JP2007210110A - ポリスチレン系樹脂積層シート - Google Patents
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Abstract
【課題】 本発明は、脆さが改善されており、軽量で、二次発泡倍率低いシートであるにも拘わらず、優れた剛性を有し、片面金型成形が可能な発泡層を有するポリスチレン系樹脂積層シートを提供することを課題とする。
【解決手段】 本発明のポリスチレン系樹脂積層シートは、特定の混合樹脂を主成分とする非発泡合成樹脂層を両面に有するポリスチレン系樹脂発泡層を共押出することにより得られるシートであって、密度、独立気泡率、二次発泡倍率、加熱収縮率が特定の範囲内にあることを特徴とする。
【選択図】 なし
Description
そこで、本発明者等は特開2000−103016号公報(特許文献1)に記載のポリスチレン系樹脂積層発泡シートを提案した。この発泡シートは、ポリスチレン系樹脂発泡層の少なくとも片面に、樹脂層を介してポリオレフィン系樹脂層が積層された多層体であって、該樹脂層がポリスチレン系樹脂とポリオレフィン系樹脂との混合樹脂からなるものである。
〔1〕ポリスチレン系樹脂40〜70重量%、ポリプロピレン系樹脂15〜50重量%、スチレン系エラストマー5〜25重量%(但し、合計100重量%である。)からなる混合樹脂を主成分とする非発泡合成樹脂層を両面に有するポリスチレン系樹脂発泡層を共押出することにより得られるポリスチレン系樹脂積層シートであって、密度が0.26〜0.72g/cm3、独立気泡率が55%以上、二次発泡倍率が1.7倍以下、加熱収縮率が下記(1)式及び(2)式の関係を満足することを特徴とするポリスチレン系樹脂積層シート。
1.3 <押出方向の加熱収縮率/押出方向と直交する幅方向の加熱収縮率< 3.0 …(1)
20% < 押出方向の加熱収縮率(%) < 55% …(2)
〔2〕厚みが0.3〜1.7mm、坪量が460g/m2以下、非発泡合成樹脂層の表裏合計坪量が160g/m2以下であることを特徴とする前記〔1〕に記載のポリスチレン系樹脂積層シート。
〔3〕非発泡合成樹脂層に含有されるポリプロピレン系樹脂の融点が150℃以上であることを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載のポリスチレン系樹脂積層シート。
〔4〕ポリスチレン系樹脂40〜70重量%、ポリプロピレン系樹脂15〜50重量%、スチレン系エラストマー5〜25重量%からなる非発泡合成樹脂層を両面に有するポリスチレン系樹脂発泡層を共押出することにより得られる積層シートの片面又は両面に合成樹脂フィルムが積層されたポリスチレン系樹脂積層シートであって、密度が0.26〜0.72g/cm3、独立気泡率が55%以上、二次発泡倍率が1.7倍以下、加熱収縮率が下記(3)式及び(4)式の関係を満足することを特徴とするポリスチレン系樹脂積層シート。
1.3 <押出方向の加熱収縮率/押出方向と直交する幅方向の加熱収縮率< 3.0 …(3)
20% < 押出方向の加熱収縮率(%) < 55% …(4)
〔5〕該合成樹脂フィルムがポリスチレン系樹脂フィルム又はポリプロピレン系樹脂フィルムであることを特徴とする前記〔4〕に記載のポリスチレン系樹脂積層シート。
本発明のポリスチレン系樹脂積層シートは、上記の通り、本発明の第1の積層シートと本発明の第2の積層シートの2つの態様を持つ。本発明の第2の積層シートは、本発明の第1の積層シート(ただし、この場合、接着される合成樹脂フィルムの分だけわずかに軽量になっている)の表面に合成樹脂フィルムを接着一体化した構造を有するものであり、いずれの積層シートもポリスチレン系樹脂発泡層(以下、単に発泡層ともいう。)の両面に非発泡合成樹脂層(以下、単に樹脂層ともいう。)が積層されたサンドイッチ構造を有するシートであって、これらの各層を共押出することにより得られるものである。該積層発泡シートは、サンドイッチ構造を有することにより、中心層が発泡体であるにも拘わらず強度に優れるものである。
尚、本明細書における主成分とは、発泡層においては、ポリスチレン系樹脂を70重量%以上(好ましくは85重量%以上、より好ましくは90重量%以上)含有することをいい、樹脂層においては、上記特定の混合樹脂を70重量%以上(好ましくは85重量%以上、より好ましくは90重量%以上)含有することをいう。
但し、本明細書において、樹脂のビカット軟化点はJIS K7206(試験荷重はA法、伝熱媒体の昇温速度は50±5℃/時の条件)にて求められる値を指す。
但し、発泡層と樹脂層との接着強度は、積層シートより幅25mmの試験片を切り出し、JIS Z0237に準拠し、剥離速度条件300mm/minの90°剥離試験にて測定して求めた値(gf/25mm)を2.5で割り算して接着強度(gf/cm)として求めた値である。
尚、ポリスチレン系エラストマーは、種類によってゴムの含有率が異なるため、添加量に影響が出る。樹脂層に加えるゴム含量で言い換えると、3〜15重量%が好ましく、6〜12重量%がより好ましい。
結局、上記PI値が0.7〜1.3の範囲にあることにより、発泡層と樹脂層との間の接着強度が優れたものとなる。
Va:測定に使用されたカットサンプルの外寸から計算されたカットサンプルの見掛け上の体積(cm3)。
W:測定に使用されたカットサンプル全重量(g)。
ρ:積層シートを構成する樹脂の密度(g/cm3)(積層シートは実質的にポリスチレン系樹脂からなっていると言えるので便宜上ポリスチレン樹脂の密度である1.05g/cm3を採用する。)
一方、二次発泡倍率が1.7倍超の積層シートを熱成形すると、二次発泡により剛性は増すものの片面金型成形では金型と接触しない面のシャープ性が劣り、得られる容器が外観に劣るものとなる。また、ロースタック性も失い、取り扱いにくく、大きな在庫スペースを必要とするものになる。かかる観点から、該二次発泡倍率は、1.6倍以下が好ましく、より好ましくは1.5倍以下である。
積層シートの加熱前の厚みは、次のとおり定められる。無作為に積層シートから、縦、横のそれぞれの辺が、積層シートの押出方向(以下、MDともいう)、幅方向(以下、TDともいう)と一致するようにして切り出される一辺260mmの正方形サンプルについて、サンプルの中央から押出方向に±80mm以内で任意に起点を定め、起点から幅方向両側のそれぞれに10mm間隔でそれぞれ7点を定める。起点を含めた合計15点について、小数点第二位まで測定可能な厚みゲージ(例えばPEACOCK製DIAL THICKNESS GAUGE)を用いて積層シート厚みを測定し、その平均値を加熱前の積層シート厚みとする。なお、実施例に記載の積層シート厚みはこの方法により測定されたものであり、実施例中では小数点第二位を四捨五入して小数点第一位までを記載した。
各規定秒数加熱のサンプルにおいて(加熱後の積層シート厚み)/(加熱前の積層シート厚み)を算出することにより、各規定秒数加熱における二次発泡倍率を算出する。
なお、加熱温度を160℃とする理由は、連続生産で加熱炉において積層シートが加熱される際の雰囲気温度が約160℃であることによる。
1.3 <押出方向の加熱収縮率/押出方向と直交する幅方向の加熱収縮率< 3.0 …(1)
20% < 押出方向の加熱収縮率(%) < 55% …(2)
また、本発明の第2の積層シートは、その加熱収縮率が下記(3)式及び(4)式の関係を満足するものである。
1.3 <押出方向の加熱収縮率/押出方向と直交する幅方向の加熱収縮率< 3.0 …(3)
20% < 押出方向の加熱収縮率(%) < 55% …(4)
一方、MDの加熱収縮率/TDの加熱収縮率の値が1.3を下回るように積層シートを製造するには、押出直後の冷却過程の積層シートのブローアップを極端に大きくしたり或いは引き取り速度を極端に遅くしなければならなくなり、いずれにしても押出された積層シートを無理に変形させなければならなくなる。その結果、表面の樹脂層の破断や独立気泡率の低下を招くため、MDの加熱収縮率/TDの加熱収縮率は1.3以上であることを要し、好ましくは1.35以上、さらに好ましくは1.4以上である。
一方、MDの加熱収縮率が20%未満の場合、押出直後の冷却過程の積層シートの引き取り速度を極端に遅くしなければならなくなり、そのようにすると積層シートが大きく波打ったものとなり、成形に際して積層シートを加熱した際に加熱むらが生じてしまい、成形に支障をきたすようになる。
尚、坪量が120g/m2の樹脂層側に合成樹脂フィルムを低速でラミネートすれば積層できるが、工業的採算性の観点から好ましくない。
尚、フィルムを構成するポリプロピレン系樹脂は、ポリプロピレン単独重合体、エチレンープロピレンブロック共重合体、エチレンープロピレンランダム共重合体のいずれでもかまわないが、剛性に優れることからポリプロピレン単独重合体の樹脂フィルムが最も好ましい。
但し、Tダイを使用して、積層シートの樹脂層の片面又は両面に合成樹脂フィルムを積層してもよければ、共押出により発泡層の両面に樹脂層を積層し更にその片面又は両面に合成樹脂フィルムを積層して押出してもよい。但し、共押出による場合には、樹脂層と合成樹脂フィルムの両者を合わせた坪量を160g/m2以下にしないと発泡層の連続気泡の割合が大きくなってしまう虞がある。
また、エタノール等も良好に使用可能である。後述する通り、発泡剤として炭酸ガス以外の上記発泡剤を併用することにより、積層シートの熱収縮率を小さめにコントロールすることができる。但し、1.7倍以下の二次発泡率を達成するためには、残存しにくい発泡剤を選択する必要がある。
また、樹脂層に積層した合成樹脂フィルムの種類を表3に示す。
発泡層用ポリスチレン樹脂として一般用ポリスチレン樹脂(GPPS)を第一押出機に供給して加熱、溶融、混練し、これに表4に示す種類、量(樹脂と発泡剤の総量に対する重量割合)の発泡剤を注入し、第二押出機中で表4に示す樹脂温度に調整して共押出ダイ中に導入した。
同時に表4に示す配合の表面及び裏面の樹脂層用のそれぞれの樹脂(SP1)を第三押出機、第四押出機に供給して、加熱、溶融、混練し、表4に示す樹脂温度に調整してから共押出ダイに導入した。
共押出ダイ中で、表面の樹脂層用樹脂と発泡層用樹脂と裏面の樹脂層用樹脂を合流させて積層してからダイリップを通して筒状に押出し、更にマンドレルを通して引取り、切開いて積層シートを得た(図3(a))。
発泡層用ポリスチレン系樹脂としてGPPS50重量%と耐熱PS50重量%をブレンドしたものを使用し、発泡層の樹脂温度、樹脂層の樹脂温度を表4に示すように調整した以外、実施例1と同様に積層シートを得た。
実施例1と同様に積層シートを得て、その積層シートに印刷が施されたポリプロピレン系樹脂フィルムであるF1を表4に示す条件で熱ロールにて圧着しフィルム積層シートを得た。
樹脂層用の樹脂として配合SP2を用い、引取り速度を5.0m/分に制御して、積層シート坪量を350g/m2にした以外、実施例1と同様に積層シートを得た。得られた積層シートにポリプロピレン系樹脂フィルムF2を表4に示す条件で熱ロールにて圧着しフィルム積層シートを得た。
樹脂層として表2に示すSP1とSP2の二種類を表裏別々に積層し、引取り速度を8.0m/分に上げ、シート坪量を220g/m2とした以外、実施例2と同様に積層シートを得た。
次に、ポリプロピレン系樹脂フィルムであるF1を表面側(SP1側)に熱ロールを用いて表4に示す条件で圧着積層した。
発泡剤として炭酸ガスとn−ブタンを重量%で75%対25%の比で混合した発泡剤を使用した以外、実施例3と同様に積層シートを得た。
樹脂層形成用の第三押出機と第四押出機の吐出量を変え、表面側の樹脂層坪量を60g/m2、裏面側の樹脂層坪量を20g/m2にした以外、実施例2と同様に積層シートを得た。
次に、ポリプロピレン系樹脂フィルムであるF1を表層側に熱ロールを用いて表4に示す条件で圧着積層した。
樹脂層を構成する樹脂を表2に示す構成のSP3(PP樹脂としてプロピレンエチレンランダムコポリマー使用)とした以外、実施例3と同様にポリプロピレン系樹脂フィルムであるF1が圧着積層された積層シートを得た。
発泡層用ポリスチレン系樹脂としてGPPS48重量%と耐熱PS47重量%とSBS5重量%をブレンドしたものを使用した以外、実施例1と同様に積層シートを得た。
ダイスリップの絞り角度θを9度とした以外、実施例1と同様に積層シートを得た。
比較例1で得られた積層シートは、熱成形時に収縮がきつく成形枠から外れるトラブルが多発した。よって、成形性不良と判断し、以降の評価を行なわなかった。
内側リップ径80mmのダイを用い、ブローアップ比を4.2とした以外は、実施例1と同様に積層シートを得た。比較例2では、積層シートの製造時におけるブローアップ過程で樹脂層に裂けが発生した。また、独立気泡率もやや低下した。良好な積層シートが得られなかったため熱成形性、積み高さ、電子レンで適正の評価は行なわなかった。
樹脂層にポリスチレン系エラストマーが添加されていない配合SP4を用いて積層シートを得た以外、実施例1と同様に積層シートを得た。得られた積層シートは脆性が大きく大変脆いものであり、物性が不十分と判断し、熱成形性以降の評価を行なわなかった。
樹脂層の樹脂温度を高くした以外、実施例1と同様に積層シートを得た。積層シートは独立気泡率が下がり、剛性にかけるシートとなった。また、独立気泡率の大きな低下が原因となり、電子レンジ適正試験において成形体底部にしわが発生した。
発泡剤としてn−ブタンを用いた以外、実施例1と同様に積層シートを得た。得られたシートは剛性、衝撃性は問題ないが、片面金型成形を実施したところ成形品のシャープ性が乏しく、成形品を積み重ねた時の高さが高く目的とするソリッドシートに近いものにならなかった。そのため、電子レンジ適正試験の評価は行なわなかった。
積層シートの曲げ弾性率を測定し、剛性を次の基準で評価した。
◎・・・弾性率が700MPa以上
○・・・弾性率が630MPa以上700MPa未満
×・・・弾性率が630MPa未満
前記評価が○の積層シートから得られる熱成形品は剛性が十分で食品容器に適する。
前記評価が×の積層シートから得られる熱成形品は剛性が不十分で、食品容器として用いる際に内容物の保持に難をきたす恐れがある。
衝撃穴あけ強さ(F)を測定し、脆性を次の基準で評価した。
○・・・F≧10kgf・cm
×・・・F<10kgf・cm
前記評価が×の積層シートから得られる熱成形品は変形の際に成形品端部に亀裂が入り易く、最悪は割れを引き起こす恐れがある。
浅野研究所製 品番 FKS−0631−10の成形機を用いてプラグアシスト成形により、ヒータ温度400℃、加熱時間7秒±1秒の条件において、樹脂層が積層された面を内側に位置するように熱成形して、開口部の直径206mmの円形、底部内側の直径134mmの円形、深さ24mmのパスタ用トレーを成形し、成形品の外観を観察した。評価は以下の判断基準で行った。
○・・・成形性良好(成形不具合等なし)
×・・・不具合あり
尚、不具合の理由は、表5下に記載した。
前述で得られたパスタ用トレーの熱成形品の底面部分のシート厚みを測定し評価した。
◎・・・0.5mm以上1.2mm未満 ロースタック性に優れる
○・・・1.2mm以上1.8mm未満 ロースタック性はあるが効果が小さい
×・・・1.8mm以上 ロースタック性はない
前述で得られたパスタ用トレーに食用調合油(サラダオイル)120gを充填し、1600Wの業務用電子レンジで45秒加熱し、容器の変形度合いおよび外観を観察した。このテストにおけるサラダオイルの平均温度は約100℃となり、部分的な最高温度は112℃を示した。
◎・・・容器外形寸法変化±0.5mm以内
○・・・容器外形寸法変化±1mm以内、
×・・・容器外形寸法変化±2mm以上、または外観不良
2 内側リップ
3 溶融樹脂流路
4 発泡性溶融樹脂の出口であるスリット
5 円柱状冷却ドラム(マンドレル)
6 筒状積層シート
Claims (5)
- ポリスチレン系樹脂40〜70重量%、ポリプロピレン系樹脂15〜50重量%、スチレン系エラストマー5〜25重量%(但し、合計100重量%である。)からなる混合樹脂を主成分とする非発泡合成樹脂層を両面に有するポリスチレン系樹脂発泡層を共押出することにより得られるポリスチレン系樹脂積層シートであって、密度が0.26〜0.72g/cm3、独立気泡率が55%以上、二次発泡倍率が1.7倍以下、加熱収縮率が下記(1)式及び(2)式の関係を満足することを特徴とするポリスチレン系樹脂積層シート。
1.3 <押出方向の加熱収縮率/押出方向と直交する幅方向の加熱収縮率< 3.0 …(1)
20% < 押出方向の加熱収縮率(%) < 55% …(2) - 厚みが0.3〜1.7mm、坪量が460g/m2以下、非発泡合成樹脂層の表裏合計坪量が160g/m2以下であることを特徴とする請求項1に記載のポリスチレン系樹脂積層シート。
- 非発泡合成樹脂層に含有されるポリプロピレン系樹脂の融点が150℃以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のポリスチレン系樹脂積層シート。
- ポリスチレン系樹脂40〜70重量%、ポリプロピレン系樹脂15〜50重量%、スチレン系エラストマー5〜25重量%からなる非発泡合成樹脂層を両面に有するポリスチレン系樹脂発泡層を共押出することにより得られる積層シートの片面又は両面に合成樹脂フィルムが積層されたポリスチレン系樹脂積層シートであって、密度が0.26〜0.72g/cm3、独立気泡率が55%以上、二次発泡倍率が1.7倍以下、加熱収縮率が下記(3)式及び(4)式の関係を満足することを特徴とするポリスチレン系樹脂積層シート。
1.3 <押出方向の加熱収縮率/押出方向と直交する幅方向の加熱収縮率< 3.0 …(3)
20% < 押出方向の加熱収縮率(%) < 55% …(4) - 該合成樹脂フィルムがポリスチレン系樹脂フィルム又はポリプロピレン系樹脂フィルムであることを特徴とする請求項4に記載のポリスチレン系樹脂積層シート。
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