JP2007215913A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】防漏壁を備えた吸収性物品において、横漏れ防止性を更に向上することができる吸収性物品を提供すること。
【解決手段】表面シート2、裏面シート3、両シート2,3間に介在された吸収体4及び吸収体4の幅方向外方それぞれに長手方向に沿って配設された防漏壁5を備えた吸収性物品であって、表面シート2の長手方向両側部それぞれには、撥水性のサイドシート6が接合されており、サイドシート6は、幅方向に沿う縦断面視において、少なくとも吸収体4の肌当接面側から側面43に跨って配設されており、少なくとも、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部において、サイドシート6及び防漏壁5から二重の防漏構造が形成されている。
【選択図】図3

Description

本発明は、生理用ナプキンや失禁パッド等の吸収性物品に関する。
従来、生理用ナプキンや失禁パッド等の吸収性物品として、その幅方向外方それぞれに防漏壁が長手方向に沿って配設されたものが知られている。防漏壁は、吸収性物品を着用者にフィットする好ましい立体形状に変形させること、着用者の肌に対する密着性を向上させ、液漏れを確実に防止すること等を目的とするものである(例えば、下記特許文献1参照)。
特開平8−182702号公報
しかし、特許文献1記載の生理用ナプキンにおいては、吸収体の側面が液透過性の表面シートで被覆されており、防漏壁がその幅方向外方に配設されているため、表面シートの肌当接面側を伝わる体液や一旦吸収体に吸収された体液が、表面シートと防漏壁との間の空間に一気に漏れ出す場合があり、横漏れ防止性が十分とはいえなかった。また、表面シートと防漏壁との間の空間が、着用者の動き等によってつぶれてしまい、表面シートと防漏壁とが直接接触し、体液を防漏壁に滲ませてしまう場合もあった。
従って、本発明の目的は、防漏壁を備えた吸収性物品において、横漏れ防止性を更に向上することができる吸収性物品を提供することにある。
本発明は、表面シート、裏面シート、両シート間に介在された吸収体及び該吸収体の幅方向外方それぞれに長手方向に沿って配設された防漏壁を備えた吸収性物品であって、前記表面シートの長手方向両側部それぞれには、撥水性のサイドシートが接合されており、該サイドシートは、幅方向に沿う縦断面視において、少なくとも前記吸収体の肌当接面側から側面に跨って配設されており、少なくとも、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部において、前記サイドシート及び前記防漏壁から二重の防漏構造が形成されている吸収性物品を提供することにより上記の目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、防漏壁を備えた吸収性物品において、横漏れ防止性を更に向上することができる。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい一実施形態である第1実施形態の生理用ナプキンに基づき図面を参照しながら説明する。
第1実施形態の生理用ナプキン1は、図1〜図3に示すように、液透過性の表面シート2、液不透過性又は液難透過性の裏面シート3及び液保持性の吸収体4を備えている。吸収体4は、表面シート2と裏面シート3との間に介在されている。
生理用ナプキン1は、その長手方向に、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される部位である排泄部対向部Aと、着用時に排泄部対向部Aよりも着用者の背側(後方)に配置される後方部Bと、前端部Cと、後端部Dとを有している。本実施形態における排泄部対向部Aと後方部Bとの境界は、生理用ナプキン1の長さ方向の略中央部に位置する。
吸収体4は、図3に示すように、上層吸収体41及び下層吸収体42からなる2層構造を有している。上層吸収体41は、下層吸収体42より長さが短く、幅が狭くなっている。また、上層吸収体41は、下層吸収体42には接合されておらず、生理用ナプキン1の長手方向中央部に且つ幅方向中央部に位置している。従って、上層吸収体41は、いわゆる中高領域を形成する。
尚、「長手方向」及び「幅方向」というときは、特に明記のない限り、それぞれ「吸収性物品の長手方向」及び「吸収性物品の幅方向」を意味する。「上面」及び「下面」というときは、それぞれ「肌当接面(側の面)」及び「非肌当接面(側の面)」を意味する。
表面シート2には、図1〜図3に示すように、中央シール部76が形成されている。中央シール部76は、表面シート2と吸収体4の下部吸収体42とが一体的に圧密化されて形成されており、上層吸収体41を包囲している。
中央シール部76は、表面シート2と下層吸収体42とを接合しているが、表面シート2と上層吸収体41とは接合していない。また、平面視において、上層吸収体41の外形と、中央シール部76の外形とは略一致している。従って、上層吸収体41は、表面シート2と下層吸収体42とからなる閉鎖空間に封入されている。
表面シート2は、吸収体4の肌当接面側の全域を被覆しているが、側面43を被覆していない。表面シート2は、液透過性のシートであれば特に制限されないが、例えば、図4に示すような、肌当接面側に突出した多数の凸部24を有する凹凸シートからなる。
本実施形態における凹凸シートからなる表面シート2は、肌当接面側の第1繊維層21と非肌当接面側の第2繊維層22とからなる。第1繊維層21と第2繊維層22とは、部分的に熱融着されて熱融着部23が形成されている。第1繊維層21は、熱融着部23以外の部位において、圧縮弾性を有する多数の凸部24を形成している。
前記凹凸シートは、繊維集合体からなる第1繊維層21及び第2繊維層22を、熱エンボスにより所定のパターンで部分的に熱融着させた後、第2繊維層22を水平方向に熱収縮させて得られる。詳述すると、熱エンボスによる熱融着は、例えば、多数のエンボスピンが規則的に配設されたエンボス面(エンボスロールの周面等)を、第1繊維層21と第2繊維層22との積層体における第1繊維層21側に圧接させ、各ピンに熱圧された部位における、第1繊維層21及び/又は第2繊維層22の構成繊維を溶融させて行われる。
第2繊維層22の熱収縮は、例えば、第2繊維層22を熱収縮性繊維から構成するか又は第2繊維層22中に熱収縮性繊維を含ませておき、第1繊維層21と第2繊維層22とを熱融着させると同時に又は両者を熱融着させた後に、第2繊維層22を加熱処理することにより行われる。多数の凸部24は、第2繊維層22を水平方向に熱収縮させることにより、第1繊維層21の熱融着部23以外の部位が凸形に変形して生じたものである。
多数の熱融着部23は、散点状且つ千鳥状に規則的に形成されている。熱融着部23同士間の距離はほぼ一定である。
各凸部24は、それぞれドーム状をなしており、その内部は第1繊維層21を構成する繊維で満たされている。また、各凸部24が形成された部分における第1繊維層21と第2繊維層22との界面は接合されていないが密着した状態とされている。
第1繊維層21の構成繊維は、実質的に熱収縮性を有しないものか、又は第2繊維層22の構成繊維の熱収縮温度以下で熱収縮しないものであることが好ましい。
第2繊維層22の構成繊維としては、熱可塑性ポリマー材料からなり且つ熱収縮性を有するものが好適である。また、該構成繊維は、収縮後にもエラストマー的挙動を示すものであることが好ましい。そのような繊維の例としては、潜在捲縮性繊維が挙げられる。第2繊維層22中の潜在捲縮性繊維の含有割合は40〜100重量%であることが好ましい。潜在捲縮性繊維は、加熱される前においては、従来の不織布用の繊維と同様に取り扱うことができ、且つ所定温度で加熱することによって螺旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維である。潜在捲縮性繊維を用いることで、熱収縮性及びエラストマー的挙動の両者を同時に発現させることができる。
潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型又はサイド・バイ・サイド型の複合繊維からなる。その例としては、特開平9−296325号公報や特許第2759331号公報に記載のものが挙げられる。第2繊維層22は、例えば、このような潜在捲縮性繊維を含ませておき、第1繊維層21との熱融着と同時に又はその後に、加熱により該繊維の捲縮を発現させ、収縮させることができる。
表面シート2の長手方向両側部それぞれには、図3及び図5に示すように、撥水性のサイドシート6が接合されている。サイドシート6は、表面シート2の肌当接面側に接合されており、表面シート2の長手方向両側縁から幅方向外方に延出するように接合されている。
サイドシート6は、長手方向には、好ましくは吸収体4の(長手方向)長さの25%以上、更に好ましくは吸収体4の長さの60%以上、最も好ましくは吸収体4の長さの100%以上に亘っている。
また、サイドシート6は、排泄領域(ウイング72(詳細は後述)が形成されている領域または中央シール部76の幅方向外方へ突き出た部位)に配されていることが好ましく、防漏壁5(詳細は後述)が完全に起立している領域(排泄部対向部A)に配されていることが更に好ましく、防漏壁5が機能している領域(排泄部対向部A、後方部B)に配されていることが最も好ましい。
サイドシート6の幅は、好ましくは15〜60mm、更に好ましくは20〜40mmである。
サイドシート6は、図3に示すように、幅方向に沿う縦断面視において、少なくとも吸収体4の肌当接面側から側面43に跨って配設されている。本実施形態におけるサイドシート6は、吸収体4の肌当接面側の側縁近傍から吸収体4の側面43を覆って非肌当接面側(裏面シート3側)へ巻き込まれている。
サイドシート6は、撥水性のシートであれば特に制限されないが、スパンボンド系不織布が好ましく用いられる。スパンボンド系不織布とは、スパンボンドを含む不織布である。スパンボンド系不織布としては、例えば、スパンボンド単層の不織布、スパンボンドが積層されたスパンボンドのみの不織布、スパンボンドとメルトブローンとが組み合わされて一層とされた不織布が挙げられる。
サイドシート6は、スパンボンドとメルトブローンとが組み合わされて一層とされた不織布を用いることが好ましい。このようなスパンボンド(S)とメルトブローン(M)とが組み合わされて一層とされた不織布としては、例えば、SMS、SM、SMMS、SSMMS不織布が挙げられる。特に、SMS不織布は、薄く、しなやかな柔らかさを有し、薄くても充分な撥水性と強度を有し、縦横の強度バランスも良好な点から好ましい。
スパンボンド系不織布の構成繊維としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン若しくはプロピレン−エチレンランダム共重合体を主成分とする樹脂等のポリオレフィン系繊維、ポリエチレンテレフタレート繊維又はポリアミド繊維が好ましく、これらの中でもポリオレフィン系繊維が好ましい。繊維構造としては、単独繊維や、芯鞘型繊維、サイドバイサイド繊維といった複合繊維でもよい。プロピレン−エチレンランダム共重合体を用いた繊維、ポリエチレンテレフタレートが芯、ポリエチレンが鞘である芯鞘型繊維、ポリプロピレンが芯、ポリエチレンが鞘である芯鞘型繊維は、特に風合い、肌触りをより向上させる上で好ましい。
表面シート2とサイドシート6とが重なった境界領域S(図3及び図5参照)の幅は、好ましくは2〜25mm、更に好ましくは5〜15mmである。
凹凸シートからなる表面シート2の肌当接面側とサイドシート6の非肌当接面側とは、図6に示すように、凹凸シートの凸部24において散点状に接合されていることが好ましい。このように接合されている構成においては、境界領域Sにおいて、隣接する凸部24間に空隙が形成される。従って、表面シート2の肌当接面側を幅方向に伝わる体液は、隣接する凸部24間の前記空隙を通じて境界領域Sの中に流入し、一時保持される。このように、境界領域Sには、液を一時保持し得る液一時保持空間が形成されている。
表面シート2は、サイドシート6に比して、厚く且つ伸縮性が大きくなっていることが好ましい。この厚さ及び伸縮性の相違により境界領域Sは、裏面シート3側に湾曲され易くなっている。具体的には、表面シート2とサイドシート6とが一体化されたシートは、吸収性物品の製造時に搬送する際には、伸び難いサイドシート6によって安定して搬送が行われるが、吸収体4と重ね合わせる場合、吸収体4の厚み(特に中高構造部分の厚み)に起因する引張り力が表面シート2に加わるため、表面シート2とサイドシート6に歪が生じる結果、境界領域Sにおいて曲げ易くなる。この境界領域Sにおける曲げ易さは、以下のようにして測定される「湾曲性」で評価できる。
サイドシート6が接合された表面シート2を、長さ100mm、幅40mm(境界領域Sを除くサイドシート6の幅が20mm)の形状に、生理用ナプキンの長手方向が長さ方向となるように切断し、試験片とする。また、試験台は、長さ120mm以上、幅60mm以上、高さ40mm以上の立方体で、角の処理(面取り処理)がなされていないものが好ましい。面取り処理を行った試験台を用いる場合には、角の曲率半径は1mm以内が望ましい。
試験台上に、試験片における表面シート2及び境界領域Sの部分を載せる。サイドシート6(境界領域Sを除く部分)は試験台の上面の端部から延出してフリーな状態とする。この際、試験台の側面と、試験片における境界領域Sとサイドシート6との境界線を一致させる。その後、試験片における表面シート2及び境界領域Sの部分を5%(105mmとなるように)伸長させ、幅24mmの粘着テープ(ニチバン株式会社製、商品名セロテープ(登録商標)CT−24)で、該部分の両端を固定する。ここで、試験台の側面と、試験片における境界部分Sとサイドシート6との境界線が一致し、試験台の側面から粘着テープが飛び出さないように注意する。また、面取りがなされている試験台では、面取りされた位置の境界部分Sを試験台に固定しないようにする必要がある。
伸長状態で試験台に固定された試験片は、試験台の側面に沿って湾曲し(折れ曲がり)、この湾曲した試験片の幅方向端部から試験台の側面までの距離を、試験片の長手方向に沿う前部、後部及び中央部の3箇所にて測定し、その平均を「湾曲性」とする。この「湾曲性」の値により、曲げ易さを評価する。サイドシート6が接合された表面シート2(境界領域Sを有するシート)の湾曲性は、0〜10mmが好ましく、0〜7mmであることがより好ましく、0〜5mmであることが更に好ましい。
同様の測定を表面シート2のみで行い、表面シート2の湾曲性を測定すると、表面シート2のみでは曲げ難い。境界領域Sを有するシートの湾曲性は、表面シート2(のみ)の湾曲性の60%以下であることが好ましく、40%以下であることが更に好ましい。
表面シート2及びサイドシート6の伸縮性は、以下のように測定される伸縮性である。
テンシロン引っ張り試験機(型式:RTA−100、株式会社オリエンテック製)にて、吸収性物品の長さ方向に150mm、吸収性物品の幅方向に20mmに切断した試験片を100mm間隔のチャックに固定し、300mm/分の速度で1Nの荷重が掛かるまで引っ張った際の伸び量(mm)を測定する。ここで、伸び量とは、元の長さ(150mm)から伸びている部分の長さを示す。
表面シート2の伸縮性は、サイドシート6の伸縮性よりも高いことが好ましく、その伸び量が2倍以上であることが好ましく、伸び量が4倍以上であることが更に好ましい。
裏面シート3は、吸収体4の非肌当接面側の全域(巻き込まれたサイドシート6を含む)を被覆し、吸収体4の長手方向両側縁からそれぞれ幅方向外方に延出してサイドフラップ71を形成している。サイドフラップ71は、生理用ナプキン1の排泄部対向部Aの位置において更に幅方向外方へ延出して一対のウイング72を形成している。ウイング72は、着用時に、折り曲げられてショーツ等の下着の外表面に粘着剤等により固定されるものである。
表面シート2及び裏面シート3は、それぞれ吸収体4の長手方向前後端からそれぞれ延出し、その延出部分において互いに接合されてエンドシール部73を形成している。
吸収体4の幅方向外方それぞれには、長手方向に沿って一対の防漏壁5,5が配設されている。防漏壁5は、生理用ナプキン1の前端部Cと後端部Dとの間に亘って配されている。
防漏壁5は、吸収体4の側面43の近傍から起立した基壁部51と、その上端部54に連設された面状の弾性伸縮部52とからなる。弾性伸縮部52には、生理用ナプキン1の長手方向に沿って弾性部材9(91,92)が配されて弾性伸縮性が付与されている。
防漏壁5は、吸収体4の側面43に沿って設されており、弾性伸縮部52の上面(肌当接面側)は、吸収体4の上面(肌当接面側)と略平行である。弾性伸縮部52は、少なくとも排泄部対向部Aにおいて着用者の肌に面状に当接するようになっている。
弾性伸縮部52は、基壁部51の上端部54に断面T字状に連設されている。即ち、弾性伸縮部52は、基壁部51の上端部54から生理用ナプキン1の幅方向内方に張り出す内方張出部52Aと、基壁部51の上端部54から生理用ナプキン1の幅方向外方に張り出す外方張出部52Bとから構成されている。
両張出部52A,52Bの張り出し幅は異なっており、内方張出部52Aの張り出し幅と外方張出部52Bの張り出し幅の比(前者:後者)は、好ましくは3:2〜5:1である。内方張出部52A及び外方張出部52Bには、それぞれ糸状の内方弾性部材91が4本,外方弾性部材92が2本(図3においてはそれぞれ1本のみ図示)、幅方向に間隔をあけて配設されている。弾性部材9は、少なくとも生理用ナプキン1の排泄部対向部A及び後方部Bに配されている。
防漏壁5は、排泄部対向部A及び後方部Bにおいては起立しており、且つ前端部C及び後端部Dにおいては、少なくとも弾性伸縮部52の幅方向内側(内方張出部52A)が表面シート2に固定されることで起立が阻害されている(起立していない)。弾性伸縮部52は、表面シート2の肌当接面側に、長手方向前側においては前シール部74により、長手方向後側においては後シール部75により接合されている。そのため、弾性伸縮部52の収縮によって、生理用ナプキン1は、その長手方向の全体形状が、図1に示すように凹状に湾曲する。
本実施形態における防漏壁5は、防漏壁形成用シート53を、生理用ナプキン1の他の構成部材(裏面シート3やサイドシート6等)に固定して形成されている。防漏壁形成用シート53は、長手方向に亘って一定の幅を有するシートで、基壁部51の上端部54と弾性伸縮部52とが断面T字状に連設された形状が形成されるように、折り返されている。従って、防漏壁形成用シート53は、基壁部51及び弾性伸縮部52において2層となっている。尚、防漏壁形成用シート53の幅とは、単体状態の防漏壁形成用シート53の幅であって、吸収性物品の幅方向とは必ずしも一致しない。
より具体的には、排泄部対向部Aにおいては、図3(a)に示すように、基壁部51の下端部55(弾性伸縮部52側の上端部54とは反対側の端部)は、吸収体4の非肌当接面側に巻き込まれている。そして、巻き込まれた下端部55は、巻き込まれたサイドシート6の非肌当接面側と裏面シート3の肌当接面側との間に接着剤等の公知の接合手段により固定されている。排泄部対向部Aにおける防漏壁形成用シート53の幅方向の固定位置は、基壁部51における下端部55近傍である。
後方部Bにおいては、図3(c)に示すように、防漏壁形成用シート53の一部は、幅方向内方に延出するように山折りに折り重ねられて重層部58を形成している。重層部58は、折り重ねられた対向面が対向面接合部57により接合されて折り重ね形態を維持している。
対向面接合部57は、防漏壁5の基壁部51を良好に起立させる観点から、重層部58の折り重ねられた対向面における幅方向外方寄りの位置に設けられていることが好ましい。重層部58が設けられることにより、後方部Bにおける基壁部51の上端部54から裏面シート3までの厚み方向距離は、排泄部対向部Aにおける該厚み方向距離よりも短くなっている。
重層部58は、基壁部51の長手方向に所定長さに亘って形成されている。重層部58の長さは、防漏壁5が起立している部分の全長の15〜45%であることが好ましく、20〜30%であることが更に好ましい。
本実施形態の生理用ナプキンは、前述の構成を有しているため、少なくとも、排泄部対向部Aにおいて、サイドシート6及び防漏壁5から二重の防漏構造が形成されている
表面シート2、裏面シート3、吸収体4、防漏壁5を構成する材料としては、それぞれ、生理用ナプキン、失禁パッド等の吸収性物品に従来用いられている材料を特に制限なく用いることができる。裏面シート3は、単層シートでも積層シートでもよく、この積層シートは、液不透過性シートと液透過性シートとの積層体であってもよい。
防漏壁5の弾性伸縮部52は、弾性部材9を用いず、伸縮性のあるフィルムや不織布、伸縮性のあるフィルムと不織布とのラミネート材料、伸縮性のないフィルムに凹凸加工により伸縮性を付与した材料等で構成されていてもよい。また、基壁部51も弾性伸縮部52と同様に伸縮性を有していてもよい。
また、本実施形態における防漏壁5は、基壁部51と弾性伸縮部52とが一体的に形成されているが、基壁部51と弾性伸縮部52とを別々に製造し、それらを接合して形成することもできる。
本実施形態の生理用ナプキン1によれば、表面シート2の長手方向両側部それぞれに撥水性のサイドシート6が接合されており、サイドシート6は、幅方向に沿う縦断面視において、少なくとも吸収体4の肌当接面側から側面43に跨って配設されており、少なくとも、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部Aにおいて、サイドシート6及び防漏壁5から二重の防漏構造が形成されている。そのため、吸収体4の側面43からの体液の滲みはサイドシート6により防止される。また、サイドシート6を乗り越えた体液については、防漏壁5により漏れが防止される。このように、本実施形態の生理用ナプキン1によれば、二重の防漏構造により横漏れ防止性能が大幅に向上している。
サイドシート6は、凹凸シートからなる表面シート2の肌当接面側に接合されており、表面シート2とサイドシート6とが重なった境界領域Sには、液を一時保持し得る液一時保持空間が形成されている。そのため、表面シート2の肌当接面側を幅方向に移動する体液は、液一時保持空間に流入し、一時保持されるため、吸収体4からの体液の滲み難さが一層向上する。
尚、表面シート2として前述の凹凸シートを用いた場合において、仮にサイドシート6を用いずに表面シート2を吸収体4の非肌当接面側に巻き付けた形態とすると、凹凸シートは厚みが厚いため曲げ難く、伸縮性を有するため復元性が高い。そのため、生理用ナプキン1の製造時において表面シート2の搬送及び表面シート2の巻き付けが困難である。これに対し、本実施形態においては、表面シート2の長手方向両側部に、表面シート2に比して厚みが薄く、伸縮性が小さい撥水性のサイドシート6を用いているため、製造時の搬送及び巻き付けが容易である。
また、サイドシート6が綺麗な形状で巻き付けられるため、だぶつかず、そこに体液が溜まらず、漏れが生じ難い。
次に、本発明の別の実施形態の生理用ナプキンについて説明する。別の実施形態の生理用ナプキンについては、第1実施形態の生理用ナプキンと異なる点について説明し、同様の点については説明を省略する。特に説明しない点については、第1実施形態の生理用ナプキンについての説明が適宜適用される。
第2実施形態の生理用ナプキン1は、図7に示すように、第1実施形態に比して、サイドシート6が吸収体4の非肌当接面側まで巻き込まれていない。詳述すると、サイドシート6における肌当接面側の幅方向端部は、第1実施形態におけるサイドシート6と同じ位置であるが、サイドシート6の非肌当接面側の幅方向端部は、吸収体4の側面43の下端に達していない。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
第3実施形態の生理用ナプキン1は、図8に示すように、第2実施形態に比して、防漏壁5の基壁部51の下端部55が吸収体4の非肌当接面側に巻き込まれておらず、幅方向外側に向けて折れ曲がっている。その他の構成は、第2実施形態と同様である。
第4実施形態の生理用ナプキン1は、図9に示すように、第1実施形態に比して、サイドシート6が表面シート2の非肌当接面側に接合されている。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
第5実施形態の生理用ナプキン1は、図10に示すように、第1実施形態に比して、防漏壁5の幅方向に沿う縦断面形状が略T字状になっていない。具体的には、防漏壁5は、裏面シート3から起立し、吸収体4の肌当接面側の上方に位置するように幅方向内方に倒れている。そして、防漏壁5は、吸収体4の肌当接面側の上方において、幅方向外方に折り返され、吸収体4の肌当接面側の上方から外れた位置まで幅方向外方に倒れた形態を有している。その他の構成は、第1実施形態と同様である。
第6実施形態の生理用ナプキン1においては、図11に示すように、第5実施形態に比して、防漏壁5の先端部は、更に幅方向内方に折り返され、吸収体4の肌当接面側の上方に位置するように幅方向内方に倒れた形態を有している。その他の構成は、第5実施形態と同様である。
第7実施形態の生理用ナプキン1は、図12に示すように、第3実施形態に比して、サイドシート6及び防漏壁5は、1枚の撥水性シートが所定形状に折り返されて形成されている。即ち、サイドシート6と防漏壁5とが一体的に構成されている。その他の構成は、図8に示す第3実施形態と同様である。
本発明の吸収性物品は、前記各実施形態に制限されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々変形可能である。
例えば、吸収体は、前記実施形態における吸収体4のように、2層中高構造の吸収体について両層を接合せずに用いた形態に制限されず、中高構造を有していない平坦状な吸収体や、多層構造(中高構造)部分が接着剤やエンボス手段により一体化された吸収体を採用することができる。
断面T字状の防漏壁を採用する場合、内方張出部52A及び外方張出部52Bそれぞれの張り出し幅は同一でもよく、外方張出部52Bの方が内方張出部52Aよりも張り出し幅が大きくてもよい。
防漏壁5の重層部58は、防漏壁形成用シート53の一部を、幅方向外方に延出するように山折りに折り重ねて形成してもよい。重層部58の折り重ね回数、重層部58の幅、重層部58の折り重ねられた対向面における対向面接合部57の位置等は、適宜設定することができる。
各実施形態における各構成は、それぞれ別の実施形態に適宜適用することができる。
本発明は、生理用ナプキンの他、失禁パッド、パンティライナー、使い捨ておむつ等に適用することができる。
図1は、本発明の吸収性物品の第1実施形態としての生理用ナプキンについて、自然状態における概略形態を示す斜視図である。 図2は、第1実施形態の生理用ナプキンを引き伸ばした状態を示す平面図である。 図3(a)は、図2に示すIIIA−IIIA断面図、図3(b)は、図3(a)の部分拡大図、図3(c)は、図2に示すIIIC−IIIC断面図である。 図4は、第1実施形態の生理用ナプキンにおける表面シートを示す図で、(a)は縦断面斜視図、(b)は(a)に示すB−B断面図である。 図5は、表面シートとサイドシートとの接合形態を仮想的に展開して示す平面図である。 図6は、第1実施形態の生理用ナプキンにおける液一時保持空間を示す斜視図である。 図7は、第2実施形態の生理用ナプキンを示す幅方向に沿う縦断面図〔図3(a)対応図〕である。 図8は、第3実施形態の生理用ナプキンを示す幅方向に沿う縦断面図〔図3(a)対応図〕である。 図9は、第4実施形態の生理用ナプキンを示す幅方向に沿う縦断面図〔図3(a)対応図〕である。 図10は、第5実施形態の生理用ナプキンを示す幅方向に沿う縦断面図〔図3(a)対応図〕である。 図11は、第6実施形態の生理用ナプキンを示す幅方向に沿う縦断面図〔図3(a)対応図〕である。 図12は、第7実施形態の生理用ナプキンを示す幅方向に沿う縦断面図〔図3(a)対応図〕である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 防漏壁
51 基壁部
52 弾性伸縮部
6 サイドシート
9 弾性部材
A 排泄部対向部
B 後方部

Claims (7)

  1. 表面シート、裏面シート、両シート間に介在された吸収体及び該吸収体の幅方向外方それぞれに長手方向に沿って配設された防漏壁を備えた吸収性物品であって、
    前記表面シートの長手方向両側部それぞれには、撥水性のサイドシートが接合されており、該サイドシートは、幅方向に沿う縦断面視において、少なくとも前記吸収体の肌当接面側から側面に跨って配設されており、
    少なくとも、着用時に着用者の液排泄部に対向配置される排泄部対向部において、前記サイドシート及び前記防漏壁から二重の防漏構造が形成されている吸収性物品。
  2. 前記サイドシートは、前記表面シートの肌当接面側に接合されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記サイドシートは、前記表面シートに、該表面シートの長手方向両側縁から幅方向外方に延出するように接合されている請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記表面シートは、肌当接面側に突出した多数の凸部を有する凹凸シートからなる請求項1〜3の何れかに記載の吸収性物品。
  5. 前記サイドシートは、前記凹凸シートの肌当接面側に接合されており、該凹凸シートと該サイドシートとが重なった境界領域には、液を一時保持し得る液一時保持空間が形成されている請求項4記載の吸収性物品。
  6. 前記表面シートは、前記サイドシートに比して伸縮性が大きくなっており、この伸縮性の相違により該表面シートと該サイドシートとが重なった境界領域は、該裏面シート側に湾曲され易くなっている請求項2〜5の何れかに記載の吸収性物品。
  7. 前記サイドシートは、スパンボンド系不織布から形成されている請求項1〜6の何れかに記載の吸収性物品。
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