JP2007240734A - レンズ位置調整機構付き撮像レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】調整用レンズの位置調整を簡単に行うことができ、耐衝撃性能が良い撮像レンズを提供する。
【解決手段】撮像レンズ100は、調整用のレンズ111を支持するレンズ枠121と、レンズ枠121を支持する支持枠131とを備える。レンズ枠121に接触する支持枠調整用接触部134が支持枠131に設けられる。支持枠131に接触するレンズ枠調整用接触部124がレンズ枠121に設けられる。レンズ枠121は、レンズ枠調整用接触部124が支持枠調整用接触部134に接触した状態において、レンズ枠121と支持枠131との間の締め付け力が、支持枠調整用接触部134に対して垂直に加えられるように構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズ位置調整機構を備えた撮像レンズに関するものである。特に、本発明は、レンズ交換式一眼レフカメラ用の交換レンズなどにおいて、光軸方向におけるレンズ位置の微調整を可能にする機構を備えた撮像レンズに関する。
複数のレンズを鏡筒に組み込む際に、複数のレンズの間の距離を設計値どおりに仕上げる必要がある。しかしながら、実際の設計時には、レンズ間距離と設計値との間に光軸方向の誤差が生じる為、この光軸方向の誤差を調整する必要が生じている。従来の一般的な調整方法として、レンズ枠と固定部材とのワッシャを入れて光軸方向の誤差を調整する方法が知られている。
これに対して、従来のレンズ鏡筒構造では、固定部材の外周にカム溝を有する回動部材を配置している(例えば、特許文献1参照)。また、従来の光学素子鏡筒では、第1保持部材と第2保持部材はカム係合し、第1保持部材の光軸回りの回動により、第2保持部材は第1保持部材に対して光軸方向に移動するようになっている(例えば、特許文献2参照)。また、従来の撮影用レンズの調整機構では、偏心ピンとリード溝を用いてレンズの位置を調整している(例えば、特許文献3参照)。また、従来の微小距離調整機構では、固定部材と移動部材のいずれか一方は、光軸方向の移動を可能にしたカム部を有し、光軸方向への調整を行っている(例えば、特許文献4参照)。また、従来のプラスチックレンズの保持機構では、鏡枠の固定部とプラスチックレンズのいずれか一方にピンを固着し、他方に長孔を設け、鏡枠の固定部とプラスチックレンズのいずれか一方に傾斜案内面を設けて、プラスチックレンズの光軸方向への調整を行っている(例えば、特許文献5参照)。
(特許文献のリスト)
特開2003−202479号公報 特開2002−122769号公報 特開2000−75183号公報 特開平1−173007号公報 実開昭62−91615号公報
従来のワッシャを用いる調整方法では、レンズ位置の調整を行うごとに、ワッシャの取り外しが必要となり、調整の手間がかかる課題があった。また、従来のカムを用いる微小距離調整機構では、撮影用レンズが衝撃を受けたとき、この衝撃によって、いったんカム接合面がずれてしまうと、レンズ枠と固定部材との間に光軸方向の間隙が生じ、撮影用レンズの光学性能が低下する課題があった。また、従来の傾斜案内面を設けるプラスチックレンズの保持機構などでは、レンズの保持力が充分でない課題があった。
図7を参照すると、撮影用レンズを組み立てたとき、第1群レンズ系(図示せず)は第1群レンズ枠421に固定される。第1群レンズ枠421は、第1群支持枠431に固定される。カム面を構成する支持枠調整用接触部434が第1群支持枠431に設けられる。支持枠調整用接触部434は、光軸方向108に対して角度をなすように形成される。支持枠取付面を構成するレンズ枠調整用接触部424が第1群レンズ枠421に設けられる。レンズ枠調整用接触部424は、光軸方向108に垂直な平面に対して角度をなすように形成される。固定ねじ440が、レンズ枠調整用接触部424と支持枠調整用接触部434とを接触させた状態で、第1群レンズ枠421を第1群支持枠431に固定する。固定ねじ440は、第1群レンズ枠421に設けられた円弧状長孔を貫通するように第1群支持枠431に固定(セルフタップ)される。この状態では、固定ねじ440の頭部442の下面は、第1群レンズ枠421の光軸方向108に対して垂直な、ねじ頭受け面428に接触している。
図8を参照すると、撮影用レンズが衝撃を受けると、第1群レンズ枠421は、光軸方向108に対して垂直な方向に移動することがある。第1群レンズ枠421が移動すると、固定ねじ440の頭部442の下面は、第1群レンズ枠421のねじ頭受け面428と接触しなくなり、固定ねじ440の頭部442の下面と、ねじ頭受け面428との間に間隙(いわゆる、「ガタ」)GPが発生する。衝撃によりこのような間隙GPが発生することによって、撮影用レンズの光学性能は低下するおそれがあった。
図9を参照すると、固定ねじ440の第1群レンズ枠421に対する締め付け力FCは、支持枠調整用接触部434に垂直方向の法線力FNと、支持枠調整用接触部434に沿った方向の接線力FTとに分散される。したがって、接線力FTが生じることによって、固定ねじ440を固定するための法線力FNが締め付け力FCより小さくなる。その結果、撮影用レンズが衝撃を受けると、第1群レンズ枠421は、光軸方向108に対して垂直な方向に移動するおそれが生じている。上記間隙GPの発生による不具合を防止するため、従来は、頭部442の下面と、ねじ頭受け面428とに接着剤などを用いていた。
本発明の目的は、レンズ位置の調整を簡単に行うことができる撮像レンズを提供することにある。また、本発明の他の目的は、耐衝撃性能が良い撮像レンズを提供することにある。また、本発明の他の目的は、構造が簡易であって部品の製造組立が容易なレンズ位置調整機構を含む撮像レンズを提供することにある。
本発明は、複数のレンズを含む撮像レンズであって、前記複数のレンズのうちの位置調整用のレンズを光軸方向に移動させる調整機構を備えた撮像レンズにおいて、前記位置調整用の調整レンズを支持するレンズ枠と、前記レンズ枠を支持する支持枠とを備えるように構成した。本発明の撮像レンズでは、前記レンズ枠に接触する支持枠調整用接触部が前記支持枠に設けられ、前記支持枠に接触するレンズ枠調整用接触部が前記レンズ枠に設けられる。前記レンズ枠は、前記レンズ枠調整用接触部が前記支持枠調整用接触部に接触した状態において、前記レンズ枠と前記支持枠との間の締め付け力が、前記支持枠調整用接触部に対して垂直に加えられるように構成されることを特徴とする。この構成により、レンズ位置の調整を簡単に行うことができる。
本発明の撮像レンズでは、前記支持枠調整用接触部は「らせん面」として形成され、前記レンズ枠調整用接触部は、前記支持枠調整用接触部と接触する「らせん面」として形成され、前記締め付け力は、前記支持枠調整用接触部の「らせん面」が前記支持枠調整用接触部の「らせん面」に接触した状態において、固定部材によって前記レンズ枠を前記支持枠に固定するように構成される。前記固定部材は、前記支持枠調整用接触部の中に配置される固定ねじによって構成されるのがよい。前記固定ねじは、レンズ枠の円弧状長孔を貫通するように配置されるのが好ましい。本発明では、固定ねじを締めた状態において、レンズ枠と支持枠との間の締め付け力は、支持枠調整用接触部に対して垂直に加えられるように構成される。したがって、固定ねじによる締め付け力の接線方向の力の成分が生じることはないので、固定ねじにより発生する締め付け力を充分大きく確保することができる。その結果、撮影用レンズが衝撃を受けたとき、支持枠に対してレンズ枠が移動するおそれは少ない。
本発明の撮像レンズでは、前記レンズ枠は、前記レンズ枠を前記支持枠に固定するための支持枠取付部を含み、前記支持枠取付部は、円周方向に沿って設けられ、かつ、リングの一部のような平面形状をもったフランジ状の形状をもつように形成され、前記固定ねじの頭部の下面を受けるねじ受け面が、前記支持枠取付部に設けられ、前記ねじ受け面は、それぞれ前記レンズ枠調整用接触部に平行に設けられるのが好ましい。この構成により、構造簡易で部品の製造組立が容易なレンズ位置調整機構を含む撮像レンズを製造することができる。
本発明の撮像レンズでは、前記レンズ枠を前記支持枠に固定するための支持枠取付部において、円周方向に沿って設けられ、前記固定ねじのねじ部が前記円弧状長孔を貫通する状態で、前記固定ねじは前記支持枠にねじ締めされるのが好ましい。この構成により、構造簡易で部品の製造組立が容易なレンズ位置調整機構を含む撮像レンズを製造することができる。
本発明の撮像レンズでは、上記のような構成を用いているので、レンズ位置の調整を簡単に行うことができる。本発明の撮像レンズでは、第1群レンズ枠を固定する固定ねじの中心軸線を支持枠調整用接触部に対して垂直になるように構成したので、固定ねじの頭部下面と、ねじ頭受け面との間に間隙が発生するおそれがない。したがって、固定ねじによる締め付け力の分散がなくなり、締め付け力を充分に大きく確保することができる。また、本発明の撮像レンズでは、撮像レンズが衝撃を受けたとき、第1群レンズ枠が移動したとしても、第1群レンズ枠はその場所に保持されるので、光学性能への悪影響を少なくすることができる。すなわち、本発明により、耐衝撃性能が良い撮像レンズを実現することができる。さらに、本発明により、構造が簡易であって、部品の製造組立が容易なレンズ位置調整機構を含む撮像レンズを実現することができる。
以下に、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1を参照すると、4群ズームレンズとして構成された撮像レンズ100は、レンズ系と、撮像レンズ100の光軸102と、レンズ鏡筒104とを有する。図1において、光軸102より上側に示す断面図は焦点距離を短焦点側に設定した状態を示し、光軸102より下側に示す断面図は焦点距離を長焦点側に設定した状態を示している。本発明はズームレンズだけでなく、単焦点レンズにも適用することができる。撮像レンズ100は、第1群レンズ系111と、第2群レンズ系112と、第3群レンズ系113と、第4群レンズ系114とを備える。第1群レンズ系111は前群レンズ系を構成する。第4群レンズ系114は後群レンズ系を構成する。それぞれのレンズ系は、1枚又は複数枚のレンズを含む。
第1群レンズ系111は第1群レンズ枠121に固定される。第2群レンズ系112は第2群レンズ枠126に固定される。第3群レンズ系113は第3群レンズ枠127に固定される。第4群レンズ系114は、後群第1レンズ枠128と、後群第2レンズ枠129とに固定される。第1群レンズ枠121は、第1群支持枠131に固定される。第1群レンズ枠121、第2群レンズ枠126は、第3群レンズ枠127、後群第1レンズ枠128、後群第2レンズ枠129は、光軸102に沿う方向に移動可能なようにレンズ鏡筒104に対して配置することができる。第1群支持枠131は、光軸102に沿う方向に移動可能な摺動枠として構成することができる。或いは、第1群支持枠131は、光軸102に沿った方向に移動しない固定支持枠として構成することもできる。フィルタねじ枠150が、第1群レンズ枠121の前方に固定される。
それぞれのレンズ枠は、変形しやすく、破壊しにくい弾力性がある材料でリング状に形成される。例えば、レンズ枠は、ポリカーボネート(PC−G30%)などのエンジニアリングプラスチックで形成される。第1群レンズ枠121は、レンズ位置調整機構に含まれ、レンズの光軸102に沿った方向の位置を調整するための調整レンズ枠を構成する。図示した実施形態において、第1群レンズ枠121が調整レンズ枠を構成しているけれども、他のレンズ枠が調整レンズ枠を構成することもできる。図示した実施形態において、第1群レンズ系111が調整用のレンズを構成しているけれども、第1群レンズ系111、或いは、他のレンズ系に含まれる1枚又は複数のレンズが調整レンズを構成することもできる。
図2から図4を参照すると、第1群レンズ系111は第1群レンズ枠121の内周部に固定される。複数の支持枠取付部122が、第1群レンズ枠121において、円周方向に沿って設けられる。支持枠取付部122は、光軸102を中心として、リングの一部のような平面形状をもったフランジ状の形状をもつように形成することができる。支持枠取付部122は、例えば、3個の支持枠取付部122a〜122cで構成される。3個の支持枠取付部122a〜122cは、光軸102を中心として、それぞれ開角度DTが30度から90度であるように構成することができる。支持枠取付部122a〜122cは、光軸102を中心として、円周方向に等しい角度のピッチ間隔で配置されるのが好ましい。図示した実施形態において、支持枠取付部を設ける個数は3個であるけれども、支持枠取付部を設ける個数は2個であってもよいし、或いは、4個以上であってもよい。支持枠取付部を設ける個数は3個又は4個であるのが好ましい。固定ねじ140は、それぞれの支持枠取付部に対して1個ずつ配置される。
第1のカム面を構成し、かつ、支持枠取付面を構成するレンズ枠調整用接触部124が、支持枠取付部122a〜122cにおいて、円周方向に沿って設けられる。レンズ枠調整用接触部124は、「らせん面」をなすように、第1群レンズ枠121の外周部に形成されるのが好ましい。レンズ枠調整用接触部124は、例えば、3個のレンズ枠調整用接触部124a〜124cで構成される。
固定ねじ140のねじ部を通すための円弧状長孔123が、支持枠取付部122a〜122cにおいて、光軸102を中心として、円周方向に沿って設けられる。円弧状長孔123は、例えば、3個の円弧状長孔123a〜123cで構成される。円弧状長孔123a〜123cは、光軸102を中心として、それぞれ開角度DKが25度から85度であるように構成されるのが好ましい。円弧状長孔123a〜123cの開角度DKは、支持枠取付部122a〜122cの開角度DTよりも5度から15度小さく形成されるのが好ましい。円弧状長孔123a〜123cの幅WHは、固定ねじ140のねじ部よりも大きく形成される。
固定ねじ140の頭部の下面を受けるねじ受け面125が、支持枠取付部122a〜122cにおいて、第1群支持枠131と接触する側と反対側に設けられる。ねじ受け面125は、例えば、3個のねじ受け面125a〜125cで構成される。ねじ受け面125a〜125cは、それぞれレンズ枠調整用接触部124a〜124cに対して等距離になるように設けられる。すなわち、支持枠取付部122a〜122cは、厚さが一定のらせん面をもつ板状フランジとして形成されるのがよい。
固定ねじ140が、第1群レンズ枠121を第1群支持枠131に固定するために設けられる。固定ねじ140は、冷間圧造用炭素鋼などの金属で形成される。固定ねじ140のねじ部を貫通させて第1群レンズ枠121を第1群支持枠131に固定するための円弧状長孔123が、支持枠取付部122a〜122cにおいて、光軸102を中心として、円周方向に沿って、それぞれ設けられる。固定ねじ140のねじ部の直径は、円弧状長孔123の幅より小さくなるように決められる。固定ねじ140のねじ部の頭部の直径は、円弧状長孔123の幅より大きくなるように決められる。
複数のレンズ枠取付部132が、第1群支持枠131において、円周方向に沿って設けられる。レンズ枠取付部132は、例えば、3個のレンズ枠取付部132a〜132cで構成される。レンズ枠取付部132a〜132cを設ける位置は、支持枠取付部122a〜122cを設ける位置と対応するように配置される。したがって、レンズ枠取付部132a〜132cの個数は、支持枠取付部122a〜122cの個数と等しいのが好ましい。レンズ枠取付部132a〜132cの開角度は、支持枠取付部122a〜122cの開角度と等しいのが好ましい。
前記第1のカム面と接触する第2のカム面を構成し、かつ、レンズ枠取付面を構成する支持枠調整用接触部134が、レンズ枠取付部132a〜132cにおいて、光軸102を中心として、円周方向に沿って、それぞれ設けられる。支持枠調整用接触部134は、レンズ枠調整用接触部124のらせん面と接触可能な「らせん面」をなすように形成される。支持枠調整用接触部134は、例えば、3個の支持枠調整用接触部134a〜134cで構成される。支持枠調整用接触部134a〜134cの傾斜角度は、レンズ枠調整用接触部124a〜124cの傾斜角度と同じように形成される。固定ねじ140のためのねじ下穴133が、レンズ枠取付部132a〜132cに、それぞれ設けられる。ねじ下穴133は、例えば、3個のねじ下穴133a〜133cで構成される。ねじ下穴133を設ける基準位置は、例えば、支持枠調整用接触部134において、一番前方に位置した端面部分から、光軸102に沿った方向に0.5mmの距離だけ後方の位置に配置することができる。
図5を参照すると、支持枠調整用接触部134の開角度は、例えば、光軸102を中心として、42度に形成される。支持枠調整用接触部134の傾斜角度は、ピッチ42度に対して、光軸102と平行な方向に1.4mmであるように形成するのが好ましい。支持枠調整用接触部134の傾斜角度の相対誤差は、0.02以下であるのが好ましい。ねじ下穴133の中心軸線135は、光軸102と垂直な平面に対して4度7分20秒の角度をなすように形成するのが好ましい。
図3、図4および図6を参照すると、レンズ枠調整用接触部124を支持枠調整用接触部134に接触させ、第1群レンズ枠121を光軸102を中心として回転させて、第1群レンズ系111を調整して第1群レンズ枠121の位置を決め、固定ねじ140を第1群支持枠131のねじ下穴133に固定する。固定ねじ140は、第1群レンズ枠121の円弧状長孔123を貫通するように第1群支持枠131のねじ下穴133に固定(セルフタップ)される。図6に示すように、本発明では、固定ねじ140を締めた状態において、レンズ枠121と支持枠131との間の締め付け力は、支持枠調整用接触部134に対して垂直に加えられるように構成される。
固定ねじ140を締めた状態では、固定ねじ140の頭部142の下面は、第1群レンズ枠121のねじ頭受け面125に接触する。第1群レンズ枠121を第1群支持枠131に固定したとき、固定ねじ140の中心軸線は、支持枠調整用接触部134に対して垂直に配置される。固定ねじ140により第1群レンズ枠121に加えられる締め付け力FDは、支持枠調整用接触部134に対して垂直方向に作用する。したがって、締め付け力FDの接線方向の力の成分が生じることはないので、固定ねじ140により発生する締め付け力を充分大きく確保することができる。その結果、撮影用レンズが衝撃を受けたとき、第1群レンズ枠121が移動するおそれは少ない。すなわち、本発明の構成を用いると、固定ねじ140の締め付け力を確保することができるので、耐衝撃性能が良い撮像レンズを実現することができる。
本発明により、レンズ位置の調整を簡単に行うことができる撮像レンズを製造することができる。本発明の撮像レンズは、撮像レンズが衝撃を受けたときでも、光学性能への悪影響が少ないので、本発明により、耐衝撃性能が良い撮像レンズを製造することができる。さらに、本発明により、構造が簡易であって、部品の製造組立が容易なレンズ位置調整機構を含む撮像レンズを製造することができる。
本発明の実施形態において、撮影レンズの構造を示す断面図である。 本発明の実施形態において、第1群レンズ枠と第1群支持枠を示す分解斜視図である。 本発明の実施形態において、第1群レンズ枠と第1群支持枠を示す正面図である。 本発明の実施形態において、第1群レンズ枠と第1群支持枠を示す側面図である。 本発明の実施形態において、第1群支持枠のカム面の形状を示す概略部分断面図である。 本発明の実施形態において、調整機構に関連する部品を組み立てたときの状態を示す概略部分断面図である。 従来のカムを用いた調整機構において、調整機構に関連する部品を組み立てたときの状態を示す概略部分断面図である。 従来のカムを用いた調整機構において、衝撃を受けた後の調整機構に関連する部品の状態を示す部分断面図である。 従来のカムを用いた調整機構において、カムにかかる力の分散を示す概略部分断面図である。
符号の説明
100 撮像レンズ
102 光軸
104 レンズ鏡筒
111 第1群レンズ系
112 第2群レンズ系
113 第3群レンズ系
114 第4群レンズ系
121 第1群レンズ枠
122 支持枠取付部
124 レンズ枠調整用接触部
131 第1群支持枠
132 レンズ枠取付部
134 支持枠調整用接触部
140 固定ねじ

Claims (5)

  1. 複数のレンズを含む撮像レンズであって、前記複数のレンズのうちの位置調整用のレンズを光軸方向に移動させる調整機構を備えた撮像レンズにおいて、
    前記位置調整用の調整レンズを支持するレンズ枠と、
    前記レンズ枠を支持する支持枠とを備え、
    前記レンズ枠に接触する支持枠調整用接触部が前記支持枠に設けられ、前記支持枠に接触するレンズ枠調整用接触部が前記レンズ枠に設けられ、前記レンズ枠は、前記レンズ枠調整用接触部が前記支持枠調整用接触部に接触した状態において、前記レンズ枠と前記支持枠との間の締め付け力が、前記支持枠調整用接触部に対して垂直に加えられるように構成される、
    ことを特徴とする撮像レンズ。
  2. 前記支持枠調整用接触部は「らせん面」として形成され、前記レンズ枠調整用接触部は、前記支持枠調整用接触部と接触する「らせん面」として形成され、前記締め付け力は、前記支持枠調整用接触部の「らせん面」が前記支持枠調整用接触部の「らせん面」に接触した状態において、固定部材によって前記レンズ枠を前記支持枠に固定するように構成されることを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 前記固定部材は、前記支持枠調整用接触部の中に配置される固定ねじによって構成されることを特徴とする、請求項1に記載の撮像レンズ。
  4. 前記レンズ枠は、前記レンズ枠を前記支持枠に固定するための支持枠取付部を含み、前記支持枠取付部は、円周方向に沿って設けられ、かつ、リングの一部のような平面形状をもったフランジ状の形状をもつように形成され、前記固定ねじの頭部の下面を受けるねじ受け面が、前記支持枠取付部に設けられ、前記ねじ受け面は、それぞれ前記レンズ枠調整用接触部に平行に設けられることを特徴とする、請求項3に記載の撮像レンズ。
  5. 前記レンズ枠を前記支持枠に固定するための支持枠取付部において、円周方向に沿って設けられ、前記固定ねじのねじ部が前記円弧状長孔を貫通する状態で、前記固定ねじは前記支持枠にねじ締めされることを特徴とする、請求項3に記載の撮像レンズ。
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