JPH1119369A - 工業用ミシンの駆動装置 - Google Patents

工業用ミシンの駆動装置

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JPH1119369A
JPH1119369A JP21113497A JP21113497A JPH1119369A JP H1119369 A JPH1119369 A JP H1119369A JP 21113497 A JP21113497 A JP 21113497A JP 21113497 A JP21113497 A JP 21113497A JP H1119369 A JPH1119369 A JP H1119369A
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隆 水崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構造の簡素化、駆動系の保守管理の容易性お
よび動力伝達効率の向上を達成しつつ、周囲に糸くず等
の塵埃が飛散している条件下での縫製作業でも、タイミ
ングベルトによる回転伝動作用を長期間に亘って安定よ
く保持することができるようにする。 【解決手段】 ミシンテーブルへの載置面よりも上部の
ミシン本体12の後部にブラケット17を介して支持さ
せたミシン駆動用モータ20の出力軸20aとミシン本
体12の側部に突出させたミシン主軸14とをタイミン
グプーリ21,22およびタイミングベルト23により
連動連結し、それらプーリ21,22およびベルト23
の全体を覆う防塵カバー24をブラケット17に取付け
ると共に、ブラケット17に貫設したミシン主軸挿通用
孔26の内周縁に、ミシン主軸14の外周面との間の隙
間を塞ぐ防塵用気密シール27を設けて、防塵カバー2
4の内部を密閉に保つ構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は工業用ミシンの駆動
装置に関するもので、詳しくは、ミシン本体を設置する
ミシンテーブルよりも上部にミシン駆動用モータを配置
し、このミシン駆動用モータの出力軸とミシン本体側の
ミシン主軸とを歯付きプーリおよび歯付きベルトを介し
て連動連結してなる偏平縫いミシン等の工業用ミシンの
駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種の工業用ミシンにおいては、ミシ
ン駆動用モータがミシンテーブルよりも上部に配置され
ているために、モータをミシンテーブルの下部の狭いス
ペースに配置する場合に比べで、構造の簡素化と共に駆
動系の保守管理を広い作業スペースのもとで容易に行な
え、かつ、ベルト駆動方式の動力伝達効率を高めること
が可能になるなどの優れた特長を有している。
【0003】反面、上記のようにミシン駆動モータおよ
び回転伝動用の歯付きプーリ、歯付きベルトがミシンテ
ーブルよりも上部に配置された構成のものでは、縫製時
に発生し周囲に飛散する糸くず等の塵埃がプーリの周面
やベルトに降りかかって付着しやすく、その塵埃がプー
リ周面に押し固められて堆積することに伴ってベルトに
異常緊張を招き、その結果、ミシン主軸やモータに予想
外の負荷がかかることになり、異常発熱を招来したり、
遂にはベルトを破断してしまうという問題がある。
【0004】そこで、歯付きプーリおよび歯付きベルト
による回転伝動箇所に対する縫製作業者の安全性を確保
するために、その回転伝動箇所を簡単な防護カバーで覆
うことが考えられる。その一例として、例えば特開平8
−196769号公報に開示されているように、モータ
の出力軸に歯付きプーリと同芯状に冷却用ファンを固定
するとともに、その歯付きプーリの近傍に通気孔を有す
る防護カバーによって歯付きプーリおよび歯付きベルト
の全体を覆い、モータの駆動回転力を歯付きプーリおよ
び歯付きベルトを介してミシン主軸に伝達するととも
に、冷却用ファンの回転により防護カバーの通気孔から
外気を吸入し、その外気を防護カバー内を経てモータ側
に流してモータを冷却するように構成したものが提案さ
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公開公報
に記載されているような構成の技術では、回転伝動作用
時に冷却用ファンの回転によってモータの外周に発生さ
れる外気流によりモータの発熱を抑制することが可能で
あるものの、上記防護カバーはあくまでも縫製作業者の
安全性を確保するためのものに過ぎず、塵埃の侵入防止
機能を果たすものではないから、歯付きプーリと歯付き
ベルトによる回転伝動作用時に発生する負圧によってミ
シン本体の周囲に飛散している糸くず等の塵埃の多くが
防護カバー内に吸入され、それがプーリの周面やベルト
に降りかかって付着し、かつ、プーリ周面に堆積してベ
ルトの異常緊張を招き、その結果、発熱抑制のための冷
却用ファンを備えていながら、ベルトの異常緊張に伴い
予想外に大きい負荷がかかることから、モータの異常発
熱を早めたり、ベルトの破断を招いて、モータの発熱に
よる支障が起こるよりも短期間のうちにモータからミシ
ン主軸への回転伝動作用に支障を来すという問題があっ
た。もちろん、防護カバーのみを設けてモータの出力軸
に冷却用ファンを備えてない構成のものでは、防護カバ
ー内への塵埃の侵入によるベルトの異常緊張に伴ってモ
ータがより早く異常発熱し、モータからミシン主軸への
回転伝動作用が非常に短期間のうちに支障を来たすこと
になる。
【0006】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、構造の簡素化、駆動系の保守管理の容易性お
よび動力伝達効率の向上を達成しつつ、周囲に糸くず等
の塵埃が飛散している条件下での縫製作業であっても、
歯付きプーリおよび歯付きベルトによる回転伝動作用を
長期間に亘って安定よく保持することができる工業用ミ
シンの駆動装置を提供することを主たる目的としてい
る。
【0007】本発明の他の目的は、上記の目的を阻害す
ることなく、ミシン潤滑油に対する冷却機能も発揮させ
て潤滑性能の向上を図ることができるようにすることに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記主たる目的を達成す
るために、請求項1の発明に係る工業用ミシンの駆動装
置は、ミシンテーブルへの載置面よりも上部のミシン本
体の後部にブラケットを介してミシン駆動用モータが支
持され、このミシン駆動用モータの出力軸と上記ブラケ
ットを挿通させてミシン本体の側部に突出させたミシン
主軸とがそれら両軸に固定の歯付きプーリおよびそれら
歯付きプーリ間に掛設の歯付きベルトにより連動連結さ
れている工業用ミシンの駆動装置であって、上記両歯付
きプーリおよび歯付きベルトの全体を覆う防塵カバーが
上記ブラケットに取付けられていると共に、上記ブラケ
ットに貫設された上記ミシン主軸の挿通用孔の内周縁に
ミシン主軸の外周面との間の隙間を塞ぐ防塵用気密シー
ルが設けられていることを特徴とするものである。
【0009】上記のような構成の請求項1に記載の発明
によれば、ミシン駆動モータおよび回転伝動用の歯付き
プーリ、歯付きベルトがミシンテーブルよりも上部に配
置されているために、駆動系の保守管理を広い作業スペ
ースのもとで容易に行なえ、また、ベルト駆動方式の動
力伝達効率を高めることが可能であるのはもちろん、歯
付きプーリおよび歯付きベルトの全体が防塵カバーで覆
われていると共に、この防塵カバーを取付けるためのブ
ラケットに貫設されたミシン主軸挿通用孔の内周縁とミ
シン主軸の外周面との間の隙間を防塵用気密シールで塞
いで、防塵カバーの内部を密閉しているから、縫製時に
発生し周囲に飛散している糸くず等の塵埃がカバー内に
侵入してプーリの周面やベルトに付着し堆積することを
防止することが可能であり、これによって、長期間使用
においても、ベルトの異常緊張やそれに起因するモータ
の異常発熱、さらにはベルトの破断がなく、所定の回転
伝動作用を常に安定よく保つことができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明は、上記請求
項1に記載の発明に係る工業用ミンンの駆動装置におい
て、上記防塵用気密シールよりもミシンアーム部の基端
部寄り位置のミシン主軸に、ミシンベッド部の基部下方
に配置された潤滑油収納部へ冷却用空気流を送給する冷
却用ファンが一体回転可能に固定されており、この冷却
用ファンによる外気取入口が上記防塵カバーの取付け箇
所を除く上記ブラケット部分に形成されているものであ
り、このような構成によれば、上記請求項1に記載の発
明と同様に、防塵カバー内への糸くず等の塵埃の侵入防
止機能を確保しつつ、ミシン主軸と一体回転する冷却用
ファンによって取り入れられる外気により、ミシンベッ
ド部の基部下方に配置された潤滑油収納部に対する冷却
用空気流を発生させて潤滑油の昇温を防ぎ、潤滑油によ
る潤滑作用を良好に保つことが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明する。図1は本発明に係る工業用ミシ
ンの駆動装置を適用した偏平縫いミシンの一部切欠き正
面図、図2は右側面図、図3は要部の拡大一部切欠き平
面図である。これら図1〜図3において、1はミシンア
ーム部で、その先端部1Aには軸受2を介して針棒3が
上下方向に往復運動可能に支持されていると共に、該針
棒3の下端部には針止め4を介して3本の針5,5…が
取り付けられている。上記ミシンアーム部1の水平部1
Bの内部には上記先端部1A内に設けた周知の針棒駆動
機構6を介して上記針棒3を上下に往復駆動運動させる
ための駆動用上軸7が挿通支持されており、この駆動用
上軸7の右側方への突出端部にはハンドホイール8が固
定されている。
【0012】9はミシンベッド部で、上記ミシンアーム
部1の基端部1Cの下部から該ミシンアーム部1と平行
状態で左側方へ延設された基部10の先端に一体に固着
連設されており、このミシンベッド部9の上面部には針
板11が固定されているとともに、内部にはルーパ、布
送り機構等の縫いを構成するための部品(周知であるた
め、詳細な説明および図示は省略する)が収納されてい
る。このミシンベッド部9と上記ミシンアーム部1とに
より偏平縫いミシンのミシン本体12が構成されてい
る。
【0013】13は上記基部10の下面側に配置固定さ
れた潤滑油収納部(一般にオイルパンと呼称されるもの
で、以下、オイルパンと記載する)であり、後述する冷
却用空気流との間接熱交換によって収納潤滑油を冷却す
るように構成されている。14は上記ミシンベッド部9
の基部10内に軸受15を介して回転自在に支承された
ミシン主軸であり、このミシン主軸14と上記駆動用上
軸7とはタイミングベルト16を介して連動連結されて
いる。
【0014】17は上記ミシン本体12のミシンテーブ
ル(図示省略する)への載置面1Dよりも上部で上記ミ
シン本体2におけるミシンアーム部1の基端部1Cの右
側端面にボルト18を介して固定されたブラケットであ
り、該ブラケット17の後端部にはモータ取付台19を
介してミシン駆動用モータ20が支持されている。この
ミシン駆動用モータ20の出力軸20aおよび上記ブラ
ケット17を挿通させて右側方部へ突出させた上記ミシ
ン主軸14の突出軸部14aには、図4に明示するよう
に、それぞれ歯付きプーリ(以下、タイミングプーリと
称する)21および22に固定されていると共に、これ
ら両タイミングプーリ21,22間に亘って歯付きベル
ト(以下、タイミングベルトと称する)23が掛け渡さ
れており、これらタイミングベルト23およびタイミン
グプーリ21,22により上記ミシン駆動モータ20と
ミシン主軸14とが連動連結されている。
【0015】24は上記タイミングベルト23およびタ
イミングプーリ21,22の全体を覆う防塵カバーで、
その開口縁部の全周が上記ブラケット17およびモータ
取付台19の外面に密接された状態でボルト25を介し
て上記ブラケット17およびモータ取付台19に固定さ
れている。上記ブラケット17に貫設されている上記ミ
シン主軸14の挿通用孔26の内周縁部には、図4に最
も明瞭に示されているように、上記ミシン主軸14の外
周面に密接して上記挿通用孔26の内周縁部とミシン主
軸14の外周面との間の隙間を塞ぐ防塵用気密シール2
7が嵌着保持されている。
【0016】また、上記ブラケット17には、ミシン本
体2におけるミシンアーム部1の基端部1C側に向けて
開放する凹入部17aが形成され、この凹入部17a内
で上記防塵用気密シール27よりもミシンアーム部1の
基端部寄り位置のミシン主軸14には該ミシン主軸14
と一体回転可能な冷却用ファン28が固定されている。
この冷却用ファン28による外気取入口29が上記防塵
カバー24の取付け箇所を除く上記ブラケット17部分
に半円弧溝状に形成されており、上記冷却用ファン28
の回転に伴い上記外気取入口29から取り入れられて発
生した冷却用空気流はファンケーシング30により形成
される冷却用空気流通路31を経て上記オイルパン13
に送給されて潤滑油を間接熱交換により冷却するように
構成されている。
【0017】上記のように構成された偏平縫いミシンに
おいては、ミシン駆動用モータ20の出力軸20aの駆
動回転力がタイミングプーリ21、タイミングベルト2
3およびタイミングプーリ22を介してミシン主軸14
に伝達されると共に、このミシン主軸14の回転力がタ
イミングベルト16を介して駆動用上軸7に伝達され、
これによって、針棒駆動機構6を介して上記針棒3が上
下に往復駆動運動されて針5が上下方向に往復運動する
と同時に、ミシンベッド部9内に収納されているルー
パ、布送り機構等の縫いを構成するための部品が作動し
て所定の縫製が行なわれる。この縫製時において、上記
ミシン主軸14の駆動回転に伴いタイミングプーリ22
と一体回転する冷却用ファン28の回転により、上記外
気取入口29から外気が取り入れられて発生した冷却用
空気流はファンケーシング30により形成される冷却用
空気流通路31を経て上記オイルパン13に送給されて
潤滑油およびミシンヘッド部9の基部10内の軸受15
などを間接熱交換により冷却する。
【0018】上記のような縫製時において、上記モータ
20とミシン主軸14とを連動連結するためのタイミン
グプーリ21,22およびタイミングベルト23の全体
は防塵カバー24で覆われていると共に、この防塵カバ
ー24を取付けるためのブラケット17に貫設されたミ
シン主軸14の挿通用孔26の内周縁とミシン主軸14
の外周面との間の隙間は防塵用気密シール27で塞がれ
ており、また、上記冷却用ファン28の回転に伴いオイ
ルパン13内の潤滑油を冷却するための冷却用空気流を
発生するための外気も防塵カバー24とは離れた箇所の
外気取入口29から取り入れられるので、防塵カバー2
4の内部はほぼ密閉状態に保持されることになり、した
がって、縫製時に発生して周囲に飛散している糸くず等
の塵埃がカバー24内に侵入してタイミングプーリ2
1,22の周面やタイミングベルト23に付着し堆積す
ることがない。これによって、長期間に亘る使用におい
ても、タイミングベルト23が異常緊張したり、破断し
たりすることがなく、所定の回転伝動作用を常に安定よ
く保つことが可能である。また、防塵カバー24の内部
がほぼ密閉化されていることから、タイミングプーリ2
1,22とタイミングベルト23による回転伝動時に生
じる金属特有の騒音の外部へのもれ出しが非常に少なく
なり、縫製作業者に与える不快感を抑制することが可能
である。
【0019】なお、上記実施の形態では、偏平縫いミシ
ンに適用したものについて説明したが、二重環縫いミシ
ンやオーバーロックミシンなどの他のミシンに適用して
も、同様な効果が奏されるものである。
【0020】
【発明の効果】以上のように、請求項1に記載の発明に
よれば、ミシン駆動モータおよびこのモータからミシン
主軸への回転伝動用の歯付きプーリ、歯付きベルトをミ
シンテーブルへの載置面よりも上部に配置した構成を採
用することにより、駆動モータをミシンテーブルの下部
に配置するものに比べて、構造の簡素化とともに駆動系
の保守管理を広い作業スペースのもとで容易に行なうこ
とができ、また、ベルト駆動方式の動力伝達効率を高め
ることができるのはもちろん、歯付きプーリおよび歯付
きベルトの全体を防塵カバーで覆うと共に、この防塵カ
バーを取付けるためのブラケットに貫設されたミシン主
軸挿通用孔の内周縁とミシン主軸の外周面との間の隙間
を防塵用気密シールで塞いで、防塵カバーの内部を密閉
に保つ構成としているので、縫製時にミシンテーブルの
上方で発生し周囲に飛散している糸くず等の塵埃がカバ
ー内に侵入してプーリの周面やベルトに付着し堆積する
ことを確実に防止することができる。したがって、周囲
に糸くず等の塵埃が飛散している条件下で長期間に亘り
縫製使用する場合であっても、ベルトの異常緊張やそれ
に起因するモータの異常発熱、さらにはベルトの破断と
いった不良事態の発生がなく、所定の回転伝動作用を常
に安定よく保つことができ、加えて、プーリとベルトの
擦れによって生じる金属特有の不快な騒音が防塵カバー
の外部にもれ出すことを抑制して縫製作業者に対する作
業環境の改善も図ることができるという効果を奏する。
【0021】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記請求項1に記載の発明と同様に、防塵カバー内への糸
くず等の塵埃の侵入防止機能を確保しつつ、ミシン主軸
と一体回転する冷却用ファンにより取り入れられる外気
により、ミシンベッド部の基部下方に配置された潤滑油
収納部を強制冷却して潤滑油の昇温を防ぎ、潤滑油によ
る潤滑作用を良好に保つことができるという効果も奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る工業用ミシンの駆動装置を適用し
た偏平縫いミシンの一部切欠き正面図である。
【図2】同上ミシンの右側面図である。
【図3】同上ミシンの要部の拡大一部切欠き平面図であ
る。
【図4】同上ミシンの要部の拡大一部切欠き右側面図で
ある。
【符号の説明】
9 ミシンベッド部 9A ミシンベッド部の内部 10 基部 12 ミシン本体 13 オイルパン(潤滑油収納部) 14 ミシン主軸 17 ブラケット 20 ミシン駆動用モータ 20a 出力軸 21,22 タイミングプーリ(歯付きプーリ) 23 タイミングベルト(歯付きベルト) 24 防塵カバー 26 ミシン主軸挿通孔 27 防塵用気密シール 28 冷却用ファン 29 外気取入口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ミシンテーブルへの載置面よりも上部の
    ミシン本体の後部にブラケットを介してミシン駆動用モ
    ータが支持され、 このミシン駆動用モータの出力軸と上記ブラケットを挿
    通させてミシン本体の側部に突出させたミシン主軸とが
    それら両軸に固定の歯付きプーリおよびそれら歯付きプ
    ーリ間に掛設の歯付きベルトにより連動連結されている
    工業用ミシンの駆動装置であって、 上記両歯付きプーリおよび歯付きベルトの全体を覆う防
    塵カバーが上記ブラケットに取付けられていると共に、 上記ブラケットに貫設された上記ミシン主軸の挿通用孔
    の内周縁にミシン主軸の外周面との間の隙間を塞ぐ防塵
    用気密シールが設けられていることを特徴とする工業用
    ミシンの駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記防塵用気密シールよりもミシンアー
    ム部の基端部寄り位置のミシン主軸には、ミシンベッド
    部の基部下方に配置された潤滑油収納部へ冷却用空気流
    を送給する冷却用ファンが一体回転可能に固定されてお
    り、この冷却用ファンによる外気取入口が上記防塵カバ
    ーの取付け箇所を除く上記ブラケット部分に形成されて
    いる請求項1に記載の工業用ミシンの駆動装置。
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