JPH0911380A - ポリスチレン系樹脂発泡積層シート及び容器 - Google Patents

ポリスチレン系樹脂発泡積層シート及び容器

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JPH0911380A
JPH0911380A JP7165491A JP16549195A JPH0911380A JP H0911380 A JPH0911380 A JP H0911380A JP 7165491 A JP7165491 A JP 7165491A JP 16549195 A JP16549195 A JP 16549195A JP H0911380 A JPH0911380 A JP H0911380A
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JP
Japan
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container
polystyrene
resin foam
thermoplastic resin
resin film
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JP7165491A
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English (en)
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Tadayasu Tsubone
匡泰 坪根
Yoshifumi Saito
好文 斉藤
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Sekisui Kasei Co Ltd
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Sekisui Plastics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使用時に十分な靭性を持ち、かつ、変形等の
ないポリスチレン系樹脂発泡積層シート及び容器を提供
する。 【構成】 ゴム系物質が0.05〜0.9重量%含まれ
てなるポリスチレン系樹脂発泡体と、該ポリスチレン系
樹脂発泡体の少なくとも一方面に厚さ5〜600μmで
積層された単層又は多層熱可塑性樹脂フィルムとからな
ることを特徴とする積層シート、及びこのシートから成
形され、ポリスチレン系樹脂発泡体に0.26モル/K
g以下の残留発泡剤が含まれてなる容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリスチレン系樹脂発
泡積層シート及び容器に関する。更に詳しくは、本発明
は、使用時に十分な靭性を持ち、かつ、変形等のないポ
リスチレン系樹脂発泡積層シート及び容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】ポリス
チレン系樹脂発泡体の少なくとも一方の面に熱可塑性樹
脂フィルムを積層したポリスチレン系樹脂発泡積層シー
トを原反とし、これを真空成形等によりトレー、丼状に
成形した各種容器が広く知られている(例えば、特公昭
63−20702号)。
【0003】更に、これら容器を成形するに際して、金
型からの離形性を向上させるため、成形された個々の容
器内に内容物を充填するとき、複数個重ねられた容器を
個々に分離する際に、容器のブロッキングを防止するた
め、一般に原反の熱可塑性樹脂フィルム側にシリコン油
が塗布される。しかし、シリコン油は熱可塑性樹脂フィ
ルムに対して、ぬれ性が悪いため、塗布むらが発生しや
すい。塗布むらが生じた原反を用いてトレー又は容器を
成形し、これに印刷を施した場合、印刷インキの付着が
ばらつき、均一な印刷ができないという問題点があっ
た。そこで、本発明の発明者らは原反の熱可塑性樹脂フ
ィルムにシリコン油を添加することにより、上記の問題
を解決した。
【0004】しかしながら、このような原反から成形さ
れた丼容器に内容物を詰め、フィルムでシュリンクラッ
プしたり、フタを開け熱湯を入れたりした場合(なお、
以降これらの操作を単に容器に熱を加えると表現する場
合がある)、容器に変形が起きることがあった。即ち、
例えば、成形された丼容器は、内容物を入れた後、蓋で
シールし、この後、フィルムをかぶせ、170〜200
℃の熱風でシュリンクラップされる。しかし、この時の
熱で丼容器が変形することがある。またユーザーが内容
物の入った容器、例えばカップ麺入り容器の蓋をはず
し、熱湯を注いだとき、熱湯の熱で容器が変形すること
があった。
【0005】本発明者は、これらの問題を種々検討した
結果、容器のポリスチレン系樹脂発泡体の気泡形状以外
に、発泡体の内部に残っている発泡剤の残ガス量が大き
く熱変形性に関係するという知見を得た。この知見を更
に検討した結果、ポリスチレン系樹脂発泡体の内部の発
泡剤残ガスの含有量を0.26モル/Kg(樹脂)以下
に制御することによって、上記問題点を解決しうること
を見いだしている。
【0006】しかし、このような原反で成形した丼状容
器においても、その容器内に内容物を入れ、熱湯を注
ぎ、容器のサイドを片手で持ち上げた場合、容器のリブ
に小さいクラックが入ることがあった。また、近年、こ
れら容器に対して、更に高い安全性が求められるように
なってきている。本発明の発明者等はこれらの課題を種
々検討した結果、ポリスチレン系樹脂発泡体内にゴム系
の物質を0.05〜0.9重量%混合することによっ
て、容器のリブに小さいクラックが入ること等を防ぐこ
とができると共に、安全性を高めうることを見いだし本
発明に至った。
【0007】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、ゴム系物質が0.05〜0.9重量%含まれてなる
ポリスチレン系樹脂発泡体と、該ポリスチレン系樹脂発
泡体の少なくとも一方面に厚さ5〜600μmで積層さ
れた単層又は多層熱可塑性樹脂フィルムとからなること
を特徴とする積層シートが提供される。
【0008】また、本発明によれば、ゴム系物質が0.
05〜0.9重量%、残留発泡剤が0.26モル/Kg
以下含まれてなるポリスチレン系樹脂発泡体と、該ポリ
スチレン系樹脂発泡体の少なくとも一方面に厚さ5〜6
00μmで積層された単層又は多層熱可塑性樹脂フィル
ムとからなることを特徴とする容器が提供される。本発
明に使用できるポリスチレン系樹脂としては、スチレ
ン、メチルスチレン、エチルスチレン、イソプロピルス
チレン、ジメチルスチレン、パラメチルスチレン、クロ
ロスチレン、ブロモスチレン、ビニルトルエン、ビニル
キシレン等のモノマーから製造される樹脂が挙げられ
る。モノマーから製造される樹脂は、単独重合樹脂、共
重合樹脂、3元以上の共重合樹脂でもよい。より具体的
には、ポリスチレン等の単独重合樹脂、スチレン−無水
マレイン酸、スチレン−メタクリル酸、スチレン−アク
リル酸(アクリル酸エステル等を含む)、スチレン−ア
クリロニトリル等の共重合樹脂、アクリロニトリル−ブ
タジエン−スチレン等の3元共重合体樹脂が使用でき
る。特に、ポリスチレン樹脂が好ましく、耐衝撃性を有
するスチレン樹脂(HIPS)がより好ましい。
【0009】ゴム系物質は、ポリスチレン系樹脂と混合
しても、共重合成分として加えてもよい。混合する場合
のゴム系物質は、ブタジエンゴム、イソプレンゴム等の
ポリジエン系ゴム、エチレン−プロピレンゴム、スチレ
ン−ブタジエンゴム(例えば、旭化成社製のタフプレ
ン、タフテック等)等のスチレン−ジエンエラストマ
ー、ポリエチレン、スチレン−ブタジエン−スチレン等
の分子構造中に、ポリブタジエンブロックを有するブロ
ック共重合体エラストマー等が挙げられる。共重合成分
として加える場合のゴム系物質は、ブタジエン、イソプ
レン、クロロプレン等のモノマー又はオリゴマーを所定
のモル比で共重合してなるポリスチレン系樹脂として用
いることが適当である。
【0010】ここで、ゴム系物質は、ポリスチレン系樹
脂に対して、0.05〜0.9重量%、特に0.07〜
0.7重量%の割合で使用される。0.05重量%以上
としたのは、成形された容器が優れた靭性を有するから
である。一方、0.9重量%以下としたのは、内容物を
入れた容器のサイドを持ち上げた場合、形状変化が起こ
らない程度に強度を有し、輸送時に底部がつぶれにくい
からである。
【0011】ポリスチレン系樹脂発泡体の形状は、特に
限定されず、シート状、管状等の形状を有していてもよ
い。丼成形用のシート状に成形する場合は、その厚み
は、通常1.5〜3.0mmである。上記ポリスチレン
系樹脂発泡体は、押出発泡、圧縮発泡、射出発泡等の方
法により製造することができる。以下では、押出発泡を
利用してポリスチレン系樹脂発泡体を製造する方法につ
いて説明する。
【0012】まず、ポリスチレン系樹脂を、押出機に供
給する。押出機は、当該分野で一般に使用されている装
置をいずれも使用することができる。ポリスチレン系樹
脂には、発泡剤が添加される。発泡剤は、特に限定され
ず、分解性発泡剤、気体又は揮発性の発泡剤をいずれも
使用できる。分解性発泡剤としては、例えば、炭酸アン
モニウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、重炭酸ア
ンモニウム、重炭酸ナトリウム、重炭酸カルシウム、亜
硝酸アンモニウム、カルシウムアジド、ナトリウムアジ
ド、ホウ水素ナトリウム等の無機系分解性発泡剤、アゾ
ジカルボンアミド、アゾビススルホルムアミド、アゾビ
スイソブチロニトリル及びジアゾアミノベンゼン等のア
ゾ化合物、N,N’−ジニトロソペンタンメチレンテト
ラミン及びN,N’−ジメチル−N,N’−ジニトロソ
テレフタルアミド等のニトロソ化合物、ベンゼンスルホ
ニルヒドラジド、p−トルエンスルホニルセミカルバジ
ド、トリヒドラジノトリアジン、バリウムアゾジカルボ
キシレート等が挙げられる。これらの発泡剤は、単独で
も組み合わせてもよい。更に、これら分解性発泡剤は、
低分子オレフィン、流動パラフィン、牛脂油等で被覆し
ておいてもよい。更に、分解温度、発生ガス量及び分解
速度を調節するために、発泡助剤を添加してもよい。発
泡助剤としては、シュウ酸、マロン酸、マレイン酸、フ
マール酸、コハク酸、イタコン酸、シトラコン酸、アジ
ピン酸、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、ステアリン
酸、オレイン酸、カプリル酸、エナトン酸、カプロン
酸、吉草酸、乳酸、酒石酸、クエン酸、フタル酸、安息
香酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンスルホン酸、クロ
ル酢酸、ジグリコール酸等の有機酸、ホウ酸等の無機
酸、酸性酒石酸カリウム等の酸性塩が挙げられる。この
うち、クエン酸が好ましい。
【0013】気体の発泡剤としては、窒素、炭酸ガス、
プロパン、ネオペンタン、メチルエーテル、二塩化二フ
ッ化メタン、n−ブタン、イソブタン等が挙げられる。
一方、揮発性の発泡剤としては、エーテル、石油エーテ
ル、アセトン、n−ペンタン、イソペンタン、ヘキサ
ン、イソヘキサン、ヘプタン、イソヘプタン、ベンゼ
ン、トルエン等が挙げられる。これらの発泡剤は、単独
でも組み合わせてもよい。なお、ここで気体及び揮発性
とは、常温で気体及び揮発性であることを意味する。
【0014】また、発泡剤として、−OH,−COO
H,−CN,−NH3 ,−OSO3 H,−NHCONH
2 ,−CONH2 ,−COOR,−CH2 SO3 H,−
SO3H,−COON4 ,−COONH4 等の基を有す
る化合物と水との混合物を使用してもよい。更に、気泡
調節剤及び充填剤を添加してもよい。気泡調節剤として
は、タルク、シリカ等の無機粉末、多価カルボン酸と炭
酸ナトリウム又は重炭酸ナトリウムとの反応混合物等が
挙げられる。気泡調節剤は、ポリスチレン系樹脂100
重量部に対して0.05〜1.5重量部とすることが好
ましい。充填材としては、タルク、炭酸カルシウム、シ
ラス、石膏、カーボンブラック、ホワイトカーボン、炭
酸マグネシウム、クレー、天然ケイ酸等の一般無機充填
材、金属粉等が使用できる。充填材は、ポリスチレン系
樹脂100重量部に対して0.2〜1.5重量部とする
ことが好ましい。更に、必要に応じて紫外線吸収剤、酸
化防止剤、着色剤等も添加することができる。
【0015】押出発泡の条件は、押出機中で150〜2
60℃に加熱することにより樹脂を溶融させ、次いでダ
イに発泡に最も適する温度、即ち160〜190℃に調
節しながら注入し、それから押し出すことが好ましい。
発泡倍率は1.5〜20倍程度が好ましいが、容器に成
形した後の残留発泡剤量を0.26モル/Kg以下に制
御しやすくするために13倍程度以下にすることが特に
好ましい。
【0016】なお、ポリスチレン系樹脂発泡体は、容器
に成形する直前の表面積に対して、成形後の表面積が増
加する性質を有することが好ましい。このため、容器の
外側になるポリスチレン系樹脂発泡体を単位面積あたり
1〜11%増量しておくことが好ましい。この条件は、
以下の式1を使用して算出されている。
【0017】
【数1】
【0018】上記式中、加熱前の面積とは、成形機にセ
ットする前に一辺550mm角又は900mm角を有す
る四辺形の印を容器の外側になる領域につけ、その四辺
形の面積を意味する。一方加熱後の面積とは、前記四辺
形を成形機の加熱ゾーンのほぼ中心にセットし、成形す
る温度条件で加熱した後に、成形しないで取り出し、M
D(押出方向)、TD(幅方向)に5等分し、糸を用い
それらの長さを測定し、MD及びTDのそれぞれの平均
値をだし、掛け合わせ算出した面積を意味する。
【0019】上記値が1%以上の場合は、例えば丼等の
深絞り容器を成形する際に、部分的のびが不足すること
なく、かつ亀裂も生じない。一方、11%以下の場合
は、成形機内での加熱時に垂れ下がりを小さくでき、成
形機内のヒーターとの距離差が生じないので加熱むらが
起きない。更に、MDの伸びとTDの伸びの差が大きい
と得られる容器の変形の原因となる。従って、MD:T
D:VD(厚み方向)=0.74:1.42:0.93
〜1.54:0.90:0.72の範囲になるように気
泡の形状を調節することが好ましい。気泡の形状の調節
は、ブローアップ比、スリット間隙、金型出口における
冷却等の押出条件、原料の配合等を変えることにより行
うことができる。ここで、発泡体の種類、密度等によっ
て相違するが、ブローアップ比を約2.5〜4.2、ス
リット間隙を0.15〜1.9mm(なお、丼容器の場
合は0.4〜1.0mmが好ましい)、冷却エアーは
0.04〜0.4m3 /m2 (なお、丼容器の場合は
0.04〜0.2m3 /m2 が好ましい)の風量で、温
度は5〜45℃の範囲で制御すればよい。
【0020】本発明に使用できる熱可塑性樹脂フィルム
は、上記ポリスチレン系樹脂からなっていてもよい。そ
の他に、ポリスチレン系樹脂と耐衝撃性ポリスチレン樹
脂との混合物、耐衝撃性ポリスチレン樹脂にスチレン−
ブタジエン共重合体がサラミ構造状に分散し、かつ共重
合体の粒径が0.3〜10μmのものも使用できる。更
に、線状低密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、低
密度ポリエチレン、プロピレンホモポリマー、エチレン
−プロピレンランダム共重合体、エチレン−プロピレン
ブロック共重合体、エチレン−プロピレン−ブテン3元
共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−
不飽和カルボン酸エステル共重合体(例えば、エチレン
−メチルメタクリレート共重合体)、エチレン−不飽和
カルボン酸金属塩共重合体(例えば、エチレン−アクリ
ル酸マグネシウム又は亜鉛共重合体)、プロピレン−塩
化ビニル共重合体、プロピレン−オレフィン共重合体
(例えば、プロピレン−エチレン共重合体、プロピレン
−ブテン−1共重合体)、ポリエチレン又はポリプロピ
レンの不飽和カルボン酸(例えば、無水マレイン酸)変
性物、エチレン−プロピレンゴム、アタックチックポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレート等も使用できる。これら熱可塑性樹脂
フィルムを構成する樹脂は、単独又は混合されてもよ
い。
【0021】更に、ポリスチレン系樹脂発泡体及び/又
は熱可塑性樹脂フィルムには、容器に成形する際の金型
からの離形性の向上、容器を重ねた際の容器同士のブロ
ッキングを防ぐために表面にシリコン油が塗布されてい
てもよい。但し、塗布のみの場合は、むらが生じること
があるので、ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性樹
脂フィルムに、0.01〜3重量%練り込むことがより
好ましい。0.01重量%以上とすることにより、成形
時の離形性を向上させ、ブロッキングを防止することが
できる。一方、3重量%以下とすることにより、ポリス
チレン系樹脂発泡体及び熱可塑性樹脂フィルム生産時の
押出安定性及び外観を良好に保つことができる。なお、
シリコン油を0.2重量%以上練り込む場合は、カレン
ダーロール等のミキシングロールで樹脂に練り込んだの
ちペレット化し、次いでシート状に成形する方法、重合
又は重合後のペレット化工程時に練り込む方法、押出中
に圧入する所謂注入方法を使用することが好ましい。
【0022】更に、シリコン油を0.01〜0.2重量
%樹脂に練り込み、ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可
塑性樹脂フィルムに成形した後、必要に応じてそれらの
上にシリコン油を塗布してもよい。ポリスチレン系樹脂
発泡体及び熱可塑性樹脂フィルムは、塗布むらが生じな
いので、表面に印刷する場合、印刷むらも生じないので
好ましい。
【0023】シリコン油としては、25℃で、100〜
10万センチストークスの動粘性率を有するものが好ま
しい。100センチストークス以上の場合、上記効果が
得られると共に、押出安定性に優れ、外観の良好なポリ
スチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性樹脂フィルムが得ら
れる。一方、10万センチストークス未満の場合、樹脂
への混合を容易に行うことができる。更に、シリコン油
は、オイル型、コンパウンド型、パウダー型のいずれも
使用できるが、オイル型が好ましい。塗布用にはエマル
ジョン型が使用できる。
【0024】また、熱可塑性樹脂フィルムに、成形性等
の改善のために、ステアリン酸グリセライド等の帯電防
止剤を練り込でもよい。上記熱可塑性樹脂フィルムは、
ポリスチレン系樹脂発泡体の少なくとも一方面に積層さ
れるが、両面に積層してもよい。また、熱可塑性樹脂フ
ィルムは、単層からなってもよく、複数層からなっても
よい。この熱可塑性樹脂フィルムの厚さは、5〜600
μm、好ましくは20〜250μmである。5μm以上
としたのは、成形した容器に穴が生じることを防ぐため
である。一方、600μm以下としたのは押出による積
層の際に、ポリスチレン系樹脂発泡体の表面がフィルム
側からの熱でおかされることを防ぐため、均一にフィル
ムを接着するためである。更に、ポリスチレン系樹脂発
泡体と熱可塑性樹脂フィルムの剥離強度が、100g/
25mm以上であることが好ましい。100g/25m
m以上とすることにより容器成形時及び成形後に、フィ
ルムの剥がれが生じないからである。
【0025】熱可塑性樹脂フィルムの積層方法は、種々
の方法で行うことができる。例えば、熱可塑性樹脂フィ
ルムをポリスチレン系樹脂発泡体にダイ内で積層する場
合は、合流ダイ(例えばフィートブロック)を用いて行
ってもよく、ダイスリット手前で流入させて積層を行っ
てもよい。また、ポリスチレン系樹脂発泡体を発泡させ
た後に積層する場合は、熱可塑性樹脂フィルムの押出機
と引き取り機とを組み合わせ、フィルムを押し出して連
続的に積層してもよい。更に、予め作製しておいた熱可
塑性樹脂フィルムを適宜積層することにより行ってもよ
い。この積層は、接着剤を使用してもよく、熱融着によ
ってもよい。
【0026】更に、例えば食品容器用のポリスチレン系
樹脂発泡積層シートの場合は、食品の保存性を向上させ
るために、熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも一層が、
ガスバリア性フィルムからなっていてもよい。ガスバリ
ア性フィルムとしては、エチレン−酢酸ビニル系共重合
体、ポリビニルアルコール、ポリ塩化ビニリデン、ポリ
アミド、ポリエステル、ポリアクリロニトリル、塩化ビ
ニリデン系−アクリロニトリル共重合体、アクリロニト
リル系メチルメタアクリレート−ブタジエン共重合体、
ナイロン6、二軸延伸ナイロン、二軸延伸ポリエチレン
テレフタレート、二軸延伸ポリプロピレン、高密度ポリ
エチレン、アイオノマー樹脂(例えば、旭化成社製のサ
ーリン)等が挙げられる。更に、金属蒸着フィルムの単
独、又は積層したものも使用できる。ガスバリア性フィ
ルムの厚さは、約10〜200μmである。
【0027】ガスバリア性フィルムの積層方法は、例え
ば、エクストルージョンラミネーション、押出ラミネー
ション(押出機から接着層を押し出しつつ、ガスバリア
フィルムを接着する方法)、熱ラミネーション等の方法
が挙げられる。熱ラミネーションは、熱ロールで接合面
の反対側よりフィルムを加熱し、圧着するが、熱ロール
の表面はフィルムとのべたつきを防止するためにクロム
メッキ、テフロンコーティングが施されていることが好
ましい。また、接合面も加熱されていることが好まし
い。
【0028】上記ガスバリア性フィルムによるガスバリ
アが十分に行われていれば、リサイクル原料(即ち、使
用済み回収品)をポリスチレン系樹脂発泡体の原料とし
て使用することができる。また、ガスバリア性フィルム
上に、ポリオレフィン系フィルムを積層してもよく、容
器成形後にこのポリオレフィン系フィルムを分離しても
よい。更に、ポリオレフィン系フィルムとガスバリア性
フィルムとの間に酢酸ビニル樹脂等の接着剤層を積層し
てもよい。
【0029】次に、本発明によれば、上記ポリスチレン
系樹脂発泡積層シートを成形することにより製造される
容器が提供される。本発明の容器は、成形後のポリスチ
レン系樹脂発泡体に含まれる残留発泡剤の量が0.26
モル/Kg以下、好ましくは0.17モル/Kg以下で
あることも特徴の1つである。0.26モル/Kg以下
にすることにより、シュリンクラップ、熱湯を注ぐ等の
熱付与による変形を防止することができる。なお、通
常、ポリスチレン系樹脂発泡体内部の残留発泡剤は、時
間の経過と共に放出されるが、最終的には0.28〜
0.35モル/Kg程度残ることが知られている。この
量を0.26モル/Kg以下にするには、ポリスチレン
系樹脂発泡積層シート製造時の押出温度を上げること、
気泡調節剤を増量することにより発泡剤の量を減らすこ
と、押出後のポリスチレン系樹脂発泡体を熱可塑性樹脂
フィルムの積層前に熱ロール、熱風処理、凹凸ローラー
で発泡剤を逃がす溝を付けること、熟成期間を延長する
こと等の方法が挙げられる。これらの方法は、単独で
も、組み合わせてもよい。また、熟成は、熱可塑性樹脂
フィルムの積層後、容器形成までの間に行ってもよい。
【0030】本発明の容器の形状は、コップ型、トレー
型、丼型等いずれでもよい。特に好ましい形状は、上部
の直径:高さが、4:1〜1:1の関係を有するもので
ある。なお、上部の形状は、円形に限らず、四角形、五
角形等の多角形でもよく、特に限定されない。更に、本
発明の容器には、950g以上(72mm圧縮)及び/
又は700g以上(20mm圧縮)のリブ圧縮強度を保
持させることができる。このリブ圧縮強度以上であるこ
とにより、容器のリブが割れにくくなるので、安全な容
器が提供できる。なお、本発明における、リブ圧縮強度
とは、直径144mm、高さ78mmの容器をTENS
ILON(ORIENTEC社製)を使用して、圧縮速
度100mm/分で、圧縮した際の、圧縮量(72mm
及び20mm)に対する強度(g)を意味する。
【0031】なお、容器の成形方法は、特に限定され
ず、ストレート法、ドレープ法、スナップバック法、リ
バースドロー法、エアスリップ法、プラグアシスト法、
プラグアシスト・プリブロー法、エアスリップ・プラグ
アシスト法、プレス法(真空下で行うことが好ましい)
等の公知の方法をいずれも使用することができる。上記
本発明のポリスチレン系樹脂発泡積層シート及び容器に
は、ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性樹脂フィル
ムの少なくとも一方面に、印刷が施されていてもよい。
印刷は、透明フィルムを用いて印刷し、印刷面を発泡体
面に積層して艶を出す方法も使用できる。印刷法は、特
に限定されず公知の方法をいずれも使用することができ
る。
【0032】
【作用】本発明の積層シートは、ゴム系物質が0.05
〜0.9重量%含まれてなるポリスチレン系樹脂発泡体
と、該ポリスチレン系樹脂発泡体の少なくとも一方面に
厚さ5〜600μmで積層された単層又は多層熱可塑性
樹脂フィルムとからなることを特徴とするので、容器に
成形した際に、熱変形がなく、十分な靱性を有する積層
シートが提供される。
【0033】また、本発明の容器は、上記積層シートか
ら成形され、ポリスチレン系樹脂発泡体中に、発泡剤が
0.26モル/Kg以下の量で残留するので、熱変形が
なく、十分な靱性を有する容器が得られる。更に、ポリ
スチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性樹脂フィルムは、む
らのない均一な印刷を行える。
【0034】また、熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも
一層が、ガスバリア性樹脂からなることにより、例えば
食品容器に使用した場合、内容物を日持ちさせられる。
更に、ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性樹脂フィ
ルムの少なくとも一方が、シリコン油を0.01〜3重
量%含有することにより、成形時の容器の離形性の向上
及び容器のブロッキングが防止される。
【0035】また、ポリスチレン系樹脂発泡体と熱可塑
性樹脂フィルムの剥離強度が、100g/25mm以上
であることにより、容器成形時及び成形後に、フィルム
の剥がれが生じない容器が得られる。
【0036】
【実施例】以下の実施例により本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されない。な
お、実施例中、リブ圧縮強度、残留発泡剤量は以下のよ
うにして定義する。 リブ圧縮強度 直径144mm、高さ78mmの容器をテンシロン(O
RIENTEC社製)を使用して、圧縮速度100mm
/分で、圧縮した際の、圧縮量(72mm及び20m
m)に対する強度(g)で定義する。
【0037】残留発泡剤量 24時間経過した容器の熱可塑性樹脂フィルムを剥が
し、約1〜3gの試料を採取する。試料を秤量し、アル
ミ箔でつつみ、このものも秤量する。次いで、150℃
に保たれたオーブンに入れ、1時間加熱する。加熱終了
後、デシケーターに入れて約30分冷却し、秤量する。
以下の式2により残留発泡剤量を定義する。
【0038】
【数2】
【0039】剥離強度 剥離強度の測定は、試料を幅25mm、長さ110mm
とし、テンシロンRTM−500(ORIENTEC社
製)を使用し、毎分200mmのスピードで、フィルム
と発泡シートの端部を180度の方向に互いに引っ張り
剥離した時にチャート紙に記録された値の平均値であ
る。
【0040】熱湯変形 熱湯変形は、次のように測定する。まず、丼容器形成
後、約24時間経過してから、シートのMDとTDにあ
たる方向の容器の口径を測定する。次に、96〜98℃
の熱湯を中身の入っていない容器の水位線位まで入れ
る。その後、ポリカーボネート板で蓋をし、3分間放置
する。そして、湯を捨て容器のMD、TD方向を測定す
る(測定はノギスを用い、熱湯を入れる前の寸法
(a)、熱湯を入れ、捨てた後の寸法(b)の測定は同
一場所とする。)。以下の式3により残留発泡材料を定
義する。
【0041】
【数3】
【0042】実施例1 ポリスチレン系樹脂として、メルトインデックス(M
I)が2.1のポリスチレン樹脂(電気化学工業社製、
HRM−2)に、ゴム系物質を6重量%を含むHIPS
(ゴム系物質が全樹脂の0.06重量%となるように計
算してブレンドされている)を混合した混合樹脂を使用
した。この混合樹脂100重量部に核剤としてタルク微
粉末0.6重量部、ハイドロセロール0.15重量%を
添加し、これを内径が90mmの押出機に投入し、15
0〜240℃で加熱溶融させた。この後、イソブタンを
3.1重量%注入し、発泡に適する温度にして金型より
押し出した。金型の直径を103mm、エアー量を0.
07m3 /m2 (25℃)、押出量を73Kg/時とし
た。押し出されたポリスチレン系樹脂発泡体は、約24
0g/m2 、密度0.1g/ccであった。押し出され
たポリスチレン系樹脂発泡体を約175℃の熱ロールで
処理し、10日間放置した。
【0043】MI3.2のHIPSにシリコン油(約1
万センチストークス粘度のジメチルポリシロキサン)を
0.1重量%混合した。これを直径65mmの押出機で
150〜320℃のシリンダー温度で、ホッパー内の空
気を窒素で置換しながら、押出量を105Kg/時とし
て押出し、約160μmの熱可塑性樹脂フィルムをポリ
スチレン系樹脂発泡体上に積層した。
【0044】得られたポリスチレン系樹脂発泡積層シー
トは、坪量約410g/m2 、厚さ2.5mmであっ
た。ポリスチレン系樹脂発泡積層シートを丼容器9個取
りで、シリコン塗布を行わずに、熱可塑性樹脂フィルム
が外側になるように、成形機のヒーター温度230〜3
60℃、5.5秒/サイクルで成形した。成形した丼容
器に、曲面印刷機(湖北精工社製KK5/5−861/
DIR.R型)で95個/分で100個印刷した。10
0個とも印刷性に問題はなかった。
【0045】また、この容器を50個重ね回転したとこ
ろ、スムースに回り、ブロッキングも生じなかった。更
に、熱可塑性樹脂フィルムを剥離し、ポリスチレン系樹
脂発泡体の残存発泡剤量を測定したところ、0.21モ
ル/Kgであった。次に、熱可塑性樹脂フィルムが内側
になるように、成形したこと以外は、上記と同様にして
丼容器を成形し、蓋を熱シールした。この蓋を剥がした
ところ、熱可塑性樹脂フィルムは剥離しなかった。この
丼容器に97℃の熱湯を入れ、3分後湯を捨てて、熱湯
変形率を測定したところ、3.3%であった。更に、こ
の丼容器のリブ圧縮強度を測定し、結果を表1に示し
た。
【0046】実施例2 ポリスチレン系樹脂として、ゴム系物質を60重量%含
むスチレン−ジエンエラストマー(旭化成社製、タフプ
レン)を混合したゴム系物質を6重量%含むマスターバ
ッチを、ゴム系物質が0.06重量%になるように、メ
ルトインデックス(MI)が2.1のポリスチレン系樹
脂(電気化学工業社製、HRM−2)に混合した混合樹
脂を使用した。この混合樹脂100重量部に核剤として
タルク微粉末0.6重量部、ハイドロセロール0.2重
量%を添加し、これを内径が90mmの押出機に投入
し、145〜235℃で加熱溶融させた。この後、イソ
ブタンを3.0重量%注入し、発泡に適する温度にして
金型より押し出した。金型の直径を103mm、エアー
量を0.07m3 /m2 (25℃)、押出量を70Kg
/時とした。押し出されたポリスチレン系樹脂発泡体
は、約240g/m2 、密度0.1g/ccであった。
押し出されたポリスチレン系樹脂発泡体を約175℃の
熱ロールで処理し、10日間放置した。
【0047】MI3.2のHIPSにシリコン油(約1
万センチストークス粘度のジメチルポリシロキサン)を
0.1重量%混合した。これを直径65mmの押出機で
150〜320℃のシリンダー温度で、ホッパー内の空
気を窒素で置換しながら、押出量を105Kg/時とし
て押出し、約160μmの熱可塑性樹脂フィルムを、ポ
リスチレン系樹脂発泡体上に積層した。
【0048】得られたポリスチレン系樹脂発泡積層シー
トは、坪量約410g/m、厚さ2.6mmであった。
ポリスチレン系樹脂発泡積層シートを丼容器9個取り
で、シリコン塗布を行わずに、熱可塑性樹脂フィルムが
外側になるように、成形機のヒーター温度230〜36
0℃、5.5秒/サイクルで成形した。成形した丼容器
に、曲面印刷機(湖北精工社製KK5/5−861/D
IR.R型)で95個/分で100個印刷した。100
個とも印刷性に問題はなかった。
【0049】また、この容器を50個重ね回転したとこ
ろ、スムースに回り、ブロッキングも生じなかった。更
に、熱可塑性樹脂フィルムを剥離し、ポリスチレン系樹
脂発泡体の残存発泡剤量を測定したところ、0.20モ
ル/Kgであった。次に、熱可塑性樹脂フィルムが内側
になるように、成形したこと以外は、上記と同様にして
丼容器を成形し、蓋を熱シールした。この蓋を剥がした
ところ、熱可塑性樹脂フィルムは剥離しなかった。この
丼容器に96℃の熱湯を入れ、3分後湯を捨てて、熱湯
変形率を測定したところ、3.3%であった。更に、こ
の丼容器のリブ圧縮強度を測定し、結果を表1に示し
た。
【0050】実施例3〜5及び比較例1〜4 添加樹脂とゴム系物質の量を異ならせた以外は、実施例
1と同様にしてリブ圧縮強度を測定し、結果を表1に示
した。
【0051】
【表1】
【0052】比較例1のようにゴム系物質の量が0.0
3重量%の場合、20mm圧縮では問題は生じなかった
が、72mm圧縮ではリブが割れる容器が約15%発生
し、リブ圧縮強度が低下した。また、比較例2のように
ゴム系物質の量が1.2重量%の場合、リブ割れは生じ
ないが、リブ圧縮強度が低下し、更に、比較例4のよう
にゴム系物質の量が2.4重量%の場合、リブ圧縮強度
の低下が大きかった。
【0053】更に、リブ割れの状況は、ポリスチレン系
樹脂発泡積層シートの発泡体にラミネートするフィルム
の材質、種類、量等により異なる。また、成形温度、サ
イクル、型温度等により差が生じることが判った。
【0054】
【発明の効果】本発明の積層シートは、ゴム系物質が
0.05〜0.9重量%含まれてなるポリスチレン系樹
脂発泡体と、該ポリスチレン系樹脂発泡体の少なくとも
一方面に厚さ5〜600μmで積層された単層又は多層
熱可塑性樹脂フィルムとからなることを特徴とするの
で、容器に成形した際に、熱変形がなく、十分な靱性を
有する積層シートを提供することができる。
【0055】また、本発明の容器は、上記積層シートか
ら成形され、ポリスチレン系樹脂発泡体中に、発泡剤が
0.26モル/Kg以下の量で残留するので、熱変形が
なく、十分な靱性を有する容器を得ることができる。更
に、ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性樹脂フィル
ムは、むらのない均一な印刷が行える。
【0056】また、熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも
一層が、ガスバリア性樹脂からなることにより、例えば
食品容器に使用した場合、内容物を日持ちさせることが
できる。更に、ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性
樹脂フィルムの少なくとも一方が、シリコン油を0.0
1〜3重量%含有することにより、成形時の容器の離形
性が向上し、かつ容器のブロッキングを防止することが
できる。
【0057】また、ポリスチレン系樹脂発泡体と熱可塑
性樹脂フィルムの剥離強度が、100g/25mm以上
であることにより、容器成形時及び成形後に、フィルム
の剥がれが生じない容器を得ることができる。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ゴム系物質が0.05〜0.9重量%含
    まれてなるポリスチレン系樹脂発泡体と、該ポリスチレ
    ン系樹脂発泡体の少なくとも一方面に厚さ5〜600μ
    mで積層された単層又は多層熱可塑性樹脂フィルムとか
    らなることを特徴とする積層シート。
  2. 【請求項2】 ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性
    樹脂フィルムの少なくとも一方面に、印刷が施されてな
    る請求項1記載の積層シート。
  3. 【請求項3】 熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも一層
    が、ガスバリア性樹脂からなる請求項1又は2記載の積
    層シート。
  4. 【請求項4】 ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性
    樹脂フィルムの少なくとも一方が、シリコン油を0.0
    1〜3重量%含有する請求項1〜3いずれか1つに記載
    の積層シート。
  5. 【請求項5】 ゴム系物質が0.05〜0.9重量%、
    残留発泡剤が0.26モル/Kg以下含まれてなるポリ
    スチレン系樹脂発泡体と、該ポリスチレン系樹脂発泡体
    の少なくとも一方面に厚さ5〜600μmで積層された
    単層又は多層熱可塑性樹脂フィルムとからなることを特
    徴とする容器。
  6. 【請求項6】 ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性
    樹脂フィルムの少なくとも一方面に、印刷が施されてな
    る請求項5記載の容器。
  7. 【請求項7】 熱可塑性樹脂フィルムの少なくとも一層
    が、ガスバリア性樹脂からなる請求項5又は6記載の容
    器。
  8. 【請求項8】 ポリスチレン系樹脂発泡体及び熱可塑性
    樹脂フィルムの少なくとも一方が、シリコン油を0.0
    1〜3重量%含有する請求項5〜7いずれか1つに記載
    の容器。
  9. 【請求項9】 ポリスチレン系樹脂発泡体と熱可塑性樹
    脂フィルムの剥離強度が、100g/25mm以上であ
    る請求項5〜8いずれか1つに記載の容器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007210110A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Jsp Corp ポリスチレン系樹脂積層シート
JP2009214476A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Sekisui Plastics Co Ltd ポリスチレン系樹脂積層発泡シート、容器及びポリスチレン系樹脂積層発泡シートの製造方法
CN103879033A (zh) * 2014-04-16 2014-06-25 昆山市耐光包装材料有限公司 高强度塑料包装盒

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JP2007210110A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Jsp Corp ポリスチレン系樹脂積層シート
JP2009214476A (ja) * 2008-03-12 2009-09-24 Sekisui Plastics Co Ltd ポリスチレン系樹脂積層発泡シート、容器及びポリスチレン系樹脂積層発泡シートの製造方法
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