JP2007213332A - ペダルモジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】ペダルの操作フィーリングを向上するペダルモジュールを提供する。
【解決手段】復原力を発生する復原力手段と、踏力により正回転し復原力手段の復原力により逆回転するペダルと、ペダルを支持する支持体3と、ペダルとの間に摩擦を発生する摩擦手段とを備えるペダルモジュールであって、摩擦手段は、ペダルに摺接する摺接部40と、支持体3により保持される保持部41と、摺接部40及び保持部41の間において弾性変形することにより保持部41に対する摺接部40の相対変位を許容する弾性変形部42とを有することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ペダルモジュールに関し、特に車両用アクセル装置に好適なペダルモジュールに関する。
従来、車両用アクセル装置等に用いられるペダルモジュールでは、操作者の踏力によりペダルを正回転させ、ばね等の復原力によりペダルを逆回転させるようにしている。そして、このようなペダルモジュールの一種に、ペダルとの間に摩擦を発生する摩擦部材を設けて摩擦力をペダルへ印加することにより、ペダルの回転位置と必要踏力との相関を示すペダル特性に図22に示す如きヒステリシスを発現させるものが知られている(特許文献1参照)。
特開2004−90755号公報
しかし、特許文献1に開示の技術では、図22に示すように、踏込み操作時のペダル特性において立上がり領域aと定常領域cとの間に急激な特性変化点bが現れる。そのため、操作者は、初期位置のペダルを踏込んで正回転させるときの初期踏力を、必要最小限の踏力を大きく超えてペダルへ作用させることがある。この場合、操作者が意図しない位置にまでペダルが誤回転することになるため、操作者へ不快感を与えてしまう。また特に、車両用アクセル装置に適用されるペダルモジュールの場合、操作者が初期位置のペダルを踏込むことによる車両の発進時には、不快な飛出し感を操作者へ与えることになり、ドライバビリディが損なわれてしまう。
本発明は、こうした問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ペダルの操作フィーリングを向上するペダルモジュールを提供することにある。
請求項1〜5に記載の発明によると、摩擦手段がペダルとの間に摩擦を発生するので、摩擦力がペダルへ印加されてペダル特性にヒステリシスが発現する。故に、操作者がペダルの回転位置を保持するときには、その保持が容易となる。
そして請求項1に記載の発明によると、摩擦手段において摺接部がペダルに摺接するので、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、摺接部及びペダルの間の摩擦によって摺接部がペダルの回転方向へ引張られる。このとき、摩擦手段において弾性変形部は、ペダルを支持する支持体によって保持された保持部及び摺接部の間で弾性変形することにより、保持部に対する摺接部の相対変位を許容するので、摺接部は、ペダルの回転方向へペダルと共に変位する。これにより操作者は、摺接部及びペダルの間の摩擦力と復原力手段の復原力との合力よりも小さい踏力にて、ペダルを初期位置から動かすことができる。したがって、踏込み操作時のペダル特性において立上がり領域と定常領域との間には、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域が現れる。故に、操作者が必要最小限の踏力よりも大きな初期踏力をペダルへ作用させて意図しない作動を招いてしまう事態が防止され、ペダルの操作フィーリングが向上する。
請求項2に記載の発明によると、摩擦手段は、弾性変形部が摺接部及び保持部よりも狭幅に形成されてなる摩擦部材であるので、その形成が容易である。
請求項3に記載の発明によると、摩擦手段は、摺接部及び保持部としての第一及び第二剛性部材の間に、それらの剛性部材よりも低い剛性を有する弾性部材が弾性変形部として挟持されてなる。故に、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、剛性部材間の弾性部材を確実に弾性変形させて、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域を十分に確保することができる。
請求項4に記載の発明によると、摩擦手段において摺接部がペダルに摺接するので、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、摺接部及びペダルの間の摩擦によって摺接部がペダルの回転方向へ引張られる。このとき、摩擦手段において弾性変形部は、ペダルを支持する支持体及び摺接部の間で弾性変形することにより、支持体に対する摺接部の相対変位を許容するので、摺接部は、ペダルの回転方向へペダルと共に変位する。これにより操作者は、摺接部及びペダルの間の摩擦力と復原力手段の復原力との合力よりも小さい踏力にて、ペダルを初期位置から動かすことができる。したがって、踏込み操作時のペダル特性において立上がり領域と定常領域との間には、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域が現れる。故に、操作者が必要最小限の踏力よりも大きな初期踏力をペダルへ作用させて意図しない作動を招いてしまう事態が防止され、ペダルの操作フィーリングが向上する。
請求項5に記載の発明によると、摩擦手段は、摺接部としての剛性部材と、支持体及び剛性部材よりも低い剛性を有し弾性変形部として支持体及び剛性部材の間に挟持される弾性部材とからなる。故に、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、支持体及び剛性部材間の弾性部材を確実に弾性変形させて、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域を十分に確保することができる。
請求項6〜13に記載の発明によると、ペダルと共に回転する摩擦手段又は摩擦部材が、ペダルを支持する支持体との間に摩擦を発生するので、摩擦力がペダルへ印加されてペダル特性にヒステリシスが発現する。故に、操作者がペダルの回転位置を保持するときには、その保持が容易となる。
請求項6に記載の発明によると、摩擦手段において摺接部が、ペダルを支持する支持体に摺接するので、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、ペダルの回転方向へ向かう摺接部の変位が摺接部及び支持体の間の摩擦によって抑制される。このとき、摩擦手段において弾性変形部は、摺接部及び保持部の間で弾性変形することにより摺接部に対する保持部の相対変位を許容するので、ペダルにより保持される保持部は、ペダルの回転方向へペダルと共に変位する。これにより操作者は、摺接部及び支持体の間の摩擦力と復原力手段の復原力との合力よりも小さい踏力にて、ペダルを初期位置から動かすことができる。したがって、踏込み操作時のペダル特性において立上がり領域と定常領域との間には、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域が現れる。故に、操作者が必要最小限の踏力よりも大きな初期踏力をペダルへ作用させて意図しない作動を招いてしまう事態が防止され、ペダルの操作フィーリングが向上する。
請求項7に記載の発明によると、摩擦手段は、弾性変形部が摺接部及び保持部よりも狭幅に形成されてなる摩擦部材であるので、その形成が容易である。
請求項8に記載の発明によると、摩擦手段は、摺接部及び保持部としての第一及び第二剛性部材の間に、それらの剛性部材よりも低い剛性を有する弾性部材が弾性変形部として挟持されてなる。故に、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、剛性部材間の弾性部材を確実に弾性変形させて、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域を十分に確保することができる。
請求項9に記載の発明によると、摩擦手段において摺接部が、ペダルを支持する支持体に摺接するので、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、ペダルの回転方向へ向かう摺接部の変位が摺接部及び支持体の間の摩擦によって抑制される。このとき、摩擦手段においてペダルによって保持される弾性変形部は、摺接部及びペダルの間で弾性変形することにより摺接部に対するペダルの相対変位を許容するので、ペダルが回転する。これにより操作者は、摺接部及び支持体の間の摩擦力と復原力手段の復原力との合力よりも小さい踏力にて、ペダルを初期位置から動かすことができる。したがって、踏込み操作時のペダル特性において立上がり領域と定常領域との間には、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域が現れる。故に、操作者が必要最小限の踏力よりも大きな初期踏力をペダルへ作用させて意図しない作動を招いてしまう事態が防止され、ペダルの操作フィーリングが向上する。
請求項10に記載の発明によると、摩擦手段は、摺接部としての剛性部材と、ペダル及び剛性部材よりも低い剛性を有し弾性変形部としてペダル及び剛性部材の間に挟持される弾性部材とからなる。故に、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、ペダル及び剛性部材間の弾性部材を確実に弾性変形させて、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域を十分に確保することができる。
請求項11に記載の発明によると、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、ペダルを支持する支持体及び摩擦部材の間の摩擦によって、ペダルの回転方向へ向かう摩擦部材の変位が抑制される。このとき、ペダルの伝達手段において摩擦部材に係合する係合部についても、ペダルの回転方向への変位が抑制される。またこのとき、伝達手段において弾性変形部は、ペダルの回転部によって保持される保持部及び係合部の間で弾性変形することにより、係合部に対する保持部の相対変位を許容するので、保持部がペダルの回転方向へ回転部と共に回転する。これにより操作者は、支持体及び摩擦部材の間の摩擦力と復原力手段の復原力との合力よりも小さい踏力にて、ペダルを初期位置から動かすことができる。したがって、踏込み操作時のペダル特性において立上がり領域と定常領域との間には、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域が現れる。故に、操作者が必要最小限の踏力よりも大きな初期踏力をペダルへ作用させて意図しない作動を招いてしまう事態が防止され、ペダルの操作フィーリングが向上する。
請求項12に記載の発明によると、伝達手段は、弾性変形部が係合部及び保持部よりも狭幅に形成されてなる伝達部材であるので、その形成が容易である。
請求項13に記載の発明によると、伝達手段は、係合部及び保持部としての第一及び第二剛性部材間に、それらの剛性部材よりも低い剛性を有する弾性部材が弾性変形部として挟持されてなる。故に、操作者がペダルを初期位置から正回転させるときには、剛性部材間の弾性部材を確実に弾性変形させて、ペダル回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域を十分に確保することができる。
請求項11〜13に記載の発明のペダルでは、操作者がペダルを初期位置から正回転させることにより伝達手段の弾性変形部が弾性変形しても、支持体により支持される回転部の回転位置は、操作者が意図するペダル回転位置と実質的に等しくなる。このことから、請求項14に記載の発明では、回転部の回転位置を回転位置センサにより検出するので、その検出結果からペダル回転位置を正確に知ることができる。
請求項15に記載の発明、即ち車両用アクセル装置である請求項1〜14のいずれか一項に記載のペダルモジュールによると、操作者が初期位置のアクセルペダルを正回転させることによる車両の発進時には、操作者が意図しない作動によって不快な飛出し感を操作者へ与えてしまう事態を防止することができる。したがって、車両発進時のドライバビリディを改善することができる。
以下、本発明の複数の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態において対応する構成要素には同一の符号を付すことにより、重複する説明を省略する。
(第一実施形態)
図2,3は、本発明の第一実施例によるペダルモジュールとしての車両用アクセル装置1を示している。アクセル装置1において、アクセルペダル2はハウジング3によって正逆回転自在に支持されており、操作者の踏力によって正回転し、二重コイルスプリング4の復原力によって逆転する。アクセル装置1では、アクセルペダル2との間に摩擦を発生する摩擦部材10が設けられて摩擦力がアクセルペダル2へ印加されるようになっており、アクセルペダル2の回転位置と必要踏力との相関を示すペダル特性において図4に示すようなヒステリシスが発現する。また、アクセル装置1はアクセルバイワイヤ方式を採用しており、図3に示す回転位置センサ5によってアクセルペダル2の回転位置が検出され、その検出結果が回転位置センサ5から車両の制御装置へ伝えられる。
以下、アクセル装置1の構成についてさらに詳細に説明する。
図2,3に示すように、ハウジング3は樹脂等で中空形状に形成されており、底板11、天板12、側板13,14及び立板20を備えている。
底板11は、ボルト等により車両に固定される。底板11と向き合う天板12の内壁には、嵌合孔部15及び係止孔部16が形成されている。側板13,14は、アクセルペダル2の回転軸方向にアクセルペダル2を挟む両側に配置されており、それら側板13,14間を底板11、天板12及び立板20が接続している。一方の側板13の内壁には、軸受部13aが一体に形成されていると共に、軸受部13aの内周側において回転位置センサ5が保持されている。側板13の外壁には、回転位置センサ5と電気接続されるターミナル18を埋設してなるコネクタ19が形成されている。他方の側板14の内壁には、軸受部14aが一体に形成されている。立板20は側板13,14間に加え、底板11及び天板12間も接続している。
図2,3,5に示すように、アクセルペダル2はペダルアーム21及びスプリングロータ22から構成されている。
ペダルアーム21は、鈍角をなすV字状に樹脂等で形成されている。ペダルアーム21においてハウジング3から突出している端部には、操作者が足にて踏込操作をする操作部23が形成されている。この操作部23には、図2にXを付して示すアクセルペダル2の正回転方向へ操作者の踏力が作用する。ペダルアーム21においてハウジング3内に収容されている屈曲部には、回転軸方向にスプリングロータ22を挟む両側に側壁部24,25が形成されている。側板13側の側壁部24の内壁及び側板14側の側壁部25の内壁には、それぞれ軸部24a及び軸部25aが一体に形成されている。軸部24a及び軸部25aは、それぞれ側板13の軸受部13a及び側板14の軸受部14aによって軸受けされている。軸部24aには一対の磁石26,27が埋設されており、回転位置センサ5は、これら磁石26,27が形成する磁界の向きに基づいてペダルアーム21の回転位置を検出する。
スプリングロータ22は樹脂等で形成され、ハウジング3内の側壁部24,25間に配置されている。スプリングロータ22は、ペダルアーム21の軸部24a,25aと略同軸の円環盤状のロータ本体28を有している。図5,6に示すようにロータ本体28の側壁部24側には、複数のはす歯30が形成されている。複数のはす歯30はアクセルペダル2の回転方向に等間隔に並んでいる。また、複数のはす歯30に対応して側壁部24のロータ本体28側には、複数のはす歯31が形成されている。複数のはす歯31はアクセルペダル2の回転方向に等間隔に並んでおり、それぞれロータ本体28のはす歯31のいずれかに噛合している。この噛合により、ペダルアーム21とスプリングロータ22とは一体に回転することができる。
図2,3,5に示すように、スプリングロータ22はさらにスプリング受部32を有している。スプリング受部32はロータ本体28の外周縁部からその接線方向へ板状に突出し、軸部24a,25aを挟んで操作部23とは反対側に位置している。スプリング受部32には、天板12側へ突出する係止突部33が一体に形成されている。
二重コイルスプリング4は、外側コイル34及び内側コイル35からなる。各コイル34,35は圧縮コイルスプリングであり、それぞれの一端部が天板12の係止孔部16に嵌合して係止され、またそれぞれの他端部がスプリング受部32の係止突部33に嵌合して係止されている。これによりスプリング受部32には、図2にYを付して示すアクセルペダル2の逆回転方向へ各コイル34,35の復原力の合力(以下では、単に二重コイルスプリング4の復原力という)が作用する。
図2,6に示すように、摩擦部材10は樹脂等で平板状に形成され、板厚方向がアクセルペダル2の回転軸方向と略一致する形態で配置されている。図1,6に示すように、摩擦部材10は摺接部40、保持部41及び弾性変形部42を有している。尚、図1では、摺接部40と弾性変形部42との境界線及び保持部41と弾性変形部42との境界線を模式的に二点鎖線にて示している。摺接部40は、側板14の軸受部14aにより軸受される円環盤状の摺接本体43と、摺接本体43から径方向外側へ突出する突出部44とからなり、ロータ本体28の側壁部25側に当接している。保持部41は天板12の嵌合孔部15に嵌合することで、ハウジング3に対してアクセルペダル2の回転方向へ相対変位不能に保持されている。弾性変形部42は、突出部44と保持部41との間を接続している。弾性変形部42には、アクセルペダル2の回転方向の両側へ向かって開く切欠き45,46が形成され、当該回転方向において弾性変形部42の幅が突出部44及び保持部41の幅よりも狭くなっている。これにより弾性変形部42は、突出部44及び保持部41の間で弾性変形可能となっており、当該弾性変形によって摺接部40は、保持部41に対してアクセルペダル2の回転方向へ相対変位することができる。
次に、アクセル装置1の作動を説明する。
操作者がアクセルペダル2を操作していないとき、二重コイルスプリング4の復原力を受けるアクセルペダル2は天板12によって係止されることにより、図2に示す初期位置に定位する。
車両発進等のため、操作者が初期位置のアクセルペダル2を踏込み操作して操作部23への踏力を増大させるときには、摩擦部材10の摺接部40がスプリングロータ22のロータ本体28に摺接するので、それら要素40,28間に摩擦が発生し、摺接部40がアクセルペダル2の回転方向へ引張られる。このとき、摩擦部材10において弾性変形部42は、ハウジング3によって保持された保持部41及び摺接部40の間で弾性変形することにより、保持部41に対する摺接部40の相対変位を許容する。その結果、摺接部40がアクセルペダル2の回転方向へアクセルペダル2と共に変位するので、操作者は、摺接部40及びロータ本体28の間の摩擦力と二重コイルスプリング4の復原力との合力よりも小さい踏力にて、アクセルペダル2を初期位置から動かすことができる。したがって、図4に示すように踏込み操作時のペダル特性においては、立上がり領域Aの後に、アクセルペダル2の回転位置の変化に対して必要踏力の変化が緩やかとなる領域Bが現れる。これにより、操作者が必要最小限の踏力よりも大きな初期踏力をアクセルペダル2へ作用させて意図しない作動を招いてしまう事態が防止されるので、アクセルペダル2の操作フィーリングが向上する。したがって、車両発進時のドライバビリティを改善することができる。
また、踏込み操作時のペダル特性において図4に示す定常領域Cでは、操作部23への踏力の増大によりアクセルペダル2が正回転するに従って、二重コイルスプリング4の復原力が増大する。これにより、二重コイルスプリング4の復原力を受けるスプリングロータ22のはす歯30が図7に示すようにペダルアーム21のはす歯31へ押付けられ、その反力によってスプリングロータ22のロータ本体28が図7に示すように摩擦部材10の摺接部40へ押付けられる。その結果、摺接部40及びロータ本体28の間においてアクセルペダル2の逆回転方向へ作用する摩擦力がアクセルペダル2の正回転に従って増大するため、二重コイルスプリング4の復原力の増大と相俟って、必要踏力が増大する(図4参照)。
さらにまた、初期位置よりも正回転側のアクセルペダル2を操作者が踏戻し操作して操作部23への踏力を減少させるときには、アクセルペダル2が逆回転するに従って、二重コイルスプリング4の復原力が減少する。これにより、スプリングロータ22のはす歯30をペダルアーム21のはす歯31へ押付ける力が減少し、それに伴いスプリングロータ22のロータ本体28を摩擦部材10の摺接部40へ押付ける力も減少する。その結果、摺接部40及びロータ本体28の間においてアクセルペダル2の正回転方向へ作用する摩擦力がアクセルペダル2の逆回転に従って減少するため、二重コイルスプリング4の復原力の増大と相俟って、必要踏力が減少する(図4参照)。したがって、踏戻し操作時のペダル特性と踏込み操作時のペダル特性との間にヒステリシスが現れる。
以上、第一実施形態では、二重コイルスプリング4が特許請求の範囲に記載の「復原力手段」に相当し、アクセルペダル2が特許請求の範囲に記載の「ペダル」に相当し、ハウジング3が特許請求の範囲に記載の「支持体」に相当し、摩擦部材10が特許請求の範囲に記載の「摩擦手段」に相当する。
(第二実施形態)
図8に示すように、本発明の第二実施形態は第一実施形態の変形例である。
第二実施形態では、摩擦部材10の代わりに、摩擦体100が設けられている。具体的に摩擦体100は、二つの剛性部材110,111と一つの弾性部材112とが一体化されてなる板状であり、板厚方向がアクセルペダル2の回転軸方向と略一致する形態で配置されている。第一剛性部材110は樹脂等で形成され、第一実施形態の摺接部40と実質的に同一の構成を有している。また、第二剛性部材111は樹脂等で形成され、第一実施形態の保持部41と実質的に同一の構成を有している。さらにまた、弾性部材112は剛性部材110,111よりも低剛性のゴム等で形成され、剛性部材110,111間に挟持されている。したがって、弾性部材112の弾性変形によって第一剛性部材110は、第二剛性部材111に対してアクセルペダル2の回転方向へ相対変位することができる。尚、アクセルペダル2の回転方向における弾性部材112の幅については、例えば図8に示すように、剛性部材110,111による弾性部材112の挟持方向の一端部側が第一剛性部材110の幅と同じに、且つ当該挟持方向の他端部側が第二剛性部材111の幅と同じに設定される。
こうした第二実施形態において、初期位置のアクセルペダル2に対する踏込み操作時には、摩擦体100の第一剛性部材110がスプリングロータ22のロータ本体28に摺接するので、それら要素110,28間に摩擦が発生し、第一剛性部材110がアクセルペダル2の回転方向へ引張られる。このとき、摩擦体100において弾性部材112は、ハウジング3によって保持された第二剛性部材111及び第一剛性部材110の間で弾性変形することにより、第二剛性部材111に対する第一剛性部材110の相対変位を許容する。その結果、第一剛性部材110がアクセルペダル2の回転方向へアクセルペダル2と共に変位するので、操作者は、第一剛性部材110及びロータ本体28の間の摩擦力と二重コイルスプリング4の復原力との合力よりも小さい踏力にて、アクセルペダル2を初期位置から動かすことができる。したがって、第一実施形態と同様の原理によりアクセルペダル2の操作フィーリングを向上させて、車両発進時のドライバビリティを改善することができる。
以上、第二実施形態では、摩擦体100が特許請求の範囲に記載の「摩擦手段」に相当し、第一剛性部材110が特許請求の範囲に記載の「摺接部」に相当し、第二剛性部材111が特許請求の範囲に記載の「保持部」に相当し、弾性部材112が特許請求の範囲に記載の「弾性変形部」に相当する。
(第三実施形態)
図9に示すように、本発明の第三実施形態は第一実施形態の変形例である。
第三実施形態では、摩擦部材10の代わりに、摩擦体150が設けられている。具体的に摩擦体150は、一つの剛性部材160と一つの弾性部材161とが一体化されてなる板状であり、板厚方向がアクセルペダル2の回転軸方向と略一致する形態で配置されている。剛性部材160は樹脂等で形成され、摺接本体162及び突出部163を有している。ここで摺接本体162は、第一実施形態の摺接本体43と実質的に同一の構成であり、また突出部163は、摺接本体162から径方向外側へ第一実施形態の突出部44よりも大きく突出する形状である。弾性部材161は、剛性部材160及び天板12よりも低剛性のゴム等で断面U字状に形成されており、そのU字の内側に突出部163の先端側が固定されている。そして、弾性部材161は天板12の嵌合孔部15に嵌合することで、ハウジング3及び剛性部材160の間に挟持されていると共に、ハウジング3に対してアクセルペダル2の回転方向へ相対変位不能に保持されている。したがって、弾性部材161の弾性変形によって剛性部材160は、ハウジング3に対してアクセルペダル2の回転方向へ相対変位することができる。
こうした第三実施形態において、初期位置のアクセルペダル2に対する踏込み操作時には、摩擦体150の剛性部材160がスプリングロータ22のロータ本体28に摺接するので、それら要素160,28間に摩擦が発生し、剛性部材160がアクセルペダル2の回転方向へ引張られる。このとき、摩擦体150において弾性部材161は、剛性部材160及びハウジング3の間で弾性変形することにより、ハウジング3に対する剛性部材160の相対変位を許容する。その結果、剛性部材160がアクセルペダル2の回転方向へアクセルペダル2と共に変位するので、操作者は、剛性部材160及びロータ本体28の間の摩擦力と二重コイルスプリング4の復原力との合力よりも小さい踏力にて、アクセルペダル2を初期位置から動かすことができる。したがって、第一実施形態と同様の原理によりアクセルペダル2の操作フィーリングを向上させて、車両発進時のドライバビリティを改善することができる。
尚、第三実施形態では、剛性部材160と弾性部材161とが一体化されなくてもよく、またその場合には、弾性部材161が天板12の嵌合孔部15と一体化されてもよい。
以上、第三実施形態では、摩擦体150が特許請求の範囲に記載の「摩擦手段」に相当し、剛性部材160が特許請求の範囲に記載の「摺接部」に相当し、弾性部材161が特許請求の範囲に記載の「弾性変形部」に相当する。
(第四実施形態)
図10,11に示すように、本発明の第四実施形態は第三実施形態の変形例である。
図10に示すように第四実施形態では、摩擦体150の代わりに、摩擦部材200が設けられている。この摩擦部材200は、摩擦体150から弾性部材161が省かれた構成、即ち突出部163が天板12の嵌合孔部15に直接嵌合している以外は剛性部材160と実質的に同一の構成を有している。したがって、摩擦部材200は、ハウジング3と実質的に一体化されていると考えることができる。
また、図11に示すように第四実施形態では、スプリングロータ22と共に回転する摩擦体210が追加されている。具体的に摩擦体210は、一つの剛性部材220と一つの弾性部材221とが一体化されてなる円環盤状又は円筒状であり、スプリングロータ22のロータ本体28及び摩擦部材200の摺接本体162と略同軸に配置されている。剛性部材220は樹脂等で形成され、摺接本体162に当接している。弾性部材221は、剛性部材220及びロータ本体28よりも低剛性のゴム等で形成され、ロータ本体28の側壁部25側に取付けられてスプリングロータ22により保持されている。したがって、剛性部材220は、自身とスプリングロータ22との間に挟持されている弾性部材221の弾性変形によって、スプリングロータ22に対してアクセルペダル2の回転方向へ相対変位することができる。
こうした第四実施形態において、初期位置のアクセルペダル2に対する踏込み操作時には、摩擦体210の剛性部材220が摩擦部材200に摺接するので、それら要素220,200間に摩擦が発生し、アクセルペダル2の回転方向へ向かう剛性部材220の変位が抑制される。このとき、摩擦体210において弾性部材221は、剛性部材220及びロータ本体28の間で弾性変形することにより、剛性部材220に対するスプリングロータ22の相対変位を許容する。その結果、スプリングロータ22と共にペダルアーム21が正回転するので、操作者は、剛性部材220及び摩擦部材200の間の摩擦力と二重コイルスプリング4の復原力との合力よりも小さい踏力にて、アクセルペダル2を初期位置から動かすことができる。したがって、第一実施形態と同様の原理によりアクセルペダル2の操作フィーリングを向上させて、車両発進時のドライバビリティを改善することができる。
以上、第四実施形態では、ハウジング3及び摩擦部材200が共同して特許請求の範囲に記載の「支持体」を構成し、摩擦体210が特許請求の範囲に記載の「摩擦手段」に相当し、剛性部材220が特許請求の範囲に記載の「摺接部」に相当し、弾性部材221が特許請求の範囲に記載の「弾性変形部」に相当する。
(第五実施形態)
図12に示すように、本発明の第五実施形態は第四実施形態の変形例である。
第五実施形態のアクセルペダル250では、はす歯30,31がペダルアーム21及びスプリングロータ22に設けられず、ペダルアーム21及びスプリングロータ22が一体化されている。さらに第五実施形態では、摩擦部材200と側板14との間に圧縮コイルスプリング260が押付部材として設けられており、当該圧縮コイルスプリング260の復原力によって摩擦部材200が摩擦体210の剛性部材220に押付けられている。
こうした第五実施形態において、初期位置のアクセルペダル250に対する踏込み操作時には、第四実施形態と同様の作用効果が得られる。
また、踏込み操作時のペダル特性において図13に示す領域A,B後の定常領域Cでは、操作部23への踏力の増大によりアクセルペダル250が正回転するに従って、二重コイルスプリング4の復原力が増大する。このとき、剛性部材220及び摩擦部材200の間では、圧縮コイルスプリング260の復原力に応じて略一定の摩擦力がアクセルペダル250の逆回転方向へ作用するので、二重コイルスプリング4の復原力の増大分だけ必要踏力が増大する(図13参照)。
さらにまた、踏戻し操作時のペダル特性においては、操作部23への踏力の減少によりアクセルペダル250が逆回転するに従って、二重コイルスプリング4の復原力が減少する。このとき、剛性部材220及び摩擦部材200の間では、圧縮コイルスプリング260の復原力に応じて略一定の摩擦力がアクセルペダル250の正回転方向へ作用するので、二重コイルスプリング4の復原力の減少分だけ必要踏力が減少する(図13参照)。したがって、踏戻し操作時のペダル特性と踏込み操作時のペダル特性との間にヒステリシスが現れる。
以上、第五実施形態では、アクセルペダル250が特許請求の範囲に記載の「ペダル」に相当する。
(第六実施形態)
図14に示すように、本発明の第六実施形態は第五実施形態の変形例である。
第六実施形態のアクセルペダル300のスプリングロータ301では、ペダルアーム21と一体のロータ本体28とは別の一部材としてスプリング受部310が分離され、当該スプリング受部310がペダルアーム21により保持されている。
具体的に、ペダルアーム21において操作部23とは反対側端部には、凹み部320が形成されている。この凹み部320は、アクセルペダル300の回転径方向の軸線に略平行な平面部321と、アクセルペダル300の回転径方向外側を向き当該軸線に対して傾斜する斜面部322とを有している。スプリング受部310は、凹み部320の平面部321及び斜面部322にそれぞれ当接する平面部311及び斜面部312を有している。また、スプリング受部310は、凹み部320に保持された状態でアクセルペダル300の回転径方向外側へ突出する連結突部313を有している。
第六実施形態ではさらに、摩擦部材200及び圧縮コイルスプリング260が設けられず、摩擦体210とは異なる構成の摩擦体330がアクセルペダル300と立板20との間に設けられている。具体的に摩擦体330は、一つの剛性部材340と一つの弾性部材341とが一体化されてなる。剛性部材340は樹脂等で形成され、立板20の内壁に当接している。剛性部材340において立板20とは反対側には、連結孔部342が形成されている。弾性部材341は、剛性部材340及びスプリング受部310よりも低剛性のゴム等で断面U字状に形成されており、剛性部材340の連結孔部342の内側に固定されている。そして、弾性部材341は、そのU字の内側にスプリング受部310の連結突部313が嵌合することで、スプリング受部310により保持されている。したがって、剛性部材340は、自身とスプリング受部310との間に挟持されている弾性部材341の弾性変形によって、スプリング受部310に対してアクセルペダル300の回転方向へ相対変位することができる。尚、図14に示すように本実施形態では、剛性部材340の突部344がスプリング受部310及びペダルアーム21に対して相対変位可能に、ペダルアーム21に遊挿されている。
こうした第六実施形態において、初期位置のアクセルペダル300に対する踏込み操作時には、ハウジング3をなす立板20に摩擦体330の剛性部材340が摺接するので、それら要素20,340間に摩擦が発生し、アクセルペダル300の回転方向へ向かう剛性部材340の変位が抑制される。このとき、摩擦体330において弾性部材341は、剛性部材340及びスプリング受部310の間で弾性変形することにより、剛性部材340に対するスプリング受部310の相対変位を許容する。その結果、スプリング受部310と共にロータ本体28及びペダルアーム21が正回転するので、操作者は、立板20及び剛性部材340の間の摩擦力と二重コイルスプリング4の復原力との合力よりも小さい踏力にて、アクセルペダル300を初期位置から動かすことができる。したがって、第一実施形態と同様の原理によりアクセルペダル300の操作フィーリングを向上させて、車両発進時のドライバビリティを改善することができる。
また、踏込み操作時のペダル特性において領域A,B後の定常領域Cでは、操作部23への踏力の増大によりアクセルペダル300が正回転するに従って、二重コイルスプリング4の復原力が増大する。これにより、二重コイルスプリング4の復原力を受けるスプリング受部310の斜面部312が図15に示すようにペダルアーム21の斜面部322へ押付けられ、その反力によって摩擦体330の剛性部材340が図15に示すように立板20へ押付けられる。その結果、剛性部材340及び立板20の間においてアクセルペダル300の逆回転方向へ作用する摩擦力がアクセルペダル300の正回転に従って増大するため、二重コイルスプリング4の復原力の増大と相俟って、必要踏力が増大する。
さらにまた、踏戻し操作時のペダル特性においては、操作部23への踏力の減少によりアクセルペダル300が逆回転するに従って、二重コイルスプリング4の復原力が減少する。これにより、スプリング受部310の斜面部312をペダルアーム21の斜面部322へ押付ける力が減少し、それに伴い摩擦体330の剛性部材340を立板20へ押付ける力も減少する。その結果、剛性部材340及び立板20の間においてアクセルペダル300の正回転方向へ作用する摩擦力がアクセルペダル300の逆回転に従って減少するため、二重コイルスプリング4の復原力の増大と相俟って、必要踏力が減少する。したがって、踏戻し操作時のペダル特性と踏込み操作時のペダル特性との間にヒステリシスが現れる。
尚、第六実施形態では、剛性部材340と弾性部材341とが一体化されなくてもよく、またその場合には、弾性部材341がスプリング受部310の連結突部313と一体化されてもよい。
以上、第六実施形態では、ハウジング3が特許請求の範囲に記載の「支持体」に相当し、アクセルペダル300が特許請求の範囲に記載の「ペダル」に相当し、摩擦体330が特許請求の範囲に記載の「摩擦手段」に相当し、剛性部材340が特許請求の範囲に記載の「摺接部」に相当し、弾性部材341が特許請求の範囲に記載の「弾性変形部」に相当する。
(第七実施形態)
図16に示すように、本発明の第七実施形態は第六実施形態の変形例である。
第七実施形態では、摩擦体330の代わりに、摩擦部材350が設けられている。摩擦部材350は、摩擦体330から弾性部材341を除いた構成、即ち剛性部材340と実質的に同一の構成を有している。
また、第七実施形態において一部材としてロータ本体28から分割されているスプリング受部370は、操作者の踏力及び二重コイルスプリング4の復原力を摩擦部材350へ伝達する。具体的にスプリング受部370は、連結突部313の代わりに、係合部380、保持部381及び弾性変形部382を有している。尚、図16では、係合部380と弾性変形部382との境界線及び保持部381と弾性変形部382との境界線を模式的に二点鎖線にて示している。係合部380は、摩擦部材350の連結孔部342の内側に係合している。保持部381は、第六実施形態のスプリング受部310と同じ平面部311及び斜面部312を形成しており、ペダルアーム21の凹み部320によって保持されている。弾性変形部382は、係合部380と保持部381との間を接続している。弾性変形部382には、アクセルペダル300の回転方向両側へ向かって開く切欠き385,386が形成され、当該回転方向において弾性変形部382の幅が係合部380及び保持部381の幅よりも狭くなっている。これにより弾性変形部382は、係合部380及び保持部381の間で弾性変形可能となっており、当該弾性変形によって保持部381は、係合部380に対してアクセルペダル300の回転方向へ相対変位することができる。
こうした第七実施形態において、初期位置のアクセルペダル300に対する踏込み操作時には、摩擦部材350が立板20に摺接するので、それら要素350,20間に摩擦が発生し、アクセルペダル300の回転方向へ向かう摩擦部材350の変位が抑制される。このとき、スプリング受部370において摩擦部材350に係合する係合部380についても、アクセルペダル300の回転方向への変位が抑制される。またこのとき、スプリング受部370において弾性変形部382は、係合部380及び保持部381の間で弾性変形することにより、係合部380に対する保持部381の相対変位を許容する。その結果、保持部381と共にロータ本体28及びペダルアーム21が正回転するので、操作者は、摩擦部材350及び立板20の間の摩擦力と二重コイルスプリング4の復原力との合力よりも小さい踏力にて、アクセルペダル300を初期位置から動かすことができる。したがって、第一実施形態と同様の原理によりアクセルペダル300の操作フィーリングを向上させて、車両発進時のドライバビリティを改善することができる。
以上、第七実施形態では、ペダルアーム21が特許請求の範囲に記載の「回転部」に相当し、スプリング受部370が特許請求の範囲に記載の「伝達手段」及び「伝達部材」に相当する。
(第八実施形態)
図17に示すように、本発明の第八実施形態は第七実施形態の変形例である。
第八実施形態において、操作者の踏力及び二重コイルスプリング4の復原力を摩擦部材350へ伝達するスプリング受部400は、二つの剛性部材410,411と一つの弾性部材412とが一体化されてなる。第一剛性部材410は樹脂等で形成され、第七実施形態の係合部380と実質的に同一の構成を有している。また、第二剛性部材411は樹脂等で形成され、第七実施形態の保持部381と実質的に同一の構成を有している。さらにまた、弾性部材412は剛性部材410,411よりも低剛性のゴム等で形成され、剛性部材410,411間に挟持されている。したがって、弾性部材412の弾性変形によって第二剛性部材411は、第一剛性部材410に対してアクセルペダル300の回転方向へ相対変位することができる。
こうした第八実施形態において、初期位置のアクセルペダル300に対する踏込み操作時には、立板20との間に摩擦を発生する摩擦部材350にスプリング受部400の第一剛性部材410が係合しているため、摩擦部材350及び第一剛性部材410の変位が抑制される。このとき、スプリング受部400において弾性部材412は、剛性部材410,411間で弾性変形することにより、第一剛性部材410に対する第二剛性部材411の相対変位を許容する。その結果、第二剛性部材411と共にロータ本体28及びペダルアーム21が正回転するので、操作者は、立板20及び摩擦部材350の間の摩擦力と二重コイルスプリング4の復原力との合力よりも小さい踏力にて、アクセルペダル300を初期位置から動かすことができる。したがって、第一実施形態と同様の原理によりアクセルペダル300の操作フィーリングを向上させて、車両発進時のドライバビリティを改善することができる。
以上、第八実施形態では、スプリング受部400が特許請求の範囲に記載の「伝達手段」及び「伝達部材」に相当し、第一剛性部材410が特許請求の範囲に記載の「係合部」に相当し、第二剛性部材411が特許請求の範囲に記載の「保持部」に相当し、弾性部材412が特許請求の範囲に記載の「弾性変形部」に相当する。
(第九実施形態)
図18,19に示すように、本発明の第九実施形態は第五実施形態の変形例である。
図18に示すように、第九実施形態のアクセルペダル490では、ペダルアーム21と一体化されたスプリングロータ491のスプリング受部492が軸部24aの操作部23側に設けられている。
また、第九実施形態では、摩擦部材200の代わりに支持部材450が設けられ、二重コイルばね4及び圧縮コイルスプリング260の代わりに圧縮コイルスプリング460が設けられている。
具体的に支持部材450は、アクセルペダル490の軸部24aに略平行な揺動軸部451を有し、当該揺動軸部451が底板11によって揺動自在に支持されている。支持部材450において揺動軸部451を挟む両側は、それぞれ係止部452と摩擦部453とを形成している。
圧縮コイルスプリング460の一端部は支持部材450の係止部452により係止され、圧縮コイルスプリング460の他端部はアクセルペダル490のスプリング受部492により係止されている。即ち係止部452は、圧縮コイルスプリング460を介してアクセルペダル490を支持している。したがって、係止部452には圧縮コイルスプリング460の復原力が作用して、当該復原力の大きさに応じて支持部材450が揺動する。また、スプリング受部492には、図18にYを付して示すアクセルペダル490の逆回転方向へ圧縮コイルスプリング460の復原力が作用する。
さらに第九実施形態では、摩擦体210の代わりに、摩擦部材470が設けられている。具体的に、摩擦部材470は樹脂等で板状に形成され、スプリングロータ491のロータ本体28の外周壁に沿う断面円弧状に湾曲された状態で配置されている。図18,19に示すように、摩擦部材470は摺接部480、保持部481及び弾性変形部482を有している。尚、図19では、摺接部480と弾性変形部482との境界線及び保持部481と弾性変形部482との境界線を模式的に二点鎖線にて示している。摺接部480は、支持部材450の摩擦部453に当接している。保持部481は、ロータ本体28の外周壁に形成されている溝部483に嵌合することで、スプリングロータ491により保持されている。弾性変形部482は、摺接部480と保持部481との間を接続している。弾性変形部482には、アクセルペダル490の回転軸方向の両側へ向かって開く切欠き485,486が形成され、当該回転軸方向において弾性変形部482の幅が摺接部480及び保持部481の幅よりも狭くなっている。これにより弾性変形部482は、摺接部480及び保持部481の間で弾性変形可能となっており、当該弾性変形によって保持部481は、摺接部480に対してアクセルペダル490の回転方向へ相対変位することができる。尚、本実施形態では、アクセルペダル490の回転方向において切欠き485,486の位置が互いにずれていることによって、弾性変形部482が弾性変形し易くなっている。
こうした第九実施形態において、初期位置のアクセルペダル490に対する踏込み操作時には、摩擦部材470の摺接部480が支持部材450の摩擦部453に摺接するので、それら要素480,453間に摩擦が発生し、アクセルペダル490の回転方向へ向かう摺接部480の変位が抑制される。このとき、摩擦部材470において弾性変形部482は、スプリングロータ491によって保持された保持部481及び摺接部480の間で弾性変形することにより、摺接部480に対する保持部481の相対変位を許容する。その結果、保持部481と共にスプリングロータ491及びペダルアーム21が正回転するので、操作者は、摩擦部材470及び支持部材450の間の摩擦力と二重コイルスプリング4の復原力との合力よりも小さい踏力にて、アクセルペダル490を初期位置から動かすことができる。したがって、第一実施形態と同様の原理によりアクセルペダル490の操作フィーリングを向上させて、車両発進時のドライバビリティを改善することができる。
また、踏込み操作時のペダル特性において領域A,B後の定常領域Cでは、操作部23への踏力の増大によりアクセルペダル490が正回転するに従って、圧縮コイルスプリング460の復原力が増大する。これにより、圧縮コイルスプリング460の復原力を受ける支持部材450の摩擦部453が、図20に示すように摩擦部材470の摺接部480へ押付けられる。その結果、支持部材450及び摩擦部材470の間においてアクセルペダル490の逆回転方向へ作用する摩擦力が、アクセルペダル490の正回転に従って増大するため、圧縮コイルスプリング460自体の復原力の増大と相俟って、必要踏力が増大する。
さらにまた、踏戻し操作時のペダル特性においては、操作部23への踏力の減少によりアクセルペダル490が逆回転するに従って、圧縮コイルスプリング460の復原力が減少する。これにより、支持部材450の摩擦部453を摩擦部材470の摺接部480へ押付ける力が減少する。その結果、支持部材450及び摩擦部材470の間においてアクセルペダル490の正回転方向へ作用する摩擦力が、アクセルペダル490の逆回転に従って減少するため、圧縮コイルスプリング460自体の復原力の減少と相俟って、必要踏力が減少する。したがって、踏戻し操作時のペダル特性と踏込み操作時のペダル特性との間にヒステリシスが現れる。
以上、第九実施形態では、圧縮コイルスプリング460が特許請求の範囲に記載の「復原力手段」に相当し、アクセルペダル490が特許請求の範囲に記載の「ペダル」に相当し、ハウジング3及び支持部材450が共同して特許請求の範囲に記載の「支持体」を構成し、摩擦部材470が特許請求の範囲に記載の「摩擦手段」に相当する。
(第十実施形態)
図21に示すように、本発明の第十実施形態は第九実施形態の変形例である。
第十実施形態では、摩擦部材470の代わりに、摩擦体500が設けられている。具体的に摩擦体500は、二つの剛性部材510,511と一つの弾性部材512とが一体化されてなる。第一剛性部材510は樹脂等で形成され、第九実施形態の摺接部480と実質的に同一の構成を有している。また、第二剛性部材511は樹脂等で形成され、第九実施形態の保持部481と実質的に同一の構成を有している。さらにまた、弾性部材512は剛性部材510,511よりも低剛性のゴム等で形成され、剛性部材510,511間に挟持されている。したがって、弾性部材512の弾性変形によって第二剛性部材511は、第一剛性部材510に対してアクセルペダル490の回転方向へ相対変位することができる。
こうした第十実施形態において、初期位置のアクセルペダル490に対する踏込み操作時には、摩擦体500の第一剛性部材510が支持部材450の摩擦部453に摺接するので、それら要素510,453間に摩擦が発生し、アクセルペダル490の回転方向へ向かう第一剛性部材510の変位が抑制される。このとき、摩擦体500において弾性部材512が、スプリングロータ491によって保持された第二剛性部材511及び第一剛性部材510の間で弾性変形することにより、第一剛性部材510に対する第二剛性部材511の相対変位を許容する。その結果、第二剛性部材511と共にスプリングロータ491及びペダルアーム21が正回転するので、操作者は、摩擦部材470及び支持部材450の間の摩擦力と二重コイルスプリング4の復原力との合力よりも小さい踏力にて、アクセルペダル490を初期位置から動かすことができる。したがって、第一実施形態と同様の原理によりアクセルペダル490の操作フィーリングを向上させて、車両発進時のドライバビリティを改善することができる。
以上、第十実施形態では、摩擦体500が特許請求の範囲に記載の「摩擦手段」に相当し、第一剛性部材510が特許請求の範囲に記載の「摺接部」に相当し、第二剛性部材511が特許請求の範囲に記載の「保持部」に相当し、弾性部材512が特許請求の範囲に記載の「弾性変形部」に相当する。
ここまで本発明の複数の実施形態について説明してきたが、本発明はそれらの実施形態に限定して解釈されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々の実施形態に適用可能である。
例えば第一〜第三実施形態では、第五実施形態に準じてペダルアーム21及びスプリングロータ22を一体化すると共に、要素10,100,150をロータ本体28の側壁部25側に押付ける圧縮コイルスプリング260を設けるようにしてもよい。
また、第九実施形態では、摩擦部材470の保持部481が支持部材450の部分453により保持されると共に、摩擦部材470の摺接部480がロータ本体28の外周壁に摺接する構成へ変更してもよい。
さらにまた、第十実施形態では、摩擦体500から第二剛性部材511を省き、当該摩擦体500の弾性部材512をロータ本体28により直接保持する構成へ変更してもよい。あるいは第十実施形態では、摩擦体500の第二剛性部材511が支持部材450の部分453により保持されると共に、摩擦体500の第一剛性部材510がロータ本体28の外周壁に摺接する構成へ変更してもよい。またあるいは第十実施形態では、摩擦体500から第二剛性部材511を省き、当該摩擦体500の弾性部材512が支持部材450の部分453により保持されると共に、当該摩擦体500の第一剛性部材510がロータ本体28の外周壁に摺接する構成へ変更してもよい。
加えて本発明は、車両用アクセル装置以外のペダルモジュールに適用することも可能である。
本発明の第一実施形態の要部を示す断面図である。 本発明の第一実施形態の構成を示す断面図である。 本発明の第一実施形態の構成を示す断面図である。 本発明の第一実施形態の特性を示す模式図である。 本発明の第一実施形態の構成を示す分解斜視図である。 図3の拡大図である。 本発明の第一実施形態の作動を説明するための模式図である。 本発明の第二実施形態の要部を示す断面図である。 本発明の第三実施形態の要部を示す断面図である。 本発明の第四実施形態の要部を示す断面図である。 本発明の第四実施形態の構成を示す模式図である。 本発明の第五実施形態の構成を示す模式図である。 本発明の第五実施形態の特性を示す模式図である。 本発明の第六実施形態の構成を示す模式図である。 本発明の第六実施形態の作動を説明するための模式図である。 本発明の第七実施形態の構成を示す模式図である。 本発明の第八実施形態の構成を示す模式図である。 本発明の第九実施形態の構成を示す模式図である。 本発明の第九実施形態の構成要素を示す図である。 本発明の第九実施形態の作動を説明するための模式図である。 本発明の第十実施形態の構成要素を示す図である。 従来例の特性を示す模式図である。
符号の説明
1 車両用アクセル装置(ペダルモジュール)、2,250,300,490 アクセルペダル(ペダル)、3 ハウジング(支持体)、4 二重コイルスプリング(復原力手段)、5 回転位置センサ、10,470 摩擦部材(摩擦手段)、12 天板、15 嵌合孔部、20 立板、21 ペダルアーム(回転部)、22,301,491 スプリングロータ、23 操作部、24,25 側壁部、24a,25a 軸部、28 ロータ本体、30,31 はす歯、32,310,492 スプリング受部、34 外側コイル、35 内側コイル、40,480 摺接部、41,381,481 保持部、42,382,482 弾性変形部、43,162 摺接本体、44,163 突出部、100,150,210,330,500 摩擦体(摩擦手段)、110,510 第一剛性部材(摺接部)、111,411,511 第二剛性部材(保持部)、112,161,221,341,412,512 弾性部材(弾性変形部)、160,220,340 剛性部材(摺接部)、200 摩擦部材(支持体)、260 圧縮コイルスプリング、311,321 平面部、312,322 斜面部、313 連結突部、320 凹み部、342 連結孔部、350 摩擦部材、370,400 スプリング受部(伝達手段、伝達部材)、380 係合部、410 第一剛性部材(係合部)、450 支持部材(支持体)、451 揺動軸部、452 係止部、453 摩擦部、460 圧縮コイルスプリング(復原力手段)、483 溝部

Claims (15)

  1. 復原力を発生する復原力手段と、踏力により正回転し前記復原力により逆回転するペダルと、前記ペダルを支持する支持体と、前記ペダルとの間に摩擦を発生する摩擦手段とを備えるペダルモジュールであって、
    前記摩擦手段は、前記ペダルに摺接する摺接部と、前記支持体により保持される保持部と、前記摺接部及び前記保持部の間において弾性変形することにより前記保持部に対する前記摺接部の相対変位を許容する弾性変形部とを有することを特徴とするペダルモジュール。
  2. 前記摩擦手段は、前記弾性変形部が前記摺接部及び前記保持部よりも狭幅に形成されてなる摩擦部材であることを特徴とする請求項1に記載のペダルモジュール。
  3. 前記摩擦手段は、前記摺接部としての第一剛性部材及び前記保持部としての第二剛性部材の間に、前記第一剛性部材及び前記第二剛性部材よりも低い剛性を有する弾性部材が前記弾性変形部として挟持されてなることを特徴とする請求項1に記載のペダルモジュール。
  4. 復原力を発生する復原力手段と、踏力により正回転し前記復原力により逆回転するペダルと、前記ペダルを支持する支持体と、前記ペダルとの間に摩擦を発生する摩擦手段とを備えるペダルモジュールであって、
    前記摩擦手段は、前記ペダルに摺接する摺接部と、前記支持体により保持され前記支持体及び前記摺接部の間において弾性変形することにより前記支持体に対する前記摺接部の相対変位を許容する弾性変形部とを有することを特徴とするペダルモジュール。
  5. 前記摩擦手段は、前記摺接部としての剛性部材と、前記支持体及び前記剛性部材よりも低い剛性を有し前記弾性変形部として前記支持体及び前記剛性部材の間に挟持される弾性部材とからなることを特徴とする請求項4に記載のペダルモジュール。
  6. 復原力を発生する復原力手段と、踏力により正回転し前記復原力により逆回転するペダルと、前記ペダルを支持する支持体と、前記ペダルと共に回転し前記支持体との間に摩擦を発生する摩擦手段とを備えるペダルモジュールであって、
    前記摩擦手段は、前記支持体に摺接する摺接部と、前記ペダルにより保持される保持部と、前記摺接部及び前記保持部の間において弾性変形することにより前記摺接部に対する前記保持部の相対変位を許容する弾性変形部とを有することを特徴とするペダルモジュール。
  7. 前記摩擦手段は、前記弾性変形部が前記摺接部及び前記保持部よりも狭幅に形成されてなる摩擦部材であることを特徴とする請求項6に記載のペダルモジュール。
  8. 前記摩擦手段は、前記摺接部としての第一剛性部材及び前記保持部としての第二剛性部材の間に、前記第一剛性部材及び前記第二剛性部材よりも低い剛性を有する弾性部材が前記弾性変形部として挟持されてなることを特徴とする請求項6に記載のペダルモジュール。
  9. 復原力を発生する復原力手段と、踏力により正回転し前記復原力により逆回転するペダルと、前記ペダルを支持する支持体と、前記ペダルと共に回転し前記支持体との間に摩擦を発生する摩擦手段とを備えるペダルモジュールであって、
    前記摩擦手段は、前記支持体に摺接する摺接部と、前記ペダルにより保持され前記ペダル及び前記摺接部の間において弾性変形することにより前記摺接部に対する前記ペダルの相対変位を許容する弾性変形部とを有することを特徴とするペダルモジュール。
  10. 前記摩擦手段は、前記摺接部としての剛性部材と、前記ペダル及び前記剛性部材よりも低い剛性を有し前記弾性変形部として前記ペダル及び前記剛性部材の間に挟持される弾性部材とからなることを特徴とする請求項9に記載のペダルモジュール。
  11. 復原力を発生する復原力手段と、踏力により正回転し前記復原力により逆回転するペダルと、前記ペダルを支持する支持体と、前記ペダルと共に回転し前記支持体との間に摩擦を発生する摩擦部材とを備えるペダルモジュールであって、
    前記ペダルは、前記支持体により支持され前記踏力及び前記復原力により回転する回転部と、前記踏力及び前記復原力を前記回転部から前記摩擦部材へ伝達する伝達手段とを具備し、
    前記伝達手段は、前記摩擦部材に係合する係合部と、前記回転部により保持される保持部と、前記係合部及び前記保持部の間において弾性変形することにより前記係合部に対する前記保持部の相対変位を許容する弾性変形部とを有することを特徴とするペダルモジュール。
  12. 前記伝達手段は、前記弾性変形部が前記係合部及び前記保持部よりも狭幅に形成されてなる伝達部材であることを特徴とする請求項11に記載のペダルモジュール。
  13. 前記伝達手段は、前記係合部としての第一剛性部材及び前記保持部としての第二剛性部材の間に、前記第一剛性部材及び前記第二剛性部材よりも低い剛性を有する前記弾性変形部としての弾性部材が挟持されてなることを特徴とする請求項11に記載のペダルモジュール。
  14. 前記回転部の回転位置を検出する回転位置センサを備えることを特徴とする請求項11〜13のいずれか一項に記載のペダルモジュール。
  15. 前記ペダルをアクセルペダルとして備える車両用アクセル装置であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか一項に記載のペダルモジュール。




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