JP2007223611A - 荷崩れ防止用ベルトと荷崩れ防止用締め具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】荷物の外周に沿って巻き回す荷崩れ防止用ベルト10であって、横長の形状で構成される中央帯状部11と、中央帯状部11の両端部と結合する第1及び第2の端部帯状部12、13と、中央帯状部11と第1及び第2の端部帯状部12、13とを着脱自在に結合する結合部12F、13Fと、第1の端部帯状部12の内側及び第2の端部帯状部13の外側に設けられ、第1及び第2の端部帯状部12、13を係合する係合部12b、13bと、第1又は第2の端部帯状部12,13の少なくとも一方に設けられた伸縮性のある帯状弾性部12cとを備える。
【選択図】図1
Description
そこで、従来は、ストレッチフィルムやベルトを荷物の外周に巻きつけて固定し、荷崩れを防いでいた。
また、本発明の他の課題は、積荷の段毎に独立して荷物の引き締め及び固定が可能であり、段毎にサイズの異なる積荷に対して、安定した固定が可能である荷崩れ防止用締め具を提供することである。
請求項1の発明は、荷物の外周に沿って巻き回す荷崩れ防止用ベルト(10)であって、横長の形状で構成される中央帯状部(11)と、前記中央帯状部の両端と結合する第1及び第2の端部帯状部(12、13)と、前記中央帯状部(11)と前記第1及び第2の端部帯状部(12、13)とを着脱自在に結合する結合部(12F、13F)と、前記第1の端部帯状部(12)の内側及び前記第2の端部帯状部(13)の外側に設けられ、前記第1及び第2の端部帯状部(12、13)を係合する係合部(12b、13b)と、前記第1又は第2の端部帯状部(12、13)の少なくとも一方に設けられた伸縮性のある帯状弾性部(12c)とを含む荷崩れ防止用ベルト(10)である。
(1)横長に形成された中央帯状部の両端に、第1及び第2の端部帯状部が結合部により着脱自在に結合しているので、係合部の繰り返し使用により係合力が劣化したときに、第1及び第2の端部帯状部のクリーニングや新品への交換などが可能となり、無駄がなく経済的であり、また、有効に製品の寿命を延長させることができる。
図1は、本発明による実施例1の荷崩れ防止用締め具の使用状態を示す斜視図であり、本発明による荷崩れ防止用ベルトを、垂直方向に3列に並べて配置し、複数箇所で互いに接続して一体化して荷崩れ防止用締め具としたものである。
図2は、図1の荷崩れ防止用締め具を展開した状態で示す正面図であり、図中の上半分に荷崩れ防止用締め具の左半分を示し、図中の下半分に荷崩れ防止用締め具の右半分を示す。なお、図中上右のX印の部分は、図中左下のX印の部分に続くものとする。
本実施例による荷崩れ防止用締め具を構成する荷崩れ防止用ベルト10は、図1及び図2に示すように、中央帯状部11、左端帯状部12及び右端帯状部13で構成されている。
中央帯状部11は、繊維製のベルトで構成され、左右両端部に左端帯状部12及び右端帯状部13を結合用ファスナー12F、13Fを介して着脱自在に結合する。また、荷崩れ防止用締め具を構成するときには、図2に示すように、各中央帯状部11、21、31の間に連結用弾性部15a〜e、25a〜eを設け結合している。
また、図5は、荷崩れ防止用ベルト10を折り曲げて短くしたときの斜視図である。なお、図1と相違ない部分の図示は省略した。
左端帯状部12aは、中央帯状部11と略同質の繊維製のベルトで構成される。
帯状弾性部12cは、繊維製ゴムベルト等で構成され、隣接する左端帯状部12aとは、縫製によって固定され、荷崩れ防止用ベルト10を積荷に巻き回して固定したのち、積荷の外周に締め付け力を発生させることができる。
右端帯状部13aは、中央帯状部11と略同質の繊維製のベルトである。
面ファスナー(雌部)13bは、面ファスナー(雄部)12b(22b、32b)と対をなし、左端帯状部12と右端帯状部13とを係合させ荷崩れ防止用ベルトの環状を形成する。
図1の状態は、最上段の荷崩れ防止用ベルト10と2段目の荷崩れ防止用ベルト20が未固定の状態で示されているが、最上段の積荷の数が少なく、必要とする巻き回しの長さが短いため、右端帯状部13aを折返してベルト全長を短くし、その状態を保持するために小形の面ファスナーの14aと14bを結合し、同時に小形の面ファスナー14cと14dを係合している。
(1)横長に形成された中央帯状部11の両端に、左端帯状部12及び右端帯状部13が結合用ファスナー12F、13Fにより着脱自在に結合しているので、面ファスナー(雄、雌部)12b、13bの繰り返し使用により係合力が劣化したときに、左端帯状部12及び右端帯状部13のクリーニングや新品への交換などが可能となり、無駄がなく経済的であり、また、有効に全体の寿命を延長させることができる。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。
(1)実施例1の荷崩れ防止用締め具は、荷崩れ防止用ベルト10(20,30)を3本使用していたが、それ以外の本数を使用してもよい。また、荷崩れ防止用ベルト10の本数に応じて、連結用弾性部15a〜eの個数を変更してもよい。例えば、図6に示すように、2段積みの荷物の1段目及び2段目の間に、1本の荷崩れ防止用ベルト40を巻き回し、荷物全体を固定することも可能である。また、図7に示すように、荷崩れ防止用ベルト10を2本用いて荷崩れ防止用締め具を構成することも可能である。
(3)実施例1では、連結用弾性部15a〜e、25a〜eは、各5個で構成していたが、中央帯状部11の長さに応じてそれ以外の個数で構成してもよい。
11、21、31 中央帯状部
12、22、32 左端帯状部
12b、22b、32b 面ファスナー(雄部)
12c、22c、32c 帯状弾性部
12F、13F、22F、23F、32F、33F 結合用ファスナー
13、23、33 右端帯状部
13b、23b、33b 面ファスナー(雌部)
14a〜d、24a〜d、34a〜d 折返し係合部
15a〜e、25a〜e 連結用弾性部
Claims (4)
- 荷物の外周に沿って巻き回す荷崩れ防止用ベルトであって、
横長の形状で構成される中央帯状部と、
前記中央帯状部の両端と結合する第1及び第2の端部帯状部と、
前記中央帯状部と前記第1及び第2の端部帯状部とを着脱自在に結合する結合部と、
前記第1の端部帯状部の一方の面及び前記第2の端部帯状部の他方の面に設けられ、前記第1及び第2の端部帯状部を係合する係合部と、
前記第1又は第2の端部帯状部の少なくとも一方に設けられた伸縮性のある帯状弾性部と、
を含む荷崩れ防止用ベルト。 - 請求項1に記載の荷崩れ防止用ベルトにおいて、
前記中央帯状部は、繊維製ベルトにより構成され、
前記第1及び第2の端部帯状部は、繊維製ベルトにより構成され、
前記結合部は、相互に結合可能な一対のファスナーにより構成され、
前記係合部は、相互に係合可能な一対の面ファスナーにより構成され、
前記帯状弾性部は、繊維製ゴムベルトにより構成されること、
を特徴とする荷崩れ防止用ベルト。 - 請求項1又は請求項2に記載の荷崩れ防止用ベルトにおいて、
前記第1又は第2の端部帯状部の少なくとも一方は、端部を折り返し、半固定する折返し係合部を設けたこと、
を特徴とする荷崩れ防止用ベルト。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の複数の荷崩れ防止用ベルトと、
並列に配置された複数の前記荷崩れ防止用ベルトを、分散した箇所で接続する伸縮性のある複数の連結用弾性部と、
を含む荷崩れ防止用締め具。
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