JP4328912B2 - カラオケ装置 - Google Patents

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Description

この発明は、演奏開始前の楽曲データの読み出しを効率的に行うようにしたカラオケ装置に関する。
通信カラオケ装置は、配信センタから楽曲データをダウンロードし、この楽曲データで音源などを駆動することによって、カラオケ演奏音を発生する。しかし、利用者が曲をリクエストする毎に配信センタから楽曲データをダウンロードする方式では、リクエストから演奏スタートまでに時間が掛かる、毎回配信センタにアクセスしなければならないため通信費用が高くなる、配信センタにおいては端末からのアクセスが頻繁に発生し通信オーバーヘッドが大きくなるなどの問題点があった。
そこで、近年の通信カラオケ装置では、HDDやCD−ROMチェンジャを接続して、多くのカラオケ曲をこれら記憶装置に予め記憶しておくようにしている。
しかし現在、発表されているカラオケ曲の曲数は1万数千曲にのぼり、これを全てカラオケ装置側で記憶しておくことはできないため、頻繁に演奏される新曲や定番曲はカラオケ装置側に記憶しておき、これ以外の曲はリクエストがあったとき配信センタからダウンロードするようにし、一旦ダウンロードした曲は、またリクエストされる可能性があるため、キャッシュエリアの容量の範囲内でキャッシュ曲としてハードディスクに記憶しておくようにしている。
したがって、キャッシュエリアが大きければどのような曲がリクエストされても即座に対応することができるが、キャッシュ曲を多く記憶しておこうとすると大容量のハードディスク記憶装置が必要になるという問題点があった。
この発明は、少ないキャッシュ容量で多種類のリクエストに即座に応えることができるカラオケ装置を提供することを目的とする。
この出願の請求項1の発明は、ネットワーク上に複数台が接続されるカラオケ装置であって、カラオケ曲の楽曲データの配信機能を有する配信センタと通信するセンタ通信手段と、前記ネットワークを介して該ネットワークに接続されている他のカラオケ装置と通信するネットワーク通信手段と、前記配信センタから配信されるカラオケ曲の新曲データを記憶する新曲データ記憶エリア、および新曲以外の楽曲データをキャッシュデータとして優先順位をつけて記憶するキャッシュ曲データ記憶エリア、からなる記憶手段と、カラオケ曲のリクエストがあったとき、該リクエスト曲の楽曲データを、前記記憶手段、他のカラオケ装置、または前記配信センタから読み出す楽曲データ読み出し手段と、前記楽曲データ読み出し手段で読み出した楽曲データが前記配信センタから読み出した楽曲データである場合、この楽曲データを最上位のキャッシュデータとして前記キャッシュ曲データ記憶エリアに書き込み、前記楽曲データ読み出し手段で読み出した楽曲データが他のカラオケ装置から読み出した楽曲データである場合、該楽曲データを前記キャッシュ曲データ記憶エリアに書き込みせずに捨て、前記新曲データ記憶エリアから読み出した新曲データである場合、優先順位の設定およびキャッシュデータとしての書き込みをせず、前記キャッシュ曲データ記憶エリアから読み出したキャッシュデータである場合、当該キャッシュデータの優先順位を最上位に設定する書き込み手段と、を備え、前記書き込み手段は、前記楽曲データをキャッシュデータとして書き込むとき、前記キャッシュデータ記憶エリアの容量が一杯であれば、優先順位の最も低いキャッシュデータを消去してから書き込むことを特徴とする。
この出願の請求項2の発明は、ネットワーク上に複数台が接続されるカラオケ装置であって、カラオケ曲の楽曲データの配信機能を有する配信センタと通信するセンタ通信手段と、前記ネットワークを介して該ネットワークに接続されている他のカラオケ装置と通信するネットワーク通信手段と、前記配信センタから配信されるカラオケ曲の新曲データを記憶する新曲データ記憶エリア、および新曲以外の楽曲データをキャッシュデータとして優先順位をつけて記憶するキャッシュ曲データ記憶エリア、からなる記憶手段と、カラオケ曲のリクエストがあったとき、該リクエスト曲の楽曲データを、前記記憶手段、他のカラオケ装置、または前記配信センタから読み出す楽曲データ読み出し手段と、前記楽曲データ読み出し手段で読み出した楽曲データが、他のカラオケ装置、または配信センタから読み出した楽曲データである場合、この楽曲データを最上位のキャッシュデータとして前記キャッシュ曲データ記憶エリアに書き込み、前記新曲データ記憶エリアから読み出した新曲データである場合、優先順位の設定およびキャッシュデータとしての書き込みをせず、前記キャッシュ曲データ記憶エリアから読み出したキャッシュデータである場合、当該キャッシュデータの優先順位を最上位に設定する書き込み手段と、を備え、前記書き込み手段は、前記楽曲データをキャッシュデータとして書き込むとき、前記キャッシュデータ記憶エリアの容量が一杯であれば、優先順位の最も低いキャッシュデータを消去してから書き込み、前記楽曲データ読み出し手段は、他のカラオケ装置からキャッシュデータの送信要求が有った場合、当該他のカラオケ装置にキャッシュデータを転送し、当該転送したキャッシュデータを前記記憶手段から消去することを特徴とする。
この発明では、ハードディスクなどの蓄積記憶手段を備えており、配信センタから配信された(ダウンロードした)楽曲データを新曲データとして新曲データ記憶エリアに記憶する。また、他のカラオケ装置または配信センタからダウンロードした楽曲データをキャッシュデータとしてキャッシュ曲データ記憶エリアに優先順位をつけて記憶する。
カラオケ曲のリクエストがあったとき、記憶手段に記憶されている新曲データであれば、この記憶手段から新曲データを読み出してカラオケ曲の演奏を実行する。記憶手段に記憶されていない曲の場合、配信センタまたはネットワークで接続されている他のカラオケ装置からダウンロードする。なお、配信センタからダウンロードするまえに、ネットワークで接続されている他のカラオケ装置に対してこの楽曲データを記憶していないかを問い合わせて、記憶しているカラオケ装置がある場合そのカラオケ装置から楽曲データを転送する。ネットワークの通信速度は電話回線などで接続される配信センタとの通信速度に比べて極めて高速であるため、この転送のほうが短時間ですむ。
読み出した楽曲データがキャッシュ曲データ記憶エリアから読み出したキャッシュ曲データである場合、このキャッシュデータの優先順位を最上位に設定する。新曲データ記憶エリアから読み出した新曲データである場合、キャッシュ曲データ記憶エリアへの書き込みや、優先順位の設定をしない(何もしない)。
また、キャッシュデータとして記憶するとき、記憶手段の容量が一杯であれば優先順位の最も低いキャッシュデータを消去してから記憶する。リクエストの多いカラオケ曲のキャッシュデータは上位の優先順位となるため、消去されることがない。新曲データ記憶エリアのデータは優先順位もなく消去されることもない。
なお、カラオケ装置にCD−ROMチェンジャなどの読み出し速度の速くない記憶装置を備えている場合、このデータを他のカラオケ装置がキャッシュしている場合、該他のカラオケ装置から転送したほうが、CD−ROMチェンジャにCD−ROMをセットして読み出すよりも速い場合がある。この場合にも、他の装置に問い合わせて読み出すようにしてもよい。
この発明によれば、他のカラオケ装置または配信センタから受信した楽曲データをキャッシュデータとして書き込みする場合、記憶手段の容量が一杯のときには、先に記憶されているキャッシュデータを消去したのち今回のキャッシュデータの書き込みを行う。リクエストの多い曲のキャッシュデータは消去されないため、少ないキャッシュ容量で多種類のリクエストに即座に応えることができる。
図1は、この発明の実施形態であるカラオケシステムの構成を示す図である。図2は、同カラオケシステムを構成する1つのカラオケ装置の概略構成を示すブロック図である。
図1において、カラオケシステム1はカラオケボックス等の複数台のカラオケ装置を設置する店舗等に導入される。カラオケシステム1は、複数台(同図では3台)の通信カラオケ装置をEthernet(登録商標)などのネットワーク4を介して接続したものである。また、同図の構成では、さらにネットワーク4にネットワークモデム5が接続されている。各通信カラオケ装置6はネットワーク4を介して互いに通信可能であり、その通信速度は10Mbps程度である。また、各通信カラオケ装置6は、ネットワークモデム5−電話回線3を介して配信センタ2と通信可能である。電話回線3がディジタル回線(ISDN)の場合には、ネットワークモデム5をターミナルアダプタ(TA)に変更すればよい。通信カラオケ装置6と配信センタとの通信速度は64kbps程度である。
各通信カラオケ装置6は、カラオケ装置本体7、本体に内蔵されたハードディスク記憶装置8および外付けのCD−ROMチェンジャ9を備えており、ハードディスク8およびCD−ROMにはカラオケ曲を演奏するための楽曲データが数千曲分記憶されている。一般的なハードディスク記憶装置のデータ転送速度は20Mバイト/秒程度であり、一般的なCD−ROMチェンジャのデータ転送速度は600kバイト/秒程度である。
図2において、カラオケ装置本体7は、マイクロコンピュータ、ROM、RAM100などからなる制御部10を有しており、この制御部10が装置全体の動作を制御する。制御部10には通信インタフェース11、周辺機器インタフェース12、カラオケ演奏実行部13、映像表示部14が接続されている。通信インタフェース11は前記ネットワーク4に対してデータの送受信を行うインタフェースである。周辺機器インタフェース12は前記ハードディスク8およびCD−ROMチェンジャ9を制御し、データの送受信を行うためのインタフェースであり、たとえばSCSIなどのインタフェースで構成されている。カラオケ演奏実行部13は、音源・ミキシングアンプなどを有しているとともに、マイク15,スピーカ16を接続している。音源は、前記ハードディスク記憶装置8,CD−ROMチェンジャ9またはネットワーク上の他の通信カラオケ装置7,配信センタ2から前記RAM100に読み込まれた楽曲データに基づいてカラオケ演奏音を発生する。ミキシングアンプは、前記カラオケ演奏音およびマイク15から入力された歌唱音声信号をミキシングしてスピーカ16を駆動できるパワーに増幅する。また、映像表示部14はモニタ17を接続しており、このモニタ17に背景映像および歌詞テロップを表示する。背景映像は前記CD−ROMチェンジャ9から映像信号として入力される。また、歌詞テロップは、前記楽曲データに含まれる歌詞表示データに基づき、制御部10がハードディスク記憶装置8に記憶されているフォントデータを読み出して文字パターン化した映像信号である。映像表示部14はこれらの映像信号をスーパーインポーズで合成してモニタ17に出力する。
前記CD−ROMチェンジャ9は複数枚(同図では6枚)のCD−ROMを内蔵しており、制御部10の指示に応じて、そのうちの1枚をトレイにセットして読み出し可能状態にする。一般的なCD−ROMチェンジャにおいてトレイにセットされるCD−ROMを交換するために要する時間は約10秒である。前記6枚のCD−ROMのうち、1枚が定番カラオケ曲の楽曲データを記憶したものであり約1500曲程度の楽曲データが記憶されている。他のCD−ROMにはMPEGフォーマットで圧縮された背景映像データが記憶されている。CD−ROMチェンジャ9はMPEGデコーダを内蔵しており、背景映像データを読み出す場合には、このMPEGデコーダでデータをデコードし、映像信号として映像表示部14に直接入力する。一方、楽曲データを読み出す場合には、周辺機器インタフェース12を介して制御部10に入力される。制御部10はこの楽曲データをRAM100に記憶する。
なお、この実施形態では、CD−ROMチェンジャ9を1トレイで6枚収納のものとしているが、より大規模なものを接続してもよい。たとえば、3トレイでトレイ毎に6枚ずつ18枚のCD−ROMを収納できるものとすれば、並行して3枚のCD−ROMの読み出しが可能になる。
一方、ハードディスク記憶装置8は同図(B)に示すような構成になっており、ハードディスク上にプログラム記憶エリア20、フォントデータ記憶エリア21、楽曲データ記憶エリア22などの記憶エリアが設定されている。プログラム記憶エリア20には、装置のシステムプログラムやカラオケ演奏を実行するためのカラオケ演奏実行プログラムなどが記憶されている。これらのプログラムは、該カラオケ装置6の電源が投入されたとき制御部10のRAM100に読み込まれる。フォントデータ21は歌詞などの文字をモニタ17に表示するための文字パターンデータであり、カラオケ演奏時には制御部10がこのフォントデータを用いて歌詞テロップを合成して映像表示部14に出力する。楽曲データ記憶エリア22は新曲データ記憶エリア221とキャッシュデータ記憶エリア222からなっており、それぞれ新曲の楽曲データ(新曲データ)および他の低速のデータストレージからキャッシュされた楽曲データ(キャッシュデータ)が記憶されている。
このカラオケ装置は定期的に配信センタ2と交信し、新たに発表されたカラオケ曲の楽曲データのダウンロードを受ける。この新曲の楽曲データがこの新曲データ記憶エリア221に記憶される。この新曲データ記憶エリア221に記憶された楽曲データは消去されることがない。一方、キャッシュデータ記憶エリア222には、新曲以外で最近演奏されたカラオケ曲の楽曲データが記憶される。新曲以外の楽曲データは、上記CD−ROM、他のカラオケ装置6、配信センタ2などに記憶されており、リクエストがあったとき制御部10のRAM100に読み込まれるが、上記の各装置のデータ転送速度はハードディスク記憶装置8のデータ転送速度に比べると遙に低速である。したがって、再度この曲がリクエストされたとき迅速に対応できるように最近演奏された楽曲データのみキャッシュデータ記憶エリア222に書き込まれる。カラオケ曲の演奏を何度も行うと、このキャッシュデータ記憶エリア222が一杯になるが、そのときには古いキャッシュデータから順番に消去してゆく。この場合に、古くから記憶されているキャッシュデータであっても最近再度演奏されたものは新しいデータとしてその順位を更新するものとする。また、同図(B)では新曲データ記憶エリア221とキャッシュデータ記憶エリア222とを区切っているが、これらを一体にし、新曲データを記憶した残りのエリアをキャッシュエリアとして使用するようにしてもよい。
図3〜図5は同カラオケ装置6の動作を示すフローチャートである。
図3はカラオケ曲のリクエストがあり、この曲の演奏をスタートするまでの動作を示すフローチャートである。この処理動作は、カラオケ曲の演奏が行われていないときにリクエストがあったとき、または、現在カラオケ曲の演奏が行われており、次のカラオケ曲の予約がある場合に実行される。まず、これから演奏するカラオケ曲の曲番号をリモコン装置または予約リストから入力する(s1)。ハードディスク記憶装置8に新曲またはキャッシュ曲として記憶している曲かどうかを検索し(s2)、ハードディスク記憶装置8に記憶している曲であれば、RAM12に読み込み(s3)、カラオケ曲の演奏を実行する(s4)。
リクエスト曲の楽曲データが自機のハードディスク記憶装置8に記憶されていない場合には、ネットワーク4を通じて他のカラオケ装置がこの楽曲データをハードディスク記憶装置に記憶していないかを問い合わせる(s5)。この問い合わせに対する返信を各カラオケ装置から受信し(s6)、この楽曲データをハードディスク記憶装置記憶している装置がある場合には(s7)、その装置からこの楽曲データを受信する(s8)。上述したようにネットワークは10Mbps程度の転送速度を有するものであるため、CD−ROMに記憶されている曲であってもCD−ROMチェンジャ9にCD−ROMをセットして読み込むよりも短時間で楽曲データを読み込むことができる。この受信したデータをRAM100に記憶し(s3)、カラオケ曲の演奏を実行する(s4)。
一方、他のカラオケ装置のハードディスク記憶装置にもこの曲が記憶されていない場合には、自機のCD−ROMチェンジャ9のCD−ROMにこの楽曲データが記憶されているかを検索する(s9)。CD−ROMにこの楽曲データが記憶されている場合には自機のCD−ROMチェンジャ9が現在使用可能であるかを判断する(s10)。たとえば、現在CD−ROMチェンジャ9が背景映像の再生中であれば、楽曲データの読み出しをすることができない。CD−ROMチェンジャ9が使用可能な場合には上記楽曲データが記憶されているCD−ROMをトレイにセットしてこれを読み出し(s11)、これをRAM12に記憶して(s3)、カラオケ曲の演奏を実行する(s4)。
一方、上記楽曲データが自機のCD−ROMにも記憶されていない場合、またはCD−ROMに記憶されているがCD−ROMチェンジャ9が現在使用できない場合には、ネットワーク4で接続されている他のカラオケ装置に対して問い合わせを行う(s12)。すなわち、上記楽曲データがCD−ROMに記憶されており、且つCD−ROMチェンジャが使用可能であるかを問い合わせる。各カラオケ装置からこの問い合わせに対する返答を受信し(s13)、CD−ROMに楽曲データが記憶されており且つCD−ROMチェンジャが使用可能な装置があれば(s14)、その装置でCD−ROMチェンジャを動作させるように依頼して、当該装置から楽曲データを受信する(s15)。この受信した楽曲データをRAM12に記憶し(s3)、カラオケ演奏を実行する(s4)。
一方、以上のいずれの方法でも楽曲データをRAM100に読み込めなかった場合には、その原因をチェックする(s16)。楽曲データを読み込めなかった原因が、CD−ROMに記憶されているがCD−ROMチェンジャが使用できなかったためである場合には、s9にもどり、自機または他機のCD−ROMチェンジャが使用可能になるまで待機する。使用可能になったとき、その装置から楽曲データを読み込む。一方、どのカラオケ装置のHDD、CD−ROMにもこの楽曲データが記憶されていない場合には、ネットワークモデム5を使用して配信センタ2に電話をかけ(s17)、配信センタ2からこの楽曲データをダウンロードする(s18)。このダウンロードした楽曲データをRAM100に記憶し(s3)、カラオケ曲の演奏を実行する(s4)。
図4はカラオケ曲の演奏のスタートから30秒が経過したときの動作を示すフローチャートである。曲のスタートから30秒が経過するとこの曲の演奏が成立し演奏回数が1回カウントアップされる。そして上記動作でRAM100に読み込まれた楽曲データのキャッシュ処理が実行される。まず、この楽曲データが自機のハードディスク記憶装置8から読み出されたものであるかを判断する(s21)。自機のハードディスク記憶装置8から読み出されたものでない場合には、この曲が次にリクエストされたとき、速やかにRAM100に読み出すことができるようにこの楽曲データをハードディスク記憶装置8のキャッシュデータ記憶エリア222に書き込む(s22)。そしてキャッシュ曲の順位を記憶するリストの最上位にこの曲番号を書き込む(s23)。なお、このキャッシュ動作において、キャッシュ曲記憶エリア222に空きエリアがあれば書き込む動作のみでよいが、キャッシュ曲記憶エリア222が一杯のときには、先に記憶されているキャッシュ曲を消去したのち今回のキャッシュ曲の書き込みを行う。
一方、今回演奏された曲の楽曲データが自機のハードディスク記憶装置8から読み出されたものである場合にはその曲が新曲であるかキャッシュ曲であるかを判断する(s24)。新曲の場合には、優先順位もなく消去されることもないためそのままリターンする。キャッシュ曲の場合には、新たなキャッシュ曲を書き込むときにも消去しないようにこの曲の優先順位を上位に書き換える(s25)。
図5は、楽曲データを検索している他のカラオケ装置からの問い合わせを受けた場合の動作を示すフローチャートである。問い合わせを受信すると(s30)、まず問い合わせの内容が「ハードディスク記憶装置8に記憶しているか」または「CD−ROMに記憶しているか」のどちらかを判断する(s31)。
ハードディスク記憶装置8に記憶しているか否かの問い合わせの場合は、問い合わせの曲番号で新曲,キャッシュ曲のリストを検索し(s32)、この曲番号が発見された場合には(s33)、送信可能である旨の電文を返信する(s34)。一方、この曲が発見できなかった場合には(s33)、送信不可である旨の電文を返信する(s35)。送信可能電文を返信した場合(s34)には、相手のカラオケ装置から送信依頼があるかを確認し(s36)、送信依頼があった場合にはこの楽曲データをハードディスク記憶装置8から読み出し、ネットワーク4を介して相手装置へ送信する(s37)。送信依頼がない場合には他の装置に対して送信依頼をしたと判断してそのまま動作を終了する。
CD−ROMに記憶しているか否かの問い合わせの場合は、問い合わせの曲番号でCD−ROMの曲リストを検索し(s40)、この曲番号が発見された場合には(s41)、現在CD−ROMチェンジャ9が使用可能であるかを判断する(s43)。使用可能の場合には、楽曲データを送信可能である旨の電文を返信する(s45)。こののち、相手のカラオケ装置から送信依頼があるかを確認し(s46)、送信依頼があった場合には、前記楽曲データを記憶しているCD−ROMをトレイにセットし、CD−ROMチェンジャ9からこの楽曲データを読み出して、相手装置に送信する(s47)。送信依頼がない場合には他の装置に対して送信依頼をしたと判断してそのまま動作を終了する。一方、検索した曲がCD−ROMにない場合には(s41)、送信不可である旨の電文を返信する(s42)。また、楽曲データを発見したがCD−ROMチェンジャ9が現在他の用途で使用中で楽曲データの読み出しに使用できない場合には、現在送信不可である旨を返信する(s44)。この場合において、現在CD−ROMチェンジャ9が故障して使用できない場合にはs42の送信不可電文を返信するものとする。
なお、上記実施形態ではネットワークモデム5を使用し、1台でネットワーク4上の全てのカラオケ装置6が共有して使用できるようにしているが、各カラオケ装置に個別にモデム(TA)を接続するようにしてもよく、一部のカラオケ装置のみにモデムを接続するようにしてもよい。この場合には、配信センタ2に電話をかけて楽曲データをダウンロードする作業は、専らこのモデム(TA)を接続しているカラオケ装置が行うことになる。このカラオケ装置がセンタから楽曲データをダウンロードしたのち、ネットワーク4を介して目的のカラオケ装置へこの楽曲データを転送し、そののち、ダウンロードを行ったカラオケ装置はこの楽曲データを消去するようにすればよい。
また、上記場合において、ダウンロードを行ったカラオケ装置が、ダウンロードした楽曲データをキャッシュ曲として保存するようにしてもよい。この場合、複数のカラオケ装置が分担して配信センタ2から楽曲データをダウンロードするようにした場合は、装置毎に演歌・ポップスなどのジャンルの分担を決めておくようにしてもよい。そうすれば、各装置で、特定のジャンルの曲が多くキャッシュされ、そのジャンルの曲が直ぐに掛かるような特徴づけをすることができる。
また、問い合わせに対して複数のカラオケ装置から「楽曲データ送信可能」の返信があった場合、最初に応答があった装置に対して送信依頼を返信してもよく、上記送信可能電文にその装置の負荷状況を示すデータを含めておき、負荷の軽い装置を選択して、その装置に送信依頼を返信してもよい。
また、ハードディスク記憶装置8にキャッシュ曲として記憶している曲を他のカラオケ装置6に送信した場合、当該他の装置もこの楽曲データをキャッシュ曲としてハードディスクに書き込むことになり、複数の装置でキャッシュ曲が重複することになる。それぞれのカラオケ装置における曲の優先順位を重視する場合にはこれでよく、重複を排除してキャッシュ曲数を増加させようとする場合には、送信した側でこのキャッシュ曲を消去するか、または、受信して演奏した側が演奏終了後この曲を捨てるようにすればよい。この場合、他のカラオケ装置のキャッシュ曲であれば、図4のs22,s23をスキップすればよい。また、上記とは逆に、キャッシュ曲を他の装置に送信したとき、そのキャッシュ曲の順位を更新するようにしてもよい。
上記実施形態では、自機のCD−ROMに記憶されている楽曲データについても他のハードディスク記憶装置8に記憶されている場合には、そのカラオケ装置から転送するようにしたが、自機のCD−ROMに記憶されている楽曲データは他の装置から転送せず、自機のCD−ROMチェンジャ9が使用できるようになるまで待機するようにしてもよい。すなわち、図3のs7,s8とs9,s10,s11とを入れ換えてもよい。
この発明の実施形態であるカラオケ装置のネットワークシステムを示す図 カラオケ装置の概略構成を示すブロック図 同カラオケ装置の動作を示すフローチャート 同カラオケ装置の動作を示すフローチャート 同カラオケ装置の動作を示すフローチャート
符号の説明
1…カラオケシステム、2…配信センタ、
4…ネットワーク、5…ネットワークモデム、
6…カラオケ装置、8…ハードディスク記憶装置、
9…CD−ROMチェンジャ、
222…キャッシュデータ記憶エリア

Claims (2)

  1. ネットワーク上に複数台が接続されるカラオケ装置であって、
    カラオケ曲の楽曲データの配信機能を有する配信センタと通信するセンタ通信手段と、
    前記ネットワークを介して該ネットワークに接続されている他のカラオケ装置と通信するネットワーク通信手段と、
    前記配信センタから配信されるカラオケ曲の新曲データを記憶する新曲データ記憶エリア、および新曲以外の楽曲データをキャッシュデータとして優先順位をつけて記憶するキャッシュ曲データ記憶エリア、からなる記憶手段と、
    カラオケ曲のリクエストがあったとき、該リクエスト曲の楽曲データを、前記記憶手段、他のカラオケ装置、または前記配信センタから読み出す楽曲データ読み出し手段と、
    前記楽曲データ読み出し手段で読み出した楽曲データが前記配信センタから読み出した楽曲データである場合、この楽曲データを最上位のキャッシュデータとして前記キャッシュ曲データ記憶エリアに書き込み、
    前記楽曲データ読み出し手段で読み出した楽曲データが他のカラオケ装置から読み出した楽曲データである場合、該楽曲データを前記キャッシュ曲データ記憶エリアに書き込みせずに捨て、
    前記新曲データ記憶エリアから読み出した新曲データである場合、優先順位の設定およびキャッシュデータとしての書き込みをせず、前記キャッシュ曲データ記憶エリアから読み出したキャッシュデータである場合、当該キャッシュデータの優先順位を最上位に設定する書き込み手段と、
    を備え、
    前記書き込み手段は、前記楽曲データをキャッシュデータとして書き込むとき、前記キャッシュデータ記憶エリアの容量が一杯であれば、優先順位の最も低いキャッシュデータを消去してから書き込むことを特徴とするカラオケ装置。
  2. ネットワーク上に複数台が接続されるカラオケ装置であって、
    カラオケ曲の楽曲データの配信機能を有する配信センタと通信するセンタ通信手段と、
    前記ネットワークを介して該ネットワークに接続されている他のカラオケ装置と通信するネットワーク通信手段と、
    前記配信センタから配信されるカラオケ曲の新曲データを記憶する新曲データ記憶エリア、および新曲以外の楽曲データをキャッシュデータとして優先順位をつけて記憶するキャッシュ曲データ記憶エリア、からなる記憶手段と、
    カラオケ曲のリクエストがあったとき、該リクエスト曲の楽曲データを、前記記憶手段、他のカラオケ装置、または前記配信センタから読み出す楽曲データ読み出し手段と、
    前記楽曲データ読み出し手段で読み出した楽曲データが、他のカラオケ装置、または配信センタから読み出した楽曲データである場合、この楽曲データを最上位のキャッシュデータとして前記キャッシュ曲データ記憶エリアに書き込み、
    前記新曲データ記憶エリアから読み出した新曲データである場合、優先順位の設定およびキャッシュデータとしての書き込みをせず、前記キャッシュ曲データ記憶エリアから読み出したキャッシュデータである場合、当該キャッシュデータの優先順位を最上位に設定する書き込み手段と、
    を備え、
    前記書き込み手段は、前記楽曲データをキャッシュデータとして書き込むとき、前記キャッシュデータ記憶エリアの容量が一杯であれば、優先順位の最も低いキャッシュデータを消去してから書き込み、
    前記楽曲データ読み出し手段は、他のカラオケ装置からキャッシュデータの送信要求が有った場合、当該他のカラオケ装置にキャッシュデータを転送し、当該転送したキャッシュデータを前記記憶手段から消去することを特徴とするカラオケ装置。
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