JP2007232130A - ボールねじ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボールねじ装置のねじ軸に付着したグリースの飛散を抑制する手段を提供する。
【解決手段】外周面に螺旋状の軸軌道溝3を形成したねじ軸2と、内周面に軸軌道溝3に対向するナット軌道溝5を形成したナット4と、軸軌道溝3とナット軌道溝4とを螺合させる複数のボール7と、ナットの両端部に配置され、ねじ軸とナットの間をシールする非接触シール8とを備えたボールねじ装置1において、非接触シール8の軸方向の外側に、ねじ軸2の半径方向の周囲を覆う飛散防止カバー11を設け、軸軌道溝3のリードをLとし、ナット4の定常移動速度をVとし、ナット4の停止から定常移動速度Vに達するまでの平均加速度をαとし、単位をmmとしたときに、飛散防止カバー11のカバー長Xを、X ≧ V/(2α)+Lとする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、工作機械や産業機械、半導体製造装置、精密機械、電動射出成形機、電動プレス成形機等の機械装置の移動台の位置決め用や搬送用等の直線移動機構の駆動や動力伝達用に用いられるボールねじ装置に関する。
ボールねじ装置は、ストロークの開始点とストローク長とが決まっている用途に用いられる場合がある。例えば、電動射出成形機の型締め軸や射出軸に用いられるボールねじ装置の場合は、同じ製品を成形している間は、ねじ軸を回転させてナットが決められた同じストローク範囲を往復移動し、ストローク端でナットが停止したときに、シールで掻き集められたグリースが回転を停止したねじ軸の外周面や軸軌道溝に堆積することがあり、ねじ軸が再び逆方向に回転し始めると、ねじ軸のストローク端に堆積したグリースがねじ軸の回転による遠心力で半径方向に飛散することがある。
このことは、ねじ軸を高速(例えば1000rpm)で回転させた場合に特に顕著になる。
このようなグリースの飛散を防止するために、従来のボールねじ装置は、ねじ軸の外周面に螺旋状に形成した軸軌道溝と、ナットの内周面に形成した軸軌道溝に対向するナット軌道溝とを複数のボールを介して螺合させ、ボールを循環させながら対向配置されたナット軌道溝と軸軌道溝とにより形成される負荷路を転動するボールによりナットに加えられた荷重を支持してねじ軸の回転運動をナットの直線運動に変換し、ナットの軸方向の両端部のねじ軸との間に設けた非接触シールの外側にそれぞれ接触シールを離間させて配置し、非接触シールと接触シールとの間の空間に非接触シールから押し出されたグリースを空間に設けた廃油穴から外部に排出している(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−83418号公報(第2頁段落0010−第3頁段落0016、第1図)
しかしながら、上述した従来の技術においては、非接触シールから空間に押し出されたグリースを、ねじ軸との間を接触シールでシールして空間に設けた廃油穴から外部に排出しているため、接触シールで拭き取ることができなかったグリースの油分の油膜がねじ軸の外周面や軸軌道溝に付着し、この状態で決められたストローク範囲をナットが往復移動すると、そのストローク端に接触シールにより掻き集められたグリースが少ないながらも堆積し、堆積したグリースがねじ軸の回転による遠心力で半径方向に飛散することがあるという問題がある。
なお、ナットの両端に非接触シールのみが配置されたボールねじ装置の場合は、ストローク端に堆積するグリース量が多くなり、飛散するグリースの量が増大して周囲環境が汚染されてしまうという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、ボールねじ装置のねじ軸に付着したグリースの飛散を抑制する手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、外周面に螺旋状の軸軌道溝を形成したねじ軸と、内周面に前記軸軌道溝に対向するナット軌道溝を形成したナットと、前記軸軌道溝とナット軌道溝とを螺合させる複数のボールと、前記ナットの両端部に配置され、前記ねじ軸とナットの間をシールするシール部材とを備えたボールねじ装置において、前記シール部材の軸方向の外側に、前記ねじ軸の半径方向の周囲を覆う飛散防止カバーを設け、前記軸軌道溝のリードをLとし、前記ナットの定常移動速度をVとし、前記ナットの停止から定常移動速度Vに達するまでの平均加速度をαとし、単位をmmとしたときに、前記飛散防止カバーのカバー長Xを、X ≧ V/(2α)+Lとしたことを特徴とする。
これにより、本発明は、ねじ軸のストローク端に堆積し半径方向への飛散するグリースの大部分を飛散防止カバーの内周面で捕捉することができ、ねじ軸に付着したグリースの飛散を抑制して周囲環境を清浄に保つことができるという効果が得られる。
以下に、図面を参照して本発明によるボールねじ装置の実施例について説明する。
図1は実施例のボールねじ装置の断面を示す説明図、図2は実施例の非接触シールの断面を示す説明図、図3は実施例の飛散防止カバーの断面を示す説明図である。
図1において、1はボールねじ装置である。
2はボールねじ装置1のねじ軸であり、合金鋼等の鋼材で製作された棒状部材であって、その外周面には略半円弧状断面形状の軸軌道溝3が所定のリードLで螺旋状に形成されている。
4はボールねじ装置1のナットであり、合金鋼等の鋼材で製作された円筒状部材であって、その内周面には軸軌道溝3と対向する略半円弧状断面形状のナット軌道溝5が軸軌道溝3と同じリードLで形成されている。
6はフランジ部であり、ナット4の外周部の一方の端部に設けられ、図示しない機械装置の移動台にボルト等により固定される。
7はボールであり、合金鋼等の鋼材で製作された球体であって、対向配置された軸軌道溝3とナット軌道溝5とで形成される負荷路を転動してねじ軸2とナット4とを螺合させる。
8はシール部材としての非接触シールであり、図2に示すように、樹脂材料や金属材料等で形成された環状部材であって、その内周面がねじ軸2の外周面に遊嵌し、内周面に形成された螺旋状突起部9が軸軌道溝3に遊嵌してラビリンスシールを形成しており、ナット4の内周面の軸方向の両端部に配置され、ナット4とねじ軸2との間をシールしてナット4の外部からの塵埃等の異物の侵入を防止する機能を有している。
11は飛散防止カバーであり、図3に示すように、樹脂材料や金属材料等で形成されたねじ軸2の半径方向の周囲を覆う円筒状部材であって、両側の非接触シール8の軸方向の外側に配置されており、その側壁には、側壁を半径方向に貫通する貫通排出部としての円形の排出穴12がねじ軸2の半径方向の直下、つまりねじ軸2の垂直方向の下方に形成されている。
本実施例の飛散防止カバー11には、円形の排出穴12が軸方向に2つ直列に形成されている。
この飛散防止カバー11は、その内周面を非接触シール8の外周面に嵌合させ、その外周面をナット4の両端面に設けられた取付穴14に嵌合させて、ナット4の半径方向に設けられた複数のねじ穴15に螺合する止めねじ16により非接触シール8と共にナット4の両端部に固定されている。
上記の負荷路の両端部は、図示しないリターンチューブにより連通されて循環路が形成され、この循環路には、複数のボール7と所定の量のグリースが封入され、軸軌道溝3とナット軌道溝6とがボール7を介して螺合し、ねじ軸2の回転に伴ってボール7が循環路を循環しながら負荷路を転動するボール7がナット4に加えられた荷重を往復動自在に支持してナット4がねじ軸2の軸方向に沿った直線往復移動可能に支持され、ねじ軸2の回転運動がナット4の直線運動に変換される。
上記の構成のボールねじ装置1の飛散防止カバー11の適切なカバー長X(図4に示す非接触シール8の軸方向の外側端面から飛散防止カバー11の先端までの軸方向長さをいう。)を求めるために、上記のボールねじ装置1を用いて、ねじ軸2に付着したグリースの半径方向への飛散状況を試験した。試験条件は以下の通りである。
ねじ軸2の外周面の直径(ねじ軸外径Daという。):φ63mm
軸軌道溝3のリードL:20mm
グリース:リューベ株式会社製、製品番号NS−2
グリース動粘度:145Pa・s(0℃、せん断率10/s時)
ストローク範囲でのナット4の定常移動速度V:333mm/s(図5参照。ねじ軸2の回転速度:1000rpm)
ナット4の停止から定常移動速度Vに達するまでの平均加速度α:0.2G=1960mm/s(Gは重力加速度)
この試験により、
(a)ねじ軸2のストローク端には、図6に示すようにグリースが堆積し、その堆積幅Waは上記のグリースの場合に5mmである。
(b)ストローク端に堆積したグリースの油分は、ねじ軸2の外周面に薄く広がるが、その幅はおおよそ1リードL以内である。(軸軌道溝3を越えない。)
(c)ストローク端に堆積したグリースおよびその油分は、図7に示すようにねじ軸2の回転による遠心力により半径方向に飛散するが、その大部分(約90%)は、ナット4の停止から定常移動速度Vに達するまでの加速区間で飛散する。
(d)半径方向に飛散したグリースは、図7に示すように飛散防止カバー11の内周面に当たって潰れるが、その範囲は1リードL以内である。((b)に示すねじ軸2での広がりと合せ1リードL以内に収まる。)
(e)飛散防止カバー11の内周面に付着したグリースのねじ軸2への再付着を防止するためには、ねじ軸2と飛散防止カバー11とを同軸に配置した場合に、飛散防止カバー11の内周面の直径(カバー内径Dbという。)をねじ軸外径Daより6mm大きく、つまり半径方向隙間を3mm以上とすることが必要である。
との知見が得られた。
上記の知見に基づけば、飛散防止カバー11のカバー長X(単位:mm)は、
X ≧ V/(2α)+L ・・・・・・・・・・・・・(1)
とすることが望ましい。
すなわち、加速区間におけるナット4の加速距離Kは、加速終了までの時間をT(図5参照)とすると、
K=T・V/2 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・(2)
また、ナット4の定常移動速度Vは、
V=α・T ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(3)
であるので、(3)式から求めた時間Tを(2)式に代入すると、
K=V/(2α) ・・・・・・・・・・・・・・・・(4)
が得られる。
従って、この加速区間におけるナット4の加速距離Kと、グリースの油分の広がり幅1リードL分とを加えた値以上の軸方向長さをカバー長Xとした飛散防止カバー11でねじ軸2の半径方向を覆えば、図7に矢印Bで示した移動方向にナット4が移動したとしても、半径方向に飛散するグリース(油分を含む)の大部分を飛散防止カバー11の内周面で捕捉することができる。
上記の試験条件の場合に、(1)式を用いて得られた飛散防止カバー11のカバー長Xは48.2mmであるので、カバー長X=50mmの飛散防止カバー11をナット4の両端に配置して、上記と同じ試験条件で試験した結果、グリースの全飛散量の90%以上を捕捉することができた。
また、カバー内径Dbとねじ軸外径Daとの径方向隙間は、3mm以上とすることが望ましい。飛散防止カバー11の内周面に付着したグリースのねじ軸2への再付着を防止することができるからである。
上記のようにして、飛散防止カバー11補足されたグリースは、図7に示すように飛散防止カバー11の内周面の円周方向の全周に渡って付着し、自重により飛散防止カバー11の内周面を伝わって飛散防止カバー11の下方に移動し、ねじ軸2の垂直方向の下方に形成された排出穴12から順次に落下してオイルパン等に回収される。
これにより、飛散防止カバー11の内周面に付着したグリースがねじ軸2との間を満たしてしまうことがなくなり、飛散防止カバー11によるグリースの飛散防止効果を長期に維持することができる。
以上説明したように、本実施例では、前記ナットの両端部に配置された非接触シールの軸方向の外側に、ねじ軸の半径方向の周囲を覆う飛散防止カバーを設け、この飛散防止カバーのカバー長Xを、軸軌道溝のリードをLとし、ナットの定常移動速度をVとし、ナットの停止から定常移動速度Vに達するまでの平均加速度をαとしたときに、X ≧ V/(2α)+Lとしたことによって、ねじ軸のストローク端に堆積し半径方向への飛散するグリースの大部分を飛散防止カバーの内周面で捕捉することができ、ねじ軸に付着したグリースの飛散を抑制して周囲環境を清浄に保つことができる。
また、飛散防止カバーの側壁に、ねじ軸の直下に配置した排出穴を設けたことによって、飛散防止カバーの内周面に付着したグリースをボールねじ装置の下方に容易に排出することができ、グリースがねじ軸との間を満たすことを防止して飛散防止カバーによるグリースの飛散防止効果を長期に維持することができる。
なお、本実施例においては、シール部材を非接触シールとして説明したが、シール部材を接触シールとしてもよい。このようにすれば、ねじ軸のストローク端に堆積するグリースの量を低減することができ、グリースの飛散量を更に低減して周囲環境を更に清浄に保つことができる。
また、本実施例においては、シール部材と飛散防止カバーとを別に設けるとして説明したが、シール部材と飛散防止カバーとを一体に形成するようにしてもよい。このようにすればシール部材と飛散防止カバーとの製作コストを低減することができる。
更に、シール部材をナットの片側端部のみに設けるボールねじ装置の場合は、その側のみに飛散防止カバーを設けるようにすれば足りる。
更に、本実施例においては、飛散防止カバーの取付はナットの半径方向に形成したねじ穴に螺合する止めねじにより行うとして説明したが、図8ないし図10に示す取付方法を用いてもよい。
図8に示す取付方法は、飛散防止カバー11のナット4側に半径方向内側に延在する鍔部21を設け、この鍔部21をボルト22によりナット4の端面に取付けた例である。
図9に示す取付方法は、飛散防止カバー11の内周面をナット4の外周面に嵌合させ、その嵌合端をボルト22によりナット4の端部に取付けた例である。
図10に示す取付方法は、エンドキャップ25をナット4の両端部に設けたボールねじ装置1の場合に、そのエンドキャップ25の軸方向の外側の端面に、図8で示した飛散防止カバー11を同様にして取付けた例である。
更に、本実施例においては、飛散防止カバーに設ける貫通排出穴は、円形の排出穴を軸方向に2つ直列にして形成するとして説明したが、図11、図12に示す形態であってもよい。
図11に示す貫通排出穴は、図8に示した飛散防止カバー11のねじ軸2の半径方向の直下に、軸方向に沿った長穴27として形成した例である。
図12に示す貫通排出穴は、図8に示した飛散防止カバー11のねじ軸2の半径方向の直下に、軸方向に沿った切欠き部28として形成した例であり、その一端が飛散防止カバー11の先端に開口し、他端を半円弧としたすり割り状に形成されている。この場合に切欠き部28を飛散防止カバー11の軸方向の全長に渡って切欠いて形成するようにしてもよい。
更に、本実施例においては、飛散防止カバーは、樹脂材料や金属材料で形成するとして説明したが、飛散防止カバーをスポンジやフェルト等の油分を吸収する油分吸収材30を用いて形成しても、図13に示すように図3、図8等に示した飛散防止カバー11を油分吸収材30で内張りするようにしてもよい。この油分吸収材30で飛散防止カバー11を内張りした場合には、内張り後の油分吸収材30の内径を上記のカバー内径Dbと同じ内径にする。
このように油分吸収材30を用いれば、グリースから分離した油分を効率よく吸い取ることができ、飛散防止カバー11による飛散防止効果を更に高めることができる。
更に、本実施例においては、飛散防止カバーは、ねじ軸の半径方向の周囲を覆う円筒であるとして説明したが、ねじ軸の半径方向の周囲を覆う蛇腹形状やテレスコピックパイプ形状等の軸方向に伸縮可能な円形断面形状を有する伸縮部材32を飛散防止カバーとして用いてもよい。この場合に伸縮部材32を図14に示す蛇腹形状とした場合には、蛇腹形状の小径Dsを上記のカバー内径Dbと同じ直径にし、カバー長Xは自然状態における軸方向長さに設定すると共に、円形の排出穴12をねじ軸2の直下に、軸方向に沿って蛇腹形状の山毎に直列に形成する。
このように伸縮部材32を用いれば、ストローク端で他の部位(例えばストッパ)と衝突しても自身が収縮するので、ねじ軸2の長さを短縮してもナット4のストローク範囲を上記実施例と同様の範囲とすることができ、ボールねじ装置1の小型化を図ることができる。更に加速区間で加わる平均加速度αにより軸方向長さが伸びる程度に柔軟性のある部材で構成することによれば、飛散防止カバーによる飛散防止効果を更に高めることができる。
上記実施例においては、
また、上記実施例においては、リターンチューブやエンドキャップを用いてボールを循環させるチューブ式やエンドキャップ式の循環方式を用いたボールねじ装置に本発明を適用した場合を例に説明したが、こま式やデフレクタ式等とした循環方式のボールねじ装置に本発明を適用しても同様の効果を得ることができる。
実施例のボールねじ装置の断面を示す説明図 実施例の非接触シールの断面を示す説明図 実施例の飛散防止カバーの断面を示す説明図 実施例の飛散防止カバーの寸法関係を示す説明図 実施例のボールねじ装置の移動速度のサイクルを示す説明図 実施例のねじ軸のストローク端におけるグリースの堆積状態を示す説明図 実施例のストローク端に堆積したグリースの飛散状態を示す説明図 実施例の飛散防止カバーの取付方法の他の形態を示す説明図 実施例の飛散防止カバーの取付方法の他の形態を示す説明図 実施例の飛散防止カバーの取付方法の他の形態を示す説明図 実施例の飛散防止カバーの貫通排出穴の他の形態を示す説明図 実施例の飛散防止カバーの貫通排出穴の他の形態を示す説明図 実施例の飛散防止カバーの他の形態を示す説明図 実施例の飛散防止カバーの他の形態を示す説明図
符号の説明
1 ボールねじ装置
2 ねじ軸
3 軸軌道溝
4 ナット
5 ナット軌道溝
6 フランジ部
7 ボール
8 非接触シール
9 螺旋状突起部
11 飛散防止カバー
12 排出穴
14 取付穴
15 ねじ穴
16 止めねじ
21 鍔部
22 ボルト
25 エンドキャップ
27 長穴
28 切欠き部
30 油分吸収材
32 伸縮部材

Claims (8)

  1. 外周面に螺旋状の軸軌道溝を形成したねじ軸と、内周面に前記軸軌道溝に対向するナット軌道溝を形成したナットと、前記軸軌道溝とナット軌道溝とを螺合させる複数のボールと、前記ナットの両端部または片側端部に配置され、前記ねじ軸とナットの間をシールするシール部材とを備えたボールねじ装置において、
    前記シール部材の軸方向の外側に、前記ねじ軸の半径方向の周囲を覆う飛散防止カバーを設け、
    前記軸軌道溝のリードをLとし、前記ナットの定常移動速度をVとし、前記ナットの停止から定常移動速度Vに達するまでの平均加速度をαとし、単位をmmとしたときに、前記飛散防止カバーのカバー長Xを、
    X ≧ V/(2α)+L
    としたことを特徴とするボールねじ装置。
  2. 請求項1において、
    前記シール部材が、非接触シールであることを特徴とするボールねじ装置。
  3. 請求項1において、
    前記シール部材が、接触シールであることを特徴とするボールねじ装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
    前記飛散防止カバーが、円筒形状であることを特徴とするボールねじ装置。
  5. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項において、
    前記飛散防止カバーを、円形断面形状を有する軸方向に伸縮可能な伸縮部材としたことを特徴とするボールねじ装置。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
    前記飛散防止カバーが、油分を吸収する油分吸収材で形成されていることを特徴とするボールねじ装置。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれか一項において、
    前記飛散防止カバーが、油分を吸収する油分吸収材で内張りされていることを特徴とするボールねじ装置。
  8. 請求項1ないし請求項7のいずれか一項において、
    前記飛散防止カバーの側壁に、該側壁を半径方向に貫通する貫通排出部を設け、
    該貫通排出部を、前記ねじ軸の直下に配置したことを特徴とするボールねじ装置。
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