JP2007224074A - ゴム組成物及びそれを使用した空気入りタイヤ - Google Patents

ゴム組成物及びそれを使用した空気入りタイヤ Download PDF

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Abstract

【課題】 重荷重用空気入りタイヤ及びオフロード用タイヤに好適に使用できる耐摩耗性及び低発熱性に優れたゴム組成物及びそれを使用した空気入りタイヤを提供すること。
【解決手段】 本発明のゴム組成物は、ゴム成分100質量部に対してジブチルフタレート(DBP)吸収量が90〜250(ml/100g)であるカーボンブラックをゴム組成物全体に対して20〜80質量部並びにダイポーラー窒素を含む部分Q、及び酸素又は硫黄を含む4〜6員環状の窒素含有複素環を含む部分Bを有する1,3−ダイポール化合物を0.1〜30質量部を配合したものであり、具体的にはダイポーラー窒素部分が、A1−C(A2)=N(A3)→O、A1−C≡N→O、及びA1−C≡N→N−A4の少なくとも1以上から選択されるものである。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ゴム組成物及びそれを使用した空気入りタイヤに関するものであり、詳しくは、トレッドでの発熱性を改善すると共に耐カット性及び耐チッピング性を向上させて、要求の厳しい重荷重用空気入りタイヤ及びオフロードタイヤへの使用に好適なゴム組成物及びその空気入りタイヤに関するものである。
非舗装道路、特に岩石が露出するような悪路を走行することが多い重荷重トラック・バス用大型タイヤ、あるいは砕石現場等で使用されるオフザロード用タイヤ等は、それらのトレッド部やサイドウォール部にカットを受ける機会が多く、このカット部が成長してタイヤ破壊を起こしたり、カット部より侵入した雨水等がスチールコード補強材を腐食してタイヤ破壊を引き起こしたりし易い。したがって、上記タイヤの、特に、トレッド部に耐カット性及び耐チッピング性の優れたゴム組成物が必要とされている。
本出願人は、上記従来の解決されるべき問題点を克服するために、ゴム組成物中に、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が100(ml/100g)であるカーボンブラックを配合することによって、その出願時には、上記の問題点の多くを改善したゴム組成物を完成させた(特許文献1〜3)。しかしながら、これらに開示したゴム組成物は、なお、発熱性が高いという欠点を有する。
そこで、本出願人はさらに改良研究を重ね、今回、ゴムの主成分たるNR(天然ゴム)又はSBR(スチレン−ブタジエンゴム)に1,3−ダイポール化合物を配合・改質処理したゴム組成物に、更にジブチルフタレート(DBP)吸油量が90〜250(ml/100g)であるカーボンブラックを配合することによって、ゴム組成物の耐カット性及び耐チッピング性と低発熱性を両立可能となることを見出し、本発明を完成した。
特開2000−204196号公報 特開2001−348461号公報 特開2004−231691号公報
本発明は、上記課題に鑑み、重荷重用空気入りタイヤ及びオフロード用タイヤに好適に使用できる耐カット−チッピング性、及び低発熱性を両立させたゴム組成物及びそれを使用した空気入りタイヤを提供することにある。
本発明者等は、上記の課題を解決するため、ゴム組成物中に、耐カット−チッピング性及び低発熱性の向上を図る目的で、後述する1,3−ダイポール化合物とカーボンブラックを配合することによって、上記課題を解決した本発明ゴム組成物を完成させた。
即ち、本発明は、以下の手段あるいは構成を特徴とするものである。
(1) 天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム100質量部に対して、ダイポーラー窒素を含む部分Q、及び酸素原子又は硫黄原子を含む4〜6員環状の窒素含有複素環部分Bを有する1,3−ダイポール化合物を0.1〜30質量部で、並びに、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が90〜250(ml/100g)であるカーボンブラックを20〜80質量部で、それぞれ配合させてなるゴム組成物。
(2) ダイポーラー窒素部分が、A1−C(A2)=N(A3)→O、A1−C≡N→O、及びA1−C≡N→N−A4の少なくとも1以上から選択され、該A1〜A4はそれぞれ異なっていても良い水素原子又は炭素数が20以下の基又は上記Bを連結する連結鎖であり、上記1,3−ダイポール化合物が少なくともA1〜A4の1つ以上に上記Bが連結している前記(1)に記載のゴム組成物。
(3) 前記1,3−ダイポール化合物のA1〜A4は、水素原子、炭素数が1〜20の範囲にあるアルキル基、及び炭素数が6〜20の範囲にあるアリール基(但し、芳香族環にはニトロ基、シアノ基、クロロ基、ブロモ基、アシル基、カルボニルアルキル基、アルキル基、及びアルコキシル基を有してよい。)の何れか1つから選択される基、又はそれらの連結鎖である前記(2)に記載のゴム組成物。
(4) 前記B部分の窒素含有複素環がオキサゾリン環又はチアゾリン環である前記(3)に記載のゴム組成物。
(5) 前記カーボンブラックが、更に、70(m/g)〜170(m/g)の窒素吸着比表面積(NSA)である前記(1)〜(4)のいずれか一に記載のゴム組成物。
(6) 前記1,3−ダイポール化合物が、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトロン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトロン、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトロン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトロン、フェニル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトロン、フェニル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトロン、4−トリル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトロン、4−トリル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトロン、4−メトキシフェニル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトロン、4−メトキシフェニル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトロン、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトリルオキシド、4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトリルオキシド、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトリルイミン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトリルイミン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトリルオキシド、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトリルイミン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトリルイミン、フェニル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトリルイミン、フェニル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトリルイミンの1以上のものからなる前記(5)に記載のゴム組成物。
(7) 前記(1)〜(6)のいずれか一に記載されるゴム組成物を使用してなる空気入りタイヤ。
(8) 前記(1)〜(6)のいずれか一に記載されるゴム組成物を使用してなる重荷重用空気入りタイヤ。
(9) 前記(1)〜(6)のいずれか一に記載されるゴム組成物を使用してなるオフロード用空気入りタイヤ。
上記手段によれば、ゴム組成物に前記の1,3−ダイポール化合物及びジブチルフタレート(DBP)吸油量が90〜250(ml/100g)のカーボンブラックを所定量添加・配合することにより、耐摩耗性、耐偏摩耗性、及び低ヒステリシスロス性を改善させ、タイヤの性能を改良することができる。本発明によるゴム組成物への1,3−ダイポール化合物の配合・処理と、それに続くジブチルフタレートで処理したカーボンブラックの配合により、本発明者による先行する特許出願(特開2000−204196号公報)に係るジブチルフタレートで処理したカーボンブラックを主たる配合組成分として配合したゴム組成物に比較して、更に、耐摩耗性の向上、並びに、発熱性の低減の効果がもたらされる。
これは、1,3−ダイポール化合物が、SBR及び変性SBRのゴム成分中の二重結合部分(P)と化合物のQ部分が下記反応式(1)〜(3)の反応が生じることによるものと考えられる。
Figure 2007224074
Figure 2007224074
Figure 2007224074
更に、カーボンブラック(CB)或いはホワイトカーボン(又はシリカフィラー)と化合物B部分が下記反応式(4)〜(15)式の反応が生じる。
Figure 2007224074
Figure 2007224074
Figure 2007224074
このような化合物の作用により、ゴム組成物においてカーボンブラックやホワイトカーボンが十分に拡散される。その結果として、耐摩耗性に加えてトレッドゴムの低発熱性及び低ヒステリシスロス性が更に改善され、重荷重用空気入りタイヤ及びオフロードタイヤとしての使用性能も更に高まる。
本発明のゴム組成物に配合される上記1,3−ダイポール化合物としては、ダイポーラー窒素を含む部分Q、及び酸素原子又は硫黄原子を含む4〜6員環状の窒素含有複素環を含む部分Bを有する化合物(式I〜III)が使用される。1,3−ダイポール化合物としては、ダイポーラー窒素部分を含む限り本発明の化合物である。特に好ましいダイポーラー窒素部分の具体的なものとしては、A1−C(A2)=N(A3)→O(ニトロン系)、A1−C≡N→O(ニトリルオキサイド系)、及びA1−C≡N→N−A4(ニトリルイミン系)の3つが挙げられる。これらのダイポーラー窒素部分Qは、ゴム成分等のポリマー中の二重結合部分と上述の反応式(1)〜(3)で示すように反応結合するものである。
上記のニトロン系、ニトリルオキサイド系、及びニトリルイミン系のダイポーラー窒素部分Qにおける各A1〜A4の基は、水素原子、又は炭素数が20以下の基或いは連結鎖であることが望ましい。炭素数が20を超えると、1,3−ダイポール化合物自体の分子量が嵩み、ゴム成分との反応性が悪くなる。
上記の1,3−ダイポール化合物はB部分を有していることから、A1〜A4はB部分を連結する連結鎖となり得る。但し、A1〜A3の場合、A1のみの場合、又はA1及びA4の場合は、少なくとも1つ以上がB部分と連結しており、B部分が複数存在していても良い。尚、A1〜A4はそれぞれ異なるものであっても良く、同一のものであっても良い。
上記の1,3−ダイポール化合物のA1〜A4の具体的な基又は連結鎖としては、具体的には水素原子、炭素数が1〜20の範囲にあるアルキル基、及び炭素数が6〜20の範囲にあるアリール基(但し、芳香族環にはニトロ基、シアノ基、クロロ基、ブロモ基、アシル基、カルボニルアルキル基、アルキル基、及びアルコキシル基を有してよい。)の何れか1つから選択される基、又はそれらの連結鎖である。上記アルキル基、アシル基、カルボニルアルキル基、及びアルコキシル基は、分岐鎖を有していても良く、またシクロ環があっても良い。またA1〜A4はそれぞれ異なっても良い。
上記の1,3−ダイポール化合物のB部分は、オキゼチン系、チオゼチン系、オキサゾリン系、チアゾリン系、テトラヒドロオキサジン系及びテトラヒドロチオキサジン系等の酸素又は硫黄を有する窒素含有複素環からなる。特に、下記構造式(I)〜(III)で表される4〜6員の窒素含有複素環からなる(表中のXは、酸素原子:O又は硫黄原子:S)。中でも、構造式(II)のオキサゾリン及びチアゾリンが望ましい。また、各構造式中において、R1〜R7は、水素原子、又は炭素数が20以下の基又は連結鎖である。また、A1〜A4の場合と同様に各構造式において、R1〜R3の場合、R1〜R5の場合、又はR1〜R7の場合には、少なくとも1以上がQと連結しているA1〜A4に相当する。1,3−ダイポール化合物のB部分は、下記反応式(4)〜(15)の結合反応が起こり、カーボンブラック及びホワイトカーボンをゴム成分のポリマー中に均一に取り込むことができる。
Figure 2007224074
上記の1,3−ダイポール化合物の具体的なものとしては、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトロン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトロン、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトロン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトロン、フェニル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトロン、フェニル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトロン、4−トリル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトロン、4−トリル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトロン、4−メトキシフェニル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトロン、4−メトキシフェニル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトロン、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトリルオキシド、4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトリルオキシド、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトリルイミン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトリルイミン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトリルオキシド、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトリルイミン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトリルイミン、フェニル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトリルイミン、フェニル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトリルイミン等を挙げることができる。
このような1,3−ダイポール化合物において、例えば、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトロン(以下、4OPMNという。)及び4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトロン(以下、4OPPNという。)を具体的に挙げることができる。
Figure 2007224074
本発明において用いられる1,3−ダイポール化合物の製造方法は、過度の実験をしなくても製造できる。例えば、4OPMN及び4OPPNに関しては後述する実施例においてその製造方法を示すことができる。また、他の化合物についても、他の開始物質及び中間物質を適宜選択することにより代表的な製造方法で製造することができる。
1,3−ダイポール化合物は、ゴム成分100質量部に対して、0.1〜30質量部の範囲で配合される。特に、0.1〜5質量部の範囲で配合されていることが好ましい。配合量が0.1質量部未満では、低発熱化及び低ヒステリシスロス性の効果が十分でない。又、配合量が30質量部を超えると、著しいコストアップになり好ましくない。
本発明のゴム組成物には、上記の1,3−ダイポール化合物の他に、以下に詳述するカーボンブラックが必須組成分として配合される。
このジブチルフタレートで処理したカーボンブラックとしては、窒素吸着比表面積(NSA)が70(m/g)〜170(m/g)の範囲にあるものが好適に使用される。このNSAが70m/g未満では耐摩耗性が不充分になるおそれがあり、一方、NSAが170m/gを超えると分散不良を引き起こし、低発熱性、耐摩耗性及び工場作業性が著しく低下する原因になることがある。
なお、上記のNSAは、300℃で1時間乾燥後、ASTM D4820−93に準拠して測定した値である。
上記のカーボンブラックは、そのジブチルフタレート(DBP)吸油量が、90〜250(ml/100g)であることが好ましく、105〜200(ml/100g)であることがより好ましい。特に110(ml/100g)前後の数値が最も好ましい。DBP値が90(ml/100g)未満では充分な耐摩耗性が得られにくく、一方、DBP値が250(ml/100g)を超えて大きいと、本発明のゴム組成物をタイヤとして用いた場合における低燃費性が悪くなる原因となり得る。したがって、DBP値は、90〜250(ml/100g)が好ましい。なお、該DBP値は、JIS K6221−1982(A法)に準拠して測定した値である。
前記のようなカーボンブラックは、天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム100質量部に対して、5〜80質量部の範囲で配合することが好ましい。さらに好ましいカーボンブラックの配合量は、30〜70質量部の範囲である。この配合量が80質量部を超えると、耐カット性、耐チッピング性は向上するものの、作業性、発熱性が低下する。(「作業性が悪化し、発熱性が増大(悪化)する。」の意。)一方、5質量部未満では、有効な補強性が得られず、耐カット性、耐チッピング性が低下する。こうしたことから、上記カーボンブラックのゴム組成物全量に対する配合量の数値範囲は、耐摩耗性と低発熱性を両立するためのバランス的な観点から導き出されたものである。
前記のカーボンブラックとしては、チャンネルブラック、ファーネスブラック、アセチレンブラック及びサーマルブラック等のうちから選択されるいずれのものであってもよい。又、このカーボンブラックは、窒素吸着比表面積(NSA)が100(m/g)未満では、充分な耐カット性、耐チッピング性が得られず、又、窒素吸着比表面積(NSA)の値が、170(m/g)を超えて大きいと、タイヤとして利用した場合において発熱性の悪化(増大)を招く。
なお、該窒素吸着比表面積(NSA)の値は、ASTM D3037−88に準拠して測定した値であり、DBPは、JIS K6221−1982(A法)に準拠して測定した値である。
本発明のゴム組成物には、以下に詳述するシリコーンオイルで熱処理したシリカを任意の組成分として配合してもよい。
このシリコーンオイルで熱処理されたシリカとしては、窒素吸着比表面積(NSA)が180〜270m/gの範囲にあるものが好適に使用される。このNSAが180m/g未満では耐摩耗性が不充分になるおそれがあり、一方、NSAが270m/gを超えると分散不良を引き起こし、低発熱性、耐摩耗性及び工場作業性が著しく低下する原因になることがある。
なお、上記のNSAは、300℃で1時間乾燥後、ASTM D4820−93に準拠して測定した値である。このシリカとしては、例えば湿式シリカ(含水ケイ酸)、乾式シリカ(無水ケイ酸)、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニウムなどが挙げられる。これらの中で湿式シリカが特に好適である。
前記のようなシリコーンオイルで熱処理したシリカは、前記の1,3−ダイポール化合物で処理したゴム組成物100質量部に対して、3〜50質量部の範囲で配合することが好ましい。さらに好ましいシリカの配合量は、5〜25質量部の範囲である。この配合量が50質量部を超えると、作業性の著しい悪化及び破壊特性の低下のおそれがある。又、3質量部未満では、低発熱化の効果が小さいと共に、チッピング改良の効果が乏しい。
前記のシリコーンオイルで熱処理したシリカは、表面エネルギーを低下させ、シリカ粒子間の凝集を弱め、流動性を向上させることが出来る。これらの目的に使用されるシリコーンオイルとしては、ジメチルシリコーンオイル、メチルハイドロジェンシリコーンオイル、アルコキシ基含有メチルシリコーンオイル等が挙げられ、これらは無触媒あるいは硬化触媒と共にシリカ粉体に表面処理を施した後、必要に応じて加熱焼き付け処理が行なわれる。
本発明のゴム組成物においてシリコーンオイルで熱処理したシリカを配合する場合、シリカとゴム成分間の結合を強化し、低発熱性と耐摩耗性を維持向上させるために、更に、シランカップリング剤を添加することが好ましい。
この目的に使用されるシランカップリング剤としては、例えば、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィド、ビス(2−トリエトキシシリルエチル)ポリスルフィド、ビス(3−トリメトキシシリルプロピル)ポリスルフィド、ビス(2−トリメトキシシリルエチル)ポリスルフィド、3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン、2−メルカプトエチルトリメトキシシラン、2−メルカプトエチルトリエトキシシラン、3−ニトロプロピルトリメトキシシラン、3−ニトロプロピルトリエトキシシラン、3−クロロプロピルトリメトキシシラン、3−クロロプロピルトリエトキシシラン、2−クロロエチルトリメトキシシラン、2−クロロエチルトリエトキシシラン、3−トリメトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルポリスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルポリスルフィド、2−トリエトキシシリルエチル−N,N−ジメチルチオカルバモイルポリスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールポリスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルベンゾチアゾールポリスルフィド、3−トリエトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルメタクリレートモノスルフィド、ビス(3−ジエトキシメチルシリルプロピル)ポリスルフィド、3−メルカプトプロピルジメトキシメチルシラン、3−ニトロプロピルジメトキシメチルシラン、3−クロロプロピルジメトキシメチルシラン、ジメトキシメチルシリルプロピル−N,N−ジメチルチオカルバモイルポリスルフィド、ジメトキシメチルシリルプロピルベンゾチアゾールポリスルフィド等が挙げられる。
本発明において使用されるシランカップリング剤は、1種で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、ビス(3−トリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィド、3−トリメトキシシリルプロピルベンゾチアゾールポリスルフィドなどが好ましい。
上記シランカップリング剤の配合量としては、シリコーンオイルで熱処理したシリカの配合量に対して、5〜20重量%が好ましく、5〜15重量%がより好ましい。
本発明のゴム組成物には、本発明の必須の組成分としての前記の1,3−ダイポール化合物及びジブチルフタレートで処理したカーボンブラック以外に、任意の充填剤として、ゴム工業で通常使用されている種々の成分を含むことができる。種々の成分としては、上記したシリコーンオイルで熱処理したシリカの他、例えば、充填剤(例えば、炭酸カルシウム、炭酸カルシウムなどの無機充填剤);並びに加硫促進剤;老化防止剤;酸化亜鉛;ステアリン酸;軟化剤;及びオゾン劣化防止剤等の添加剤を挙げることができる。なお、加硫促進剤としては、MBTS(ジベンゾチアジルジスルフィド)及びCZ(N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド)等のチアゾール系加硫促進剤;TT(テトラメチルチウラムスルフィド)等のチウラム系加硫促進剤;並びにDPG(ジフェニルグアニジン)等のグアニジン系の加硫促進剤等を挙げることができる。
上記に掲げたような任意の充填材のうち少なくとも一種を第3成分として配合することが出来る。これらの中でもシリコーンオイルで熱処理されたシリカが特に好ましい。
シリコーンオイルで熱処理されたシリカについては、本発明のゴム組成物100質量部に対して、3〜50質量部配合であることが好ましい。更に好ましいシリカの配合量は、本発明のゴム組成物100質量部に対して、5〜25質量部の範囲である。この配合量が50質量部を超えると、作業性の著しい悪化及び破壊特性の低下のおそれがある。又、3質量部未満では、低発熱化及び低チッピング性の効果がほとんど得られない。
本発明のゴム組成物において使用されるゴム成分(第1成分)は、天然ゴム及びジエン系ゴムのいずれであっても良いが、天然ゴム単独、又は、天然ゴムと合成ゴムのブレンドゴムの系が好適に使用し得る。これらのゴム成分は、本発明における第2成分としての1,3−ダイポール化合物との反応性に富んでいるため、良好に改質され得る。更に引き続いて添加・配合されるシリコーンオイルで熱処理したシリカによる改良効果も相俟って、本発明の目的とするゴム組成物の耐摩耗性および低発熱性を得る目的である。ゴム成分(第1成分)が天然ゴムを含む場合には、天然ゴム分子の分子量を低下させずに天然ゴムのポリマーゲル量を低減することができ、かつゴム分子間でのすべりを増加させることにより成形作業性を向上させると共に、未加硫又は加硫ゴムの物性低下が抑制され、更に、シリカ充填剤の分散性を著しく改善することができる。
本発明のゴム組成物は、ホース、ベルト等の一般的なゴム製品に使用できる。特に、ゴム組成物は空気入りタイヤに使用することが好適である。また、空気入りタイヤにあってはそのトレッド部分に適用することが望ましい。そして、トレッド部分が耐摩耗性及び低発熱性の寄与が大きいため、重荷重用空気入りタイヤ及び長時間の悪路走行耐久性が要求されるオフロード用空気入りタイヤとして好適に使用できる。このような本発明の空気入りタイヤは、充填される気体として、空気、又は窒素などの不活性なガスを用いることができる。
次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定されるものではない。
各種の測定は以下の方法により行なった。
[硬度]
JIS K 6301に準拠してスプリングかたさ試験(A型)にて硬度を測定した。数値の大きい方が硬度が高いことを示す。
[発熱性の評価]
10km/hでのステップロード条件のドラムテストを実施してタイヤ内部の深さ90mmの位置における温度を測定し、コントロール(比較例1)の値を100として、指数で評価した。指数の値が大きい程、低発熱化の効果が大きいことを示す。
[耐摩耗性の評価]
2000時間走行後のタイヤにおけるトレッドゴムの耐摩耗指数Aを、下記式
A=M/(D−D
により算出し、コントロール(比較例1)の値を100として指数表示した。
指数の値が大きい程、耐摩耗性の改良が大きいことを示す。
(ここで、Aは耐摩耗指数、Mは2000時間走行後の走行距離km、Dは走行前の溝深さmm、Dは走行後の溝深さmmである。)
[耐チッピング性の評価]
耐チッピング性は、2000時間走行後のタイヤにおけるトレッドゴム表面30cm×30cmあたりのゴムの欠落していない面積率を求め、コントロール(比較例1)の値を100とし、指数で示した。指数が大きい程、耐チッピング性が改良されたことを示す。
それぞれの評価結果を第1表に示す。
(実施例1〜9及び比較例1〜4)
各実施例及び比較例のゴム組成物を下記表1に示し、下記表1の配合表に従ってバンバリーミキサーを使用して架橋前のゴム組成物を調製し、調製したゴム組成物を用いて、3700R57規格のタイヤを作成した。
Figure 2007224074
*1)#1500;乳化重合SBR
*4)加硫促進剤MBTS: N−シクロヘキシル−2−ベンゾチアジルスルフェンアミド
尚、*2)4OPPN及び*3)4OPMNは、以下の如く製造した。
<4OPPNの製造>
クロロホルム300mlに15.0gの4−ホルミル−ベンゾイルクロライド(1当量)を攪拌混合した溶液に、クロロホルム200mlに10.9gの2−アミノエタノール(2当量)を加えた溶液を−10℃下で滴下して加えた。この溶液を25℃に2時間おいた後、白色沈殿物が濾過により除かれた。濾液はロータリーエバポレータにより乾燥させ、17.4gの黄色液である4−ホルミル−N−(2−ヒドロキシエチル)−ベンザミドを得た。
濃硫酸50mlに4−ホルミル−N−(2−ヒドロキシエチル)−ベンザミド17.4gを攪拌しながら滴下し、混合物を100℃で1時間加熱した。この溶液に20%水酸化ナトリウム及びクロロホルムの各500mlを攪拌混合しながら滴下し、温度を15℃以下に維持した。生成層が分離され乾燥されて、6.3gの4−(2−オキサゾリル)−ベンズアルデヒドを得た。
4−(2−オキサゾリル)−ベンズアルデヒド(1当量、6.3g)とN−フェニル−ヒドロキシアミン(1当量、3.9g)との混合物を100mlのエタノール中で30分間還流して、50ml量に濃縮した。水50mlの同量を添加して、混合物を冷蔵庫に5℃にて一昼夜冷却した。濾過分離及び乾燥により白色結晶が得られ、6.7gの4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−フェニルニトロンを生成した。
<4OPMNの製造>
クロロホルム300mlに4−ホルミル−ベンゾイルクロライド(15.0g、89mmol)を攪拌混合した溶液に、クロロホルム200mlに2−アミノエタノール(10.9g、178mmol)を加えた溶液を−10℃下で滴下して加えた。この溶液を25℃に2時間おいた後、白色沈殿物が濾過により除かれた。濾液はロータリーエバポレータにより乾燥させ、17g(88mmol)の黄色液である4−ホルミル−N−(2−ヒドロキシエチル)−ベンズアミドを得た。
濃硫酸50mlに4−ホルミル−N−(2−ヒドロキシエチル)−ベンザミド(17g、88mmol)を攪拌しながら滴下し、混合物を100℃で1時間加熱した。この溶液に20%水酸化ナトリウム液及びクロロホルムのそれぞれ500mlを混合し攪拌しながら滴下し、温度を15℃以下に維持した。生成層が分離され乾燥されて、6.3g(36mmol)の4−(2−オキサゾリル)−ベンズアルデヒド(収率41%)を得た。
4−(2−オキサゾリル)−ベンズアルデヒド(1当量、6.3g)とN−メチル−ヒドロキシアミン(1.7g、36mmol)との混合物を100mlのエタノール中で30分間還流して、50ml量に濃縮した。水50mlの同量を添加して、混合物を冷蔵庫に5℃にて一昼夜冷却した。濾過分離及び乾燥により白色結晶が得られ、5.1gの4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−メチルニトロン(収率69%)を生成した。
<シリコーンオイルで熱処理したシリカの調製>
シリカを流動式混合機(株式会社三井三池製作所製、ヘンシェルミキサー)に仕込み、該シリカ100質量部に対して、ジメチルシリコーンオイル KF96(信越化学工業社製)10質量部を投入し、5分間混合撹拌した。得られた混合粉末を50℃で1日放置し、表記「シリコーンオイルで熱処理されたシリカ」、すなわち表面処理シリカを得た。
次に、各実施例及び各比較例についてのタイヤの性能試験を行った。その結果を上記表1に併せて示した。ゴム組成物の性能試験は、以下に記すような低発熱性及び耐摩耗性を評価することによって行った。
<低発熱性の評価>
10km/hの速度・ステップロード条件のドラムシステムを実施し、トレッドの深さ90mmの位置における温度を測定し、比較例1を対照値(コントロール)100として、各例を指数で表示した。指数の値が大きい程、低発熱性に優れていることを示す。
実施例1〜8と比較例1〜5の結果とを比較した場合、いずれの実施例も比較例のコントロールより発熱性が抑えられており、本発明ゴム組成物は低発熱性に優れていることがわかる。これは、ジブチルフタレートで処理したカーボンブラックのゴム組成物への配合により、発熱性が低減できることを示している。
<耐摩耗性の評価>
2000時間走行後のタイヤにおけるトレッドゴムを、式:走行距離/(走行前の溝深さ−走行後の溝深さ)により、算出し、比較例1を対照値(コントロール)100として、各例を指数で表示した。指数の値が大きい程、耐摩耗性の改良効果がある。
実施例1〜4と比較例1の結果とを比較した場合、比較例1のコントロールに比べて実施例1〜4のいずれも耐摩耗性に優れていることがわかる。これは、ジブチルフタレートで処理したカーボンブラックのゴム組成物への配合量が多いほど、ゴム組成物としての耐摩耗性を向上できることを示している。
以上のように、本発明のゴム組成物によれば、低発熱性と耐カット性、耐チッピング性とを両立することができる。このことは、本発明のゴム組成物は、タイヤのトレッド用ゴム組成物として、又はその他の工業用ゴム組成物として優れていることを意味している。
本発明のゴム組成物及びそれを使用した空気入りタイヤは、低発熱性及び耐摩耗性(耐カット−チッピング性に基づく)が優れているので、それをタイヤのトレッドなどに使用した場合、重荷重用タイヤやオフロードタイヤに好適に使用でき、かつ、工場作業性も改善されるので、産業上の利用価値が高い。

Claims (9)

  1. 天然ゴム及び/又はジエン系合成ゴム100質量部に対して、ダイポーラー窒素を含む部分Q、及び酸素原子又は硫黄原子を含む4〜6員環状の窒素含有複素環部分Bを有する1,3−ダイポール化合物を0.1〜30質量部で、並びに、ジブチルフタレート(DBP)吸油量が90〜250(ml/100g)であるカーボンブラックを30〜70質量部で、それぞれ配合させてなるゴム組成物。
  2. ダイポーラー窒素部分が、A1−C(A2)=N(A3)→O、A1−C≡N→O、及びA1−C≡N→N−A4の少なくとも1以上から選択され、該A1〜A4はそれぞれ異なっていても良い水素原子又は炭素数が20以下の基又は上記Bを連結する連結鎖であり、上記1,3−ダイポール化合物が少なくともA1〜A4の1つ以上に上記Bが連結している請求項1に記載のゴム組成物。
  3. 前記1,3−ダイポール化合物のA1〜A4は、水素原子、炭素数が1〜20の範囲にあるアルキル基、及び炭素数が6〜20の範囲にあるアリール基(但し、芳香族環にはニトロ基、シアノ基、クロロ基、ブロモ基、アシル基、カルボニルアルキル基、アルキル基、及びアルコキシル基を有してよい。)の何れか1つから選択される基、又はそれらの連結鎖である請求項2に記載のゴム組成物。
  4. 前記B部分の窒素含有複素環がオキサゾリン環又はチアゾリン環である請求項3に記載のゴム組成物。
  5. 前記カーボンブラックが、更に、70(m/g)〜170(m/g)の窒素吸着比表面積(NSA)である請求項1〜4のいずれか一項に記載のゴム組成物。
  6. 前記1,3−ダイポール化合物が、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトロン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトロン、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトロン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトロン、フェニル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトロン、フェニル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトロン、4−トリル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトロン、4−トリル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトロン、4−メトキシフェニル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトロン、4−メトキシフェニル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトロン、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトリルオキシド、4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトリルオキシド、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトリルイミン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−メチル−ニトリルイミン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトリルオキシド、4−(2−オキサゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトリルイミン、4−(2−チアゾリル)−フェニル−N−フェニル−ニトリルイミン、フェニル−N−4−(2−オキサゾリル)−フェニル−ニトリルイミン、フェニル−N−4−(2−チアゾリル)−フェニル−ニトリルイミンの1以上のものからなる請求項5記載のゴム組成物。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載されるゴム組成物を使用してなる空気入りタイヤ。
  8. 請求項1〜6のいずれか一項に記載されるゴム組成物を使用してなる重荷重用空気入りタイヤ。
  9. 請求項1〜6のいずれか一項に記載されるゴム組成物を使用してなるオフロード用空気入りタイヤ。
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