JP2007230649A - ドリップバッグの掛止部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 漏斗型ドリップバッグは注湯口が大きく注湯しやすく、お湯も被抽出物全体に行き渡り、結果味もよくなる。しかし、一度に注湯する量が多くなる傾にあり掛止部材を堅牢にする必要がある。又、バッグ本体を抽出液に漬からないようにもしたいし、カップのいろいろなサイズにも対応できる掛止部材を提案する。
【解決手段】 掛止部材のアーム部一端の固着部のみでバッグ本体に連結しバッグを吊り上げるようにするが、その時アーム部と一体になった補強部を引き起こしてアーム部の折れ曲がりをなくし、又、大きいカップに対応する為にはアーム部の一部を意図的に折り曲げてアーム部やフックをバッグ本体より離すようにすること等で解決する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、濾過性資材のドリップバッグ、特に漏斗型ドリップバッグで、カップ等に装置する掛止部材に関するものである。
直接カップ等に装着するドリップバッグで筒型ドリップバッグに関しては特許文献1、特許文献2等があり、漏斗型ドリップバッグに関しては特許文献3、特許文献4、特許文献5等がある。
特開平11−178720号公報 特開平11−206574号公報 特開平5−137652号公報 特開平6−113952号公報 特開2004−121517号公報
漏斗型ドリップバッグは筒型ドリップバッグに較べ一度に注入される湯が多くなる傾向にあり、掛止部を堅牢にし安定させる必要がある。
又、コーヒーの抽出に際しては、コーヒーバッグが抽出液に漬からないように出来る限りバッグを持ち上げたい。
更にカップの呑み口のいろいろなサイズに適応出来るような掛止部材を提案することを課題とする。
漏斗型ドリップバッグの側面は下方へ向かうほどカップ等の側面より離れるので、掛止部材の全体を袋本体に固着するのでなく、一部を固着することで、いろいろなカップサイズに対応できるようになり、
又、袋本体を吊り下げるように掛止するのでなく、吊り上げるようにして、袋本体を抽出液に漬かないようにするし、吊り上げの補強も充分する。
カップのサイズによっても袋本体の高さは異なるが、総じて袋本体は高く保持され、抽出液の量もカップと袋本体の側面の隙間から確認出来るし、
又、吊り上げられた状態の袋本体は抽出液に漬かないまで高くなり、吊り下げられた状態の袋本体も、カップより高い所からの吊り下げ状態の為、割合高い位置に装置出来る。
図1は正方形の濾紙を重ね合わせ辺9と辺10をシールした袋8に、本発明の掛止部材と補強片7を貼着した平面図である。掛止部材のアーム部1の中心を辺9と辺10の接合点を通る中心線に合わせ、アーム部の上端の固着部3で袋8の外表面に連絡している。固着部3をT字型にしたのは袋8の開口部が内側に倒れ込まない為である。破線5と6は共に谷折れの折り目を示す。補強片7を固着部3と一体に形成出来ることは勿論のことである。
図2は図1のドリップバッグを開口部で開口し、掛止部材の補強部2を手前に引き起こした状態の側面図である。
図3は、本発明の掛止部材の平面図で、アーム部31の両側の切り込み37と折り目35を境に補強部32が形成され、折り目36を谷折れに、折り目38を山折れにすることで、使用時にアーム部31が切り込み37の長さだけ折れ曲がり、従ってフック部34も袋本体より離れ、カップの大きいサイズにも掛止出来るようになる。
図4は本発明の掛止部材の平面図で、切り込み47から続く切り込み49は補強部42の端まで達してなく切り残し50があり、切り込み47からアーム部上端までは折り目48となっている為、このままの状態ではアーム部41は折れ曲がることはない。
しかし、切り残し50を切ると、補強部42の上部が切り取られた状態になり、実施例1で述べたようにアーム部41が上部で折れ曲がるようになる。
図5は正方形の濾紙を重ね合わせ辺73と辺74をシールした袋72に、本発明の掛止部材と補強片59を貼着した平面図である。当該掛止部は実施例1、即ち図3と略同形であるが、配置を上下反対にし、更に裏と表を逆にして貼着し、使用時に、折り目56でアーム部71と補強部52を反転させて、正規の使用状態に戻すことになる。これは袋本体72の上部を有効利用し袋本体72をよりカップより持ち上げ、更にいろいろなカップサイズに対応する掛止部材である。尚、補強片59は固着部53と一体に形成出来るのは勿論である。
図6は本発明掛止部の平面図である。当該掛止部を構成するアーム部61の上端に位置する固着部63でのみ袋本体に固着し、アーム部61の左右に補強部62が折り目を境に形成されていることは図1で述べた掛止部と変わりないが、補強部に形成されたフック部のカップ容器等の外側になる左右のフック片68が直接連結している連結帯67が形成されている。この連結帯67は袋を掛止する時カップの上縁をフックにガイドする役割をする。
以上掛止部材の実施例を上げたが、アーム部を挟んで左右対称である必要はなく、抽出用バッグをカップ等容器の中心を外して掛止したい時等は、非対称の掛止部材が適することもある。要はアーム部を強くする為、アーム部と一体となった補強部を引き起こすようにした掛止部材である。
内部に被抽出物を充填された平面形状が長方形の抽出用食品バッグは現在充分普及している。又、その食品バッグの一角を三角形にシールすれば平面形状が五角形の食品バッグが出来る。それら長方形或いは五角形の食品バッグで所定の二辺を開封出来る機構にすれば、上部が開口部の漏斗型のバッグになる。このことよりこれら漏斗型バッグの機械化は容易で、これら漏斗型バッグ本体の外表面内に貼着等する掛止部材を発明して漏斗型ドリップバッグにすることは機械化しやすいことである。
勿論被抽出物の未充填の食品バッグもそして他の形状の食品バッグで機械化されているものであれば、本発明の掛止部材は産業化されやすいと考える。
本発明と補強片を漏斗型バッグに固着した平面図 図1の補強部を引き起こした状態の側面図 本発明の平面図(実施例1) 本発明の平面図(実施例2) 本発明と補強片を漏斗型バッグに固着した平面図(実施例3) 本発明の平面図(実施例4)
符号の説明
1 掛止部材のアーム部
2 掛止部材の補強部
3 掛止部材の固着部
4 フック
5 アーム部と補強部の境の折り目(谷折れ)
6 アーム部と固着部の境の折り目(谷折れ)
7 補強片
8 上部が開口部の袋本体
9 開封不可能なシール辺
10 開封不可能なシール辺
31 掛止部材のアーム部
32 掛止部材の補強部
33 掛止部材の固着部
34 フック
35 アーム部と補強部の境の折り目(谷折れ)
36 アーム部と固着部の境の折り目(谷折れ)
37 アーム部と補強部の境の切り込み
38 両側の切り込み37の下端を結ぶ折り目(山折れ)
41 掛止部材のアーム部
42 掛止部材の補強部
43 掛止部材の固着部
44 フック
45 アーム部と補強部の境の折り目(谷折れ)
46 アーム部と固着部の境の折り目(谷折れ)
47 アーム部と補強部の切り込み
48 アーム部と補強部の境の折り目(谷折れ)
49 切り込み47に続く補強部42上部への切り込み
50 切り込み49の補強部42端までの切り込み残
51 両側の切り込み47の下端を結ぶ折り目(山折れ)
52 掛止部材の補強部
53 掛止部材の固着部
54 フック
55 アーム部と補強部の境の折り目(山折れ)
56 アーム部と固着部の境の折り目(谷折れ)
57 アーム部と補強部の切り込み
58 両側の切り込み57の上端を結ぶ折り目(谷折れ)
59 補強片
71 掛止部材のアーム部
72 上部が開口部の袋本体
73 開封不可能なシール辺
74 開封不可能なシール辺
61 掛止部材のアーム部
62 掛止部材の補強部
63 掛止部材の固着部
64 フック
65 アーム部と補強部の境の折り目(谷折れ)
66 アーム部と固着部の境の折り目(谷折れ)
67 アーム片とアーム片の連結帯
68 フック片

Claims (8)

  1. 濾過性資材の上部が開口部の袋本体のカップ等への装置手段で、袋本体の対向する2面の外表面に貼着等される一対の薄板状材料の掛止部材であって、掛止部材はアーム部とアーム部の左右両側に折り目等を境に、一体に形成された補強部、そしてアーム部の上下端のいずれか一方でアーム部と一体の固着部から構成され、補強部にはカップ等への掛け止め装置のフック部を下向き或いは上向きに設け、袋本体とはアーム部の上下端のいずれか一方の固着部とのみ連結していることを特徴とする掛止部材。
  2. 請求項1の掛止部材で、掛止部材がアーム部上端の固着部のみで、袋本体に連結し、補強部はアーム部との境の折り目で手前に引き起こし可能にし、補強部のフックを下向きに設けたことを特徴とする掛止部材。
  3. 請求項2記載の掛止部材で、アーム部と補強部の境の両側の折り目を上端より一定長切り込みにして、その切り込みの両下端を結ぶ山折れの折り目を入れ、アーム部と固着部の境に谷折れの折り目を入れ、アーム部の上部での折り畳みを可能にしたことを特徴とする掛止部材。
  4. 請求項3記載の掛止部材で、アーム部と補強部の境の両側の切り込みのうち、上端より一部を折り目にして、必要に応じて残りの切り込みの上端の位置で補強部の一部が分離可能な構造になっていることを特徴とする掛止部材。
  5. 請求項1記載の掛止部材で、掛止部材がアーム部下端の固着部のみで袋本体に連結し、補強部はアーム部との境の折り目で袋側に折り曲げ可能にし、補強部のフックを上向きに設け、当該ドリップバッグ等を使用時に、掛止部材がアーム部下端と固着部の境で反転可能になっていることを特徴する掛止部材。
  6. 請求項5記載の掛止部材で、アーム部と補強部の境の両側の折り目を下端より一定長切り込みにして、その切り込みの両上端を結ぶ谷折れの折り目を入れ、アーム部を下部で折り畳み可能にしたことを特徴とする掛止部材。
  7. 請求項6記載の掛止部材で、アーム部と補強部の境の両側の切り込みで、下端より一部を折り目にして、必要に応じて、切り込みの下端の位置で、補強部の一部が分離可能な構造になっていることを特徴とする掛止部材。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載の掛止部材で、左右の補強部に形成されたフック部の掛止時にカップ等の外側になるフック片が直接連結する連結帯を設けたことを特徴とする掛止部材。

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