JP2006023991A - 処理装置、処理方法、処理プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

処理装置、処理方法、処理プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減し、システムの運用効率の向上を実現することが可能な処理装置、処理方法、処理プログラム、及び記録媒体を提供する。
【解決手段】 通信経路を介して互いに接続される複数の処理装置を含んで構成され、同一のデータファイルが複数の前記処理装置に格納されているネットワークシステムにおける1の前記処理装置において、当該1の処理装置と他の各前記処理装置との間の各前記通信経路における通信負荷に関する通信負荷情報を取得する通信負荷情報取得手段と、前記各通信経路における通信負荷を比較する通信負荷比較手段と、前記通信負荷比較手段による比較結果に基づいて、前記通信負荷が相対的に小さい前記通信経路を介して接続された前記データファイルを所有する一つの前記他の処理装置に対して、所定のデータの送信要求を示す要求情報を送信する要求情報送信手段と、前記他の処理装置から送信されてきた前記データを受信するデータ受信手段と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、共有ファイルが複数のコンピュータに分散されて格納される分散管理型のコンピュータネットワークシステム等の技術分野に関する。
この種のコンピュータネットワークシステムの一例として、特許文献1には、分散管理型ネットワークファイルシステムが開示されている。
このシステムにおいて、各コンピュータは、夫々のコンピュータの記憶領域に点在する共有ファイルの情報を把握するのに必要な管理情報が格納される管理情報テーブルを有しており、当該管理情報テーブルの参照及び被参照関係が結ばれたコンピュータとのみ管理情報テーブルの内容の摺り合わせを行い管理情報テーブルの内容を書き換え、当該管理情報テーブル内の管理情報に基づき目的とするコンピュータから共有ファイルを入手するようになっており、これにより、容易にファイルを多重化でき、ある特定のコンピュータにアクセスが集中することを防ぐことができるなどの効果を有している。
特開平2002−324004号公報
しかしながら、このような分散管理型のコンピュータネットワークシステムを、広域のIP(Internet Protocol)ネットワークに適用した場合、一般に、IPネットワークの上流(上位階層)の通信経路にいくほど、ネットワーク負荷が大きくなる(つまり、ネットワークの上流のIPルータや通信回線等ほど、使用される頻度が高くなる)という問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減し、システムの運用効率の向上を実現することが可能な処理装置、処理方法、処理プログラム、及び記録媒体を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、通信経路を介して互いに接続される複数の処理装置を含んで構成され、同一のデータファイルが複数の前記処理装置に格納されているネットワークシステムにおける1の前記処理装置において、当該1の処理装置と他の各前記処理装置との間の各前記通信経路における通信負荷に関する通信負荷情報を取得する通信負荷情報取得手段と、前記各通信経路における通信負荷を比較する通信負荷比較手段と、前記通信負荷比較手段による比較結果に基づいて、前記通信負荷が相対的に小さい前記通信経路を介して接続された前記データファイルを所有する一つの前記他の処理装置に対して、所定のデータの送信要求を示す要求情報を送信する要求情報送信手段と、前記他の処理装置から送信されてきた前記データを受信するデータ受信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、1の処理装置と他の各処理装置との間の各通信経路における通信負荷が比較され、当該比較結果に基づいて、通信負荷が相対的に小さい通信経路を介して接続されたデータファイルを所有する一つの他の処理装置から当該データが取得されるようにしたので、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減し、システムの運用効率の向上を実現することができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の処理装置において、データを記憶保存するためのデータ記憶手段と、所定の通信負荷よりも大きい通信負荷を有する通信経路を介して接続された第1の前記他の処理装置から前記データが送信され、前記データ受信手段より受信された場合であって、かつ当該データが前記データ記憶手段に記憶保存されていない場合に、当該データを記憶保存するために必要な空き記憶領域が前記データ記憶手段にあるか否かを判別する記憶領域有無判別手段と、前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域があると判別された場合に、前記データを当該記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段と、を更に備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、所定の通信負荷よりも大きい通信負荷を有する通信経路を介して接続された第1の他の処理装置から取得された上記データが上記記憶領域に記憶保存されるので、必要なデータを最も通信負荷の小さい取得しやすい場所に保存しておくことができる。よって、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減することができる。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の処理装置において、前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記データ記憶手段に前記必要な空き記憶領域を確保して、前記データを当該確保された記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段を更に備えることを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、データ記憶手段に空き記憶領域がない場合であっても、必要な空き記憶領域が自動的に確保されるので、必要なデータを最も通信負荷の小さい取得しやすい場所に保存しておくことができる。よって、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減することができる。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の処理装置において、前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記データ記憶手段に所定期間以上前から読み出されていないデータが有るか否かを判断する判断手段と、前記データ記憶制御手段は、前記判断手段により前記データ記憶手段に所定期間以上前から読み出されていないデータが有ると判断された場合、そのデータを消去して前記必要な空き記憶領域を確保し、前記データを当該確保された記憶領域に記憶保存させることを特徴とする。
請求項4に記載の発明によれば、データ記憶手段に空き記憶領域がない場合であっても、データ記憶手段に所定期間以上前から読み出されていないデータ(あまり必要でないデータ)が自動的に消去されて、必要な空き記憶領域が確保されるので、必要なデータを最も通信負荷の小さい取得しやすい場所に保存しておくことができる。よって、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減することができる。
また、請求項5に記載の発明は、請求項2に記載の処理装置において、前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記所定の通信負荷よりも小さい前記通信経路を介して接続される第2の他の前記処理装置に対して、前記第1の他の処理装置内に記憶保存されている前記データの記憶保存指示を示す記憶保存指示情報を送信する記憶保存指示情報送信手段を更に備えることを特徴とする。
請求項5に記載の発明によれば、データ記憶手段に空き記憶領域がない場合に、前記所定の通信負荷よりも小さい前記通信経路を介して接続される第2の他の前記処理装置に当該データを保存させることが可能となるので、必要なデータを比較的通信負荷の小さい取得しやすい場所に保存しておくことができる。よって、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減することができる。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の処理装置において、前記第2の他の処理装置から送信されてきた前記データの記憶保存不可を示す記憶保存不可情報を受信する記憶保存不可情報受信手段を更に備え、前記記憶保存不可情報が受信された場合には、前記記憶保存指示情報送信手段は、前記記憶保存不可情報を送信した前記第2の他の処理装置との間の前記通信経路における前記通信負荷の次に通信負荷が小さい前記通信経路を介して接続される第3の他の前記処理装置に対して、前記送信保存指示情報を送信することを特徴とする。
請求項6に記載の発明によれば、上記所定の通信負荷よりも小さい前記通信経路を介して接続される第2の他の前記処理装置に当該データを保存させることが不可能な場合に、当該第2の他の処理装置との間の通信経路における通信負荷の次に通信負荷が小さい通信経路を介して接続される第3の他の前記処理装置に当該データを保存させることが可能となるので、必要なデータを比較的、通信負荷の小さい取得しやすい場所に保存しておくことができる。よって、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減することができる。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の処理装置において、前記記憶保存指示情報送信手段は、所定の通信負荷よりも小さい通信負荷を有する通信経路を介して接続された前記他の処理装置に対して、データの記憶保存が可能な他の処理装置が存在するまで、通信負荷が小さい順に、前記送信保存指示情報を送信することを特徴とする。
請求項7に記載の発明によれば、必要なデータを通信負荷の小さい取得しやすい場所に保存しておくことができる。よって、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の処理装置において、所定の通信負荷よりも小さい通信負荷を有する通信経路を介して接続された全ての前記他の処理装置から前記記憶保存不可情報が受信された場合には、所定の通信負荷よりも小さい通信負荷を有する全ての処理装置の内、読み出された時点が最も古いデータを記憶している処理装置に対して、その最も古いデータを消去させるデータ消去指示情報を送信するデータ消去指示情報出力手段を備えたことを特徴とする。
請求項8に記載の発明によれば、最も古いデータが消去されて、必要な空き記憶領域が確保されるので、必要なデータを通信負荷の小さい取得しやすい場所に保存しておくことができる。よって、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減することができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の処理装置において、前記他の処理装置から送信されてきた前記データの送信不可を示す送信不可情報を受信する送信不可情報受信手段を更に備え、前記送信不可情報が受信された場合には、前記要求情報送信手段は、前記送信不可情報を送信した前記他の処理装置との間の前記通信経路における前記通信負荷の次に通信負荷が小さい前記通信経路を介して接続される他の前記処理装置に対して、前記要求情報を送信することを特徴とする。
請求項9に記載の発明によれば、上記送信不可情報を送信した他の処理装置との間の通信経路における通信負荷の次に通信負荷が小さい通信経路を介して接続される他の処理装置から当該データが取得されるようにしたので、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減し、システムの運用効率の向上を実現することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の処理装置において、前記通信負荷は、前記通信経路上にある中継装置の数、前記通信経路における遅延時間の長さ、及び前記通信経路の有効帯域の広さの少なくとも何れか一つに基づいて定められることを特徴とする。
請求項10に記載の発明によれば、前記通信負荷が、前記通信経路上にある中継装置の数、前記通信経路における遅延時間の長さ、及び前記通信経路の有効帯域の広さの少なくとも何れか一つに基づいて定められることにより、より一層、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減し、システムの運用効率の向上を実現することができる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の処理装置において、前記中継装置の数、前記遅延時間の長さ、及び前記有効帯域が広さには、夫々重みづけが付与されるものであって、前記中継装置の数に対して付与される重みづけが最も大きいことを特徴とする。
請求項11に記載の発明によれば、より精度よく、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減し、システムの運用効率の向上を実現することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1乃至請求項11の何れか一項に記載の処理装置において、前記要求情報送信手段は、前記データが、当該処理装置内に記憶保存されていない場合にのみ、前記要求情報を送信することを特徴とする。
請求項12に記載の発明によれば、必要なデータを最も通信負荷の小さい取得しやすい場所から取得することができる。
請求項13に記載の発明は、請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の処理装置において、前記データを再生する情報再生手段を更に備えることを特徴とする。
請求項13に記載の発明によれば、取得したデータを再生させることができる。
請求項14に記載の発明は、請求項1乃至請求項13の何れか一項に記載の前記1の処理装置から前記要求情報を受信する前記他の処理装置であって、データを記憶保存するためのデータ記憶手段と、前記受信された要求情報に示された前記送信要求に係る前記データが前記データ記憶手段に記憶保存されているか否かを判別するデータ記憶保存判別手段と、前記データ記憶保存判別手段により前記データが記憶保存されていると判別された場合に、当該データを前記データ記憶手段から読み出し、前記1の処理装置に対して送信するデータ送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項14に記載の発明によれば、請求項1乃至請求項13の何れか一項に記載の前記1の処理装置から要求があったデータを提供するので、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減し、システムの運用効率の向上を実現することができる。
請求項15に記載の発明は、請求項1乃至請求項13の何れか一項に記載の前記1の処理装置から前記要求情報を受信する前記他の処理装置であって、データを記憶保存するためのデータ記憶手段と、前記受信された要求情報に示された前記送信要求に係る前記データが前記データ記憶手段に記憶保存されているか否かを判別するデータ記憶保存判別手段と、前記データ記憶保存判別手段により前記データが記憶保存されていると判別された場合に、当該データを前記1の処理装置に対して送信可能か否かを判別するデータ送信可否判別手段と、前記データ送信可否判別手段により前記データが送信可能であると判別された場合に、当該データを前記データ記憶手段から読み出し、前記1の処理装置に対して送信するデータ送信手段と、を備えることを特徴とする。
請求項16に記載の発明は、請求項14又は請求項15に記載の処理装置において、前記データ記憶保存判別手段により前記データが記憶保存されていないと判別された場合、又は、前記データ送信可否判別手段により前記データが送信不可能であると判別された場合に、前記1の処理装置に対して、当該データの送信不可を示す送信不可情報を送信する送信不可情報送信手段を更に備えることを特徴とする。
請求項17に記載の発明は、請求項5又は請求項6に記載の前記1の処理装置から前記記憶保存指示情報を受信する前記他の処理装置であって、データを記憶保存するためのデータ記憶手段と、前記記憶保存指示情報に示された前記データを記憶保存するために必要な空き記憶領域が前記データ記憶手段にあるか否かを判別する記憶領域有無判別手段と、前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域があると判別された場合に、前記第1の他の処理装置から当該処理装置内に記憶保存されている前記データを取得して当該データを前記データ記憶手段の記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段と、を更に備えることを特徴とする。
請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の処理装置において、前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記データ記憶手段に前記必要な空き記憶領域を確保し、かつ、前記第1の他の処理装置から当該処理装置内に記憶保存されている前記データを取得して当該データを前記データ記憶手段の前記確保された記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段を更に備えることを特徴とする。
請求項19に記載の発明は、請求項17に記載の処理装置において、前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記1の処理装置に対して、前記データの記憶保存不可を示す記憶保存不可情報を送信する記憶保存不可情報送信手段を更に備えることを特徴とする。
請求項20に記載の発明は、請求項17に記載の処理装置において、前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合であって、かつ、前記データ記憶手段に前記必要な空き記憶領域を確保できない場合に、前記1の処理装置に対して、前記データの記憶保存不可を示す記憶保存不可情報を送信する記憶保存不可情報送信手段を更に備えることを特徴とする。
請求項21に記載の発明は、請求項8に記載の前記1の処理装置から前記データ消去指示情報を受信する前記他の処理装置であって、前記データ消去指示情報を受信した場合、データ記憶手段の中から読み出し時点が最も古いデータを消去して、前記データを記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段を備えたことを特徴とする。
請求項22に記載の発明は、通信経路を介して互いに接続される複数の処理装置を含んで構成され、同一のデータファイルが複数の前記処理装置に格納されているネットワークシステムにおける処理方法において、1の前記処理装置が、他の各前記処理装置との間の各前記通信経路における通信負荷に関する通信負荷情報を取得する通信負荷情報取得工程と、前記各通信経路における通信負荷を比較する通信負荷比較工程と、前記通信負荷比較工程において比較した比較結果に基づいて、前記通信負荷が相対的に小さい前記通信経路を介して接続され前記データファイルを所有する一つの前記他の処理装置に対して、所定のデータの送信要求を示す要求情報を送信する要求情報送信工程と、前記他の処理装置から送信されてきた前記データを受信するデータ受信工程と、を備えることを特徴とする。
請求項23に記載の発明は、通信経路を介して互いに接続される複数の処理装置を含んで構成され、同一のデータファイルが複数の前記処理装置に格納されているネットワークシステムにおける1の前記処理装置に搭載されるコンピュータを、前記1の処理装置と他の各前記処理装置との間の各前記通信経路における通信負荷に関する通信負荷情報を取得する通信負荷情報取得手段、前記各通信経路における通信負荷を比較する通信負荷比較手段、前記通信負荷比較手段による比較結果に基づいて、前記通信負荷が相対的に小さい前記通信経路を介して接続され前記データファイルを所有する一つの前記他の処理装置に対して、所定のデータの送信要求を示す要求情報を送信する要求情報送信手段および、前記他の処理装置から送信されてきた前記データを受信するデータ受信手段として機能させることを特徴とする。
請求項24に記載の発明は、請求項23に記載の処理プログラムが、前記コンピュータで読み取り可能に記憶されていることを特徴とする。
本発明によれば、通信負荷が相対的に小さい通信経路を介して接続されたデータファイルを所有する一つの他の処理装置から当該データが取得されるようにしたので、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減し、システムの運用効率の向上を実現することができる。
以下、本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下に説明する実施の形態は、コンピュータネットワークシステムに対して本発明を適用した場合の実施形態である。
[コンピュータネットワークシステムの構成および機能]
始めに、図1及び図2を参照して、本実施形態にかかるコンピュータネットワークシステムSの構成および機能を説明する。
図1は、コンピュータネットワークシステムSの概要構成例を示すブロック図であり、図2は、本実施形態におけるコンピュータネットワークシステムSにおける各ネットワーク端末装置の接続態様を示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態に係るコンピュータネットワークシステムSは、本発明の処理装置としてのネットワーク端末装置10、20、30、40、50、60、70、80及び90等を含んで構成されている。
そして、ネットワーク端末装置10乃至90は、電話回線や光ケーブル等により移動体通信網やインターネットで構築されたネットワークXを介して互いにアクセス可能になっている。このネットワークXは、図2に示すように、IX(Internet Exchange)、複数の中継装置としてのIPルータ100、101、102、200及び201、及びこれらを接続するための複数の通信経路300によって構成されている。
また、本実施形態において、コンピュータネットワークシステムSにおける各ネットワーク端末装置間の接続態様の設定、管理等は、ネットワーク管理サーバ装置500によって行なわれる。
[ネットワーク端末装置の構成及び機能]
次に、ネットワーク端末装置10の構成及び機能を説明する。
ネットワーク端末装置10は、コンピュータを主体として構成された、例えばオーディオビジュアル(以下、単にAV(Audio Visual)と称する)装置(例えば、DVD(Digital Versatile Disc)プレーヤ及びセットトップボックス等)であり、当該ネットワーク端末装置10にて再生処理された音声や映像は、外部に接続された音声を出力するためのスピーカU、及び映像再生用のモニターやディスプレイ等の表示部Mから出力されるよう構成されている。
ネットワーク端末装置10は、各端末間で共有する音声データファイルや映像データファイルを有するデータ記憶手段としてのデータファイル記憶部11Aと、当該ネットワーク端末装置10と他のネットワーク端末装置間における通信負荷情報を示す通信負荷テーブルを有する通信負荷テーブル記憶部11Bとを有する記憶部11と、上記データファイル記憶部11Aから各種データを読み出すデータファイル取得部12と、上記通信負荷テーブル記憶部11Bに記憶された通信負荷テーブルを参照して一のネットワーク端末装置を選択する装置選択部13と、ユーザが各設定を行なうとともにネットワーク端末装置10に命令を入力する際に用いられる操作入力部14と、バッファメモリ16を用いて装置外部に備えられたモニターなどの表示部Mを制御する表示処理回路部15Aと、コンテンツの音声情報や音楽情報を出力用の音声信号に変換して装置外部に備えられたスピーカUを制御する音声処理回路部15Bと、を有する出力処理制御部15と、インターネット等を介して他のネットワーク端末装置との通信をおこなう通信部17と、端末装置全体を制御する制御部18とを含んで構成されており、各構成部分は、バス19を介して相互に接続されている。
なお、コンピュータネットワークシステムS内のネットワーク端末装置20乃至90も、当該ネットワーク端末装置10と同様の構成部材を備えるものである。
まず、記憶部11は、例えば、磁気ディスク装置等の外部記憶装置によって構成されており、ここには、図示のように、データファイル記憶部11Aと通信負荷テーブル記憶部11Bが構築されている。
データファイル記憶部11Aは、図3に示す如く、コンピュータネットワークシステムSに接続された他のネットワーク端末装置10乃至90にて共有されるデータファイルDを記憶(格納)している。図3に示す例によれば、当該ネットワーク端末装置10のデータファイル記憶部11Aには、データファイルD45、データファイルD35、データファイルD63、データファイルD55、データファイルD4、データファイルD26、データファイルD13、データファイルD11、データファイルD1及びデータファイルD34の10個のデータファイルDが格納されている。
これらデータファイルDは、音声データファイルや映像データファイルなどであって、例えば、CDやDVD等を当該ネットワーク端末装置10に具備された図示しない装填部等に装填して、当該データファイル記憶部11A内にインストール(格納)したり、あるいは、ネットワーク配信によってダウンロードしたりすることによって、データファイル記憶部11Aに格納されることになる。
そして、ネットワーク端末装置10は、ユーザが操作入力部14を操作することにより、所望のデータファイルDの出力再生を指示する出力再生指示信号を受信すると、当該データファイル記憶部11Aに記憶されたデータファイルDの中から要求されたデータファイルDの有無を検索して、要求されたデータファイルDがある場合には、データファイル取得部12によって取得され、表示部MやスピーカUで出力再生される。
また、上記ネットワーク端末装置20乃至90から所望のデータファイルDの送信を要求する要求情報をネットワークXを介して受信した場合にも、当該データファイル記憶部11Aに記憶されたデータファイルDの中から要求されたデータファイルDがデータファイル取得部12によって取得され、要求情報の送信元であるネットワーク端末装置20乃至90へ送信されることになる。
なお、後に詳述するデータファイルDの具体的な取得処理においては、ネットワーク端末装置10から通信部18を介して、ネットワーク端末装置20乃至90のいずれかに対して所望のデータファイルDの送信を要求する要求情報を送信すると、当該他のネットワーク端末にネットワーク端末装置10と同様に設けられたデータファイル記憶部の中から所望のデータファイルDが取得されて、当該取得されたデータファイルDを受信する手法について説明している。
なお、データファイルDは、データファイルDに付加されたヘッダや検索条件等の各種付加情報が異なっても、ユーザが操作入力部14を操作して要求されたデータファイルDと内容が同一であれば所望のデータファイルDであるとして取得する。
通信負荷テーブル記憶部11Bには、図4で説明する通信負荷テーブルが登録されている。この通信負荷テーブルには、当該ネットワーク端末装置10から、コンピュータネットワークシステムS内にある他のすべてのネットワーク端末装置20乃至90へ通信する際の各通信経路における通信負荷に関する情報が記憶されている。
より具体的には、通信負荷テーブルは、ネットワーク端末装置10と、ネットワーク端末装置20乃至90との間の通信経路上にあるIPルータの数(以下、中継数と言う。)ごとに、ネットワーク端末装置20乃至90に関する通信負荷に関する情報を、コンピュータネットワークシステムSに含まれる他のネットワーク端末装置のIPアドレスと対応付けて有している。
本実施形態においては、通信負荷は、通信経路上にある中継数、通信経路における遅延時間の長さとしてのディレイ時間(msec)、及び通信経路の有効帯域(Mbps)の広さに基づいて、例えば、下記(1)式のように、決定される。
通信負荷=
中継数×X+(ディレイ時間/基準時間)×Y+(基準帯域/有効帯域)×Z・・・(1)
ここで、基準時間は、基準となるディレイ時間(msec)を意味し、例えば50msec程度でよい。また、基準帯域は、基準となる有効帯域(Mbps)を意味し、例えば2Mbps程度でよい。更に、X,Y,及びZは、夫々、中継数,ディレイ時間,及び有効帯域に付与される重みづけ(重要度を示す比率)を示し、例えば、X=0.5、Y=0.25、Z=0.25程度にとし、中継数の重みづけを最も大きくすれば、より精度の高い利用し易い通信負荷となる。
この通信負荷を決定付ける重要な要素となる中継数について図3を用いて説明する。
図中、ネットワーク端末装置20は、ネットワーク端末装置10からの通信経路上にあるIPルータは、IPルータ101のみであるので、中継数が1のネットワーク端末装置に属する。
また、ネットワーク端末装置30乃至50も同様に、ネットワーク端末装置10からの通信経路上にあるIPルータは、IPルータ101のみであるので、中継数が1のネットワーク端末装置に属することとなる。
また、ネットワーク端末装置60は、ネットワーク端末装置10からの通信経路上にあるIPルータは、IPルータ101、IPルータ100、IPルータ102と3つあるので、中継数が3のネットワーク端末装置に属する。
また、ネットワーク端末装置70も同様に、ネットワーク端末装置10からの通信経路上にあるIPルータは、IPルータ101、IPルータ100及びIPルータ102と3つあるので、中継数が3のネットワーク端末装置に属する。
また、ネットワーク端末装置80及び90は共に、ネットワーク端末装置10からの通信経路上にあるIPルータは、IPルータ101、IPルータ100、IPルータ200及びIPルータ201と4つあるので、中継数が4のネットワーク端末装置に属する。
また、通信負荷テーブルは、各中継数毎に、ネットワーク端末装置の通信負荷を決定付ける他の要素となるディレイ時間(msec)、帯域(Mbps)と、さらに、当該ネットワーク端末装置のIPアドレス情報を対応付けて記憶している。例えば、中継数が1のネットワーク端末テーブルには、中継数が1のネットワーク端末装置20乃至50の、ディレイ時間(msec)、帯域(Mbps)及びIPアドレスを記憶している。
なお、ネットワーク管理サーバ装置500は、コンピュータネットワークシステムS内のネットワーク端末装置の接続態様を監視しているため、ネットワーク端末装置が新規に当該コンピュータネットワークシステムSに参加したときには、ネットワーク管理サーバ装置500より、トポロジ情報が各ネットワーク端末装置に送信される。そして、ネットワーク端末装置は、ネットワーク管理サーバ装置500から送信されたトポロジ情報に基づいて、上記通信負荷テーブルを更新/作成するよう構成する。
なお、このとき所定時間毎に、定期的に各ネットワーク端末装置からネットワーク管理サーバ装置500に上記トポロジ情報を要求するよう構成してもよい。ネットワーク管理サーバ装置500は、ネットワーク端末装置からトポロジ情報の要求があると、すべてのネットワーク端末装置の、当該装置毎に固有に与えられている装置識別番号と、IPアドレスと、その中継数とを、トポロジ情報として送信する。
そして、受信したトポロジ情報に基づいて、各中継数毎に端末テーブルを上記通信負荷テーブル11B内に作成すると共に、受信したトポロジ情報のIPアドレスに基づいてタイミング信号を送信して当該IPアドレスを有するネットワーク端末装置との通信経路における遅延時間の長さとしてのディレイ時間(msec)を測定する。そして、測定した結果を、中継数毎に設けた端末テーブルのディレイ時間(msec)として記憶させる。また、帯域(有効帯域:Mbps)は、例えば、各ネットワーク端末装置からの申告に基づいて取得され、或いは、ディレイ時間(msec)に基づいて算出されて記憶される。
以上説明した手法により、通信負荷テーブルが作成されることになる。
データファイル取得部12は、ユーザが操作入力部14を操作することにより、所望のデータファイルDの出力再生を指示する出力再生指示信号を受信すると、上記記憶部11のデータファイル記憶部11Aに記憶されたデータファイルDの中から、要求されたデータファイルDを取得する。そして、取得したデータファイルDは、出力処理制御部15内の表示処理回路部15A及び/又は音声処理回路部15Bの制御に基づいて出力処理が施され、表示部M及び/又はスピーカUにて出力再生されるよう構成される。
さらにまた、上記ネットワーク端末装置20乃至90から所望のデータファイルDの送信を要求する要求情報をネットワークXを介して受信した場合にも、上記記憶部11のデータファイル記憶部11Aに記憶されたデータファイルDの中から、要求されたデータファイルDを取得し、当該取得したデータファイルDを、要求情報の送信元であるネットワーク端末装置20乃至90へ通信部17を介して送信する。
また、所望のデータファイルDが、上記記憶部11のデータファイル記憶部11Aにない場合には、上述した通信負荷テーブルを参照して、上記ネットワーク端末装置20乃至90の何れかのネットワーク端末装置に対して、所望のデータファイルDの送信を要求する要求情報を通信部17を介して送信する。そして、他の何れかのネットワーク端末装置20乃至90から所望のデータファイルDを通信部17を介して取得する。そして、取得したデータファイルDは、出力処理制御部15内の表示処理回路部15A及び/又は音声処理回路部15Bの制御に基づいて出力処理が施され、表示部M及び/又はスピーカUにて出力再生されるよう構成される。なお、ネットワーク端末装置20乃至90に記憶されたデータファイルの中から所望のデータファイルを取得する処理方法については、後に詳述する。
装置選択部13は、ユーザが操作入力部14を操作することにより、出力再生を所望したデータファイルDが、上記記憶部11のデータファイル記憶部11Aに記憶されていない場合に、上記記憶部11の通信負荷テーブル記憶部11Bに記憶された通信負荷テーブルを参照して、一のネットワーク端末装置を選択する。より具体的には、再生出力を所望したデータファイルDが、上記記憶部11のデータファイル記憶部11Aに記憶されていない場合には、ネットワーク端末装置20乃至90の中から、最も通信負荷の小さいネットワーク端末装置を選択する。
例えば、図4に示す通信負荷テーブルによれば、まず、中継数が1のネットワーク端末テーブルが選択され、当該中継数が1のネットワーク端末テーブル中、最も短いディレイ時間22(msec)を有するネットワーク端末装置20を選択する。なお、装置選択の具体的な処理については、後に詳述する。
操作入力部14は、リモートコントローラおよび操作ボタン等で構成され、当該操作入力部14をユーザが操作することにより、上記所望のデータファイルDの出力再生を要求するためのものである。
出力処理制御部15は、表示処理回路部15Aと音声処理回路部15Bとを含んで構成され、データファイル取得部12によって取得したデータファイルに基づいて、映像データ或いは音声データを生成し、ネットワーク端末装置10の外部に備えられた表示部MやスピーカUに供給するためのものである。
より具体的には、表示処理回路部15Aは、データファイル取得部12によって取得したデータファイル(映像データファイル)に基づいて、制御部19の指示により表示処理回路部15Aが表示部Mに表示すべき映像データを生成し、バッファメモリ16に一時的に保存しつつ、所定のタイミングでバッファメモリ16から表示する映像データを読み出して、映像を表示するためのモニターなどで構成された表示部Mに表示出力するよう構成されている。
また、音声処理回路部15Bは、データファイル取得部12によって取得したデータファイル(音声データファイル)に基づいて、制御部19の指示により音声処理回路部15Bが出力すべき音声信号を生成し、スピーカUを介して拡声するように構成されている。
通信部17は、ネットワークXを介してネットワーク端末装置20乃至90と通信を行なうためのものである。この通信部17は、パケット化処理、UDP処理、データリンク処理、物理層処理等の各種通信機能を有している。通信部17を介して、ネットワーク端末装置20とデータファイルDの送受信や各種情報の送受信を行なう。
制御部18は、図示しないCPU(Central Processing Unit)、作業用RAM(Random Access Memory)、処理プログラム等を含む各種制御プログラムやデータ等を記憶するROM(Read Only Memory)及び発振回路等を備えて構成されており、図示しない操作部からの操作信号に基づいて、当該操作信号に含まれている操作情報に対応する動作を実現すべく上記各構成部材を制御するための制御情報を生成し、バス19を介して当該制御情報を該当する構成部材に出力して当該各構成部材の動作を統轄制御する。より具体的には、キー入力ポート、表示部Mの制御ポート等の各種入出力ポートを含み、処理のための全般的な機能を総括的に制御するようになっている。また、制御部18は、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより、本発明の通信負荷情報取得手段、通信負荷比較手段、及び要求情報送信手段等として機能するようになっている。
[データファイル取得動作]
次に、本実施形態にかかるデータファイル取得処理について具体的に説明する。
まず、図1乃至図8を参照して、ネットワーク端末装置10から他のネットワーク端末装置に記憶されたデータファイルを取得する処理について説明する。
図5(A)は、ネットワーク端末装置10の制御部18におけるデータファイル取得処理を示すフローチャートであり、当該フローチャートにより示される処理は、制御部18内の図示しないROM等に予め記憶されている処理プログラムに基づいて当該制御部18の制御に基づいて実行されるものである。
また、図5(B)は、ネットワーク端末装置10からデータファイルDの送信要求がされたネットワーク端末装置20乃至90内の制御部等におけるデータファイル送信処理を示すフローチャートである。
そして、図6は、ネットワーク端末装置10と、当該ネットワーク端末装置10からデータファイルDの送信要求がされたネットワーク端末装置20の概要構成を示すブロック図である。
なお、図6におけるネットワーク端末装置20の構成は、データファイル取得処理の説明のために図1を用いて先に説明した構成を簡略化したものであって、記憶部21、データファイル記憶部21A、通信負荷テーブル記憶部21B、データファイル取得部22、装置選択部23、操作入力部24、出力処理制御部25、バッファメモリ26、通信部27、制御部28及びバス29はそれぞれ上述したネットワーク端末装置10と同一の機能を有する。
図5(A)に示す処理は、ユーザが操作入力部14を操作することにより、出力再生を所望するデータファイルDが入力されて、出力再生指示信号が制御部18の制御により生成され、当該生成された出力再生指示信号をデータファイル取得部12が取得することにより開始される。
まず、データファイル取得部12は、上記出力再生指示信号を受信すると、中継数を0として制御部18に具備した図示しないRAM等に記憶し、通信負荷テーブル記憶部11Bに記憶された通信負荷テーブルの最大の中継数TMaxを得る(ステップS1)。そして、データファイル記憶部11Aに記憶されたデータファイルDの中から要求されたデータファイルDがあるか否かを判別する(ステップS2)。
そして、データファイル記憶部11Aに要求されたデータファイルDがあると判別された場合には(ステップS2:Yes)、データファイルDの取得処理(ステップS3)に移行する。
例えば、図3の例によれば、要求されたデータファイルDがデータファイルD45である場合には、データファイル記憶部11AからデータファイルD45を取得して(ステップS3)、出力処理制御部15内の表示処理回路部15A及び/又は音声処理回路部15Bの制御に基づいて出力処理が施され、表示部M及び/又はスピーカUにて再生される(ステップS4)。なお、このデータファイルDの取得処理(ステップS3)については、後にフローチャートを用いて説明する。
一方、ステップS2の処理において、当該データファイル記憶部11Aに要求されたデータファイルDが無いと判別された場合には(ステップS2:No)、制御部18に具備した図示しないRAM等に記憶した中継数に1を加える(ステップS5)。
そして、装置選択部13が、記憶部11の通信負荷テーブル記憶部11Bに記憶された通信負荷テーブルを参照して、当該中継数に該当する中継数のネットワーク端末テーブルを選択する。そして、当該中継数のネットワーク端末テーブルに含まれる他のネットワーク端末装置の中継数以外の通信負荷情報を取得(通信負荷情報取得手段による)して、比較(通信負荷比較手段による)することにより、一のネットワーク端末装置を選択する(ステップS6)。
例えば、図3に示す通信負荷テーブルTBによれば、中継数が1のネットワーク端末テーブルが選択されると、当該中継数が1のネットワーク端末テーブルに含まれるネットワーク端末装置20、30、40及び50のうち、最も短いディレイ時間22(msec)を有するネットワーク端末装置20を装置選択部13が選択する。
以下、上述したステップS6においてネットワーク端末装置20が装置選択部13によって選択されたとしてステップS26まで説明を続ける。
ステップS6にて選択されたネットワーク端末装置20のIPアドレスを通信負荷テーブル記憶部11Bを参照して取得して、当該ネットワーク端末装置20のIPアドレス「100.100.10.16」に対して、上記要求されたデータファイルDの送信を要求する要求情報を送信する(ステップS7)。
そして、図5(B)に示す他のネットワーク端末装置の処理において、ネットワーク端末装置10からステップS7の処理において送信された要求情報を、ネットワークXを介して受信したネットワーク端末装置20が要求情報を受信すると(ステップS21)、当該ネットワーク端末装置20内に備えたデータファイル記憶部21Aに記憶されているデータファイルDの中から、要求されたデータファイルDがあるか否かを制御部28の制御に基づいて判別する(ステップS22)。
そして、データファイル記憶部21Aに要求されたデータファイルDがあると判別された場合には(ステップS22:Yes)、要求されたデータファイルDの送信が可能か否かを判断する(ステップS23)。
例えば、要求されたデータファイルDを、ネットワーク端末装置10とは別のコンピュータネットワークシステムS内のネットワーク端末装置30乃至90に対して送信中である場合や、当該ネットワーク端末装置20の制御部28等の処理能力が低い場合や、通信部37を介したネットワークXとの通信帯域が狭い場合等、要求されたデータファイルDを送信することができないような場合には(ステップS23:No)、制御部28の制御に基づいて送信不可能を示す送信不可能メッセージを作成し(ステップS25)、要求されたデータファイルDを送信することができる場合には、(ステップS23:Yes)、制御部28の制御に基づいて送信可能を示す送信可能メッセージを作成する(ステップS24)。
一方、ステップS22の処理において、データファイル記憶部21Aに要求されたデータファイルDが無いと判別された場合には(ステップS22:No)、制御部28の制御に基づいて送信不可能を示す送信不可能メッセージを作成する(ステップS25)。
そして、ステップS24若しくはステップS26で作成された送信可能(又は不可能)メッセージを通信部27を介してネットワーク端末装置10に送信する(ステップS26)。
次に、図5(A)に示すネットワーク端末装置10の処理において、他のネットワーク端末装置からステップS26の処理において送信されたメッセージを通信部17が受信する(ステップS8)。
そして、当該受信したメッセージが、送信可能メッセージであるか否かを判別し(ステップS9)、送信可能メッセージである場合には(ステップS9:Yes)、データファイルDを取得して再生する処理(ステップS3)に移行する。なお、このデータファイルDの取得処理(ステップS3)については、後にフローチャートを用いて詳述する。
一方、ステップS8にて受信したメッセージが送信可能メッセージで無い場合、つまり、送信不可能メッセージである場合には(ステップS9:No)、現在の中継数のネットワーク端末テーブルTB中に、未だデータファイルDの要求情報を送信していないネットワーク端末装置があるか否かを判定し(ステップS10)、未だデータファイルDの要求情報を送信していないネットワーク端末装置がある場合には(ステップS10:Yes)、ステップS6の処理に移行してステップS6乃至ステップS9の処理を繰り返し行なう。他方、現在の中継数のネットワーク端末テーブルTB中の全てのネットワーク端末装置にデータファイルDの要求情報を送信済みで、送信していないネットワーク端末装置が無い場合には(ステップS10:No)、ステップS11に移行する。
そして、現在の中継数がステップS1にて取得した中継数TMaxより小さいか否かを判定し(ステップS11)、現在の中継数が中継数TMaxより小さい場合には、ステップS5に移行して、ステップS5乃至ステップS11の処理を繰り返し行なう(ステップS11:Yes)。
すなわち、要求されたデータファイルDが見つかるまで、通信負荷テーブル記憶部11B内に記憶している全ての他のネットワーク端末装置に対してより通信負荷の小さいネットワーク端末に対して順次データファイルDの要求情報を送信する。
他方、現在の中継数が中継数TMaxより小さくない場合には(ステップS11:No)は、エラー処理を行い処理を終了する(ステップS12)。この場合は、全てのネットワーク端末装置について要求情報を送信しても、送信可能なネットワーク端末装置がないということであるため、例えば、要求されたコンテンツデータDが無い旨のエラーメッセージを制御部18の制御に基づいて生成し、当該エラーメッセージを表示部Mに表示させたり、あるいは「コンテンツデータDはありません」のエラーメッセージを表示すると共に、注意音をスピーカUから出力させるなどのエラー処理を行なう。
ここで、図を用いてネットワーク端末装置におけるデータファイルDの検索手順をより具体的に説明する。
図7は、中継数1の各ネットワーク端末装置に記憶されたデータファイルの説明図であり、図7(A)はネットワーク端末装置20内に記憶されたデータファイルであり、図7(B)はネットワーク端末装置30内に記憶されたデータファイルであり、図7(C)はネットワーク端末装置40内に記憶されたデータファイルであり、図7(D)はネットワーク端末装置50内に記憶されたデータファイルである。
例えば、上述したステップS6の処理において、装置選択部13が中継数1の各ネットワーク端末装置中で最も通信負荷の小さいネットワーク端末装置として、ネットワーク端末装置20を最初に選択する。
そして、例えば、要求されたデータファイルDがデータファイルD42である場合には、上述したステップS22の処理において、ネットワーク端末装置2内に記憶されたデータファイルに当該データファイルD42があることが確認される(図7(A))。
一方、要求されたデータファイルDがデータファイルD7である場合には、上述したステップS22の処理において、ネットワーク端末装置20内に記憶されたデータファイルに当該データファイルD7が無いと判別され、ネットワーク端末装置10は送信不可能メッセージを受信することになる(ステップS25、ステップS26、ステップS18)。
そして、中継数1の他のネットワーク端末装置の中で、未送信の他のネットワーク端末装置30、40及び50のうち、最も通信負荷の小さいネットワーク端末装置であるネットワーク端末装置30が装置選択部13によって選択され、要求されたデータファイルDが見つかるまでステップS6乃至ステップS10の処理を繰り返す。要求されたデータファイルD7は、上述したステップS22の処理において、ネットワーク端末装置30内に記憶されたデータファイルにあることが確認される(図7(B))と、ネットワーク端末装置10はネットワーク端末装置30から送信された送信可能メッセージを受信することになる(ステップS24、ステップS26、ステップS18)。
他方、要求されたデータファイルDがデータファイルD92等である場合には、当該データファイルD92は中継数1のネットワーク端末装置の何れにも格納していないため、中継数2のネットワーク端末装置内に記憶しているか否かを探す。このようにして、要求されたデータファイルD92が見つかるまで順次中継数3、中継数4及び中継数5の他のネットワーク端末装置60乃至90についてステップS5乃至ステップS11の処理を繰り返す。
[データファイルDの取得処理]
次に、上述したステップS3の処理におけるデータファイルDの取得動作を説明する。
図8(A)は、ネットワーク端末装置10の制御部18におけるデータファイル取得処理を示すフローチャートであり、当該フローチャートにより示される処理は、制御部18内の図示しないROMに予め記憶されている処理プログラムに基づいて当該制御部18の制御に基づいて実行されるものである。
また、図8(B)は、ネットワーク端末装置10からデータファイルDの送信要求がされたネットワーク端末装置20乃至90内の制御部等におけるデータファイル送信処理を示すフローチャートである。
まず、上記ステップS2において、データファイル記憶部11Aに記憶されたデータファイルDの中に要求されたデータファイルDがあると判定された場合、若しくは、上記ステップS9において、他のネットワーク端末装置から送信可能メッセージを受信した場合には、送信可能メッセージを受信したか否かを判定する(ステップS31)。つまり、要求されたデータファイルDを自己のデータファイル記憶部11Aで発見したのか(ステップS2)、他のネットワーク端末装置で発見したのか(ステップS9)を判別する。
そして、送信可能メッセージを受信していないと判定した場合には(ステップS31:No)、ステップS2において要求されたデータファイルDを自己のデータファイル記憶部11Aで発見しているので、データファイル取得部12が、データファイル記憶部11Aから当該要求されたデータファイルDを取得して(ステップS32)、処理を終了する。
他方、ステップS31の判定において、送信可能メッセージを受信した場合には(ステップS31:Yes)、送信可能メッセージの送信元である他のネットワーク端末装置のIPアドレスを通信負荷テーブルTBを参照し、取得して(ステップS33)、当該IPアドレスに対して要求されたコンテンツデータDを送信するよう要求する送信指示情報を通信部17を介して送信する(ステップS34)。
そして、他のネットワーク端末装置において、ネットワーク端末装置10から送信指示情報を受信すると(ステップS41)、他のネットワーク端末装置内に記憶されたデータファイルDを取得して(ステップS42)、ネットワーク端末装置10に送信する(ステップS43)。より具体的には、他のネットワーク端末装置がネットワーク端末装置20である場合には、データファイル記憶部21AからデータファイルDを取得して、通信部27を介してネットワーク端末装置10にデータファイルDを送信する。
そして、ネットワーク端末装置10は、他のネットワーク端末装置からデータファイルDを受信して(ステップS35)、処理を終了する。
以上、説明したように、ユーザが操作入力部14を操作して要求されたデータファイルDがデータファイル記憶部11Aに記憶されていない場合には、通信負荷テーブル記憶部11Bに記憶した通信負荷テーブルを参照して、通信負荷の小さい、すなわち、中継数1のネットワーク端末装置20乃至50から順に、さらに、中継数1のネットワーク端末装置20乃至50の中でも、ディレイ時間(msec)の小さい順に、さらに、帯域(Mbps)の大きい順に当該要求されたデータファイルDを要求して、データファイルDの所在の有無と送信の可否を問い合わせるよう構成した。
このようなデータファイルの取得手法によれば、ネットワーク端末装置10において、任意のデータファイルDをコンピュータネットワークシステムSに含まれる他のネットワーク端末装置20乃至90から送信させる際に、当該ネットワーク端末装置10から通信経路の通信負荷の比較的小さいネットワーク端末装置から優先的に送信させることが可能になる。このため、ネットワーク端末装置間で、データファイルDの送受信を行なう際に、特定のネットワーク端末装置やサーバ等における負荷の増大を防ぎ、当該コンピュータネットワークシステムS全体の通信負荷の偏りを生じさせること無く、信頼性の高いネットワークシステムを提供することが可能になる。
[データファイル記憶保存動作]
次に、本実施形態にかかるデータファイル記憶保存処理について説明する。
以下に図を用いて具体的に説明するデータファイルの記憶保存処理は、上述したデータファイル取得処理にて取得されたデータファイルDが、ネットワーク端末装置10との通信負荷が、所定の通信負荷よりも大きいネットワーク端末装置から取得されたものである場合には、当該ネットワーク端末装置10のデータファイル記憶部11Aに取得したデータファイルDの複製を記憶保存させる処理である。そして、もしこのとき、ネットワーク端末装置10のデータファイル記憶部11AにデータファイルDを記憶できる程度の空き記憶領域がない場合には、ネットワーク端末装置10との通信負荷が所定の通信負荷よりも小さいネットワーク端末装置に、取得したデータファイルDの複製を記憶保存させる処理である。
図9を参照して、データファイル取得処理にて取得したデータファイルDの複製を記憶保存する処理について説明する。
図9(A)及び図9(B)は、ネットワーク端末装置10の制御部18における記憶保存処理を示すフローチャートであり、図9(C)は、ネットワーク端末装置10からデータファイルDの記憶保存が指示されたネットワーク端末装置20の制御部28における記憶保存処理を示すフローチャートである。
図9(A)に示す処理は、上述したフローチャート図5(A)及び図5(B)に示すデータファイル取得処理を終了することにより開始される。
まず、上述したデータファイル取得処理において、ユーザによって要求されたデータファイルDを取得したか否かを判定する(ステップS51)。要求されたデータファイルDを取得していないと判定した場合には(ステップS51:No)、処理を終了し、要求されたデータファイルDを取得したと判定した場合には(ステップS51:Yes)、取得したデータファイルDはデータファイル記憶部11Aに記憶されていたか否かを判定する(ステップS52)。
そして、データファイル記憶部11Aに記憶されていたと判定した場合には(ステップS52:Yes)、処理を終了し、データファイル記憶部11Aに記憶されていないと判定した場合には(ステップS52:No)、取得したデータファイルDは中継数1のネットワーク端末装置から送信されたか否かを判定する(ステップS53)。
次に、中継数1のネットワーク端末装置から送信されたと判定した場合には(ステップS53:Yes)、処理を終了し、中継数1のネットワーク端末装置から送信されていないと判定した場合には(ステップS53:No)、データファイル部11Aに取得したデータファイルDを記憶(格納)する空き記憶領域があるか否かを判定する(ステップS54)。
そして、データファイルDを記憶(格納)する空き記憶領域があると判定した場合には(ステップS54:Yes)、データファイルDをデータファイル記憶部11Aに格納して(ステップS55)、処理を終了する。
他方、データファイルDを記憶(格納)する空き記憶領域が無いと判定した場合には(ステップS54:No)、データファイル記憶部11Aに記憶されているデータファイルの中で、例えば、1ヶ月以上アクセスされていない等、所定期間以上前から読み出されていないデーファイルがあるか否かを判定する(ステップS56)。
そして、所定期間以上前から読み出されていないデーファイルがある場合には(ステップS56:Yes)、そのデータファイルを削除してステップS54の判定に戻り(ステップS57)、所定期間以上前から読み出されていないデーファイルが無い場合には(ステップS56:No)、図9(B)のフローチャートに示す処理に移行する(結合子1)。
そして、中継数を1として制御部18に具備した図示しないRAM等に記憶する(ステップS60)。
次に、通信負荷テーブル記憶部11Bに記憶した通信負荷テーブルのうち、中継数1のネットワーク端末テーブルから、中継数1のネットワーク端末装置の総数であるNmaxを取得して、初期化のため、格納先の候補である中継数1のチェックした端末数を表すNを0として制御部18に具備した図示しないRAM等に記憶する(ステップS61)。すなわち、図4に示す通信負荷テーブルの例によれば、中継数1のネットワーク端末装置の総数Nmaxが4として取得されることになる。
そして、装置選択部13が、中継数1のネットワーク端末装置の中から、取得したデータファイルDを記憶させるための記憶保存先のネットワーク端末装置を任意に選択し、当該選択されたネットワーク端末装置のIPアドレスを、通信負荷テーブル記憶部11Bから取得する(ステップS62)。ここで、記憶保存先のネットワーク端末装置は、中継数1の中継数1のネットワーク端末装置の中から、制御部18の制御に基づいてランダムに選択される。以下、ネットワーク端末装置20が装置選択部13によって選択され、当該ネットワーク端末装置20のIPアドレス「100.100.10.16」が取得されたとして説明を続ける。
次に、上述したデータファイル取得処理によってデータファイルDが送信された送信元のネットワーク端末装置のIPアドレスを、通信負荷テーブル記憶部11Bから取得する(ステップS63)。
すなわち、データファイル取得処理によってデータファイルDが端末装置60から送信された場合には、当該ネットワーク端末装置60のIPアドレスを、通信負荷テーブル記憶部11Bに記憶した中継数3のネットワーク端末テーブルから取得することになり、データファイルDがネットワーク端末装置80から送信された場合には、当該ネットワーク端末装置80のIPアドレスを、通信負荷テーブル記憶部11Bの中継数4のネットワーク端末テーブルから取得することになる。
そして、ステップS62で取得したネットワーク端末装置20のIPアドレスに基づいて、ネットワーク端末装置20に対して、データファイルDの複製を記憶保存するよう指示する記憶保存指示情報を通信部17を介して送信する(ステップS64)。
次に、ネットワーク端末装置20から、データファイルDの記憶保存が完了したか否かを示すメッセージを受信する(ステップS65)。より具体的には、データファイルDの記憶保存が完了しなかった場合にはエラーメッセージが、データファイルDの記憶保存が完了した場合には、記憶保存完了メッセージがネットワーク端末装置20から送信され、通信部17を介して受信する。
このエラーメッセージには、データファイル記憶部21A内にある最も古い読出日時情報を含んで送信される。
そして、ステップS65にて受信したメッセージが記憶保存完了メッセージであるか否かを判定し(ステップS66)、記憶保存完了メッセージである場合には、処理を終了し(ステップS66:Yes)、記憶保存完了メッセージで無い場合には(ステップS66:No)、エラーメッセージを受信したということであるため、当該受信したエラーメッセージに含まれる読出日時情報を記憶部11内に、ネットワーク端末装置と対応付けて記憶する(ステップS67)。
そして、制御部18に具備した図示しないRAM等に記憶したNに1を加算し(ステップS68)、Nが、ステップS60で取得したNmaxであるか否かを判定し(ステップS69)、Nmaxである場合には(ステップS69:Yes)、最も古い読出日時情報に対応するネットワーク端末装置のIPアドレスを取得し(ステップS70)、当該IPアドレスに対応する例えばネットワーク端末装置20にデータ消去指示情報を送信する(ステップS71)。一方、Nが、Nmaxであるか否かを判定し、Nmaxである場合には(ステップS69:No)、ステップS62に戻る。
図9(C)に示す処理では、ネットワーク端末装置20が、上記ステップS64にて送信された記憶保存指示情報又は上記ステップS71にて送信されたデータ消去指示情報を受信する(ステップS80)。そして、データファイル記憶部21Aに空き記憶領域があるか否かを判別し(ステップS81)、空き記憶領域がある場合には(ステップS81:Yes)、データファイルDをデータファイル記憶部11Aに記憶保存し(ステップS82)、記憶保存完了メッセージを作成して(ステップS83)、当該メッセージをネットワーク端末装置10を送信する(ステップS84)。かかるメッセージは、上記ステップS65にて受信されることになる。
一方、ステップS81において、空き領域がない場合には(ステップS81:No)、データ消去指示情報を受信したか否かを判別し(ステップS85)、受信した場合には(ステップS85:Yes)、データファイルを削除して(ステップS87)、ステップS81に戻る。一方、データ消去指示情報を受信しない場合には(ステップS85:No)、所定期間読み出されていないデータファイルがあるか否かを判別し(ステップS86)、ある場合には(ステップS86:Yes)、ステップS87に移行し、当該データファイルを削除する。
一方、所定期間読み出されていないデータファイルがない場合には(ステップS86:No)、その旨のエラーメッセージを作成して(ステップS83)、当該メッセージをネットワーク端末装置10に送信し(ステップS84)、当該処理を終了する。
以上説明したように上記実施形態によれば、1のネットワーク端末装置と他の各ネットワーク端末装置との間の各通信経路における通信負荷が比較され、当該比較結果に基づいて、通信負荷が相対的に小さい(例えば、中継数が少ない、言い換えれば、ネットワーク距離が近い)通信経路を介して接続されたデータファイルを所有する一つの他のネットワーク端末装置から当該データが取得されるようにしたので、上流のネットワークにおける通信経路(例えば、特定のIPルータ等)に負荷(アクセス)が集中することを軽減し、システムの運用効率の向上を実現することができる。
また、ある定められた通信負荷よりも大きい通信負荷(例えば、例えば、中継数が少ない、言い換えれば、ネットワーク距離が遠い)を有する通信経路を介して接続されたネットワーク端末装置から取得されたデータファイルを、最も通信負荷の小さい取得しやすい場所(例えば、自己のネットワーク端末装置内、或いは、自己のネットワーク端末装置からネットワーク距離が近いネットワーク端末装置内)に保存しておくようにしたので、上流のネットワークにおける通信経路に負荷が集中することを軽減することができる。
なお、上記実施形態において、中継数1のネットワーク端末装置が多数ある場合には、この中継数1のネットワーク端末装置の中から記憶保存用のネットワーク端末装置を所定台数限定して、それら記憶保存用のネットワーク端末装置のみに記憶保存指示情報を送信するよう構成してもよい。
また、上記実施形態において、ネットワークX内のすべてのネットワーク端末装置のトポロジ情報を取得して、通信負荷テーブルを作成しているが、これに限らず、所定中継数だけ離れたネットワーク端末装置のトポロジ情報を取得して、当該所定中継数をTMaxとするよう構成してもよい。例えば、所定中継数を30程度にすれば、ネットワークXを介して主要諸国にあるネットワーク端末装置まで適用することができる。
コンピュータネットワークシステムSの概要構成を示すブロック図である。 コンピュータネットワークシステムSのツリー構造についての説明図である。 データファイル記憶部11Aに記憶されたデータファイルの説明図である。 通信負荷テーブル記憶部11Bに記憶された通信負荷テーブルの説明図である。 (A)ネットワーク端末装置10の制御部18におけるデータファイル取得処理を示すフローチャートである。(B)他のネットワーク端末装置の制御部におけるデータファイル送信処理を示すフローチャートである。 ネットワーク端末装置10と、ネットワーク端末装置20の概要構成を示すブロック図である。 (A)ネットワーク端末装置20内に記憶されたデータファイルである。(B)ネットワーク端末装置30内に記憶されたデータファイルである。(C)ネットワーク端末装置40内に記憶されたデータファイルである。(D)ネットワーク端末装置50内に記憶されたデータファイルである。 (A)ネットワーク端末装置10の制御部18における取得処理を示すフローチャートである。(B)他のネットワーク端末装置の制御部における送信処理を示すフローチャートである。 ネットワーク端末装置10の制御部18における複製処理を示すフローチャートである。 ネットワーク端末装置10の制御部18における取得処理を示すフローチャートである。 ネットワーク端末装置20の制御部28における送信処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10、20、30、40、50、60、70、80、90…ネットワーク端末装置
11、21…記憶部
11A、21A…データファイル記憶部
11B、21B…通信負荷テーブル記憶部
12、22…データファイル取得部
13、23…装置選択部
14、24…操作入力部
15、25…出力処理制御部
16、26…バッファメモリ
17、27…通信部
18、28…制御部
19、29…バス
100、101、102、200、201…IPルータ
300…通信経路
500…ネットワーク管理サーバ装置
S…コンピュータネットワークシステム
X…ネットワーク

Claims (24)

  1. 通信経路を介して互いに接続される複数の処理装置を含んで構成され、同一のデータファイルが複数の前記処理装置に格納されているネットワークシステムにおける1の前記処理装置において、
    当該1の処理装置と他の各前記処理装置との間の各前記通信経路における通信負荷に関する通信負荷情報を取得する通信負荷情報取得手段と、
    前記各通信経路における通信負荷を比較する通信負荷比較手段と、
    前記通信負荷比較手段による比較結果に基づいて、前記通信負荷が相対的に小さい前記通信経路を介して接続された前記データファイルを所有する一つの前記他の処理装置に対して、所定のデータの送信要求を示す要求情報を送信する要求情報送信手段と、
    前記他の処理装置から送信されてきた前記データを受信するデータ受信手段と、
    を備えることを特徴とする処理装置。
  2. 請求項1に記載の処理装置において、
    データを記憶保存するためのデータ記憶手段と、
    所定の通信負荷よりも大きい通信負荷を有する通信経路を介して接続された第1の前記他の処理装置から前記データが送信され、前記データ受信手段より受信された場合であって、かつ当該データが前記データ記憶手段に記憶保存されていない場合に、当該データを記憶保存するために必要な空き記憶領域が前記データ記憶手段にあるか否かを判別する記憶領域有無判別手段と、
    前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域があると判別された場合に、前記データを当該記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段と、を更に備えることを特徴とする処理装置。
  3. 請求項2に記載の処理装置において、
    前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記データ記憶手段に前記必要な空き記憶領域を確保して、前記データを当該確保された記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段を更に備えることを特徴とする処理装置。
  4. 請求項3に記載の処理装置において、
    前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記データ記憶手段に所定期間以上前から読み出されていないデータが有るか否かを判断する判断手段と、
    前記データ記憶制御手段は、前記判断手段により前記データ記憶手段に所定期間以上前から読み出されていないデータが有ると判断された場合、そのデータを消去して前記必要な空き記憶領域を確保し、前記データを当該確保された記憶領域に記憶保存させることを特徴とする処理装置。
  5. 請求項2に記載の処理装置において、
    前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記所定の通信負荷よりも小さい前記通信経路を介して接続される第2の他の前記処理装置に対して、前記第1の他の処理装置内に記憶保存されている前記データの記憶保存指示を示す記憶保存指示情報を送信する記憶保存指示情報送信手段を更に備えることを特徴とする処理装置。
  6. 請求項5に記載の処理装置において、
    前記第2の他の処理装置から送信されてきた前記データの記憶保存不可を示す記憶保存不可情報を受信する記憶保存不可情報受信手段を更に備え、
    前記記憶保存不可情報が受信された場合には、前記記憶保存指示情報送信手段は、前記記憶保存不可情報を送信した前記第2の他の処理装置との間の前記通信経路における前記通信負荷の次に通信負荷が小さい前記通信経路を介して接続される第3の他の前記処理装置に対して、前記送信保存指示情報を送信することを特徴とする処理装置。
  7. 請求項6に記載の処理装置において、
    前記記憶保存指示情報送信手段は、所定の通信負荷よりも小さい通信負荷を有する通信経路を介して接続された前記他の処理装置に対して、データの記憶保存が可能な他の処理装置が存在するまで、通信負荷が小さい順に、前記送信保存指示情報を送信することを特徴とする処理装置。
  8. 請求項7に記載の処理装置において、
    所定の通信負荷よりも小さい通信負荷を有する通信経路を介して接続された全ての前記他の処理装置から前記記憶保存不可情報が受信された場合には、所定の通信負荷よりも小さい通信負荷を有する全ての処理装置の内、読み出された時点が最も古いデータを記憶している処理装置に対して、その最も古いデータを消去させるデータ消去指示情報を送信するデータ消去指示情報出力手段を備えたことを特徴とする処理装置。
  9. 請求項1乃至請求項8の何れか一項に記載の処理装置において、
    前記他の処理装置から送信されてきた前記データの送信不可を示す送信不可情報を受信する送信不可情報受信手段を更に備え、
    前記送信不可情報が受信された場合には、前記要求情報送信手段は、前記送信不可情報を送信した前記他の処理装置との間の前記通信経路における前記通信負荷の次に通信負荷が小さい前記通信経路を介して接続される他の前記処理装置に対して、前記要求情報を送信することを特徴とする処理装置。
  10. 請求項1乃至請求項9の何れか一項に記載の処理装置において、前記通信負荷は、前記通信経路上にある中継装置の数、前記通信経路における遅延時間の長さ、及び前記通信経路の有効帯域の広さの少なくとも何れか一つに基づいて定められることを特徴とする処理装置。
  11. 請求項10に記載の処理装置において、
    前記中継装置の数、前記遅延時間の長さ、及び前記有効帯域が広さには、夫々重みづけが付与されるものであって、前記中継装置の数に対して付与される重みづけが最も大きいことを特徴とする処理装置。
  12. 請求項1乃至請求項11の何れか一項に記載の処理装置において、
    前記要求情報送信手段は、前記データが、当該処理装置内に記憶保存されていない場合にのみ、前記要求情報を送信することを特徴とする処理装置。
  13. 請求項1乃至請求項12の何れか一項に記載の処理装置において、
    前記データを再生する情報再生手段を更に備えることを特徴とする処理装置。
  14. 請求項1乃至請求項13の何れか一項に記載の前記1の処理装置から前記要求情報を受信する前記他の処理装置であって、
    データを記憶保存するためのデータ記憶手段と、
    前記受信された要求情報に示された前記送信要求に係る前記データが前記データ記憶手段に記憶保存されているか否かを判別するデータ記憶保存判別手段と、
    前記データ記憶保存判別手段により前記データが記憶保存されていると判別された場合に、当該データを前記データ記憶手段から読み出し、前記1の処理装置に対して送信するデータ送信手段と、を備えることを特徴とする処理装置。
  15. 請求項1乃至請求項13の何れか一項に記載の前記1の処理装置から前記要求情報を受信する前記他の処理装置であって、
    データを記憶保存するためのデータ記憶手段と、
    前記受信された要求情報に示された前記送信要求に係る前記データが前記データ記憶手段に記憶保存されているか否かを判別するデータ記憶保存判別手段と、
    前記データ記憶保存判別手段により前記データが記憶保存されていると判別された場合に、当該データを前記1の処理装置に対して送信可能か否かを判別するデータ送信可否判別手段と、
    前記データ送信可否判別手段により前記データが送信可能であると判別された場合に、当該データを前記データ記憶手段から読み出し、前記1の処理装置に対して送信するデータ送信手段と、を備えることを特徴とする処理装置。
  16. 請求項14又は請求項15に記載の処理装置において、
    前記データ記憶保存判別手段により前記データが記憶保存されていないと判別された場合、又は、前記データ送信可否判別手段により前記データが送信不可能であると判別された場合に、前記1の処理装置に対して、当該データの送信不可を示す送信不可情報を送信する送信不可情報送信手段を更に備えることを特徴とする処理装置。
  17. 請求項5又は請求項6に記載の前記1の処理装置から前記記憶保存指示情報を受信する前記他の処理装置であって、
    データを記憶保存するためのデータ記憶手段と、
    前記記憶保存指示情報に示された前記データを記憶保存するために必要な空き記憶領域が前記データ記憶手段にあるか否かを判別する記憶領域有無判別手段と、
    前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域があると判別された場合に、前記第1の他の処理装置から当該処理装置内に記憶保存されている前記データを取得して当該データを前記データ記憶手段の記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段と、を更に備えることを特徴とする処理装置。
  18. 請求項17に記載の処理装置において、
    前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記データ記憶手段に前記必要な空き記憶領域を確保し、かつ、前記第1の他の処理装置から当該処理装置内に記憶保存されている前記データを取得して当該データを前記データ記憶手段の前記確保された記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段を更に備えることを特徴とする処理装置。
  19. 請求項17に記載の処理装置において、
    前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合に、前記1の処理装置に対して、前記データの記憶保存不可を示す記憶保存不可情報を送信する記憶保存不可情報送信手段を更に備えることを特徴とする処理装置。
  20. 請求項17に記載の処理装置において、
    前記記憶領域有無判別手段により前記空き記憶領域がないと判別された場合であって、かつ、前記データ記憶手段に前記必要な空き記憶領域を確保できない場合に、前記1の処理装置に対して、前記データの記憶保存不可を示す記憶保存不可情報を送信する記憶保存不可情報送信手段を更に備えることを特徴とする処理装置。
  21. 請求項8に記載の前記1の処理装置から前記データ消去指示情報を受信する前記他の処理装置であって、
    前記データ消去指示情報を受信した場合、データ記憶手段の中から読み出し時点が最も古いデータを消去して、前記データを記憶領域に記憶保存させるデータ記憶制御手段を備えたことを特徴とする処理装置。
  22. 通信経路を介して互いに接続される複数の処理装置を含んで構成され、同一のデータファイルが複数の前記処理装置に格納されているネットワークシステムにおける処理方法において、
    1の前記処理装置が、
    他の各前記処理装置との間の各前記通信経路における通信負荷に関する通信負荷情報を取得する通信負荷情報取得工程と、
    前記各通信経路における通信負荷を比較する通信負荷比較工程と、
    前記通信負荷比較工程において比較した比較結果に基づいて、前記通信負荷が相対的に小さい前記通信経路を介して接続され前記データファイルを所有する一つの前記他の処理装置に対して、所定のデータの送信要求を示す要求情報を送信する要求情報送信工程と、
    前記他の処理装置から送信されてきた前記データを受信するデータ受信工程と、
    を備えることを特徴とする処理方法。
  23. 通信経路を介して互いに接続される複数の処理装置を含んで構成され、同一のデータファイルが複数の前記処理装置に格納されているネットワークシステムにおける1の前記処理装置に搭載されるコンピュータを、
    前記1の処理装置と他の各前記処理装置との間の各前記通信経路における通信負荷に関する通信負荷情報を取得する通信負荷情報取得手段、
    前記各通信経路における通信負荷を比較する通信負荷比較手段、
    前記通信負荷比較手段による比較結果に基づいて、前記通信負荷が相対的に小さい前記通信経路を介して接続され前記データファイルを所有する一つの前記他の処理装置に対して、所定のデータの送信要求を示す要求情報を送信する要求情報送信手段および、
    前記他の処理装置から送信されてきた前記データを受信するデータ受信手段として機能させることを特徴とする処理プログラム。
  24. 請求項23に記載の処理プログラムが、前記コンピュータで読み取り可能に記憶されていることを特徴とする記録媒体。
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