JP3146468U - パレット積載物固定ベルト - Google Patents
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Abstract
【課題】作業者一人で短時間に積載物をパレットに固定し、安全に輸送することができるパレット積載物固定ベルトを提供する。
【解決手段】パレット上の積載物の周りを一周するように積載物固定ベルトを配置し、固定ベルト端末の締結ベルトをもう一方の端末に設置した金属リングを通過、反転させて締結ベルトと長方形ベルト長手方向に配置したマジックテープ(登録商標)を適正に引締接合する。本考案の積載物固定ベルトは長方形ベルト同士を伸縮性接続ベルトで接合し、且つ長方形ベルトの短手方向にプラスチック板を保持することで積載物を傷つけず、適正なフィット感で引締接合する態様で課題を解決できる。
【選択図】図3
【解決手段】パレット上の積載物の周りを一周するように積載物固定ベルトを配置し、固定ベルト端末の締結ベルトをもう一方の端末に設置した金属リングを通過、反転させて締結ベルトと長方形ベルト長手方向に配置したマジックテープ(登録商標)を適正に引締接合する。本考案の積載物固定ベルトは長方形ベルト同士を伸縮性接続ベルトで接合し、且つ長方形ベルトの短手方向にプラスチック板を保持することで積載物を傷つけず、適正なフィット感で引締接合する態様で課題を解決できる。
【選択図】図3
Description
本考案は荷物運搬用パレット積載物の荷崩れを防止する固定ベルトに関する。
従来、荷物運搬時のパレット積載物の荷崩れを防止する手段としては、一般には積載物の周囲にストレッチフィルムを幾重にも巻いて荷崩れを防止してきた。ストレッチフィルムは作業時間がかかりすぎることや再利用ができないこと、廃棄で費用がかかり燃焼すると炭酸ガスを排出することから、近年、再利用できる荷崩れ防止用固定ベルトやネットが普及してきた。しかし、形態、重量、運搬距離等が異なる様々な積載物をパレット上に固定することには無理があった。この欠点を改善する事と、積載物を固定及び解消作業が作業者一人で短時間で安全に完了できる手段の提供が望まれていた。
本考案は荷物運搬時の積載物を固定する手段として、ストレッチフィルムに代わる固定手段の提供にある。つまり、積載物固定ベルトがパレット上の積載物を傷つけることなくぴったりとフィットし固定できる事と、積載物固定ベルトを固定する時にベルト短手方向が屈曲して作業効率を下げることを防止する手段の提供にある。
上記の課題を解決すべく本考案者らは鋭意検討した結果、上記の課題は次のような手段によって解決することがわかった。
即ち、本考案の積載物固定ベルトをパレット上の積載物の周りを一周させ、締結ベルトでしっかりと固定する。積載物固定ベルトは四方の縁を補強した長方形ベルトの複数枚を長手方向に伸縮性のあるベルトで接続したことと、長方形ベルトの短手方向にプラスチック板を保持したことで、積載物と積載物固定ベルトの適切なフィットが容易となった。また、積載物固定ベルトの長方形ベルトの短手方向にプラスチック板を保持したことは、長方形ベルトの短手方向の屈曲を防止する作用を持ち、伸縮性を保有するベルトの使用と相まって積載物を傷つけることなく取り扱いが簡便で作業効率も上昇した。この作業は作業開始から積載物の固定までを一人で短時間に確実にでき、安全に運搬することができるので上記課題を解決できることがわかった。
即ち、本考案の積載物固定ベルトをパレット上の積載物の周りを一周させ、締結ベルトでしっかりと固定する。積載物固定ベルトは四方の縁を補強した長方形ベルトの複数枚を長手方向に伸縮性のあるベルトで接続したことと、長方形ベルトの短手方向にプラスチック板を保持したことで、積載物と積載物固定ベルトの適切なフィットが容易となった。また、積載物固定ベルトの長方形ベルトの短手方向にプラスチック板を保持したことは、長方形ベルトの短手方向の屈曲を防止する作用を持ち、伸縮性を保有するベルトの使用と相まって積載物を傷つけることなく取り扱いが簡便で作業効率も上昇した。この作業は作業開始から積載物の固定までを一人で短時間に確実にでき、安全に運搬することができるので上記課題を解決できることがわかった。
パレットに積載物を固定する手段として、本考案の積載物固定ベルトをパレット上の積載物の周りを一周させ、締結用ベルトを適正に締めて止めれば作業は終了する。積載物固定ベルトは四方を補強した長方形ベルト複数枚を、長手方向に伸縮性接続ベルトで接続したことと、長方形ベルトの短手方向にプラスチック板を保持したことで、取り扱いが簡便で積載物と積載物固定ベルトの適切なフィットが容易になった。また、プラスチック板を保持したことは積載物固定ベルトの短手方向の屈曲を防止する作用により、積載物を傷つけることなく取り扱いが簡単で作業効率が向上した。本考案の積載物固定ベルトを用いることで、従来から行ってきたストレッチフィルムを幾重にも巻く作業時間の短縮と、ストレッチフィルムの廃棄作業の改善と廃棄費用の削減及びストレッチフィルムの焼却処理による炭酸ガスの排出の削減等に結びつけることが可能となる。
作業者一人でパレット上の積載物を固定する場合において、図1の積載物固定ベルトをパレット上の積載物の周りを一周させ、積載物固定ベルト端末の締結ベルト3をもう一方の端末に設置された金属リング6を通過させ引締し、締結ベルト上のマジックテープ5−1は長方形バンドの長手方向に設置したマジックテープ5−2に接合する。この際、四方の縁を補強した長方形ベルトの短手方向は、プラスチック板4を保持しているので短手方向の屈曲が少なく、更に伸縮性接続ベルト2を用いているため積載物を傷つけることなく程よくフィットし、積載物を適切に固定できる態様である。また、この作業は作業者一人で短時間に、安全容易に行うことができ、最終的な形態は図3の積載状態となる。
以下、本考案を図面を用いて詳細に説明する。
図1は本考案の積載物固定ベルトの立面図である。
長方形ベルト地1の四方の縁を補強ベルト1−1を縫合して長方形ベルトとする。この際、長方形ベルトの短手方向にプラスチック板4を長方形ベルト地と補強ベルト1−1の間に保持させる。次に、長方形ベルトの長手方向端部同士を長手方向に並べて、その間を伸縮性接続ベルト2で短手方向の二か所を接合し、使用するパレットに対応して3500mm〜8000mmの長さに接合する。複数枚の長方形ベルトを接合したら、長手方向最端部の短手方向の両端部に締結用ベルト3を接合する。締結用ベルト3上にはマジックテープ5−1と長方形ベルト最端部の二か所の長手方向にはマジックテープ5−2を設置し、積載物を一周する固定ベルトのもう一方端の長方形ベルトには金属リング6が設置してある。
図1は本考案の積載物固定ベルトの立面図である。
長方形ベルト地1の四方の縁を補強ベルト1−1を縫合して長方形ベルトとする。この際、長方形ベルトの短手方向にプラスチック板4を長方形ベルト地と補強ベルト1−1の間に保持させる。次に、長方形ベルトの長手方向端部同士を長手方向に並べて、その間を伸縮性接続ベルト2で短手方向の二か所を接合し、使用するパレットに対応して3500mm〜8000mmの長さに接合する。複数枚の長方形ベルトを接合したら、長手方向最端部の短手方向の両端部に締結用ベルト3を接合する。締結用ベルト3上にはマジックテープ5−1と長方形ベルト最端部の二か所の長手方向にはマジックテープ5−2を設置し、積載物を一周する固定ベルトのもう一方端の長方形ベルトには金属リング6が設置してある。
図2は本考案の積載物固定ベルトの側面図である。
図3はパレット上の積載物を本考案の積載物固定ベルトを使用して固定した状態図である。パレット8上の積載物7を固定する際、締結用ベルト3の先端を積載物の間に挟み積載物固定ベルトを仮固定した状態で積載物の周りを一周させる。次いで、挟んでおいた締結用ベルト3を外し、回してきたもう一方端に設置した金属リング6を通過後反転し,引締して締結用ベルト3上のマジックテープ5−1を長方形ベルト上に設置したマジックテープ5−2に適正に接合する。本作業は作業者一人で短時間で容易にできることが大きな特徴である。
図1から図3の本考案の積載物固定ベルトの材質と寸法について以下に説明する。
長方形ベルト地1は400mm〜750mm×800mm〜1200mmの大きさで、布、フィルム、網の何れでも良く、材質はポリエステル、ナイロン、アクリル繊維、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリビニールアルコール等が好ましい。長方形ベルト地1の四方の補強ベルト1−1は幅30mm〜100mmで、ポリエステル、ナイロン、ポリ塩化ビニール等の材質が好ましい。伸縮性接続ベルト2は幅30mm〜100mm、長さ150mm〜400mmで、ゴム入りポリエステルベルト、ゴム入りナイロンベルト等が好ましい。締結ベルト3はポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン等が好ましく、マジックテープ5−1,5−2はポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等が良い。プラスチック板4は厚さ0.5mm〜3.0mmで10mm〜60mm×350mm〜1100mmの大きさで、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリエステル等が好ましい。金属リング6はD型、O型、□型の何れでも良く、材質はステンレス、鉄に亜鉛メッキ、鉄にニッケルメッキ等を施したものが好ましい態様である。
長方形ベルト地1は400mm〜750mm×800mm〜1200mmの大きさで、布、フィルム、網の何れでも良く、材質はポリエステル、ナイロン、アクリル繊維、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリビニールアルコール等が好ましい。長方形ベルト地1の四方の補強ベルト1−1は幅30mm〜100mmで、ポリエステル、ナイロン、ポリ塩化ビニール等の材質が好ましい。伸縮性接続ベルト2は幅30mm〜100mm、長さ150mm〜400mmで、ゴム入りポリエステルベルト、ゴム入りナイロンベルト等が好ましい。締結ベルト3はポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン等が好ましく、マジックテープ5−1,5−2はポリプロピレン、ナイロン、ポリエステル等が良い。プラスチック板4は厚さ0.5mm〜3.0mmで10mm〜60mm×350mm〜1100mmの大きさで、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポリエステル等が好ましい。金属リング6はD型、O型、□型の何れでも良く、材質はステンレス、鉄に亜鉛メッキ、鉄にニッケルメッキ等を施したものが好ましい態様である。
パレットに荷物を積載し運搬する運搬作業者及び運送業界で、積載物固定ベルトで固定作業を行うと、積載物を傷めることなく容易くフィットでき、作業時間も大幅に削減できる。積載物を作業者一人で固定する場合において、従来使用していたストレッチフィルムに代わって本考案の積載物固定ベルトが利用できる。
1 :長方形ベルト地
1−1 :補強ベルト
2 :伸縮性接続ベルト
3 :締結ベルト
4 :プラスチック板
5−1 :マジックテープ
5−2 :マジックテープ
6 :金属リング
7 :積載物
8 :パレット
1−1 :補強ベルト
2 :伸縮性接続ベルト
3 :締結ベルト
4 :プラスチック板
5−1 :マジックテープ
5−2 :マジックテープ
6 :金属リング
7 :積載物
8 :パレット
Claims (3)
- 四方の縁を30mm〜100mm幅のベルトを縫合し補強した400mm〜750mm×800mm〜1200mmの長方形固定ベルトの複数枚を、長手方向端部同士を長手方向に30mm〜100mm×150mm〜400mmの伸縮性ベルトで接続したパレット積載物固定ベルト。
- 前記、請求項1記載のパレット積載物固定ベルトで、長方形固定ベルトの四方の縁を補強するベルトの短手方向に、屈曲防止用の厚さ0.5mm〜3mmのプラスチック板を保持する事を特徴とする請求項1記載のパレット積載物固定ベルト。
- 前記、請求項1および2記載のパレット積載物固定ベルトで、パレット積載物固定ベルトの長手方向端末に配置した長方形固定ベルトの長手方向の補強用ベルトと該ベルトに接続する締結用ベルトに接着面が同方向となるようにマジックテープを設置し、パレット積載物固定ベルトのもう一方の端末の長手方向の補強用ベルト上に金属製の輪を保持することを特徴とする請求項1及び2記載のパレット積載物固定ベルト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008003186U JP3146468U (ja) | 2008-04-17 | 2008-04-17 | パレット積載物固定ベルト |
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JP (1) | JP3146468U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4226051A1 (de) * | 1991-08-06 | 1993-02-11 | Atsugi Unisia Corp | Steuersystem fuer den daempfungskoeffizienten eines stossdaempfers einer kraftfahrzeugaufhaengung |
JP2010083584A (ja) * | 2008-09-04 | 2010-04-15 | Tds Corporation:Kk | 荷崩れ防止シート |
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2008
- 2008-04-17 JP JP2008003186U patent/JP3146468U/ja not_active Expired - Fee Related
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