JP2009248612A - アクセル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】付勢手段の一部が破損したときの踏力を確実に減少させ、付勢手段の破損を運転者に確実に感知させるアクセル装置を提供する。
【解決手段】ホルダ90は、アクセルペダル2の第1、第2コイルスプリング41、45側の端部に設けられるスプリングロータ70に相対移動可能に当接する。規制手段5は、スプリングロータ70とホルダ90との当接点Pよりアクセルペダル2の回転軸線O側でスプリングロータ70に対するホルダ90の可動範囲を規制し、第1、第2コイルスプリング41、45の付勢力がスプリングロータ70に印加される作用点Qと回転軸線Oとの間の最短距離L1、L2を、当接点Pと回転軸線Oとの間の最短距離L以下とする。
【選択図】図1
【解決手段】ホルダ90は、アクセルペダル2の第1、第2コイルスプリング41、45側の端部に設けられるスプリングロータ70に相対移動可能に当接する。規制手段5は、スプリングロータ70とホルダ90との当接点Pよりアクセルペダル2の回転軸線O側でスプリングロータ70に対するホルダ90の可動範囲を規制し、第1、第2コイルスプリング41、45の付勢力がスプリングロータ70に印加される作用点Qと回転軸線Oとの間の最短距離L1、L2を、当接点Pと回転軸線Oとの間の最短距離L以下とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、車両用のアクセル装置に関する。
従来、車両に搭載され、運転者によるアクセルペダルの踏込量に応じて車両の運転状態を制御するアクセル装置が知られている。このようなアクセル装置では、特許文献1に示すように、運転者により踏込操作されるアクセルペダルを支持部材に回転自在に支持し、スプリングによってアクセルペダルの踏込方向とは逆回転方向にアクセルペダルを付勢している。スプリングの付勢力は、ホルダを介して、アクセルペダルの踏込部とは反対側の端部に設けられたロータに伝達される。踏み込まれたアクセルペダルへの踏力を解除するとスプリングの付勢力によってアクセルペダルを元の位置に戻すことができる。
アクセルペダルの回転角度はセンサによって検出され、センサによって検出された回転角度信号はアクセル装置の信号取り出し部から車両のエンジン制御装置(ECU)へ伝達される。
しかし、このようなアクセル装置では、図16に示すように、アクセルペダル102を付勢する複数のスプリング104の一部が破損すると、スプリング104の付勢力がホルダ109に均一に伝達されず、スプリング104の伸縮方向に対してホルダ109が傾き、ホルダ109とハウジング103の内壁とが摺接することがある。ホルダ109とハウジング103の内壁とが摺接して摩擦力を発生すると、この摩擦力は、アクセルペダル102の回転運動の抵抗として働き、運転者のアクセルペダル102を踏み込むときの踏力の減少量を少なくする。そのため、スプリング104の一部破損する前の踏力とスプリング104の一部破損した後の踏力との差が小さくなり、運転者はスプリング104の一部が破損したことを感知できない虞がある。運転者がスプリング104の一部破損を感知することなく使用を継続し、破損していない側のスプリング114も破損すると、アクセルペダル102の戻り不良となり、運転者の意図しないエンジンの吹き上がりが生じる虞がある。
しかし、このようなアクセル装置では、図16に示すように、アクセルペダル102を付勢する複数のスプリング104の一部が破損すると、スプリング104の付勢力がホルダ109に均一に伝達されず、スプリング104の伸縮方向に対してホルダ109が傾き、ホルダ109とハウジング103の内壁とが摺接することがある。ホルダ109とハウジング103の内壁とが摺接して摩擦力を発生すると、この摩擦力は、アクセルペダル102の回転運動の抵抗として働き、運転者のアクセルペダル102を踏み込むときの踏力の減少量を少なくする。そのため、スプリング104の一部破損する前の踏力とスプリング104の一部破損した後の踏力との差が小さくなり、運転者はスプリング104の一部が破損したことを感知できない虞がある。運転者がスプリング104の一部破損を感知することなく使用を継続し、破損していない側のスプリング114も破損すると、アクセルペダル102の戻り不良となり、運転者の意図しないエンジンの吹き上がりが生じる虞がある。
本発明の目的は、付勢手段の一部が破損したときの踏力を確実に減少させ、付勢手段の破損を運転者に確実に感知させるアクセル装置を提供することにある。
請求項1記載の発明によると、運転者により踏込操作されるアクセルペダルは、車体に取付け可能な支持部材に回転自在に支持される。付勢手段は、支持部材に一方の端部が係止され、アクセルペダルの踏込方向とは逆方向にアクセルペダルを付勢する。ホルダは、付勢手段の他方の端部を係止し、アクセルペダルの付勢手段側の端部に設けられるロータに相対運動可能に当接する。規制手段は、ロータとホルダとの当接点とアクセルペダルの回転軸線との間に設けられ、ロータに対するホルダの可動範囲を規制し、付勢手段の付勢力がロータに印加される作用点と回転軸線との間の最短距離を、当接点と回転軸線との間の最短距離以下とする。
このため、付勢手段の一部が破損するとき、運転者がアクセルペダルを踏込操作する踏力は、破損していない側の付勢手段の付勢力による踏力以下となる。これにより、アクセル装置は、付勢手段の破損を運転者に確実に感知させることができる。
請求項2記載の発明によると、規制手段は、ロータとホルダとの当接点を通りアクセルペダルの回転軸線に垂直な平面を挟んで両側に設けられる。付勢手段の一部が破損し、ホルダが、この平面に対して一方の側に傾くとき、他方の側の規制手段がホルダの可動範囲を規制することができる。
請求項2記載の発明によると、規制手段は、ロータとホルダとの当接点を通りアクセルペダルの回転軸線に垂直な平面を挟んで両側に設けられる。付勢手段の一部が破損し、ホルダが、この平面に対して一方の側に傾くとき、他方の側の規制手段がホルダの可動範囲を規制することができる。
請求項3記載の発明によると、規制手段は、ロータおよびホルダの一方に設けられるフックと、他方に設けられるロッドとから成る。これにより、確実かつ簡易な構成でロータに対するホルダの可動する範囲を規制することができる。
請求項4記載の発明によると、規制手段は、付勢手段の一部が破損したとき、ロータに対するホルダの可動する範囲を規制する。このため、アクセル装置は、付勢手段の一部が破損したときの踏力を確実に減少させ、付勢手段の破損を運転者に確実に感知させることができる。
請求項4記載の発明によると、規制手段は、付勢手段の一部が破損したとき、ロータに対するホルダの可動する範囲を規制する。このため、アクセル装置は、付勢手段の一部が破損したときの踏力を確実に減少させ、付勢手段の破損を運転者に確実に感知させることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるアクセル装置を図1〜図9に示す。アクセル装置1は車両に搭載され、運転者によるアクセルペダル2の踏込量に応じて車両の運転状態を制御する。本実施形態のアクセル装置1はアクセルバイワイヤ方式を採用しており、アクセルペダル2は車両のスロットル装置に機械的に連結されていない。その代わり、アクセル装置1は、アクセルペダル2の回転角度を車両のエンジン制御装置(ECU)に伝達し、その回転角度に基づいてECUがスロットル装置を制御する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態によるアクセル装置を図1〜図9に示す。アクセル装置1は車両に搭載され、運転者によるアクセルペダル2の踏込量に応じて車両の運転状態を制御する。本実施形態のアクセル装置1はアクセルバイワイヤ方式を採用しており、アクセルペダル2は車両のスロットル装置に機械的に連結されていない。その代わり、アクセル装置1は、アクセルペダル2の回転角度を車両のエンジン制御装置(ECU)に伝達し、その回転角度に基づいてECUがスロットル装置を制御する。
アクセル装置1の基本的構成を図2および図3に基づき説明する。
支持部材としてのハウジング3は樹脂で箱形に形成され、底板11、底板11に向き合う天板12、底板11および天板12に対して垂直に互いに向き合う二つの側板13、14から構成される。底板11はボルト等により車体に固定される。
支持部材としてのハウジング3は樹脂で箱形に形成され、底板11、底板11に向き合う天板12、底板11および天板12に対して垂直に互いに向き合う二つの側板13、14から構成される。底板11はボルト等により車体に固定される。
側板13は、軸受孔131およびセンサ支持孔132を有する。軸受孔131とセンサ支持孔132とは連通し、側板13の内壁から外壁へ通じる。軸受孔131およびセンサ支持孔132は、略円筒状に形成される。軸受孔131の内径は、センサ支持孔132の内径よりも小さい。このため、軸受孔131とセンサ支持孔132との間には段差部133が形成される。センサ支持孔132は、回転角センサ30を収容する。回転角センサ30は、段差部133とカバー15とに挟まれ、センサ支持孔132からの脱落が防止される。側板13の外壁には、回転角センサ30に電気接続される図示しないターミナルを埋設したコネクタ16が設けられる。
側板14は、略円筒状の軸受孔141を有する。軸受孔141および軸受孔131の中心軸線はアクセルペダル2の回転軸線Oと同一である。
図1〜図3に示すように、アクセルペダル2は、ペダルアーム50、操作部40、ペダルロータ60、スプリングロータ70および軸部材80から構成される。ペダルアーム50、操作部40およびペダルロータ60は、樹脂により一体に形成される。ペダルアーム50の回転軸と反対側の端部に、運転者が踏力により踏込操作する操作部40が設けられる。
図1〜図3に示すように、アクセルペダル2は、ペダルアーム50、操作部40、ペダルロータ60、スプリングロータ70および軸部材80から構成される。ペダルアーム50、操作部40およびペダルロータ60は、樹脂により一体に形成される。ペダルアーム50の回転軸と反対側の端部に、運転者が踏力により踏込操作する操作部40が設けられる。
ペダルロータ60は、ペダルロータ60を回転軸線O方向の一端から他端に通じる大径孔61を有する。大径孔61は、略円筒状に形成される。
軸部材80は、樹脂により略円柱状に形成され、ペダルロータ60の大径孔61に挿通される。軸部材80は、一方の端部81が軸受孔131に、他方の端部82が軸受孔141に支持される。軸部材80の外周壁には、溝83が形成される。ペダルロータ60には、大径孔61の径内方向へ突出する突起64が設けられる。突起64は、軸部材80の溝83に係合する。これにより、ペダルロータ60は、ハウジング3に対し回転軸線Oを中心として軸部材80とともに回転自在に支持される。
軸部材80は、樹脂により略円柱状に形成され、ペダルロータ60の大径孔61に挿通される。軸部材80は、一方の端部81が軸受孔131に、他方の端部82が軸受孔141に支持される。軸部材80の外周壁には、溝83が形成される。ペダルロータ60には、大径孔61の径内方向へ突出する突起64が設けられる。突起64は、軸部材80の溝83に係合する。これにより、ペダルロータ60は、ハウジング3に対し回転軸線Oを中心として軸部材80とともに回転自在に支持される。
軸部材80の端部81は略円筒状に形成され、回転角センサ30側に開口する。互いに極性の異なる磁石部84、85が、端部81の内周壁の回転軸線Oを挟む周方向の二箇所に埋設される。二つの磁石部84、85が形成する磁界の向きは、軸部材80の回転角度に応じて変化する。回転角センサ30は、軸部材80側へ突出する円筒部31の先端にホール素子または磁気抵抗素子等を備え、磁石部84、85の形成する磁界を検出する。回転角センサ30は、図示しないターミナルに電気的に接続されたECUへ検出信号を出力する。この検出信号は、軸部材80の回転角度すなわちアクセルペダル2の回転角度を表すものである。
ロータとしてのスプリングロータ70は、円環状の回転部71と突出部74とから構成される。回転部71と突出部74とは、樹脂により一体に形成される。回転部71は、回転部71の回転軸線O方向の一端から他端へ通じる回転孔72を有する。回転部71は、回転孔72と大径孔61とを同軸にし、ペダルロータ60と回転軸方向で当接する。スプリングロータ70は、回転孔72に軸部材80が挿通され、回転軸線Oの周りに回転可能である。
回転部71のペダルロータ60側の外壁には、複数のはす歯73が設けられる。複数のはす歯73は、回転軸線Oの周りに等間隔に配列される。ペダルロータ60の回転部71側の壁面には、複数のはす歯65が設けられる。複数のはす歯65は回転軸線Oの周りに等間隔に配列し、回転軸線O方向で向き合うはす歯73のいずれかと噛み合う。この噛み合いにより、ペダルロータ60とスプリングロータ70とは一緒に回転する。回転部71の側板14側の壁面と側板14の回転部71側の壁面との間にはフリクションワッシャ32が介装される。フリクションワッシャ32は、側板14に回転不能に固定され、回転部71と摺接して摩擦力を発生する。また、ペダルロータ60の側板13側には、溝66が形成され、この溝66に円環状のフリクションリング67が圧入される。フリクションリング67は、側板13と摺接して摩擦力を発生する。
突出部74は、回転部71の外周縁部から径方向へ突出して設けられる。突出部74は、天板12側で曲面形状の凸状面75を形成する。
ホルダ90は、樹脂により略円盤状に形成される。ホルダ90は、突出部74側で凸状面75の曲率半径より大きい曲率半径で形成される曲面形状の凹状面91を形成する。凹状面91とスプリングロータ70の凸状面75とは、当接点Pで相対運動可能に当接する。
ホルダ90は、樹脂により略円盤状に形成される。ホルダ90は、突出部74側で凸状面75の曲率半径より大きい曲率半径で形成される曲面形状の凹状面91を形成する。凹状面91とスプリングロータ70の凸状面75とは、当接点Pで相対運動可能に当接する。
ホルダ90は、天板12側の面で天板12側へ球状に突出する球状突起92を設け、この球状突起92の外周側に環状の係止面94、95を形成する。ハウジング3は、天板12の内壁面でホルダ90側へ球状に突出する球状突起121を設け、この球状突起121の外周側に環状の係止面123、124を形成する。
付勢部材4は、第1コイルスプリング41および第2コイルスプリング45から構成される。第1コイルスプリング41は、一端部42が天板12の係止面123に係止され、他端部43がホルダ90の係止面94に係止される。第2コイルスプリング45は、その内径を第1コイルスプリング41の外径よりも小さく形成され、第1コイルスプリング41の内周側に設けられる。第2コイルスプリング45は、一端部46が天板12の係止面124に係止され、他端部47がホルダ90の係止面95に係止される。
第1コイルスプリング41および第2コイルスプリング45は、ホルダ90の天板12側の面と天板12の内壁面との間に圧縮収容され、踏込方向に回転したペダルアーム50およびスプリングロータ70を、ホルダ90を介して踏込方向とは反対方向へ付勢する。
スプリングロータ70が、回転軸線Oを中心に円弧運動をするとき、ホルダ90は、スプリングロータ70と当接点Pで相対運動可能に当接するので、第1、第2コイルスプリング41、45は直線的な伸縮運動をすることができる。
スプリングロータ70が、回転軸線Oを中心に円弧運動をするとき、ホルダ90は、スプリングロータ70と当接点Pで相対運動可能に当接するので、第1、第2コイルスプリング41、45は直線的な伸縮運動をすることができる。
規制手段5は、図4および図6に示すように、フック51、52およびロッド53、54から構成される。フック51、52は、ホルダ90の底部96で反ホルダ90側へ延びる延長部55、56と、この延長部55の反ホルダ側の端部からスプリングロータ70の回転部71の方向へ延びる係止部57、58とから形成される。ロッド53、54は、突出部74の回転軸線O側の両壁面で回転軸線Oと平行に延びて形成される。
ホルダ90の底部96とロッド53、54との間、ロッド53、54と係止部57、58との間、およびロッド53、54と延長部55、56との間は、所定の隙間を有する。これらの所定の隙間は、第1コイルスプリング41および第2コイルスプリング45のいずれもが破損していないアクセル装置1の通常使用時において、ホルダ90がスプリングロータ70に対して相対運動するとき、ロッド53、54とフック51、52とが当接しない大きさである。また、ホルダ90の底部96と突出部74の湾曲面76との間は、所定の隙間を有する。これは、ホルダ90と湾曲部76とが当接しない大きさである。
フック51、52は、それぞれロッド53、54と対応し、突出部74の回転軸線O側の両壁面に形成される。このため、第1コイルスプリング41および第2コイルスプリング45のいずれか一方が破損し、ホルダ90がフック51およびロッド53側へ傾くとき、フック52の係止部58とロッド54とが当接する。一方、ホルダ90がフック52およびロッド54側へ傾くとき、フック51の係止部57とロッド53とが当接する。
フック51、52およびロッド53、54は、当接点Pと回転軸線Oとの間で設けられる。このため、第1コイルスプリング41および第2コイルスプリング45のいずれか一方が破損し、ホルダ90が当接点Pの反回転部71側へ傾くとき、係止部58とロッド54、および係止部57とロッド53の少なくともいずれか一方が当接する。
ホルダ90が当接点Pの回転部71側へ傾くとき、係止部57、58とロッド53、54のいずれも当接せず、湾曲面76とホルダ90とが当接する。このとき、フック51、52は、それぞれ突出部74の回転軸線O側の両壁面を挟んで設けられているため、スプリングロータ70に対するホルダ90の可動範囲を規制することができる。
次にアクセル装置1の一般作動を図2、図3および図5に基づき説明する。
アクセルペダル2を運転者が踏込む前、アクセルペダル2は、第1、第2コイルスプリング41、45によって踏込方向とは逆方向に付勢され、当接部68と天板12に形成されたストッパ125とが当接する。
運転者がアクセルペダル2に踏力を与え、アクセルペダルがX方向に回転を始めると、はす歯65とはす歯73とが噛み合いペダルロータ60とスプリングロータ70とが一緒に回転する。回転角センサ30は、ペダルロータ60と一体で回転する軸部材80の回転角度を磁石部84、85の形成磁界に基づいて検出する。回転角センサ30によって検出された検出信号は、ECUへ伝送される。
アクセルペダル2を運転者が踏込む前、アクセルペダル2は、第1、第2コイルスプリング41、45によって踏込方向とは逆方向に付勢され、当接部68と天板12に形成されたストッパ125とが当接する。
運転者がアクセルペダル2に踏力を与え、アクセルペダルがX方向に回転を始めると、はす歯65とはす歯73とが噛み合いペダルロータ60とスプリングロータ70とが一緒に回転する。回転角センサ30は、ペダルロータ60と一体で回転する軸部材80の回転角度を磁石部84、85の形成磁界に基づいて検出する。回転角センサ30によって検出された検出信号は、ECUへ伝送される。
運転者がアクセルペダル2をX方向に回転させ、アクセルペダル2の回転角度が大きくなるに従い、コイルスプリング4は圧縮され、アクセルペダル2に与える付勢力Fspを大きくする。このとき、踏力Fとスプリングの付勢力Fspとは、F=Fsp×L/Lpの関係であるので、第1、第2コイルスプリング41、45の付勢力Fspに比例して踏力Fが大きくなる。このため、アクセルペダル2の回転角度が大きくなるに従い、踏力Fは大きくなる。ここで、Lpは踏力Fの印加点と回転軸線Oとの距離を表し、Lは当接点Pと回転軸線Oとの距離を表している。
踏力Fおよび付勢力Fspによって、ペダルロータ60のはす歯65とスプリングロータ70のはす歯73との間で互いを回転軸線O方向へ引き離す方向のスラスト力が発生する。このスラスト力によって、ペダルロータ60のフリクションリング67と側板13との間に摩擦力f1が発生し、スプリングロータ70とフリクションワッシャ32との間に摩擦力f2が発生する。このため、アクセルペダル2の回転角度が大きくなるに従い、摩擦力f1、f2が大きくなる。この摩擦力f1、f2は、アクセルペダル2の回転運動の抵抗として働くので、運転者がアクセルペダル2をX方向に回転させるとき、踏力Fを増加させる。
運転者がアクセルペダル2をX方向にさらに回転させると、当接部69と底板11に形成されたストッパ111とが当接する。これにより、アクセルペダル2の回転が制限される。
一方、運転者がアクセルペダル2をY方向に回転させるとき、アクセルペダル2の回転運動の抵抗として働く摩擦力f1、f2が、踏力Fを減少させる。
一方、運転者がアクセルペダル2をY方向に回転させるとき、アクセルペダル2の回転運動の抵抗として働く摩擦力f1、f2が、踏力Fを減少させる。
このように、アクセル装置1は、アクセルペダル2の回転角度で大きさを変える摩擦力f1、f2により、アクセルペダル2のX方向への回転時の踏力FとY方向への回転時の踏力Fとの大きさを変えることで、所定のヒステリシス特性を備える。このため、アクセル装置1は、良好な操作フィーリングを得られる。
次に、アクセル装置1の第1、第2コイルスプリング41、45の一部が破損したときの作動を図6〜図8に基づき説明する。
次に、アクセル装置1の第1、第2コイルスプリング41、45の一部が破損したときの作動を図6〜図8に基づき説明する。
本実施形態では、第1コイルスプリング41が破損したときの作動を例にして説明する。
第1コイルスプリング41が破損し、ホルダ90が図6の方向100へ傾くとき、図7に示すように、フック51の係止部57とロッド53とが当接し、フック52の係止部58とロッド54とが当接する。
第1コイルスプリング41が破損し、ホルダ90が図6の方向100へ傾くとき、図7に示すように、フック51の係止部57とロッド53とが当接し、フック52の係止部58とロッド54とが当接する。
このとき、ロッド53、54には、ホルダ90の動きを規制するホルダ90側向きの力が作用している。このため、破損していない第2コイルスプリング45がホルダ90を経由してスプリングロータ70に付勢力Fspを印加する作用点Qは、当接点Pと同じ位置となる。したがって、作用点Qと回転軸線Oとの間の最短距離L1は、当接点Pと回転軸線Oとの間の最短距離Lと同じとなる。この結果、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力F(F=Fsp×L1/Lp)は、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力(F=Fsp×L/Lp)と同じとなる。
ホルダ90が図6の方向100、または方向100−200の間へ傾くとき、図7に示すように、フック51の係止部57とロッド53とが当接する。フック52の係止部58とロッド54とは当接しない。
このとき、ロッド53には、ホルダ90の動きを規制するホルダ90側向きの力が作用する。このため、ホルダ90が図6の方向100へ傾くときと同様、作用点Qは、当接点Pと同じ位置となり、作用点Qと回転軸線Oとの間の最短距離L1は、当接点Pと回転軸線Oとの間の最短距離Lと同じとなる。この結果、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じとなる。
このとき、ロッド53には、ホルダ90の動きを規制するホルダ90側向きの力が作用する。このため、ホルダ90が図6の方向100へ傾くときと同様、作用点Qは、当接点Pと同じ位置となり、作用点Qと回転軸線Oとの間の最短距離L1は、当接点Pと回転軸線Oとの間の最短距離Lと同じとなる。この結果、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じとなる。
ホルダ90が図6の方向300、または方向100−300の間へ傾くとき、フック52の係止部58とロッド54とが当接する。フック51の係止部57とロッド53とは当接しない。
この場合も、ホルダ90が図6の方向100へ傾くときと同様、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じとなる。
この場合も、ホルダ90が図6の方向100へ傾くときと同様、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じとなる。
ホルダ90が図6の方向200−400−300の間へ傾くとき、図8に示すように、ホルダ90は、当接点Pと当接点P1との2箇所で当接する。このため、作用点Qは、当接点Pと当接点P1との中間位置となる。したがって、作用点Qと回転軸線Oとの間の最短距離L2は、当接点Pと回転軸線Oとの間の最短距離Lより小さくなる。この結果、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力F(F=Fsp×L2/Lp)は、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力(F=Fsp×L/Lp)より小さくなる。
本実施形態によるアクセル装置1のヒステリシス特性を図9に示す。
点線iは、第1、第2コイルスプリング41、45のいずれもが破損していないときのヒステリシス特性を表す。
実線iiは、ホルダ90が方向200、方向300または方向200−100−300の間へ傾くときのヒステリシス特性を表す。このとき、L=L1であるので、第1コイルスプリング41が破損したときのヒステリシス特性iiは、第2コイルスプリング45の付勢力Fspによる設定ヒステリシス特性と同じものとなる。
点線iは、第1、第2コイルスプリング41、45のいずれもが破損していないときのヒステリシス特性を表す。
実線iiは、ホルダ90が方向200、方向300または方向200−100−300の間へ傾くときのヒステリシス特性を表す。このとき、L=L1であるので、第1コイルスプリング41が破損したときのヒステリシス特性iiは、第2コイルスプリング45の付勢力Fspによる設定ヒステリシス特性と同じものとなる。
一点鎖線iiiは、ホルダ90が方向200−400−300の間へ傾くときのヒステリシス特性を表す。このとき、L>L2であるので、第1コイルスプリング41が破損したときのヒステリシス特性iiiは、第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定ヒステリシス特性より小さい踏力を示すものとなる。
これに対し、図16に示す従来のアクセル装置101では、スプリング115が破損するとき、ホルダ109とハウジング103の内壁とが摺接して摩擦力が発生する。
この従来のアクセル装置101のヒステリシス特性を図17に示す。二点鎖線ivは、スプリング115が破損し、ホルダ109とハウジング103とが摺接したときのヒステリシス特性を示す。従来のアクセル装置101では、スプリング115が破損したときのヒステリシス特性ivは、スプリング114の付勢力Fspによる設定ヒステリシス特性vより踏力の大きい踏力を示すものとなる。
この従来のアクセル装置101のヒステリシス特性を図17に示す。二点鎖線ivは、スプリング115が破損し、ホルダ109とハウジング103とが摺接したときのヒステリシス特性を示す。従来のアクセル装置101では、スプリング115が破損したときのヒステリシス特性ivは、スプリング114の付勢力Fspによる設定ヒステリシス特性vより踏力の大きい踏力を示すものとなる。
第1実施形態によるアクセル装置1では、規制手段5がスプリングロータ70に対するホルダ90の可動範囲を規制するので、ホルダ90がハウジング3の内壁と摺接しない。このため、アクセル装置1は、第1、第2コイルスプリング41、45のいずれか一方が破損するときの踏力が設定踏力より大きくなることを防止できる。
さらに、アクセル装置1は、規制手段5を当接点Pと回転軸線Oとの間に設けるので、作用点Qと回動軸線Oとの間の最短距離L1、L2を、当接点Pと回転軸線Oとの間の最短距離L以下とすることができる。このため、アクセル装置1は、第1、第2コイルスプリング41、45のいずれか一方が破損するときの踏力を、第1、第2コイルスプリング41、45のいずれか他方による設定踏力以下とすることができる。この結果、運転者は、第1、第2コイルスプリング41、45のいずれか一方が破損したことを感知することができる。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態によるアクセル装置を図10〜図13に示す。第1実施形態と実質的に同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、規制手段6は、スプリングロータ70に設けられるフック511、521と、ホルダ90に設けられるロッド531、541とから構成される。フック511、521およびロッド531、541は、当接点Pと回動軸線Oとの間で設けられる。
本発明の第2実施形態によるアクセル装置を図10〜図13に示す。第1実施形態と実質的に同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第2実施形態では、規制手段6は、スプリングロータ70に設けられるフック511、521と、ホルダ90に設けられるロッド531、541とから構成される。フック511、521およびロッド531、541は、当接点Pと回動軸線Oとの間で設けられる。
フック511、521は、突出部74の回転軸線O側の両壁面で回動軸線と平行に延びる第1延長部555、565と、この第1延長部555、565の端部からホルダ90の方向へ延びる第2延長部551、561と、この第2延長部551、561の反第1延長部側の端部から回動部71の方向へ延びる係止部571、581とから一体で形成される。
ロッド531、541は、フック511、521と対応し、ホルダ90の回転軸線O側の両壁面で回転軸線Oと並行に延びて形成される。
第2実施形態のアクセル装置において、第1、第2コイルスプリング41、45の一部が破損したときの作動を説明する。本実施形態では第1コイルスプリング41が破損したときを例にして説明する。
第2実施形態のアクセル装置において、第1、第2コイルスプリング41、45の一部が破損したときの作動を説明する。本実施形態では第1コイルスプリング41が破損したときを例にして説明する。
第1コイルスプリング41が破損し、ホルダ90が図11の方向100へ傾くとき、図12に示すように、フック511の係止部571とロッド531とが当接し、フック521の係止部581とロッド541とが当接する。
このとき、フック511、521には、ホルダ90の動きを規制する反スプリングロータ70側向きの力が作用する。このため、破損していない第2コイルスプリング45がホルダ90を経由してスプリングロータ70に付勢力Fspを印加する作用点Qは、当接点Pと同じ位置となる。したがって、作用点Qと回転軸線Oとの最短距離L1は、当接点Pと回転軸線Oとの最短距離Lと同じとなる。この結果、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力F(F=Fsp×L1/Lp)は、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力(F=Fsp×L/Lp)と同じとなる。
このとき、フック511、521には、ホルダ90の動きを規制する反スプリングロータ70側向きの力が作用する。このため、破損していない第2コイルスプリング45がホルダ90を経由してスプリングロータ70に付勢力Fspを印加する作用点Qは、当接点Pと同じ位置となる。したがって、作用点Qと回転軸線Oとの最短距離L1は、当接点Pと回転軸線Oとの最短距離Lと同じとなる。この結果、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力F(F=Fsp×L1/Lp)は、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力(F=Fsp×L/Lp)と同じとなる。
ホルダ90が図11の方向200、または方向100−200の間へ傾くとき、図12に示すように、フック511の係止部571とロッド531とが当接する。フック521の係止部581とロッド54とは当接しない。
このとき、フック511には、ホルダ90の動きを規制する反スプリングロータ70側向きの力が作用する。このため、ホルダ90が図11の方向100へ傾くときと同様、作用点Qは、当接点Pと同じ位置となり、作用点Qと回転軸線Oとの最短距離L1は、当接点Pと回転軸線Oとの最短距離Lと同じとなる。この結果、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じとなる。
このとき、フック511には、ホルダ90の動きを規制する反スプリングロータ70側向きの力が作用する。このため、ホルダ90が図11の方向100へ傾くときと同様、作用点Qは、当接点Pと同じ位置となり、作用点Qと回転軸線Oとの最短距離L1は、当接点Pと回転軸線Oとの最短距離Lと同じとなる。この結果、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じとなる。
ホルダ90が図11の方向300、または方向100−300の間へ傾くとき、フック521の係止部581とロッド541とが当接する。フック511の係止部571とロッド531とは当接しない。
この場合も、ホルダ90が図11の方向100へ傾くときと同様、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じとなる。
この場合も、ホルダ90が図11の方向100へ傾くときと同様、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じとなる。
ホルダ90が図11の方向200−400−300の間へ傾くとき、図13に示すように、ホルダ90は、当接点Pと当接点P1との2箇所で当接する。このため、作用点Qは、当接点Pと当接点P1との中間位置となる。したがって、作用点Qと回転軸線Oとの最短距離L2は、当接点Pと回転軸線Oとの最短距離Lより小さくなる。この結果、第1コイルスプリング41が破損したときの踏力F(F=Fsp×L2/Lp)は、破損していない第2コイルスプリング45のみによる設定踏力(F=Fsp×L/Lp)より小さくなる。
第2実施形態においても、第1コイルスプリング41が破損し、ホルダ90が方向200、方向300または方向200−100−300の間へ傾くときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じである。このため、第2実施形態によるアクセル装置において、第1コイルスプリング41が破損したときのヒステリシス特性は、第2コイルスプリング45の付勢力Fspによる設定ヒステリシス特性と同じものとなる。
一方、ホルダ90が方向200−400−300の間へ傾くときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力より小さい。したがって、このときのヒステリシス特性は、第2コイルスプリング45の付勢力Fspによる設定ヒステリシス特性より小さい踏力を示すものとなる。
第2実施形態によるアクセル装置においても、規制手段6を当接点Pと回転軸線Oとの間に設けるので、作用点Qと回転軸線Oとの間の最短距離L1、L2を、当接点Pと回転軸線Oとの間の最短距離L以下とすることができる。このため、アクセル装置1は、第1、第2コイルスプリング41、45のいずれか一方が破損するときの踏力を、破損していない他方の第1、第2コイルスプリング41、45による設定踏力以下とすることができる。この結果、運転者は、第1、第2コイルスプリング41、45の一部が破損したことを感知することができる。
さらに、第2実施形態によるアクセル装置では、フック511、521がスプリングロータ70の突出部74でホルダ90側へ延びている。このため、ホルダ90の反第1、第2スプリング41、51側に大きなスペースを必要としない。したがって、アクセル装置の体格を小さくすることができる。
(第3実施形態)
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態によるアクセル装置を図14および図15に示す。第1実施形態と実質的に同一の部材には同一の符号を付して説明を省略する。
第3実施形態では、規制手段7は、フック512、522およびロッド532、542とから構成される。フック512、522およびロッド532、542は、第一実施形態のフック51、52およびロッド53、54よりも回転軸線O側に設けられる。
第3実施形態では、規制手段7は、フック512、522およびロッド532、542とから構成される。フック512、522およびロッド532、542は、第一実施形態のフック51、52およびロッド53、54よりも回転軸線O側に設けられる。
第3実施形態においても、例えば、第1コイルスプリング41が破損し、ホルダ90が当接点Pより反回転軸線O側に傾くときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみの付勢力Fspによる設定踏力と同じである。このため、第3実施形態によるアクセル装置において、第1コイルスプリング41が破損したときのヒステリシス特性は、第2コイルスプリング45の付勢力Fspによる設定ヒステリシス特性と同じものとなる。
一方、ホルダ90が当接点Pより回転軸線O側に傾くときの踏力Fは、破損していない第2コイルスプリング45のみによる設定踏力より小さい。したがって、このときのヒステリシス特性は、第2コイルスプリング45の付勢力Fspによる設定ヒステリシス特性より小さい踏力を示すものとなる。
この結果、運転者は、第1、第2コイルスプリング41、45の一部が破損したことを感知することができる。
この結果、運転者は、第1、第2コイルスプリング41、45の一部が破損したことを感知することができる。
さらに、第3実施形態によるアクセル装置では、規制手段7は第1実施形態の付勢手段5と比較して当接点Pから遠い位置に設けられている。このため、ロッド532、542とフック512、522とが当接するときに作用する力を小さくすることができる。このため、規制手段7の耐久性を高めることができる。
(他の実施形態)
(他の実施形態)
上述した複数の実施形態では第1コイルスプリングが破損した場合を例として説明をした。これに対し、第2コイルスプリングが破損した場合にも、本発明は同様の作用効果を奏する。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用が可能である。
このように、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用が可能である。
1:アクセル装置、2:アクセルペダル、3:ハウジング(支持部材)、4:付勢手段、5:規制手段、11:底板、12:天板、13、14:側板、16:コネクタ、32:フリクションワッシャ、40:操作部、41:第1コイルスプリング(付勢手段)、45:第2コイルスプリング(付勢手段)、50:ペダルアーム、51、52:フック、53、54:ロッド、60:ペダルロータ、67:フリクションリング、70:スプリングロータ(ロータ)、71:回転部、74:突出部、75:凸状面、76:湾曲面、90:ホルダ、91:凹状面
Claims (4)
- 車体に取付け可能な支持部材と、
前記支持部材に回転自在に支持され、運転者により踏込操作されるアクセルペダルと、
前記支持部材に一方の端部を係止され、前記アクセルペダルの踏込方向とは逆方向に前記アクセルペダルを付勢する付勢手段と、
前記アクセルペダルの前記付勢手段側の端部に設けられるロータと、
前記付勢手段の他方の端部を係止し、前記ロータに相対運動可能に当接するホルダと、
前記ロータと前記ホルダとの当接点と前記アクセルペダルの回転軸線との間に設けられ、前記ロータに対する前記ホルダの可動範囲を規制する規制手段と、
を備え、
前記規制手段は、前記付勢手段の付勢力が前記ロータに印加される作用点と前記回転軸線との間の最短距離を、前記当接点と前記回転軸線との間の最短距離以下とすることを特徴とするアクセル装置。 - 前記規制手段は、前記当接点を通り前記回転軸線に垂直な平面を挟んで両側に設けられることを特徴とする請求項1記載のアクセル装置。
- 前記規制手段は、前記ロータおよび前記ホルダのいずれか一方に設けられるフックと、他方に設けられるロッドとから成ることを特徴とする請求項1または2記載のアクセル装置。
- 前記規制手段は、前記付勢手段の一部が破損したとき、前記ロータに対する前記ホルダの可動範囲を規制することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載のアクセル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008095476A JP2009248612A (ja) | 2008-04-01 | 2008-04-01 | アクセル装置 |
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Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2015071378A (ja) * | 2013-10-04 | 2015-04-16 | 本田技研工業株式会社 | 車両用アクセルペダル装置 |
CN115398372A (zh) * | 2020-05-19 | 2022-11-25 | 丰田铁工株式会社 | 车辆用操作踏板装置 |
-
2008
- 2008-04-01 JP JP2008095476A patent/JP2009248612A/ja active Pending
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US12013714B2 (en) | 2020-05-19 | 2024-06-18 | Toyoda Iron Works Co., Ltd. | Vehicle operation pedal device |
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