JP4859596B2 - 吸収性物品 - Google Patents
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Description
本実施形態の生理用ナプキン(以下、ナプキン1ともいう)は、図1〜図3に示すように、液保持性の吸収層11及び液不透過性の防漏層12を具備し、実質的に縦長に形成されている吸収性本体10と、該吸収性本体10の長手方向の両側部を覆う一対のサイド防漏部5,5と、該吸収性本体10の長手方向の側縁10aから幅方向外方に延出するウイング部6とからなる。
一対の前記サイド防漏部5、5それぞれは、図2及び図3に示すように、前記吸収性本体10の長手方向の両側部(長手方向に沿う両側部)をそれぞれ覆っている。
一対の前記サイド防漏部5,5それぞれは、伸縮性を有する前記サイド防漏部形成シート51を主体として形成されている。
また、一対の前記サイド防漏部5、5は、図2に示すように、それらの幅方向内側縁部が吸収性本体10の長手方向の両端部において、前記固定部7、7によりそれぞれ前記表面シート2に接合されている。
前記接合領域8は、図2に示すように、前記吸収性本体10の周縁部の全周に亘っている。また、接合領域8の形状は、それらと連接している一対の前記ウイング部6、6が、下着の股下部の縁部に沿って折り曲げられたときに、該下着の股下部の縁部とフィットしやすいように、ウイング部6が存在する部位において、吸収性本体10の幅方向内方に湾曲した形状を有している。「ウイング部6が存在する部位」とは、接合領域8において、本体幅方向にウイング部6が存在する部位のことである。
前記ウイング部6、6が存在する部位における前記接合領域8の幅は、平面視(図2参照)において、1〜5mmであることが好ましい。
また、自然状態におけるナプキン1は、一対の前記サイド防漏部5、5の収縮力によって、図1に示すように、長手方向において、ナプキン1の肌当接面に向けて湾曲している。前記収縮力は、前記固定部7,7において主として生じている。
一対の前記ウイング部6,6は、図1及び図2に示すように、前記吸収性本体10の長手方向中央部に配されており、吸収性本体10の長手方向の側縁10aから本体幅方向の外方に延出している。一対のウイング部6,6それぞれは、非伸縮性の前記ウイング部形成シート61を主体として形成されており、ウイング部形成シート61が前記サイド防漏部形成シート51の長手方向中央部に接合されて形成されている。
このように、前記ウイング接合部9は、前記根元部分63及び前記内方部64に亘って設けられている。換言すると、ウイング接合部9は、前記ウイング部6と前記サイド防漏部5との境界、即ち根元部分63と内方部64の境界を跨いでサイド防漏部形成シート51に接合されている。ウイング接合部9の肌当接面側は、サイド防漏部形成シート51の2層構造における上層52に覆われている。
また、前記根元部分63の面積がウイング部6全体の面積に占める割合は、平面視(図2参照)において、好ましくは5〜30%、更に好ましくは10〜20%である。
なお、前記ウイング接合部9の幅は、好ましくは3〜10mm、更に好ましくは5〜8mmである。
まず、前記サイド防漏部5を形成する前記サイド防漏部形成シート51としては、肌触りや柔軟性等の観点から、伸縮性の不織布が好ましく用いられる。また、サイド防漏部形成シート51は、防漏性の観点から撥水性を有していることが好ましい。伸縮性の不織布としては、3次元的に捲縮した繊維を含有し、該繊維の絡み合いにより伸縮性を示す不織布や、天然ゴム、合成ゴム、スパンデックス等のエラストマー材料により伸縮性を示す不織布等を好ましく用いることができる。
この積層不織布は、例えば、構成成分の熱収縮により捲縮を発現する潜在捲縮性繊維を含む第1繊維層形成材と、前記潜在捲縮性繊維の収縮開始温度以下では熱収縮しない繊維を含む第2繊維層形成材とを互いに積層した状態で、両者を熱又は超音波エンボス等により部分的に熱融着して、多数の熱融着部が分散状態に形成された中間体を製造した後、該中間体に熱処理を施して、第1繊維層形成材を熱収縮させて得ることができ、第2繊維層側には、独立した多数の又は連続した多数の凸部を有する。
本実施形態の生理用ナプキン1においては、前記サイド防漏部5が伸縮性を有する前記サイド防漏部形成シート51を主体として形成され、前記ウイング部6が非伸縮性の前記ウイング部形成シート61を主体として形成されており、サイド防漏部5とウイング部6とを、別部材(別のシート)を用いて形成することができる。そのため、ウイング部6における伸縮性の領域及び非伸縮性の領域の物性や位置等の自由度が高い。
また、上記の如く、サイド防漏部5は伸縮性を有するサイド防漏部形成シート51を主体として形成されているため、サイド防漏部5が前記折り返し自由端54において起立し、防漏壁を形成し易い。
更に、伸縮性を有するサイド防漏部形成シート51がウイング部6の一部を形成しているため、下着の股下部の湾曲形状に沿いやすい。
例えば、上記サイド防漏部形成シート51は、前記実施形態では伸縮性のシートが用いられているが、必ずしも伸縮性を有するシートから形成されていなくてもよい。即ち、非伸縮性シートに弾性部材を取り付けることにより、サイド防漏部5全体として少なくとも吸収性本体10の長手方向に伸縮性を有するようにすればよい。
また、表面シート2は、接合領域8においてサイド防漏部形成シート51及び裏面シート3と接合されていなくてもよい。その場合、吸収体4の側縁から若干延出していてもよい。
また、ウイング接合部9は、必ずしもウイング部6とサイド防漏部5との境界、即ち根元部分63と内方部64の境界を跨いでサイド防漏部形成シート51に接合されている必要はなく、少なくともウイング部6の根元部分63においてサイド防漏部形成シート51に接合されていればよい。
10 吸収性本体
11 吸収層
12 防漏層
2 表面シート
3 裏面シート
4 吸収体
5 サイド防漏部
51 サイド防漏部形成シート
52 2層構造における上層
53 2層構造における下層
54 折り返し自由端
6 ウイング部
61 ウイング部形成シート
62 外側部分
63 根元部分
64 内方部
7 固定部
8 接合領域
9 ウイング接合部
Claims (3)
- 吸収層及び防漏層を具備し、実質的に縦長に形成されている吸収性本体と、該吸収性本体の長手方向の両側部を覆う一対のサイド防漏部と、該吸収性本体の長手方向の側縁から外方に延出するウイング部とからなる吸収性物品であって、
一対の前記サイド防漏部それぞれは、サイド防漏部形成シートを主体として形成され、且つ少なくとも長手方向に伸縮性を有しており、
前記ウイング部は、非伸縮性のウイング部形成シートを主体として形成されており、
前記サイド防漏部形成シートと前記ウイング部形成シートとは、該サイド防漏部形成シートの非肌当接面側及び該ウイング部形成シートの肌当接面側においてウイング接合部を介して接合されており、
前記サイド防漏部形成シートと前記防漏層の非肌当接面側を形成する裏面シートとは、前記吸収性本体の幅方向端部領域において長手方向に接合されており、
前記ウイング接合部は、前記サイド防漏部形成シートと前記裏面シートとの接合領域よりも外方に形成されて、前記サイド防漏部形成シートと前記ウイング部形成シートのみを接合している吸収性物品。 - 前記吸収性本体は、その長手方向の両端部において、前記サイド防漏部形成シートと前記吸収層の肌当接面を形成する表面シートとが接合されている請求項1記載の吸収性物品。
- 前記接合領域は、前記ウイング部が存在する部位において、前記吸収性本体の幅方向内方に湾曲して形成されている請求項1又は2記載の吸収性物品。
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