JP2007220819A - 薄膜トランジスタ及びその製法 - Google Patents

薄膜トランジスタ及びその製法 Download PDF

Info

Publication number
JP2007220819A
JP2007220819A JP2006038428A JP2006038428A JP2007220819A JP 2007220819 A JP2007220819 A JP 2007220819A JP 2006038428 A JP2006038428 A JP 2006038428A JP 2006038428 A JP2006038428 A JP 2006038428A JP 2007220819 A JP2007220819 A JP 2007220819A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thin film
source
oxide semiconductor
oxide
semiconductor thin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006038428A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5015472B2 (ja
Inventor
Takashi Hirao
孝 平尾
Mamoru Furuta
守 古田
Hiroshi Furuta
寛 古田
Tokiyoshi Matsuda
時宜 松田
Takahiro Hiramatsu
孝浩 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Kochi Prefecture Sangyo Shinko Center
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Kochi Prefecture Sangyo Shinko Center
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd, Kochi Prefecture Sangyo Shinko Center filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2006038428A priority Critical patent/JP5015472B2/ja
Publication of JP2007220819A publication Critical patent/JP2007220819A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5015472B2 publication Critical patent/JP5015472B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)

Abstract

【課題】 ソース・ドレイン電極と酸化物半導体薄膜層のコンタクト性を向上させ、薄膜トランジスタの電流駆動能力を向上させることを解決課題とする。また、トップゲート型構造において、ソース・ドレイン電極からチャネルに至るまでの酸化物半導体薄膜層の膜厚方向の抵抗を抑え、電流律速を抑制することも解決課題とする。
【解決手段】 基板上に間隔を有して形成されるソース・ドレイン電極と、該ソース・ドレイン電極の間隙及び表面にチャネルとして形成される酸化亜鉛(ZnO)を主成分とする酸化物半導体薄膜層を少なくとも有する薄膜トランジスタであって、該ソース・ドレイン電極の少なくとも一部が、表面の還元された導電性酸化物であり、該ソース・ドレイン電極の内側端部が該ゲート電極の両端部より内側に位置することを特徴とする薄膜トランジスタを提供する。
【選択図】 図1

Description

本発明は薄膜トランジスタ及びその製法に係り、より詳しくは少なくとも酸化物半導体薄膜層を活性層に有する薄膜トランジスタ(以下、TFTと略)及びその製法に関する。
酸化亜鉛あるいは酸化マグネシウム亜鉛等の酸化物が優れた半導体(活性層)の性質を示すことは古くから知られており、近年薄膜トランジスタ、発光デバイス、透明導電膜等の電子デバイス応用を目指し、これらの化合物を用いた半導体薄膜層の研究開発が活発化している。
酸化亜鉛や酸化マグネシウム亜鉛を半導体薄膜層として用いたTFTは、従来液晶ディスプレイに主に用いられているアモルファスシリコン(a−Si:H)を半導体薄膜層として用いたアモルファスシリコンTFTに比較して電子移動度が大きく、優れたTFT特性を有し、また、室温付近の低温でも結晶薄膜が得られることで高い移動度が期待できる等の利点もあり、積極的な開発が進められている。
酸化物半導体薄膜層を用いたTFTとしては、ボトムゲート型及びトップゲート型の構造が報告されている。
ボトムゲート型構造の構造は、液晶ディスプレイの駆動素子として現在事業化されているボトムゲート型アモルファスシリコンTFTと製造プロセスにおいて類似する。そのため、該構造は、該アモルファスシリコンTFTの製造設備等で比較的容易に作成でき、酸化亜鉛TFTとしても多く用いられている。
ボトムゲート型構造の一例としては、基板上より順にゲート電極、ゲート絶縁膜、ソース・ドレイン電極、酸化物半導体薄膜層を積層して形成される構造を例示することができる。
一方、トップゲート型構造の一例としては、基板上より順にソース・ドレイン電極、酸化物半導体薄膜層、ゲート絶縁膜、ゲート電極を積層して形成される構造を例示することができる。
ボトムゲート型、トップゲート型の両構造においても、高い電流駆動能力を確保するためには、ソース・ドレイン電極と酸化亜鉛を主成分とする酸化物半導体薄膜層の間で良好なコンタクト性を得ることが必要である。
そこで従来から、酸化物半導体薄膜層より抵抗の低いソース・ドレイン領域を形成し、コンタクト性を向上させる方法が知られている(例えば下記特許文献1)。しかしながら、抵抗の低いソース・ドレイン領域を持たないで、ソース・ドレイン電極と酸化物半導体薄膜層との間で良好なコンタクト性を得る手法は明らかになっていない。また、トップゲート型構造においては、ソース・ドレイン電極からチャネルに至るまでの酸化物半導体薄膜層が膜厚方向に抵抗となり、電流律速が生じるという問題がある。
特開2003−298062号公報
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、ソース・ドレイン電極と酸化物半導体薄膜層のコンタクト性を向上させ、薄膜トランジスタの電流駆動能力を向上させることを解決課題とする。また、トップゲート型構造において、ソース・ドレイン電極からチャネルに至るまでの酸化物半導体薄膜層の膜厚方向の抵抗を抑え、電流律速を抑制することも解決課題とする。
請求項1に係る発明は、基板上に間隙を有して形成されるソース・ドレイン電極と、該ソース・ドレイン電極の間隙及び各ソース・ドレイン電極の表面にチャネルとして形成される酸化亜鉛を主成分とする酸化物半導体薄膜層を少なくとも有する薄膜トランジスタであって、前記各ソース・ドレイン電極の少なくとも一部が、表面の還元された導電性酸化物であることを特徴とする薄膜トランジスタに関する。
請求項2に係る発明は、前記各ソース・ドレイン電極が金属と、少なくとも金属の一部分を被覆した導電性酸化物の積層膜からなり、該導電性酸化物の表面が還元されていることを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタに関する。
請求項3に係る発明は、前記各ソース・ドレイン電極の内側端部がゲート電極の両端部より内側に位置することを特徴とする請求項1又は2記載の薄膜トランジスタに関する。
請求項4に係る発明は、前記導電性酸化物が、酸化亜鉛、又は酸化インジウムからなることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の薄膜トランジスタに関する。
請求項5に係る発明は、基板上にソース・ドレイン電極を間隙を有して形成する工程と、該ソース・ドレイン電極の間隙及び上面にチャネルとして働く酸化亜鉛を主成分とする酸化物半導体薄膜層を形成する工程を有する薄膜トランジスタの製法において、該ソース・ドレイン電極の少なくとも一部に導電性酸化物を用い、該導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する工程を有することを特徴とする薄膜トランジスタの製法に関する。
請求項6に係る発明は、前記導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する工程は、前記基板上全面に導電性酸化物を形成し、次に、フォトリソグラフィー法によりソース・ドレイン電極を間隙を有して形成し、この後、前記導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する順序であることを特徴とする請求項5記載の薄膜トランジスタの製法に関する。
請求項7に係る発明は、前記導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する工程を、水素もしくは水素を構成元素として含むガスを用いたプラズマ中に前記基板を暴露することにより行うことを特徴とする請求項5又は6記載の薄膜トランジスタの製法に関する。
請求項8に係る発明は、前記導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する工程と、前記酸化物半導体薄膜層を形成する工程を真空中にて連続して行うことを特徴とする請求項5乃至7いずれか記載の薄膜トランジスタの製法に関する。
請求項1に係る発明によれば、ソース・ドレイン電極の少なくとも一部が、表面の還元された導電性酸化物であることで、ソース・ドレイン電極と酸化物半導体薄膜層のコンタクト性が向上する。そのため、薄膜トランジスタの電流駆動能力を向上させることができる。
また、ソース・ドレイン電極の少なくとも一部が、表面の還元された導電性酸化物であることで、酸化物半導体薄膜層の導電性酸化物の上の範囲が低抵抗化される。そのため、トップゲート型の薄膜トランジスタにおいては、電流律速を抑制することができる。
請求項2に係る発明によれば、請求項1に係る発明の効果に加えて、ソース・ドレイン電極が金属と、金属の一部分を少なくとも被覆した導電性酸化物の積層膜からなることで、抵抗の低い金属を配線として利用できるので、配線抵抗を抑制することができる。
請求項3に係る発明によれば、ソース・ドレイン電極の内側端部がゲート電極の両端部より内側に位置することにより、ソース・ドレイン電極からチャネルまでの寄生抵抗を抑制することができる。この効果は、酸化物半導体薄膜層中のゲート電極の下側以外の範囲に抵抗の低いソース・ドレイン領域を有さない構造のTFTにおいて顕著に現れる。
請求項4に係る発明によれば、導電性酸化物が、酸化亜鉛、又は酸化インジウムを主成分とすることで、表面を還元したとき効果的にコンタクト性を向上させることができ、電流駆動能力の優れた薄膜トランジスタとなる。
請求項5に係る発明によれば、ソース・ドレイン電極の少なくとも一部に導電性酸化物を用い、該導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する工程を有することで、ソース・ドレイン電極と酸化物半導体薄膜層のコンタクト性が向上した薄膜トランジスタを提供できる。そのため、薄膜トランジスタの電流駆動能力を向上させることができる。
請求項6に係る発明によれば、基板上全面に導電性酸化物を形成し、次に、フォトリソグラフィー法によりソース・ドレイン電極を間隙を有して形成し、この後、導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する順序とすることで、導電性酸化物の側面も還元することができる。そのため、ソース・ドレイン電極と酸化物半導体薄膜層のコンタクト性がさらに向上され、薄膜トランジスタの電流駆動能力をより向上させることができる。
請求項7に係る発明によれば、水素もしくは水素を構成元素として含むガスを用いたプラズマ中に基板を暴露することで、導電性酸化物の少なくとも上表面を確実に還元することができる。そのため、ソース・ドレイン電極と酸化物半導体薄膜層のコンタクト性を向上させ、薄膜トランジスタの電流駆動能力を向上させることができる。
請求項8に係る発明によれば、導電性酸化物の少なくとも上表面の還元する工程と、酸化物半導体薄膜層を形成する工程を真空中にて連続して行うことで、還元された導電性酸化物が酸素に触れることなく、酸化物半導体薄膜層を形成することができるので、効果をより確実なものとすることができる。そのため、ソース・ドレイン電極と酸化物半導体薄膜層のコンタクト性をより向上させ、薄膜トランジスタの電流駆動能力をさらに向上させることができる。
本発明に係る薄膜トランジスタの第一実施例について、図面を参照しながら以下説明する。
図1(a)は本発明の実施例に係る薄膜トランジスタの構造を示す断面図である。薄膜トランジスタ100は、基板1、一対のソース・ドレイン電極2、酸化物半導体薄膜層3、第一ゲート絶縁膜4、コンタクト部5a、一対のソース・ドレイン外部電極2a、第二ゲート絶縁膜6、ゲート電極7、表示電極8を有しており、これら各構成を積層したトップゲート型として形成されている。
薄膜トランジスタ100は、図1(a)に示す通り、基板1上に形成される。
基板1上には、導電性酸化物薄膜からなる一対のソース・ドレイン電極2が積層されている。このソース・ドレイン電極2は、基板1上面に間隙を有して配置されている。
酸化物半導体薄膜層3は、基板1と一対のソース・ドレイン電極2上に積層されている。酸化物半導体薄膜層3は、一対のソース・ドレイン電極2の電極間にチャネルを形成するように配置されており、酸化亜鉛を主成分とする酸化物半導体から形成されている。ここで、酸化亜鉛を主成分とする酸化物半導体とは、真性の酸化亜鉛の他、Li,Na,N,C等のp型ドーパントおよびB,Al,Ga,In等のn型ドーパントがドーピングされた酸化亜鉛、およびMg,Be等がドーピングされた酸化亜鉛を含む。
各ソース・ドレイン電極2は導電性酸化物からなり、それぞれ、上表面が還元された還元領域21を有する。酸化物半導体薄膜層3とソース・ドレイン電極2を形成する導電性酸化物薄膜は該還元領域21を介してコンタクトしている。導電性酸化物の還元領域21は、還元されていない領域に比較して酸素濃度が低く、金属元素の比率が高い状態にある。そのため、酸化物半導体薄膜層3の還元領域21と接した範囲の酸素が還元領域21に移動することで、酸化物半導体薄膜層中に酸素欠損が生じる。該酸素欠損がドナーとなり、ソース・ドレイン電極2と酸化物半導体薄膜層3のコンタクト性が向上する。
また、還元領域21に存在する金属元素が酸化物半導体薄膜層3に拡散することも考えられる。そのため、ソース・ドレイン電極2上の酸化物半導体薄膜層3の低抵抗化が進むと考えられる。これらコンタクト性の改善や、コンタクト領域での酸化物半導体薄膜層の抵抗減少により、電流律速を抑制し、電流駆動能力の高い薄膜トランジスタを得ることができる。
導電性酸化物としては、インジウムスズ酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)、GaやAlをドーピングしたn+ZnO等が挙げられる。
なお、第一実施例において、還元領域21は導電性酸化物の上表面のみに存在するが、本発明には、導電性酸化物全体にわたって還元領域が存在する構造も当然含まれる。
また、ソース・ドレイン電極2の構造は、変形例として、図1(b)に示す如く、Al,Ti,Ta,Cr等の金属22と、金属の一部分を少なくとも被覆した導電性酸化物23の積層膜も考えられる。この場合も、導電性酸化物の少なくとも表面が還元された還元領域21を有しており、コンタクト性の改善や、コンタクト領域での酸化物半導体薄膜層の抵抗減少といった効果を奏する。
また、例えば、Al等の抵抗の低い金属を配線として利用できるので、配線抵抗を抑制することができる。
図1(a)に示すごとく、第一ゲート絶縁膜4は、酸化物半導体薄膜層3の上側表面のみを被覆するように形成されている。この第一ゲート絶縁膜4は、ゲート絶縁膜の一部として設けられ、酸化物半導体薄膜層3を製造工程でのレジスト剥離液から保護する保護膜としての役割をも果たすものである。
第二ゲート絶縁膜6は、ソース・ドレイン電極2、酸化物半導体薄膜層3側面及び第一ゲート絶縁膜4の表面全面を被覆するように積層されている。このように、第二ゲート絶縁膜6が積層されることにより、酸化物半導体薄膜層3表面を第一ゲート絶縁膜にて、側面を第二ゲート絶縁膜にて完全に被覆することができる。
第一ゲート絶縁膜4及び第二ゲート絶縁膜6は、酸化珪素(SiOx)膜、酸窒化珪素(SiON)膜、窒化珪素(SiNx)膜あるいは窒化珪素(SiNx)に酸素もしくは酸素を構成元素に含む化合物を用いて酸素をドーピングした膜により形成される。この第一ゲート絶縁膜4及び第二ゲート絶縁膜6としては、酸化珪素化合物(SiOx)や酸窒化珪素(SiON)に比較して誘電率の大きい、SiNxに酸素あるいは酸素を構成元素として含む化合物、例えばN2O、を用いて酸素をドーピングした膜が好ましく用いられる。
第一ゲート絶縁膜4及び第二ゲート絶縁膜6は、例えばプラズマ化学気相成長(PCVD)法により形成される。このとき、プラズマ化学気相成長(PCVD)法による成膜は酸化物半導体薄膜層の還元もしくは亜鉛や酸素の脱離が生じない基板温度である250℃以下で実施することが望ましい。
一対のソース・ドレイン外部電極2aは、それぞれ、対応するソース・ドレイン電極2とコンタクト部5aを介して接続される。
ゲート電極7は、第二ゲート絶縁膜6上に形成されている。このゲート電極7は、薄膜トランジスタに印加するゲート電圧により酸化物半導体薄膜層3中の電子密度を制御する役割を果たすものである。
本実施例の構造のように、酸化物半導体薄膜層中のゲート電極の下側以外の範囲に不純物を導入したソース・ドレイン領域を持たない薄膜トランジスタにおいては、ゲート電極7の両端部をソース・ドレイン電極の内側端部より外側に形成する。これにより、ソース・ドレイン領域がチャネルの内側に位置することとなり、本発明の効果を確実に奏することができる。
表示電極8は、液晶ディスプレイに用いる液晶に薄膜トランジスタを介して電圧を印加するために形成される。この電極は可視光に対する高い透過率が要求されるため、インジウムスズ酸化物(ITO)などを用いた酸化物導電性薄膜が形成される。なお、図1(a)では、省略されているが、表示電極8は第二ゲート絶縁膜6上をゲート電極7と逆方向に延出されている。
本発明に係る薄膜トランジスタ(TFT)の実施例の製造方法について、図2に基づいて以下に説明する。
まず、図2(1)に示す如く、基板1上全面に導電性酸化物を形成した後、この薄膜にフォトリソグラフィー法を用いることにより相互に離間された一対のソース・ドレイン電極2を形成する。その後、各ソース・ドレイン電極2の上表面を還元して還元領域21を形成する。フォトリソグラフィー法を用いて一対のソース・ドレイン電極2を形成した後、各ソース・ドレイン電極2を還元することで、側面を還元することもできる。そのため、酸化物半導体薄膜層3とのコンタクト性がさらに向上し、薄膜トランジスタの電流駆動能力をより向上させることができる。
還元領域21は水素もしくは水素を構成元素として含むガス、例えば、アンモニア等を用いたプラズマ中に基板を暴露することにより形成する。また、基板側に高周波バイアスを印加することによって形成することもできる。
なお、ソース・ドレイン電極2を還元して還元領域21を形成する工程と、後述する酸化物半導体薄膜層を形成する工程を真空中にて連続して行うことが好ましい。これにより、還元領域21が酸素に触れることなく、酸化物半導体薄膜層を形成することができるので、本発明の効果をより確実なものとすることができるからである。
但し、本発明は上記の工程順序に限定されるものではない。例えば、基板1上全面に導電性酸化物を形成し、次に、この導電性酸化物の表面に還元領域21を形成し、この後、フォトリソグラフィー法を用いて、相互に離間された一対のソース・ドレイン電極2を形成するようにすることもできる。
図2(2)に示す如く、基板1およびソース・ドレイン電極2上の全面に酸化物半導体薄膜層3として酸化亜鉛を主成分とする半導体薄膜、好適には真性酸化亜鉛(ZnO)、を例えば50〜100nm程度の膜厚で形成する。
還元領域21は、ソース・ドレイン電極21の他の領域より酸素濃度が低く、金属元素の比率が高い状態にある。そのため、酸化物半導体薄膜層3の還元領域,21と接した範囲の酸素が還元領域21に移動し、酸化物半導体薄膜層中に酸素欠損が生じる。該酸素欠損がドナーとなり、ソース・ドレイン電極2と酸化物半導体薄膜層3のコンタクト性が向上する。
加えて、還元領域21に存在する金属元素が酸化物半導体薄膜層3に拡散することにより、ソース・ドレイン電極2上の酸化物半導体薄膜層3の低抵抗化が進むと考えられる。これらコンタクト性の改善や、コンタクト領域での酸化物半導体薄膜層の抵抗減少により、電流律速が抑制され、電流駆動能力の高い薄膜トランジスタを得ることができる。
次に、酸化亜鉛からなる酸化物半導体薄膜層3上に低抵抗化しない手法および条件で第一ゲート絶縁膜4を形成する。
第一ゲート絶縁膜4としては、酸化珪素(SiOx)膜、酸窒化珪素(SiON)膜、窒化珪素(SiNx)膜あるいは窒化珪素(SiNx)に酸素もしくは酸素を構成元素に含む化合物を用いて酸素をドーピングした膜等のシリコン系絶縁膜が用いられることが望ましい。なかでもSiNxに酸素あるいは酸素を構成元素として含む化合物、例えばN2Oを用いて酸素をドーピングした膜などが望ましい。その理由はこれらの構成成分は誘電率が高く、酸化物半導体薄膜層3の亜鉛や酸素の還元脱離の防止の観点からも優れているからである。
次に、図2(3)に示す如く、第一ゲート絶縁膜4上にフォトレジストをコーティングし、パターニングされたフォトレジスト4aを形成し、このフォトレジスト4aをマスクとして、前記第一ゲート絶縁膜4をドライエッチングし、次いで酸化物半導体薄膜層3に対しウェットエッチングを行う。
図2(4)は前記酸化物半導体薄膜層3のウェットエッチング後にフォトレジスト4aを除去した断面を示しており、酸化物半導体薄膜層3と同一形状の第一ゲート絶縁膜4を有するTFT活性層領域が形成されている。第一ゲート絶縁膜は、酸化物半導体薄膜層3との界面形成に加えて、活性領域をパターン形成する時の酸化物半導体薄膜層を保護する役目も同時に果たしている。すなわち、活性層パターニング後のフォトレジスト4aを剥離する場合に使用するレジスト剥離液が酸化物半導体薄膜層3表面に接すると、薄膜表面や結晶粒界をエッチングで荒らしてしまうが、第一ゲート絶縁膜4が酸化物半導体薄膜層3表面に存在することで、フォトリソグラフィー工程におけるレジスト剥離液といった各種薬液に対する保護膜としての機能を果たし、酸化物半導体薄膜層3の表面あれを防ぐことができる。
TFT活性層領域のパターン形成後、図2(5)に示す如く、前記第一ゲート絶縁膜4およびソース・ドレイン電極2を被覆するように、前記基板1、ソース・ドレイン電極2、酸化物半導体薄膜層3、および第一ゲート絶縁膜4上全面に第二ゲート絶縁膜6を形成し、その後ソース・ドレイン電極2上にコンタクトホール5を開口する。この場合、第二ゲート絶縁膜6は第一ゲート絶縁膜4(界面制御型絶縁膜)と同様な条件で形成することが望ましい。また、第二ゲート絶縁膜6のコンタクトホール5は、フォトリソグラフィ法を用いて行えばよい。
図2(6)に示す如く、前記第二ゲート絶縁膜6上に金属膜からなるゲート電極7を形成する。このとき、本実施例の構造のように、酸化物半導体薄膜層中のゲート電極の下側以外の範囲に不純物を導入したソース・ドレイン領域を持たない薄膜トランジスタにおいては、ゲート電極7を、その両端部がソース・ドレイン電極の内側端部より外側に位置するように積載することが必要である。そうすることで、ソース・ドレイン領域がチャネルの内側に位置することとなり、本発明の効果を確実に奏することができる。その後、ゲート電極7と同一材料にてソース・ドレイン外部電極2aをコンタクト部5aを介してソース・ドレイン電極2と接続するよう形成する。最後に、表示電極8を形成することで第一実施例のTFTアレイが完成する。
本発明に係る薄膜トランジスタの第二実施例について、図3を参照しながら以下説明する。
図3は本発明の第二実施例に係る薄膜トランジスタ101の構造を示す断面図である。薄膜トランジスタ101は、基板9、ゲート電極10、ゲート絶縁膜11、一対のソース・ドレイン電極12、酸化物半導体薄膜層13、第一オーバーコート絶縁膜14、第二オーバーコート絶縁膜16、一対のソース・ドレイン外部電極12a、コンタクト部15a、表示電極18を有してなり、これら各構成を積層したボトムゲート型として形成されている。
薄膜トランジスタ101は、図3に示す通り、基板9上に形成されている。
基板9上には、ゲート電極10が積層されている。
ゲート絶縁膜11は、ゲート電極10を被覆するように基板9上の全面に積層されている。
ゲート絶縁膜11上には、導電性酸化物からなる一対のソース・ドレイン電極2が積層されている。このソース・ドレイン電極12は、ゲート絶縁膜11上面に間隔を有して配置されている。
酸化物半導体薄膜層13は、ゲート絶縁膜11とソース・ドレイン電極12上に積層されている。酸化物半導体薄膜層13は、ソース・ドレイン電極12の電極間にチャネルを形成するように配置されており、酸化亜鉛を主成分とする酸化物半導体から形成されている。ここで、酸化亜鉛を主成分とする酸化物半導体とは、Li,Na,N,C等のp型ドーパントおよびB,Al,Ga,In等のn型ドーパントがドーピングされた酸化亜鉛、およびMg,Be等がドーピングされた酸化亜鉛を含む。
各ソース・ドレイン電極12は導電性酸化物からなり、上表面が還元された還元領域121を有する。酸化物半導体薄膜層13とソース・ドレイン電極12である導電性酸化物薄膜は還元領域121を介してコンタクトしている。導電性酸化物の還元領域121は、還元されていない領域に比較して酸素濃度が低く、金属元素の比率が高い状態にある。そのため、還元領域121上に形成された酸化物半導体薄膜層13の還元領域121と接した範囲の酸素が還元領域121に移動することで、酸化物半導体薄膜層中に酸素欠損が生じる。該酸素欠損がドナーとなり、ソース・ドレイン電極12と酸化物半導体薄膜層13のコンタクト性が向上する。
導電性酸化物としては、インジウムスズ酸化物(ITO)やインジウム亜鉛酸化物(IZO)、GaやAlをドーピングしたn+ZnO等が挙げられる。
なお、第二実施例における還元領域121は導電性酸化物の上表面のみに存在するが、本発明には、導電性酸化物全体にわたって還元領域が存在する構造も当然含まれる。
また、ソース・ドレイン電極12は第一実施例と同様に、金属と、金属の一部分を少なくとも被覆した導電性酸化物の積層膜も考えられる(図1(b)参照)。この場合、抵抗の低い金属を配線として利用できるので、配線抵抗を抑制することができる。
第一オーバーコート絶縁膜14は、酸化物半導体薄膜層13の上面を被覆するように積層されている。第一オーバーコート絶縁膜14は、酸化亜鉛からなる酸化物半導体薄膜層13を損傷及び還元脱離から保護するために設けられるが、製造工程において酸化物半導体薄膜層13をレジスト剥離液から保護する保護膜としての役割も果たしている。
第一オーバーコート絶縁膜14は、酸化珪素(SiOx)膜、酸窒化珪素(SiON)膜、窒化珪素(SiNx)膜あるいは窒化珪素(SiNx)に酸素もしくは酸素を構成元素に含む化合物を用いて酸素をドーピングした膜により形成される。この第一オーバーコート絶縁膜14としては、酸化珪素化合物(SiOx)や酸窒化珪素(SiON)に比較して誘電率の大きい、SiNxに酸素あるいは酸素を構成元素として含む化合物、例えばN2O、を用いて酸素をドーピングした膜が好ましく用いられる。
第一オーバーコート絶縁膜14は、例えばプラズマ化学気相成長(PCVD)法により形成される。このとき、プラズマ化学気相成長(PCVD)法による成膜は酸化物半導体薄膜層の還元もしくは亜鉛や酸素の脱離が生じない基板温度である250℃以下で実施することが望ましい。
第二オーバーコート絶縁膜16は、薄膜トランジスタ101のデバイス保護の目的で設けられ、第一オーバーコート絶縁膜14の全面及び酸化物半導体薄膜層13の側面を被覆するように積層されている。
第二オーバーコート絶縁膜16を設けることで、第一オーバーコート絶縁膜14が被覆していない酸化物半導体薄膜層12の側表面を確実に被覆することができる。
各ソース・ドレイン外部電極12aは第一オーバーコート絶縁膜14、第二オーバーコート絶縁膜16に開口したコンタクトホール15aを介して、酸化物半導体薄膜層12に接するように互いに間隔を有して形成される。
表示電極18は、液晶ディスプレイに用いる液晶に薄膜トランジスタを介して電圧を印加するために形成される。この電極は可視光に対する高い透過率が要求されるため、インジウムスズ酸化物(ITO)などを用いた酸化物導電性薄膜が形成される。
次に、本発明の第二実施例に係るボトムゲート型TFTの製法について、図4に基づいて以下に説明する。
図4(1)に示される如く、ガラスからなる基板9上全面に、マグネトロンスパッタ法等により金属膜を被覆し、フォトリソグラフィーによりゲート電極10をパターン形成する。
図4(2)に示される如く、ゲート電極10を被覆するように基板9上の全面にゲート絶縁膜11を形成する。
このゲート絶縁膜11の形成方法は、特に限定されないが、大面積基板への成膜が可能なプラズマ化学気相成長(PCVD)法を用いることが好ましい。
ゲート絶縁膜11の形成後、図4(3)に示される如く、ゲート絶縁膜11の全面に導電性酸化物を形成した後、フォトリソグラフィー法を用いることによりソース・ドレイン電極12を形成する。その後、ソース・ドレイン電極12の上表面を還元して還元領域121を形成する。
図2(4)に示される如く、ゲート絶縁膜11およびソース・ドレイン電極12上の全面に酸化物半導体薄膜層13として真性酸化亜鉛半導体薄膜を例えば50〜100nm程度の膜厚で被覆する。
還元領域121を設けることにより、ソース・ドレイン電極2と酸化物半導体薄膜層3のコンタクト性が向上する。そのため、電流駆動能力の高い薄膜トランジスタを得ることができる。
酸化物半導体薄膜層13の形成後、図4(5)に示す如く、該酸化物半導体薄膜層の全面を被覆する第一オーバーコート絶縁膜14を形成する。
第一オーバーコート絶縁膜14の形成に際しては、プラズマ化学気相成長(PCVD)法を用いることが好ましい。
第一オーバーコート絶縁膜14の上表面にフォトレジストをコーティングし、パターニングされたフォトレジストをマスクとして、第一オーバーコート絶縁膜14をエッチングし、次いで酸化物半導体薄膜層13に対しウェットエッチングを行う。
酸化物半導体薄膜層13及び第一オーバーコート絶縁膜14に対して形状加工を行った後、第一オーバーコート絶縁膜14、酸化物半導体薄膜層13及びゲート絶縁膜11の全面を被覆するように第二オーバーコート絶縁膜16を形成する。
第二オーバーコート絶縁膜16の成膜後、一対のソース・ドレイン外部電極12aを、それぞれ、コンタクト部15aを介して対応する各ソース・ドレイン電極12と接続するよう形成する。最後に、表示電極18を形成することで第一実施例のTFTアレイが完成する(図3参照)。
以上説明した如く、本発明に係る酸化亜鉛(ZnO)を半導体薄膜層に用いた薄膜トランジスタは、優れた性能を有するものであり、液晶表示装置等の駆動素子として好適に使用可能なものである。
(a)本発明の実施例に係る薄膜トランジスタ(TFT)の形態を示す断面図である。(b)本発明の実施例に係る薄膜トランジスタのソース・ドレイン電極と酸化物半導体薄膜層との接合部分の一例を示した断面図である。 本発明の実施例に係る薄膜トランジスタ(TFT)の製法の一形態を経時的に示す断面図であり、下記(1)から(6)よりなる。(1)基板上にソース・ドレイン電極を形成し、還元した構造の断面図(2)酸化物半導体薄膜層及び第一ゲート絶縁膜を被膜した構造の断面図(3)フォトレジストをコーティングした構造の断面図(4)酸化物半導体薄膜及び第一ゲート絶縁膜をパターニングした構造の断面図(5)第二ゲート絶縁膜及びコンタクトホールを形成した構造の断面図(6)ゲート電極、コンタクト部、ソース・ドレイン外部電極、表示電極を形成した構造の断面図 本発明の第二実施例に係る薄膜トランジスタ(TFT)の形態を示す断面図である。 本発明の第二実施例に係る薄膜トランジスタ(TFT)の製法の一形態を経時的に示す断面図であり、下記(1)から(5)よりなる。(1)基板上にゲート電極を形成した構造の断面図(2)ゲート絶縁膜を被膜した構造の断面図(3)ソース・ドレイン電極を形成した構造の断面図(4)酸化物半導体薄膜層を被膜した構造の断面図(5)第一オーバーコート絶縁膜、第二オーバーコート絶縁膜を形成した構造の断面図
符号の説明
1,9 基板
2,12 ソース・ドレイン電極
21,121 還元領域
3,13 酸化物半導体薄膜層
7,10 ゲート電極
100,101 薄膜トランジスタ

Claims (8)

  1. 基板上に間隙を有して形成されるソース・ドレイン電極と、該ソース・ドレイン電極の間隙及び各ソース・ドレイン電極の表面にチャネルとして形成される酸化亜鉛を主成分とする酸化物半導体薄膜層を少なくとも有する薄膜トランジスタであって、前記各ソース・ドレイン電極の少なくとも一部が、表面の還元された導電性酸化物であることを特徴とする薄膜トランジスタ。
  2. 前記各ソース・ドレイン電極が金属と、少なくとも金属の一部分を被覆した導電性酸化物の積層膜からなり、該導電性酸化物の表面が還元されていることを特徴とする請求項1記載の薄膜トランジスタ。
  3. 前記各ソース・ドレイン電極の内側端部がゲート電極の両端部より内側に位置することを特徴とする請求項1又は2記載の薄膜トランジスタ。
  4. 前記導電性酸化物が、酸化亜鉛、又は酸化インジウムを主成分とすることを特徴とする請求項1乃至3いずれか記載の薄膜トランジスタ。
  5. 基板上にソース・ドレイン電極を間隙を有して形成する工程と、該ソース・ドレイン電極の間隙及び上面にチャネルとして働く酸化亜鉛を主成分とする酸化物半導体薄膜層を形成する工程を有する薄膜トランジスタの製法において、該ソース・ドレイン電極の少なくとも一部に導電性酸化物を用い、該導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する工程を有することを特徴とする薄膜トランジスタの製法。
  6. 前記導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する工程は、前記基板上全面に導電性酸化物を形成し、次に、フォトリソグラフィー法によりソース・ドレイン電極を間隙を有して形成し、この後、前記導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する順序であることを特徴とする請求項5記載の薄膜トランジスタの製法。
  7. 前記導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する工程を、水素もしくは水素を構成元素として含むガスを用いたプラズマ中に前記基板を暴露することにより行うことを特徴とする請求項5又は6記載の薄膜トランジスタの製法。
  8. 前記導電性酸化物の少なくとも上表面を還元する工程と、前記酸化物半導体薄膜層を形成する工程を真空中にて連続して行うことを特徴とする請求項5乃至7いずれか記載の薄膜トランジスタの製法。

JP2006038428A 2006-02-15 2006-02-15 薄膜トランジスタ及びその製法 Expired - Fee Related JP5015472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006038428A JP5015472B2 (ja) 2006-02-15 2006-02-15 薄膜トランジスタ及びその製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006038428A JP5015472B2 (ja) 2006-02-15 2006-02-15 薄膜トランジスタ及びその製法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007220819A true JP2007220819A (ja) 2007-08-30
JP5015472B2 JP5015472B2 (ja) 2012-08-29

Family

ID=38497784

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006038428A Expired - Fee Related JP5015472B2 (ja) 2006-02-15 2006-02-15 薄膜トランジスタ及びその製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5015472B2 (ja)

Cited By (27)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008072025A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Canon Inc 電界効果型トランジスタ及びその製造方法
JP2010021170A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Hitachi Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2010062543A (ja) * 2008-08-08 2010-03-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
JP2010062546A (ja) * 2008-08-08 2010-03-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
JP2010080954A (ja) * 2008-09-01 2010-04-08 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
JP2010141308A (ja) * 2008-11-13 2010-06-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
JP2010153842A (ja) * 2008-11-28 2010-07-08 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法
JP2010219094A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法、半導体装置、電気光学装置および電子機器
JP2011014858A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 National Chiao Tung Univ 自己整合薄膜トランジスタの製造方法とその構造体
JP2013065893A (ja) * 2009-07-31 2013-04-11 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2014045009A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Renesas Electronics Corp 半導体装置及び半導体装置の製造方法
KR20140064040A (ko) * 2012-11-19 2014-05-28 삼성디스플레이 주식회사 표시 기판 및 이의 제조 방법
JP2014132670A (ja) * 2008-11-13 2014-07-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2014134804A (ja) * 2008-09-19 2014-07-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
KR101472771B1 (ko) * 2008-12-01 2014-12-15 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치 및 그 제작 방법
JP2015029146A (ja) * 2009-03-12 2015-02-12 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2015159319A (ja) * 2010-02-05 2015-09-03 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US9252285B2 (en) 2013-07-16 2016-02-02 Samsung Display Co., Ltd. Display substrate including a thin film transistor and method of manufacturing the same
WO2016026179A1 (zh) * 2014-08-21 2016-02-25 深圳市华星光电技术有限公司 氧化物半导体tft基板的制作方法及其结构
CN105789204A (zh) * 2009-12-25 2016-07-20 株式会社半导体能源研究所 半导体装置
JP2016186655A (ja) * 2009-08-27 2016-10-27 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
JP2016225649A (ja) * 2008-10-03 2016-12-28 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
JP2017017344A (ja) * 2010-01-22 2017-01-19 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US9552998B2 (en) 2014-01-20 2017-01-24 Samsung Display Co., Ltd. Thin film transistor, method of manufacturing thin film transistor and flat panel display having the thin film transistor
JP2019054269A (ja) * 2010-09-13 2019-04-04 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2020074378A (ja) * 2008-08-08 2020-05-14 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP7422209B1 (ja) 2022-10-25 2024-01-25 ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド 表示パネル及びその製造方法、表示装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005268724A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Sony Corp 電子素子およびその製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005268724A (ja) * 2004-03-22 2005-09-29 Sony Corp 電子素子およびその製造方法

Cited By (66)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7737438B2 (en) 2006-09-15 2010-06-15 Canon Kabushiki Kaisha Field-effect transistor and method for manufacturing the same
JP2008072025A (ja) * 2006-09-15 2008-03-27 Canon Inc 電界効果型トランジスタ及びその製造方法
JP2010021170A (ja) * 2008-07-08 2010-01-28 Hitachi Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP2010062543A (ja) * 2008-08-08 2010-03-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
JP2010062546A (ja) * 2008-08-08 2010-03-18 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
JP2021145128A (ja) * 2008-08-08 2021-09-24 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2020074378A (ja) * 2008-08-08 2020-05-14 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
TWI508282B (zh) * 2008-08-08 2015-11-11 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置及其製造方法
JP2014168081A (ja) * 2008-08-08 2014-09-11 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
US8809115B2 (en) 2008-09-01 2014-08-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device
JP2010080954A (ja) * 2008-09-01 2010-04-08 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置の作製方法
US9224839B2 (en) 2008-09-01 2015-12-29 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device
KR101911386B1 (ko) 2008-09-19 2018-12-19 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시장치
JP2015200892A (ja) * 2008-09-19 2015-11-12 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
KR101874327B1 (ko) 2008-09-19 2018-07-05 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시장치
JP2014134804A (ja) * 2008-09-19 2014-07-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 表示装置
KR101760341B1 (ko) 2008-09-19 2017-07-21 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시장치
KR101681882B1 (ko) 2008-09-19 2016-12-05 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시장치
JP2016167059A (ja) * 2008-09-19 2016-09-15 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
KR20160055964A (ko) * 2008-09-19 2016-05-18 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 표시장치
JP2016225649A (ja) * 2008-10-03 2016-12-28 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
US9054203B2 (en) 2008-11-13 2015-06-09 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2010141308A (ja) * 2008-11-13 2010-06-24 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置およびその作製方法
US9112038B2 (en) 2008-11-13 2015-08-18 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2014132670A (ja) * 2008-11-13 2014-07-17 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
JP2020025130A (ja) * 2008-11-13 2020-02-13 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US9559212B2 (en) 2008-11-13 2017-01-31 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
KR101684853B1 (ko) 2008-11-13 2016-12-09 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체장치, 게이트선 구동회로, 표시장치 및 전자기기
KR101432764B1 (ko) * 2008-11-13 2014-08-21 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체장치의 제조방법
KR20160082952A (ko) * 2008-11-13 2016-07-11 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체장치, 게이트선 구동회로, 표시장치 및 전자기기
US9722054B2 (en) 2008-11-28 2017-08-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device and method for manufacturing the same
JP2010153842A (ja) * 2008-11-28 2010-07-08 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置及びその作製方法
TWI506795B (zh) * 2008-11-28 2015-11-01 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置和其製造方法
JP2017168849A (ja) * 2008-11-28 2017-09-21 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置の作製方法
KR101425420B1 (ko) 2008-11-28 2014-08-01 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치 및 표시 장치
KR101472771B1 (ko) * 2008-12-01 2014-12-15 가부시키가이샤 한도오따이 에네루기 켄큐쇼 반도체 장치 및 그 제작 방법
US9768281B2 (en) 2009-03-12 2017-09-19 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Method for manufacturing semiconductor device
JP2015029146A (ja) * 2009-03-12 2015-02-12 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2010219094A (ja) * 2009-03-13 2010-09-30 Seiko Epson Corp 半導体装置の製造方法、半導体装置、電気光学装置および電子機器
JP2011014858A (ja) * 2009-07-01 2011-01-20 National Chiao Tung Univ 自己整合薄膜トランジスタの製造方法とその構造体
JP2013065893A (ja) * 2009-07-31 2013-04-11 Semiconductor Energy Lab Co Ltd 半導体装置
US8421067B2 (en) 2009-07-31 2013-04-16 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Oxide semiconductor device
US11024516B2 (en) 2009-08-27 2021-06-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and method for manufacturing the same
US11923206B2 (en) 2009-08-27 2024-03-05 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and method for manufacturing the same
US10373843B2 (en) 2009-08-27 2019-08-06 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and method for manufacturing the same
JP2016186655A (ja) * 2009-08-27 2016-10-27 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
JP2018133592A (ja) * 2009-08-27 2018-08-23 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置
US11532488B2 (en) 2009-08-27 2022-12-20 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and method for manufacturing the same
JP2020017749A (ja) * 2009-08-27 2020-01-30 株式会社半導体エネルギー研究所 表示装置の作製方法
CN105789204A (zh) * 2009-12-25 2016-07-20 株式会社半导体能源研究所 半导体装置
US11676975B2 (en) 2009-12-25 2023-06-13 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device
JP2017017344A (ja) * 2010-01-22 2017-01-19 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2019186586A (ja) * 2010-01-22 2019-10-24 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2015159319A (ja) * 2010-02-05 2015-09-03 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP2019054269A (ja) * 2010-09-13 2019-04-04 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
US10615283B2 (en) 2010-09-13 2020-04-07 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, power diode, and rectifier
US11715800B2 (en) 2010-09-13 2023-08-01 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, power diode, and rectifier
US10910499B2 (en) 2010-09-13 2021-02-02 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Semiconductor device, power diode, and rectifier
JP2014045009A (ja) * 2012-08-24 2014-03-13 Renesas Electronics Corp 半導体装置及び半導体装置の製造方法
KR102006273B1 (ko) * 2012-11-19 2019-08-02 삼성디스플레이 주식회사 표시 기판 및 이의 제조 방법
KR20140064040A (ko) * 2012-11-19 2014-05-28 삼성디스플레이 주식회사 표시 기판 및 이의 제조 방법
US9252285B2 (en) 2013-07-16 2016-02-02 Samsung Display Co., Ltd. Display substrate including a thin film transistor and method of manufacturing the same
US9552998B2 (en) 2014-01-20 2017-01-24 Samsung Display Co., Ltd. Thin film transistor, method of manufacturing thin film transistor and flat panel display having the thin film transistor
US9991319B2 (en) 2014-01-20 2018-06-05 Samsung Display Co., Ltd. Thin film transistor, method of manufacturing the thin film transistor and flat panel display having the thin film transistor
WO2016026179A1 (zh) * 2014-08-21 2016-02-25 深圳市华星光电技术有限公司 氧化物半导体tft基板的制作方法及其结构
JP7422209B1 (ja) 2022-10-25 2024-01-25 ティーシーエル チャイナスター オプトエレクトロニクス テクノロジー カンパニー リミテッド 表示パネル及びその製造方法、表示装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP5015472B2 (ja) 2012-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5015472B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製法
JP5015471B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製法
JP5128792B2 (ja) 薄膜トランジスタの製法
JP5015470B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製法
JP6502463B2 (ja) 薄膜トランジスタ基板
JP5099740B2 (ja) 薄膜トランジスタ
JP4873528B2 (ja) 薄膜トランジスタの製造方法
JP2007220818A (ja) 薄膜トランジスタ及びその製法
JP4958253B2 (ja) 薄膜トランジスタ
JP4928464B2 (ja) 薄膜トランジスタ及びその製法
KR101413655B1 (ko) 산화물 반도체 박막 트랜지스터의 제조 방법
US10615266B2 (en) Thin-film transistor, manufacturing method thereof, and array substrate
US8624238B2 (en) Thin-film transistor substrate and method of fabricating the same
KR101675114B1 (ko) 박막 트랜지스터 및 그 제조방법
US9246007B2 (en) Oxide thin film transistor and method for manufacturing the same, array substrate, and display apparatus
JP2007073561A (ja) 薄膜トランジスタ
WO2019114834A1 (zh) 阵列基板及其制造方法和显示装置
JP2008098447A (ja) 薄膜トランジスタ及びその製法
JP2008108985A (ja) 半導体素子の製法
TWI497689B (zh) 半導體元件及其製造方法
JP5828911B2 (ja) 半導体装置、表示装置および半導体装置の製造方法
KR102148957B1 (ko) 표시 기판 및 표시 기판의 제조 방법
KR102225594B1 (ko) 박막 트랜지스터 및 그 제조 방법
JP5558222B2 (ja) 薄膜トランジスタ基板の製造方法
TW201624731A (zh) 半導體裝置及其製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120119

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120314

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120530

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120607

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150615

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees