JP2007222527A - マグネット止め具 - Google Patents

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Abstract

【課題】
磁気吸着を利用した止め具として種々の生活品具や衣服やカーテンなどの布体などに取り付けることができ、軽量でかつ小型でありながら、磁石部分とその保持部分との接着強度に優れ、磁気吸着のための十分な磁力を有するマグネット止め具を提供すること。
【解決手段】
熱可塑性樹脂からなる止め具本体と熱可塑性樹脂磁石とが融着されてなるマグネット止め具。
【選択図】図1

Description

本発明は、マグネット止め具に関する。さらに詳しくは、磁気を利用したマグネット止め具に関する。本発明のマグネット止め具は、バッグやカバンの開閉のためのマグネットボタンとして、また一般の衣服、医療用衣服、介護用衣服などの衣服、カーテン、引き幕などの着脱または開閉のためのマグネット止め具として、さらに着脱または構造を有する生活用品、衣料、アクセサリー、家具などのマグネット止め具として好適に使用しうるマグネット止め具およびその製造法に関する。
近年、衣服、家庭用雑貨、ハンドバッグ、ランドセルなどには、着脱や開閉を容易に行うことができるようにするために、その開閉部にマグネット止め具として、磁石ボタンが使用されている(例えば、特許文献1参照)。この磁石ボタンには、フェライトなどの磁性体であるブロック状の焼結された磁性体に着磁が施された焼結磁石が使用されている。
しかし、磁石ボタンは、その焼結磁石が金属で構成され、磁石ハウジングが金属や樹脂で構成されているため、両者を強固に接着させるためには、十分な接着強度を発現する接着剤が必要となるが、接着剤を用いた場合には、煩雑な接着工程を有するとともに、接着剤が経年劣化し、接着力が低下するおそれがある。
そこで、磁石ボタンの磁石と磁石ハウジングとを物理的な嵌合手段によって一体化させることが考えられるが、その嵌合手段の形状や大きさには設計上の制約が多い。また、磁石ボタンを製造する際には、煩雑な組み立て工程が必要であるため、製造コストが高くなる。さらに、このような嵌合手段を有する磁石ボタンには、小型化にも制約があるため、その形状や大きさの面で使用性に劣るという欠点がある。
マグネット止め具の分野では、簡易に扉を開閉するためのマグネットキャッチが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
しかし、このマグネットキャッチには、磁石とその保持部との接着や嵌合のために複雑な機構や部品などが必要であるため、コスト高となるのみならず、設計の自由度が低いという欠点がある。また、マグネットキャッチの小型化を目的として、接着剤を用いて焼結磁石と金属または樹脂からなる支持体とを接着した場合、両者を強固に接着することが困難であるのみならず、接着剤の経年劣化によって両者間に剥離が生じるおそれがある。
特開2002−199906号公報 特開2002−155662号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、磁気による吸着を利用した止め具として種々の生活用品や、衣服やカーテンなどの布地などに取り付けることができ、軽量でかつ小型でありながら、磁石部分とその保持部分との接着強度に優れ、磁気吸着のための十分な磁力を有するマグネット止め具を提供することを課題とする。
本発明は、
(1)熱可塑性樹脂からなる止め具本体と熱可塑性樹脂磁石とが融着されてなるマグネット止め具、および
(2)熱可塑性樹脂からなる止め具本体と熱可塑性樹脂磁石とを融着させることを特徴とするマグネット止め具の製造法
に関する。
本発明のマグネット止め具は、磁気吸着を利用した止め具として種々の生活用品や、衣服やカーテンなどの布地などに取り付けることができ、軽量でかつ小型でありながら、磁石部分とその保持部分との接着強度に優れ、磁気吸着のための十分な磁力を有するという効果を奏する。
本発明のマグネット止め具は、熱可塑性樹脂からなる止め具本体と熱可塑性樹脂磁石とが融着されている。したがって、従来の焼結磁石とその支持体とを接着剤などで接着したものや、軟磁性体ヨークによる磁束密度の補正を行ったマグネットキャッチのように肉厚を大きくする必要がないため、使用性に優れるとともに、その製造が容易である。さらに、本発明のマグネット止め具には、焼結磁石とそのホルダーとが接着剤で固定されているマグネットキャッチと対比して、止め具本体と磁石との接着強度に優れており、経年劣化のおそれのある接着剤が不要であるとともに、止め具本体と磁石とを固定するための煩雑な組立てが不要であるという利点がある。
また、本発明においては、熱可塑性樹脂磁石に配合されるフェライト粉末、希土類系磁性粉末などの磁性粉末の選択および熱可塑性樹脂磁石における着磁パターンの調整が容易であり、これらを選択または調整することにより、小型化でありながら十分な磁気吸着力を有するマグネット止め具とすることができる。
したがって、本発明のマグネット止め具は、バッグやカバンの開閉のためのマグネットボタンとして、また一般の衣服、医療用衣服、介護用衣服などの衣服、カーテン、引き幕などの着脱または開閉のためのさらに着脱または構造を有する生活用品、衣料、アクセサリー、家具などのマグネット止め具として、広範囲にわたって使用することができる。
なお、本発明のマグネット止め具は、熱可塑性樹脂からなる止め具本体および熱可塑性樹脂磁石を有し、両者が融着されていればよい。本発明のマグネット止め具の形状および大きさは、その用途などによって異なるので一概には決定することができないため、その用途などに応じて適宜決定することが好ましい。
本発明のマグネット止め具において、止め具本体は、熱可塑性樹脂磁石のいわゆる台座に相当する部材であり、マグネット止め具を手などで使用するときの把持部としての役割や、マグネット止め具を衣服などの部材に固定するときの支持部としての役割を有する。また、熱可塑性樹脂磁石は、磁力によって吸着する部材(以下、被着体という)に吸着させるために使用されるものである。
被着体の形状および大きさは、本発明のマグネット止め具の用途によって異なるので一概には決定することができないが、例えば、マグネット止め具がマグネットボタンである場合には、マグネットボタンに設けられた熱可塑性樹脂磁石に対応した形状および大きさを有する前記と同様のマグネットボタンであってもよく、薄板状の磁性体金属からなる被着体などであってもよい。
本発明のマグネット止め具の好適な一実施態様である図1に示されたマグネットボタンを参考にしながら、本発明のマグネット止め具を説明する。
図1は、その中心部を通って切断された本発明のマグネットボタンの概略断面図である。図1に示されたマグネットボタンにおいては、ボタン本体1が止め具本体に該当する。
ボタン本体1は、孔かがり部2を有する。孔かがり部2は、マグネットボタンを服地などに固定するための糸を通すためのいわゆるボタンホールである。図1に示されるマグネットボタンでは、孔かがり部2がボタン本体1を貫通するように形成されている。孔かがり部2は、マグネットボタンの用途に応じて、例えば、ボタン本体1の背面にU字型のトンネル状に形成されていてもよく、あるいはボタン本体1の背面に凸部を設け、この凸部に貫通孔として形成されていてもよい。
図1に示されるマグネットボタンでは、ボタン本体1の背面で熱可塑性樹脂磁石3がボタン本体1と融着されている。
ボタン本体1は、熱可塑性樹脂で構成されている。熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリウレタン、12−ナイロン、6−ナイロン、66−ナイロンなどのポリアミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイドなどが挙げられる。これらの樹脂は、いずれも熱可塑性樹脂磁石3との接着性に優れているので好ましい。好適なポリウレタンとしては、熱可塑性ポリウレタンエラストマーが挙げられ、なかでもJIS K 6253に規定のタイプAデュロメーターによるJIS A硬度が95度以上の熱可塑性ポリウレタンエラストマーがより好ましい。
熱可塑性樹脂磁石3上には、スキン層4が被覆されている。スキン層4は、主として、熱可塑性樹脂磁石3に含まれている磁性粉体の酸化防止と熱可塑性樹脂磁石の保護のために設けられているが、磁性粉体の種類やマグネットボタンの用途によっては設けられていなくてもよい。
熱可塑性樹脂磁石3を被覆するスキン層4は、ホットメルトタイプの樹脂で構成されている。スキン層4に用いられる樹脂は、熱可塑性樹脂磁石3に用いられる樹脂との相溶性に優れた樹脂であることが好ましく、熱可塑性樹脂磁石3に用いられる樹脂との相溶性に優れるとともに同じ種類の樹脂であることがより好ましい。スキン層4に用いられる好適な樹脂としては、例えば、ポリウレタン、ナイロンなどのポリアミドなどが挙げられ、これらの樹脂は、いずれも熱可塑性樹脂磁石3との接着性に優れているので好ましい。
スキン層4は、例えば、加熱溶融させたホットメルトタイプの樹脂を熱可塑性樹脂磁石3上に載置し、金属プレートなどの平板で押圧することによって形成させる方法、ホットメルトタイプの樹脂フイルムを熱可塑性樹脂磁石3上に重ねた後、加熱溶融させて両者を一体化させる方法などによって形成させることができる。
スキン層4の厚さは、特に限定されないが、熱可塑性樹脂磁石3を保護する観点および使用性を向上させる観点から、好ましくは10〜500μm、より好ましくは30〜100μmである。
ボタン本体1の大きさおよびその形状は、その用途などによって異なるので一概には決定することができないため、その用途などに応じて適宜決定すればよく、本発明は、その大きさおよび形状によって限定されるものではない。例えば、大きさについては、長径が5〜30mm程度、平面形状については、円形、楕円形、三角形、正方形、長方形、矩形、星型をはじめとする種々の形状が挙げられる。また、ボタン本体1の厚さは、これを構成している熱可塑性樹脂の材質や、マグネットボタンの用途、使用性などに応じて適宜決定すればよく、本発明は、かかるボタン本体1の厚さによって限定されるものではない。
熱可塑性樹脂磁石3は、熱可塑性樹脂および磁性粉体を含有する。熱可塑性樹脂磁石3に用いられる熱可塑性樹脂としては、例えば、ポリウレタン、12−ナイロン、6−ナイロン、66−ナイロンなどのポリアミド、ポリカーボネート、ポリフェニレンサルファイドなどが挙げられる。これらの樹脂は、いずれもボタン本体1との接着性に優れているので好ましい。好適なポリウレタンとしては、熱可塑性ポリウレタンエラストマーが挙げられ、なかでもJIS K 6253に規定のタイプAデュロメーターによるJIS A硬度が95度以上の熱可塑性ポリウレタンエラストマーがボタン本体1との接着性の観点からより好ましい。
熱可塑性樹脂磁石3における熱可塑性樹脂の含有率は、目的とする磁性によって異なるため一概には決定することができないが、成形時における溶融した熱可塑性樹脂の流動性を高め、成形不良の発生を抑制する観点から、好ましくは3重量%以上、より好ましくは5重量%以上であり、磁性粉末による磁性を十分に付与する観点から、好ましくは10重量%以下、より好ましくは7重量%以下である。
なお、ボタン本体1に用いられる熱可塑性樹脂と熱可塑性樹脂磁石3に用いられる熱可塑性樹脂とは、両者の接着強度を高める観点から、同じ種類であることが好ましい。例えば、ボタン本体1に用いられる熱可塑性樹脂が12−ナイロンである場合、熱可塑性樹脂磁石3に用いられる熱可塑性樹脂もこれと同様に、12−ナイロンであることが好ましい。
磁性粉体としては、例えば、フェライト系磁性粉体、ニッケル−コバルト系磁性粉体などをはじめ、サマリウム−鉄系磁性粉体、サマリウム−コバルト系磁性粉体、ネオジム系磁性粉体などの希土類磁性粉末などが挙げられ、これらは、それぞれ単独でまたは2種以上を混合して用いることができる。これらの磁性粉体のなかでは、より少ない熱可塑性樹脂磁石の量で高磁力を発現させる観点から、希土類磁性粉末が好ましく、ネオジム系磁性粉体がより好ましい。好適なネオジム系磁性粉末の代表例としては、Nd−Fe−B系磁性粉末などが挙げられる。
なお、磁性粉末において、「〜系」とは、その成分を含有する磁性体を意味する。例えば、ネオジム系磁性粉末を例にとれば、ネオジムを含有し、その他の成分として鉄、ホウ素などを含有する磁性合金などが挙げられる。
希土類磁性粉体は、1種または2種以上の希土類元素および鉄、コバルト、ニッケルなどの遷移金属元素で構成されていてもよい。希土類磁性粉末に含有される各成分の含有量は、その種類などによって異なるので一概には決定することができず、通常、本発明の目的が阻害されない範囲内で適宜調整されることが好ましい。
なお、磁性粉末として、希土類系磁性体であるNd−Fe−B系磁性体を使用する場合には、Nd−Fe−B系磁性体は酸化しやすいことから、その防錆のため、保護膜としてスキン層4が被覆されていることが好ましい。
磁性粉末の平均粒子径は、良好な磁力を付与する観点および成形時に低流動性を付与し、作業性を高める観点から、好ましくは10〜300μm、より好ましくは20〜200μmである。
熱可塑性樹脂磁石3における磁性粉末の含有率は、目的とする磁性によって異なるため一概には決定することができないが、磁性を十分に付与する観点から、好ましくは90重量%以上、より好ましくは93重量%以上であり、成形時における溶融した熱可塑性樹脂の流動性を高め、成形不良の発生を抑制する観点から、好ましくは97重量%以下、より好ましくは95重量%以下である。
熱可塑性樹脂磁石3の形状およびその大きさは、任意であり、マグネット止め具の用途などに応じて適宜決定すればよい。熱可塑性樹脂磁石3の形状として、例えば、リング状、ドット状、帯状、円盤状などが挙げられるが、本発明は、かかる例示のみに限定されるものではない。
例えば、マグネット止め具が図1に示されたマグネットボタンの場合、熱可塑性樹脂磁石3の形状が円盤状であり、熱可塑性樹脂磁石の表面積を広くすることが磁力の向上を図る観点から好ましい。また、マグネットボタンがマグネットボタン同士の吸着面をより整合させるような形状を有する場合には、マグネットボタン同士が互いに吸着するようにリング状の熱可塑性樹脂磁石を配置することが好ましい。
一般に使用されているボタンの孔かがり部2は、ボタンの中心部に位置し、糸などで服地に縫いつけたときにボタンの周囲と該ボタンが取り付けられた服地との間で間隙を設けることによってボタンの自由度を確保し、ボタンホールに容易に取り付けられるように設けられているが、ボタンをボタンホールに挿入して固定しなければならない。
これに対して、本発明のマグネットボタンは、マグネットボタンと被着体との磁気吸着が利用されているので、マグネットボタンと被着体とを接近させるだけで容易に固定することができることから、従来のようなボタンを服地のボタンホールに挿入してボタンを固定する必要がないという利点がある。
なお、本発明のマグネットボタンにおいては、糸などによって布地などに縫いつけたときにマグネットボタンがしっかりと固定されるようにする観点から、マグネットボタンの外周部に孔かがり部2を配置し、その内側に熱可塑性樹脂磁石3を配置することが好ましい。
ボタン本体1に融着された熱可塑性樹脂磁石3の厚さは、マグネットボタンの使用性を高めるとともに、十分な磁気吸着力を発現させる観点から、好ましくは0.5〜5mm、より好ましくは1〜2mmである。また、この熱可塑性樹脂磁石3の直径は、好ましくは3〜15mm、より好ましくは5〜10mmである。
ボタン本体1と熱可塑性樹脂磁石3とは、融着によって一体化されている。本発明では、ボタン本体1および熱可塑性樹脂磁石3に、それぞれ熱可塑性樹脂が用いられており、両者が融着によって一体化されていることから、両者が強固に接着されており、ボタン本体1および熱可塑性樹脂磁石3に使用されている熱可塑性樹脂が同種類である場合には、ボタン本体1と熱可塑性樹脂磁石3とをより一層強固に接着させることができる。
ボタン本体1と熱可塑性樹脂磁石3とを融着によって一体化させる方法としては、例えば、両者の接触面を加熱溶融させ、その加熱溶融状態で両者の界面を張り合わせる方法、より詳しくは、例えば、2色成形法などによってボタン本体1と熱可塑性樹脂磁石3とを融着によって一体化させる方法などが挙げられる。
図1に示されるマグネットボタンにおいて、2色成形によってボタン本体1と熱可塑性樹脂磁石3との融着は、ボタン本体1の背面に熱可塑性樹脂磁石3の形状に対応した凹部を有するボタン本体1をあらかじめ成形型内で成形した後、ボタン本体1の前記凹部に加熱溶融した熱可塑性樹脂磁石3の原料を射出し、ボタン本体1と熱可塑性樹脂磁石3との接触面を加熱溶融させ、その加熱溶融状態で両者を接触させることによって行うことができる。このようにしてマグネットボタンなどのマグネット止め具を成形した場合には、1つの成形型内でマグネットボタンなどのマグネット止め具を効率よく製造することができるので、その生産性を高めることができるという利点がある。
前記したように両者の接触面を加熱溶融させ、その加熱溶融状態で両者を張り合わせた場合には、ボタン本体1と熱可塑性樹脂磁石3とがその界面で強固に接着するため、従来のボタン本体と焼結磁石とを接着剤で接着したときよりも接着強度の向上が図られ、さらに接着剤を使用しないため、接着剤の経年劣化や、クリーニングの際に使用される溶剤などによる接着剤の溶解という問題も解決される。
なお、図1に示されるマグネットボタンでは、熱可塑性樹脂磁石3は、ボタン本体1の背面で円盤状に配置して融着され、さらにその表面には防錆のためのスキン層4が形成されている。スキン層4が布地などと接触する面、すなわち熱可塑性樹脂磁石3の磁気吸着面は、平面をなしている。
図1に示されたマグネットボタンの平面図を図2に示す。図2に示されるように、このマグネットボタンは、孔かがり部2がそれぞれ2個ずつ4箇所に形成されている。また、マグネットボタンの孔かがり部2の内側から中心部に向かって熱可塑性樹脂磁石3の防錆のためのスキン層4が形成されている。
図3は、図1および2に示されたマグネットボタンの斜視図である。熱可塑性樹脂からなるボタン本体1の外周に配置された孔かがり部2の内側からボタン本体1の中心部に向かってスキン層4が形成されているため、ボタン本体1の平面から突出している。スキン層4の下部には、熱可塑性樹脂磁石3が融着されている。
以上、本発明のマグネット止め具をその代表的な例としてマグネットボタンに基づいて説明したが、図1に示されるマグネットボタンのボタン本体1である止め具本体の寸法や形状を変更し、その用途に応じた形状および大きさを有する熱可塑性樹脂磁石を用いることにより、種々の用途に適したマグネット止め具を得ることができる。
本発明のマグネット止め具は、磁束を配向させるためのヨークとして軟鉄を配置したマグネットキャッチのように止め具自体の肉厚を大きくする必要がないので、使用性に優れるとともに、その製造が容易であるという利点を有する。
また、本発明のマグネット止め具を、例えば、マグネットボタンとして使用する場合、永久磁石と磁石ホルダーとが接着剤で固定されているマグネットボタンと対比して、ボタン本体と磁石との接着強度に優れ、経年劣化のおそれのある接着剤が不要であるとともに、ボタン本体と磁石とを固定するための煩雑な組立てが不要であり、十分な磁気吸着力を有するという利点も有する。
したがって、本発明のマグネット止め具は、例えば、一般の衣服、医療用衣服、介護用衣服などの衣服、カーテン、引き幕などの着脱または開閉のためのマグネット止め具として、着脱または構造を有する生活用品、衣料、アクセサリー、家具などに好適に使用することができる。
次に、本発明のマグネット止め具の製造方法を図面に基づいて説明する。図4および図5は、マグネット止め具がマグネットボタンである場合の製造方法の実施態様を示しており、それぞれ、図1に示されるマグネットボタンを製造するための成形装置の一実施態様を示す概略説明図である。
図4は、1次成形として、ボタン本体1用の溶融した熱可塑性樹脂24がAシリンダーのスクリュー23からランナー25を介してキャビティ26内に射出されたときの状態を示している。キャビティ26内では、ボタン本体が成形される。
図4において、固定側の金型20は、可動側の金型である中間金型21および金型22によって型閉めされている。コアバック部27は、可動側の中間金型21の内部に配設され、スライド機構を有する金型である。空隙部分28は、コアバック部27を矢印に示される方向にスライドさせることによって形成されている。空隙部分28は、図5で示される2次側成形原料である加熱溶融された熱可塑性樹脂磁石を形成する原料29を射出する際に、熱可塑性樹脂磁石に対応する形状を有するキャビティを形成するためにコアバック部27を図5の矢印方向に後退させるための空隙部分である。
図4に示されるように1次成形が完了した時点で、スクリュー30が装着されているBシリンダー内には、すでに加熱溶融された熱可塑性樹脂磁石を形成する原料29が導入されている。
次に、2次成形により、熱可塑性樹脂磁石がボタン本体と一体化される。まず、コアバック部27が図5の矢印方向に後退することにより、熱可塑性樹脂磁石を形成するための空隙であるキャビティ32が形成される。引き続き、Bシリンダーのスクリュー30を矢印方向に前進させることにより、2次成形側のランナー31を介して、可動側の中間金型21内で形成されたキャビティ32内に溶融した熱可塑性樹脂磁石を形成する原料が射出される。
溶融した熱可塑性樹脂磁石を形成する原料29は、キャビティ32内で1次成形によって成形されたボタン本体と接触することにより、その接触部分で再溶融するため、両者の界面が溶融一体化する。したがって、冷却後には、1次成形によって成形されたボタン本体と2次成形によって成形された熱可塑性樹脂磁石とが強固に一体化されている。次に、冷却後、固定側の金型20、可動側の中間金型21および金型22のそれぞれパーティング面33および34で型開きをすることにより、成形されたマグネットボタンを取り出すことができる。
次に本発明のマグネット止め具を実施例に基づいてさらに詳細に説明するが、本発明は、かかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例1(マグネットボタンの製造)
マグネット止め具として、マグネットボタンを製造した。
磁性粉体としてNd−Fe−B系磁性粉体〔(株)NEOMAX製、商品名:SPRAX−XB〕100重量部に対して、熱可塑性樹脂として12−ナイロン6重量部の割合で磁性粉体と12−ナイロンとがコンパウンドされた射出成形用のペレットを用意した。このペレットを熱可塑性樹脂磁石の原料として用いた。なお、Nd−Fe−B系磁性粉体は、等方性磁性粉末であるため成形時の磁性粉末の磁気配向を行なう必要がない。磁気特性をフェライト磁性粉体と対比した場合には10倍以上の最大エネルギー積を持つため、マグネットボタンの軽量小型化を図ることができる。
前記ペレットの磁気特性をBHトレーサーで測定したところ、残留磁束密度Brは509mT、保持力bHcは310kA/m、最大磁気エネルギー積(BH)maxは40.1kJ/m3であった。
一方、ボタン本体には、熱可塑性樹脂磁石に配合した熱可塑性樹脂と同様に、12−ナイロンを使用した。
マグネットボタンは、2色成形法によって成形した。このとき、成形機として、2色成形機〔日精樹脂工業(株)製、品番:ES3000−18ET型〕を用い、射出用スクリューシリンダーには、1次側成形用スクリューシリンダー(以下、Aシリンダーという)と2次側成形用スクリューシリンダー(以下、Bシリンダーという)のVポジション配置型のツインシリンダー搭載型の2色成形機を用いた。また、成形用金型には、通称コアバック方式と呼ばれている2色成形用金型を使用し、成形体であるマグネットボタンを1個取りとした。
熱可塑性樹脂磁石の原料を射出するBシリンダーのバレルおよびスクリューには、磁性粉体による摩耗を回避するために、あらかじめ焼入れ処理を施しておいた。
図4に示される成形装置を用い、以下のようにして図1に示されるマグネットボタン(直径:20mm、厚さ3.5mmの円形、孔かがり部2の孔径:2mm、孔数:8個、熱可塑性樹脂磁石の孔かがり部2が設けられている支持部の外径:14mm、幅:2mm;熱可塑性樹脂磁石3の外径:10mm、厚さ:1.5mm)を製造した。
まず、Aシリンダーのスクリュー22によって射出される12−ナイロンの射出溶融温度を240℃に調整し、1回あたりの12−ナイロンの射出量を0.6mLに調整した。一方、Bシリンダーのスクリュー29によって射出される熱可塑性樹脂磁石の原料の射出溶融温度を240℃に調整し、1回あたりの熱可塑性樹脂磁石の原料の射出量を0.12mLに調整した。
ナイロン系の樹脂の場合には、溶融温度の変化に対して樹脂の粘度変化が著しく、金型温度が常温の場合には、充填に必要な樹脂の流動性が得られずに充填不良となるため、金型温度が50℃となるように調整した。
次に、図4に示されるAシリンダーのスクリュー23により、1次成形として、溶融した12−ナイロン24を、ランナー25を介してキャビティ26内に射出し、充填し、射出後の保圧固化時間を20秒間とした。
その後、スライドコアのコアバック部27を図5の矢印に示されるように後退させ、2次成形側であるBシリンダーのスクリュー30により、溶融部で加熱溶融した熱可塑性樹脂磁石の原料29を、ランナー31を介してキャビティ32内に射出充填し、射出後の保圧冷却固化時間を40秒間とした。
60秒間放冷した後、固定側の金型20、可動側の中間金型21および金型22のそれぞれパーティング面33および34の型開きを行ない、金型内でボタン本体と熱可塑性樹脂磁石とが溶融一体化されたマグネットボタンを取り出した。この一連の操作1サイクルに要した時間は60秒間であった。取り出したマグネットボタンを目視にて観察したが、磁性粉体の脱落は認められなかった。
さらに、スキン層4を構成するために、ポリアミド系ホットメルト樹脂〔ヘンケルジャパン(株)製、品番:JP‐908〕を220℃に加熱溶融させた後、これを0.03mLの量で熱可塑性樹脂磁石3の表面に滴下し、その直後に表面離型処理が施された厚さ1mmのステンレス鋼製の平板冶具で押さえて室温まで冷却固化を行った後、この平板冶具を取り外すことにより、厚さ約0.2mmのスキン層を有するマグネットボタンを得た。
前記で得られたマグネットボタンのボタン本体と熱可塑性樹脂磁石との境界部を光学顕微鏡(KEYENCE社製、商品名:DIGITAL MICROSCOPE VHX−100F)を用いて75倍の倍率にて観察した。その結果を図6に示す。図6は、実施例1で得られたマグネットボタンのボタン本体と熱可塑性樹脂磁石との断面が拡大された顕微鏡写真である。
図6において、60は、マグネットボタンのボタン本体であり、61はNd−Fe−B系磁性粉末が配合された熱可塑性樹脂磁石である。62はホットメルト樹脂によるスキン層である。
ボタン本体60と熱可塑性樹脂磁石61との境界を観察すると、2次成形側である熱可塑性樹脂磁石61によって、1次成形側であるボタン本体の12−ナイロンが溶融され、熱可塑性樹脂磁石61がボタン本体60に食い込むようにして溶融一体化しており、両者の一体化がその界面で十分に行なわれていることがわかる。また熱可塑性樹脂磁石とスキン層の界面においても同じく溶融一体化した状態が観察された。
次に、マグネットボタンの熱可塑性樹脂磁石に着磁を施した。なお、着磁パターンは、熱可塑性樹脂磁石の表面の磁束密度を高めるためにスキン層面からの片面多極着磁とした。熱可塑性樹脂磁石のN極とS極との着磁間隔が3mmのものと5mmのものとの吸着力を測定した。その結果を表1に示す。
(1)磁束密度
表面磁束密度計測器〔カネテック(株)製、品番:TM−601〕を用い、(1)熱可塑性樹脂磁石の表面部分の磁束密度(表面磁束密度)および(2)熱可塑性樹脂磁石の表面から1mm離れた位置での磁束密度(隔測磁束密度)を測定した。
(2)荷重
水平に固定した厚さ0.5mmの鉄板の下面にマグネットボタンを吸着させ、下向きに引っ張り荷重をかけ、マグネットボタンが鉄板から離脱するまでの荷重(離型荷重)を計測した。荷重の計測には、4kgバネ秤〔(株)三光精衡所製〕を用いた。
表1に示された保持荷重の結果から、着磁間隔が3mmである場合と5mmである場合とを対比すると、マグネットボタンの保持力は、いずれの着磁パターンでも大きな差異はなかった。
また、マグネットボタンの磁力による取り付け部への影響を調べるために、マグネットボタンの背面における磁束密度を測定したところ、最大で2.5mTであり、マグネットボタンの周囲には磁化現象などはまったく見られなかった。
以上説明したように、本発明では、マグネット本体と熱可塑性樹脂磁石とを融着一体化させることによってマグネット止め具を製造することができる。したがって、従来のマグネットキャッチやマグネットボタンなどを製造する際に必要とされたアッセンブリ工程が本発明では不要であるため、本発明によれば、簡略化された工程で効率よくマグネット止め具を製造することができることがわかる。さらに、本発明のマグネット止め具を製造する際には、射出成形法を採用することができるため、熱可塑性樹脂磁石の配置の自由度が高められるという利点もある。
したがって、本発明によれば、経年劣化のおそれのある接着剤を使用しなくても開閉具本体と磁石との接合強度に優れ、開閉具本体と磁石とを固定するための組立てや接着剤が不要であり、使用上十分な磁気吸着力を発現するマグネット止め具が得られる。
本発明のマグネット止め具の一実施態様であるマグネットボタンの縦断面における概略拡大図である。 図1に示されたマグネットボタンの平面図である。 図1に示されたマグネットボタンの斜視図である。 図1に示されるマグネットボタンを製造するための成形装置の一実施態様を示す概略説明図である。 図1に示されるマグネットボタンを製造するための成形装置の一実施態様を示す概略説明図である。 本発明の実施例1で得られたマグネットボタンのボタン本体と熱可塑性樹脂磁石との断面における顕微鏡写真である。
符号の説明
1 ボタン本体
3 熱可塑性樹脂磁石


Claims (7)

  1. 熱可塑性樹脂からなる止め具本体と熱可塑性樹脂磁石とが融着されてなるマグネット止め具。
  2. 熱可塑性樹脂磁石が、熱可塑性樹脂および磁性粉体を含有するものである請求項1記載のマグネット止め具。
  3. 磁性粉体が、フェライト系磁性粉体、サマリウム−鉄系磁性粉体、サマリウム−コバルト系磁性粉体、ニッケル−コバルト系磁性粉体およびネオジム系磁性粉体からなる群より選ばれた少なくとも1種である請求項1または2記載のマグネット止め具。
  4. 熱可塑性樹脂磁石における磁性粉体の含有量が、90〜97重量%である請求項1〜3いずれか記載のマグネット止め具。
  5. 止め具本体および熱可塑性樹脂磁石に使用されている熱可塑性樹脂が、それぞれ、ポリウレタン、ポリアミド、ポリカーボネートまたはポリフェニレンサルファイドである請求項1〜4いずれか記載のマグネット止め具。
  6. 止め具本体および熱可塑性樹脂磁石に使用されている熱可塑性樹脂が同種類である請求項1〜5いずれか記載のマグネット止め具。
  7. 熱可塑性樹脂からなる止め具本体と熱可塑性樹脂磁石とを融着させることを特徴とするマグネット止め具の製造法。

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