JP2007214548A - GaN系発光素子およびその製造方法 - Google Patents

GaN系発光素子およびその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通電による劣化の抑制と、静電破壊に対する耐性の改善とが、同時に達成されるGaN系発光素子を提供する。
【解決手段】成長の途中で成長温度を第1の温度から第2の温度に下げることによって、ピットが形成されるようにn型層を成長させる工程と、n型層の上に活性層を成長させる工程と、活性層の上にp型層を成長させる工程と、を有する。n型層のうち、第1の温度で成長される層を高温n型層、第2の温度で成長される層を低温n型層としたとき、低温n型層を成長させる工程は、高温n型層に接する第1の領域を形成する工程と、第1の領域よりも高温n型層から離れた位置に第2の領域を形成する工程とを含む。第1の領域は、n型不純物濃度が第2の領域よりも低くなるように形成し、第2の領域は、n型不純物濃度が活性層よりも高くなるように形成する。活性層は、n型層に接して、かつ、その上面にピットが開口するように成長させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、n型GaN系半導体層(以下、「n型層」ともいう。)と、p型GaN系半導体層(以下、「p型層」ともいう。)とで、GaN系半導体からなる活性層を挟んだ積層構造を有する半導体発光素子である、GaN系発光素子と、その製造方法に関し、特に、通電による劣化の抑制と、静電破壊に対する耐性の改善とが、同時に達成されるGaN系発光素子と、かかるGaN系発光素子を製造する方法に関する。
GaN系半導体は、化学式AlInGa1−a−bN(0≦a≦1、0≦b≦1、0≦a+b≦1)で決定される組成を有する化合物半導体で、窒化ガリウム系化合物半導体、3族窒化物系化合物半導体などとも称されている。GaN系半導体は、例えば、GaN、InGaN、AlGaN、AlInGaN、AlN、InNなど、任意の組成のものを含み、また、上記化学式において、3族元素の一部をB(ホウ素)、Tl(タリウム)などで置換したもの、また、N(窒素)の一部をP(リン)、As(ヒ素)、Sb(アンチモン)、Bi(ビスマス)などで置換したものも、GaN系半導体に含まれる。
GaN系発光素子は、有機金属化合物気相成長(MOVPE)法、ハイドライド気相成長(HVPE)法、分子ビームエピタキシー(MBE)法等の気相成長法を用いて、サファイア等からなる基板の上に、n型層、活性層、p型層を、順次成長して積層し、n型層およびp型層のそれぞれに電極を形成することによって、製造することができる。
発光出力を向上させることを目的として、ピットを有するn型層の上に、活性層とp型層を順次成長させたGaN系発光素子が、特許文献1に開示されている。GaN系半導体をピットが形成されないように成長させる技術は、特許文献1のGaN系発光素子が発明される以前より周知であったが、該GaN系発光素子では、n型層の成長の途中で、成長温度を通常の温度から通常よりも低い温度に降下させることによって、意図的にn型層の表面にピットを形成させている。図4は、かかる従来技術により製造されるGaN系発光素子の構造を示す断面図であり、素子100は、サファイア基板10、バッファ層(図示せず)、アンドープGaN層11、n型GaNクラッド層12A、ピットが形成されたn型GaNクラッド層12B、活性層13、p型AlGaNクラッド層14、p型GaNコンタクト層15、n側電極P11、p側電極P12、パッド電極P13から構成されている。GaN系発光素子100の製造工程において、n型GaNクラッド層12Aは、ピットが形成されないように、好ましくは1000℃以上の成長温度で成長され、n型GaNクラッド層12Bは、ピットが形成されるように、低い成長温度(500℃〜950℃の領域に含まれる)で成長される。以下、本明細書では、成長の途中で成長温度を第1の温度から第2の温度に下げることによって、ピットが形成されるように成長されたn型層において、第1の温度で成長された層を「高温n型層」と呼ぶことにし、また、第2の温度で成長された層を「低温n型層」と呼ぶことにする。GaN系発光素子100では、n型GaNクラッド層12Aが高温n型層に該当し、ピットが形成されたn型GaNクラッド層12Bが、低温n型層に該当する。
特開平11−220169号公報
図4に示すGaN系発光素子100は、低温n型層であるn型GaNクラッド層12Bにn型不純物をドープして導電性を付与しないと、静電破壊に対する耐性が著しく低いものとなり、一方、この層にn型不純物をドープすると、静電破壊に対する耐性は改善されるが、通電による劣化が速くなることを、本発明者等は見出している。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、通電による劣化の抑制と、静電破壊に対する耐性の改善とが、同時に達成されるGaN系発光素子と、その製造方法を提供することを目的とする。
本発明のGaN系発光素子およびGaN系発光素子の製造方法は、次の特徴を有する。
(1)成長の途中で成長温度を第1の温度から第2の温度に下げることによって、ピットが形成されるようにn型層を成長させる工程と、該n型層の上に活性層を成長させる工程と、該活性層の上にp型層を成長させる工程と、を有し、前記n型層のうち、第1の温度で成長される層を高温n型層、第2の温度で成長される層を低温n型層としたとき、前記低温n型層を成長させる工程は、前記高温n型層に接する第1の領域を形成する工程と、該第1の領域よりも前記高温n型層から離れた位置に第2の領域を形成する工程とを含み、前記第1の領域は、n型不純物濃度が前記第2の領域よりも低くなるように形成し、前記第2の領域は、n型不純物濃度が前記活性層よりも高くなるように形成し、前記活性層は、前記n型層に接して、かつ、その上面にピットが開口するように成長させる、ことを特徴とするGaN系発光素子の製造方法。
(2)前記第1の領域が、アンドープで成長されるGaN系半導体を含む、前記(1)に記載の製造方法。
(3)前記第2の領域が、前記活性層におけるn型不純物濃度の最大値の5倍以上の濃度にn型不純物が添加されるGaN系半導体を含む、前記(1)または(2)に記載の製造方法。
(4)前記高温n型層が、n型不純物濃度2×1018cm−3以上の高キャリア濃度層を含み、前記第2の領域が、該高キャリア濃度層におけるn型不純物濃度の最大値の50%以上の濃度にn型不純物が添加されるGaN系半導体を含む、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の製造方法。
(5)成長の途中で成長温度を第1の温度から第2の温度に下げることによって、ピットが形成されるようにn型層を成長させる工程と、該n型層の上に活性層を成長させる工程と、該活性層の上にp型層を成長させる工程と、を有し、前記n型層のうち、第1の温度で成長される層を高温n型層、第2の温度で成長される層を低温n型層としたとき、前記低温n型層を成長させる工程は、前記高温n型層に接する第1の層を形成する工程と、該第1の層よりも前記高温n型層から離れた位置に第2の層を形成する工程とを含み、前記第1の層は、n型不純物濃度が前記第2の層よりも低くなるように形成し、前記第2の層は、n型不純物濃度が前記活性層よりも高くなるように形成し、前記活性層は、前記n型層に接して、かつ、その上面にピットが開口するように成長させる、ことを特徴とするGaN系発光素子の製造方法。
(6)前記第1の層が、アンドープで成長されるGaN系半導体層である、前記(5)に記載の製造方法。
(7)前記第1の層と前記第2の層とを重ねて形成する、前記(5)または(6)に記載の製造方法。
(8)前記第2の層には、前記活性層におけるn型不純物濃度の最大値の5倍以上の濃度にn型不純物を添加する、前記(5)〜(7)のいずれかに記載の製造方法。
(9)前記高温n型層が、n型不純物濃度2×1018cm−3以上の高キャリア濃度層を含み、前記第2の層には、該高キャリア濃度層におけるn型不純物濃度の最大値の50%以上の濃度にn型不純物を添加する、前記(5)〜(8)のいずれかに記載の製造方法。
(10)前記低温n型層をGaNまたはAlGaNで形成する、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の製造方法。
(11)前記高温n型層と前記低温n型層とを、同じ結晶組成のGaN系半導体で形成する、前記(1)〜(10)のいずれかに記載の製造方法。
(12)前記活性層を、その上面に、深さが当該活性層の膜厚よりも大きいピットが開口するように成長させる、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の製造方法。
(13)前記(1)〜(12)のいずれかに記載の製造方法により製造される、GaN系発光素子。
本発明のGaN系発光素子の製造方法を用いることにより、通電による劣化の抑制と、静電破壊に対する耐性の改善とが、同時に達成された、GaN系発光素子を得ることができる。
(作用の説明)
図4に示す従来のGaN系発光素子100において、n型GaNクラッド層12Bにn型不純物をドープした場合に、通電による劣化が速くなったのは、該n型GaNクラッド層12Bの結晶性の低下が著しくなり、それによって、その上に成長される活性層13の品質が低下したためであると考えられる。そこで、本発明に係るGaN系発光素子では、例えば、図1に示すGaN系発光素子200のように、低温n型層であるn型GaNクラッド層22Bを、結晶性低下の原因となるn型不純物のドーピングを施さないアンドープ層22B−1と、n型不純物濃度をドープして導電性を付与したnドープ層22B−2と、から構成する。このn型GaNクラッド層22Bは、通常より低い成長温度で形成されるにもかかわらず、アンドープ層22B−1が最初に成長され、その上にnドープ層22B−2が積層されるために、結晶性の低下が抑制されたものとなり、それによって、n型GaNクラッド層22Bの上に形成される活性層23の品質も改善されたために、GaN系発光素子200では、通電による劣化の進行が遅くなったと考えられる。また、nドープ層22B−2は、n型不純物濃度が活性層よりも高く、活性層より高い導電性を有することから、素子に高電圧が印加されたときのn型GaNクラッド層22Bの内部の電界が、nドープ層22B−2を設けない場合に比べて広げられ、そのために、GaN系発光素子200は、静電破壊に対する耐性の改善されたものとなったと考えられる。
(実施例)
以下、本発明を具体的な実施例に基づいて説明する。
図1は、本発明を実施したGaN系発光素子200の断面図である。20はサファイア基板で、その上には、GaNバッファ層(図示せず)を介して、アンドープGaN層21が形成されている。アンドープGaN層21の上には、Si(ケイ素)が約5×1018cm−3の濃度でドープされた膜厚約4μmのn型GaNクラッド層22Aが形成されている。n型GaNクラッド層22Aの上には、表面にピットを有する、膜厚200nmのn型GaNクラッド層22Bが形成されている。このn型GaNクラッド層22Bは、アンドープ層22B−1と、Siが約5×1018cm−3の濃度でドープされたnドープ層22B−2とからなっており、アンドープ層22B−1の膜厚は180nm、nドープ層22B−2の膜厚は20nmである。n型GaNクラッド層22Bの上には、7層の障壁層と、6層の井戸層とを、最下層および最上層が障壁層となるように交互に積層してなる、多重量子井戸構造の活性層23が形成されている。活性層23において、障壁層は膜厚10nmのSiドープGaN層(Si濃度:約5×1017cm−3)であり、井戸層
は膜厚5nmのアンドープInGaN層(発光波長400nm)である。このように、活性層23のn型不純物濃度(約5×1017cm−3)よりも、nドープ層22B−2のn型不純物濃度(約5×1018cm−3)の方が、高濃度となっている。活性層23の上には、Mg(マグネシウム)がドープされたAl0.1Ga0.9Nからなる膜厚30nmのp型AlGaNクラッド層24が形成され、その上には、Mgがドープされた膜厚150nmのp型GaNコンタクト層25が積層されている。部分的に露出されたn型GaNクラッド層22Aの表面には、Ti(チタン)層の上にAl(アルミニウム)層を積層し、熱処理してなるn側電極P1が形成されている。p型GaNコンタクト層25の上面には、Ni(ニッケル)層の上にAu(金)層を積層し、熱処理してなるp側電極P2が、該上面を略全面的に覆うように形成されている。p側電極P2の上には、Ti層の上にAu層を積層してなるパッド電極P23が形成されている。
次に、このGaN系発光素子200の製造方法を説明する。GaN系半導体層の気相成長法としてはMOVPE法を用いたが、MOVPE法を用いたGaN系半導体結晶の成長技術は公知であり、装置(成長炉、制御系、配管系)、原材料、キャリアガス、基本的な成長条件などについては、従来技術を適宜参照することができる。
まず、C面を主面とするサファイア基板20を準備し、これをMOVPE装置の成長炉内に設けられたサセプタに装着した。そして、水素ガスを成長炉内に供給しながら、該サファイア基板20を1100℃以上に加熱して、基板表面の有機汚染を除去した。それから、基板温度を500℃に下げ、原料としてトリメチルガリウム(TMG)およびアンモニアを供給して、GaNバッファ層を形成した。GaNバッファ層の形成後、基板温度を1000℃に上げ、TMG、アンモニアを供給して、膜厚約2μmのアンドープGaN層21を形成した。次に、TMG、アンモニア、シラン(SiH)を供給して、n型GaNクラッド層22Aを形成した。このn型GaNクラッド層22Aは、高温n型層に相当する。
次に、基板温度を750℃に下げて、ピットを有するn型GaNクラッド層22Bを形成した。このn型GaNクラッド層22Bは、低温n型層に相当する。n型GaNクラッド層22Bは、まず、TMGとアンモニアを供給して、アンドープ層22B−1を180nm成長させ、次に、TMG、アンモニアおよびシランを供給して、nドープ層22B−2を20nm成長させることにより、形成した。なお、n型GaNクラッド層22Bの成長までを行った後、基板加熱を停止し、アンモニア雰囲気中で室温まで降温して作製したサンプルを、原子間力顕微鏡(AFM)を用いて観察すると、n型GaNクラッド層22Bの表面には、正六角形状の開口部を有するピットが多数形成されていた。図2に示すように、この正六角形の向かい合う2つの角を結ぶ対角線の長さを「開口径」と定義すると、n型GaNクラッド層22Bに形成されたピットの開口径は、0.1μm〜0.2μmであった。
n型GaNクラッド層の形成後、基板温度を750℃に保ったまま、活性層23を形成した。障壁層を形成する際には、TMG、アンモニアおよびシランを供給し、井戸層を形成する際には、TMG、トリメチルインジウムおよびアンモニアを供給した。なお、活性層23の成長まで行った後、基板加熱を停止し、アンモニア雰囲気中で室温まで降温して作製したサンプルを、原子間力顕微鏡(AFM)を用いて観察すると、活性層23の表面にも多数のピットが存在していた。このピットの密度(単位面積に存在するピットの平均数)は、n型GaNクラッド層22Bの表面に形成されたピットの密度と実質的に同じであった。また、活性層23の膜厚はn型GaNクラッド層22Bよりも小さいが、活性層23の表面のピットの開口径は、n型GaNクラッド層22Bの表面のピットの開口径よりも大きかった。このことから、図3に模式的に示すように、活性層23の表面に観察されたピットは、n型GaNクラッド層22Bに形成されたピットが引き継がれたものであり、活性層23の表面からn型GaNクラッド層22Bに達しているものと考えられる。言い換えると、このピットの深さは、活性層23の膜厚よりも大きいと考えられる。
次に、アンモニアを供給しながら、基板温度を1025℃に上げた。このときの昇温速度は110℃/分とし、約2.5分で昇温を完了させた。該昇温の後、TMG、トリメチルアルミニウム(TMA)、ビスシクロペンタジエニルマグネシウム(CpMg)およびアンモニアを供給し、p型AlGaNクラッド層24を形成した。なお、上記昇温まで行った後、p型AlGaNクラッド層24の形成を行わないで、基板加熱を停止し、アンモニア雰囲気中で室温まで降温して作製したサンプルを、原子間力顕微鏡(AFM)を用いて観察したところ、活性層23の表面に存在していたピットの埋め込みが生じており、活性層23の表面は平坦性の高い状態となっていた。
p型AlGaNクラッド層24の形成後、TMG、CpMgおよびアンモニアを供給して、p型コンタクト層25を形成した。その後、アンモニア雰囲気中で基板温度を室温まで降下させ、ウェハをMOVPE装置から取り出した。次に、このウェハに対して、p型層に不純物として添加したMgを活性化させるための、アニーリング処理を行った。n側電極P21、p側電極P22およびパッド電極P23の形成と、ウェハからのチップの切り出しは、この分野でよく知られた方法を用いて行った。このようにして、上面形状が正方形状で、その一辺の長さが0.35mmである、チップ状のGaN系発光素子200を得た。
上記製造したチップ状の素子に、逆方向に5Vの電圧を印加したときに流れる逆方向電流を測定したところ、通電前の初期状態においては、0.05μA未満であった。次に、この素子に順方向に100mAの電流を50時間連続して流し、劣化させた後、同様にして逆方向電流を測定したところ、初期値より増加していたが、その値は0.5μA未満であった。また、通電を行う前の初期状態の素子の、静電破壊に対する耐性を、静電破壊試験の規格(ESDA規格のSTM5.1−1998)で定められている人体帯電モデル(Human Body Model;HBM)の方法に基づいて評価したところ、測定に用いたサンプル素子の大部分(全数の90%)は、2000V以下では破壊されなかった。
(比較例1)
比較例1として、n型GaNクラッド層22Bの全体をアンドープとしたこと以外は、上記実施例と同様にしてチップ状のGaN系発光素子を作製し、上記実施例と同様にして、通電前の初期状態と、100mAの電流を順方向に50時間流して劣化させた後の、逆方向電流を測定したところ、初期状態においては0.05μA未満であり、劣化後においても0.1μA未満という低い値であった。しかし、通電前の初期状態の素子について、静電破壊に対する耐性を実施例と同様の方法で評価したところ、測定に用いたサンプル素子の全数が150V以下で破壊された。
(比較例2)
比較例2として、n型GaNクラッド層22Bの全体に、Siを約5×1018cm−3の濃度でドープしたこと以外は、上記実施例と同様にしてチップ状のGaN系発光素子を作製し、上記実施例と同様にして、通電前の初期状態と、100mAの電流を順方向に流して劣化させた後の、逆方向電流を測定した。その結果、素子に流れる逆方向電流は、初期状態においては実施例の素子よりも低い値であったが、10時間の通電後には1μAを超える値となり、50時間の通電後には約5μAと、実施例の素子の10倍以上の値まで増加していた。一方、通電前の初期状態の素子について、静電破壊に対する耐性を実施例と同様の方法で評価したところ、実施例の素子と同等であった。
上記に示した実施例と比較例の対比から、実施例に係るGaN系発光素子200では、通電による劣化の抑制と、静電破壊に対する耐性の改善とが、同時に達成されていることが分る。
以上、本発明を具体的な実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。GaN系発光素子200ではサファイア基板20が用いられているが、サファイア基板に代えて、GaN系半導体結晶の成長に適した他の基板を制限なく用いることができる。基板の結晶成長面には、GaN系半導体層を成長させる前に、SiOなどからなるマスクパターンを形成してもよいし、凹凸形状を加工してもよい。また、GaN系発光素子200は、GaN系半導体層の気相成長に用いられたサファイア基板20を含んでいるが、必須ではなく、例えば、該気相成長が完了した後、サファイア基板20を別途準備した基板に置き換えてもよい。
本発明のGaN系発光素子において、n型層、活性層およびp型層からなる積層構造は、n型層に注入された電子とp型層に注入された正孔とが、活性層で再結合することによって発光が生じるように構成されていればよく、各層は任意の結晶組成を有するGaN系半導体で形成することができる。発光効率を高くするためには、ダブルヘテロ構造を構成することが好ましく、また、活性層は量子井戸構造(MQW、SQW)とすることが好ましい。GaN系発光素子200では、n型GaNクラッド層22Aがコンタクト層を兼用しているが、必須ではなく、n型層中にはクラッド層とコンタクト層とを別個の層として設けてもよい。導電性を有する基板を用いた場合には、n型層からコンタクト層を省略して、基板にn側電極を形成することもできる。クラッド層やコンタクト層の他、転位の伝播を制御するための層、不純物の拡散を抑制するための層、光の反射性や透過性を制御するための層、光を閉じ込めるための層、発光層を保護するための層など、各種の機能を有する層は、適宜設けてよく、n型層、活性層、p型層の全部または一部が、これらの機能層を兼ねるように構成することができる。サファイア基板20とn型GaNクラッド層22Aとの間にアンドープGaN層21を介在させる構成は、必須ではないが、n型GaNクラッド層22Aや、その上に成長させるGaN系半導体層の結晶性を向上させるうえで、好ましい構成である。p型層の上に、トンネル接合を介して第2のn型層を積層し、該第2のn型層にp側電極を形成することもできる。
高温n型層および低温n型層の成長温度は、特許文献1の記載その他の従来技術を適宜参照して定めることができる。これらの温度は、いずれも、一定である必要はない。MOVPE法では、高温n型層の成長温度は、好ましくは、1000℃〜1200℃であり、低温n型層の成長温度は、好ましくは、650℃〜850℃である。低温n型層の表面のピットの開口径は、当該層の成長温度が低い程、また、成長時の雰囲気中の水素分圧が高い程、大きくなる傾向がある。本発明者等は、低温n型層の膜厚が小さ過ぎる場合にも、発光素子の通電による劣化が速くなる傾向があることを見出しており、このことから、低温n型層の膜厚は、好ましくは100nm以上であり、より好ましくは150nm以上である。また、低温n型層の膜厚を大きくし過ぎると、活性層の結晶性が低下する傾向が生じるので、該膜厚は600nm以下とすることが好ましい。
低温n型層には、素子の静電破壊に対する耐性を改善するために、n型不純物が活性層よりも高濃度にドープされた領域(以下、「高濃度領域」ともいう。)を設けるが、そのような低温n型層の結晶性を改善するには、少なくとも、当該低温n型層の、高温n型層と接する部分に、n型不純物の濃度を高濃度領域よりも低くした領域(以下、「低濃度領域」ともいう。)を設ければよい。従って、低温n型層は、例えば、高温n型層から離れるにつれてn型不純物濃度が単調に増加するように、n型不純物がドープされたものであってもよいし、n型不純物濃度が相対的に低い2つの層の間に、n型不純物濃度が相対的に高い層が挟まれた3層構造を有するもの等であってもよい。GaN系半導体の結晶性は、含有する不純物の濃度が低い程、良好なものとなるので、低濃度領域を設けることによる低温n型層の結晶性改善効果は、低濃度領域を、アンドープで成長したGaN系半導体で形成したとき、最大となる。前記実施例から分るように、低温n型層の大部分を、アンドープで成長したGaN系半導体で形成した場合であっても、高温n型層とで該部分を挟むように高濃度領域を設けることによって、素子の静電破壊に対する耐性を飛躍的に向上させることができる。
低温n型層の高濃度領域におけるn型不純物濃度を、好ましくは活性層のn型不純物濃度の5倍以上、更に好ましくは10倍以上とすることにより、素子の静電破壊に対する耐性をより高いものとすることができる。低温n型層の高濃度領域におけるn型不純物濃度に特に上限はないが、添加量を多くし過ぎると、結晶性の低下が問題となる。本発明者等は、上記実施例のGaN系発光素子200の構成において、nドープ層22B−2に添加するSiの濃度を2×1019cm−3まで高くしても、通電による劣化の抑制が十分に達成されることを確認している。
高温n型層には、特許文献1に記載された従来のGaN系発光素子がそうであるように、n型不純物が2×1018cm−3以上の濃度に添加された、膜厚2μm以上の高キャリア濃度層が設けられることが一般的である。低温n型層の高濃度領域におけるn型不純物濃度は、このような高キャリア濃度層におけるn型不純物濃度を基準に設定することもできる。本発明者等は、上記実施例のGaN系発光素子200から低温n型層(n型GaNクラッド層22B)だけを省略した構成のGaN系発光素子において、通電による劣化が極めて短時間で生じる一方、静電破壊に対する耐性が良好であることを確認している。このことから、低温n型層の高濃度領域におけるn型不純物濃度は、高温n型層中の高キャリア濃度層におけるn型不純物濃度に匹敵する濃度以上(該高キャリア濃度層におけるn型不純物濃度の最大値の50%以上)とすることが好ましいといえる。更に好ましくは、低温n型層の高濃度領域におけるn型不純物濃度を、上記実施例の場合のように、高温n型層中の高キャリア濃度層におけるn型不純物濃度の最大値と同じとするか、あるいは、それよりも高濃度にする。
低温n型層は、任意の結晶組成を有するGaN系半導体で形成してよいが、In(インジウム)を多く含むGaN系半導体は分解温度が低くなることから、低温n型層を、GaN、AlGaN等の、Inを含まないGaN系半導体で形成した方が、素子の耐熱性を高くするうえで好ましい。また、低温n型層をInを含むGaN系半導体で形成すると、バンドギャップが狭くなるので光吸収性が大きくなり、特に、発光波長の短い素子(紫〜紫外発光素子)の場合には、出力に対する影響が無視できなくなってくる。この問題を軽減するためには、低温n型層を、Inを含まない、GaN、AlGaN等のGaN系半導体で形成することが好ましい。低温n型層の結晶性の低下を抑制するには、高温n型層と低温n型層とを、同一結晶組成を有するGaN系半導体で形成することも有効であり、その場合、更に、高温n型層と低温n型層の両方を2元結晶であるGaNで形成することが、より好ましい。
次の事項を付記する。
(1a)成長の途中で成長温度を第1の温度から第2の温度に下げることによって、ピットが形成されるように成長されたn型層を有し、該n型層の上に、活性層およびp型層が順次成長されてなるGaN系発光素子であって、前記n型層のうち、第1の温度で成長された層を高温n型層、第2の温度で成長された層を低温n型層としたとき、前記低温n型層は、前記高温n型層に接する部分に設けられた第1の領域と、該第1の領域よりも前記高温n型層から離れた位置に設けられた第2の領域と、を含んでおり、前記第1の領域は、n型不純物濃度が前記第2の領域よりも低くなるように設けられており、前記第2の領域は、n型不純物濃度が前記活性層よりも高くなるように設けられている、GaN系発光素子。
(2a)前記第1の領域が、アンドープで成長されたGaN系半導体を含む、前記(1a)に記載のGaN系発光素子。
(3a)成長の途中で成長温度を第1の温度から第2の温度に下げることによって、ピットが形成されるように成長されたn型層を有し、該n型層の上に、活性層およびp型層が順次成長されてなるGaN系発光素子であって、前記n型層のうち、第1の温度で成長された層を高温n型層、第2の温度で成長された層を低温n型層としたとき、前記低温n型層は、前記高温n型層に接する部分に設けられた第1の層と、該第1の層よりも前記高温n型層から離れた位置に設けられた第2の層と、を含んでおり、前記第1の層は、n型不純物濃度が前記第2の層よりも低くなるように設けられており、前記第2の層は、n型不純物濃度が前記活性層よりも高くなるように設けられている、GaN系発光素子。
(4a)前記第1の層が、アンドープで成長されたGaN系半導体層である、前記(3a)に記載のGaN系発光素子。
(5a)前記第1の層と前記第2の層とが重ねて形成されている、前記(3a)または(4a)に記載のGaN系発光素子。
(6a)前記低温n型層がGaNまたはAlGaNからなる、前記(1a)〜(5a)のいずれかに記載のGaN系発光素子。
(7a)前記高温n型層と前記低温n型層が、同じ結晶組成のGaN系半導体からなる、前記(1a)〜(6a)のいずれかに記載のGaN系発光素子。
本発明を実施したGaN系発光素子の構造を示す断面図である。 ピットの開口径を説明する図である。 図1に示すGaN系発光素子の製造時における、活性層の成長の様子を模式的に示す断面図である。 従来技術のGaN系発光素子の構造を示す断面図である。
符号の説明
100、200 GaN系発光素子
10、20 サファイア基板
11、21 アンドープGaN層
12A、22A n型GaNクラッド層
12B、22B ピットが形成されたn型GaNクラッド層
22B−1 アンドープ層
22B−2 nドープ層
13、23 活性層
14、24 p型AlGaNクラッド層
15、25 p型GaNコンタクト層
P11、P21 n側電極
P12、P22 p側電極
P13、P23 パッド電極

Claims (13)

  1. 成長の途中で成長温度を第1の温度から第2の温度に下げることによって、ピットが形成されるようにn型層を成長させる工程と、該n型層の上に活性層を成長させる工程と、該活性層の上にp型層を成長させる工程と、を有し、
    前記n型層のうち、第1の温度で成長される層を高温n型層、第2の温度で成長される層を低温n型層としたとき、
    前記低温n型層を成長させる工程は、前記高温n型層に接する第1の領域を形成する工程と、該第1の領域よりも前記高温n型層から離れた位置に第2の領域を形成する工程とを含み、
    前記第1の領域は、n型不純物濃度が前記第2の領域よりも低くなるように形成し、
    前記第2の領域は、n型不純物濃度が前記活性層よりも高くなるように形成し、
    前記活性層は、前記n型層に接して、かつ、その上面にピットが開口するように成長させる、
    ことを特徴とするGaN系発光素子の製造方法。
  2. 前記第1の領域が、アンドープで成長されるGaN系半導体を含む、請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記第2の領域が、前記活性層におけるn型不純物濃度の最大値の5倍以上の濃度にn型不純物が添加されるGaN系半導体を含む、請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記高温n型層が、n型不純物濃度2×1018cm−3以上の高キャリア濃度層を含み、前記第2の領域が、該高キャリア濃度層におけるn型不純物濃度の最大値の50%以上の濃度にn型不純物が添加されるGaN系半導体を含む、請求項1〜3のいずれかに記載の製造方法。
  5. 成長の途中で成長温度を第1の温度から第2の温度に下げることによって、ピットが形成されるようにn型層を成長させる工程と、該n型層の上に活性層を成長させる工程と、該活性層の上にp型層を成長させる工程と、を有し、
    前記n型層のうち、第1の温度で成長される層を高温n型層、第2の温度で成長される層を低温n型層としたとき、
    前記低温n型層を成長させる工程は、前記高温n型層に接する第1の層を形成する工程と、該第1の層よりも前記高温n型層から離れた位置に第2の層を形成する工程とを含み、
    前記第1の層は、n型不純物濃度が前記第2の層よりも低くなるように形成し、
    前記第2の層は、n型不純物濃度が前記活性層よりも高くなるように形成し、
    前記活性層は、前記n型層に接して、かつ、その上面にピットが開口するように成長させる、
    ことを特徴とするGaN系発光素子の製造方法。
  6. 前記第1の層が、アンドープで成長されるGaN系半導体層である、請求項5に記載の製造方法。
  7. 前記第1の層と前記第2の層とを重ねて形成する、請求項5または6に記載の製造方法。
  8. 前記第2の層には、前記活性層におけるn型不純物濃度の最大値の5倍以上の濃度にn型不純物を添加する、請求項5〜7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 前記高温n型層が、n型不純物濃度2×1018cm−3以上の高キャリア濃度層を含み、前記第2の層には、該高キャリア濃度層におけるn型不純物濃度の最大値の50%以上の濃度にn型不純物を添加する、請求項5〜8のいずれかに記載の製造方法。
  10. 前記低温n型層をGaNまたはAlGaNで形成する、請求項1〜9のいずれかに記載の製造方法。
  11. 前記高温n型層と前記低温n型層とを、同じ結晶組成のGaN系半導体で形成する、請求項1〜10のいずれかに記載の製造方法。
  12. 前記活性層を、その上面に、深さが当該活性層の膜厚よりも大きいピットが開口するように成長させる、請求項1〜11のいずれかに記載の製造方法。
  13. 請求項1〜12のいずれかに記載の製造方法により製造される、GaN系発光素子。
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