JP2007236902A - モータ駆動式ミシン - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動モータをミシンフレーム後壁部に極近接配置して全体構造のシンプル化及びコンパクト化を図りつつ、メンテナンス時には少ない作業労力及び操作手数で容易かつ能率的に駆動モータを退去でき、また、安定よい伝動性能を再現できるようにする。
【解決手段】 ミシンフレーム1の側部外面から後方へ延設されて駆動モータ5を固定支持するモータ取付台11Bを、定位置の上下軸24軸心周りでの回動により、駆動モータ5がミシンフレーム1の側部外方へ引き出し変位されてミシンフレーム1の直後部から退去された第1状態と、ミシンフレーム1直後部の所定位置に配置して固定された第2状態とに切換え可能に構成している。
【選択図】図3

Description

本発明は、ミシンの主軸を電動モータにより駆動回転させるように構成されているモータ駆動式ミシンに関する。詳しくは、ミシンフレームから側部外方へ突出させた主軸と、前記ミシンフレームの後部に配置された駆動モータの前記主軸に平行に位置する出力軸とを、タイミングプーリ及びタイミングベルトを介して連動連結してなるモータ駆動式ミシンに関するものである。
この種のモータ駆動式ミシンとして、従来、ミシンフレームの側部外面にねじ部材を介して着脱可能としたモータ取付台をミシンフレームの後方へ延設し、その延設取付台部分の内面側に駆動モータを固定支持させるとともに、その出力軸をモータ取付台に形成の孔を通して該モータ取付台の外面側に突出させ、その突出出力軸部分に伝動側のタイミングプーリをねじ部材を介して固定する一方、前記主軸をモータ取付台に形成の孔を通して該モータ取付台の外面側にまで突出させ、その突出主軸部分にねじ部材を介して受動側のタイミングプーリを固定し、これら両タイミングプーリ間に亘ってタイミングベルトを巻回張設してなるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
中華民国(台湾)発明公開200506129号公報
かかるモータ駆動式ミシンでは、上記特許文献1に図示されていることからも明らかなように、ミシンフレームの側部外方へ駆動モータが大きくはみ出さないように、また、ミシンの前後長もできるだけ短くなるように、駆動モータをミシンフレームの直後部でミシンフレームの後壁部に極近接して配置することにより、ミシン全体の構造シンプル化並びにコンパクト化を図る構成が採られている。
ところで、ミシンにおいては、ミシンフレームの内部機構を定期的に点検や調整、補修等のメンテナンスするために、ミシンフレームの後壁部や側壁部に、着脱自在あるいは揺動開閉自在なカバーが設けられているのが一般的であり、ユーザーサイドでこのカバーを着脱あるいは開閉してメンテナンスを行う際、ミシンフレームの後部や側部に広い作業スペースを確保することが望まれるが、そのためにはミシンフレームに極近接配置されてメンテナンス作業の邪魔になる駆動モータをミシンフレームの直後位置から他の場所に退去させることが必要である。その退去手段として、駆動モータを単独にモータ取付台から取り外す手段か、若しくは、駆動モータ、モータ取付台、両タイミングプーリ及びタイミングベルトといった伝動アッセンブリの構成要素を分解し取り外す手段か、のいずれかを採用しなければならない。
しかし、後者手段の場合は、メンテナンスの度に伝動アッセンブリの構成要素を一つづつ順番に取り外し(分解)、かつ、メンテナンス終了後は再び一つづつ取り付ける(組付け)といった非常に複雑かつ多大な操作手数を要するばかりでなく、組付け後は、ミシン出荷時の品質保証のためにメーカーサイド等において予め精密に調整されていたモータ出力軸と主軸との軸間距離が微妙に変動し、その結果、タイミングベルトへの負荷張力が変化して所定の伝動性能を安定よく再現させることができない。特に、ベルトへの負荷張力が過剰となった場合、それだけベルトに作用する摩擦熱が異常に増大してベルト寿命にも悪影響を及ぼすという問題がある。また、前者手段のように駆動モータをモータ取付台から単独に取り外す場合は、後者手段に比して操作手数は少なくなるものの、重い駆動モータを支えながら取付けねじを緩めたり締付けたりしなければならないために大きな作業労力を要し、また、この前者手段の場合でもモータ出力軸に固定されている伝動側のタイミングプーリをねじ部材を緩めて該出力軸から固定解除した後、駆動モータを取り外し、また、メンテナンス終了後は駆動モータをモータ取付台の所定位置に取り付けた後、その出力軸に再びねじ部材を締め付けてタイミングプーリを固定し取り付けるといった具合に面倒な操作を要するとともに、伝動側タイミングプーリの取り外しに伴って前記軸間距離が微妙に変動することは避けられず、それに起因して所定の伝動性能を安定よく再現しベルト寿命への悪影響をなくすることが難しいという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなされたもので、駆動モータをミシンフレームの直後部でミシンフレームの後壁部に極近接配置して全体構造のシンプル化並びにコンパクト化を図る構成としつつも、メンテナンス時には少ない作業労力及び操作手数で容易かつ能率的に駆動モータを退去させることができ、しかも、伝動性能を常に安定よい状態に再現することができるモータ駆動式ミシンを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明に係るモータ駆動式ミシンは、ミシンフレームから側部外方へ突出された主軸と、前記ミシンフレーム後部にその出力軸が前記主軸と平行に位置するように配置された駆動モータと、前記主軸が突出する側のミシンフレームの側部から後方へ延設されて前記駆動モータを固定支持するモータ取付台と、前記駆動モータの出力軸と前記主軸とをミシンフレームの側部外方位置で連動連結するタイミングプーリ及びタイミングベルトとを備えてなるモータ駆動式ミシンであって、前記モータ取付台が上下軸心周りの回動により、前記駆動モータをミシンフレームの側部外方へ引き出し変位させた第1状態とミシンフレーム後部の所定位置に配置して固定させた第2状態とに切換え可能に構成されていることを特徴としている。
上記のごとき特徴構成を有する本発明によれば、メンテナンスが必要になった時、タイミングベルトのみを取り外した上、モータ取付台を上下軸心周りに回動させて駆動モータがミシンフレームの側部外方へ引き出し変位された第1状態に切換えるだけで、駆動モータをミシンフレームの直後位置から退去させてミシンフレームの後部にメンテナンスを楽にかつ容易に行うに十分な広い作業スペースを確保することが可能であり、また、メンテナンス終了後は、モータ取付台を上下軸心周りに回動させて駆動モータがミシンフレーム後部の所定位置に配置し固定される第2状態に切換え、かつ、外していたタイミングベルトを掛け渡すだけで、通常の縫製使用状態に復帰させることが可能である。
したがって、駆動モータをミシンフレームの直後部でミシンフレームの後壁部に極近接配置してミシン全体構造のシンプル化並びにコンパクト化を図りつつも、メンテナンス時に伝動アッセンブリの構成要素を一つ一つ分解し、メンテナンス後に一つ一つ組付けるといった多大な操作手数、あるいは、メンテナンス時にタイミングプーリをモータ出力軸から固定解除して取り外したうえ、重い駆動モータを支えながらモータ取付台から取り外し、メンテナンス後に再度それらを順次取り付けるといった面倒かつ作業労力の大きい操作を要することなく、駆動モータを少ない労力及び操作手数で容易かつ能率的に退去させたり復帰させたりすることができる。しかも、モータ取付台を定位置の上下軸心周りで回動させればよいので、上記の退去・復帰時に駆動モータの出力軸と主軸との軸間距離が変動するようなことが全くなく、ミシン出荷時にメーカーサイド等で精密に調整されている一定の軸間距離を確実に保持することができ、メンテナンス後においても、適正、良好な伝動性能を安定よく再現することができる。殊に、タイミングベルトへの負荷張力が過不足になることによる伝動性能やベルト寿命の低下などの不都合も防止できるという効果を奏する。
本発明に係るモータ駆動式ミシンにおいて、請求項2に記載のように、前記モータ取付台が、前記フレームの側部外面に固定解除可能に取り付けられた前部固定取付台の後端部に前記第1状態と第2状態とに切換え可能に枢支連結されているもの、すなわち、モータ取付台をミシンフレームの側部外面からミシンフレームの後方にまで延設された前後一連ものに構成する場合は、ミシンフレームにモータ取付台の枢支連結用ブラケットを固定するなどの改良を要することなく、駆動モータ、モータ取付台、両タイミングプーリ及びタイミングベルトといった伝動アッセンブリを既存のミシンに後付けして、上述したような全体構造のシンプル化、コンパクト化並びにメンテナンスの容易化を簡単に実現することができる。
特に、本発明は、請求項3に記載のように、駆動モータが所定位置に配置されミシンフレームの後面部に着脱自在な後カバーが設けられており、この後カバーを着脱してミシンフレームの内部機構に対するメンテナンスを行うモータ駆動式ミシンに対して非常に有効に適用可能である。
また、前記モータ取付台が、前記フレームの側部外面に固定解除可能に取り付けられた前部固定取付台の後端部に枢支連結される構成(請求項2)とした場合において、請求項4に記載のように、駆動モータがミシンフレーム後部の所定位置に配置し固定される前記第2状態において、前記モータ取付台と前部固定取付台とに亘って掛け渡し当接可能で、その掛け渡し当接状態で両取付台に各々固定することにより、それら両取付台を一直線状に固定保持可能な取付台固定用補強部材を設けることが好ましい。この場合は、ミシンの動作時にタイミングベルトに負荷される高張力に起因してモータ取付台に作用することになる上下軸心周りの大きな回転モーメントに十分対抗させてモータ取付台を所定位置、所定姿勢に確実強力に固定保持させることができる。したがって、前記回転モーメントにより駆動モータの出力軸が主軸に対して傾き変位して軸間距離が変動し、その結果、駆動モータから主軸への回転力伝動性能が低下するとか、極端にはタイミングベルトが不測に外れてしまうなどの不良事態の発生を確実に防止できる。
また、前記モータ取付台が、前記フレームの側部外面に固定解除可能に取り付けられた前部固定取付台の後端部に枢支連結される構成(請求項2)とした場合において、請求項5に記載のように、前記前部取付台に、前記主軸側のタイミングプーリを回転自在に支承するベアリングを保持させた構成とすることが好ましい。この場合は、初期組付け時にモータ取付台に対するベアリングの位置を調整することで、駆動モータの出力軸と主軸との軸間距離を容易かつ精密に適正化して出荷時の伝動性能、ひいてはミシンの品質を良好にしその状態を長期に亘って維持することができる。
さらに、本発明に係るモータ駆動式ミシンにおいて、請求項5に記載のように、前記両タイミングプーリ、タイミングベルトを覆うベルトカバーを、前記モータ取付台の外面またはモータ取付台及びミシンフレームの側部外面に離脱可能に取付けることが好ましい。この場合は、メンテナンス時にベルトカバーの着脱が必要になるものの、通常の縫製使用時にはミシンフレームの側部に露出状態にある伝動アッセンブリを覆って作業者等に対する安全性を確保することができる。
以下、本発明の第一の実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1は本発明に係るモータ駆動式ミシン全体の概略斜視図であり、この図1において、1はミシンベッド部1A及びミシンアーム部1Bからなるミシンフレームで、このミシンフレーム1におけるミシンベッド部1Aの前面下部から縫製進行方向aとは逆方向(ミシン前方)に向けてシリンダベッド部2が延設されているとともに、前記ミシンフレーム1におけるミシンベッド部1Aの後部には、ミシンフレーム1内に組み込まれている内部機構(図示省略する)に対して点検や調整、補修等の各種メンテナンスを行うときの開口部を開閉する着脱自在な後カバー3が設けられている。図1の22は糸調子器、23はハンドプーリである。
前記ミシンフレーム1におけるミシンベッド部1Aからは、図2及び図3に明示するように、そのミシンベッド部1Aの側部外方へ向けて主軸4が突出されている。一方、前記ミシンフレーム1におけるミシンベッド部1Aの直後部で前記後カバー3に極近接する位置には電動式駆動モータ5がその出力軸5aを前記主軸4と平行に位置させて配置されている。
前記ミシンフレーム1におけるミシンベッド部1Aの側部外面には複数本の第1ねじ部材12(図面上では4本で示すが、3本でも5本以上であってもよい)を介して前部の固定モータ取付台11Aが固定解除可能に取り付けられているとともに、この前部の固定モータ取付台11Aの後端部には、前後から相互に嵌まり合うように形成された雄雌の嵌合部11a,11bを上下方向に貫通する軸24を介して、その上下軸心周りに回動可能なモータ取付台11Bが枢支連結されており、この後部の可動モータ取付台11Bと前記前部の固定モータ取付台11Aとにより前後に一連の長尺矩形板状モータ取付台11が形成されている。
そして、このモータ取付台11のうち、後部の可動モータ取付台11Bの内面側に前記駆動モータ5が複数本のビス13(図面上では4本で示すが、3本でも5本以上であってもよい)を介して固定支持されている。このような構成によって、前記後部可動モータ取付台11Bを前部固定モータ取付台11Aに対して前記上下軸24の軸心周りに回動させることにより、前記駆動モータ5をミシンベッド部1Aの側部外方へ引き出し変位させた第1状態とミシンベッド部1Aの直後部の所定位置に配置した第2状態との切換え可能としている。
前記駆動モータ5の出力軸5aは、前記モータ取付台11の後部可動モータ取付台11Bに形成の挿通孔14を貫通してモータ取付台11(11B)の外面側に突出され、その突出出力軸5a部分にビス7を介して伝動側のタイミングプーリ9が固定されている一方、前記モータ取付台11の前部固定モータ取付台11Aの主軸4に対応部分には、該主軸4に側部外方から嵌合離脱可能なアダプタ15をベアリング16及びベアリング押え17を介して回転自在に支承するベアリング圧入孔18が形成され、この圧入孔18に圧入固定された前記ベアリング16を介して回転自在に支承された前記アダプタ15の外面側に当接させて前記主軸4に嵌合させた受動側のタイミングプーリ8がビス19を介して主軸4に固定されている。
前記伝動側のタイミングプーリ9と受動側のタイミングプーリ8との間には、前記主軸4と駆動モータ5の出力軸5aとを連動連結するためのタイミングベルト10が巻回張設されている。このタイミングベルト10の負荷張力は、ミシン出荷時にメーカーサイドにおいて、前記ベアリング16の前部固定モータ取付台11Aに対する固定位置を調節して主軸4と駆動モータ5の出力軸5aとの軸間距離L(図3参照)を精密に調整することで、予め最適な値に設定されている。
前記モータ取付台11の側部外方には、前後のモータ取付台11A、11Bを前記第2状態としたとき、それら前後両モータ取付台11A,11Bの外面間に亘って掛け渡し状態に当接可能な長さを有する取付台固定保持用補強部材25が設けられており、この補強部材25を前後両モータ取付台11A,11Bの外面間に亘る掛け渡し当接状態で第2ねじ部材26(図面上では4本で示すが、2本以上であればよい)を介して前後両モータ取付台11A,11Bに固定することにより、それら前後両モータ取付台11A,11Bを前後一直線状に固定保持可能に構成している。
また、前記モータ取付台11の外面側には、前記両タイミングプーリ8,9及びタイミングベルト10を覆うベルトカバー20がボルト21(図面上では2本で示すが、3本以上であってもよい)を介して離脱可能に取り付けられている。
上記のように構成されたモータ駆動式ミシンにおいて、通常の縫製使用時は、図3に示すように、モータ取付台11の前後両取付台11A,11Bがそれらの外面間に亘って掛け渡し当接され、かつ、固定される補強部材25により前後一直線状に固定保持された第2状態にあるとともに、駆動モータ5の出力軸5aと主軸4とがタイミングプーリ9,8及びタイミングベルト10を介して連動連結されており、この状態で駆動モータ5を作動させることにより、その駆動回転力がタイミングプーリ9,8及びタイミングベルト10を経て主軸4に伝達されて所定の縫製動作が行われる。
そして、ミシンフレーム1の内部機構の点検、調整や補修等のメンテナンスが必要になったときは、ボルト21を緩めてベルトカバー20をモータ取付台11から離脱した上、タイミングベルト10を取り外すとともに、第2ねじ部材26を緩めて前記補強部材25をモータ取付台11から固定解放した後、後部可動モータ取付台11Bを前部固定モータ取付台11Aに対して上下軸24の軸心周りで矢印X方向に回動させて駆動モータ5、後部可動モータ取付台11B及び伝動側のタイミングプーリ9を、図4に示すように、モータ出力軸5aが主軸4に対し直交またはほぼ直交する姿勢となるようにミシンベッド部1Bの側部外方へ引き出し変位させた第1状態に切換えることによって、ミシンフレーム1におけるミシンベッド部1Aの後部に駆動モータ5が退去された広い作業スペースを確保し、この状態で後カバー3を離脱することで開口部を開いて所定のメンテナンスを楽にかつ容易に行うことができる。
また、メンテナンス終了後は、後カバー3を固定して開口部を閉塞したのち、前記後部可動モータ取付台11Bを前部固定モータ取付台11Aに対して上下軸24の軸心周りで矢印Y方向に回動させて駆動モータ5、後部可動モータ取付台11B及び伝動側のタイミングプーリ9を、図3に示すように、モータ出力軸5aが主軸4に対し平行姿勢となるようにミシンベッド部1Bの直後部の所定位置に配置するとともに、前記補強部材25を前後両モータ取付台11A,11Bの外面間に亘って掛け渡し当接し、かつ、第2ねじ部材26を介して前後両モータ取付台11A,11Bに固定して、それら前後両モータ取付台11A,11Bを前後一直線状に固定保持させた第2状態に切換え、その後、タイミングベルト10を両タイミングプーリ8.9間に巻回した上、ボルト21を介してベルトカバー20をモータ取付台11に固定することによって、通常の縫製使用状態に復元することができる。
上記のように、駆動モータ5をミシンフレーム1の直後部でミシンベッド部1Aの後壁部に極近接配置してミシン全体構造のシンプル化並びにコンパクト化を図りつつも、メンテナンス時に伝動アッセンブリの構成要素を一つ一つ分解し、メンテナンス後に一つ一つ組付けるといった多大な操作手数、あるいは、メンテナンス時に伝動側のタイミングプーリ9をモータ出力軸5aから固定解除して取り外したうえ、駆動モータ5を手で支えながらモータ取付台11から取り外し、メンテナンス後に再度それらを順次取り付けるといった面倒な操作を要することなく、駆動モータ5の重量を後部可動モータ取付台11Bに預けたままで、該後部可動モータ取付台11B上下軸24の軸心周りに回動させるといった少ない作業労力及び操作手数で容易かつ能率的に駆動モータ5を退去させたり復帰させたりすることができる。
また、後部可動モータ取付台11Bは定位置の上下軸24の軸心周りで回動させればよいので、上記の退去・復帰時に駆動モータ5の出力軸5aと主軸4との軸間距離Lが変動するようなことが全くなく、ミシン出荷時にメーカーサイド等で精密に調整されている一定の軸間距離を確実に保持することが可能で、メンテナンス後においても、適正、良好な伝動性能を安定よく再現することができる。殊に、タイミングベルト10への負荷張力が過不足なく初期調整時の値に保持して伝動性能の低下やベルト寿命への悪影響を防止することができる。
なお、上記実施の形態では、前後両モータ取付台11A,11Bを前後一直線状に固定保持するための補強部材25として、それら前後両モータ取付台11A,11Bの下方部外面間に亘って一直線状に掛け渡し当接可能な長さを有するものを用いたが、図2の仮想線で示すように、側面視が略コの字形状で前後両モータ取付台11A,11Bの外面の上下二箇所に亘って掛け渡し当設可能な形態のものを用いてもよい。この場合は、第2状態(縫製動作状態)でタイミングベルト10に負荷される高張力に起因して後部可動モータ取付台11Bに作用する上下軸心周りの大きな回転モーメントに十分対抗させて前後両モータ取付台11A,11Bを一層確実強力に一直線状に固定保持することができる。
また、前記補強部材25としては、断面角型のバー部材であっても、フラットバーをL字型に屈曲加工したものであってもよい。
さらに、上記実施の形態では、モータ取付台11を前後二つに分割し、そのうち、後部の取付台11Bを前部の取付台11Aに対して上下軸心周りに回動可能に枢支連結したもので説明したが、前部取付台11Aは用いず、後部取付台11Bをミシンベッド部1Bに固着したブラケットに上下軸心周りに回動可能に枢支保持させた構成としてもよい。
本発明に係るモータ駆動式ミシン全体の概略斜視図である。 要部の拡大分解斜視図である。 通常の縫製使用状態を示す要部の拡大横断面図である。 メンテナンス時の駆動モータ退去状態を示す要部の拡大横断面図である。
符号の説明
1 ミシンフレーム
3 後カバー
4 主軸
5 駆動モータ
5a 出力軸
8,9 タイミングプーリ
10 タイミングベルト
11 モータ取付台
11A 前部固定モータ取付台
11B 後部可動モータ取付台
16 ベアリング
20 ベルトカバー
25 取付台固定用補強部材

Claims (6)

  1. ミシンフレームから側部外方へ突出された主軸と、前記ミシンフレーム後部にその出力軸が前記主軸と平行に位置するように配置された駆動モータと、前記主軸が突出する側のミシンフレームの側部から後方へ延設されて前記駆動モータを固定支持するモータ取付台と、前記駆動モータの出力軸と前記主軸とをミシンフレームの側部外方位置で連動連結するタイミングプーリ及びタイミングベルトとを備えてなるモータ駆動式ミシンであって、
    前記モータ取付台が上下軸心周りの回動により、前記駆動モータをミシンフレームの側部外方へ引き出し変位させた第1状態とミシンフレーム後部の所定位置に配置して固定させた第2状態とに切換え可能に構成されていることを特徴とするモータ駆動式ミシン。
  2. 前記モータ取付台が、前記フレームの側部外面に固定解除可能に取り付けられた前部固定取付台の後端部に前記第1状態と第2状態とに切換え可能に枢支連結されている請求項1に記載のモータ駆動式ミシン。
  3. 前記駆動モータが所定位置に配置されるミシンフレーム後面部には、着脱自在な後カバーが設けられている請求項1または2に記載のモータ駆動式ミシン。
  4. 前記第2状態において前記モータ取付台と前部固定取付台とに亘って掛け渡し当接可能で、その掛け渡し当接状態で両取付台に各々固定することにより、それら両取付台を一直線状に固定保持可能な取付台固定用補強部材が設けられている請求項2に記載のモータ駆動式ミシン。
  5. 前記前部取付台には、前記主軸側のタイミングプーリを回転自在に支承するベアリングが保持されている請求項2〜4のいずれかに記載のモータ駆動式ミシン。
  6. 前記両タイミングプーリ、タイミングベルトを覆うベルトカバーが、前記モータ取付台の外面またはモータ取付台及びミシンフレームの側部外面に離脱可能に取付けられている請求項1〜5のいずれかに記載のモータ駆動式ミシン。
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