JP2002228910A - ズームレンズ装置のレンズ鏡筒構造 - Google Patents

ズームレンズ装置のレンズ鏡筒構造

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JP2002228910A
JP2002228910A JP2001027843A JP2001027843A JP2002228910A JP 2002228910 A JP2002228910 A JP 2002228910A JP 2001027843 A JP2001027843 A JP 2001027843A JP 2001027843 A JP2001027843 A JP 2001027843A JP 2002228910 A JP2002228910 A JP 2002228910A
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    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/04Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification
    • G02B7/10Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses with mechanism for focusing or varying magnification by relative axial movement of several lenses, e.g. of varifocal objective lens

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶プロジェクタ等に要求される高倍率化や
高精度化に対応すべく、固定筒の外周面に支持突起を突
設して該支持突起でカム筒を支持させて接触面積を小さ
くすることによりカム筒の円滑な回転を確保し、固定筒
とカム筒とに指標を設けて、該カム筒を所定の位置関係
で固定筒に組み込めるようにして液晶板を透過した光の
投影レンズにおける透過位置の調整を支障なく行なえる
ようにし、カム筒の外周面を前端から適宜位置まで表面
精度を高く仕上げて、該カム筒に遊嵌される入力部材を
該高精度面の部分で円滑に移動可能として組立作業を簡
便に行なえるようにする。 【解決手段】 固定筒1の前後端部に適宜数の支持突起
13を突設してカム筒2の内面をこれに接触させ、カム筒
2の外周面に滑り面部Sを形成してズーム操作環3の移
動の円滑化を図り、カム筒2の外周面に指標26を形成し
て、固定筒1に形成した指標に合わせてカム筒2を装着
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶プロジェク
タや工業用テレビカメラ等に搭載されるズームレンズ装
置に関し、特にレンズ鏡筒の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶プロジェクタや工業用テレビカメラ
に搭載されるズームレンズ装置は、変倍系レンズ等のレ
ンズ系を保持させた固定筒に遊嵌させたカム筒を、光軸
を中心として回動させることにより、レンズ系を光軸方
向に移動させるようにしてある。すなわち、固定筒に光
軸方向に沿った長孔からなるガイド孔を形成し、レンズ
系を保持させたマウントの外周面に植設した支持ピンを
このガイド孔から突出させてあり、他方、カム筒には光
軸方向に対して適宜に傾けた方向に沿った長孔によって
カムが形成され、このカムに前記支持ピンを遊挿させて
ある。このため、レンズ系はガイド孔に案内されて光軸
方向の移動が許容されると共に、カムの傾きによって移
動量が規制されて移動する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】近年、液晶プロジェク
タ等の光学性能に対する高精度化が要望されている。す
なわち、液晶プロジェクタでは、僅かな光量の光源を用
いても鮮明に投影することが要求される。このため、光
学系にはF値の小さい明るいレンズを用いることが必要
となる。しかも、細かな原稿をその細部に至るまで鮮明
に描写するよう拡大率を高くすることが要求される。斯
かる光学性能に対する高精度化の要望のために、従来の
ズームレンズ装置のレンズ鏡筒構造では次のような問題
が生じるおそれがある。
【0004】従来のレンズ鏡筒構造では、組立作業の簡
便さや各部分の調整作業の容易さ、熱変形に対する耐久
性の確保等のために、必要に応じて部品間に遊びである
適宜な間隙が設けられていたり、部品間の連繋部品数を
少なくして部品点数が減じられたりしている。しかしな
がら、僅かな間隙によるレンズの光軸方向の位置のずれ
によっても光学性能が変化してしまい、光学性能の高精
度化を阻害するおそれがある。
【0005】そこで、この発明は、光学性能の高精度化
に確実に対応することができるズームレンズ装置のレン
ズ鏡筒構造を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めの技術的手段として、この発明に係るズームレンズ装
置のレンズ鏡筒構造は、ズームレンズ系を保持した固定
筒と、該固定筒に遊嵌され、光軸方向を軸として該固定
筒に対して回動させることにより、前記ズームレンズ系
を光軸方向に移動させるカム筒とを備えたズームレンズ
装置において、前記固定筒の外周面の一部であって、前
記カム筒の両端部のそれぞれが対向する部分に、周方向
と光軸方向に適宜長さで放射状に突出させた支持突起を
適宜数設け、前記カム筒をこの支持突起で支持させたこ
とを特徴としている。
【0007】前記支持突起によって前記カム筒が支持さ
れているから、該カム筒と固定筒との接触部の面積を極
力小さくすることができる。このため、カム筒を固定筒
に対して円滑に回動させることができる。
【0008】ズームレンズ装置は小型軽量で、安価に提
供できることが望ましい。このため、固定筒は合成樹脂
を射出成形等で成形し、カム筒はアルミニウム等の金属
を加工して成形することが要求される。なお、固定筒と
カム筒のいずれも金属製とするとコストを上昇させてし
まい、いずれも合成樹脂製とするとカム筒の回動による
ズームレンズ系の動作の精度にバラツキが生じて、所望
の精度を保つことができないおそれがある。
【0009】固定筒を合成樹脂により、カム筒を金属に
より成形した場合に、これら材料の熱膨張率が異なって
いるから、熱変形した場合にカム筒を円滑に回動させら
れなくなるおそれがある。しかも、固定筒とカム筒の接
触面積が大きい場合には、斯かるおそれが大きくなる。
特に、液晶プロジェクタ等では発熱する光源がズームレ
ンズ装置の近傍に配されるから、熱の影響を受けやす
い。そこで、請求項1の発明のように、固定筒に支持突
起を設け、該支持突起をカム筒の内周面に接触して回動
を案内するようにしてあれば、熱変形した場合であって
もカム筒を極力円滑に回動させることができる。
【0010】また、請求項2の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造は、前記支持突起は、それぞれの
端部に等間隔で設けると共に、それぞれの端部の支持突
起を、対向させて設けたことを特徴としている。
【0011】固定筒を合成樹脂で加工する場合には、固
定筒の前後の支持突起の位置が対向しているため、成形
用の金型の設計が容易となる。
【0012】また、請求項3の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造は、前記支持突起は、それぞれの
端部に等間隔で設けると共に、それぞれの端部の支持突
起を、互い違いの位置に設けたことを特徴としている。
【0013】前記支持突起を固定筒の前後で互い違いに
設けることにより、該固定筒が熱変形した場合に、該変
形がカム筒に均等に作用し、カム筒の円滑な回動を極力
維持させることができる。
【0014】また、請求項4の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造は、ズームレンズ系を保持すると
共に、前端にフォーカスレンズ系を保持した固定筒と、
該固定筒に遊嵌され、光軸方向を軸として該固定筒に対
して回動させることにより、前記ズームレンズ系を光軸
方向に移動させるカム筒と、前記カム筒に固定されて該
カム筒を回動させる入力部材とを備えたズームレンズ装
置において、前記カム筒の外周面上に、前記入力部材の
光軸方向への移動を規制して、該入力部材のカム筒への
嵌合の深さを抑制する規制部を設けたことを特徴として
いる。
【0015】ズームレンズ装置の小型化を図るために
は、投影レンズ鏡筒に取り付けられる部品の一部同士を
光軸方向で重畳させることが行なわれる。固定筒の前端
にフォーカスレンズ系が保持される場合には、該フォー
カスレンズ系の駆動部材の一部とズームレンズ系の入力
部材の一部とが光軸方向で重畳させられる。これらの部
品は環状に形成され、しかも内周側の部品は重畳した部
分でカム筒等の鏡筒に取り付けられるから、外周側の部
品を先に取り付けて固定してしまうと、内周側の部品を
取り付けられない場合が生じる。斯かる場合には、外周
側の部品を組み込んだ際に内周側の部品の取り付け位置
から逃した状態とし、内周側の部品を取り付けた後、外
周側の部品を取り付け位置まで移動させて取り付け固定
することになる。
【0016】すなわち、前記入力部材が外周側の部品と
なり、フォーカスレンズ系を保持させた駆動部材が内周
側の部品となる場合には、入力部材をカム筒に嵌装させ
てその取り付け位置から逃した状態とする。このとき、
入力部材をカム筒に滑らせて移動させることになる。こ
の逃すための移動に必要な範囲を前記規制部で規制する
ことにより、必要以上に入力部材を移動させてしまうこ
とを防止して、前記駆動部材と入力部材の取付作業を簡
便に行うことができる。
【0017】また、請求項5の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造は、前記カム筒の外周面を加工す
る場合に、加工用工具の送り量を異ならせ、カム筒の前
端から光軸方向へ適宜長さの部分まで小さな送り量で高
精度に加工し、他の部分を大きな送り量で加工すること
により、加工精度の異なる部分を形成し、この加工精度
の異なる境界を前記規制部とすることを特徴としてい
る。
【0018】カム筒を金属製とし、その外周面を旋盤に
よって加工する場合に、切刃の送り量を小さくすること
により外周面の表面粗さを細かくできて高精度に加工で
き、この部分を入力部材が円滑に移動できる滑り面に加
工できる。また、切刃の送り量を小さくすることにより
粗面に加工でき、これら滑り面と粗面との境界を規制部
とすることができる。すなわち、滑り面としてあるの
で、入力部材を円滑に移動させることができる。また、
滑り面以外の部分は粗面に形成されるので、入力部材は
この粗面を移動することができず、駆動部材を取り付け
るために必要な範囲のみを移動させることができる。さ
らに、駆動部材の取付後には、該入力部材を容易に取付
位置まで移動させることができる。
【0019】また、請求項6の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造は、前記加工精度の境界で、カム
筒の外径を異ならせて、前記入力部材を高精度加工部以
外の部分まで移動させないことを特徴としている。
【0020】入力部材はカム筒に対してスキマバメとな
って嵌装されるから、高精度に加工した面、即ち滑り面
以外の部分が粗面に形成されている場合でも、不用意に
力を加えると入力部材が粗面の部分に嵌装されてしまっ
た状態となる場合がある。この状態にある入力部材を取
付位置まで移動させようとした場合に、粗面との摩擦力
を受けてセルフロックしてしまい入力部材を移動させる
ことができない場合が生じる。
【0021】したがって、滑り面以外の部分の外径を大
きくすることによって、入力部材が滑り面以外の部分へ
不用意に移動してしまうことが防止される。
【0022】また、請求項7の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造は、前記固定筒を合成樹脂で成形
加工し、前記カム筒を金属で成形加工したことを特徴と
している。
【0023】固定筒を合成樹脂で成形し、カム筒を金属
で成形することにより、光学性能を損なうことのない精
度で投影レンズを駆動することができると共に、ズーム
レンズ装置のコストを抑制することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、図示した好ましい実施の形
態に基づいて、この発明に係るズームレンズ装置のレン
ズ鏡筒構造を具体的に説明する。
【0025】図1はこのズームレンズ装置のレンズ鏡筒
の概略構造を示す分解斜視図である。このレンズ鏡筒
は、図示しないズームレンズ装置本体に固定される固定
筒1とこの固定筒1に遊嵌されるカム筒2、このカム筒
2の前端部に固定されて取り付けられる入力部材として
のズーム操作環3、固定筒1の前端部に支持されるフォ
ーカス操作環4とから構成されている。
【0026】円筒形の固定筒1の後端部には、ほぼ方形
の台座部5が形成されている。この台座部5の四隅に、
ズームレンズ装置本体に固定するための固定ネジを挿通
させる透孔5aが形成されている。この固定筒1には、円
筒の軸方向に沿った長孔によって形成された3本のガイ
ド孔11が等間隔に設けられている。また、外周面の適宜
位置には等間隔で3ヵ所に雌ネジ部12が形成されてい
る。この雌ネジ部12が形成された部分は、図9に示すよ
うに、肉厚が大きく形成されて厚肉部1aとされている。
【0027】また、固定筒1の前端部と後端部には、放
射状に突出させた支持突起13が形成されている。この支
持突起13は、前端部と後端部のそれぞれにほぼ等間隔で
6個ずつ形成されている。外周面は固定筒1の軸を中心
とした円弧状で、固定筒1の外周面よりも僅かに大径に
形成されている。また、前端部の支持突起13と後端部の
支持突起13とは固定筒1の軸方向で対向した位置に設け
られている。
【0028】さらに、固定筒1の前端部には、適宜な幅
員で適宜深さの円周方向に沿った溝によってガイド溝14
が形成されている。また、このガイド溝14の後方には、
雄ヘリコイド15が形成されている。
【0029】本実施形態に係るズームレンズ鏡筒は、例
えば、光軸方向へ移動する3つのレンズ郡2a、2b、2c
(図4参照)を備えたズームレンズ系と、固定筒1の前
部に配されて光軸方向へ移動してピントの調整を行なう
フォーカスレンズ系4aとを備えている。
【0030】前記カム筒2にはその軸方向に対して適宜
な角度に傾けた方向を長手方向とした長孔からなる、軸
方向に並設された3本のカム21、22、23が、周方向の3
ヵ所に等間隔で形成されている。これらカム21、22、23
はそれぞれ異なる角度に傾けられており、それぞれは各
別にズームレンズ系を構成するレンズ群2a、2b、2cに連
繋している。すなわち、図4に示すように、レンズ郡2
a、2b、2cはそれぞれレンズマウント2d、2e、2fに保持
されており、カム21、22、23と固定筒1の前記ガイド孔
11とを外側から貫通させた保持ネジ9a、9b、9cをレンズ
マウント2d、2e、2fに締め付ければ、レンズ郡2a、2b、
2cはガイド孔11とカム21、22、23のそれぞれとに連繋す
る。
【0031】また、カム筒2には、周方向を長手方向と
した長孔からなる規制孔24が、周方向の3ヵ所に等間隔
で形成されており、このカム筒2を固定筒1に遊嵌した
状態で、該規制孔24が前記雌ネジ部12に合致するように
してある。
【0032】図1及び図3に示すように、カム筒2の外
周面の前端から適宜な部分までは、表面の仕上精度を高
くして円滑な面に形成した滑り面部Sとしてあり、該滑
り面部Sから後端までは表面が粗く仕上げられて粗面部
Rとしてある。この滑り面部Sと粗面部Rは、カム筒2
の外周面を旋盤等で加工する際の工具の移動速度を小さ
くして密に切削加工して滑り面部Sを、大きくして粗に
切削加工することによって粗面部Rをそれぞれ形成する
ことができる。また、滑り面部Sの外径を粗面部Rの外
径よりも適宜に小さくして、これらの間に僅かな段部を
形成してもよい。
【0033】また、カム筒2の外周面の前端部には、周
方向の4ヵ所に等間隔で雌ネジ部25が形成されている。
さらに、カム筒2の外周面の適宜位置には、適宜深さの
小径の穴が穿設されて指標穴26が形成されている。な
お、前記カム21、22、23や規制孔24、雌ネジ部25等を加
工する位置の基準である加工基準点に、この指標穴26を
使用することもできるが、該加工基準点は指標穴26とは
別途に設けても構わない。他方、固定筒1にも指標(図
示せず)が設けられている。なお、固定筒1は合成樹脂
製としてあるから、成形加工する際に成形した製造マー
ク等を指標とすることができる。
【0034】図10及び図11はカム筒2の展開図であり、
前記規制孔24は、図10に示すように光軸方向に対する等
しい位置に配設した構造であっても、また、図11に示す
ように光軸方向で異なる位置に配設した構造であっても
構わない。例えば、他の部品等との関係で、カム筒2を
固定筒1に対して一定の位置に遊嵌させなければならな
い構造を採用する場合等には、異なる位置に規制孔24a
を設けておけば、この規制孔24a が位置する雌ネジ部12
の位置が定まり、カム筒2の位置も一定となる。斯かる
構造を採用する場合には、前記指標穴26は不要となる。
【0035】そして、前記規制孔24を貫通させて前記雌
ネジ部12に螺合する規制部材6が設けられる。この規制
部材6は、金属製の規制ピン61と樹脂製のスリーブ62と
からなり、規制ピン61の先端部には雌ネジ部12と螺合す
る雄ネジ部61a (図9参照)が形成されている。これら
雄ネジ部61a と雌ネジ部12とを螺合させた状態で、スリ
ーブ62が規制孔24内に位置するようにしてある。
【0036】前記スリーブ62は、図9に示すように、規
制ピン61の頭部61b を収容する収容部62a と、該収容部
62a よりも縮径されて前記雄ネジ部61a を貫通させる貫
通部62b とが形成された環状をしている。このスリーブ
62は、ポリカーボネート樹脂やポリアセタール樹脂、フ
ッ素樹脂その他の合成樹脂または天然樹脂によって形成
されている。また、このスリーブ62の外径は規制孔24の
幅員よりも僅かに大きく、該スリーブ62と規制孔24とが
シマリバメのはめあいとなるようにされている。
【0037】前記ズーム操作環3は、図1に示すよう
に、カム筒2に遊嵌される支持環部31と、該支持環部31
よりも大径の入力環部32とを備えている。支持環部31に
は、カム筒2に形成された前記雌ネジ部25と螺合する止
着ネジ7を貫通させるネジ孔33が形成されている。ま
た、前記入力環部32には、外方に突出させた操作ノブ34
が設けられており、操作者はこの操作ノブ34を摘んでズ
ーム操作環3を回動させることができる。
【0038】前記フォーカス操作環4は、前記固定筒1
に取り付けられる取付環部41と、前記フォーカスレンズ
系4aが保持される共に、操作者によって操作される操作
環部42とを備えている。取付環部41の適宜位置には規制
ネジ8が螺合する雌ネジ部43が形成されている。また、
取付環部41の内周面には後端部から適宜位置まで雌ヘリ
コイド(図示せず)が形成されている。この雌ヘリコイ
ドは、固定筒1の前端部に形成された前記雄ヘリコイド
15と螺合する。そして、この雌ヘリコイドと前記雄ヘリ
コイド15とが螺合した状態で、前記雌ネジ部43が固定筒
1の前記ガイド溝14と重畳する位置に位置するようにし
てある。
【0039】以上により構成されたこの発明に係るズー
ムレンズ装置のレンズ鏡筒構造の実施形態について、そ
の作用を以下に説明する。
【0040】固定筒1の内部に所定のレンズ群2a、2b、
2cを収容させた状態でカム筒2を遊嵌させ、前記カム2
1、22、23とガイド孔11とを貫通させた保持ネジ9a、9
b、9cを、それぞれのレンズ群2a、2b、2cを保持したレ
ンズマウント2d、2e、2fに締め付ければ、各レンズ群を
対応するカム21、22、23に連繋させられる。
【0041】カム筒2を固定筒1に遊嵌させる場合に
は、前記指標穴26が固定筒1に設けられた指標(図示せ
ず)と所定の位置関係となるようにする。これにより、
カム筒2は固定筒1に対して所定の関係で遊嵌される。
【0042】また、前記規制孔24を固定筒1の前記雌ネ
ジ部12に合致させて、予めスリーブ62に規制ピン61を挿
入させて組み立てた規制部材6を、規制孔24を貫通させ
て、その雄ネジ部61a を雌ネジ部12に螺合させて締め付
ける。このとき、スリーブ62が規制孔24内に位置する状
態とすれば、規制ピン61の頭部61b がスリーブ62の収容
部62a に収容されているから、規制部材6が規制孔24内
に埋没した状態となり、カム筒2の外周面から突出する
部分がない。
【0043】次いで、カム筒2の前端部から前記ズーム
操作環3を嵌装させる。このとき、図4(a)に示すよ
うに、ズーム操作環3をカム筒2の中央部まで移動させ
るが、カム筒2の前端から中央部までは前記滑り面部S
が形成されているから、ズーム操作環3を円滑に移動さ
せることができる。また、ズーム操作環3が粗面Rに達
すると円滑に移動しなくなるため、必要な位置までズー
ム操作環3を移動させられる。この状態では、図4
(a)に示すように、固定筒1の前端部が露呈した状態
となっている。
【0044】ズーム操作環3をカム筒2の中央部に嵌装
させた状態で、前記フォーカス操作環4を固定筒1の前
端に取り付ける。この取付は、フォーカス操作環4の後
端部の雌ヘリコイドを固定筒1の前端部の雄ヘリコイド
15に螺合させて行なう。これらが適宜位置まで螺合した
状態となると、フォーカス操作環4の前記雌ネジ部43が
固定筒1の前記ガイド溝14と重畳する位置に位置する。
この雌ネジ部43に前記規制ネジ8を締め付けて、その先
端部がガイド溝14内に位置するようにすれば、以後フォ
ーカス操作環4を回動させた場合には、該規制ネジ8の
先端部がガイド溝14の端面に当接するので、フォーカス
操作環4の回動範囲が規制される。しかも、雄ヘリコイ
ド15と雌ヘリコイドとの螺合関係によるから、フォーカ
ス操作環4の回動によって該フォーカス操作環4が光軸
方向へ進退し、これに保持されたフォーカスレンズ系4a
も同方向へ進退し、ピントの調整が行なわれる。
【0045】フォーカス操作環4が固定筒1に取り付け
られた状態で、図4(b)に示すように、カム筒2に嵌
装させた前記ズーム操作環3をカム筒2の前端部へ移動
させて、支持環部31のネジ孔33をカム筒2の雌ネジ部25
に合致させる。なお、ズーム操作環3は滑り面部Sを移
動するから、円滑にカム筒2の前端部まで移動させるこ
とができる。そして、止着ネジ7をネジ孔33に貫通させ
て、雌ネジ部25に螺合させて締め付ければ、ズーム操作
環3がカム筒2に取り付けられて固定される。これによ
り、図2に示すズームレンズ鏡筒の組立が完了する。
【0046】カム筒2とズーム操作環3、フォーカス操
作環4とが固定筒1に取り付けられたズームレンズ鏡筒
を、ズームレンズ装置本体へ取り付ける。この取付は、
固定筒1の基端部の台座部5の透孔5aに図示しない固定
ネジを貫通させ、該固定ネジをズームレンズ装置本体へ
締め付けることにより行なわれる。
【0047】前述のように組み立てられたズームレンズ
鏡筒は、カム筒2を固定筒1に対して回動させると、各
レンズ群はそれぞれが連繋したカム21、22、23によって
移動量が規制され、前記ガイド孔11によって案内されて
所定の光学的性能を保ちながら光軸方向に進退してズー
ム駆動される。カム筒2の回動は、該カム筒2に固定さ
れたズーム操作環3を回動させることにより行ない、ズ
ーム操作環3の回動は該ズーム操作環3に設けられた操
作ノブ34を回動させて行なう。しかも、カム筒2は固定
筒1に形成された前記支持突起13の先端面と接触してい
るだけであるから、接触面積が小さく、円滑に回動させ
ることができる。
【0048】前記カム筒2の回動は、前記規制孔24に前
記規制部材6が挿入されているため規制部材6に案内さ
れると共に、規制孔24のそれぞれの端部が規制部材6に
当接する範囲で許容される。したがって、このズームレ
ンズ装置は、光学的性能が保証された範囲でズーム駆動
させることができる。しかも、該規制部材6のスリーブ
62が規制孔24の内面と接触した状態にあるから、これら
スリーブ62と規制孔24との間に遊びがなく、カム筒2は
光軸方向へ僅かでも移動することがない。さらに、スリ
ーブ62を樹脂製としてあるから、このスリーブ62と規制
孔24の内面との間の摩擦は低減され、カム筒2の回動に
支障を生ぜず、円滑に回動させることができる。
【0049】また、規制部材6と規制孔24との組み合わ
せをカム筒2の周方向で3等分した位置に設けてあるか
ら、固定筒1とカム筒2との間に遊びが設けられていて
もカム筒1の光軸と交差する方向への揺動が阻止され
る。すなわち、規制部材6の一つを軸として揺動しよう
としても、他の規制部材6と規制孔24との係合によって
この揺動が阻止される。
【0050】ズーム駆動によって所望の倍率が得られた
状態で、前記フォーカス操作環4を回動させてピントの
調整を行なう。フォーカス操作環4を回動させると、該
フォーカス操作環4と固定筒1とがヘリコイドで連繋し
ているから、フォーカス操作環4が固定筒1に対して光
軸方向へ進退し、フォーカスレンズ系4aが同方向へ進退
する。このフォーカスレンズ系4aの進退によってピント
が調整される。
【0051】ところで、前述したように、投影レンズは
ほぼ上半部分が使用されるから、投影レンズのうちの最
も鮮明な投影画像が得られる部分が、上半部分に位置す
るように、投影レンズを光軸を中心として回動させなが
ら調整する必要がある。この調整は、固定筒1の取付位
置を変更することにより行なう。すなわち、固定筒1は
台座部5の透孔5aを貫通させた固定ネジによってズーム
レンズ装置本体に取り付けられているから、固定筒1を
90度ずつ回転させたいずれの位置でも取り付けること
ができる。すなわち、固定筒1を90度ずつ回転させて
取付位置を変更することにより、投影画像が鮮明となる
位置に調整する。
【0052】この固定筒1の取付位置の調整とカム筒2
の位置との関係を、図5〜図7を参照して説明する。本
実施形態では、固定筒1を固定する透孔5aはほぼ方形の
台座部5のそれぞれの四隅に形成されて4ヵ所あり、固
定筒1に形成されたガイド孔11及びカム筒2に形成され
たカム21、22、23は、それぞれ固定筒1とカム筒2の周
方向に等間隔で3ヵ所あり、ズーム操作環3を取り付け
る雌ネジ部25はカム筒2の周方向に等間隔で4ヵ所あ
る。図5は、カム筒2が固定筒1に対して正しい位置関
係で装着された状態を示しており、同図(a)に示すよ
うに、台座部5の透孔5aは固定筒1の中心を通る垂直方
向からほぼ45度の位置に位置している。この状態で
は、前記指標穴26は、例えば上部に位置しており、前記
雌ネジ部25は図5(b)に示すように、固定筒1の中心
を通る垂直線上と水平線上に位置して、台座部5の透孔
5aに対してほぼ45度の位置にある。そして、このカム
筒2の位置では、前記ズーム操作環3は、図5(c)に
示すように、その操作ノブ34が最上部に位置するよう取
り付けられ、この位置に操作ノブ34が位置することが要
求されるとする。
【0053】図5(a)に示す取付状態で、投影画像の
調整のために固定筒1を同図から反時計回り方向へ90
度回動させて取付位置を変更したとし、その状態を図6
に示してある。図6に示すように、台座部5の透孔5aは
図5(a)の場合と同様であるため、固定筒1をズーム
レンズ装置本体に取り付けることができる。また、図6
(b)に示すように、カム筒2の雌ネジ部25は、90度
回転した位置となり、図5(b)の場合と同様であるた
め、ズーム操作環3はその操作ノブ34を、図6(c)に
示すように、最上部に位置させて取り付けることができ
る。したがって、操作ノブ34を要求される位置に位置さ
せられる。なお、図6に示す状態からさらに反時計回り
方向へ90度ずつ回転させた場合も、同様に操作ノブ34
を最上部に位置させてズーム操作環3を取り付けること
ができる。
【0054】他方、カム筒2が固定筒1に対して誤った
状態で装着された場合を、図7に示してある。固定筒1
とカム筒2とは3組のガイド孔11とカム21、22、23とで
連繋するから、誤った状態でカム筒2が装着される場合
には、図7(a)に示すように、前記指標穴26が正しい
位置から120度回転した位置に位置している。したが
って、カム筒2に形成された雌ネジ部25は、図7(b)
に示すように、垂直方向及び水平方向からほぼ30度ず
れた位置に位置する。このため、このカム筒2にズーム
操作環3を取り付けた場合には、図7(c)に示すよう
に、操作ノブ34が垂直方向からほぼ30度ずれた位置に
位置して、要求された位置と異なることになる。しか
も、固定筒1を90度ずつ回転させたとしても、操作ノ
ブ34を最上部に位置させることはできない。
【0055】すなわち、指標穴26が固定筒1の指標に対
して所定の位置となるように、カム筒2を装着させるこ
とにより、固定筒1を投影画像のために回転させたとし
ても操作ノブ34を要求された位置に位置させることがで
きる。
【0056】なお、例えば前記台座部5を正六角形に形
成して、その各隅に透孔5aを形成して、60の倍数とな
る角度を回転させられるようにした場合でもズームレン
ズ装置本体に取り付けることができるとし、カム筒2に
は等間隔で6ヵ所に前記雌ネジ部25を形成した場合に
は、カム筒2はいずれの位置で固定筒1に装着したとし
ても、操作ノブ34は要求される位置に位置させることが
できる。すなわち、雌ネジ部25の数とカム孔の組数との
最大公約数が1以外にも3が存在しているため、カム筒
2の装着位置がずれたとしても雌ネジ部25の位置関係は
維持することができるためである。したがって、斯かる
構造では指標穴26を設ける必要がなくなる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係るズームレンズ装置のレンズ鏡筒構造によれば、カム
筒は極力小さい接触面積で支持させられるから、固定筒
に対して円滑に回転させることができる。しかも、熱変
形があっても、接触面積が小さいから、変形による影響
を最少に抑制でき、円滑な回転を極力維持させることが
できる。
【0058】また、請求項2の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造によれば、固定筒を合成樹脂で成
形加工する場合に、金型の構造を簡単にすることができ
る。
【0059】また、請求項3の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造によれば、カム筒が均等に支持さ
れて、回転をより円滑にさせることができる。しかも、
熱変形が生じた場合には、その変形が均等に吸収され
て、円滑な回転を極力維持することができる。
【0060】また、請求項4の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造によれば、入力部材をカム筒に対
して仮装着して他の部品を組み込む際に、入力部材を容
易に退避させることができるから、円滑な作業を行なう
ことができる。
【0061】また、請求項5の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造によれば、必要な面を容易に高精
度に加工することができる。
【0062】また、請求項6の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造によれば、入力部材を確実に高精
度に加工した面の位置で停止させることができるので、
入力部材及び他の部品の取付作業を容易に行なうことが
できる。
【0063】また、請求項7の発明に係るズームレンズ
装置のレンズ鏡筒構造によれば、レンズ鏡筒のコストの
低減を図ることができ、ズームレンズ装置を安価に提供
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るズームレンズ装置のレンズ鏡筒
構造を示す分解斜視図である。
【図2】この発明に構造を備えたレンズ鏡筒の斜視図で
ある。
【図3】この発明に係る構造を備えたレンズ鏡筒のカム
筒の軸を含む面で切断した断面図である。
【図4】この発明に係るズームレンズ装置のレンズ鏡筒
構造を示す図で、軸を含む面で切断した鏡筒の断面図で
ある。
【図5】この発明に係るズームレンズ装置のレンズ鏡筒
構造の、固定筒とカム筒と入力部材との正しい位置関係
を説明する図で、(a)は固定筒の正面図、(b)はカ
ム筒の正面図、(c)は入力部材の正面図である。
【図6】この発明に係るズームレンズ装置のレンズ鏡筒
構造の、固定筒とカム筒と入力部材との位置関係を説明
する図で、これらが正しい位置関係で取り付けられた状
態で固定筒を90度回転させた場合を示し、(a)は固
定筒の正面図、(b)はカム筒の正面図、(c)は入力
部材の正面図である。
【図7】この発明に係るズームレンズ装置のレンズ鏡筒
構造の、固定筒とカム筒と入力部材との誤った位置関係
を説明する図で、(a)は固定筒の正面図、(b)はカ
ム筒の正面図、(c)は入力部材の正面図である。
【図8】この発明に係るズームレンズ装置のレンズ鏡筒
構造によるカム筒の回転範囲を規制するための構造を示
す平面図である。
【図9】図8におけるA−A線に沿って切断して示す断
面図である。
【図10】この発明に係るズームレンズ装置のレンズ鏡
筒構造によるカム筒の展開図であり、一の実施形態を示
している。
【図11】この発明に係るズームレンズ装置のレンズ鏡
筒構造によるカム筒の展開図であり、他の実施形態を示
している。
【符号の説明】
1 固定筒 11 ガイド孔 12 雌ネジ部 13 支持突起 14 ガイド溝 15 雄ヘリコイド 2 カム筒 21 カム 22 カム 23 カム 24 規制孔 25 雌ネジ部 26 指標穴 3 ズーム操作環 31 支持環部 32 入力環部 33 ネジ孔 34 操作ノブ 4 フォーカス操作環 41 取付環部 42 操作環部 43 雌ネジ部 5 台座部 5a 透孔 6 規制部材 61 規制ピン 7 止着ネジ 8 規制ネジ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ズームレンズ系を保持した固定筒と、該
    固定筒に遊嵌され、光軸方向を軸として該固定筒に対し
    て回動させることにより、前記ズームレンズ系を光軸方
    向に移動させるカム筒とを備えたズームレンズ装置にお
    いて、 前記固定筒の外周面の一部であって、前記カム筒の両端
    部のそれぞれが対向する部分に、周方向と光軸方向に適
    宜長さで放射状に突出させた支持突起を適宜数設け、 前記カム筒をこの支持突起で支持させたことを特徴とす
    るズームレンズ装置のレンズ鏡筒構造。
  2. 【請求項2】 前記支持突起は、それぞれの端部に等間
    隔で設けると共に、それぞれの端部の支持突起を、対向
    させて設けたことを特徴とする請求項1に記載のズーム
    レンズ装置のレンズ鏡筒構造。
  3. 【請求項3】 前記支持突起は、それぞれの端部に等間
    隔で設けると共に、それぞれの端部の支持突起を、互い
    違いの位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の
    ズームレンズ装置のレンズ鏡筒構造。
  4. 【請求項4】 ズームレンズ系を保持すると共に、前端
    にフォーカスレンズ系を保持した固定筒と、該固定筒に
    遊嵌され、光軸方向を軸として該固定筒に対して回動さ
    せることにより、前記ズームレンズ系を光軸方向に移動
    させるカム筒と、前記カム筒に固定されて該カム筒を回
    動させる入力部材とを備えたズームレンズ装置におい
    て、 前記カム筒の外周面上に、前記入力部材の光軸方向への
    移動を規制して、該入力部材のカム筒への嵌合の深さを
    抑制する規制部を設けたことを特徴とするズームレンズ
    装置のレンズ鏡筒構造。
  5. 【請求項5】 前記カム筒の外周面を加工する場合に、
    加工用工具の送り量を異ならせ、カム筒の前端から光軸
    方向へ適宜長さの部分まで小さな送り量で高精度に加工
    し、他の部分を大きな送り量で加工することにより、加
    工精度の異なる部分を形成し、この加工精度の異なる境
    界を前記規制部とすることを特徴とする請求項4に記載
    のズームレンズ装置のレンズ鏡筒構造。
  6. 【請求項6】 前記加工精度の境界で、カム筒の外径を
    異ならせて、前記入力部材を高精度加工部以外の部分ま
    で移動させないことを特徴とする請求項4または請求項
    5に記載のズームレンズ装置のレンズ鏡筒構造。
  7. 【請求項7】 前記固定筒を合成樹脂で成形加工し、前
    記カム筒を金属で成形加工したことを特徴とする請求項
    1ないし請求項6のいずれかに記載のズームレンズ装置
    のレンズ鏡筒構造。
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