JP2007235041A - 露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】コストを抑えつつスループットを向上できる露光装置を提供する。
【解決手段】露光装置EXは、第1視野領域FA1と該第1視野領域FA1とは異なる第2視野領域FA2とを有し、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAからの露光光ELに基づいてパターンPAの像を第1像野領域AR1に形成するとともに、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAからの露光光ELに基づいてパターンPAの像を第2像野領域AR2に形成する投影光学系PLを備え、第1像野領域AR1に形成されるパターンPAの像で第1領域SH1を露光し、第2像野領域AR2に形成されるパターンPAの像で第1領域SH1と重複しない第2領域SH2を露光する。
【選択図】図1

Description

本発明は、基板を露光する露光装置、及びデバイス製造方法に関する。
例えば液晶表示デバイス等のディスプレイデバイスや半導体デバイス等のマイクロデバイスの製造工程の一つであるフォトリソグラフィ工程では、マスクのパターンの像で感光性の基板を露光する露光装置が用いられる。下記特許文献1には、複数のマスクを用いて複数の基板のそれぞれを並行して処理する露光装置に関する技術が開示されている。
特開昭61−161718号公報
ところで、露光装置には、高いスループットで基板を処理することが求められる。複数のマスクを用いて複数の基板のそれぞれを並行して処理することでスループットの向上を目指す場合、複数のマスクを用意する必要があるため、複数のマスクを用意することによるコストの上昇、ひいてはマイクロデバイスの製造コストの上昇を招く可能性がある。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであって、コストを抑えつつスループットを向上できる露光装置、及びデバイス製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明は実施の形態に示す各図に対応付けした以下の構成を採用している。但し、各要素に付した括弧付き符号はその要素の例示に過ぎず、各要素を限定するものではない。
本発明の第1の態様に従えば、パターンの像で基板を露光する露光装置において、第1視野領域(FA1)と該第1視野領域(FA1)とは異なる第2視野領域(FA2)とを有し、第1視野領域(FA1)内に位置するパターン(PA)からの露光光(EL)に基づいてパターン(PA)の像を第1像野領域(AR1)に形成するとともに、第2視野領域(FA2)内に位置するパターン(PA)からの露光光(EL)に基づいてパターン(PA)の像を第2像野領域(AR2)に形成する投影光学系(PL)を備え、第1像野領域(AR1)に形成されるパターン(PA)の像で第1領域(SH1)を露光し、第2像野領域(AR2)に形成されるパターン(PA)の像で第1領域(SH1)と重複しない第2領域(SH2)を露光する露光装置(EX)が提供される。
本発明の第1の態様によれば、コストを抑えつつスループットを向上でき、基板を効率良く露光することができる。
本発明の第2の態様に従えば、上記態様の露光装置(EX)を用いるデバイス製造方法が提供される。
本発明の第2の態様によれば、基板を効率良く露光できる露光装置を用いてデバイスを製造することができる。
本発明によれば、コストを抑えつつスループットを向上でき、基板を効率良く露光することができる。したがって、デバイスを生産性良く製造することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明するが、本発明はこれに限定されない。なお、以下の説明においては、XYZ直交座標系を設定し、このXYZ直交座標系を参照しつつ各部材の位置関係について説明する。そして、水平面内における所定方向をX軸方向、水平面内においてX軸方向と直交する方向をY軸方向、X軸方向及びY軸方向のそれぞれに直交する方向(すなわち鉛直方向)をZ軸方向とする。また、X軸、Y軸、及びZ軸まわりの回転(傾斜)方向をそれぞれ、θX、θY、及びθZ方向とする。
<第1実施形態>
第1実施形態について説明する。図1は、第1実施形態に係る露光装置EXを示す概略構成図、図2は、投影光学系PLの視野領域と像野領域との関係を示す模式図である。図1において、露光装置EXは、パターンPAを有するマスクMを保持して移動可能なマスクステージ2と、基板Pを保持して移動可能な基板ステージ4と、各ステージの位置情報を計測可能な計測システム3と、マスクMのパターンPAを露光光ELで照明する照明系ILと、露光光ELで照明されたパターンPAの像を基板P上に投影する投影光学系PLと、露光装置EX全体の動作を制御する制御装置7とを備えている。基板ステージ4は、投影光学系PLの光射出側、すなわち投影光学系PLの像面側で移動可能である。
なお、ここでいう基板はガラス基板等の基材上に感光材(フォトレジスト)を塗布したものを含み、マスクは基板上に投影されるデバイスパターンが形成されたレチクルを含む。マスクは、ガラス板等の透明板部材上にクロム等の遮光膜を用いて所定のパターンが形成されたものである。また、本実施形態においては、マスクとして透過型のマスクを用いるが、反射型のマスクを用いてもよい。
図1及び図2に示すように、本実施形態の投影光学系PLは、第1視野領域FA1と、第1視野領域FA1とは異なる第2視野領域FA2とを有している。本実施形態においては、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とはY軸方向に離れている。また、本実施形態の投影光学系PLは、その投影光学系PLの光射出側、すなわち投影光学系PLの像面側に、第1像野領域AR1と第2像野領域AR2とを所定位置関係で設定する。投影光学系PLは、第1視野領域FA1内に位置するマスクMのパターンPAからの露光光ELに基づいて、そのパターンPAの像を第1像野領域AR1に形成するとともに、第2視野領域FA2内に位置するマスクMのパターンPAからの露光光ELに基づいて、そのパターンPAの像を第2像野領域AR2に形成する。
そして、本実施形態の露光装置EXは、投影光学系PLによって第1像野領域AR1に形成されるパターンPAの像で、基板ステージ4に保持されている基板P上の第1ショット領域SH1を露光し、第2像野領域AR2に形成されるパターンPAの像で、基板P上の第1ショット領域SH1と重複しない第2ショット領域SH2を露光する。第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とは1つの基板P上に設定されており、露光装置EXは、その1つの基板P上に設定された第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とほぼ同時に露光可能である。
具体的には、露光装置EXは、第1視野領域FA1内に位置するマスクMのパターンPAを照明系ILから射出した露光光ELで照明するとともに、第2視野領域FA2内に位置するマスクMのパターンPAを照明系ILから射出した露光光ELで照明し、投影光学系PLの第1視野領域FA1内に位置するパターンPAからの露光光ELに基づいて、第1ショット領域SH1に形成された第1像野領域AR1にパターンPAの像を形成するとともに、投影光学系PLの第2視野領域FA2内に位置するパターンPAからの露光光ELに基づいて、第2ショット領域SH2に形成された第2像野領域AR2にパターンPAの像を形成する。そして、露光装置EXは、第1像野領域AR1に形成されるパターンPAの像で第1ショット領域SH1を露光し、第2像野領域AR2に形成されるパターンPAの像で第2ショット領域SH2を露光する。
また、本実施形態の露光装置EXは、第1像野領域AR1と第1ショット領域SH1とを相対的に移動しつつ、第1像野領域AR1に形成されるパターンPAの像で第1ショット領域SH1を露光し、第2像野領域AR2と第2ショット領域SH2とを相対的に移動しつつ、第2像野領域AR2に形成されるパターンPAの像で第2ショット領域SH2を露光する。すなわち、本実施形態の露光装置EXは、マスクMと基板Pとを所定の走査方向に同期移動しつつ、マスクMのパターンPAの像を基板Pに投影する走査型露光装置(所謂スキャニングステッパ)であって、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2に対して基板P上の第1ショット領域SH及び第2ショット領域SHを所定の走査方向に移動しつつ、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2に形成されるパターンPAの像で、基板P上の第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光する。また、露光装置EXは、基板P上の第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2の露光中に、マスクMも所定の走査方向に移動し、投影光学系PLの第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に対してマスクMのパターンPAを所定の走査方向に移動しつつ、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光する。
本実施形態においては、基板Pの走査方向(同期移動方向)をY軸方向とし、マスクMの走査方向(同期移動方向)もY軸方向とする。
本実施形態においては、露光装置EXは、第1ショット領域SH1の露光と、第2ショット領域SH2の露光の少なくとも一部とを並行して実行し、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とは、Y軸方向(走査方向)に沿って配置されている。
まず、照明系ILについて説明する。本実施形態の照明系ILは、1つの光源装置からの露光光ELを2つの露光光ELに分割し、それら分割した露光光ELのそれぞれを、投影光学系PLの第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とに照射する。上述のように、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とはY軸方向に離れており、照明系ILは、互いに離れた第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とに露光光ELを照射する。
制御装置7は、第1基板P1及び第2基板P2を露光するとき、マスクステージ2に保持されたマスクMを、投影光学系PLの第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に配置する。マスクMのパターンPAが形成されたパターン形成領域のうち、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に配置された2つの所定領域のそれぞれは、照明系ILによって投影光学系PLの第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2のそれぞれに照射される露光光ELによって照明される。照明系ILは、マスクステージ2に保持され、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に配置されたマスクM上の2つの所定領域を均一な照度分布の露光光ELで照明する。
図3は、本実施形態に係る照明系ILの一例を示す図である。本実施形態においては、露光装置EXは、光源装置1を1つ備えており、照明系ILは、1つの光源装置1からの露光光ELを第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とのそれぞれに照射する。光源装置1は、第1基板P1及び第2基板P2を露光するための露光光ELを射出するものである。光源装置1から射出される露光光ELとしては、例えば水銀ランプから射出される輝線(g線、h線、i線)及びKrFエキシマレーザ光(波長248nm)等の遠紫外光(DUV光)や、ArFエキシマレーザ光(波長193nm)及びFレーザ光(波長157nm)等の真空紫外光(VUV光)などが用いられる。本実施形態においては、光源装置1にはArFエキシマレーザ装置が用いられ、露光光ELにはArFエキシマレーザ光が用いられる。
照明系ILは、ビーム整形光学系11、オプティカルインテグレータ12、コンデンサ光学系13、分割光学系14、ブラインド装置15、及びブラインド結像系16等を備えている。ビーム整形光学系11は、光源装置1から射出された露光光(レーザビーム)ELを整形してオプティカルインテグレータ12に入射させるものであって、例えばシリンドリカルレンズやビームエキスパンダ等を含む。フライアイレンズを含むオプティカルインテグレータ12は、ビーム整形光学系11からの露光光(レーザビーム)ELに基づいて、多数の点光源(光源像)からなる面光源(二次光源)を形成する。また、オプティカルインテグレータ12の光射出面の近傍には不図示の開口絞りが配置されている。オプティカルインテグレータ12で形成された多数の点光源(二次光源)からの光は、コンデンサ光学系13及び分割光学系14を介してブラインド装置15を重畳的に照明する。
分割光学系14は、光源装置1から射出され、ビーム整形光学系11、オプティカルインテグレータ12、及びコンデンサ光学系13等を通過した露光光ELを、2つの露光光ELに分割するためのものである。
図4は、分割光学系14の斜視図である。分割光学系14は、第1光学部材141と第2光学部材142とを備えている。第1光学部材141は、露光光ELが入射する平面状の第1入射面141Aと、第1入射面141Aを通過した露光光ELが射出する第1射出面141Bとを備えている。第1光学部材141の第1射出面141Bは、図中、X軸方向に延びた稜線141Eを有するように所定の頂角で交差する2つの平面状の斜面141C、141Dを含む。すなわち、この第1射出面141Bは、射出側に凹V字形状を有する射出面であり、第1光学部材141は平V凹状のプリズム部材である。
第2光学部材142は、第1光学部材141の第1射出面141Bに対して所定のギャップを形成するように対向した状態で位置決めされて第1射出面141Bを通過した露光光ELが入射する第2入射面142Aと、第2入射面142Aを通過した露光光ELが射出する平面状の第2射出面142Bとを備えている。第2光学部材142の第2入射面142Aは、図中、X軸方向に延びた稜線142Eを有するように所定の頂角で交差する2つの平面状の斜面142C、142Dを含む。すなわち、この第2光学部材142の第2入射面142Aは、第1光学部材141の第1射出面141Bの凹V字形状と相補的な凸V字形状を有する入射面であり、第2光学部材142は平V凸状のプリズム部材である。
ここで、第1光学部材141の第1射出面141Bの稜線141Eと第2光学部材142の第2入射面142Aの稜線142Eとが照明系ILの光軸AXと交差するように、各光学部材141、142が位置決めされている(図3参照)。
光源装置1から射出され、ビーム整形光学系11、オプティカルインテグレータ12、及びコンデンサ光学系13等を通過した露光光ELは、第1光学部材141の第1入射面141Aに入射し、第1光学部材141を通過して、第1射出面141Bより射出される。図3に示すように、第1射出面141Bより射出される露光光ELは、第1射出面141Bの斜面141C、141Dで屈折し、その進行方向を変える。具体的には、斜面141Cから射出される露光光ELは、稜線141E(照明系ILの光軸AX)から離れように、稜線141Eに対して一方(−Y方向)に向かうように進行し、斜面141Dから射出される露光光ELは、稜線141E(照明系ILの光軸AX)から離れように、稜線141Eに対して他方(+Y方向)に向かうように、すなわち、斜面141Cから射出される露光光ELとは反対方向に向かうように進行する。このように、第1射出面141Bより射出される露光光ELは、斜面141Cから射出され、稜線141Eに対して第1の方向に進行する露光光ELと、斜面141Dから射出され、稜線141Eに対して第1の方向とは異なる第2の方向に進行する露光光ELとに分割される。
第1射出面141Bの斜面141Cから射出された露光光ELは、第2入射面142Aの斜面142Cに入射し、第1射出面141Bの斜面141Dから射出された露光光ELは、第2入射面142Aの斜面142Dに入射する。第2入射面142Aの斜面142Cに入射した露光光ELは、その斜面142Cで屈折し、照明系ILの光軸AXに近づくように進行する。同様に、第2入射面142Aの斜面142Dに入射した露光光ELは、その斜面142Dで屈折し、照明系ILの光軸AXに近づくように進行する。そして、第2入射面142Aの斜面142C、142Dのそれぞれに入射した露光光ELは、第2光学部材142を通過した後、第2射出面142Dに入射より射出される。斜面141C、142Cを通過した露光光ELと、斜面141D、142Dを通過した露光光ELとは、互いに離れた光路を進行し、ブラインド装置15に入射する。
このように、本実施形態の照明系ILは、分割光学系14によって、1つの光源装置1からの露光光ELを、2つの露光光ELに分割することができる。
なお、本実施形態においては、1つの光源装置1からの露光光ELを2つに分割したが、2つの光源装置を用いて2つの露光光ELを供給するようにしてもよい。
図3に示すように、分割光学系14で分割された露光光ELのそれぞれは、ブラインド装置15に入射する。ブラインド装置15は、第1開口15Aと第2開口15Bとを有しており、分割された2つの露光光のうち、一方の露光光ELは第1開口15Aに照射され、他方の露光光ELは第2開口15Bに照射される。
第1開口15A及び第2開口15Bは、投影光学系PLの第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とのそれぞれに照射される露光光ELの領域を規定するものであって、本実施形態においては、X軸方向を長手方向とする矩形状(スリット状)に設定されている。また、本実施形態においては、ブラインド装置15は、第1開口15A及び第2開口15Bのそれぞれの大きさ、形状、及び位置の少なくとも1つを変えることができる。ブラインド装置15の第1開口15A及び第2開口15Bのそれぞれを通過した露光光ELは、ブラインド結像系16を介して、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とのそれぞれに照射される。
次に、マスクステージ2について説明する。図1において、マスクステージ2は、リニアモータ等のアクチュエータを含むマスクステージ駆動装置2Dの駆動により、マスクMを保持した状態で、X軸、Y軸、及びθZ方向の6自由度の方向に移動可能である。マスクステージ2は、マスクMのパターンPAが形成されたパターン形成面とXY平面とがほぼ平行となるように、マスクMを保持する。マスクステージ2(ひいてはマスクM)の位置情報は、計測システム3のレーザ干渉計32によって計測される。レーザ干渉計32は、マスクステージ2上に設けられた移動鏡の反射面32Kを用いてマスクステージ2の位置情報を計測する。レーザ干渉計32は、X軸方向を計測軸とする複数の計測光と、Y軸方向を計測軸とする複数の計測光とを反射面32Kに照射可能であり、マスクステージ2のX軸、Y軸、及びθZ方向に関する位置を計測可能である。制御装置7は、レーザ干渉計32の計測結果に基づいてマスクステージ駆動装置2Dを駆動し、マスクステージ2に保持されているマスクMの位置制御を行う。
図1及び図2に示すように、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とはY軸方向に沿って配置されており、Y軸方向に離れている。照明系ILは、露光光ELを、投影光学系PLの第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とに照射するが、制御装置7は、マスクステージ2で保持したマスクMのパターンPAが形成されたパターン形成領域を第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に配置することによって、そのパターン形成領域の2つの所定領域のそれぞれに、照明系ILからの露光光ELを照射することができる。また、本実施形態においては、照明系ILからの露光光ELが照射される第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2のそれぞれは、ブラインド装置15の第1開口15A及び第2開口15Bによって、X軸方向を長手方向とする矩形状(スリット状)に設定される。
マスクステージ2は、パターンPAを有するマスクMを第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に対してY軸方向に移動可能である。制御装置7は、第1基板P1及び第2基板P2を露光するとき、マスクMのうち、少なくともパターンPAが形成されたパターン形成領域が第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2のそれぞれを通過するように、マスクステージ2を制御してマスクMをY軸方向に移動する。
次に、基板ステージ4について説明する。基板ステージ4は、露光光ELが照射され、パターンPAの像が形成される第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2を含む所定領域内で、基板Pを保持して移動可能である。基板ステージ4は、基板Pを保持する基板ホルダを備えており、基板Pの表面とXY平面とがほぼ平行となるように、基板Pを保持する。
露光装置EXは、基板ステージ4を駆動するための、リニアモータ等のアクチュエータを含む基板ステージ駆動装置4Dを備えている。基板ステージ4は、基板ステージ駆動装置4Dの駆動により、基板Pを保持した状態で、X軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6自由度の方向に移動可能である。制御装置7は、基板ステージ駆動装置4Dを制御することにより、基板ステージ4に保持された基板Pの表面のX軸、Y軸、Z軸、θX、θY、及びθZ方向の6自由度の方向に関する位置を制御可能である。
基板ステージ4(基板P)の位置情報は、計測システム3のレーザ干渉計34によって計測される。レーザ干渉計34は、基板ステージ4上に設けられた移動鏡の反射面34Kを用いて基板ステージ4の位置情報を計測する。レーザ干渉計34は、X軸方向を計測軸とする複数の計測光と、Y軸方向を計測軸とする複数の計測光とを反射面34Kに照射可能であり、基板ステージ4のX軸、Y軸、及びθZ方向に関する位置を計測可能である。また、基板ステージ4に保持されている基板Pの表面の面位置情報(Z軸、θX、及びθY方向に関する位置情報)は、不図示のフォーカス・レベリング検出系によって検出される。制御装置7は、レーザ干渉計34の計測結果及びフォーカス・レベリング検出系の検出結果に基づいて基板ステージ駆動装置4Dを駆動し、基板ステージ4に保持されている基板Pの位置制御を行う。
図1及び図2に示すように、第1像野領域AR1と第2像野領域AR2とはY軸方向に沿って配置されており、Y軸方向に離れている。また、第1像野領域AR1に形成されるパターンPAの像で露光される第1ショット領域SH1と第2像野領域AR2に形成されるパターンPAの像で露光される第2ショット領域SH2とはY軸方向に沿って配置されており、1つの基板P上で互いに重複しないように配置されている。
また、本実施形態においては、投影光学系PLを介して露光光ELが照射される第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2のそれぞれは、X軸方向を長手方向とする矩形状(スリット状)に設定される。露光光ELが照射される第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2は、投影光学系PLの投影領域である。
基板ステージ4は、基板P上の第1ショット領域SH1を第1像野領域AR1に対してY軸方向に移動可能であり、第2ショット領域SH2を第2像野領域AR2に対してY軸方向に移動可能である。制御装置7は、基板P上の第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光するとき、基板P上の第1ショット領域SH1が第1像野領域AR1を通過し、第2ショット領域SH2が第2像野領域AR2を通過するように、基板ステージ4を制御して基板PをY軸方向に移動する。
次に、投影光学系PLについて説明する。投影光学系PLは、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAからの露光光ELに基づいてパターンPAの像を所定の倍率(投影倍率)で第1像野領域AR1に形成(投影)し、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAからの露光光ELに基づいてパターンPAの像を所定の倍率(投影倍率)で第2像野領域AR2に形成(投影)する。本実施形態の投影光学系PLは、その投影倍率が例えば1倍の等倍系、又は1.25倍、2倍、2.5倍等の拡大系である。なお、投影光学系PLとしては、その投影倍率が例えば1/4、1/5、1/8等の縮小系であってもよい。また、投影光学系PLの複数の光学素子は不図示の鏡筒で保持されている。
図5は、本実施形態に係る投影光学系PLの概略構成図である。図5に示すように、本実施形態の投影光学系PLは、第1視野領域FA1からの露光光ELの光路である第1光路BR1中に配置された第1反射面51と、第2視野領域FA2からの露光光ELの光路である第2光路BR2中に配置された第2反射面52とを有する光学部材50を備えており、第1視野領域FA1からの第1光路BR1を進行する露光光ELは第1反射面51を経て第1像野領域AR1へ導かれ、第2光路BR2を進行する露光光ELは第2反射面52を経て第2像野領域AR2へ導かれる。
具体的には、投影光学系PLは、パターンPAからの露光光ELを第1反射面51及び第2反射面52へ導く第1光学素子群21と、第1反射面51で反射した露光光ELを第1像野領域AR1へ導く第2光学素子群22と、第2反射面52で反射した露光光ELを第2像野領域AR2へ導く第3光学素子群23とを有している。そして、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAからの露光光ELは、第1光学素子群21に導かれて第1反射面51に入射し、その第1反射面51で反射した後、第2光学素子群22に導かれて第1像野領域AR1に照射され、その第1像野領域AR1に、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAの像を形成する。同様に、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAからの露光光ELは、第1光学素子群21に導かれて第2反射面52に入射し、その第2反射面22で反射した後、第3光学素子群23に導かれて第2像野領域AR2に照射され、その第2像野領域AR2に、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAの像を形成する。
本実施形態においては、第1光学素子群21は、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有している。光学部材50の第1反射面51及び第2反射面52は、第1光学素子群21からの露光光ELの光路を折り曲げる。
第2光学素子群22は、第1反射面51からの露光光ELが入射する第1部分群22Aと、第1ショット領域SH1(基板P)と対向する光学素子を含む第2部分群22Bと、第1部分群22Aからの露光光ELを第2部分群22Bに向けて反射する反射面22Cを有する反射部材(反射ミラー)とを含む。第1部分群22Aは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有する。また、第1部分群22Aは、パターンPAの像を1回結像させる。反射面22Cは、第1部分群22Aからの露光光ELの光路を折り曲げる。第2部分群22Bは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有し、反射面22Cからの露光光ELを第1像野領域AR1へ導く。すなわち、本実施形態においては、第1視野領域FA1と第1像野領域AR1との間に配置された光学系は屈折光学系であり、その光学系による結像回数は1回である。
第3光学素子群23は、第2光学素子群22とほぼ同等の構成を有し、第2反射面52からの露光光ELが入射する第3部分群23Aと、第2ショット領域SH2(基板P)と対向する光学素子を含む第4部分群23Bと、第3部分群23Aからの露光光ELを第4部分群23Bに向けて反射する反射面23Cを有する反射部材(反射ミラー)とを含む。第3部分群23Aは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有し、パターンPAの像を1回結像させる。反射面23Cは、第3部分群23Aからの露光光ELの光路を折り曲げる。第4部分群23Bは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有し、反射面23Cからの露光光ELを第2像野領域AR2へ導く。すなわち、第2視野領域FA2と第2像野領域AR2との間に配置された光学系も屈折光学系であり、その光学系による結像回数は1回である。
本実施形態においては、光学部材50はプリズムを含み、第1反射面51及び第2反射面52は、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2と光学的に共役な位置又はその近傍に配置されている。本実施形態においては、第1反射面51と第2反射面52とはXY平面に対して傾斜する斜面であって、第1反射面51と第2反射面52との稜線(頂点)53はX軸と平行であり、光学部材50には、第1反射面51と第2反射面52とによって、第1光学素子群21に近づくように突出する凸部が形成される。光学部材50の凸部のYZ平面と平行な断面形状は、第1反射面51と第2反射面52とによってV字状に形成されている。
また、図1に示すように、本実施形態においては、第1光学素子群21の光軸AX1はZ軸とほぼ平行であり、第2光学素子群22の第1部分群22Aの光軸AX2と第3光学素子群23の第3部分群23Aの光軸AX4とはY軸とほぼ平行であって互いに共軸となっている。そして、光軸AX1と光軸AX2と光軸AX4とは1つの点で交わっている。また、第2光学素子群22の第2部分群22Bの光軸AX3と第3光学素子群23の第4部分群23Bの光軸AX5とはZ軸とほぼ平行である。光学部材50は、光軸AX1と光軸AX2と光軸AX4との交点上に稜線(頂点)53が位置するように配置されている。
また、本実施形態においては、第1視野領域FA1は第1光学素子群21の光軸AX1に対して+Y側に配置され、第2視野領域FA2は−Y側に配置されている。また、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAの像が形成される第1像野領域AR1は光学部材50に対して+Y側に配置され、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAの像が形成される第2像野領域AR2は−Y側に配置されている。また、第1像野領域AR1は第2部分群22Bの光軸AX3に対して−Y側に配置され、第2像野領域AR2は第4部分群23Bの光軸AX5に対して+Y側に配置されている。
次に、上述の構成を有する露光装置EXを用いて基板Pを露光する方法について説明する。本実施形態においては、露光装置EXは、マスクMと基板PとをY軸方向に同期移動しつつ、第1ショット領域SH1の露光と第2ショット領域SH2の露光とを並行して行う。
マスクMがマスクステージ2にロードされ、基板Pが基板ステージ4にロードされた後、制御装置7は、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2の露光を開始する。制御装置7は、照明系ILを用いて、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とのそれぞれに露光光ELを照射する動作を開始する。そして、制御装置7は、計測システム3で、マスクステージ2及び基板ステージ4の位置情報をモニタしつつ、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2に対する第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2のY軸方向への移動と、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に対するマスクMのY軸方向への移動とを同期して行いつつ、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光する。なお、本実施形態においては、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2の露光中に、例えばマスクMが+Y方向に移動される場合、基板Pは−Y方向に移動され、マスクMが−Y方向に移動される場合、基板Pは+Y方向に移動される。
第1基板P1上の第1像野領域AR1には、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAからの露光光ELに基づいて、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAの像が形成され、第1基板P1上のショット領域Sは、第1像野領域AR1に形成されるパターンPAの像で露光される。また、第2基板P2上の第2像野領域AR2には、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAからの露光光ELに基づいて、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAの像が形成され、第2基板P2上のショット領域Sは、第2像野領域AR2に形成されるパターンPAの像で露光される。
以上説明したように、本実施形態においては、1つのマスクMを用いて、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とを同時に露光することができる。したがって、コストを抑えつつスループットを向上することができ、複数のショット領域を効率良く露光することができる。そして、本実施形態においては、一回のスキャン動作で、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とを同時に露光することができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態について図6を参照して説明する。以下の説明において、上述の実施形態と同一又は同等の構成部分については同一の符号を付し、その説明を簡略若しくは省略する。
図6は、第2実施形態に係る投影光学系PLを示す概略構成図である。上述の第1実施形態と同様、第2実施形態の投影光学系PLは、第1視野領域FA1からの露光光ELの光路である第1光路BR1中に配置された第1反射面51と、第2視野領域FA2からの露光光ELの光路である第2光路BR2中に配置された第2反射面52とを有する光学部材50と、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAからの露光光ELを第1反射面51へ導き、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAからの露光光ELを第2反射面52へ導く第1光学素子群21と、第1反射面51で反射した露光光ELを第1像野領域AR1へ導く第2光学素子群22と、第2反射面52で反射した露光光ELを第2像野領域AR2へ導く第3光学素子群23とを備えている。第1視野領域FA1内に位置するパターンPAの像は、第1像野領域AR1に形成され、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAの像は、第2像野領域AR2に形成される。また、本実施形態においても、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とはY軸方向(マスクMの走査方向)に沿って離れて配置され、第1像野領域AR1と第2像野領域AR2とはY軸方向(基板Pの走査方向)に沿って離れて配置され、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とはY軸方向(基板Pの走査方向)に沿って重複しないように配置されている。
第1光学素子群21は、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有しており、本実施形態においては、パターンPAの像を1回結像させる。光学部材50の第1反射面51及び第2反射面52は、第1光学素子群21からの露光光ELの光路を折り曲げる。
第2光学素子群22は、第1反射面51からの露光光ELが入射する第1部分群22Aと、第1ショット領域SH1(基板P)と対向する光学素子を含む第2部分群22Bと、第1部分群22Aからの露光光ELを第2部分群22Bに向けて反射する反射面22Cを有する反射部材(反射ミラー)とを含む。第1部分群22Aは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有し、パターンPAの像を1回結像させる。反射面22Cは、第1部分群22Aからの露光光ELの光路を折り曲げる。第2部分群22Bは、所定の屈折力を有する屈折光学素子を有し、反射面22Cからの露光光ELを第1像野領域AR1へ導く。すなわち、第1視野領域FA1と第1像野領域AR1との間に配置された光学系は屈折光学系であり、その光学系による結像回数は2回である。
第3光学素子群23は、第2光学素子群22とほぼ同等の構成を有し、第2反射面52からの露光光ELが入射する第3部分群23Aと、第2ショット領域SH2(基板P)と対向する光学素子を含む第4部分群23Bと、第3部分群23Aからの露光光ELを第4部分群23Bに向けて反射する反射面23Cを有する反射部材(反射ミラー)とを含む。第3部分群23Aは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有し、パターンPAの像を1回結像させる。反射面23Cは、第3部分群23Aからの露光光ELの光路を折り曲げる。第4部分群23Bは、所定の屈折力を有する屈折光学素子を有し、反射面23Cからの露光光ELを第2像野領域AR2へ導く。すなわち、第2視野領域FA2と第2像野領域AR2との間に配置された光学系も屈折光学系であり、その光学系による結像回数は2回である。
また、図6に示すように、本実施形態においては、第1光学素子群21の光軸AX1はZ軸とほぼ平行であり、第2光学素子群22の第1部分群22Aの光軸AX2と第3光学素子群23の第3部分群23Aの光軸AX4とはY軸とほぼ平行であって互いに共軸となっている。そして、光軸AX1と光軸AX2と光軸AX4とは1つの点で交わっている。また、第2光学素子群22の第2部分群22Bの光軸AX3と第3光学素子群23の第4部分群23Bの光軸AX5とはZ軸とほぼ平行である。本実施形態においても、光学部材50は、光軸AX1と光軸AX2と光軸AX4との交点上に稜線(頂点)53が位置するように配置されている。
本実施形態においては、第1光学素子群(結像光学系)21によって形成される中間像の位置近傍に、第1反射面51及び第2反射面52、ひいては第1反射面51及び第2反射面52により形成される稜線が配置されている。また、本実施形態においては、第1視野領域FA1は第1光学素子群21の光軸AX1に対して+Y側に配置され、第2視野領域FA2は−Y側に配置されている。一方、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAの像が形成される第1像野領域AR1は光学部材50に対して−Y側に配置され、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAの像が形成される第2像野領域AR2は光学部材50に対して+Y側に配置されている。また、第1像野領域AR1は第2部分群22Bの光軸AX3に対して+Y側に配置され、第2像野領域AR2は第4部分群23Bの光軸AX5に対して−Y側に配置される。
本実施形態においても、制御装置7は、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2に対する第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2のY軸方向への移動と、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に対するマスクMのY軸方向への移動とを同期して行いつつ、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光する。そして、本実施形態においては、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2の露光中に、例えばマスクMが+Y方向に移動される場合、基板Pも+Y方向に移動され、マスクMが−Y方向に移動される場合、基板Pも−Y方向に移動される。
本実施形態の投影光学系PLによれば、第1光学素子群21の光軸AX1に対して第1視野領域FA1を+Y側に配置し、第2視野領域FA2を−Y側に配置した場合、第1像野領域AR1を−Y側に配置し、第2像野領域AR2を+Y側に配置することができる。
さらに、本実施形態の投影光学系PLによれば、パターンPAと光学的に共役な位置(中間像形成位置)の近傍に稜線を持つ光学部材50が配置されているので、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とを近づけることができる。そして、本実施形態の投影光学系PLを用いた露光装置EXでは、さらなるスループットの向上を図ることができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態について図7を参照して説明する。図7は、第3実施形態に係る投影光学系PLを示す概略構成図である。上述の第1、第2実施形態と同様、第3実施形態の投影光学系PLは、第1視野領域FA1からの露光光ELの光路である第1光路BR1中に配置された第1反射面51と、第2視野領域FA2からの露光光ELの光路である第2光路BR2中に配置された第2反射面52とを有する光学部材50を備えている。また、投影光学系PLは、第1反射面51で反射した露光光ELを第1像野領域AR1へ導く第2光学素子群22と、第2反射面52で反射した露光光ELを第2像野領域AR2へ導く第3光学素子群23とを備えている。第1視野領域FA1内に位置するパターンPAの像は、第1像野領域AR1に形成され、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAの像は、第2像野領域AR2に形成される。また、本実施形態においても、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とはY軸方向(マスクMの走査方向)に沿って離れて配置され、第1像野領域AR1と第2像野領域AR2とはY軸方向(基板Pの走査方向)に沿って離れて配置され、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とはY軸方向(基板Pの走査方向)に沿って重複しないように配置されている。
本実施形態においては、光学部材50の第1反射面51及び第2反射面52は、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2の近傍に配置されており、第1光学素子群は省略されている。第2光学素子群22は、第1反射面51からの露光光ELが入射する第1部分群22Aと、第1ショット領域SH1(基板P)と対向する光学素子を含む第2部分群22Bと、第1部分群22Aからの露光光ELを第2部分群22Bに向けて反射する反射面22Cを有する反射部材(反射ミラー)とを含む。第1部分群22Aは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有する。反射面22Cは、第1部分群22Aからの露光光ELの光路を折り曲げる。第2部分群22Bは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有し、反射面22Cからの露光光ELを第1像野領域AR1へ導く。本実施形態においても、第1視野領域FA1と第1像野領域AR1との間に配置された光学系は屈折光学系であり、その光学系による結像回数は1回である。
第3光学素子群23は、第2光学素子群22とほぼ同等の構成を有し、第2反射面52からの露光光ELが入射する第3部分群23Aと、第2ショット領域SH2(基板P)と対向する光学素子を含む第4部分群23Bと、第3部分群23Aからの露光光ELを第4部分群23Bに向けて反射する反射面23Cを有する反射部材(反射ミラー)とを含む。第3部分群23Aは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有する。反射面23Cは、第3部分群23Aからの露光光ELの光路を折り曲げる。第4部分群23Bは、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有し、反射面23Cからの露光光ELを第2像野領域AR2へ導く。本実施形態においても、第2視野領域FA2と第2像野領域AR2との間に配置された光学系は屈折光学系であり、その光学系による結像回数は1回である。
また、図7に示すように、第2光学素子群22の第1部分群22Aの光軸AX2と第3光学素子群23の第3部分群23Aの光軸AX4とはY軸とほぼ平行であって互いに共軸となっている。また、第2光学素子群22の第2部分群22Bの光軸AX3と第3光学素子群23の第4部分群23Bの光軸AX5とはZ軸とほぼ平行である。そして、光学部材50の稜線(頂点)53は、第1部分群22Aの光軸AX2及び第3部分群23Aの光軸AX4よりも第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に近い位置に配置されている。
本実施形態においては、第1視野領域FA1は照明系ILの光軸AXに対して+Y側に配置され、第2視野領域FA2は−Y側に配置されている。また、第1像野領域AR1は光学部材50に対して+Y側に配置され、第2像野領域AR2は−Y側に配置されている。また、第1像野領域AR1は第2部分群22Bの光軸AX3に対して+Y側に配置され、第2像野領域AR2は第4部分群23Bの光軸AX5に対して−Y側に配置されている。
本実施形態においても、制御装置7は、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2に対する第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2のY軸方向への移動と、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に対するマスクMのY軸方向への移動とを同期して行いつつ、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光する。そして、本実施形態においては、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2の露光中に、例えばマスクMが+Y方向に移動される場合、基板Pは−Y方向に移動され、マスクMが−Y方向に移動される場合、基板Pは+Y方向に移動される。
本実施形態の投影光学系PLによれば、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とを近づけることができる。また、本実施形態の投影光学系PLによれば、第2光学素子群22を有する結像光学系のパターンPA側作動距離と、第3光学素子群23を有する結像光学系のパターンPA側作動距離とを、各光学素子群に負担をかけずに長く確保することができる。
<第4実施形態>
次に、第4実施形態について図8を参照して説明する。図8は、第4実施形態に係る投影光学系PLを示す概略構成図である。本実施形態においても、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とはY軸方向(マスクMの走査方向)に沿って離れて配置され、第1像野領域AR1と第2像野領域AR2とはY軸方向(基板Pの走査方向)に沿って離れて配置され、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とはY軸方向(基板Pの走査方向)に沿って重複しないように配置されている。
上述の第3実施形態と同様、本実施形態の投影光学系PLも、第1光学素子群は省略されており、光学部材50の第1反射面51及び第2反射面52は、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2の近傍に配置されている。第2光学素子群22は、第1反射面51からの露光光ELが入射する第1部分群22Aと、第1ショット領域SH1(基板P)と対向する光学素子を含む第2部分群22Bと、第1部分群22Aからの露光光ELを第2部分群22Bに向けて反射する反射面22Cを有する反射部材(反射ミラー)とを含む。本実施形態においても、第1視野領域FA1と第1像野領域AR1との間に配置された光学系は屈折光学系であり、その光学系による結像回数は1回である。
第3光学素子群23は、第2光学素子群22とほぼ同等の構成を有し、第2反射面52からの露光光ELが入射する第3部分群23Aと、第2ショット領域SH2(基板P)と対向する光学素子を含む第4部分群23Bと、第3部分群23Aからの露光光ELを第4部分群23Bに向けて反射する反射面23Cを有する反射部材(反射ミラー)とを含む。本実施形態においても、第2視野領域FA2と第2像野領域AR2との間に配置された光学系は屈折光学系であり、その光学系による結像回数は1回である。
また、図8に示すように、第2光学素子群22の第1部分群22Aの光軸AX2と第3光学素子群23の第3部分群23Aの光軸AX4とはY軸とほぼ平行であって互いに共軸となっている。また、第2光学素子群22の第2部分群22Bの光軸AX3と第3光学素子群23の第4部分群23Bの光軸AX5とはZ軸とほぼ平行である。そして、光学部材50は、照明系ILの光軸AXと光軸AX2と光軸AX4との交点上に稜線(頂点)53が位置するように配置されている。
本実施形態においては、第1視野領域FA1は照明系ILの光軸AXに対して+Y側に配置され、第2視野領域FA2は−Y側に配置されている。また、第1像野領域AR1は光学部材50に対して+Y側に配置され、第2像野領域AR2は光学部材50に対して−Y側に配置される。また、第1像野領域AR1は第2部分群22Bの光軸AX3に対して−Y側に配置され、第2像野領域AR2は第4部分群23Bの光軸AX5に対して+Y側に配置される。
本実施形態においても、制御装置7は、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2に対する第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2のY軸方向への移動と、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に対するマスクMのY軸方向への移動とを同期して行いつつ、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光する。そして、本実施形態においては、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2の露光中に、例えばマスクMが+Y方向に移動される場合、基板Pは−Y方向に移動され、マスクMが−Y方向に移動される場合、基板Pは+Y方向に移動される。
本実施形態の投影光学系PLによれば、第1像野領域AR1と第2像野領域AR2とを近づけることができる。
なお、上述の第1〜第4実施形態においては、投影光学系PLが屈折光学系である場合を例にして説明したが、反射光学素子及び屈折光学素子の両方を含む反射屈折系であってもよい。
<第5実施形態>
次に、第5実施形態について図9〜図13を参照して説明する。本実施形態の特徴的な部分は、第1ショット領域SH1と第2ショットSH領域とが、Y軸方向(基板Pの走査方向)と交差するX軸方向に沿って配置されており、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とがX軸方向に沿って配置されており、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光する場合において、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2に対して第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2をY軸方向に移動するとともに、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に対してマスクMのパターンPAをX軸方向に移動しつつ、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光する点にある。
図9は、第5実施形態に係る投影光学系PLを示す斜視図、図10は、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2と第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2との位置関係を説明するための平面図、図11〜図13は、第1視野領域FA1からの露光光ELを第1像野領域AR1へ導く光学系の一部を示す図であって、図11は−Y側から見た図、図12は+Z側から見た図、図13は−X側から見た図である。
本実施形態の投影光学系PLも、第1視野領域FA1からの露光光ELの光路である第1光路BR1中に配置された第1反射面51と、第2視野領域FA2からの露光光ELの光路である第2光路BR2中に配置された第2反射面52とを有する光学部材50と、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAからの露光光ELを第1反射面51へ導き、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAからの露光光ELを第2反射面52へ導く第1光学素子群21と、第1反射面51で反射した露光光ELを第1像野領域AR1へ導く第2光学素子群22と、第2反射面52で反射した露光光ELを第2像野領域AR2へ導く第3光学素子群23とを備えている。
本実施形態においては、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とは、X軸方向(マスクMの走査方向)に沿って配置されている。第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とはX軸方向に離れており、本実施形態においては、第1視野領域FA1は第1光学素子群21の光軸AX1の−X側に配置され、第2視野領域FA2は+X側に配置されている。また、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2は、Y軸方向と長手方向とする矩形状(スリット状)に設定されている。
第1視野領域FA1内に位置するパターンPAの像は、第1像野領域AR1に形成され、第2視野領域FA2内に位置するパターンPAの像は、第2像野領域AR2に形成される。第1像野領域AR1と第2像野領域AR2とはX軸方向に離れており、本実施形態においては、第1像野領域AR1は光学部材50の−X側に配置され、第2像野領域AR2は+X側に配置されている。また、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2は、X軸方向と長手方向とする矩形状(スリット状)に設定されている。また、本実施形態においては、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とはX軸方向(基板Pの走査方向と交差する方向)に沿って重複しないように配置されており、第1ショット領域SH1は、第2ショット領域SH2よりも−X側に配置されている。
第1光学素子群21は、所定の屈折力をそれぞれ有する複数の屈折光学素子を有している。光学部材50の第1反射面51及び第2反射面52は、第1光学素子群21からの露光光ELの光路を折り曲げる。
以下、第1反射面51で反射した露光光ELを第1像野領域AR1へ導く第2光学素子群22について主に説明する。
第2光学素子群22は、第1反射面51からの露光光ELが入射する凹面鏡24を有する反射光学素子と、凹面鏡24で反射した露光光ELが入射する第3反射面26を有する第3反射部材(反射ミラー)と、第3反射面26で反射した露光光ELが入射する第4反射面27を有する反射部材(反射ミラー)とを有している。凹面鏡24の光軸AX6はX軸と平行である。また、第3反射面26及び第4反射面27は所定の方向を向いている。また、第1反射面51と凹面鏡24との間には、複数の光学素子を含む光学素子群25が配置されている。
第1視野領域FA1からの露光光ELは、凹面鏡24の光軸AX6を超えた後、第1反射面51に入射する。第1反射面51に入射した露光光ELは、その第1反射面51で反射し、凹面鏡24の光軸AX6の−Z側を進行し、光学素子群25を介して凹面鏡24に入射する。凹面鏡24に入射し、その凹面鏡24で反射した露光光ELは、凹面鏡24の光軸AX6の+Z側を進行し、光学素子群25を介して第3反射面26に入射する。第3反射面26は所定の方向を向いており、第3反射面26に入射した露光光ELの光路はほぼ+Y方向に折り曲げられる。第3反射面26で反射し、ほぼ+Y方向に進行する露光光ELは、第4反射面27に入射する。第4反射面27は第3反射面26よりも+Y側の所定位置に配置されており、所定の方向を向いている。第4反射面27に入射した露光光ELの光路は、ほぼ−Z方向に折り曲げられる。第4反射面27で反射し、ほぼ−Z方向に進行する露光光ELは、光学素子群28を介して、第1像野領域AR1に照射される。
本実施形態においては、投影光学系PLは、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAの像を、XY平面内においてほぼ90度回転させて、第1像野領域AR1に形成する。すなわち、図10に示すように、第1視野領域FA1内に位置するパターン「F」の像は、投影光学系PLにより、XY平面内においてほぼ90度回転して、第1像野領域AR1に形成される。投影光学系PLは、第1視野領域FA1内に位置するパターンPAの像を、正立正像で第1像野領域AR1に形成可能である。
以上、第1反射面51で反射した露光光ELを第1像野領域AR1へ導く第2光学素子群22について説明したが、第2反射面52で反射した露光光ELを第2像野領域AR2へ導く第3光学素子群23も、第2光学素子群22とほぼ同等の構成を有するため、その説明を省略する。
なお、本実施形態においては、第1光学素子群21の光軸AX1はZ軸とほぼ平行であり、第2光学素子群22の凹面鏡24の光軸AX6と第3光学素子群23の凹面鏡24’の光軸AX6’とはX軸とほぼ平行であって互いに共軸となっている。したがって、光軸AX1と光軸AX6と光軸AX6’とは1つの点で交わっている。
本実施形態においては、制御装置7は、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2に対する第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2のY軸方向への移動と、第1視野領域FA1及び第2視野領域FA2に対するマスクMのX軸方向への移動とを同期して行いつつ、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2を露光する。そして、本実施形態においては、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2の露光中に、例えばマスクMが−X方向に移動される場合、基板Pは−Y方向に移動され、マスクMが+X方向に移動される場合、基板Pは+Y方向に移動される。
本実施形態においては、基板Pの走査方向(Y軸方向)と交差する方向(X軸方向)に沿って配置されている第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とを、一回のスキャン動作で同時に露光することができる。例えば、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とが基板Pの走査方向に沿って配置されている場合、マスクM上のパターン形成領域の走査方向(マスクMの走査方向)の大きさや、マスクMの走査方向に沿って配置された第1視野領域FA1と第2視野領域FA2との位置関係等によっては、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2の一部とが重複する可能性がある。本実施形態においては、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とを基板Pの走査方向と交差する方向に配置して、第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とを走査露光することができるので、例えばマスクMのパターン形成領域がマスクMの走査方向に大きくなっても、基板P上における第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2との干渉を抑制し、効率良くデバイスを製造することができる。
なお、上述の第5実施形態においては、投影光学系PLが反射光学素子及び屈折光学素子の両方を含む反射屈折系である場合を例にして説明したが、屈折光学素子のみを含む屈折光学系であってもよい。
<第6実施形態>
次に、第6実施形態について図14及び図15を参照して説明する。本実施形態の特徴的な部分は、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2のそれぞれに形成されるパターンPAの像面の位置及び傾斜の少なくとも一方を調整可能な調整装置を備えた点にある。
図14において、本実施形態の露光装置EXは、例えば特開2003−309053号公報に開示されているような、パターンPAの像面の位置及び傾斜の少なくとも一方を調整可能な調整装置100を備えている。調整装置100は、第1視野領域FA1からの露光光ELの光路中の所定位置(例えば第1視野領域FA1と光学的に共役な位置)、及び第2視野領域FA2からの露光光ELの光路中の所定位置(例えば第2視野領域FA2と光学的に共役な位置)のそれぞれに配置されている。調整装置100は、それぞれくさび状に形成され、露光光ELを通過可能な第1光学部材101と第2光学部材102とを含む。
例えば、図15(A)に示すように、第1光学部材101を破線で示す位置(符号101’参照)から実線で示す位置(符号101参照)まで、第2光学部材102に対してY軸方向にスライド移動することにより、図15(B)に示すように、パターンPAの像面の位置は、Z軸方向、すなわち像面と直交する方向に移動する。また、図16(A)に示すように、第1光学部材101を破線で示す位置(符号101’参照)から実線で示す位置(符号101参照)まで、第2光学部材102に対してZ軸回りに回転することにより、図16(B)に示すように、パターンPAの像面はXY平面に対して傾斜する。このように、調整装置は100、一対のくさび状の光学部材の相対位置を変えることによって、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2のそれぞれに形成されるパターンPAの像面の位置及び傾斜の少なくとも一方を調整することができる。
したがって、1つの基板P上に第1ショット領域SH1と第2ショット領域SH2とが設定されている場合においても、制御装置7は、第1ショット領域SH1及び第2ショット領域SH2の露光中に、調整装置100を用いて、第1像野領域AR1に形成されるパターンPA1の像面と第1ショット領域SH1における基板Pの表面(露光面)とを所望の位置関係にすることができるとともに、第2像野領域AR2に形成されるパターンPA2の像面と第2ショット領域SH2における基板Pの表面(露光面)とを所望の位置関係にすることができる。
<第7実施形態>
次に、第7実施形態について図17を参照して説明する。上述の実施形態においては、照明系ILは、光源装置1から射出された露光光ELを2つの露光光ELに分割し、それら分割した露光光ELのそれぞれを、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とに照射しているが、本実施形態の特徴的な部分は、露光光ELを分割せずに、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2との両方に露光光ELを照射する点にある。
図17(A)は、本実施形態に係るマスクステージ2に保持されたマスクMを示す平面図、図17(B)は、マスクMを通過した露光光ELが光学部材50に照射されている状態を示す模式図である。
図17(A)に示すように、本実施形態においては、照明系ILは、露光光ELを分割せず、投影光学系PLの第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とに露光光ELを照射する。本実施形態においては、投影光学系PLの第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とはY軸方向に並ぶように設定され、第1視野領域FA1の−Y側のエッジと第2視野領域FA2の+Y側のエッジとは接触(又は接近)している。
第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とに照射された露光光ELは、図17(B)の模式図に示すように、光学部材50の稜線(頂点)53を境界として、第1反射面51に照射される露光光ELと、第2反射面52に照射される露光光ELとに分割される。第1反射面51に照射された露光光ELは、第1像野領域AR1へ導かれ、第2反射面52に照射された露光光ELは、第2像野領域AR2へ導かれる。
このように、照明系ILで露光光ELを分割せずに、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2との両方に露光光ELを照射し、投影光学系PLの光学部材50で分割するようにしてもよい。本実施形態においては、照明系ILで露光光ELを分割せず、互いに接触(又は接近)している第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とを形成した場合でも、稜線(頂点)53を境界として、第1視野領域FA1からの露光光ELを第1像野領域AR1に導き、第2視野領域FA2からの露光光ELを第2像野領域AR2に導くことができる。
<第8実施形態>
次に、第8実施形態について図18を参照して説明する。上述の実施形態においては、光学部材50の稜線(頂点)53はV字状であるが、図18(B)に示すように、光学部材50のYZ平面に平行な断面形状を台形状にしてもよい。これにより、図18(A)に示すように、照明系ILで露光光ELを分割せずに、第1視野領域FA1と第2視野領域FA2とに入射させた場合でも、第1視野領域FA1からの露光光ELを第1像野領域AR1に導き、第2視野領域FA2からの露光光ELを第2像野領域AR2に導くことができる。
なお、上述の第1〜第8実施形態において、例えば国際公開第99/49504号パンフレット等に開示されているような液浸法を適用してもよい。すなわち、第1像野領域AR1及び第2像野領域AR2を覆うように、液体の液浸領域を基板P上に形成し、その液体を介して露光光ELを第1ショット領域AR1及び第2ショット領域SH2に照射するようにしてもよい。なお、液体としては、水(純水)を用いてもよいし、水以外のもの、例えば過フッ化ポリエーテル(PFPE)やフッ素系オイル等のフッ素系流体、あるいはセダー油などを用いてもよい。また、液体としては、水よりも露光光に対する屈折率が高い液体、例えば屈折率が1.6〜1.8程度のものを使用してもよい。更に、石英や蛍石よりも屈折率が高い(例えば1.6以上)材料で終端光学素子FLを形成してもよい。
なお、上記各実施形態の基板Pとしては、フラット・パネル・ディスプレイ用のガラス基板のみならず、半導体デバイス製造用の半導体ウエハや、薄膜磁気ヘッド用のセラミックウエハ、あるいは露光装置で用いられるマスクまたはレチクルの原版(合成石英、シリコンウエハ)、MEMS(マイクロ・エレクトロ・メカニカル・システム)用の半導体ウエハやガラスウエハ、ディスプレイ又は回路デバイス用のシート状有機材料等が適用される。なお、上記実施形態の露光装置EXは、外形が500mmよりも大きい基板に対して特に有効である。ここで、外形が500mmよりも大きいとは、一辺若しくは対角の長さが500mmよりも大きいことをいう。
また、特開平11−135400号公報や特開2000−164504号公報に開示されているように、基板を保持する基板ステージと基準マークが形成された基準部材や各種の光電センサを搭載した計測ステージとを備えた露光装置にも本発明を適用することができる。
露光装置EXの種類としては、基板Pに半導体素子パターンを露光する半導体素子製造用の露光装置に限られず、液晶表示素子製造用又はディスプレイ製造用の露光装置や、薄膜磁気ヘッド、撮像素子(CCD)あるいはレチクル又はマスクなどを製造するための露光装置などにも広く適用できる。
以上のように、本願実施形態の露光装置EXは、本願特許請求の範囲に挙げられた各構成要素を含む各種サブシステムを、所定の機械的精度、電気的精度、光学的精度を保つように、組み立てることで製造される。これら各種精度を確保するために、この組み立ての前後には、各種光学系については光学的精度を達成するための調整、各種機械系については機械的精度を達成するための調整、各種電気系については電気的精度を達成するための調整が行われる。各種サブシステムから露光装置への組み立て工程は、各種サブシステム相互の、機械的接続、電気回路の配線接続、気圧回路の配管接続等が含まれる。この各種サブシステムから露光装置への組み立て工程の前に、各サブシステム個々の組み立て工程があることはいうまでもない。各種サブシステムの露光装置への組み立て工程が終了したら、総合調整が行われ、露光装置全体としての各種精度が確保される。なお、露光装置の製造は温度及びクリーン度等が管理されたクリーンルームで行うことが望ましい。
半導体デバイス等のマイクロデバイスは、図19に示すように、マイクロデバイスの機能・性能設計を行うステップ201、この設計ステップに基づいたマスク(レチクル)を製作するステップ202、デバイスの基材である基板を製造するステップ203、前述した実施形態の露光装置EXによりマスクのパターンを基板に露光する露光工程を含む基板処理ステップ204、デバイス組み立てステップ(ダイシング工程、ボンディング工程、パッケージ工程を含む)205、検査ステップ206等を経て製造される。
第1実施形態に係る露光装置を示す概略構成図である。 投影光学系の視野領域と像野領域との関係を示す模式図である。 第1実施形態に係る照明系の一例を示す図である。 照明系に設けられた光学部材を示す斜視図である。 第1実施形態に係る投影光学系の一例を示す図である。 第2実施形態に係る投影光学系の一例を示す図である。 第3実施形態に係る投影光学系の一例を示す図である。 第4実施形態に係る投影光学系の一例を示す図である。 第5実施形態に係る投影光学系を示す概略斜視図である。 第1、第2視野領域と第1、第2像野領域との位置関係を説明するための平面図である。 第1視野領域からの露光光を第1像野領域へ導く光学系の一部を−Y側から見た図である。 第1視野領域からの露光光を第1像野領域へ導く光学系の一部を+Z側から見た図である。 第1視野領域からの露光光を第1像野領域へ導く光学系の一部を−X側から見た図である。 第6実施形態に係る投影光学系の一例を示す図である。 調整装置の動作を説明するための模式図である。 調整装置の動作を説明するための模式図である。 第7実施形態に係るマスクと視野領域との関係を示す図である。 第8実施形態に係るマスクと視野領域との関係を示す図である。 マイクロデバイスの製造工程の一例を示すフローチャート図である。
符号の説明
2…マスクステージ、4…基板ステージ、7…制御装置、21…第1光学素子群、22…第2光学素子群、23…第3光学素子群、50…光学部材、51…第1反射面、52…第2反射面、100…調整装置、AR1…第1像野領域、AR2…第2像野領域、BR1…第1光路、BR2…第2光路、EL…露光光、EX…露光装置、FA1…第1視野領域、FA2…第2視野領域、IL…照明系、M…マスク、P…基板、PA…パターン、PL…投影光学系、SH1…第1ショット領域、SH2…第2ショット領域

Claims (15)

  1. パターンの像で基板を露光する露光装置において、
    第1視野領域と該第1視野領域とは異なる第2視野領域とを有し、前記第1視野領域内に位置する前記パターンからの露光光に基づいて前記パターンの像を第1像野領域に形成するとともに、前記第2視野領域内に位置する前記パターンからの露光光に基づいて前記パターンの像を第2像野領域に形成する投影光学系を備え、
    前記第1像野領域に形成される前記パターンの像で第1領域を露光し、前記第2像野領域に形成される前記パターンの像で前記第1領域と重複しない第2領域を露光する露光装置。
  2. 前記第1領域と前記第2領域とは1つの基板上に設定されている請求項1記載の露光装置。
  3. 前記投影光学系は、前記第1視野領域からの前記露光光の光路である第1光路中に配置された第1反射面と、前記第2視野領域からの前記露光光の光路である第2光路中に配置された第2反射面とを有し、
    前記第1光路を進行する前記露光光は前記第1反射面を経て前記第1像野領域へ導かれ、前記第2光路を進行する前記露光光は前記第2反射面を経て前記第2像野領域へ導かれる請求項1又は2記載の露光装置。
  4. 前記第1反射面及び前記第2反射面は、前記第1視野領域及び前記第2視野領域と光学的に共役な位置又はその近傍に配置されている請求項3記載の露光装置。
  5. 前記投影光学系は、前記パターンからの前記露光光を前記第1反射面及び前記第2反射面へ導く第1光学素子群と、
    前記第1反射面で反射した前記露光光を前記第1像野領域へ導く第2光学素子群と、
    前記第2反射面で反射した前記露光光を前記第2像野領域へ導く第3光学素子群とを有する請求項3又は4記載の露光装置。
  6. 前記第1像野領域と前記第1領域とを相対的に移動しつつ、前記第1像野領域に形成される前記パターンの像で前記第1領域を露光し、
    前記第2像野領域と前記第2領域とを相対的に移動しつつ、前記第2像野領域に形成される前記パターンの像で前記第2領域を露光する請求項1〜5のいずれか一項記載の露光装置。
  7. 前記第1像野領域及び前記第2像野領域に対して前記第1領域及び前記第2領域を第1方向に移動しつつ、前記第1領域及び前記第2領域を露光し、
    前記第1領域と前記第2領域とは前記第1方向に沿って配置されている請求項6記載の露光装置。
  8. 前記第1像野領域及び前記第2像野領域に対して前記第1領域及び前記第2領域を第1方向に移動しつつ、前記第1領域及び前記第2領域を露光し、
    前記第1領域と前記第2領域とは前記第1方向と交差する第2方向に沿って配置されている請求項6記載の露光装置。
  9. 前記第1視野領域及び前記第2視野領域に対して前記パターンを前記第1方向に移動しつつ、前記第1領域及び前記第2領域を露光し、
    前記第1視野領域と前記第2視野領域とは前記第1方向に沿って配置されている請求項7又は8記載の露光装置。
  10. 前記第1視野領域及び前記第2視野領域に対して前記パターンを前記第1方向と交差する第2方向に移動しつつ、前記第1領域及び前記第2領域を露光し、
    前記第1視野領域と前記第2視野領域とは前記第2方向に沿って配置されている請求項7又は8記載の露光装置。
  11. 前記第1視野領域と前記第2視野領域とは離れている請求項1〜8のいずれか一項記載の露光装置。
  12. 前記第1視野領域及び前記第2視野領域に対して前記パターンを所定方向に移動しつつ、前記第1領域及び前記第2領域のそれぞれを露光し、
    前記第1視野領域と前記第2視野領域とは前記所定方向に離れている請求項1〜8のいずれか一項記載の露光装置。
  13. 前記第1像野領域及び前記第2像野領域のそれぞれに形成される前記パターンの像面の位置及び傾斜の少なくとも一方を調整可能な調整装置を備えた請求項1〜12のいずれか一項記載の露光装置。
  14. 前記基板の外形は500mmよりも大きい請求項1〜13のいずれか一項記載の露光装置。
  15. リソグラフィ工程を含むデバイスの製造方法であって、
    前記リソグラフィ工程において請求項1〜請求項14のいずれか一項記載の露光装置を用いて露光を行う露光工程を含むデバイス製造方法。
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