JP2007229437A - 車両用シートリクライニング装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートバックに加わる外力が大きくなった場合に、軸部からロックツースに作用する反力を軽減してロックツースの噛み合いを安定させ、強度の安定と向上を図る。
【解決手段】 シートクッションとシートバックとの一方に結合された機枠5と、他方に結合され機枠5に対して相対回転自在で内歯ギヤ10dを有する蓋体7と、内歯ギヤ10dに係脱する方向へ揺動可能な外歯ギヤ10dを有するロックツース10と、該ロックツース10を円弧軌道に沿って揺動させるための内周側ガイド面11aを有する軸部11と、外周側ガイド面を有する一対のガイド部凸部12A,12Bと、ロックツース10を押圧して外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させるカム9とを備え、ロックツース10には内周側ガイド面11aと摺動する軸受部が形成され、軸受部には軸部11を挟んだ外歯ギヤ10dの反対側に位置する末端部の破断等を誘導する脆弱部10fを設けた。
【選択図】 図1

Description

この発明は、座面となるシートクッションに対して背もたれとなるシートバックを角度調整可能に固定するための車両用シートリクライニング装置に関し、シートバックに大きな荷重が加わった場合にも対応できるようにしたものである。
車両用シートリクライニング装置としては、例えば図7に示すようにシートクッション側のべ一スプレートに取り付けられる機枠と、シートバック側のアームプレートに取り付けられる蓋体とが相対的に回動可能に構成され、前記機枠に取り付けられたロックツースの外歯ギヤを前記蓋体の内周面に形成した内歯ギヤに噛合させることによって、機枠と蓋体との相対回転を規制し、前記シートバックを所定の角度位置に保持するように構成したものが知られている。
ロックツースを固定するために、前記機枠には内歯ギヤの近傍に軸部と一対のガイド部とが突出形成されており、ロックツースには、前記軸部に揺動自在に係合する凹状の軸受面と、前記一対のガイド部のガイド面に摺接すると共に前記軸受面と同軸の摺動面とが形成されている。また、前記内歯ギヤの中心部には、ロックツースを外側へ押圧して前記外歯ギヤを前記内歯ギヤに噛合させるためのカムが設けられている。
前記のように構成された車両用シートリクライニング装置においては、車両の後方から追突された時にシートバックが後倒れする方向へ回動させる外力が、内歯ギヤと外歯ギヤとの噛合を介してロックツースに作用することになる。このとき、ロックツースは軸部と一対のガイド部の一方とにより支持されていることから、機枠に対する蓋体の回動が規制され、シートバックが所定の角度位置から回動することはない。
また、シートベルトに加わる力を支持するベルトアンカは、従来はセンターピラーに設けられていたが、近年はセンターピラーからシートバックに変更されるものが増えつつあることから、車両の衝突時には、乗員の体重による慣性力がシートベルトを介してシートバックに伝わり、従来よりもより大きな力がシートバックを前倒しする方向へ加わることになる。このため、車両用シートリクライニング装置は、従来よりもより大きな荷重に耐えられることが要求されている。
従来の車両用シートリクライニング装置としては、例えば特許文献1に記載の発明が知られている。この発明は、前記一対のガイド部の一方とロックツースの外歯ギヤ側との間に隙間を設けることにより、例えばシートバックに後倒し方向の荷重が加わったときに、外歯ギヤと内歯ギヤとを介して蓋体からロックツースに荷重が加わると、ロックツースが前記隙間へ入り込むように、ロックツースをその場で回転させる方向の力が働き、結果として外歯ギヤの軸部側が内歯ギヤへ向かって押圧されることから、外歯ギヤと内歯ギヤとの噛み合い強度が大きくなる。
特開2004−121508号公報
ところが、外歯ギヤと内歯ギヤとを介することにより、ロックツースに一方のガイド部側へ向かって円周方向に回動する力が作用すると、図3に示すようにロックツースの軸受面が軸部の外周面を押圧するために、ロックツースが軸部から反力を受け、ロックツースが軸部の円弧状の外周面に乗り上げることになる。これにより、ロックツースの軸受部の近傍に曲げ力が加わり、外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤから離れる方向へ変位しようとする。このため、ロックツースの軸受部が破断して、外歯ギヤと内歯ギヤとの噛み合いが維持されるように構成しているが、破断荷重が安定しないために車両用シートリクライニング装置の強度のばらつきが大きくなる。
そこで本発明は、上記の課題を解決した車両用シートリクライニング装置を提供することを目的とする。
請求項1に係る発明は、シートクッションと該シートクッションに対して回動可能に固定されたシートバックとのいずれか一方に結合されたベース部材と、他方に結合されると共に前記ベース部材に対して周方向に相対回転自在でかつ内周面に内歯ギヤを有する回動部材と、前記内歯ギヤに噛合可能な外歯ギヤを有し該外歯ギヤが前記内歯ギヤに係脱する方向へ揺動可能なロックツースと、該ロックツースを円弧軌道に沿って揺動させるための内周側ガイド面を有すると共に前記ベース部材と一体成形された軸部と、該ロックツースを円弧軌道に沿って揺動させるための外周側ガイド面を有すると共に前記円弧軌道の両端近傍に前記ベース部材と一体成形された一対のガイド部と、前記ロックツースを押圧して前記外歯ギヤを前記内歯ギヤに噛合させるカムとを備え、前記軸部は前記回動部材の回動中心を中心とする円の円周方向に前記外歯ギヤと並べて配置され、前記ロックツースには前記軸部の前記内周側ガイド面と摺動する円弧状の軸受面を有する軸受部が形成された車両用シートリクライニング装置において、前記軸受部には前記軸部を挟んだ前記外歯ギヤの反対側に位置する末端部の破断または変形を誘導する脆弱部を設けたことを特徴とする。
この発明によれば、シートバックに所定の大きさ以上の外力が加わってベース部材に対して回動部材が相対的に回動しようとし、回動部材と共にロックツースが一方のガイド部側へ移動しようとすると、ロックツースから軸部に荷重が加わり、その反力が軸部からロックツースに作用する。このとき、ロックツースに脆弱部が存在することにより、脆弱部に応力が集中してロックツースの末端部が破壊または変形する。このため、軸部からロックツースに、ロックツースの外歯ギヤを内歯ギヤから離す方向の大きな反力が作用することはなく、外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤから離れる方向へ変位することはない。また、軸部と摺動するロックツースの軸受面の一部が軸部に接触可能な状態で残るため、外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤに噛み合う方向へ必要以上に変位するのを阻止できる。したがって、ロックツースの姿勢を安定化させることができ、外歯ギヤと内歯ギヤとの噛み合いが適正に保持され、シートリクライニング装置の強度の安定化と向上を図ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記ロックツースには、前記軸部側に位置する一方のガイド部の外周側ガイド面と摺動する摺動外周面を前記回動部材の回転中心を中心とする半径方向の内側に設ける一方、該摺動外周面の外側に前記脆弱部を配置したことを特徴とする。
この発明によれば、上記と逆方向であってロックツースにおける外歯ギヤの部分を軸部側へ押圧するような外力が作用した場合には、ロックツースに作用する外力が他方のガイド部と軸部とにより支持される。そして、ロックツースの摺動外周面が他方のガイド部に押圧された場合には、脆弱部が破断又は変形するため、ロックツースの軸受面を内側へ折り曲げようとする反力の発生が軽減され、ロックツースが摺動外周面と外歯ギヤとの間の位置で折れるのが回避される。そのため、摺動外周面は存続し、ロックツースの外歯ギヤの部分を軸部側へ押圧する逆方向の外力が作用した場合においても、ロックツースは他方のガイド部と軸部とにより支持されることになる。このため、ロックツースの姿勢を安定させることができ、外歯ギヤと内歯ギヤとの噛合いが適正に保持され、シートリクライニング装置の強度の安定化と向上を図ることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記脆弱部として、前記ロックツースの回転中心を中心とする前記ロックツースの半径方向の幅を他の部分よりも小さくしたことを特徴とする。
この発明によれば、脆弱部としてロックツースの回転中心を中心とする軸受部の半径方向の幅を小さくしたので、外力が作用した際に破壊あるいは変形する位置を限定できると共に、その破断荷重あるいは変形荷重を小さくして安定させることができる。
請求項4に係る発明は、請求項1または2または3に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記脆弱部は、他の部分に対して軟質に形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、脆弱部はロックツースの他の部分よりも軟質に形成されているので、軸部からロックツースに反力が作用した際に、ロックツースの破断あるいは変形する位置を限定できると共に、破断荷重あるいは変形荷重を小さくして安定させることができる。
請求項5に係る発明は、シートクッションと該シートクッションに対して回動可能に固定されるシートバックとのいずれか一方に結合されたベース部材と、他方に結合されると共に前記ベース部材に対して周方向に相対回転自在でかつ内周面に内歯ギヤを有する回動部材と、前記内歯ギヤに噛合可能な外歯ギヤを有し該外歯ギヤが前記内歯ギヤに係脱する方向へ揺動可能なロックツースと、該ロックツースを円弧軌道に沿って揺動させるための内周側ガイド面を有すると共に前記ベース部材に一体成形された軸部と、該ロックツースを円弧軌道に沿って揺動させるための外周側ガイド面を有すると共に前記円弧軌道の両端近傍に前記ベース部材と一体成形された一対のガイド部と、前記ロックツースを押圧して前記外歯ギヤを前記内歯ギヤに噛合させるカムとを備え、 前記軸部は前記回動部材の回動中心を中心とする円の円周方向に前記外歯ギヤと並べて配置され、前記ロックツースには前記軸部の前記内周側ガイド面と摺動する円弧状の軸受面を有する軸受部が形成され、前記ベース部材に対して前記回動部材が相対的に回動する方向へ荷重が加わると、前記ロックツースが前記軸部と前記一方のガイド部とにより支持されるようにした構成の車両用シートリクライニング装置において、前記軸受部には前記軸部を挟んだ前記外歯ギヤの反対側に位置する末端部の破断または変形を誘導する脆弱部を設け、前記軸部の前記内周側ガイド面には、前記内周側ガイド面の両端近傍で前記ロックツースに当接する一対のガイド当接面を構成し、前記外歯ギヤとは反対側の前記ガイド当接面は、前記軸部に応力吸収用の凸部を一体成形して設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、シートバックに外力が加わってベース部材に対して回動部材が相対的に回動しようとし、回動部材と共にロックツースが一方のガイド部側へ移動しようとすると、ロックツースは軸部の凸部と一方のガイド部とにより支持される。そして、凸部は潰れて応力を吸収するので、凸部からロックツースに加わる反力は小さい。従って、ロックツースの軸受部に生じる曲げ応力を小さくすることができ、曲げ応力によるロックツースの破断を抑制することができる。また、外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤから離れて噛み合いが浅くなる方向へ変位する力も減少する。外力が更に大きくなって凸部の潰れだけでは対応できない場合には、ロックツースの脆弱部に応力が集中してロックツースの末端部が破壊または変形する。このため、軸部からロックツースに大きな反力が作用することはなく、ロックツースにおける外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤから離れて噛み合いが浅くなる方向へ変位することもない。
また、軸部と摺動するロックツースの軸受面の一部が軸部に接触可能な状態で残るため、外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤに噛み合う方向へ必要以上に変位するのを阻止できる。したがって、ロックツースの姿勢を安定化させることができ、外歯ギヤと内歯ギヤとの噛み合いが適正に保持され、シートリクライニング装置の強度の安定化と向上を図ることができる。
請求項6に係る発明は、請求項5に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記内周側ガイド面と該内周側ガイド面に対向する前記ロックツースの軸受面との間であって、前記一対のガイド当接面の間に、内周側隙間を有することを特徴とする。
この発明によれば、ロックツースの軸受面が凸部を潰していくときに、凸部との当接部分以外の部分は軸部と接触しないため、ロックツースの反外歯ギヤ側の軸受面が軸部の内周側ガイド面に乗り上げることはない。このため、ロックツースに大きな曲げ応力が生じるのを防止でき、外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤから離れて噛み合いが浅くなる方向へ変位するのを防止できる。また、凸部が変形すると、外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤとの噛み合いを深くする方向へ僅かに移動できるようになり、噛み合いを安定させることができる。
請求項7に係る発明は、請求項5または6に記載の車両用シートリクライニング装置において、前記一方のガイド部における前記ロックツースとの対向面には、前記ロックツースと摺動する外周側ガイド面が形成され、該外周側ガイド面の前記内歯ギヤ側であって前記一方のガイド部と前記ロックツースとの間に、外周側隙間が形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、ロックツースが一方のガイド部側へ押される方向の力が作用すると、外周側隙間の存在により外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤに食い込む方向へ変位しようとする回転モーメントが作用し、その場合に外周側隙間の存在によってロックツースは軸部に阻害されることなく僅かに移動することが可能となり、外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤに食い込んで噛み合い強度を向上させることができる。
請求項1〜4に係る車両用シートリクライニング装置によれば、ロックツースの軸受部には軸部を挟んだ外歯ギヤの反対側の末端部に、破断または変形を誘導する脆弱部を設けたので、シートバックに所定の大きさ以上の外力が加わり、ベース部材に対して回動部材がロックツースと共に一方のガイド部側へ回動しようとした際には、該ロックツースの末端部が軸部に食い込む方向へ移動しようとするが、脆弱部の存在によって軸受部の一部が破断あるいは変形する。このため、ロックツースに、内歯ギヤから外歯ギヤが離れる方向へ大きな反力が作用するに至ることはなく、外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤから離れる方向へ変位することもなく、内歯ギヤと外歯ギヤとの噛み合いが適正に保持される。したがって、シートリクライニング装置の強度の安定化と向上を図ることができる。
請求項5〜7に係る車両用シートリクライニング装置によれば、ロックツースの軸受部には、軸部を挟んだ外歯ギヤの反対側の末端部に、破断または変形を誘導する脆弱部を設けると共に、内周側ガイド面の反外歯ギヤ側のガイド当接面に、応力吸収用の凸部を形成したので、ベース部材に対して回動部材が相対的に回動する方向へ荷重が加わりロックツースが一方のガイド部側へ移動しようとすると、凸部が潰れて応力を吸収するので、凸部からロックツースに加わる反力が小さくなり、ロックツースの軸受部に生じる曲げ応力が小さくなるので、ロックツースの破断を抑制することができる。外力が更に大きくなって凸部の潰れだけでは対応できない場合には、ロックツースの脆弱部に応力が集中してロックツースの末端部が破壊または変形するので、軸部からロックツースに大きな反力が作用してロックツースにおける外歯ギヤの軸部近傍が内歯ギヤから離れて噛み合いが浅くなる方向へ変位するのを防止し、内歯ギヤと外歯ギヤとの噛み合いを強くして強度の安定化を図ることができる。
以下、本発明による車両用シートリクライニング装置の実施の形態を説明する。
(a)実施の形態1
まず、実施の形態1について説明する。図7に示すように、座る部分であるシートクッション2が設けられ、該シートクッション2に対してシートバック3が車両の前後方向へ回動可能に取り付けられている。シートクッション2にはべ一スプレート4を介して機枠5が結合される一方、シートバック3にはアームプレート6を介して図示しない蓋体7が結合されている。そして、シートクッション2に対してシートバック3を車両の前方向Fへ向かって倒すように付勢する図示しないスプリングが設けられている。
前記機枠(ベース部材)5および前記蓋体(回動部材)7は、図1に示す車両用シートリクライニング装置1を構成している。車両用シートリクライニング装置1の構成を以下に説明する。図1に示すように、機枠5は円盤の内部をプレスにより半抜きして円形凹部を形成したものであり、蓋体7は同様にして円盤の内部をプレスにより半抜きして円形凹部を形成すると共に、該円形凹部の内周面に内歯ギヤ7aを形成したものである。そして、機枠5の円形凹部の内部に、蓋体7が同軸状かつ相対回転自在に嵌め込まれている。そして、図1(b)に示すように蓋体7と機枠5との外周部がリング状のホルダ8によって挟持され、これにより蓋体7と機枠5とが軸方向に分離されることなく相対回転可能に保持されている。機枠5と蓋体7との軸方向間には、中央に回転式のカム9が配置され、該カム9を挟んだ上下位置には揺動自在な一対のロックツース10が配置されている。
ロックツース10を円弧軌道に沿って揺動自在に案内するために、円弧軌道の内周側には、内周側ガイド面11aを有する半円柱形状の軸部11が機枠5と一体成形される一方、ロックツース10には、その一部を略半円形に切り欠いて軸受面10cが形成されている。一方、ロックツース10を円弧軌道に沿って揺動自在に案内するための円弧軌道の外周側には、ロックツース10を案内するために第1,第2ガイド凸部12A,12B(一対のガイド部)が機枠5と一体成形され、第1,第2ガイド凸部12A,12Bに第1,第2外周側ガイド面12a,12b(外周側ガイド面)が形成されている。そして、ロックツース10には、第1,第2外周側ガイド面12a,12bと摺動する第1,第2摺動外周面10a,10bが形成されている。ロックツース10は円弧軌道に沿って揺動するので、第1,第2外周側ガイド面12a,12bと第1,第2摺動外周面10a,10bとは、いずれも軸部11の中心に対して同軸の円弧形状に形成されている。そして、円弧軌道に沿って揺動するロックツース10の前記内歯ギヤ7aと対向する面には、前記内歯ギヤ7aに噛合可能な外歯ギヤ10dが形成されている。
このように前記内歯ギヤ7aに係脱する前記外歯ギヤ10dを備えたロックツース10を前記内歯ギヤ7aへ向かって押圧するために、前記カム9が設けられている。カム9は、中心孔9eを中心として反時計方向に回動させることにより、一対のロックツース10をカム9を中心とする半径方向外側へ押圧して外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させたり、逆に時計方向へ回動させることにより噛合を解除させたりすることができる。外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させることにより、機枠5に対する蓋体7の回動が規制されてロック状態となり、シートクッション2に対してシートバック3が所定の角度位置で保持される。
カム9には、カム9を反時計方向へ回動させることにより、ロックツース10を軸部11を中心として時計方向へ揺動させ、外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させるためのロックカム面9aと、カム9を時計方向へ回動させることにより、ロックツース10を軸部11を中心として反時計方向へ揺動させ、外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aから引き離すためのロック解除カム面9bとが形成されている。図1(a)の左右方向へカム9が移動するのを規制するため、カム9の左右には摺動外周面9cが形成される一方、左右の第1ガイド凸部12Aには摺接面12dが形成され、摺動外周面9cは常に摺接面12dに摺接している。該摺動外周面9cは、カム9の中心孔9eを中心とする円弧状に形成されている、
そして、ロックツース10の外歯ギヤ10dを内歯ギヤ7aに噛合させるように常時付勢するために、カム9を反時計方向へ回転付勢するロックスプリング19が設けられている。ロックスプリング19は、機枠5と一体に形成された半円柱形状の凸部14を囲繞するようにしてその基端部が取り付けられ、先端部がカム9の外周面に形成された凹部である係止部9dに係止されている。
図7のシートバック3に前倒し方向Fの荷重が加わったときに、機枠5に対する蓋体7の相対的な回転力が内歯ギヤ7aと外歯ギヤ10dとの噛合部を介してロックツース10に伝わるので、該ロックツース10が図1中の反時計方向へ回動されようとする。回動されようとするロックツース10を軸部11と第2ガイド凸部(一方のガイド部)12Bとカム9とにより支持するため、以下のように構成されている。蓋体7の回転中心を中心とする半径方向の内側である中心側では、第2ガイド凸部12Bとロックツース10との対向面に、相互に摺動する第2外周側ガイド面12bと第2摺動外周面10bとが形成され、半径方向の外側では、内歯ギヤ7aの近傍であって、第2ガイド凸部12Bとロックツース10との間に、外周側隙間17が形成されている。これは、ロックツース10が蓋体7と共に図1中の反時計方向へ回動させられようとした際に、外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aに食い込む方向へ変位しようとする回転モーメントを発生させ、結果として外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aへ食い込んで噛み合い強度が向上するように考慮したものである。
一方、前記軸部11にはロックツース10を揺動可能に支持する円弧状の内周側ガイド面11aが形成されている。そして、ロックツース10には内周側ガイド面11aと摺動する円弧状の軸受面10cが形成されている。ここで、内周側ガイド面11aと軸受面10cとは夫々の両端部分が互いに摺接するが、その間の部分は僅かの隙間を有している。これはロック時において機枠5に対する蓋体7の回転方向のがたつきを減少させると共に大きな外力がロックツース10に作用した際にロックツース10が僅かに内歯ギヤ7a側へ移動して噛み合いが深くなるようにするために設けたものである。そして、シートクッションに外力が作用し、ロックツース10が蓋体7と共に図1中の反時計方向へ回動させられようとする際には、ロックツース10が軸部11に支持されていることから、ロックツース10は軸部11から反力を受け、ロックツース10は内周側ガイド面11aに沿って移動しようとする。そのため、ロックツース10を図中の時計方向へ回転させようとするモーメントが作用し、外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aから離れる方向へ移動しようとする。
そこで、シートバック3に作用する前倒し方向Fの外力が所定の大きさ以上になると、ロックツース10が軸部11に支持されるのを回避し、結果としてロックツース10が蓋体7の回転中心を中心として反時計方向への回動するのを軸部11が許容し、外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aから離れるのを阻止する脆弱部10fが設けられている。この脆弱部10fは、ロックツース10の軸受部であって軸部11を挟んで外歯ギヤ10dの反対側である末端部が破断あるいは変形するのを誘導する切欠部10eを形成することによって設けたものである。切欠部10eは軸部11の中心を中心とする半径方向の幅を狭くするように外側からV字形に切り込むことによって形成されている。
なお、ロックツース10には、蓋体7の回転中心を中心とする半径方向において、内側には第1ガイド凸部12Aの第一外周側ガイド面12aと摺動する第1摺動外周面(摺動外周面)10aが形成され、この第1摺動外周面10aよりも外側に切欠部10eが形成されている。
車両用シートリクライニング装置1は、シートクッション2の幅方向両側にそれぞれ配置されており、図1(b)に示すように左右の車両用シートリクライニング装置1に個別に設けられた操作軸15どうしが、円筒状のシャフト16を介して連結されている。即ち、カム9の中心孔9eには前記操作軸15がセレーションを介して圧入固定されており、該操作軸15は、操作軸15の一端に形成したセレーション15aと円筒状のシャフト16に形成したセレーション16aとを介してシャフト16に結合されている。
図1(b)に示すように操作軸15の他端にもセレーション15bが形成され、図7に示すようにセレーション15bの部分がベースプレート4の外方に突出し、セレーション15bに操作レバー20が取り付けられ、該操作レバー20には操作ノブ21が取り付けられている。
次に、車両用シートリクライニング装置1の作用を説明する。
車両用シートリクライニング装置1がシートに組み付けられた状態においては、通常時は図1に示すように、ロックスプリング19の付勢力によりカム9が反時計方向に回動した状態を占めており、ロックカム面9aによってロックツース10が押圧され、ロックツース10が軸部11および第1,第2ガイド凸部12A,12Bに案内され、軸部11を中心として時計方向に揺動して、外歯ギヤ10dが蓋体7の内歯ギヤ7aに噛合した状態になっている。即ち、ロック状態となってシートバック3の回動が規制されている。
次に、操作ノブ21を操作し、ロックスプリング19の付勢力に抗して操作軸15を図7中の時計方向に回動させると、図1(a)においてカム9のロックカム面9aとロックツース10との係合が解かれると共に、ロック解除カム面9bがロックツース10を時計方向へ押圧することになる。このため、ロックツース10は、軸部11を中心として反時計方向へ揺動し、外歯ギヤ10dと内歯ギヤ7aとの噛合が解かれてロック解除状態となり、蓋体7の取り付けられたアームプレート6及びシートバック3が図示しないスプリングの付勢力により図7の前倒し方向Fへ回動する。
図示しないスプリングの付勢力に抗してシートバック3を後倒し方向Bへ向かって回動させ、希望するシートバック3の角度位置で操作ノブ21から手を放すと、ロックスプリング19の付勢力によりカム9が反時計方向へ回動し、ロックカム面9aがロックツース10を軸部11を中心として時計方向へ押圧する。このため、ロックツース10の外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7aと噛合してロック状態に戻る。
次に、車両が前方衝突した場合に乗員の慣性力がシートベルトを介して図7のシートバック3に作用し、シートバック3に前倒し方向Fの外力が加わったときの作用を、図2に基づいて説明する。この場合は、図1(a)に矢印で示すように機枠5に対して蓋体7が相対的に反時計方向へ回動しようとし、回動力が内歯ギヤ7aと外歯ギヤ10dとの噛合部を介してロックツース10に伝わるので、該ロックツース10が図2中の反時計方向へ回動されようとし、このときロックツース10は、カム9のロックカム面9aと軸部11の内周側ガイド面11aと第2外周側ガイド面12bとにより支持される。このとき、ロックツース10から軸部11に荷重が作用するため、図2に示すようにその反力R1が軸部11からロックツース10に作用し、この反力R1が大きくなるとロックツース10の末端部が脆弱部10fの部分で破断または変形する。このため、ロックツース10から軸部11へ向かう荷重、および軸部11からロックツース10へ向かう反力R1が小さくなくなる。従って、外歯ギヤ10dの軸部11の近傍を内歯ギヤ7aから離れる方向へ変位させる力が減少する。即ち、外力により相対的に回動させられる蓋体7と共にロックツース10が円周方向へ回動しようとする際に、ロックツース10の末端部が破断または変形するためにロックツース10の軸受部が内周側ガイド面11aに沿って移動することがなく、外歯ギヤ10dの軸部11の近傍がカム9の方向へ変位して内歯ギヤ7aから離れることもなくなる。したがって、ロックツース10の姿勢を安定させることができ、外歯ギヤ10dと内歯ギヤ7aとの噛み合いが適正に保持され、シートリクライニング装置の強度の安定化と向上を図ることができる。
このほか、外周側隙間17の存在により曲げモーメントが発生し、ロックツース10における外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が、内歯ギヤ7aに食い込む方向へ変位しようとする。このように、ロックツース10は外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aに食い込む方向へ変位しようとするが、ロックツース10の軸受部には軸受面10cの一部(略半分)が破壊または変形せずに残っているため、この軸受面10cの一部が軸部11に接触して外歯ギヤ10dが内歯ギヤ7a側へ必要以上に食い込むのを防止すると共に、カム面9aとの接点を支点としてロックツース10が反時計方向へ回転しようとするのを規制できる。これにより、ロックツース10の姿勢を安定させつつ外歯ギヤ10dの軸部11の近傍の内歯ギヤ7aへの食い込みがより確実に行われ、噛み合いがより安定し強くなる。
次に、車両が後方衝突した場合に、乗員がシートバック3に押し付けられ、図7のシートバック3に後倒し方向Bの外力が加わったときの作用を、図2に基づき説明する、この場合、機枠5に対して蓋体7とロックツース10が相対的に時計方向(矢印方向と反対の方向)へ回動しようとする。このとき、ロックツース10は、カム9のロックカム面9aと軸部11の内周側ガイド面11aと第1外周側ガイド面12aとにより支持されている。
ここで、外力が大きくなると、軸受面10cの外歯ギヤ10d側の部分に押されて軸部11が変形するとともに、第1摺動外周面10aに押されて第1ガイド凸部12Aが変形していく。そして、ロックツース10の末端部が第1ガイド凸部12Aに当接し、ロックツース10の軸受部がそれ以上移動できなくなることからロックツース10の軸受部を内側へ折り曲げようとする方向の反力が発生するが、脆弱部10fでロックツース10の末端部が破断あるいは変形することで、上記反力が小さくなる。そのため、ロックツース10の軸受部に作用する曲げモーメントが軽減され、第1摺動外周面10aと外歯ギヤ10dとの間の位置でロックツース10が破断するのが回避される。これにより、ロックツース10の姿勢が安定し、外歯ギヤ10dと内歯ギヤ7aとの噛合いが適正に保持され、シートリクライニング装置の強度の安定化と向上が図られる。
なお、ロックツース10は、外歯ギヤ10dが形成されることから全面にわたって硬化処理が施されており、この硬化処理としては浸炭焼入れ等の熱処理が行なわれる。そのため、切欠部10eを形成した脆弱部10fで破断することになるが、熱処理の際にロックツース10の軸受部の末端部を防炭することにより軟質部を形成してもよい。この場合、脆弱部10fは破断することなく変形することになる。
図3は図2との比較のための従来の車両用シートリクライニング装置の作用を示すものである。シートバックに加わる前倒し方向Fの荷重が大きくなって、ロックツース10の末端部が軸部11に対して相対的に円周方向へ変位すると、軸部11からロックツース10へ向かって大きな反力R2が加わるため、ロックツース10の軸部11の近傍が軸部11に乗り上げた状態になり、ロックツース10に大きな曲げ力が作用する。一方、ロックツース10は外歯ギヤ10dに作用する荷重によりカム9との接点を支点として反時計方向へ回動しようとする。このため外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aから離れる方向へ変位し、外歯ギヤ10dと内歯ギヤ7aとの噛み合いが弱くなる。また、ロックツース10の軸受部が略中央で破断すると、ロックツース10がカム9との接点を支点として回転しようとすることから、ロックツース10の姿勢が安定せず、噛み合いが悪くなることで強度アップが難しくなっている。
(b)実施の形態2
次に、実施の形態2について説明する。なお、実施の形態1と同一部分の説明は省略し、異なる部分のみを説明する。実施の形態1では、ロックツース10の軸受部の末端部と第1摺動外周面10aの部分との間に切欠部10eを設けることにより、ロックツース10の回転中心を中心とする軸受部の半径方向の幅を部分的に狭くして脆弱部10fを形成しているが、この実施の形態2では、図4に示すようにロックツース10の末端部の幅L2を全体的に小さく形成して脆弱部10fを形成している。
次に、実施の形態1と異なる作用のみを説明する。ロックツース10の末端部の幅を全体的に小さい幅L2にして脆弱部10fを形成しているため、第1ガイド凸部12Aの幅L1を大きくすることが可能となり、ロックツース10を支持する第1ガイド凸部12Aの体積が大きくなるので、強度の向上が図れる。なお、軸部11の中心を中心とする脆弱部10fの半径方向の幅L2は、脆弱部10fで確実に破断あるいは変形するように、第1摺動外周面10aと外歯ギヤ10dとの間の部分の幅L3に対して、十分小さく設定されている。
(c)実施の形態3
最後に、実施の形態3について説明する。ここでは、実施の形態1と異なる部分の構成を中心に説明する。
図5に示すように、軸部11にはロックツース10を揺動可能に支持する内周側ガイド面11aが形成され、内周側ガイド面11aには蓋体7の回転中心を中心とする円周方向の両側でロックツース10の軸受面10cに当接する一対のガイド当接面が形成されている。一方のガイド当接面としては、内周側ガイド面11aの外歯ギヤ10dとは反対側に応力吸収用の凸部11bが形成され、他方の内周側ガイド当接面は内周側ガイド面11a上に存在する。
凸部11bの外周面は、軸部11の中心からの距離を半径とする円弧形状に形成され、ロックツース10の軸受面10cと摺接する。ロックツース10が図5中の反時計方向へ回動されようとした際に、ロックツース10から凸部11bに大きな力が加わった場合には、凸部11bが潰れることにより、軸部11からロックツース10へ加わる反力R3が小さくなるため、ロックツース10の軸受部に加わる曲げ応力が小さくなり、更に外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aから離れて噛み合いが浅くなる方向へ変位しようとする力も小さくなる。
また、軸部11の内周側ガイド面11aと該内周側ガイド面11aと対向するロックツース10の軸受面10cとの間であって、一対のガイド当接面どうしの間には、内周側隙間18が形成されている。この内周側隙間18は、凸部11bの近傍の部分が大きくなるように形成されている。内周側隙間18を設けた理由は、第1に従来の略半円の円弧を有する軸受面のように、略半円の円弧の中間部から凸部11b側にも内周側ガイド面11aと摺動する凹状の円弧面が連続して存在すると、軸部11に対してロックツース10が相対的に時計方向へ変位した場合に、ロックツース10の反外歯ギヤ10d側が軸部11の内周側ガイド面11aに乗り上げて外歯ギヤ11dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aから離れて噛み合いが浅くなる方向へ変位するので、これを回避するためである。第2に前記外周側隙間17の存在により外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aに食い込む方向へ曲げモーメントが作用することになり、この場合に内周側隙間18が存在すると、外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7a側へ向かって移動するのが許容され、食い込みが阻害されないためである。
ロックツース10の軸受面10cのうち、前記凸部11bが当接する内周面についても、軸部11の中心からの距離を半径とする円弧形状に形成されている。以上のように凸部11bと内周側隙間18とを設けたことにより、ロックツース10は、凸部11bと、反凸部11b側の内周側ガイド当接面との2箇所で軸部11に当接し、そのため蓋体7の周方向でのクリアランスが小さくなり、ガタが発生しない。
この実施の形態では、軸部11に形成した前記応力吸収用の凸部11bに加え、ロックツース10の軸受部には、軸部11に対して外歯ギヤ11dとは反対側の末端部に、破断または変形を誘導する脆弱部10fを設けている。この脆弱部10fとして、本実施の形態では実施の形態2と同様にロックツース10の末端部の幅寸法の全体を小さくしてL4に設定し、脆弱部10fで破断または変形が容易に行われるようにしている。
その他の構成は実施の形態1と同じなので、説明を省略する。
次に、車両用シートリクライニング装置1の作用を説明する。
バックシート3に前倒しの荷重が加わったときの作用を説明する。この場合は、機枠5に対して蓋体7が相対的に反時計方向へ回動しようとし、回動力が内歯ギヤ7aと外歯ギヤ10dとの噛合部を介してロックツース10に伝わるので、ロックツース10が図5中の反時計方向へ回動されようとし、このときロックツース10は、カム9のロックカム面9aと軸部11の凸部11bと第2外周ガイド面12bとの3箇所で支持される。そして、ロックツース10は、凸部11bとその反対側の内周側ガイド当接面との2箇所で軸部11に接触している。
バックシート3に加わる前倒しの荷重が大きくなると、図6に示すように凸部11bが潰れ、ロックツース10と第2外周ガイド面12bとが当接する部分等が変形する。凸部11bは周方向に潰れて応力を吸収するので、凸部11bからロックツース10に加わる反力R3は小さくなる。従って、ロックツース10を曲げる方向に作用する曲げ応力も小さくなり、曲げ応力が加わってロックツース10が破断するのが抑制される。
また、応力の発生方向が略円周に沿って反時計方向へ向かう方向であるため、外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aから離れて噛み合いが浅くなるということもない。即ち、軸部11に対してロックツース10が相対的に反時計方向へ変位しても、ロックツース10における凸部11bの近傍には内周側隙間18が存在して円弧の凹状部分が存在しないため、ロックツース10が軸部11の内周側ガイド面11aに乗り上げることはない。従って、乗り上げによりロックツース10に大きな曲げ応力が加わって破断することはなく、しかも外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aから離れて噛み合いが浅くなるということもない。
更に、外周側隙間17の存在により外歯ギヤ10dの軸部11の近傍が内歯ギヤ7aに食い込む方向へ変位しようとする曲げモーメントが発生し、かつロックツース10の移動を許容する内周側隙間18が形成されているので、ロックツース10の移動が軸部11の存在によって阻害されるようなことはなく、この方向からも外歯ギヤ10dの軸部11の近傍の内歯ギヤ7aへの食い込みが容易になり、噛み合いが強くなる。
バックシート3に加わる前倒しの荷重が更に大きくなって凸部11bの潰れだけでは対応できない場合には、ロックツース10の末端部である脆弱部10fに応力が集中する。脆弱部10fは幅寸法がL4であって強度が小さいので、ロックツース10の末端部が脆弱部10fで破壊または変形する。このため、軸部11からロックツース10に大きな反力が作用することはなくなり、外歯ギヤ10dにおける軸部11の近傍が内歯ギヤ7aから離れて噛み合いが浅くなることはなくなる。
なお、実施の形態3ではロックツースの末端部の幅寸法の全体を小さくすることによって脆弱部を形成したが、末端部に切欠部を設けて脆弱部を形成してもよく、末端部を軟質に形成してもよい。
また、前記の3つの実施の形態では、シートバックを前倒しする方向へ荷重が加わると、機枠に対して蓋体が相対的に反時計方向へ回動するように構成した場合を示すものであるが、逆に、シートバックを後倒しする方向へ荷重が加わると、機枠に対して蓋体が相対的に反時計方向へ回動するように構成してもよい。
車両用シートリクライニング装置に係り、(a)は一部破断して示す構成図、(b)は側面断面図(実施の形態1)。 シートバックに前倒し方向の大きな荷重が加わった場合の作用説明図(実施の形態1)。 シートバックに前倒し方向の大きな荷重が加わった場合の、従来構造における作用説明図。 車両用シートリクライニング装置を一部破断して示す構成図(実施の形態2)。 車両用シートリクライニング装置を一部破断して示す構成図(実施の形態3)。 シートバックに前倒し方向の大きな荷重が加わった場合の作用説明図(実施の形態3)。 車両用シートの構成図(実施の形態)。
符号の説明
1…車両用シートリクライニング装置
2…シートクッション
3…シートバック
5…機枠(ベース部材)
7…蓋体(回動部材)
7a…内歯ギヤ
9…カム
10…ロックツース
10a…第1摺動外周面(摺動外周面)
10b…第2摺動外周面(摺動外周面)
10c…軸受面
10d…外歯ギヤ
10f…脆弱部
11…軸部
11a…内周側ガイド面
11b…凸部
12A…第1ガイド凸部(ガイド部)
12B…第2ガイド凸部(ガイド部)
12a…第1外周側ガイド面(外周側ガイド面)
12b…第2外周側ガイド面(外周側ガイド面)
17…外周側隙間
18…内周側隙間

Claims (7)

  1. シートクッションと該シートクッションに対して回動可能に固定されたシートバックとのいずれか一方に結合されたベース部材と、他方に結合されると共に前記ベース部材に対して周方向に相対回転自在でかつ内周面に内歯ギヤを有する回動部材と、前記内歯ギヤに噛合可能な外歯ギヤを有し該外歯ギヤが前記内歯ギヤに係脱する方向へ揺動可能なロックツースと、該ロックツースを円弧軌道に沿って揺動させるための内周側ガイド面を有すると共に前記ベース部材と一体成形された軸部と、該ロックツースを円弧軌道に沿って揺動させるための外周側ガイド面を有すると共に前記円弧軌道の両端近傍に前記ベース部材と一体成形された一対のガイド部と、前記ロックツースを押圧して前記外歯ギヤを前記内歯ギヤに噛合させるカムとを備え、
    前記軸部は前記回動部材の回動中心を中心とする円の円周方向に前記外歯ギヤと並べて配置され、前記ロックツースには前記軸部の前記内周側ガイド面と摺動する円弧状の軸受面を有する軸受部が形成された車両用シートリクライニング装置において、
    前記軸受部には前記軸部を挟んだ前記外歯ギヤの反対側に位置する末端部の破断または変形を誘導する脆弱部を設けたことを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  2. 請求項1に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記ロックツースには、前記軸部側に位置する一方のガイド部の外周側ガイド面と摺動する摺動外周面を前記回動部材の回転中心を中心とする半径方向の内側に設ける一方、該摺動外周面の外側に前記脆弱部を配置したことを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  3. 請求項1または2に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記脆弱部として、前記ロックツースの回転中心を中心とする前記ロックツースの半径方向の幅を他の部分よりも小さくしたことを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  4. 請求項1または2または3に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記脆弱部は、他の部分に対して軟質に形成されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  5. シートクッションと該シートクッションに対して回動可能に固定されるシートバックとのいずれか一方に結合されたベース部材と、他方に結合されると共に前記ベース部材に対して周方向に相対回転自在でかつ内周面に内歯ギヤを有する回動部材と、前記内歯ギヤに噛合可能な外歯ギヤを有し該外歯ギヤが前記内歯ギヤに係脱する方向へ揺動可能なロックツースと、該ロックツースを円弧軌道に沿って揺動させるための内周側ガイド面を有すると共に前記ベース部材に一体成形された軸部と、該ロックツースを円弧軌道に沿って揺動させるための外周側ガイド面を有すると共に前記円弧軌道の両端近傍に前記ベース部材と一体成形された一対のガイド部と、前記ロックツースを押圧して前記外歯ギヤを前記内歯ギヤに噛合させるカムとを備え、
    前記軸部は前記回動部材の回動中心を中心とする円の円周方向に前記外歯ギヤと並べて配置され、前記ロックツースには前記軸部の前記内周側ガイド面と摺動する円弧状の軸受面を有する軸受部が形成され、
    前記ベース部材に対して前記回動部材が相対的に回動する方向へ荷重が加わると、前記ロックツースが前記軸部と前記一方のガイド部とにより支持されるようにした構成の車両用シートリクライニング装置において、
    前記軸受部には前記軸部を挟んだ前記外歯ギヤの反対側に位置する末端部の破断または変形を誘導する脆弱部を設け、
    前記軸部の前記内周側ガイド面には、前記内周側ガイド面の両端近傍で前記ロックツースに当接する一対のガイド当接面を構成し、前記外歯ギヤとは反対側の前記ガイド当接面は、前記軸部に応力吸収用の凸部を一体成形して設けられていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  6. 請求項5に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記内周側ガイド面と該内周側ガイド面に対向する前記ロックツースの軸受面との間であって、前記一対のガイド当接面の間に、内周側隙間が設けられていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
  7. 請求項5または6に記載の車両用シートリクライニング装置において、
    前記一方のガイド部の前記ロックツースとの対向面に、前記ロックツースと摺動する外周側ガイド面が形成され、該外周側ガイド面の前記内歯ギヤ側であって前記一方のガイド部と前記ロックツースとの間に、外周側隙間が形成されていることを特徴とする車両用シートリクライニング装置。
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