JPH09168562A - 吸収性物品及びその製造方法 - Google Patents

吸収性物品及びその製造方法

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JPH09168562A
JPH09168562A JP7328978A JP32897895A JPH09168562A JP H09168562 A JPH09168562 A JP H09168562A JP 7328978 A JP7328978 A JP 7328978A JP 32897895 A JP32897895 A JP 32897895A JP H09168562 A JPH09168562 A JP H09168562A
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JP
Japan
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absorbent article
top sheet
longitudinal direction
absorber
absorbent
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JP7328978A
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English (en)
Inventor
Yayoi Fukuhara
弥生 福原
Mayumi Ikejima
真由美 池嶋
Yoshiji Hamashima
美次 濱島
Minoru Nakanishi
稔 中西
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 装着時におけるフィット性が高く、液漏れ防
止性に優れ、快適な装着感を有する吸収性物品を提供す
ること。 【解決手段】 トップシート2と吸収体4とバックシー
ト3とを具備し、実質的に縦長に形成されており、製造
時の上記トップシート2は、少なくともその長手方向又
は幅方向に向けて延伸されて且つ少なくともその長手方
向両端部5又は長手方向に沿う両側縁部6が上記吸収体
4又は上記バックシート3に固定されており、非応力下
において、上記トップシート2の収縮力により、長手方
向又は幅方向に凹状に湾曲している吸収性物品1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生理用ナプキンや
失禁パッド等の吸収性物品に関し、更に詳細には、装着
時におけるフィット性が高く、漏れにくく、快適な装着
感を有する吸収性物品に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】生理用
ナプキンなどの吸収性物品は、液透過性のトップシート
と液保持性の吸収体と液不透過性のバックシートとを具
備しており、また、液吸収能を高めるために、該吸収体
として厚型パルプ吸収体が用いられていたが、該厚型パ
ルプ吸収体を用いていたことにより、装着時におけるフ
ィット性が悪く、このフィット性の悪さから液漏れがし
やすく、また、装着感にも優れないという問題があっ
た。
【0003】そこで、従来の厚型パルプ吸収体を装着感
を向上すべく、種々提案がされており、例えば、特開平
2ー1137号公報には、薄型吸収体を用いてなる生理
用ナプキンが提案されている。しかし、該生理用ナプキ
ンは、単にフラットなものであるため、体に密着しやす
いようなタイトな生理用ショーツの着用時には体にフィ
ットして装着感が向上するものの、ルーズなノーマルシ
ョーツなどの着用時には、薄い故に排泄部や臀部がナプ
キンから浮いたり、臀部の違和感やフィットしないこと
に起因する体液の表面液流れが生じやすい等の問題があ
った。
【0004】また、生理用ナプキンの左右両側縁部に弾
性部材を配してなる生理用ナプキンも提案されている
が、弾性部材により違和感が生じたり、複雑な製造工程
を採用し、コストの高い原材料を必要とするという問題
があった。
【0005】また、特公昭59ー36536号公報に
は、吸収層を延伸し、該延伸した吸収層をバックシート
に固定して、該バックシート側に向けて吸収性物品全体
を湾曲させてなる吸収性物品が提案されている。しか
し、最近、吸収性物品においては、表面材のサラット感
を向上させ且つ液残りを低減させるべく、表面材として
合成繊維からなる不織布又は開口したポリエチレンフィ
ルム等を用いているため、吸収層が伸縮性を有する上記
吸収性物品において表面材と吸収体とを一体化させた場
合、表面材がその内部に湾曲する曲率が小さくなり、表
面材と吸収層との間にしわや浮きができてしまい、表面
材から吸収体に液がスムーズに通過せず、液残りや液流
れによって漏れを生じるという問題があった。
【0006】即ち、従来の吸収性物品では、その吸収性
能を損なうことなく、フィット性を向上させて液漏れ防
止性能を向上させた吸収性物品は未だ提案されていない
のが現状である。
【0007】従って、本発明の目的は、装着時における
フィット性が高く、液漏れ防止性に優れ、快適な装着感
を有する吸収性物品を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記課題
を解消するために鋭意検討した結果、長手方向又は幅方
向に延伸されてなるトップシートを具備する吸収性物品
が上記目的を達成しうることを知見した。
【0009】本発明は、上記知見に基づいてなされたも
ので、液透過性のトップシートと液保持性の吸収体と液
不透過性のバックシートとを具備し、実質的に縦長に形
成された吸収性物品において、製造時の上記吸収性物品
における上記トップシートは、少なくともその長手方向
又は幅方向に向けて延伸されて且つ少なくともその長手
方向両端部又は長手方向に沿う両側縁部が上記吸収体又
は上記バックシートに固定されており、上記吸収性物品
は、非応力下において、上記トップシートの収縮力によ
り、長手方向又は幅方向に凹状に湾曲していることを特
徴とする吸収性物品を提供するものである。
【0010】また、本発明は、上記吸収性物品を、その
長手方向両端において引張応力をかけて該吸収性物品を
平面状態とした際における上記トップシート自体の収縮
率が、0.5〜13%である上記吸収性物品を提供する
ものである。また、本発明は、上記吸収性物品を、その
長手方向両端において引張応力をかけて該吸収性物品を
平面状態とした際における上記引張応力が10〜500
gである上記吸収性物品を提供するものである。また、
本発明は、上記吸収体は、その厚みが、10mm以下であ
る上記吸収性物品を提供するものである。
【0011】また、本発明は、上記吸収体は、その長手
方向における剛性が0.1〜10gであるまた、本発明
は、上記吸収性物品の長手方向の曲率半径が、80〜3
00mmである上記吸収性物品を提供するものである。
【0012】また、本発明は、上記該吸収性物品の幅方
向の曲率半径が、40〜160mmである上記吸収性物
品を提供するものである。
【0013】また、本発明は、上記吸収性物品の好まし
い製造方法として、トップシートを少なくともその長手
方向に伸長させたまま、少なくともその長手方向両端部
を吸収体又はバックシートに固定させる、延伸固定工程
を具備することを特徴とする吸収性物品の製造方法を提
供するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を更
に詳細に説明する。図1は、本発明の吸収性物品として
の生理用ナプキンを示す斜視図であり、図2は、図1に
示す生理用ナプキンのII-II 断面図である。
【0015】図1及び図2に示す本形態の生理用ナプキ
ン1は、液透過性のトップシート2と液保持性の吸収体
4と液不透過性のバックシート3とを具備し、実質的に
縦長に形成されている。このような構成は、従来の生理
用ナプキンと同様である。
【0016】而して、本形態の生理用ナプキン1は、製
造時の上記吸収性物品1における上記トップシート2
は、その長手方向に向けて延伸されて且つその長手方向
両端部5,5が上記バックシート3に固定されており、
上記吸収性物品1は、非応力下において、上記トップシ
ート2の収縮力により、長手方向に凹状(略円弧状)に
湾曲している。
【0017】ここで、上記「非応力下」とは、折り畳ん
だり、装着等により外力を加えていない状態を意味す
る。また、上記「収縮力」とは、延伸された状態で固定
された上記トップシート2の自然長に戻ろうとする力で
あり、該「収縮力」により、図1及び図2に示すよう
に、中央部がバックシート側にへこんだ形、即ち、凹状
に湾曲する。
【0018】更に詳述すると、上記両端部5,5におい
て、上記トップシート2と上記バックシート3とは、ヒ
ートシールによりもしくはホットメルトを介する等して
接合固定されており、また、長手方向に沿う両側縁部6
においても、上記トップシート2と上記バックシート3
とはヒートシール等により(もしくはホットメルトを介
する等して)接合固定されている。また、ナプキンの長
手方向中央における両側縁部6’,6’においては、上
記トップシート2と上記吸収体4とが接着剤により接着
固定されている。
【0019】また、上記生理用ナプキンの長手方向にお
ける曲率半径は、80〜300mmであるのが好まし
く、100〜250mmであるのがより好ましい。上記
曲率半径が、300mmを超えると、湾曲した形状を認
識することができず、フィット性も向上せず、また、8
0mm未満であると、逆に湾曲しすぎてフィット性が低
下する。ここで、上記「曲率半径」は、ナプキンの長手
方向の両端部5,5を除く部分(湾曲している部分)の
平均曲率半径である。
【0020】また、本形態の上記生理用ナプキン1にお
いては、長手方向のみならず、幅方向にも延伸(即ち、
2軸方向に延伸)されており、且つ長手方向に沿う両側
縁部6,6を固定して幅方向においても凹状に湾曲させ
ている。この場合、幅方向における曲率半径は、40〜
160mmであるのが好ましく、45〜80mmである
のがより好ましい。このように幅方向にも湾曲させるこ
とにより、吸収性物品の両側部がより肌と密着し、防漏
効果がより向上される。また、上記曲率半径が160m
mを超えると、防漏効果の向上があまりなく、逆に40
mm未満であると、湾曲しすぎて幅方向中央部分のフィ
ット性が悪くなってしまうので、上記範囲内とするのが
好ましい。
【0021】また、上記トップシート2の材料として
は、シートとして延伸した後、非応力下において、収縮
して伸縮性を発揮するものであれば、特に制限されない
が、例えば、ポリエチレンに所望の大きさの孔を所望の
開孔率で開孔して形成されてなる開孔フィルムや、ポリ
プロピレン等の捲縮性合成繊維からなる不織布等を好ま
しく挙げることができる。上記トップシート2として
は、後述する実施例において用いられるトップシートA
の如く、約0〜40℃の使用環境下においてゴム状の性
質を示すポリマー〔即ち、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等のガラス転移点温度(Tg)が0℃以下の熱可塑性
のポリマー〕を形成材料とし、該形成材料を伸縮性を発
現しやすい網目状又はスパイラル状の立体的な構造とな
したシートが好ましく挙げられる。即ち、上記トップシ
ート2としては、伸縮性を発現する樹脂を形成材料とし
て用い、更には、該樹脂を伸縮性を発現し易い網目状又
はスパイラル状等の立体的な構造としてなるシート、具
知的には後述する「トップシートA」が好ましく用いら
れる。
【0022】上記トップシートは、その延伸時における
伸張率が、0.5〜15%であるのが好ましく、0.5
〜10%であるのが更に好ましい。0.5%未満である
と、ナプキン全体が湾曲せず、15%を超えると湾曲し
すぎてフィット性が低下するので好ましくない。また、
上記トップシートは、その延伸時における引張応力が、
10〜500gであるのが好ましく、10〜300であ
るのが更に好ましく、10〜100であるのが最も好ま
しい。10g未満であると、ナプキン全体が湾曲せず、
500gを超えると湾曲しすぎてフィット性が低下する
ので好ましくない。また、上記トップシートは、その延
伸時における回復率が60%以上であるのが好ましく、
65〜100%であるのが更に好ましい。60%未満で
あると、伸張後、非応力下において、回復力に乏しくナ
プキン全体が湾曲せず好ましくない。
【0023】また、上記バックシート3側に凸状に湾曲
した上記生理用ナプキン1を、その長手方向両端部5,
5において引張応力をかけて該生理用ナプキン1を平面
状態とした際における上記トップシート2自体の収縮率
が、0.5〜13%であるのが好ましい。該収縮率が、
0.5%未満であると、ナプキン全体が湾曲せず、13
%を超えると湾曲しすぎてフィット性が低下するので、
上記範囲内とするのが好ましい。また、凸状に湾曲した
上記生理用ナプキン1を、その長手方向両端部5、5に
おいて引張応力をかけて該生理用ナプキンを平面状態と
した際における上記引張応力が10〜500gであるの
が好ましい。該引張応力が10g未満であると、湾曲形
状を保つ力が弱くなり、所望の効果が得られず、500
gを超えると、力が強すぎて身体の曲率に合わないた
め、逆に違和感となってしまうため、上記範囲内とする
のが好ましい。ここで、上記「平面状態」とは、ナプキ
ンをその長手方向両端で伸長させて、湾曲した状態を解
除することにより、トップシート側及びバックシート側
の何れにも湾曲しないようにした状態を意味する。尚、
上記収縮率及び上記引張強度の測定方法については、実
施例において詳述する。
【0024】また、上記吸収体は、一枚のシート状であ
るのが、上記トップシート2の湾曲に追随しやすいので
好ましい。また、上記吸収体の形成材料は、伸張強度に
優れ、吸収特性が良好な薄型の吸収体であれば、特に制
限無く用いることができるが、紙をベースにし、吸収性
ポリマーを用いてなる吸収体が特に好ましい。特に、抄
紙プロセスでポリマーを紙の中に固定して形成された1
枚の吸収シートからなる吸収体が、トップシートの伸縮
に追随しやすく、吸収性物品全体として好ましい湾曲形
状をつくり得るので、好ましく使用できる。
【0025】上記吸収体の厚みは、10mm以下であるの
が好ましく、0.3〜6mmであるのが更に好ましく、
0.5〜3mmであるのが最も好ましい。10mmを超える
と湾曲したナプキンにおけるトップシート2と吸収体4
との曲率の違いが大きくなり、トップシート2にしわな
どが発生し易くなるので好ましくない。また、上記吸収
体は、その長手方向における剛性が0.1〜10gであ
るのが好ましい。0.1g未満であると、ナプキンの形
状が安定せず、10gを超えると長手方向に湾曲しにく
くなるので好ましくない。
【0026】また、上記バックシート3としては、通常
公知のものを特に制限無く用いることができる。
【0027】本実施例の生理用ナプキン1は、非応力下
においては、上記トップシート2の収縮力により長手方
向が、バックシート3側に向けて凸状に湾曲する。そし
て、このような構成を有しているので、トップシート2
と吸収体4との間に隙間が生じたり、トップシート2に
しわが寄ったりすることなく、ひいては、ナプキン1本
来の吸収性能を低下させることなく、ナプキン1全体
が、バックシート3側に向けて凸状に湾曲して、フィッ
ト性が向上する。また、上記両側縁部6’,6’におい
て上記トップシート2と上記吸収体4とが接着固定され
ていることにより、更にトップシート2と吸収体4とを
一体化させて、ナプキン1全体を一体的に湾曲させるこ
とができる。
【0028】尚、本発明の吸収性物品は、上述の実施例
に限定されるものではなく、例えば、使い捨ておむつ等
に適用することもできる。また、延伸の方向も、長手方
向のみ、又は幅方向のみとすることができ、長手方向の
み又は幅方向のみに湾曲しているものとすることもでき
る。
【0029】次に、本発明の製造方法について説明す
る。本発明の吸収性物品の製造方法は、トップシートを
少なくともその長手方向に伸長させたまま、少なくとも
その長手方向両端部を吸収体又はバックシートに固定さ
せる、延伸固定工程を行うことにより、実施できる。上
記延伸固定工程について更に詳述すると、上記延伸は、
上記トップシートを通常の延伸装置を用いて、伸張率
0.5〜15%となるように1軸又は2軸延伸するなど
して行うことができ、また、上記固定は、上記トップシ
ートと上記吸収体又は上記バックシートとを、ヒートシ
ール又はホットメルトを介する等して接着するなどして
行うことができる。尚、上記延伸固定工程以外の工程
は、通常の吸収性物品の製造方法と同様にして行うこと
ができる。
【0030】
【実施例】以下、実施例及び比較例により、本発明の吸
収性物品を具体的に説明する。尚、下記実施例では、生
理用ナプキンを例に挙げて説明するが、失禁パッド等他
の吸収性物品も同様に適用することができる。
【0031】まず、実施例及び比較例で用いたトップシ
ートA〜C並びに吸収体A及びBについて説明する。
【0032】〔トップシートA〜C〕 トップシートA 低密度ポリエチレン〔三井石化(株)製〕を溶融樹脂と
して、Tダイから図3に示すスパイラル編み金網11上
に押し出し、表面形状に沿った形状で吸引穴あけ成形
し、図4に示す開孔フィルムを得た。この開孔フィルム
をトップシートAとした。図3に示すスパイラル編み金
網及び図4に示す開孔フィルムについて更に詳述する
と、図3に示す金網11は、線材11aを右巻き又は左
巻きに同方向でスパイラルに編み込んで形成されてなる
ものである。また、図4に示す開孔フィルムは、裏側が
空隙となっている凸状曲面からなる多数の頂部35と、
多数の開孔底部36と、該頂部35及び該開孔底部36
をそれぞれ連結する筒状壁部37とを具備しており、上
記各穴部34は、隣り合う複数の上記頂部35と、一個
の上記開孔底部36と、それらを連結する一個の筒状壁
部37とからそれぞれ形成され、該開孔底部36により
液透過用の開孔部を構成している。また、該開孔底部3
6には、その非肌当接面側に界面活性剤が塗工されて親
水性となされているのが好ましい。
【0033】トップシートB 組成がポリプロピレン(PP)100%の捲縮繊維の集
合体からなる不織布(商品名「CPP」、大和紡製)を
トップシートBとした。
【0034】トップシートC ポリエステル(芯)/ポリエチレン(鞘)芯鞘合成繊維
(2デニール×51mm、商品名「NBF」、大和紡製)
100%からなる坪量25g/m2 の不織布をトップシ
ートCとした。
【0035】〔吸収体A及びB〕 吸収体A 繊維粗度0.32mg/m、繊維断面の真円度が0.30
の架橋処理パルプ(商品名;「High Bulk Additive」,
Weyerhaeuser Paper Co. 製)95重量部、及び太さ1
デニール、長さ3mmのポリビニルアルコール繊維〔商品
名「フィブリボンド」、三昌(株)製〕5重量部を水中
に分散混合して所定の濃度の分散混合液を得た後、この
分散混合液を湿式抄紙機のフォーミングパートで乾燥坪
量が40g/m2 になるように繊維ウエブを形成した。
次いで、該繊維ウエブをサクションボックスにより、乾
燥繊維ウエブ100重量部に対する水分量が100重量
部になるまで、繊維ウエブを脱水した。次いで、プレス
パート直前で、脱水後の湿潤した繊維ウエブ上に、高吸
水性ポリマー〔商品名「ポリマーQ」,花王(株)製〕
を散布坪量50g/m2 でほぼ均一に散布した。上記繊
維ウエブにおける、上記高吸水性ポリマーを散布した面
に、予め上記繊維ウエブと同様の配合組成で抄紙してお
いた吸収紙(坪量40g/m2 )を重ね合わせ、かかる
繊維ウエブと吸収紙との重ね合わせ体をドライヤーに導
入し、130℃の温度にて、乾燥、一体化することによ
り、内部に高吸水性ポリマーが固定されてなる一枚の吸
収性シートを得た。この吸収性シートを吸収体Aとし
た。尚、得られた吸収体の厚さは0.82mmであった。
【0036】吸収体B 図5に示す吸収体、即ち、坪量300g/m2 、厚み5
mm、密度0.6g/m 3 に調整した長さ175mm、幅7
3mmのフラップパルプ12とその下層側に高吸水性ポリ
マー13〔商品名「ポリマーQ」、花王(株)製〕を長
さ175mm、幅60mmの領域に坪量50g/m2 で散布
し、上記フラップパルプの下層に針葉樹クラフトパルプ
からなる長さ175mm、幅73mm、坪量18g/m2 湿
式吸収紙14を重ね合わせ、更に、長さ175mm、幅1
30mm、坪量18g/m2 の湿式吸収紙11でくるんで
一体化した吸収体を吸収体Bとした。尚、得られた吸収
体の厚さは5.50mmであった。
【0037】〔試験例1〕上記吸収体A及びBの曲げ剛
性を下記の方法で求めた。その結果を〔表1〕に示す。
【0038】<曲げ剛性の測定方法>吸収体を、長さ7
0mm、幅30mmにカットし、測定サンプルを作成した。
得られた測定サンプルをカトーテック製純曲げ試験機に
て1cm間隔のチャックに把持し、曲率K=−2.5〜+
2.5(cm-1)の範囲で、また変形速度は0.50(cm
-1)/sec で、等速度曲げ率の純曲げを行い、測定サン
プルの単位長さ当たりの曲げモーメント(M)と曲率
(K)とを測定し、該曲げモーメント(M)をy軸と
し、曲率(K)をx軸とした場合の、M−K曲線の傾斜
である単位面積当たりあの曲げ剛性(B)を、K=0.
5と1.5の間の傾斜(表曲げ)Bf (表曲げのBの
値)、K=−0.5と1.5の間の傾斜(裏曲げ)Bb
(裏曲げのBの値)をKの絶対値の増加過程の特性から
測定し、該Bf と該Bb との平均値〔(Bf +Bb )/
2〕を算出することにより、求めた。なお、重力の影響
を少なくするために、測定サンプルは垂直にして測定し
た。また、Bの単位は、gf・cm 2 /cmである。
【0039】
【表1】
【0040】〔実施例1〕液不透過性のバックシート3
としての、坪量25g/m2 の幅100mmポリエチレン
フィルム上に、液保持性の吸収体4としての、長さ17
5mm、幅75mmにカットした吸収体Aを、固定用ホット
メルト10により固定した。次いで、トップシート2と
しての、幅100mmのトップシートAを伸張率1%に伸
張しながら、上記吸収体4が固定されたバックシート3
上に重ね合わせ、吸収体の前後及び両端即ち、吸収体4
の全周において、該バックシート3と該トップシート2
とをヒートシールして、延伸固定工程を行った。その
後、ズレ止め材としてホットメルト粘着材を上記バック
シート3の中央の裏面側に坪量30g/m2 、幅20m
m、長さ135mmで2本塗工した。その後、ナプキン全
周のヒートシールした部分において長さ205mm、幅8
5mmのサイズで、ナプキンを打ち抜き、非応力下におい
て、図2に示すが如く、バックシート側に凸状に湾曲し
た図1に示す構成の生理用ナプキン(本発明品1)を得
た。
【0041】〔実施例2〕吸収体4として、吸収体Aの
代わりに吸収体Bを用い、且つ、加工時のトップシート
の長手方向の伸長率を3%とした以外は、実施例1と同
様にして、図1に示す構成で、図2に示すようにバック
シート側に凸状に湾曲した生理用ナプキン(本発明品
2)を得た。
【0042】〔実施例3〕トップシート2として、トッ
プシートAの代わりにトップシートBを用い、且つ、加
工時のトップシートの長手方向の伸長率を7%とした以
外は、実施例1と同様にして、図1に示す構成で、図2
に示すように、バックシート側に凸状に湾曲した生理用
ナプキン(本発明品3)を得た。 〔実施例4〕トップシートAを長手方向に伸張率1%で
伸長し、更に幅方向に伸張率1%で伸張した以外は、実
施例1と同様にして、図1に示す構成で、図2に示すよ
うにバックシート側に凸状に湾曲した生理用ナプキン
(本発明品4)を得た。
【0043】〔比較例1〕トップシート2として、トッ
プシートAの代わりにトップシートCを用い、且つ、加
工時のトップシートの長手方向の伸張率を5%とし、更
に吸収体4として、吸収体Bを用いた以外は、実施例1
と同様にして生理用ナプキン(比較品1)を得た。この
生理用ナプキンは、ほとんどバックシート側に凸状に湾
曲せず、平面に近い形状であった。
【0044】〔比較例2〕トップシートの長手方向の伸
張率を20%とした以外は、実施例1と同様にして生理
用ナプキン(比較品2)を得た。この生理用ナプキン
は、伸長率が高すぎて、非応力下において生理用ナプキ
ン自体がくるくるまるまってしまい、湾曲してなるもの
ではなかった。
【0045】〔比較例3〕トップシートの長手方向の伸
張率を0%、即ちトップシートを伸長せず加工した以外
は、実施例2と同様にして生理用ナプキン(比較品3)
を得た。この生理用ナプキンは、トップシートを伸長し
ていないため、非応力下においても湾曲せず、平面のま
まであった。
【0046】〔試験例2〕実施例1〜4で得られた本発
明品1〜4及び比較例1〜3で得られた比較品1〜3に
おいて、それぞれに用いられたトップシートの伸長時に
おける引張り応力及び回復率、並びに得られた生理用ナ
プキンの曲率半径及び装着時におけるフィット性をそれ
ぞれ下記のとおり測定(評価)した。それらの結果を
〔表2〕に示す。
【0047】<生理用ナプキンが平面状態になった時の
引張応力及びトップシート自体の収縮率の測定>湾曲し
た生理用ナプキンの長手方向両端部5,5(幅方向両側
部6,6)をテンシロン引張試験機に固定し、引張速度
10mm/minの速度で、生理用ナプキンが平面状態
になるまで引っ張り、平面状態になった時(湾曲した状
態が解除されて生理用ナプキンがフラットになった時)
の応力を測定し、これを引張応力とした。次いで、上記
平面状態において、トップシートに長さ100mm、幅5
0mmの長方形状にインクで印をつけ、更にこの長方形状
の印に沿ってトップシートを切り出して、伸長時の長さ
(I0)100mm、伸長時の幅(I0') 50mmのサンプル
をサンプリングした。得られた長方形状のサンプルを、
非応力下においた時の長さ(I1)及び幅(I1') を測定
し、下記式により収縮率(I)を求めた。 長手方向における収縮率(I)={(I0 −I1)/I0 }×100 (%) 幅方向における収縮率(I')={(I0'−I1') /I0'}×100 (%)
【0048】<曲率半径>図6(a)に示す円弧Aの曲
率=1/曲率半径(r)であり、曲率半径rは、三平方
の定理より、次式で表される。 (r−h)2+a2 =r2 ・・・・・・ 更に該式を展開すると、次式が得られる。 r=(h2 +a2 )/2h・・・・・ そこで、図6(b)に示すように、ナプキン全体を円弧
Aに見立てて、ナプキンの底面からの立ち上がり高さ
(両端の高さが同じとなるようにナプキンを台上におい
た場合における該台との接点pから上記両端の高さまで
の距離)hと、湾曲したナプキンの見かけ長さの半分で
あるaを測定し、該h及び該aを上記式に代入して、
曲率半径を求めた測定した。具体的には、実施例1〜4
及び比較例1〜3で得られた生理用ナプキンを非応力下
に置き、その長手方向(幅方向)両端の位置から最下点
pまでの高さhを求めた。また、ナプキンの両端部分間
の直線距離(2a)を求め、aを算出した。得られたh
及びaを上記式に代入し、各生理用ナプキンの曲率半
径rを求めた。
【0049】<トップシートの引張り応力及び回復率の
測定>用いたトップシートを150×50mmにカット
し、測定サンプルとした。得られた測定サンプルを、テ
ンシロン引張試験機にチャック間100mmで固定し、引
張り速度10mm/min にて伸長した。そして、初期長さ
0 に対する伸長時の長さLの比率、即ち、(L−L0)
/L 0 ×100(%)を伸長率とし、規定の伸長率まで
引張り、次いで同じ速度で初期長さまで回復させる。こ
の際、規定の伸張率まで伸長させた時の応力を測定し、
これを引張り応力とした。さらに、引張り時に与えられ
る引張りエネルギー(面積)A1 と回復エネルギーA2
とを積分計にて求め、これらを次式;回復率=A2 /A
1 ×100に代入して、回復率を求めた。
【0050】<生理用ナプキンを装着した時のフィット
性評価>本発明品1〜4及び比較品1〜3の生理用ナプ
キンを、生理用ショーツではなく股間部及び臀部がルー
ズとなる通常のノーマルショーツで装着し、それぞれの
フィット性を下記の評価基準で評価した。 ○−股間及び臀部共にフィットし、ほとんど違和感もな
かった。 △−股間もしくは臀部がややフィット性に欠け、やや違
和感があった。 ×−股間もしくは臀部がややフィット性に欠けるか、も
しくは股間もしくは臀部 に違和感を生じた。
【0051】
【表2】
【0052】〔表2〕に示す結果から明らかな様に、本
発明品は、比較品に比してフィット性に優れたものであ
ることが判る。また、トップシートAのように、引張り
回復率が高く且つ引張り応力の弱いトップシートが安定
して好ましい生理用ナプキンの曲率半径を設計でき、よ
り好ましいことが判る。また、トップシートCのよう
に、捲縮度の低いバインダー繊維からなる不織布は、過
度に伸長する事により不織布構造が破壊され、回復率も
小さいために、湾曲構造が取り得ず、フィット性の高い
生理用品を得る事ができない。
【0053】
【発明の効果】本発明の吸収性物品は装着時におけるフ
ィット性が高く、液漏れ防止性に優れ、快適な装着感を
有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の吸収性物品としての生理用ナ
プキンを示す一部破断斜視図である。
【図2】図2は、図1に示す生理用ナプキンのII-II 断
面図である。
【図3】図3(A)は、実施例におけるトップシートの
製造に用いた金網を示す平面図であり、図3(B)は、
その一部拡大図である。
【図4】図4(A)は、図3に示す金網を用いて形成さ
れてなるトップシートを示す平面図であり、図4(B)
は、その一部拡大斜視図であり、図4(C)は、その厚
さ方向断面図である。
【図5】図5は、実施例で用いた吸収体の幅方向断面図
である。
【図6】図6(a)及び(b)は、曲率半径の測定方法
の概略を示す概略図である。
【符号の説明】
1 生理用ナプキン 2 トップシート 3 バックシート 4 吸収体 5 端部 6 側部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 稔 栃木県芳賀郡市貝町赤羽2606 花王株式会 社研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液透過性のトップシートと液保持性の吸
    収体と液不透過性のバックシートとを具備し、実質的に
    縦長に形成された吸収性物品において、 製造時の上記吸収性物品における上記トップシートは、
    少なくともその長手方向又は幅方向に向けて延伸されて
    且つ少なくともその長手方向両端部又は長手方向に沿う
    両側縁部が上記吸収体又は上記バックシートに固定され
    ており、 上記吸収性物品は、非応力下において、上記トップシー
    トの収縮力により、長手方向又は幅方向に凹状に湾曲し
    ている、 ことを特徴とする吸収性物品。
  2. 【請求項2】 上記吸収性物品を、その長手方向両端に
    おいて引張応力をかけて該吸収性物品を平面状態とした
    際における上記トップシート自体の収縮率が、0.5〜
    13%であることを特徴とする請求項1記載の吸収性物
    品。
  3. 【請求項3】 上記吸収性物品を、その長手方向両端に
    おいて引張応力をかけて該吸収性物品を平面状態とした
    際における上記引張応力が10〜500gであることを
    特徴とする請求項1又は2記載の吸収性物品。
  4. 【請求項4】 上記吸収体は、その厚みが、10mm以下
    であることを特徴とする請求項1記載の吸収性物品。
  5. 【請求項5】 上記吸収体は、その長手方向における剛
    性が0.1〜10gであることを特徴とする請求項1記
    載の吸収性物品。
  6. 【請求項6】 上記吸収性物品の長手方向の曲率半径
    が、80〜300mmであることを特徴とする請求項1
    記載の吸収性物品。
  7. 【請求項7】 上記該吸収性物品の幅方向の曲率半径
    が、40〜160mmであることを特徴とする請求項1
    〜6の何れかに記載の吸収性物品。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の吸収性物品の製造方法で
    あって、 トップシートを少なくともその長手方向に伸長させたま
    ま、少なくともその長手方向両端部を吸収体又はバック
    シートに固定させる、延伸固定工程を具備することを特
    徴とする吸収性物品の製造方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1346712A1 (en) * 2002-03-22 2003-09-24 Kao Corporation Absorbent article
JP2005270605A (ja) * 2004-03-24 2005-10-06 Isayuki Sato 生理用品ペアセット
JP2007215913A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Kao Corp 吸収性物品
JP2011104122A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Kao Corp 吸収性物品

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