JP4106937B2 - カラオケシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、異機種のカラオケ演奏を行うためのカラオケシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、様々なメーカからカラオケ装置が提供されており、各メーカは自社装置の優位性を保つべく他社装置との差別化を図っている。具体的には、各メーカは、最新曲をいち早く提供したり、マイナー曲や様々なアレンジ曲やメドレー曲を用意する、といった曲コンテンツの充実化であったり、音の良さ、ハモリ機能、ボイスチェンジ機能、採点機能などの装置機能の充実化により自社装置の優位性を高めている。かかる相違から、メーカ毎にカラオケデータの仕様が異なっており、あるメーカが提供するカラオケデータは、同一メーカのカラオケ装置でしか再生できないようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、カラオケ店などにおいては、通常は、カラオケボックス内に一機種のカラオケ装置しか設置されておらず、カラオケ利用者がカラオケ装置の機種やメーカを選択できる機会はほとんど用意されていないのが実状である。
また、近年では、インターネットを利用してカラオケデータを有料配信するサービスが各メーカによって提供され、ユーザが自分のPCなどを利用して自室などでカラオケを楽しめるようになっている。しかしながら、このカラオケデータも各メーカ毎に仕様が異なっているため、ユーザは各メーカの再生プログラムを全てダウンロードしておかなければ、各メーカのカラオケ演奏を行うことはできなかった。
【0004】
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、異機種のカラオケ演奏を行うことができるカラオケシステムを提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、本発明にあっては、端末装置と、この端末装置と通信ネットワークを経由して接続されたサーバとからなるカラオケシステムにおいて、前記サーバは、カラオケ装置の各機種に対応する複数の再生用プログラムと、前記カラオケ装置の各機種が備える機能を記述した機能特定テーブルとを記憶する記憶手段と、前記端末装置とデータ通信を行うためのサーバ側通信手段と、前記サーバ側通信手段を介して前記端末装置から入力した、使用予定の機能を特定する情報が付加された検索要求に基づき、前記機能特定テーブルを参照し、前記使用予定の機能を具備する機種を検索する検索手段と、前記検索において前記使用予定の機能を具備する機種が存在した場合には、当該機種に対応する前記再生用プログラムを、前記記憶手段から読み出して前記サーバ側通信手段を介して前記端末装置に送信するプログラム送信制御手段と、前記検索において前記使用予定の機能を具備する機種が存在しなかった場合には、使用予定の機能を具備する機種が存在しない旨を前記端末装置に通知する通知手段とを備え、前記端末装置は、複数の機能の中から操作者によって選択された前記使用予定の機能を特定する情報を入力する入力手段と、前記サーバとデータ通信を行うための端末側通信手段と、前記入力手段を介して入力した前記使用予定の機能を特定する情報が付加された前記検索要求を、前記端末側通信手段を介して前記サーバに送信する検索要求制御手段と、前記端末側通信手段を介して前記サーバから入力した再生用プログラムを実行する実行手段と、前記使用予定の機能を具備する機種が存在しない旨が前記サーバから前記端末側通信手段を介して入力されると、前記入力手段を用いて使用予定の機能を再選択するよう操作者に促す再選択手段とを備えることを特徴としている。
【0006】
上記構成によれば、端末装置は、端末操作者が使用予定の機能を具備する機種の再生用プログラムをサーバから入力して実行するので、端末操作者が使用したい機能を使ってカラオケ演奏を行うことができる。
【0007】
上記構成において、前記サーバは、前記記憶手段には、さらに、前記カラオケ装置の各機種対応のカラオケデータが複数記憶されており、前記サーバ側通信手段を介して前記端末装置から入力したカラオケデータの送信要求に基づき、前記記憶手段に記憶されたカラオケデータを読み出して前記サーバ側通信手段を介して前記端末装置に送信するカラオケデータ送信制御手段と、をさらに有し、
前記端末装置は、曲番号を入力する曲番号入力手段と、前記曲番号入力手段を介して入力した曲番号に基づき、カラオケデータの送信要求を、前記端末側通信手段を介して前記サーバに送信するカラオケデータ送信要求制御手段と、をさらに有することが好ましい。この構成によれば、端末装置は、曲番号入力手段を介して入力した曲番号に対応するカラオケデータをサーバから入力するので、サーバに記憶されたカラオケデータを使って希望曲のカラオケ演奏を行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳述する。以下に示す実施形態は、本発明の一態様を示すものであり、この発明を限定するものではなく、本発明の範囲内で任意に変更可能である。
【0011】
(1) 実施形態
(1.1) 実施形態の構成
図1は、本発明の実施形態に係るカラオケシステム1の概要構成を示す図である。本実施形態では、このカラオケシステム1をカラオケ店などに設置される集中管理型カラオケシステムに適用した場合を説明する。
このカラオケシステム1は、配信センタ2と、各カラオケ店3に設置されるホスト装置10および複数のカラオケ端末20とから構成されている。
配信センタ2は、各カラオケメーカが提供するカラオケデータ(曲データと映像データ)をインターネットを経由して配信するものである。
ホスト装置10は、各カラオケ店3に一台ずつ設置され、カラオケ端末20は、カラオケ店3の各部屋(カラオケボックス)内に一台ずつ設置されるものであり、各カラオケ店3では、ホスト装置10とカラオケ端末20とでLAN(Local Area Network)が構築されるようになっている。また、このホスト装置10は、インターネットを経由して配信センタ2と接続され、配信センタ2から配信されたデータを蓄積するようになっている。
【0012】
図2は、ホスト装置10の構成を示すブロック図である。
ホスト装置10において、制御部11は、CPUなどから構成され、バスを介して接続された各部の制御を行うことにより、記憶部12〜16に各種データの記憶や読み出し、記憶部13〜16に記憶されたデータの検索などの演算を行う。
通信インターフェース(以下、インターフェースをI/Fと表記する。)17は、電話線などの公衆回線と接続され、インターネットを経由して接続された配信センタ2との間でデータ通信処理を行うものである。
また、通信I/F18は、Ethernet(商標)ケーブルなどのLANケーブルが接続され、このLANケーブルに接続されたカラオケ端末20との間でデータ通信処理を行うものである。
【0013】
記憶部12〜16は、例えば、ハードディスクドライブ(HDD)が適用され、記憶部12には、メインプログラムが記憶されている。このメインプログラムは制御部11が読み出して実行するものであり、配信センタ2から配信されたデータを各記憶部13〜16に割り振って記憶するためのプログラム、カラオケ端末20から入力した各種コマンドに応じて記憶部13〜16に記憶されたデータをカラオケ端末20に送信したり、記憶部13〜16に記憶されたデータを検索するためのプログラム等から構成される。
【0014】
また、記憶部13〜16は、カラオケメーカ毎に仕様の異なるカラオケデータ(曲データと映像データ)と、その再生を行うための再生用プログラムがメーカ毎に記憶されるようになっている。ここでは、記憶部13には、メーカAのカラオケデータと再生用プログラムが記憶され、記憶部14には、メーカBのカラオケデータと再生用プログラムが記憶され、記憶部15には、メーカCのカラオケデータと再生用プログラムが記憶され、記憶部16には、メーカDのカラオケデータと再生用プログラムが記憶されている場合を想定している。
【0015】
また、ホスト装置10においては、図3に一例を示すように、これら各メーカの再生用プログラムがどのような機能を備えているかを記述した機能特定テーブルTAが記憶部12に記憶されるようになっている。
【0016】
ここで、再生用プログラムは、カラオケ端末20を、各カラオケメーカA〜Dのカラオケ装置として使用できるようにするためのプログラムであり、具体的には、各カラオケメーカA〜Dのカラオケ装置のハードウェア環境を再現するためのエミューレータ(プログラム)と、そのカラオケ装置が実際に実行する再生用アプリケーションプログラムとから構成されている。
【0017】
図4は、カラオケ端末20の構成を示す図である。
カラオケ端末20において、制御部21は、CPUなどから構成され、バスを介して接続された各部の制御を行うことにより、ホスト装置10から再生用プログラムをダウンロードしたり、ホスト装置10に記憶されたカラオケデータを利用してカラオケ演奏の処理などを実行する。
【0018】
通信I/F22は、EthernetケーブルなどのLANケーブルが接続され、このLANケーブルに接続されたホスト装置10との間でデータ通信処理を行うものである。操作部23は、テンキーや操作ボタンなどの操作子を備えたパネルI/F、若しくはキーボード、マウスなどが適用され、操作者から曲番号、演奏開始指示、演奏停止指示などの各種指示を入力するためのものである。
【0019】
記憶部24は、例えば、HDDが適用され、メインプログラムや、ホスト装置10からダウンロードした再生用プログラム、カラオケデータなどが記憶される。このメインプログラムは、制御部21が読み出して実行するものであり、ホスト装置10から所望の再生用プログラムをダウンロードするためのプログラム(ダウンローダ)、ソフトウェア音源のプログラム、映像デコード用のプログラム等から構成される。
【0020】
映像・音声I/F25は、表示装置30、オーディオシステム31およびマイク32が接続され、マイク32を介して音声を入力したり、制御部21によって生成された映像信号および音声信号をそれぞれ表示装置30およびオーディオシステム31に供給するためのインターフェースである。また、表示装置30は、例えば、CRTや液晶ディスプレイであり、背景映像と歌詞を表示するために使用され、また、オーディオシステム31は、アンプとスピーカから構成され、カラオケの演奏音を放音するために使用される。
【0021】
(1.2) 実施形態の動作
次に、このカラオケシステム1の動作について説明する。
まず、このカラオケシステム1では、配信センタ2が各カラオケメーカA〜Dが提供する新曲のカラオケデータを配信し、各カラオケ店3のホスト装置10がこれら配信されたデータをメーカ毎に振り分けて各記憶部13〜16に記憶することによって、各ホスト装置10の記憶部13〜16の記憶内容を最新の内容に保持するようになっている。
【0022】
図5は、カラオケ端末20の動作を示すフローチャートである。以下、図5を参照しながら、カラオケ端末20とホスト装置10の動作について説明する。
まず、カラオケ端末20においては、電源が投入されると、制御部21が記憶部24に記憶されたプログラムを読み出して実行することにより、表示装置30にメインメニュー画面を表示させ(ステップS1)、端末操作者(カラオケ利用者)に対してカラオケ機種の選択を促す。具体的には、メインメニュー画面には、本実施形態のカラオケ機種選択処理である「機種から選択」、「機能から選択」、「曲から選択」の中から所望する処理を選択するように促す。かかるメインメニュー画面や以下に述べる各種画面においては、端末操作者が操作部23を操作することによって所望の処理を選択できるようになっている。なお、本実施形態では、カラオケ機種とカラオケメーカA〜Dとが一対一で対応している場合を想定しているが、ホスト装置10が、1つのカラオケメーカについて複数のカラオケ機種の再生用プログラムを記憶している場合はそれらのカラオケ機種を選択できるようにしてもよいことは勿論である。
【0023】
このメインメニュー画面において、端末操作者により「機種から選択」が選択された場合、制御部21は、機種選択画面を表示装置30に表示させる(ステップS2)。この機種選択画面には、カラオケメーカA〜Dのカラオケ機種名が表示され、端末操作者に希望のカラオケ機種の選択を促す。そして、端末操作者がいずれかのカラオケ機種を選択すると、制御部21は、そのカラオケ機種に対応する再生用プログラムのダウンロードを行うべく、ホスト装置10に対して送信要求コマンドを送信する(ステップS3)。なお、この送信要求コマンドは、カラオケ機種(またはカラオケメーカ)を特定する情報が付加されてホスト装置10に送信されることとなる。
この場合、ホスト装置10の制御部11は、カラオケ端末20から送信された送信要求コマンドを受信すると、機種特定情報によって特定される再生用プログラムを記憶部13〜16のいずれかから読み出してカラオケ端末20に送信する。そして、カラオケ端末20の制御部21は、再生用プログラムを全て受信してダウンロードが完了すると(ステップS4:YES)、ダウンロードした再生用プログラムの実行を開始する(ステップS5)。
【0024】
上述したように、再生用プログラムは、カラオケ端末20を所定のカラオケメーカのカラオケ装置として使用できるようにするためのプログラムであるため、再生用プログラムを実行することによって、カラオケ端末20は、端末操作者が希望したカラオケメーカのカラオケ機種として機能するようになっている。すなわち、カラオケ端末20においては、端末操作者によって曲番号が入力されると、制御部21は、そのカラオケメーカの曲番号に対応するカラオケデータのリクエストをホスト装置10に行うと共に、そのカラオケ機種と同機能(ハモリ機能、採点機能など)を具備し、ホスト装置10から送信されたカラオケデータに基づきそれら機能を使って同様のカラオケ演奏を行うことが可能となっている。これにより、端末操作者に希望のカラオケ機種がある場合は、その機種を選択することによって同じカラオケ演奏を楽しむことができるように構成されている。なお、機種選択画面や以下に述べる各種画面を表示中の状態においては、所定の操作によりいつでもメインメニュー画面に戻ることができるようになっている。
【0025】
一方、メインメニュー画面において、端末操作者により「機能から選択」が選択された場合、制御部21は、機能選択画面を表示装置30に表示させる(ステップS6)。ここで、図6に一例を示すように、機能選択画面には、各カラオケメーカのカラオケ機種が備える機能の一覧と、その中から使用したい機能を選択するためのチェックボックスCBと、検索ボタンB1と、クリアボタン(チェックボックスCBのチェックを全て外す指示を行うための操作ボタン)B2とが表示され、端末操作者に使用したい機能の選択などを促す。そして、端末操作者により使用したい機能に対応するチェックボックスCBにチェックが入れられ、検索ボタンB1が操作されると、制御部21は、検索要求コマンドをホスト装置10に送信する(ステップS7)。なお、この検索要求コマンドは、チェックが入れられた機能(使用予定の機能)を特定する情報が付加されてホスト装置10に送信されるようになっている。
【0026】
この場合、ホスト装置10においては、検索要求コマンドを受信すると、制御部11が、記憶部12に記憶された機能特定テーブルTA(図3参照)を参照して、チェックが入れられた機能を具備するカラオケ機種(カラオケメーカ)の検索を行う。そして、ホスト装置10の制御部11は、検索したカラオケ機種を選択候補として記述した検索結果画面データをカラオケ端末20に送信することによって、カラオケ端末20の制御部21は、検索結果画面を表示装置30に表示させる(ステップS8)。ここで、この検索結果画面には、端末操作者がチェックを入れた機能を全て具備するカラオケ機種が選択候補として全て表示され、端末操作者に対して選択を促すようになっている。そして、端末操作者によりいずれかのカラオケ機種が選択されると、制御部21は、処理をステップS3に移行し、そのカラオケ機種に対応する再生用プログラムのダウンロードを行うべく、ホスト端末10に対して送信要求コマンドを送信する。
【0027】
これにより、カラオケ端末20においては、上述したと同様に、制御部21がダウンロードした再生用プログラムを実行することによって(ステップS4、S5)、端末操作者が希望した機能を具備するカラオケ機種として機能するようになっている。従って、端末操作者は、カラオケ機能を条件にしてカラオケ機種の選択を行うこともでき、希望のカラオケ機能を使ったカラオケ演奏を楽しむことが可能となっている。
なお、ホスト装置10において、チェックを入れた機能を全て具備するカラオケ機種が存在しなかった場合は、その旨をカラオケ端末20の制御部21に通知し、制御部21が再びステップS6の処理(機能選択画面の表示)を実行して再選択を促すようにすることが好ましい。
【0028】
また、メインメニュー画面において、端末操作者により「曲から選択」が選択された場合、制御部21は、曲名入力画面を表示装置30に表示させる(ステップS9)。この曲名入力画面には、曲名を入力するテキストボックスTB、検索ボタンB1、クリアボタンB2などが表示され、端末操作者に曲名の入力などを促す。そして、端末操作者により曲名が入力され、検索ボタンB1が操作されると、制御部21は、曲名のテキストデータを付加した検索要求コマンドをホスト装置10に送信する(ステップS10)。
【0029】
この場合、ホスト装置10においては、検索要求コマンドを受信すると、制御部11が、各記憶部13〜16に記憶されるカラオケデータ(この場合、曲データ)のヘッダなどに記述されている曲名を検索することにより、端末操作者が入力した曲が提供されているカラオケ機種(カラオケメーカ)を特定する。そして、ホスト装置10の制御部11は、特定したカラオケ機種を選択候補として記述した検索結果画面データをカラオケ端末20に送信することによって、カラオケ端末20の制御部21は、検索結果画面を表示装置30に表示させる(ステップS11)。そして、端末操作者によりいずれかのカラオケ機種が選択されると、制御部21は、処理をステップS3に移行することにより、そのカラオケ機種に対応する再生用プログラムをダウンロードして実行する(ステップS4、S5)。これにより、カラオケ端末20は、端末操作者が希望した曲が提供されているカラオケ機種として機能することとなり、端末操作者が希望の曲のカラオケ演奏を楽しむことができるようになっている。従って、このカラオケシステム1は、曲(曲コンテンツ)を条件としてカラオケ機種を選択することも可能となっている。
なお、ホスト装置10において、指定された曲が提供されているカラオケ機種が存在しなかった場合は、その旨をカラオケ端末20の制御部21に通知し、制御部21が再びステップS9の処理(機能選択画面の表示)を実行して曲名の再入力を促すようにすることが好ましい。
【0030】
このように、本実施形態に係るカラオケシステム1は、ホスト装置10に複数のカラオケ機種に対応する再生用プログラムやカラオケデータを記憶しておき、カラオケ端末20が、端末操作者の希望に従ってホスト装置10から再生用プログラムをダウンロードして実行するようにしたことにより、端末操作者は希望のカラオケ機種のカラオケ演奏を楽しむことができる。
また、このカラオケシステム1は、端末操作者がカラオケ機種を直接選択する方法に加えて、カラオケ機能や提供されている曲を条件としてカラオケ機種の選択を行うことができるので、端末操作者は様々な方法で希望に合ったカラオケ演奏を楽しむことができる。
【0031】
これにより、このカラオケシステム1は、同一のカラオケ端末20で様々なカラオケメーカのカラオケ機能や曲コンテンツを利用できるので、従来に比してカラオケの楽しさを倍増させることができる。また、このカラオケシステム1は、ホスト装置10に各機種の再生用プログラムやカラオケデータを記憶しておけばよいので、複数メーカのカラオケ機種を設置する場合に比して設置スペースや設置コストの点から有利であり、また、カラオケ機能の追加や変更、カラオケ機種の変更も簡易に行うことができる。
【0032】
また、このカラオケシステム1は、上述したように、カラオケ端末20が、端末操作者の希望に合致する再生用プログラムを適宜ダウンロードして利用する構成であるため、ダウンロードした再生用プログラムをカラオケ端末20に継続して記憶部24に記憶させておく必要は必ずしもない。例えば、新たに再生用プログラムをダウンロードした場合や端末利用者が変わった場合などに、ダウンロード済みの再生用プログラムや、未使用の再生用プログラムを記憶部24から消去(削除)させるようにしてもよい。また、カラオケ端末20内の図示しないRAM(Random Access Memory)の容量に余裕がある場合などは、ホスト装置10から送信された再生用プログラムを記憶部24に記憶せずに、直接RAMに記憶させるようにしてもよい。このようにすれば、カラオケ端末20の記憶部24の容量は、メインプログラムの分だけ、若しくは、メインプログラムと1つの再生用プログラムの分だけですむので、従来に比してカラオケ端末20を大幅に小型化することも可能である。
【0033】
(2) 変形例
本願発明は、上述した実施形態に限らず種々の態様にて実施することができる。例えば、以下のような変形実施が可能である。
【0034】
(2.1)
上述の実施形態では、カラオケ端末20の記憶部24にソフトウェア音線のプログラムを予め格納しておく場合について述べたが、各カラオケ機種の音源(ハードウェア音源またはソフトウェア音線)と同じ音色の楽音を発生する複数のソフトウェア音線のプログラムをホスト装置10に格納しておき、端末操作者が選択したカラオケ機種(カラオケメーカ)に応じて、カラオケ端末20が適宜ダウンロードして利用するようにしてもよい。このようにすれば、カラオケ機種毎の音色の違いも再現することが可能となる。
【0035】
(2.2)
また、上述の実施形態では、LANで接続されたホスト装置10に、複数の再生用プログラムやカラオケデータを記憶させておく場合について述べたが、これらデータをインターネット上のサーバに記憶させて、カラオケ端末20がインターネット経由でダウンロードするようにしてもよい。このようにすれば、インターネットに接続可能な機器が様々なカラオケ機種(カラオケメーカ)のカラオケ演奏を行うことが可能となり、例えば、各家庭にあるPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistants)などをカラオケ端末20として使用することができる。
【0036】
(2.3)
上述の実施形態では、再生用プログラムが、エミューレータと再生用アプリケーションプログラムとから構成される場合について述べたが、要は、カラオケ端末20を、各カラオケメーカのカラオケ装置として使用できるようにするためのプログラムであればよく、あるメーカのカラオケデータを再生可能で、かつ、そのカラオケ装置の機能を備えた1つのアプリケーションプログラムであってもよい。
【0037】
【発明の効果】
上述したように本発明によれば、異機種のカラオケ演奏を行うことができる。また、機種、若しくは、カラオケ機能、または提供されている曲を条件としてカラオケ機種を選択できるので、端末操作者の希望にあったカラオケ演奏を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るカラオケシステムの全体構成を示す図である。
【図2】 ホスト装置の構成を示すブロック図である。
【図3】 機能特定テーブルの一例を示す図である。
【図4】 カラオケ端末の構成を示すブロック図である。
【図5】 カラオケ端末の動作を示すフローチャートである。
【図6】 機能選択画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1……カラオケシステム、
2……配信センタ、
3……カラオケ店、
10……ホスト装置(サーバ)、
20……カラオケ端末、
TA……機能特定テーブル。
Claims (4)
- 端末装置と、この端末装置と通信ネットワークを経由して接続されたサーバとからなるカラオケシステムにおいて、
前記サーバは、
カラオケ装置の各機種に対応する複数の再生用プログラムと、前記カラオケ装置の各機種が備える機能を記述した機能特定テーブルとを記憶する記憶手段と、
前記端末装置とデータ通信を行うためのサーバ側通信手段と、
前記サーバ側通信手段を介して前記端末装置から入力した、使用予定の機能を特定する情報が付加された検索要求に基づき、前記機能特定テーブルを参照し、前記使用予定の機能を具備する機種を検索する検索手段と、
前記検索において前記使用予定の機能を具備する機種が存在した場合には、当該機種に対応する前記再生用プログラムを、前記記憶手段から読み出して前記サーバ側通信手段を介して前記端末装置に送信するプログラム送信制御手段と、
前記検索において前記使用予定の機能を具備する機種が存在しなかった場合には、使用予定の機能を具備する機種が存在しない旨を前記端末装置に通知する通知手段とを備え、
前記端末装置は、
複数の機能の中から操作者によって選択された前記使用予定の機能を特定する情報を入力する入力手段と、
前記サーバとデータ通信を行うための端末側通信手段と、
前記入力手段を介して入力した前記使用予定の機能を特定する情報が付加された前記検索要求を、前記端末側通信手段を介して前記サーバに送信する検索要求制御手段と、
前記端末側通信手段を介して前記サーバから入力した再生用プログラムを実行する実行手段と、
前記使用予定の機能を具備する機種が存在しない旨が前記サーバから前記端末側通信手段を介して入力されると、前記入力手段を用いて使用予定の機能を再選択するよう操作者に促す再選択手段とを備える
ことを特徴とするカラオケシステム。 - 前記サーバは、
前記記憶手段には、さらに、前記カラオケ装置の各機種対応のカラオケデータが複数記憶されており、
前記サーバ側通信手段を介して前記端末装置から入力したカラオケデータの送信要求に基づき、前記記憶手段に記憶されたカラオケデータを読み出して前記サーバ側通信手段を介して前記端末装置に送信するカラオケデータ送信制御手段と、をさらに有し、
前記端末装置は、
曲番号を入力する曲番号入力手段と、
前記曲番号入力手段を介して入力した曲番号に基づき、カラオケデータの送信要求を、前記端末側通信手段を介して前記サーバに送信するカラオケデータ送信要求制御手段と、をさらに有する
ことを特徴とする請求項1に記載のカラオケシステム。 - 前記再生用プログラムは、前記カラオケ装置の各機種で使用されている再生用プログラムと、該プログラムを前記端末装置で実行可能にするためのエミュレータとであることを特徴とする請求項1又は2に記載のカラオケシステム。
- 前記サーバは、前記端末装置とLANで接続されているホスト装置であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のカラオケシステム。
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