JP4859596B2 - 吸収性物品 - Google Patents

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Description

本発明は、生理用ナプキン、パンティライナー、おりものシート、失禁パッド等の吸収性物品に関する。
従来より、吸収層及び防漏層を具備し、実質的に縦長に形成されている吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側部を覆う一対のサイド防漏部と、該吸収性本体の長手方向の側縁から外方に延出するウイング部とからなる生理用ナプキンが知られている。サイド防漏部は、排泄された体液が吸収性本体の幅方向外方に漏れることを防止するものである。ウイング部は、ナプキンの使用の際にショーツ等の下着における股下部の縁部に沿って折り曲げられ、ずれ止め材を介して該下着の外表面に固定されるものである。
また、一枚の不織布からサイド防漏部とウイング部とが形成されている生理用ナプキンが知られている。例えば、特許文献1に記載の生理用ナプキンにおいては、一枚の伸縮性の不織布からサイド防漏部及びウイング部が形成されているとともに、ウイング部におけるその付け根部分をのぞく領域は、面状のヒートエンボス処理が施されてフィルム化され、非伸縮化されている。そのため、特許文献1に記載の生理用ナプキンにおいては、サイド防漏部は、伸縮性を有しているため容易に防漏壁を形成し、またウイング部は、その大部分が非伸縮性の領域となっているため下着に装着しやすいとともに、その付け根部分が伸縮性の領域となっているため、下着の股下部の縁部の湾曲形状に沿いやすいという利点がある。
特開2002−272786号公報
特許文献1に記載の生理用ナプキンにおいては、上述したように、ウイング部の一部にヒートエンボス処理を施すことにより、伸縮性の領域及び非伸縮性の領域を有するウイング部を形成している。そのため、ウイング部における伸縮性の領域及び非伸縮性の領域の物性(非伸縮性の程度、剛性の程度等)や位置等の自由度が低い。
従って、本発明の目的は、伸縮性を有するサイド防漏部と伸縮性の領域及び非伸縮性の領域を有するウイング部とを備えた吸収性物品において、ウイング部における伸縮性の領域及び非伸縮性の領域の物性や位置等の自由度が高い吸収性物品を提供することにある。
本発明は、吸収層及び防漏層を具備し、実質的に縦長に形成されている吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側部を覆う一対のサイド防漏部と、該吸収性本体の長手方向の側縁から外方に延出するウイング部とからなる吸収性物品であって、一対の前記サイド防漏部それぞれは、サイド防漏部形成シートを主体として形成され、且つ少なくとも長手方向に伸縮性を有しており、前記ウイング部は、非伸縮性のウイング部形成シートを主体として形成されており、前記サイド防漏部形成シートと前記ウイング部形成シートとは、該サイド防漏部形成シートの非肌当接面側及び該ウイング部形成シートの肌当接面側においてウイング接合部を介して接合されている吸収性物品を提供することにより、上記目的を達成したものである。
本発明の吸収性物品によれば、伸縮性を有するサイド防漏部と伸縮性の領域及び非伸縮性の領域を有するウイング部とを備えた吸収性物品において、ウイング部における伸縮性の領域及び非伸縮性の領域の物性や位置等の自由度が高い。
以下、本発明の吸収性物品を、その好ましい実施形態である生理用ナプキンについて図面を参照しながら説明する。
本実施形態の生理用ナプキン(以下、ナプキン1ともいう)は、図1〜図3に示すように、液保持性の吸収層11及び液不透過性の防漏層12を具備し、実質的に縦長に形成されている吸収性本体10と、該吸収性本体10の長手方向の両側部を覆う一対のサイド防漏部5,5と、該吸収性本体10の長手方向の側縁10aから幅方向外方に延出するウイング部6とからなる。
また、本実施形態のナプキン1においては、一対の前記サイド防漏部5,5それぞれは、サイド防漏部形成シート51を主体として形成され、且つ少なくとも長手方向に伸縮性を有している。前記ウイング部6は、非伸縮性のウイング部形成シート61を主体として形成されている。前記サイド防漏部形成シート51と前記ウイング部形成シート61とは、図3に示すように、サイド防漏部形成シート51の非肌当接面側及びウイング部形成シート61の肌当接面側においてウイング接合部9を介して接合されている。
本実施形態のナプキン1について、更に説明すると、前記吸収層11は、図3に示すように、液透過性の表面シート2と液保持性の吸収体4とから形成されており、前記防漏層12は、液不透過性又は液難透過性の裏面シート3から形成されている。即ち、前記吸収性本体10は、図3に示すように、表面シート2、裏面シート3及び両シート間に介在された吸収体4から構成されている。尚、図3には、ナプキン1の幅方向における一方の側のみを示しているが、他方の側も同様に対称的に形成されている。
前記吸収体4は、縦長矩形形状をしており、その長手方向が吸収性本体10の長手方向と一致している。吸収体4の幅方向中央領域の肌当接面側の面は、図3に示すように、表面シート2により覆われている。図3に示すように、表面シート2は、吸収体4における肌当接面側の面の全域を被覆して、吸収体4の周縁から若干外方に延出している。裏面シート3は、吸収体4の非肌当接面側の面の全域を被覆して、吸収体4の周縁から外方に延出している。吸収体4から延出している表面シート2及び裏面シート3の周縁部は、図2及び図3に示すように、接合領域8(詳細は後述)により、周状に接合されている。
次に、一対の前記サイド防漏部5,5について説明する。
一対の前記サイド防漏部5、5それぞれは、図2及び図3に示すように、前記吸収性本体10の長手方向の両側部(長手方向に沿う両側部)をそれぞれ覆っている。
一対の前記サイド防漏部5,5それぞれは、伸縮性を有する前記サイド防漏部形成シート51を主体として形成されている。
前記サイド防漏部形成シート51は、図3に示すように、前記吸収性本体10の前記側縁10aから、本体幅方向(吸収性本体10の幅方向)の内方に向かって延び、折り返し自由端54が形成されるように、上方に向かって本体幅方向の外方に折り返された後、本体幅方向の外方に向かって延びて、2層構造となっている。前記折り返し自由端54は、図2に示すように、吸収性本体10の長手方向の両端部間に亘って直線状に形成されている。
また、一対の前記サイド防漏部5、5は、図2に示すように、それらの幅方向内側縁部が吸収性本体10の長手方向の両端部において、前記固定部7、7によりそれぞれ前記表面シート2に接合されている。
前記固定部7、7は、図2に示すように、前記吸収性本体10の長手方向に帯状に設けられている。固定部7、7の長さは、吸収性本体10の長手方向端部からそれぞれ10〜100mm、特に30〜70mmであることが好ましく、固定部7,7の幅は、それぞれ3〜7mmであることが好ましい。固定部7は、例えば柔軟性と固定性を考慮して格子模様や斜線の入ったヒートシールからなる。
前記サイド防漏部形成シート51の2層構造における下層53の外端縁53aは、図3に示すように、吸収性本体10における長手方向に沿う側縁10aと略揃っている。また、2層構造における上層52の外端縁52aは、図2及び図3に示すように、吸収性本体10における長手方向に沿う側縁10aよりも、本体幅方向の外方に位置している。即ち、2層構造における上層52は、吸収性本体10の幅方向外方に延出し、前記ウイング部6の一部を形成している。
前記サイド防漏部形成シート51は、図3に示すように、前記吸収性本体10の幅方向端部の接合領域8において、それぞれ前記表面シート2を介して前記裏面シート3と長手方向に接合されている。接合領域8は、例えばヒートシールからなる。
前記接合領域8は、図2に示すように、前記吸収性本体10の周縁部の全周に亘っている。また、接合領域8の形状は、それらと連接している一対の前記ウイング部6、6が、下着の股下部の縁部に沿って折り曲げられたときに、該下着の股下部の縁部とフィットしやすいように、ウイング部6が存在する部位において、吸収性本体10の幅方向内方に湾曲した形状を有している。「ウイング部6が存在する部位」とは、接合領域8において、本体幅方向にウイング部6が存在する部位のことである。
前記ウイング部6、6が存在する部位における前記接合領域8の幅は、平面視(図2参照)において、1〜5mmであることが好ましい。
前記サイド防漏部形成シート51は、弾性を有する伸縮性シートから形成されており、図1に示すように、その収縮力によって自然状態において、前記折り返し自由端54それぞれが、長手方向における前記固定部7、7、間に亘って表面シート2の肌当接面から離間している。ここで、自然状態とは、ナプキン1に重力以外の外力が働いていない状態のことをいう。
また、自然状態におけるナプキン1は、一対の前記サイド防漏部5、5の収縮力によって、図1に示すように、長手方向において、ナプキン1の肌当接面に向けて湾曲している。前記収縮力は、前記固定部7,7において主として生じている。
前記伸縮性シートの伸縮性は、手で引っ張る程度の引っ張り力で伸張し、その引っ張り力がなくなると収縮して元の状態に戻ろうとする性質である。該伸縮性は、手で軽く引っ張る程度の引っ張り力を加えた程度では、その引張り力の消失によりほぼ元の状態に戻る程度の弾性を有することが好ましい。
次に、一対の前記ウイング部6,6について更に説明する。
一対の前記ウイング部6,6は、図1及び図2に示すように、前記吸収性本体10の長手方向中央部に配されており、吸収性本体10の長手方向の側縁10aから本体幅方向の外方に延出している。一対のウイング部6,6それぞれは、非伸縮性の前記ウイング部形成シート61を主体として形成されており、ウイング部形成シート61が前記サイド防漏部形成シート51の長手方向中央部に接合されて形成されている。
一対の前記ウイング部6,6それぞれは、図3に示すように、外側部分62及び根元部分63からなる。図3に示すように、該外側部分62は、前記ウイング部形成シート61のみから形成されていいる。該根元部分63は、前記ウイング部形成シート61と前記サイド防漏部形成シート51とが接合されて2層構造に形成されている。ウイング部形成シート61の肌当接面側とサイド防漏部形成シート51の上層52の非肌当接面側とが前記ウイング接合部9を介して接合されている。ウイング接合部9は、例えばホットメルト接着剤からなる。
また、前記ウイング部形成シート61と前記サイド防漏部形成シート51とは、図3に示すように、前記吸収性本体10の長手方向の側縁10aよりも本体幅方向の内側に位置する内方部64においても、前記ウイング接合部9を介して接合されている。
このように、前記ウイング接合部9は、前記根元部分63及び前記内方部64に亘って設けられている。換言すると、ウイング接合部9は、前記ウイング部6と前記サイド防漏部5との境界、即ち根元部分63と内方部64の境界を跨いでサイド防漏部形成シート51に接合されている。ウイング接合部9の肌当接面側は、サイド防漏部形成シート51の2層構造における上層52に覆われている。
前記ウイング接合部9は、図3に示すように、前記接合領域8に対して前記吸収性本体10における幅方向外方に位置している。また、ウイング接合部9において、前記裏面シート3と前記ウイング部形成シート61とは接合されていない。このように、ウイング接合部9がサイド防漏部形成シート51とウイング部形成シート61とのみを接合しているため、前記ウイング部6が折り曲げやすく、ナプキン1の装着性に優れる。
また、前記ウイング接合部9の肌当接面側は、ナプキン着用中に着用者の脚部と接し、肌と擦れ合う部位である。従って、ウイング接合部9を形成する前記サイド防漏部形成シート51が伸縮性を有することにより、下着の股部の湾曲形状に沿い易く、ナプキン1のよれ、ズレを防止することができる。さらに、接合領域8が、ウイング部6が存在する部位において吸収性本体の幅方向内方に湾曲して形成されている結果、図3に示すように、接合領域8とウイング接合部9が幅方向に離間しているため、サイド防漏部形成シート51の伸縮特性によっても下着の湾曲に沿い易くされている。
前記ウイング部形成シート61の非肌当接面側と、前記サイド防漏部形成シート51の2層構造における下層53の肌当接面側とは、ホットメルト接着剤等(図示せず)により接合されていることが好ましい。
前記ウイング部6における前記根元部分63の幅は、好ましくは2〜7mm、更に好ましくは3〜5mmである。
また、前記根元部分63の面積がウイング部6全体の面積に占める割合は、平面視(図2参照)において、好ましくは5〜30%、更に好ましくは10〜20%である。
なお、前記ウイング接合部9の幅は、好ましくは3〜10mm、更に好ましくは5〜8mmである。
本実施形態のナプキン1は、ウイング部6の非肌当接面側の面に、従来のウイング部付きのナプキンと同様にずれ止め材(図示省略)を有しており、該ずれ止め材を介してショーツ等の下着の股下部に固定して用いられる。ずれ止め材に代えて他の止着手段(機械的面ファスナー等)を用いることもできる。
以下に、本実施形態のナプキン1を構成する部材について説明する。
まず、前記サイド防漏部5を形成する前記サイド防漏部形成シート51としては、肌触りや柔軟性等の観点から、伸縮性の不織布が好ましく用いられる。また、サイド防漏部形成シート51は、防漏性の観点から撥水性を有していることが好ましい。伸縮性の不織布としては、3次元的に捲縮した繊維を含有し、該繊維の絡み合いにより伸縮性を示す不織布や、天然ゴム、合成ゴム、スパンデックス等のエラストマー材料により伸縮性を示す不織布等を好ましく用いることができる。
3次元的に捲縮した繊維により伸縮性を示す不織布の好ましい例としては、3次元的に捲縮した捲縮繊維を含む第1繊維層と、3次元的に捲縮した捲縮繊維を含まないか又は3次元的に捲縮した捲縮繊維を第1繊維層中よりも低い含有率で含む第2繊維層とからなり、第1繊維層と第2繊維層とが部分的に熱融着されて一体化された伸縮性の積層不織布を挙げることができる。
この積層不織布は、例えば、構成成分の熱収縮により捲縮を発現する潜在捲縮性繊維を含む第1繊維層形成材と、前記潜在捲縮性繊維の収縮開始温度以下では熱収縮しない繊維を含む第2繊維層形成材とを互いに積層した状態で、両者を熱又は超音波エンボス等により部分的に熱融着して、多数の熱融着部が分散状態に形成された中間体を製造した後、該中間体に熱処理を施して、第1繊維層形成材を熱収縮させて得ることができ、第2繊維層側には、独立した多数の又は連続した多数の凸部を有する。
積層不織布は、第2繊維層側を肌当接面側にして用いる。潜在捲縮性繊維は、加熱される前は、従来の不織布用の繊維と同様に取り扱うことができ、且つ所定温度での加熱によって螺旋状の捲縮が発現して収縮する性質を有する繊維である。潜在捲縮性繊維は、例えば収縮率の異なる2種類の熱可塑性ポリマー材料を成分とする偏心芯鞘型複合繊維又はサイド・バイ・サイド型複合繊維からなる。熱可塑性ポリマー材料としては、ポリエチレンやポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアミド等が挙げられる。このような構成の積層不織布としては、例えば特開2002−187228号公報又は特開2003−275239号公報の明細書に記載のものを用いることができる。
エラストマー材料により伸縮性を示す不織布としては、エラストマー材料からなるシートの片面又は両面に伸縮性を有する繊維集合体(不織布や繊維ウエブ)を積層して一体化してなる伸縮性の複合不織布等を用いることもできる。エラストマー材料としては、天然ゴム、ブタジエン、イソプレン等の合成ゴム等が好ましく用いられる。エラストマー材料からなるシートとしては、エラストマー材料をフィルム化して得られる弾性フィルム、エラストマー材料からなる弾性繊維を、ネット状に成形したり不織布化したシート等が好ましく用いられる。前記繊維集合体としては、熱可塑性ポリウレタン繊維、高捲縮性のポリエチレン繊維、高捲縮性のポリエステル繊維等を用いることができる。エラストマー材料からなるシートに繊維集合体を固定する方法としては、シートに繊維集合体を熱融着により固定する方法等が挙げられる。
前記サイド防漏部5の前記折り返し自由端54が、尖った折り目とならないためには、前記サイド防漏部形成シート51はある程度の嵩高さを有していることが好ましい。具体的には、サイド防漏部形成シート51の坪量は、好ましくは5〜40g/m2、更に好ましくは10〜25g/m2である。
また、前記ウイング部6を形成する前記ウイング部形成シート61としては、非伸縮性のシート材が用いられる。ここで、非伸縮性のシート材における「非伸縮性」とは、手で引っ張る程度ではほとんど伸長しないか又は伸長しても僅かにしか伸長しない性質である。「非伸縮性」のシートは、25mm幅あたりの引張荷重が1.0Nとなるまで長手方向に伸長させたときの伸長率(1.0N/25mm時点の伸長率)が120%以下であるものが好ましく、110%以下であるものが更に好ましい。非伸縮性のシートの素材としては、例えば、不織布、不織布と樹脂フィルムとの積層材、多孔性フィルムが挙げられる。
また、前記表面シート2、前記裏面シート3、前記吸収体4又は前記ずれ止め材としては、従来の吸収性物品等において用いられている各種材料を特に制限なく用いることができる。例えば、表面シート2は、各種製法による不織布又は樹脂フィルムを開孔して液透過性としたものでもよい。
上述の如く構成されている本実施形態の生理用ナプキン1によれば、以下の効果が奏される。
本実施形態の生理用ナプキン1においては、前記サイド防漏部5が伸縮性を有する前記サイド防漏部形成シート51を主体として形成され、前記ウイング部6が非伸縮性の前記ウイング部形成シート61を主体として形成されており、サイド防漏部5とウイング部6とを、別部材(別のシート)を用いて形成することができる。そのため、ウイング部6における伸縮性の領域及び非伸縮性の領域の物性や位置等の自由度が高い。
また、上記の如く、サイド防漏部5は伸縮性を有するサイド防漏部形成シート51を主体として形成されているため、サイド防漏部5が前記折り返し自由端54において起立し、防漏壁を形成し易い。
また、上記の如く、ウイング部6は非伸縮性のウイング部形成シート61を主体として形成されているため、ウイング部6が持ち易く、下着の外面に装着しやすいとともに、ウイング部のずれ止め材が下着に安定して固定されるため、吸収性物品のよれ、ズレを防止できる。
更に、伸縮性を有するサイド防漏部形成シート51がウイング部6の一部を形成しているため、下着の股下部の湾曲形状に沿いやすい。
尚、本発明の吸収性物品は、上記の実施形態に制限されず、本発明の趣旨を逸脱しない限り種々の変更が可能である。
例えば、上記サイド防漏部形成シート51は、前記実施形態では伸縮性のシートが用いられているが、必ずしも伸縮性を有するシートから形成されていなくてもよい。即ち、非伸縮性シートに弾性部材を取り付けることにより、サイド防漏部5全体として少なくとも吸収性本体10の長手方向に伸縮性を有するようにすればよい。
また、サイド防漏部形成シート51は、折り返されて2層構造となっているが、折り返されずに1層構造となっていてもよい。
また、表面シート2は、接合領域8においてサイド防漏部形成シート51及び裏面シート3と接合されていなくてもよい。その場合、吸収体4の側縁から若干延出していてもよい。
また、ウイング接合部9は、必ずしもウイング部6とサイド防漏部5との境界、即ち根元部分63と内方部64の境界を跨いでサイド防漏部形成シート51に接合されている必要はなく、少なくともウイング部6の根元部分63においてサイド防漏部形成シート51に接合されていればよい。
本発明の実施形態の吸収性物品は、生理用ナプキンであるが、生理用ナプキンに限らずパンティライナー、失禁パッド等であってもよい。
図1は、本発明の好ましい一実施形態の吸収性物品である生理用ナプキンを示す斜視図である。 図2は、図1に示す生理用ナプキンの平面図である。 図3は、図2におけるX−X線拡大断面図である。
符号の説明
1 生理用ナプキン(吸収性物品)
10 吸収性本体
11 吸収層
12 防漏層
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 サイド防漏部
51 サイド防漏部形成シート
52 2層構造における上層
53 2層構造における下層
54 折り返し自由端
6 ウイング部
61 ウイング部形成シート
62 外側部分
63 根元部分
64 内方部
7 固定部
8 接合領域
9 ウイング接合部

Claims (3)

  1. 吸収層及び防漏層を具備し、実質的に縦長に形成されている吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側部を覆う一対のサイド防漏部と、該吸収性本体の長手方向の側縁から外方に延出するウイング部とからなる吸収性物品であって、
    一対の前記サイド防漏部それぞれは、サイド防漏部形成シートを主体として形成され、且つ少なくとも長手方向に伸縮性を有しており、
    前記ウイング部は、非伸縮性のウイング部形成シートを主体として形成されており、
    前記サイド防漏部形成シートと前記ウイング部形成シートとは、該サイド防漏部形成シートの非肌当接面側及び該ウイング部形成シートの肌当接面側においてウイング接合部を介して接合されており、
    前記サイド防漏部形成シートと前記防漏層の非肌当接面側を形成する裏面シートとは、前記吸収性本体の幅方向端部領域において長手方向に接合されており、
    前記ウイング接合部は、前記サイド防漏部形成シートと前記裏面シートとの接合領域よりも外方に形成されて、前記サイド防漏部形成シートと前記ウイング部形成シートのみを接合している吸収性物品。
  2. 前記吸収性本体は、その長手方向の両端部において、前記サイド防漏部形成シートと前記吸収層の肌当接面を形成する表面シートとが接合されている請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記接合領域は、前記ウイング部が存在する部位において、前記吸収性本体の幅方向内方に湾曲して形成されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
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