネイルとは異なり、乗用車の輪郭だけを表示するものとされている。後述するサムネイル21より質の高いコンテンツである図4Bのサムネイル、図4Cのデモビデオには、ドアやタイヤなどの乗用車の詳細についても示されている。
また、位置P1から移動し、携帯電話機3が位置P2にあるとき、携帯電話機3は、PDA2との距離の測定結果である3mの距離に応じて、対応テーブルから、図2の例では「小さいサムネイル」より質の高い「大きいサムネイル」を要求することを決定し、PDA2に対して「大きいサムネイル」の提供を要求する。
この要求に応じて、PDA2は、記憶しているコンテンツの中から「大きいサムネイル」を選択し、それを携帯電話機3に送信する。
このコンテンツを受信した携帯電話機3においては、例えば、図4Bに示されるように、図4Aのサムネイル21と比較して大きいサムネイルであるサムネイル22が表示部11に表示される。
さらに、位置P2から移動し、携帯電話機3が位置P3にあるとき、携帯電話機3は、PDA2との距離の測定結果である0.8mの距離に応じて、対応テーブルから、図2の例では最も質の高い「デモビデオ」を要求することを決定し、PDA2に対して「デモビデオ」の提供を要求する。
この要求に応じて、PDA2は、記憶しているコンテンツの中から「デモビデオ」を選択し、それを携帯電話機3に送信する。
このコンテンツを受信した携帯電話機3においては、例えば、図4Cに示されるように、ストリーミングの画像であるデモビデオ23が表示部11の全体に表示される。
以上のように、PDA2と携帯電話機3の間の距離に応じて、携帯電話機3において出力されるコンテンツの質が異なるため、携帯電話機3のユーザは、その質から、コンテンツの提供者であるPDA2との距離を直感的に把握することができる。
例えば、乗用車の展示会の会場で、あるブースに載置されているPDA2との距離に応じて図4A乃至Cに示されるようなコンテンツが出力されることで、携帯電話機3のユーザは、図4Aのサムネイル21から、自分の位置からそのブースまではだいぶ距離が離れていることを確認できる。また、ユーザは、図4Bのサムネイル22からは、だいぶ近づいていることを確認でき、図4Cのデモビデオ23からは、そのブース近傍にいるこを確認できる。
次に、PDA2と携帯電話機3との間の距離の測定方法について説明する。なお、本実施の形態では、距離の測定方法は特に問わないので、ここでは、あくまで一例として説明する。
第1の方法は、受信する電波の強度に基づいて距離を測定するものである。すなわち、通信相手の機器から送信される電波の受信強度は、通常、距離に反比例するものであるから、電波強度が強いほど距離は近く、電波強度が弱いほど遠いものとされる。
これは、例えば、PDA2と携帯電話機3が、直接(アクセスポイントなどを介さずに)通信を行うBluetooth通信や、アドホックモードのIEEE802.11a,802.11bなどの無線通信を行う場合に用いられる。
第2の方法は、GPS(Global Positioning System)による測位結果に基づいてPDA2と携帯電話機3の間の距離を測定するものである。すなわち、この場合、PDA2と携帯電話機3にGPSモジュールが搭載され、それぞれの測位結果の差から、お互いの間の距離が測定される。
第3の方法は、PDA2と携帯電話機3がUWBの無線通信を行っている場合に、その通信で用いられる短いパルス波(1ns乃至数百ns)の反射波の遅延時間から、距離を測定するものである。UWBは、測距ができることを特徴の1つとする通信規格である。
第4の方法は、アクセスポイントの位置から、おおよその距離を測定するものである。
より具体的には、例えば、図5に示されるように、アクセスポイント(AP)31乃至33の電波の届く範囲がそれぞれ1mであり、かつ、アクセスポイント31と32の距離、およびアクセスポイント32と33の距離がそれぞれ10mである場合を想定する。
これらの情報は、距離を測定する携帯電話機3により取得されているものとする。また、PDA2がどのアクセスポイントに接続されているかの情報についても携帯電話機3により取得されているものとする。
この場合、アクセスポイント31に接続されている携帯電話機3からみれば、アクセスポイント33に接続されているPDA2との距離は、18mから22mの範囲で誤差は生じるものの、ほぼ20m(遠い)であると推測することができる。
また、アクセスポイント32に接続されている携帯電話機3からみれば、アクセスポイント33に接続されているPDA2との距離は、8mから12mの範囲で誤差は生じるものの、ほぼ10m(普通)であると推測することができる。
さらに、携帯電話機3がPDA2と同じアクセスポイント33に接続されている場合、それぞれの間の距離は0mから2mの範囲にあり、近いと推測することができる。
以上の例のようにして、PDA2と携帯電話機3との距離を測定することができる。以上のようにして距離を測定するとともに、それに応じてコンテンツの質を変えて出力させるPDA2と携帯電話機3の処理についてはフローチャートを参照して後述する。
図6は、PDA2の構成例を示すブロック図である。
制御部51は、通信部53および記憶部54を制御する。例えば、制御部51は、携帯電話機3から要求された所定の質のコンテンツを記憶部54から読み出し、それを通信部53およびアンテナ52を介して携帯電話機3に送信する。
アンテナ52は、通信部53から供給されるデータを電波として発信したり、あるいは、他の装置から発信された電波を受信して通信部53に供給する。
通信部53は、制御部51より供給された対応テーブルやコンテンツなどに対してD/A(Digital to Analog)変換処理や周波数変換処理等を施し、得られた信号をアンテナ52から送信させる。また、通信部53は、アンテナ52で受信された信号に対して、周波数変換処理やA/D変換処理等を施し、得られたデータを制御部51に出力する。
記憶部54は、対応テーブル、質の異なるコンテンツの他、制御部51が各種の処理を行う上で必要な制御プログラムなどを記憶する。
図7は、図6の制御部51の機能的構成例を示すブロック図である。
図7に示す機能的構成例は、例えば、記憶部54に記憶されている制御プログラムが制御部51により実行されることで実現される。
要求判定部61は、通信部53から供給されてきたデータに基づいて、携帯電話機3から送信されてきた要求の内容を判定する。要求判定部61による判定結果はコンテンツ管理部62に出力される。
携帯電話機3から送信されてくる要求には、例えば、ストリーミング開始要求(デモビデオの要求)、ストリーミング停止要求、小さいサムネイルの要求、大きいサムネイルの要求などがある。
コンテンツ管理部62は、要求判定部61から供給される判定結果に応じて、所定の質のコンテンツを記憶部54から読み出し、それを送信制御部63に出力する。
テーブル提供部64は、携帯電話機3との通信が開始された場合、記憶部54から対応テーブルを読み出し、それを送信制御部63から携帯電話機3に送信させる。
図8は、携帯電話機3の構成例を示すブロック図である。
制御部71は、通信部73、記憶部74、表示部11、およびスピーカ12を制御する。例えば、制御部71は、PDA2との間の距離を測定し、その測定結果に応じて、要求するコンテンツの質を決定する処理や、PDA2から送信されてきたコンテンツを出力する処理などを行う。
アンテナ72は、通信部73から供給されてきたデータを電波として発信したり、あるいは、他の装置から発信された電波またはパルス波を受信して通信部73に供給する。
通信部73は、制御部71から供給されてきたデータに対してD/A変換処理や周波数変換処理等を施し、得られた信号をアンテナ72から送信させる。また、通信部73は、アンテナ72で受信された信号に対して周波数変換処理やA/D変換処理等を施し、得られたデータを制御部71に供給する。
記憶部74は、PDA2から提供された対応テーブルやコンテンツの他、制御部71が各種の処理を行う上で必要な制御プログラムなどを記憶する。
図9は、図8の制御部71の機能的構成例を示すブロック図である。
図9に示す機能的構成例は、例えば、記憶部74に記憶されている制御プログラムが制御部71により実行されることで実現される。
距離測定部81は、上述した各種の方法によりPDA2との間の距離を測定する。例えば、電波強度に基づいて距離が測定される場合、距離測定部81には、アンテナ72における電波の受信強度を表すデータが供給される。距離測定部81による測定結果は質決定部82に出力される。
質決定部82は、テーブル管理部85から供給される対応テーブルに基づいて、距離測定部81から供給される測定結果の距離に対応する、PDA2に要求するコンテンツの質を決定する。また、質決定部82は、決定した質のコンテンツの提供をPDA2に要求することをコンテンツ取得部83に指示する。
コンテンツ取得部83は、通信部73を制御して、質決定部82により決定された質のコンテンツを送信することをPDA2に要求するとともに、要求に応じてPDA2から送信されてきたコンテンツを取得し、適宜、取得したコンテンツを記憶部74に記憶させる。また、コンテンツ取得部83は、記憶部74に記憶させたコンテンツを必要に応じて読み出し、読み出したコンテンツを出力制御部84に出力する。
出力制御部84は、コンテンツ取得部83から供給されてきたコンテンツが動画や静止画である場合、それらのコンテンツを表示部11に表示させ、コンテンツ取得部83から供給されてきたコンテンツが音声のコンテンツである場合、その音声のコンテンツをスピーカ12から出力させる。
テーブル管理部85は、通信開始時にPDA2から取得した対応テーブルを管理し、適宜、対応テーブルを質決定部82に提供する。
次に、以上の構成を有するPDA2と携帯電話機3の動作について説明する。
始めに、図10のフローチャートを参照して、携帯電話機3のコンテンツの受信処理について説明する。
PDA2との通信が開始されたとき、ステップS1において、携帯電話機3のテーブル管理部85は、PDA2から提供されてきた対応テーブルを取得し、それを記憶部74に記憶させる。以下、図2の対応テーブルがPDA2から取得されたものとする。
ステップS2において、距離測定部81は、PDA2との間の距離を測定し、その測定結果を質決定部82に出力する。このステップS2以降の処理は、所定の周期で繰り返し行われる。
質決定部82は、ステップS3において、距離測定部81から供給されてきた測定結果に基づいて、PDA2との間の距離が1m以下であるか否かを判定し、1m以下であると判定した場合、ステップS4に進む。この場合、PDA2との距離は「近い」で表され(図2)、そのことがテーブル管理部85が管理する対応テーブルに基づいて質決定部82により確認される。
ステップS4において、質決定部82は、ストリーミングによりデモビデオを再生中(ストリーミング中)であるか否かを判定する。ここでは、例えば、質決定部82が管理する図11乃至図13(図13A及びB)に示すようなテーブルに基づいて、デモビデオの出力中であるか否かが判定される。
図11のテーブルには、通信相手(ストリーミングコンテンツの提供者)を識別するIDに対してフラグが設定されている。通信相手を表すIDとしては、例えば、IP(Internet Protocol)アドレスやMAC(Media Access Control)アドレスが用いられる。
フラグがONである場合、それは、通信相手から提供されるコンテンツがストリーミング中であることを表す。従って、図11のテーブルは、ID「00100」、「00101」、「00104」で識別されるそれぞれの通信相手から提供されるコンテンツがストリーミング中であることを表す。
図12のテーブルでは、通信相手のIDに対してストリーミングで使用中のポート番号が管理されている。
図12の例においては、ID「00100」で識別される通信相手から提供されるコンテンツは「12345」番のポートを用いてストリーミング中であり、ID「00101」で識別される通信相手から提供されるコンテンツは「12346」番のポートを用いてストリーミング中であることが示されている。また、ID「00104」で識別される通信相手から提供されるコンテンツは「13332」番のポートを用いてストリーミング中であることが示されている。
図13Aのテーブルでは、通信相手のIDに対して、その通信相手から提供されるコンテンツの状態が制御Noで管理されている。制御Noで表されるコンテンツの状態は、図13Bのテーブルで定義されている。
図13Bにおいて、制御No「0」乃至「3」は、それぞれ、コンテンツのストリーミングが停止されていること、再生中であること(ストリーミング中であること)、一時停止中であること、早送り/巻き戻し操作が行われていることを示している。
従って、図13Aのテーブルは、ID「00100」で識別される通信相手から提供されるコンテンツはストリーミング中であり、他のIDで識別される通信相手から提供されるコンテンツは停止中であることを表す。
質決定部82は、以上のような各種のテーブルの設定に基づいて、コンテンツの状態がどのようなものであるのかを判定する。
図10の説明に戻り、ステップS4において、質決定部82は、デモビデオをストリーミング中であると判定した場合、処理を終了させる。この場合、前回の判定のときと同様、PDA2との距離が「近い」状態が保たれていることから、図4Cに示したようなデモビデオのストリーミングは続行される。
一方、質決定部82は、ステップS4において、ストリーミング中ではないと判定した場合、ステップS5に進み、ストリーミングを開始させる。
すなわち、質決定部82は、コンテンツ取得部83を制御してPDA2にストリーミングの開始を要求させる。その要求に応じてPDA2から提供され、コンテンツ取得部83により取得されたコンテンツは、出力制御部84に供給され、出力制御部84により再生が行われる。
これにより、PDA2との距離が「近い」場合には、図4Cに示したようなデモビデオ23が表示部11に表示される。その後、処理は終了される。
一方、ステップS3において、質決定部82は、PDA2との間の距離が1m以下ではないと判定した場合、ステップS6に進み、コンテンツのストリーミング中であるか否かを判定する。
ステップS6において、質決定部82は、PDA2から提供されるデモビデオのストリーミング中であると判定した場合、ステップS7に進み、それを停止させる。すなわち、コンテンツ取得部83からPDA2に対してストリーミングの停止が要求される。
これにより、例えば、PDA2との距離が離れた場合には、それまで行われていたストリーミングが停止されることになる。
ステップS6において、ストリーミング中ではないと判定された場合、ステップS7の処理はスキップされる。
ステップS8において、質決定部82は、PDA2との距離が10mより離れている(10mを含まず)か否かを判定し、10mより離れていると判定した場合、処理を終了させる。すなわち、PDA2との距離が十分に離れているため、ここでは、携帯電話機3にはPDA2から提供されるコンテンツは出力されない。
質決定部82は、ステップS8において、PDA2との距離が10mも離れていないと判定した場合、ステップS9に進み、PDA2との距離が、10m以下、かつ3mより大きい(3mを含まず)か否かを判定する。
ステップS9において、質決定部82は、PDA2との距離が10m以下かつ3mより大きいと判定した場合、ステップS10に進む。この場合、PDA2との距離は「遠い」で表される(図2)。
ステップS10において、コンテンツ取得部83は、PDA2との距離が「遠い」ときにPDA2から提供される「小さいサムネイル」が既に受信済みであるか否かを、記憶部74に記憶されているデータに基づいて判定する。
「小さいサムネイル」を含めて、PDA2により提供されるコンテンツが既に受信済みであるか否かは、例えば、図14Aに示すようなテーブルに基づいて判定される。
図14Aのテーブルでは、通信相手のIDに対して、その通信相手から提供されるサムネイルの種類と記録日時が管理されている。サムネイルNoで表されるコンテンツの種類は(質)、図14Bのテーブルで定義されている。
図14Bにおいて、サムネイルNo「1」乃至「3」は、それぞれ、最大(1MB以上)(上述のデモビデオを含む)、大(100KB以上、1MB未満)(大きいサムネイル)、小(100KB未満)(小さいサムネイル)を示している。
従って、図13Aのテーブルは、ID「00100」で識別される通信相手から提供されたデモビデオが「2004年2月18日 4:58」に記録されたこと、ID「00101」で識別される通信相手から提供されたデモビデオが「2004年1月5日 13:31」に記録されたことを表す。また、ID「00104」で識別される通信相手から提供された小さいサムネイルが「2003年12月27日 16:27」に記録されたことを表す。
図10の説明に戻り、コンテンツ取得部83は、ステップS10において、「小さいサムネイル」を既に受信済みであると判定した場合、ステップS11に進み、現在提供している「小さいサムネイル」のバージョンをPDA2に問い合わせる。
例えば、既に受信している「小さいサムネイル」が、PDA2が現在提供しているものと同じバージョンのものであることが確認された場合、ステップS12に進み、コンテンツ取得部83は、記憶部74からそれを読み出す。なお、例えば、記憶部74に記憶されているコンテンツ(「小さいサムネイル」)のバージョンが、PDA2が現在提供しているものより古い場合、最新のものがPDA2から取得される。
コンテンツ取得部83により記憶部74から読み出された「小さいサムネイル」は出力制御部84に出力され、ステップS13において、出力制御部85により表示部11に表示される。その後、処理は終了される。
これにより、PDA2との距離が「遠い」場合には、図4Aに示したようなサムネイル21が表示される。また、バージョンの問い合わせを行うようにしたため、受信してからある程度の時間が経過した古いバージョンのサムネイルが出力されることが防止され、PDA2が現在提供しているものと同じものが出力されることになる。
また、コンテンツ取得部83は、ステップS10において、「小さいサムネイル」をまだ受信していないと判定した場合、ステップS11に進み、「小さいサムネイル」の提供をPDA2に要求する。
コンテンツ取得部83は、要求に応じてPDA2から送信されてくる「小さいサムネイル」をステップS15において受信し、それを記憶部74に記憶させるとともに、出力制御部84に出力する。その後、処理はステップS13に進み、コンテンツ取得部83により新たに取得された「小さいサムネイル」が表示される。
一方、質決定部82は、ステップS9において、PDA2との距離が10m以下、かつ3mより大きいものではないと判定した場合、ステップS16に進み、次に、PDA2との距離が3m以下であるか否かを判定する。
PDA2との距離が3m以下ではないと判定した場合、質決定部82は処理を終了させ、3m以下であると判定した場合、ステップS17に進む。3m以下であると判定された場合、PDA2との距離は「普通」で表される(図2)。
ステップS17において、コンテンツ取得部83は、PDA2との距離が「普通」であるときにPDA2から提供される「大きいサムネイル」が既に受信済みであるか否かを、記憶部74に記憶されているデータに基づいて判定する。
コンテンツ取得部83は、ステップS17において、「大きいサムネイル」を既に受信済みであると判定した場合、ステップS18に進む。
ステップS18において、コンテンツ取得部83は、現在提供している「大きいサムネイル」のバージョンをPDA2に問い合わせ、既に受信している「大きいサムネイル」が、PDA2が提供しているものと同じバージョンのものであることを確認した場合、ステップS19に進み、記憶部74からそれを読み出す。
コンテンツ取得部83により読み出された「大きいサムネイル」は出力制御部84に出力され、ステップS20において出力制御部84により表示部11に表示される。その後、処理は終了される。
これにより、PDA2との距離が「普通」である場合には、図4Bに示したようなサムネイル22が表示される。
また、コンテンツ取得部83は、ステップS17において、「大きいサムネイル」をまだ受信していないと判定した場合、ステップS21に進み、「大きいサムネイル」の提供をPDA2に要求する。
コンテンツ取得部83は、要求に応じてPDA2から送信されてきた「大きいサムネイル」をステップS22において受信し、それを記憶部74に記憶させるとともに、出力制御部84に出力する。その後、処理はステップS20に進み、コンテンツ取得部83により新たに取得されたデータに基づいて「大きいサムネイル」が表示される。
以上の処理により、携帯電話機3の表示部11には、PDA2との距離に応じて、異なる質のコンテンツ(静止画、動画)が出力されることになる。
なお、以上においては、PDA2に対して、現在提供しているコンテンツのバージョンの問い合わせが行われ、現在提供しているコンテンツの方が、記憶部74に記憶されているコンテンツよりも新しいものである場合に初めて、その最新のコンテンツの取得が行われるとしたが、当然、記憶部74にコンテンツが記憶されているか否かにかかわらず、常に、最新のコンテンツがPDA2から取得されるようにしてもよい。
次に、図15のフローチャートを参照して、PDA2のコンテンツの送信処理について説明する。
携帯電話機3との通信が開始されたとき、ステップS41において、PDA2のテーブル提供部64は、現在提供しているコンテンツについての対応テーブルを記憶部54から読み出し、それを送信制御部63から携帯電話機3に送信させる。
ステップS42において、要求判定部61は、通信部53からの出力に基づいて、携帯電話機3からの要求を受信したか否かを判定し、受信したと判定するまで待機する。
ステップS42において、携帯電話機3からの要求を受信したと判定した場合、要求判定部61は、ステップS43に進み、次に、その受信した要求が、ストリーミングの停止要求(図10のステップS7で送信される要求)であるか否かを判定する。
要求判定部61は、ステップS43において、受信した要求がストリーミングの停止要求であると判定した場合、コンテンツ管理部62を制御し、ストリーミングを停止させる。
一方、ステップS43において、要求判定部61は、受信した要求がストリーミングの停止要求ではないと判定した場合、ステップS45に進み、受信した要求がストリーミングの開始要求(図10のステップS5で送信される要求)であるか否かを判定する。
要求判定部61は、ステップS45において、受信した要求がストリーミングの開始要求であると判定した場合、コンテンツ管理部62を制御し、ストリーミングを開始させる。コンテンツ管理部62は、ストリーミングにより提供するコンテンツを記憶部74から読み出し、それを送信制御部63から携帯電話機3に送信させる。
要求判定部61は、ステップS45において、受信した要求がストリーミングの開始要求ではないと判定した場合、ステップS47に進み、受信した要求が小さいサムネイルの送信要求(図10のステップS14で送信される要求)であるか否かを判定する。
要求判定部61は、ステップS47において、受信した要求が小さいサムネイルの送信要求であると判定した場合、コンテンツ管理部62を制御し、小さいサムネイルを携帯電話機3に提供させる。
すなわち、コンテンツ管理部62は、ステップS48において、携帯電話機3に提供する小さいサムネイルを記憶部74から読み出し、それを送信制御部63に出力する。コンテンツ管理部62から供給されてきた小さいサムネイルを受信した送信制御部63は、ステップS49において、その小さいサムネイルを通信部53から携帯電話機3に送信する。
一方、要求判定部61は、ステップS47において、受信した要求が小さいサムネイルの送信要求ではないと判定した場合、ステップS50に進み、受信した要求が大きいサムネイルの送信要求(図10のステップS21で送信される要求)であるか否かを判定する。
要求判定部61は、ステップS50において、受信した要求が大きいサムネイルの送信要求であると判定した場合、コンテンツ管理部62を制御し、大きいサムネイルを携帯電話機3に提供させる。
すなわち、コンテンツ管理部62は、ステップS51において、携帯電話機3に提供する大きいサムネイルを記憶部74から取得し、それを送信制御部63に出力する。コンテンツ管理部62から供給されてきた大きいサムネイルを受信した送信制御部63は、ステップS52において、その大きいサムネイルを通信部53から携帯電話機3に送信する。
ステップS44においてストリーミングが停止された後、ステップS46においてストリーミングが開始された後、ステップS49において小さいサムネイルが送信された後、および、ステップS52において大きいサムネイルが送信された後、処理は終了され、以上の処理が所定のタイミングで開始される。また、ステップS50において、受信された要求が大きいサムネイルの送信要求でもないと判定された場合、所定のエラー処理が行われた後、処理は終了される。
以上の処理により、携帯電話機3からの要求に応じた質のコンテンツがPDA2から提供されることになる。
以上においては、距離の測定は、コンテンツの受信側である携帯電話機3により行われるとしたが、コンテンツの送信側であるPDA2により行われるようにしてもよい。
この場合、PDA2により行われた距離の測定結果の距離に対応するコンテンツの質が、対応テーブルに基づいてPDA2により決定され、決定された質のコンテンツがPDA2から携帯電話機3に送信される。すなわち、この場合、携帯電話機3は、ただ、PDA2から送信されてくるコンテンツを受信し、それを出力することだけを行うことになる。
また、以上においては、PDA2には質の異なるコンテンツが複数用意されており、その中から、携帯電話機3に提供するコンテンツが選択されるものとしたが、1つのコンテンツが用意されており、携帯電話機3に提供する際に、その質が調整されるようにしてもよい。
例えば、携帯電話機3から「大きいサムネイル」が要求された場合、PDA2においては、予め用意される1つのコンテンツ(サムネイル)から、その「大きいサムネイル」が生成され、また、「小さいサムネイル」が要求された場合、予め用意される1つのコンテンツから、その「小さいサムネイル」が生成される。
これによっても、質の異なるコンテンツを提供させることができる。
また、対応テーブルによっては、各種のコンテンツを距離に応じて提供することが可能になる。
図16は、対応テーブルの他の例を示す図である。
この例においては、コンテンツの送信側の機器(例えば、PDA2)と、受信側の機器(例えば、携帯電話機3)の間の距離に応じて、提供されるコンテンツの内容そのものが切り替えられる。
すなわち、図16の例においては、PDA2と携帯電話機3の間の距離が「遠い」で表される距離(10m)の場合、「ショップ名」が提供され、「普通」で表される距離(5m)の場合、ショップの「内観写真」の画像が提供される。また、PDA2と携帯電話機3の間の距離が「近い」で表される距離(1m)の場合、「SALE」情報が提供され、「とても近い」で表される距離(0.3m)の場合、SALE商品の「価格」が提供される。
なお、このような対応テーブルに従ってコンテンツを提供するPDA2は、例えば、ある店舗内に置かれているものである。
このように、提供されるコンテンツの内容が切り替えられるようにすることで、例えば、一番離れているときに提供される「ショップ名」を見てその提供元の店舗に興味を持った携帯電話機3のユーザは、その店舗に近づき、近づいたときに提供される「内観写真」を見て、その店舗にさらに興味を持ったときにはもう少し近づくなどのように、実世界における距離による情報のフィルタリングがコンテンツの送受信においても再現されることになる。
図17は、提供されるコンテンツが音楽(音声)コンテンツである場合の対応テーブルの例を示す図である。
提供されるコンテンツが音楽コンテンツである場合、その質は、サンプリングレートの違いで表される。図17の例においては、PDA2と携帯電話機3の間の距離が「遠い」で表される距離(10m)の場合、「低い」レートのものが提供され、「普通」で表される距離(5m)の場合、「中」のレートのものが提供される。また、PDA2と携帯電話機3の間の距離が「近い」で表される距離(1m)の場合、「高い」レートのものが提供される。
このように、提供される音楽コンテンツのサンプリングレートが異なることにより、発信源に近い方が、よりクリアな音を聴くことができ、実世界での距離と音の関係を再現することができる。
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。この場合、そのソフトウェアを実行させる情報送信装置は、例えば、図18に示されるようなパーソナルコンピュータ100により構成される。
CPU(Central Processing Unit)101は、ROM(Read Only Memory)102に記憶されているプログラム、または、記憶部108からRAM(Random Access Memory)103にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM103にはまた、CPU101が各種の処理を実行する上において必要なデータなどが適宜記憶される。
CPU101、ROM102、およびRAM103は、バス104を介して相互に接続されている。このバス104にはまた、入出力インタフェース105も接続されている。
入出力インタフェース105には、キーボード、マウスなどよりなる入力部106、LCD(Liquid Crystal Display)などよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部107、ハードディスクなどより構成される記憶部108、ネットワークを介しての通信処理を行う通信部109が接続されている。
入出力インタフェース105にはまた、必要に応じてドライブ110が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブルメディア111が適宜装着され、それから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部108にインストールされる。
一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば、汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図18に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(登録商標)(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブルメディア111(パッケージメディア)により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM102や、記憶部108に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、本明細書において、各ステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表わすものである。
本発明に係るコンテンツ提供システムの概念を示す図である。 対応テーブルの例を示す図である。 PDAと携帯電話機の位置関係の例を示す図である。 携帯電話機において出力されるコンテンツの例を示す図である。 距離の測定方法の例について示す図である。 PDAの構成例を示すブロック図である。 図6の制御部の機能的構成例を示すブロック図である。 携帯電話機の構成例を示すブロック図である。 図8の制御部の機能的構成例を示すブロック図である。 携帯電話機の受信処理について説明するフローチャートである。 コンテンツの状態を管理するテーブルの例を示す図である。 コンテンツの状態を管理するテーブルの他の例を示す図である。 コンテンツの状態を管理するテーブルのさらに他の例を示す図である。 コンテンツを管理するテーブルの例を示す図である。 PDAの送信処理について説明するフローチャートである。 対応テーブルの他の例を示す図である。 対応テーブルのさらに他の例を示す図である。 パーソナルコンピュータの構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 コンテンツ提供システム, 2 PDA, 3 携帯電話機, 61 要求判定部, 62 コンテンツ管理部, 63 送信制御部, 64 テーブル提供部, 81 距離測定部, 82 質決定部, 83 コンテンツ取得部, 84 出力制御部, 85 テーブル管理部

Claims (10)

  1. 無線通信を介して直接接続される提供装置と受信装置からなるコンテンツ提供システムにおいて、
    前記提供装置は、
    記憶手段と、
    第1の通信手段と、
    要求判定手段と、
    取得手段と
    を備え、
    前記記憶手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離とコンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、
    前記第1の通信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記対応テーブルを前記受信装置に送信するとともに、前記コンテンツの要求を前記受信装置から受信し、
    前記要求判定手段は、前記第1の通信手段により受信された前記コンテンツの要求に基づいて要求される前記コンテンツを判定し、
    前記取得手段は、前記要求判定手段により判定された前記コンテンツを前記記憶手段から取得し、
    前記第1の通信手段は、前記取得手段により取得された前記コンテンツを前記受信装置に送信し、
    前記受信装置は、
    第2の通信手段と、
    測定手段と、
    決定手段と、
    出力制御手段と
    を備え、
    前記第2の通信手段は、前記提供装置から前記対応テーブルを受信し、
    前記測定手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離を測定し、
    前記決定手段は、前記距離の測定結果と前記対応テーブルに基づいて、対応する前記コンテンツを決定し、
    前記第2の通信手段は、前記決定手段により決定された前記コンテンツの要求を前記提供装置に送信するとともに、前記提供装置から提供されてきた、前記距離に対応する前記コンテンツを受信し、
    前記出力制御手段は、前記第2の通信手段により受信された前記コンテンツを出力する
    コンテンツ提供システム。
  2. コンテンツの出力を行う受信装置と直接無線通信を行う提供装置において、
    記憶手段と、
    通信手段と、
    要求判定手段と、
    取得手段と
    を備え、
    前記記憶手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離と前記コンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、
    前記通信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記対応テーブルを前記受信装置に送信するとともに、前記対応テーブルに基づいて決定された前記コンテンツの要求を前記受信装置から受信し、
    前記要求判定手段は、前記通信手段により受信された前記コンテンツの要求に基づいて要求される前記コンテンツを判定し、
    前記取得手段は、前記要求判定手段により判定された前記コンテンツを前記記憶手段から取得し、取得した前記コンテンツに基づいて、前記提供装置と前記受信装置との間の距離に対応する大きさの前記コンテンツを生成し、
    前記通信手段は、前記取得手段により生成された前記コンテンツを前記受信装置に送信する
    提供装置。
  3. 前記提供装置と前記受信装置との間の距離を測定する測定手段と、
    前記提供装置と前記受信装置との間の距離の測定結果と前記対応テーブルに基づいて、対応する前記コンテンツを決定する決定手段と
    をさらに備え、
    前記取得手段は、前記決定手段により決定された前記コンテンツを前記記憶手段から取得し、取得した前記コンテンツに基づいて、前記提供装置と前記受信装置との間の距離に対応する大きさの前記コンテンツを生成する
    請求項2に記載の提供装置。
  4. 記憶手段と、
    通信手段と、
    要求判定手段と、
    取得手段と
    を備え、コンテンツの出力を行う受信装置と直接無線通信を行う提供装置の提供方法において、
    前記記憶手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離と前記コンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、
    前記通信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記対応テーブルを前記受信装置に送信するとともに、前記対応テーブルに基づいて決定された前記コンテンツの要求を前記受信装置から受信し、
    前記要求判定手段は、前記通信手段により受信された前記コンテンツの要求に基づいて要求される前記コンテンツを判定し、
    前記取得手段は、前記要求判定手段により判定された前記コンテンツを前記記憶手段から取得し、取得した前記コンテンツに基づいて、前記提供装置と前記受信装置との間の距離に対応する大きさの前記コンテンツを生成し、
    前記通信手段は、前記取得手段により生成された前記コンテンツを前記受信装置に送信する
    提供方法。
  5. コンテンツの出力を行う受信装置と直接無線通信を行う提供装置を制御するコンピュータを、
    記憶手段と、
    通信手段と、
    要求判定手段と、
    取得手段と
    して機能させるプログラムであって、
    前記記憶手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離と前記コンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、
    前記通信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記対応テーブルを前記受信装置に送信するとともに、前記対応テーブルに基づいて決定された前記コンテンツの要求を前記受信装置から受信し、
    前記要求判定手段は、前記通信手段により受信された前記コンテンツの要求に基づいて要求される前記コンテンツを判定し、
    前記取得手段は、前記要求判定手段により判定された前記コンテンツを前記記憶手段から取得し、取得した前記コンテンツに基づいて、前記提供装置と前記受信装置との間の距離に対応する大きさの前記コンテンツを生成し、
    前記通信手段は、前記取得手段により生成された前記コンテンツを前記受信装置に送信する
    コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  6. コンテンツの出力を行う受信装置と直接無線通信を行う提供装置を制御するコンピュータを、
    記憶手段と、
    通信手段と、
    要求判定手段と、
    取得手段と
    して機能させるプログラムであって、
    前記記憶手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離と前記コンテンツを対応付ける対応テーブルを記憶し、
    前記通信手段は、前記記憶手段に記憶されている前記対応テーブルを前記受信装置に送信するとともに、前記対応テーブルに基づいて決定された前記コンテンツの要求を前記受信装置から受信し、
    前記要求判定手段は、前記通信手段により受信された前記コンテンツの要求に基づいて要求される前記コンテンツを判定し、
    前記取得手段は、前記要求判定手段により判定された前記コンテンツを前記記憶手段から取得し、取得した前記コンテンツに基づいて、前記提供装置と前記受信装置との間の距離に対応する大きさの前記コンテンツを生成し、
    前記通信手段は、前記取得手段により生成された前記コンテンツを前記受信装置に送信する
    プログラム。
  7. コンテンツの提供を行う提供装置と直接無線通信を行う受信装置において、
    通信手段と、
    測定手段と、
    決定手段と、
    出力制御手段と
    を備え、
    前記通信手段は、前記提供装置から前記対応テーブルを受信し、
    前記測定手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離を測定し、
    前記決定手段は、前記距離の測定結果と前記対応テーブルに基づいて、対応する前記コテンツを決定し、
    前記通信手段は、前記決定手段により決定された前記コンテンツの要求を前記提供装置に送信するとともに、前記提供装置から提供されてきた、前記距離に対応する前記コンテンツを受信し、
    前記出力制御手段は、前記通信手段により受信された前記コンテンツを出力する
    受信装置。
  8. 通信手段と、
    測定手段と、
    決定手段と、
    出力制御手段と
    を備え、コンテンツの提供を行う提供装置と直接無線通信を行う受信装置の受信方法において、
    前記通信手段は、前記提供装置から前記対応テーブルを受信し、
    前記測定手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離を測定し、
    前記決定手段は、前記距離の測定結果と前記対応テーブルに基づいて、対応する前記コンテンツを決定し、
    前記通信手段は、前記決定手段により決定された前記コンテンツの要求を前記提供装置に送信するとともに、前記提供装置から提供されてきた、前記距離に対応する前記コンテンツを受信し、
    前記出力制御手段は、前記通信手段により受信された前記コンテンツを出力する
    受信方法。
  9. コンテンツの提供を行う提供装置と直接無線通信を行う受信装置を制御するコンピュータを、
    通信手段と、
    測定手段と、
    決定手段と、
    出力制御手段と
    して機能させるプログラムであって、
    前記通信手段は、前記提供装置から前記対応テーブルを受信し、
    前記測定手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離を測定し、
    前記決定手段は、前記距離の測定結果と前記対応テーブルに基づいて、対応する前記コンテンツを決定し、
    前記通信手段は、前記決定手段により決定された前記コンテンツの要求を前記提供装置に送信するとともに、前記提供装置から提供されてきた、前記距離に対応する前記コンテンツを受信し、
    前記出力制御手段は、前記通信手段により受信された前記コンテンツを出力する
    コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  10. コンテンツの提供を行う提供装置と直接無線通信を行う受信装置を制御するコンピュータを、
    通信手段と、
    測定手段と、
    決定手段と、
    出力制御手段と
    して機能させるプログラムであって、
    前記通信手段は、前記提供装置から前記対応テーブルを受信し、
    前記測定手段は、前記提供装置と前記受信装置との間の距離を測定し、
    前記決定手段は、前記距離の測定結果と前記対応テーブルに基づいて、対応する前記コンテンツを決定し、
    前記通信手段は、前記決定手段により決定された前記コンテンツの要求を前記提供装置に送信するとともに、前記提供装置から提供されてきた、前記距離に対応する前記コンテンツを受信し、
    前記出力制御手段は、前記通信手段により受信された前記コンテンツを出力する
    プログラム。
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