JP2007217106A - 自動リール装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体の幅方向の寸法を短くすると共に、構成が簡易且つ合理的で製造コストを低減可能な自動リール装置を提供すること。
【解決手段】リール10を自動的に回転させて被巻取物の巻き取り又は繰り出しを行う自動リール装置であって、リール10の回転の軸芯となる回転軸20と、その回転軸20と一体的に回転可能に設けられてリール10を保持するリール保持部30と、回転軸20を受ける軸受部40と、その軸受部40を支持することで回転軸20を介してリール保持部30を支持する基体部42と、その基体部42に設置されてリール保持部30へ駆動力を直接的に伝達することでそのリール保持部30を介してリール10を回転させる回転駆動手段50とを具備する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リールを自動的に回転させてテープ状等の被巻取物の巻き取り又は巻き出し(繰り出し)を行う自動リール装置に関する。
従来の自動リール装置にあっては、図8に示すように、リール10を保持して回転させるリール取付盤31が一体的に設けられた回転軸20に、カップリング70を介してモータ駆動装置59の出力軸53を連結している。モータ駆動機構59は、モータ52と減速用ギヤヘッド54とで構成されている。減速用ギヤヘッド54で所要の回転数まで減速された駆動力がカップリング70と回転軸20を介してリール取付盤31を回転させる。
この自動リール装置によれば、リール取付盤31の回転軸20に、モータ駆動機構59をカップリング70で直接的に連結すればよく、容易に組み立てることができる。
しかしながら、回転軸20と減速用ギヤヘッド54を含むモータ駆動機構59を直列で連結することになり、装置全体の幅寸法が長くなってしまう。つまり、リール10、リール取付盤31、回転軸20の軸受部40、カップリング70、減速用ギヤヘッド54及びモータ52が直列に並び、リール10の幅方向と同方向の装置の幅について、その寸法が大きくなる。
これに対して、モータの駆動力を受ける入力軸の軸芯に対して垂直に設けられた出力軸へ出力する減速機を介し、モータの駆動力をスプールに伝達する被巻取物の巻取装置が開示されている(特許文献1参照)。
なお、この装置にあっても、減速機の出力軸とスプールの回転軸とがカップリングによって直接的に連結されており、その回転軸を直接的に駆動する形態になっている。また、減速機については、入力軸と出力軸の軸芯の方向が直交するようにギヤによって構成されており、その構造が複雑になっている。
特開2000−255854号公報(図1)
自動リール装置に関して解決しようとする問題点は、装置全体の幅方向の寸法が長くなり易く、構成が複雑になって製造コストが高くなり易い点にある。
そこで、本発明の目的は、装置全体の幅方向の寸法を短くすると共に、構成が簡易且つ合理的で製造コストを低減できる自動リール装置を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために次の構成を備える。
本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、リールを自動的に回転させて被巻取物の巻き取り又は繰り出しを行う自動リール装置であって、前記リールを回転させるための軸芯になる軸芯部材と、前記軸芯を中心に回転する前記軸芯部材と一体的に又は回転しない前記軸芯部材を中心に回転可能に設けられて前記リールを保持するリール保持部と、前記軸芯部材を支持することで該軸芯部材を介してリール保持部を支持する基体部と、該基体部に設置されて前記リール保持部へ駆動力を直接的に伝達することで該リール保持部を介して前記リールを回転させる回転駆動手段とを具備することを特徴とする。
本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、リールを自動的に回転させて被巻取物の巻き取り又は繰り出しを行う自動リール装置であって、前記リールを回転させるための軸芯になって該軸芯を中心に回転可能な回転軸と、該回転軸と一体的に前記軸芯を中心に回転可能に設けられて前記リールを保持するリール保持部と、前記回転軸を受ける軸受部と、該軸受部を支持することで前記回転軸を介して前記リール保持部を支持する基体部と、該基体部に設置されて前記リール保持部へ駆動力を直接的に伝達することで該リール保持部と前記回転軸を介して前記リールを回転させる回転駆動手段とを具備することを特徴とする。
また、本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、前記リール保持部に前記軸心部材又は前記回転軸の軸芯と同心となるように円周部が設けられ、前記回転駆動手段が、モータの動力によって回転する駆動ローラが前記円周部に圧接することで前記モータの動力を前記リール保持部へ伝達するローラ駆動機構から構成されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、前記ローラ駆動機構が、前記円周部に設けられた内周面に前記駆動ローラが圧接することで前記モータの動力を伝達するように設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、前記円周部の前記駆動ローラが接する内周面に対応する外周面に、回転自在に設けられた押えローラが圧接されていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、前記円周部がリール保持部のリールが取り付けられる面側とは反対方向へ側壁状に張り出した状態に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、前記円周部がリール保持部のリールが取り付けられる面側と同一方向へ側壁状に張り出した状態に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、前記ローラ駆動機構が、前記円周部の外周縁面へ、前記駆動ローラが圧接することで前記モータの動力を伝達するように設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、前記駆動ローラを直径の異なるものと交換して該駆動ローラの径と前記円周部の径の関係による減速比を変更可能に、前記モータの前記基体部における位置を変更可能に設けられていることを特徴とすることができる。
また、本発明にかかる自動リール装置の一形態によれば、前記リール保持部に前記軸心部材又は前記回転軸の軸芯と同心となるように円周部が設けられ、該円周部の外周縁が歯車となっており、前記回転駆動手段が、前記歯車にモータの動力によって回転するピニオンギヤが噛合していることで前記モータの動力を前記リール保持部へ伝達するギヤ駆動機構から構成されていることを特徴とすることができる。
本発明に係る自動リール装置によれば、装置全体の幅方向の寸法を短くすると共に、構成が簡易且つ合理的で製造コストを低減できるという特別有利な効果を奏する。
以下、本発明に係る自動リール装置の最良の形態例を添付図面(図1及び図2)と共に詳細に説明する。図1は本発明に係る自動リール装置を示す正面図である。また、図2は図1の自動リール装置を示す斜視図である。
この自動リール装置は、リール10を自動的に回転させて、テープ状等の被巻取物の巻き取り又は繰り出しを行うものである。例えば、樹脂テープに貼り付けられた電子部品等をマウンター装置に供給する際のテープフィーダーや、金属プレスのワークである金属帯状薄板を供給するフープ材繰り出し装置をとして使用される。
20は回転軸であり、リール10を回転させるための回転の軸芯となって、その軸芯を中心に回転可能なシャフト状或いは棒状に設けられている。この回転軸20が、リール10の筒状の本体部12の内部に挿通される状態で嵌められ、後述するリール保持部30と共にリール10を保持できるように設けられている。また、22はリール固定用部品であり、リール10を回転軸20に装着する際に、そのリール10を押えて固定するように設けられている。これにより、リール10の着脱を容易に行うことができる。
なお、リール10の回転の軸芯となる軸芯部材としては、この回転軸20に限定されるものではなく、回転しない軸芯部材としてもよい。その場合は、その軸芯部材を中心に後述するリール保持部30を回転可能に設ければ、リール10を好適に回転させることができる。
30はリール保持部であり、回転軸20と一体的に軸芯を中心に回転可能に設けられてリール10を保持するように設けられている。
本形態例では、回転軸20と共にその軸芯を中心に回転できるように、回転軸20に対して別体に形成されたリール保持部30が一体化するように、リール保持部30と回転軸20との間では相対的に回転しないように固定されている。なお、回転軸20とリール保持部30とを一体成形してもよい。
また、本形態例のリール保持部30は、リール10の一方のフランジ14の側面を受けて保持するように、その保持面が円盤状に形成されている。このため、このリール保持部30は、リール取付盤となっており、リール10を安定的にセットできる。
なお、リール保持部30の形態は、これに限定されるものではなく、前述したように回転しないように支持された軸芯部材に対して、ベアリングを介してリール保持部30が回転できる構成となっていてもよい。また、リール10を保持する部分は、平板部で構成された円盤状に限定されるものではなく、リール10を適切に保持できれば、他の形態でもよいのは勿論である。例えば、自転車のスポーク状の径方向へ延びる放射状部を備えるものでもよい。
また、このリール保持部30には、回転軸20の軸芯と同心となるように円周部32が設けられている。この円周部32は、リール保持部30のリール10が取り付けられる面側とは反対方向へ側壁状に張り出した状態に設けられている。また、この円周部32は一定幅の帯状に形成されている。
このように、円周部32有するリール保持部30が設けられるため、後述するモータ52の動力を好適に受けることができると共に、後述する基体部42によって、リール10及びモータ52等の構成の全てを好適に支持できる。
なお、リール保持部30は、リール10のフランジ部14に当接する部分や筒状の本体部12に嵌る部分を介し、全体としてリール10を保持する機能を有すればよい。このため、上述した円周部32は、リール保持部30の一部として共に回転動できるものであればよく、円周部32自体がリール10を保持するための機能を有する必要はない。従って、リール取付ための円盤と、円周部32を有する円盤とが併設されるような形態も含まれる。
40は軸受部であり、回転軸20をベアリングによって回転自在に受けている。また、42は基体部であり、その軸受部40を支持することで回転軸20を介してリール保持部30を支持している。
50は回転駆動手段であり、基体部42に設置されて、リール保持部30へ駆動力を直接的に伝達することで、そのリール保持部30と回転軸20を介してリール10を回転させるように設けられている。
これによれば、基体部42が、軸受部40、回転軸20及びリール保持部を介してリール10を支持すると共に、後述するモータ52等から成る回転駆動手段50を支持する。従って、一つの基体部42によってリール10と回転駆動手段50を支持でき、構成を簡易にできるため製造コストを低減できる。
また、一つの基体部42によってリール10と回転駆動手段50を支持できるため、従来の回転軸20にモータ52を直接的に連結する場合と比較して、装置全体の幅方向の寸法を小さくできる。従って、工場内のスペースを適切に利用することができ、生産性を高めることができる。
また、本形態例の回転駆動手段50は、モータ52の動力によって回転する駆動ローラ55が円周部32に接することで、モータ52の動力をリール保持部30へ伝達するローラ駆動機構51と、後述する押えローラ機構60とから構成されている。
このローラ駆動機構51は、前述した円周部32に設けられた内周面33に駆動ローラ55が圧接することでモータ52の動力をリール保持部30へ伝達するように設けられている。つまり、円周部の内周面33と駆動ローラ55の外周面との一つの接点で、その円周部32の接線方向へモータ52の動力を伝えることで、リール保持部30を回転させている。なお、駆動ローラ55は、内周面33に接するため、接触面を好適に広く確保でき、動力の伝達を適切に行うことができる。ローラであるため、騒音も小さい。なお、駆動ローラ55を常に内周面33へ圧接させるため、モータ52が、基体部42上でその圧接方向(円周部32の径方向)へ移動可能に直線案内部45に案内された状態に配設されている。本形態例では、モータ52が、基体部42に対して、上下方向へ所定の区間を移動可能に取り付けられている。
この動力の伝達機構によれば、円周部32の径に比べて、駆動ローラ55の径の方が小さいため、大きな減速比の減速機としての機能を有する。このため、他にギヤ等による特別な減速装置を必要とせず、構成を合理的に簡素化できて、製造コストを低減できる。さらに、動力の伝達効率も高く、エネルギーの消費を抑制できる。
なお、減速比は、円周部32の径と駆動ローラ55の径の比率で決まるものであるから、両者の大きさを適宜に設定すれば、所望の減速比を得ることができる。例えば、本形態例より円周部32を小径に形成して駆動ローラ55の径を変更しなければ、本形態例より小さい減速比を得ることができる。また、円周部32は、リール保持部30の外周縁に形成される必要はなく、回転軸20の軸心と同心円状であれば、所要の減速比に対応して適宜な大きさに形成すればよい。
さらに、駆動ローラ55の材料としては、動力を効率よく伝達すべく、例えば、摩擦性と弾性が高い材質であるゴム材を用いることができる。
なお、ローラ駆動機構51の取付位置は本形態例に限定されるものではなく、以下に説明する実施例のように、モータ52の動力を適切に伝達できれば、別の位置に設置されてもよい。
また、回転駆動手段50としては駆動ローラ55に代えてピニオンギヤとし、円周部32を内歯車等として、歯車による動力伝達機構とすることも可能である。
また、62は押えローラであり、円周部32の駆動ローラ55が接する内周面33に対応する外周面34に圧接されて、回転自在に設けられている。
この押えローラ62を有する押えローラ機構60では、その押圧手段として例えば図1及び図2に示すように、弾性部材の一例であるつる巻きバネ(コイルスプリング64)を用いることができる。基体部42に固定されたバネ受け部65と、押えローラ62が回転自在に固定されて基体部42の側面に摺動可能に設けられた可動ローラ受け部63との間に、コイルスプリング64が配されている。
なお、本形態例の可動ローラ受け部63の可動方向は上下方向であるが、その方向は特に限定されるものではなく、回転軸20の軸芯を中心として放射方向(径方向)へ可動できるように設けられているとよい。また、弾性部材としては、コイルスプリング64の他に、ゴム材、板バネ、トーションスプリング等を採用することも可能である。
さらに、押えローラ62の押圧手段はこれに限定されず、例えば、エアシリンダ装置のロッドの先端に押えローラ62を回転自在に装着するなど、空気圧等の流体圧を利用してもよい。
このように、押えローラ62が円周部32の外周面34に圧接されることで、駆動ローラ55との間で円周部32を好適に挟むことができる。これにより、駆動ローラ55が適度の圧力で円周部32の内周面33に接触でき、モータ52の動力を好適に伝達することができる。また、以上のモータ52の直線案内部45による移動機構と押えローラ62の押圧機構によれば、円周部32が一定の精度内で若干偏心した状態で回転する場合であっても、その偏心回転に追従させて駆動ローラ55を円周部32へ接触させることができ、一種の偏心補正機構として機能している。つまり、円周部32を備えるリール保持部30等の寸法精度のバラツキや回転軸の遊びを吸収・補正することができ、モータ52の動力をリール保持部30の回転へ好適に伝達することができる。また、このように補正できるため、円周部32等の部品の精度や組立の精度の許容範囲を広げることができ、製造コストを低減できる利点もある。
駆動ローラ55を内周面33へ適度の圧力で接触させるには、本形態例に限定されるものではない。例えば、押えローラ62を配置しないで、基体部42に上下方向へ所定の範囲で移動可能に配設されたモータ52の自重を主体にして、駆動ローラ55を内周面33に当接させる機構としてもよい。このような機構にあっては、バネ等の弾性を利用すれば、駆動ローラ55が内周面33に接触する押圧力を適宜に調整できる。
次に図3に基づいて実施例1について説明する。以上に説明した自動リール装置とは、回転駆動手段50に関する構成の位置関係が異なる。図3はローラ駆動機構51と押えローラ機構60の取付位置の実施例を説明するための正面図である。
図3に示したローラ駆動機構51は、円周部32の外周面34に駆動ローラ55が圧接することでモータ52の動力をリール保持部30へ伝達するように設けられている。
そして、押えローラ機構60が円周部32の内側に設けられ、押えローラ62が円周部32の内周面33に接するように構成されている。
これによっても、図1及び図2に示した自動リール装置と同等の効果を奏する。
次に図4に基づいて実施例2について説明する。以上に説明した自動リール装置とは、リール保持部30Aの形態と回転駆動手段50に関する構成の位置関係が異なる。図4はリール保持部30Aの形態と、ローラ駆動機構51及び押えローラ機構60の取付位置の実施例を説明するための正面図である。
円周部32が、リール保持部30Aのリール10が取り付けられる面側と同一方向へ側壁状に張り出した状態に設けられている。これによれば、モータ52を、図1〜3の形態例の反対側から円周部32が設けられたリール保持部30Aへ連携させることができる。つまり、リール10がリール保持部30Aへ取り付けられる側から、駆動ローラ55が円周部32の内周面33へ接するようにモータ52を配置できる。
従って、図4に明らかなように、装置の幅方向の寸法を、さらに小さくすることができる。なお、基体部42Aの形態は、図1〜3の形態例とは異なり、図4に示すように若干複雑な形態となる。
次に図5に基づいて実施例3について説明する。図5はリール保持部の他の実施例と、ローラ駆動機構の取付位置の実施例を説明するための正面図である。
この実施例によれば、ローラ駆動機構51が、リール保持部30Bの円周部32Bの外周縁面35へ、駆動ローラ55が圧接することでモータ52の動力を伝達するように設けられている。
また、モータ52は、直線案内部45によって上下方向へ移動可能にガイドされており、駆動ローラ55が適度な圧力で外周縁面35へ接するように、コイルスプリング66によって吊持されている。
これによっても、装置の幅方向の寸法を小さくでき、構造を簡略化して製造コストを低減できる。
また、駆動ローラ55を直径の異なるものと交換し、その駆動ローラ55の径と円周部32の径の関係による減速比を変更可能に、モータ52の基体部42における位置を変更可能に設けてもよい。以上の形態例では、基体部42に対してモータ52の上下方向の位置が変更できるように設けられるとよい。これによれば、所要の巻き取り又は繰り出し条件に対応して、適切な速度でテープ等を巻き取ったり、繰り出すことができる。
次に図6に基づいて実施例5について説明する。図6は動力の伝達方法が歯車機構である場合のリール保持部の実施例と、ギヤ駆動機構の取付位置の実施例を説明するための正面図である。
この実施例によれば、リール保持部30Cに軸心部材又は回転軸20の軸芯と同心となるように円周部が32C設けられ、その円周部32Cの外周縁が歯車36となっている。そして、回転駆動手段が、歯車36にモータ52の動力によって回転するピニオンギヤ56が噛合していることでモータ52の動力をリール保持部30Cへ伝達するギヤ駆動機構によって構成されている。
また、モータ52は、直線案内部45によって上下方向へ移動可能にガイドされており、ピニオンギヤ56が適度な圧力で歯車36と噛合するように、コイルスプリング66によって吊持されている。
これによっても、装置の幅方向の寸法を小さくでき、構造を簡略化して製造コストを低減できる。
次に図7に基づいて実施例6について説明する。図7は動力の伝達方法が歯車機構である場合のリール保持部の実施例と、ギヤ駆動機構の取付位置の実施例を説明するための正面図である。
この実施例によれば、リール保持部30Dに軸心部材又は回転軸20の軸芯と同心となるように帯状の円周部が32D設けられ、その円周部32Dの内周が内歯車37となっている。そして、回転駆動手段が、歯車37にモータ52の動力によって回転するピニオンギヤ56が噛合していることでモータ52の動力をリール保持部30Dへ伝達するギヤ駆動機構によって構成されている。
これによっても、装置の幅方向の寸法を小さくでき、構造を簡略化して製造コストを低減できる。
以上、本発明につき好適な形態例を挙げて種々説明してきたが、本発明はこの形態例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのは勿論のことである。
本発明に係る自動リール装置の一形態を示す正面図である。 図1の自動リール装置を示す斜視図である。 本発明に係る自動リール装置の実施例1を示す正面図である。 本発明に係る自動リール装置の実施例2を示す正面図である。 本発明に係る自動リール装置の実施例3を示す正面図である。 本発明に係る自動リール装置の実施例5を示す正面図である。 本発明に係る自動リール装置の実施例6を示す正面図である。 従来の自動リール装置を示す正面図である。
符号の説明
10 リール
20 回転軸
30 リール保持部
32 円周部
33 内周面
34 外周面
40 軸受部
42 基体部
50 回転駆動手段
51 ローラ駆動機構
52 モータ
55 駆動ローラ
60 押えローラ機構
62 押えローラ
64 コイルスプリング

Claims (10)

  1. リールを自動的に回転させて被巻取物の巻き取り又は繰り出しを行う自動リール装置であって、
    前記リールを回転させるための軸芯になる軸芯部材と、
    前記軸芯を中心に回転する前記軸芯部材と一体的に又は回転しない前記軸芯部材を中心に回転可能に設けられて前記リールを保持するリール保持部と、
    前記軸芯部材を支持することで該軸芯部材を介してリール保持部を支持する基体部と、
    該基体部に設置されて前記リール保持部へ駆動力を直接的に伝達することで該リール保持部を介して前記リールを回転させる回転駆動手段とを具備することを特徴とする自動リール装置。
  2. リールを自動的に回転させて被巻取物の巻き取り又は繰り出しを行う自動リール装置であって、
    前記リールを回転させるための軸芯になって該軸芯を中心に回転可能な回転軸と、
    該回転軸と一体的に前記軸芯を中心に回転可能に設けられて前記リールを保持するリール保持部と、
    前記回転軸を受ける軸受部と、
    該軸受部を支持することで前記回転軸を介して前記リール保持部を支持する基体部と、
    該基体部に設置されて前記リール保持部へ駆動力を直接的に伝達することで該リール保持部と前記回転軸を介して前記リールを回転させる回転駆動手段とを具備することを特徴とする自動リール装置。
  3. 前記リール保持部に前記軸心部材又は前記回転軸の軸芯と同心となるように円周部が設けられ、
    前記回転駆動手段が、モータの動力によって回転する駆動ローラが前記円周部に圧接することで前記モータの動力を前記リール保持部へ伝達するローラ駆動機構から構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動リール装置。
  4. 前記ローラ駆動機構が、前記円周部に設けられた内周面に前記駆動ローラが圧接することで前記モータの動力を伝達するように設けられていることを特徴とする請求項3記載の自動リール装置。
  5. 前記円周部の前記駆動ローラが接する内周面に対応する外周面に、回転自在に設けられた押えローラが圧接されていることを特徴とする請求項4記載の自動リール装置。
  6. 前記円周部がリール保持部のリールが取り付けられる面側とは反対方向へ側壁状に張り出した状態に設けられていることを特徴とする請求項3、4又は5記載の自動リール装置。
  7. 前記円周部がリール保持部のリールが取り付けられる面側と同一方向へ側壁状に張り出した状態に設けられていることを特徴とする請求項3、4又は5記載の自動リール装置。
  8. 前記ローラ駆動機構が、前記円周部の外周縁面へ、前記駆動ローラが圧接することで前記モータの動力を伝達するように設けられていることを特徴とする請求項3記載の自動リール装置。
  9. 前記駆動ローラを直径の異なるものと交換して該駆動ローラの径と前記円周部の径の関係による減速比を変更可能に、前記モータの前記基体部における位置を変更可能に設けられていることを特徴とする請求項3、4、5、6、7又は8記載の自動リール装置。
  10. 前記リール保持部に前記軸心部材又は前記回転軸の軸芯と同心となるように円周部が設けられ、該円周部の外周縁が歯車となっており、
    前記回転駆動手段が、前記歯車にモータの動力によって回転するピニオンギヤが噛合していることで前記モータの動力を前記リール保持部へ伝達するギヤ駆動機構から構成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の自動リール装置。
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