JP2007207320A - ディスクドライブ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ディスクのレーベル面の高さ位置が変化しても、これに対処して所望の印刷を正確に行える印刷装置を備えるディスクドライブ装置を提供する。
【解決手段】所定方向へ回転するディスクの情報記録面に対して情報の記録及び/又は前記情報記憶面に記録された情報を再生する光ピックアップ装置と、前記ディスクのレーベル面に対してインクを噴射して印刷を行うインクジェット式印刷装置を備えた、ディスクドライブ装置であって、前記印刷装置のプリンタヘッドの位置を、前記レーベル面から一定の距離に維持する距離維持機構を備える。距離維持機構がプリンタヘッドの位置をレーベル面から一定の距離に維持するので、ディスクを回転させたときにうねる状態となってもプリンタヘッドをレーベル面に対して一定に維持して印刷を行える。
【選択図】 図1
【解決手段】所定方向へ回転するディスクの情報記録面に対して情報の記録及び/又は前記情報記憶面に記録された情報を再生する光ピックアップ装置と、前記ディスクのレーベル面に対してインクを噴射して印刷を行うインクジェット式印刷装置を備えた、ディスクドライブ装置であって、前記印刷装置のプリンタヘッドの位置を、前記レーベル面から一定の距離に維持する距離維持機構を備える。距離維持機構がプリンタヘッドの位置をレーベル面から一定の距離に維持するので、ディスクを回転させたときにうねる状態となってもプリンタヘッドをレーベル面に対して一定に維持して印刷を行える。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ディスクに印刷する機能を備えたディスクドライブ装置に関する。より詳細には、CD、DVD等のディスクのレーベル面に所望の文字や絵などの印刷を行う印刷機能が付加されているディスクドライブ装置に関する。
近年、CD、DVDなどにディスク状の記録媒体(以下、単にディスクと称する)が広く利用されるようになっており、これらのディスクを駆動するディスクドライブ装置についても種々の形態のものが提供されるようになっている。ディスクドライブ装置は、予め記録されている情報を再生するだけの再生専用型の装置から、ユーザが保存しておきたい情報をディスクに任意に記録(書込み)できる記録再生型の装置へと需要が移行している状況にある。
ところで、一般に記録可能なブランク状態にあるディスクは同様な外観であり、ユーザが記録した情報の内容を確認することはできない。そこで、ユーザはディスクのレーベル面(情報を記録する情報記録面と反対の面)に、自己が記録した情報内容をメモ書きする場合などが多かった。しかし、記録ディスクを作成するたびに手書きするのは面倒であり、またディスク表面の文字が手書きであると外観上で見劣りする等の問題もある。
そこで、最近、ディスクのレーベル面に印刷する機能を備えたディスクドライブ装置が提供されるようになっている。このようなディスクドライブ装置であれば、ディスクに情報を記録できると共に、レーベル面にはその記録内容を確認できる文字等を印刷できるので大変に便利である。特許文献1は、このような印刷機能を備えた光ディスクの情報記録装置について開示する。この装置はディスクを回転させながら、ディスクのレーベル面に対向して配置したインクジェット型のプリンタヘッドからインク粒子を噴射してレーベル印刷を行う。
上記装置によって行われる印刷は、ディスクを回転させながら行うものである。より具体的には、ディスクを回転させながらプリンタヘッドのノズルから液滴化したインクをディスク上の目標位置を狙って噴射し、一定数回転させたときに最終的に所望の文字や絵を形成させる。よって、ディスクをターンテーブルに精度よく位置決めして回転させることが求められる。そして、印刷品質を決めるためには、ディスクのレーベル面とプリンタヘッドとの距離を一定に維持することが極めて重要となる。
近年において製造されるディスクは高い寸法精度で製造されているが、ディスクは一般に樹脂等によって形成されているので一定のバラツキ(加工誤差)を含むことが避けられない。また、このようなディスクは温度による影響も受けて変形し易い。更に、ディスクが載置されるターンテーブルやこのターンテーブルを回転させるスピンドルモータ等についても加工誤差を完全に無くすことには無理がある。
上記のように、ディスク或いはディスクドライブ装置のターンテーブル等に一定の加工誤差があるので、ディスクをディスクドライブ装置のターンテーブル上にセットして回転させると「うねる状態」(ディスク面が波打つように上下する状態)となる。よって、ディスクのレーベル面とプリンタヘッドとの距離が変化してしまう。
例えば、レーベル面に対してプリンタヘッドの距離が近過ぎると、プリンタヘッドとレーベル面(印刷面)が接触して汚れが発生し易くなるという問題が生じる。これとは逆に、その距離が離れ過ぎると噴射されたインクがレーベル面に定着する位置精度が悪くなり印字精度が劣化するという問題が生じてしまう。その結果、レーベル面に形成された印刷がボケたり、印刷にムラが発生したりするので、レーベル面に形成した印刷品位が劣るものとなる。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたもので、ディスクのレーベル面の高さ位置が変化しても、これに対処して所望の印刷を正確に行える印刷装置を備えるディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
上記目的は、所定方向へ回転するディスクの情報記録面に対して情報の記録及び/又は前記情報記憶面に記録された情報を再生する光ピックアップ装置と、前記ディスクのレーベル面に対してインクを噴射して印刷を行うインクジェット式印刷装置を備えた、ディスクドライブ装置であって、前記印刷装置のプリンタヘッドの位置を、前記レーベル面から一定の距離に維持する距離維持機構を備えたことを特徴とするディスクドライブ装置によって達成される。
本発明によると、距離維持機構がプリンタヘッドの位置をレーベル面から一定の距離に維持するので、ディスクを回転させたときにうねる状態となってもプリンタヘッドをレーベル面に対して一定距離に維持して印刷を行える。よって、このディスクドライブ装置は、レーベル面に高品位な印刷も行える装置として提供できる。
また、前記距離維持機構は、前記プリンタヘッドを前記レーベル面に対して垂直方向に移動させるアクチュエータと、該アクチュエータの駆動を制御する制御手段とを含み、前記制御手段は、前記光ピックアップ装置が前記情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生を行なう際に確認する前記情報記録面との距離変化情報を用いて、前記アクチュエータの制御を行うように構成してもよい。
このように、光ピックアップ装置の情報記録、情報再生を行う際に使用する距離変化情報を流用して、プリンタヘッドの位置制御を行うようにすれば効率の良い制御を実行できる。
そして、前記距離変化情報は、前記光ピックアップ装置から前記ディスクの情報記録面までの第1の距離の変化に関する前記距離情報を含み、前記制御手段は、前記距離情報に基づいて、前記プリンタヘッドと前記レーベル面との第2の距離の変化を求め、前記変化を打消すように前記アクチュエータを制御するようにしてもよい。
また、前記プリンタヘッドは、前記ディスクを間にして前記光ピックアップ装置と対向した位置に配置されていることが望ましい。このようにプリンタヘッドを光ピックアップ装置に対向させて配置しておくと、光ピックアップ装置側の情報をより効率良く活用できる。
本発明によると、ディスクのレーベル面の高さ位置が変化しても、これに対処して所望の印刷を正確に行える印刷装置を備えるディスクドライブ装置できる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るディスクドライブ装置について説明する。このディスクドライブ装置は、ディスクに情報を記録すると共にディスクに記録されている情報を再生するという本来の機能と、ディスクのレーベル面にタイトル、作成日、作成者、これらに関連した画像などをレーベル印刷する機能とを兼ね備えた複合型の装置である。
図1は実施例のディスクドライブ装置1を示した図であり、(A)はケース2に収納し製品化した状態でのディスクドライブ装置1の外観を示した斜視図、(B)はケースを外してディスクドライブ装置1の外観を示した斜視図である。また、図2(A)はケースを外したディスクドライブ装置1の平面図、(B)は同装置1の側面図である。
ディスクドライブ装置1は、図1(A)で示すように直方体のケース2に収納された状態で製品とされる。そして、例えばパーソナルコンピュータ(PC)に設けられた拡張ベイなどにセットして使用される。このディスクドライブ装置1は、図1(B)で示すように、ディスクドライブユニットDR−Uと印刷ユニットPR−Uとを組合せた構造となっている。ディスクドライブユニットDR−Uは、一般的なディスクドライブ装置と同様の構成を有している。すなわち、ディスクドライブユニットDR−Uは内部にディスクDを収納し、その情報記録面に対して情報の記録及び/又は前記情報記憶面に記録された情報を再生する。
印刷ユニットPR−Uはインクジェット式印刷装置に相当しており、ディスクの情報記録面と反対側のレーベル面に対してプリンタヘッドからインクを噴射して文字や画像を印刷する。前述したように、ディスクドライブユニットDR−Uは従来のディスクドライブ装置と同様の構成であるが、印刷ユニットPR−Uは新規な構成を備えている。
図2を参照して説明する。この印刷ユニットPR−Uのプリンタヘッド3は、ディスクドライブユニットDR−U内に収納されているディスクDのレーベル面(本実施例ではディスクDの上面)に対向するように配置されている。このプリンタヘッド3には図示しない供給路を介してインクタンク4に収納されているインクが供給されている。
プリンタヘッド3は、上下動可能に設計されているキャリッジボディ5の下端部に固定配置されている。キャリッジボディ5を駆動させる構造について説明する。駆動源となるアクチュエータ6が、ディスクドライブユニットDR−Uの上面後部に固定されている。アクチュエータ6はモータ6Mと減速機6Rとにより構成されている。このアクチュエータ6により、垂直に立設されている出力軸7が回動される。この出力軸7に係合させた接続ナット8がキャリッジボディ5の背部側面に固定されている。さらに、キャリッジボディ5の両側面のそれぞれにはガイドホルダ9R、9Lが固定されている。このガイドホルダ9R、9Lは、ディスクドライブユニットDR−Uの上面に、垂直に立設した一対のガイドシャフト10R、10Lに摺動自在に係合している。よって、アクチュエータ6を駆動することによりキャリッジボディ5を上下に移動させることができるので、その下端に位置しているプリンタヘッド3の高さ位置(垂直方向での位置)の調整を行うことができる。
図3を参照してディスクドライブ装置1の構成を更に説明する。図3は、ディスクドライブ装置1の主要な構成を理解し易い様に模式化して示した図である。図3では先の図1、図2で説明を省略していたディスクドライブユニットDR−Uに係る構造の一部を簡略化して図示してある。
ディスクドライブユニットDR−Uは、ディスクDを載置(セット)するターンテーブル22、このターンテーブル22を回転させるスピンドルモータ21及びディスクDをターンテーブル22上に押えるクランパ23を備えている。ターンテーブル22上にディスクDがセットされた後に、図示しない公知の機構によりクランパ23が下方へ移動してディスクDに接近するように構成されている。クランパ23とターンテーブル22とは、例えばスチールと磁石のように磁気的に結合する材料で形成されている。クランパ23がターンテーブル22に接近したときに磁気的に吸着するので、これらの間にディスクDが所定圧をもって挟持される。よって、ターンテーブル22がスピンドルモータ21により回転されたときに、ディスクDがターンテーブル22ら離脱することなく回転する。なお、クランパ23は不図示の構造によって回動可能に支持されており、ターンテーブル22の回転に従動する。
更に、ディスクドライブユニットDR−Uは、ディスクDの下側に位置する光ピックアップ装置24を備えている。この光ピックアップ装置24には従来周知の装置を採用できる。光ピックアップ装置24は、ディスクDの情報記録面(図3で下面)SRに記録する情報に対応したレーザ光やディスクDに記録されている情報を再生するためのレーザ光を出射する。これによりディスクDに情報を記録し、記録されている情報を再生する。光ピックアップ装置24は、ディスクDの情報記録面SRに対向する対物レンズ25を備えており、この対物レンズ25を介してレーザ光が出射され、またディスクDからの反射光を受光する。
なお、光ピックアップ装置24はディスク半径方向RDでの所望位置に移動させることができるように構成されている。すなわち、ディスクドライブユニットDR−Uは、例えば光ピックアップ装置24をディスク半径方向RDに案内するガイドシャフトや送りモータ等の従来公知の駆動構造を含んでいるが図3では図示を省略している。
ディスクDの上面側が文字や画像等を印刷するレーベル面SPとなる。前述した構成を有する印刷ユニットPR−Uのプリンタヘッド3がレーベル面SPに対向するように配置されている。図3では印刷ユニットPR−Uの詳細な構成を簡素化し、前述したプリンタヘッド3とアクチュエータ6を簡略化して図示している。アクチュエータ6はプリンタヘッド3をディスクDのレーベル面SPと垂直な方向VDに移動させる。
なお、印刷ユニットPR−Uはプリンタヘッド3に多数の噴射ノズルを設けて定位置でレーベル面SPへの印刷を行うように構成してもよいし、光ピックアップ装置24の場合と同様にディスク半径方向RDに移動させる移動構造を設けてもよい。移動構造を採用した場合、プリンタヘッド3はディスクDのレーベル面SPと平行かつディスクの半径方向RDへ移動され、ディスクDの半径方向での位置及びディスクDの周速に応じてプリンタヘッド3から粒子状のインクを噴射する。そして、例えばディスクDの外側から中心側へ移動が完了したときにレーベル面SPに所望の文字や画像が形成されるようにプリンタヘッド3からインクを噴射する。
ディスクドライブ装置1は上記アクチュエータ6の駆動を制御して、プリンタヘッド3をディスクDのレーベル面SPから一定の距離に維持できるように構成してある。この点を図4を参照して説明する。
図4は、ディスクドライブ装置1が備える電気的な構成を示したブロック図である。前述したようにディスクドライブ装置1は、ディスクDを所定方向へ回転させるスピンドルモータ21、ディスクDに対し情報の記録、再生を行う光ピックアップ装置24、ディスクDのレーベル面にインクを噴射するプリンタヘッド3及びこのプリンタヘッドを垂直方向VDへ移動させるモータ6Mを備えている。これらは制御手段となるCPU(Central Processing Unit)40により全体的に制御されている。CPU40はマイクロコンピュータを中心に構成されており、バス41を介してRAM(Random Access Memory)42及びROM(Read Only Memory)43に接続されている。ROM43にはCPU40が実行する種々のプログラムが格納されている。RAM42は、CPU40がプログラムを実行するときに作業領域を提供する。CPU40はプログラムを適宜に呼び出して必要な制御を実行する。
CPU40は、光ピックアップ装置24を制御してディスクDに対して情報記録及び情報再生のための一連の制御を行う。CPU40は、ディスクDの情報記録面SRに対して情報を精度良く記録するため及び記録されている情報を精度よく再生するため、光ピックアップ装置24の対物レンズ25と情報記録面SRとの距離(第1の距離Z1)を確認している。すなわち、CPU40は第1の距離Z1に関する距離情報を確認して、光ピックアップ装置24の対物レンズ25から出射するレーザを調整する。前述したようにディスクDを回転させたときにうねる状態となる場合があるので、光ピックアップ装置24との間の第1の距離Z1が変化する。この第1の距離Z1の変化に対応させてレーザを調整することで、精度の良い情報記録及び情報再生を行うようにしている。このように光ピックアップ装置24(本実施例の場合は対物レンズ25)からディスクDの情報記録面SRまでの第1の距離Z1を検出する技術は公知であり従来の光ピックアップ装置で採用されている。よって、ここではこれ以上の説明は省略する。
本実施例では、CPU40が光ピックアップ装置24の制御に使用していたディスクDとの距離情報、すなわち上記第1の距離Z1の変化に関する情報を用いてプリンタヘッド3の高さ位置の制御を行う。この点を再度、図3を参照して説明する。
本ディスクドライブ装置1では、ディスクドライブユニットDR−Uの対物レンズ25と印刷ユニットPR−Uのプリンタヘッド3とがディスクDを挟んで対向配置(垂直方向VDで上下位置)されている。そして、初期設定で、対物レンズ25から情報記録面SRまでの第1の距離Z1、及びプリンタヘッド3からレーベル面SPまでの第2の距離Z2は一定とされている。すなわち、Z1+Z2=C(一定)である。また、対物レンズ25とプリンタヘッド3との間にはディスクDが存在するがディスクの厚みdは一定値とすることができる。
よって、ディスクDが回転したときにうねり垂直方向VDで上下動して第1の距離Z1の変化量が例えば(+δ)であったときには、第2の距離Z2の変化量は対称的な(−δ)となる。このように第1の距離Z1の変化量を確認すれば、第2の距離Z2の変化量を求めることができる。CPU40は、この第2の距離Z2の変化量を打消すようにアクチュエータ6のモータ6Mを制御する。すなわち、CPU40は光ピックアップ装置24を制御するときに確認した第1の距離Z1の変化に基づいて、モータM6を制御してレーベル面SPとプリンタヘッド3との第2の距離Z2を一定に維持する。
以上の構成を備えたディスクドライブ装置1、CPU40が第2の距離Z2の変動を解消するようにアクチュエータ6を駆動する。よって、ディスクドライブユニットDR−UにセットしたディスクDを回転させたときに、前述したようにうねる状態となりレーベル面SPとプリンタヘッド3との第2の距離Z2が変動した場合でもこれに対処して一定に維持できる。よって、ディスクDのレーベル面SPに所望の文字や画像を鮮明に印刷できる。
図5は、CPU40が光ピックアップ装置24でディスクDに対して情報記録或いは再生を行う際に合せて、ディスクの上下動に対処してプリンタヘッド3とディスクとの第2の距離Z2を一定に維持するルーチン例を示したフローチャートである。
図5に示すルーチンは、例えばディスクドライブ装置1の印刷モードが選択されたときに待機状態となる。CPU40はディスクDがターンテーブル22に載置されたことを確認すると(S101)、ターンテーブル22を所定の速度で回転させる(S102)。
ここでCPU40は、光ピックアップ装置24から情報記録面SRまでの第1の距離Z1に関する距離情報を確認して変動があるか、否かを確認する(S103)。CPU40は、第1の距離Z1に変動が無いときにはディスクDが上下にぶれることなく安定に回転していると推定してプリンタヘッド3の位置を初期位置に維持してレーベル面の印刷を行う(S104)。
一方、ステップ103でディスクDが第1の距離Z1が変動していると判断された場合には、更にその変化量(例えば+δ)を確認する(S105)。この変化量(+δ)は、例えば第1の距離Z1の初期値Z1−aと検出値Z1−bとの差として算出する。CPU40は求めた変化量(+δ)の符号を反転させてプリンタヘッド3の移動量(−δ)を設定し、これに基づいてプリンタヘッド3を移動しながら印字動作を行う(S106)。このようにディスクドライブ装置1は、ディスクDのレーベル面SPからの距離が一定となるようにプリンタヘッド3の位置を制御して印刷を行えるので、回転したときうねる状態となるディスクDであってもレーベル面にボケやムラのない鮮明な印字、画像を形成できる。
上記実施例では、プリンタヘッド3と光ピックアップ装置24の対物レンズ25を対向位置に配置している。このように配置すると、光ピックアップ装置24側で検出したディスクDの上下変動を示す位置情報(第1の距離Z1の変化量)をそのまま利用できるので効率的である。しかしながら、本発明はこのような形態に限定されるものではない。ディスクDがうねる状態は一定の周期で繰り返される。そこで、ディスクDの周速度、プリンタヘッド3及び対物レンズ25が配置されている中心からの距離(半径)、及びプリンタヘッド3と対物レンズ25との周方向での離間距離などが予め確認されている場合には、プリンタヘッド3と対物レンズ25とをディスクDの周方向へずらした配置としてもよい。例えば対物レンズ25を上流側に配置した場合、変位量を検出した部分がその直後の所定時にプリンタヘッド3の下を通ることになる。よって、前述したのと同様に光ピックアップ装置24からの距離情報に基づいて、プリンタヘッド3の位置制御を行える。
また、ディスクドライブ装置1は光ピックアップ装置24によりディスクDの情報記録面SRに対して情報の記録及び/又は情報記憶面SRに記録された情報を再生するときに、レーベル面SPに所望の文字等を印刷できる。よって、ユーザがレーベル面の印刷だけのためにディスクDを挿入する必要がないので時間を効率良く利用できる装置として提供できる。なお、上実施例では光ピックアップ装置24がディスクDに記録及び再生できる機能を備えている場合を説明したが、これに限らず記録又は再生のいずれかを実行するものでもよい。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1 ディスクドライブ装置
3 プリンタヘッド
6 アクチュエータ
6M モータ
21 スピンドルモータ
22 ターンテーブル
24 光ピックアップ装置
25 対物レンズ
40 CPU(制御手段)
PR−U 印刷ユニット(印刷装置)
DR−U ディスクドライブユニット
D ディスク
SP ディスクのレーベル面
SR ディスクの情報記録面
3 プリンタヘッド
6 アクチュエータ
6M モータ
21 スピンドルモータ
22 ターンテーブル
24 光ピックアップ装置
25 対物レンズ
40 CPU(制御手段)
PR−U 印刷ユニット(印刷装置)
DR−U ディスクドライブユニット
D ディスク
SP ディスクのレーベル面
SR ディスクの情報記録面
Claims (4)
- 所定方向へ回転するディスクの情報記録面に対して情報の記録及び/又は前記情報記憶面に記録された情報を再生する光ピックアップ装置と、前記ディスクのレーベル面に対してインクを噴射して印刷を行うインクジェット式印刷装置を備えた、ディスクドライブ装置であって、
前記印刷装置のプリンタヘッドの位置を、前記レーベル面から一定の距離に維持する距離維持機構を備えた、ことを特徴とするディスクドライブ装置。 - 前記距離維持機構は、前記プリンタヘッドを前記レーベル面に対して垂直方向に移動させるアクチュエータと、該アクチュエータの駆動を制御する制御手段とを含み、
前記制御手段は、前記光ピックアップ装置が前記情報記録面に対して情報の記録及び/又は再生を行なう際に確認する前記情報記録面との距離変化情報を用いて、前記アクチュエータの制御を行う、ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。 - 前記距離変化情報は、前記光ピックアップ装置から前記ディスクの前記情報記録面までの第1の距離の変化に関する距離情報を含み、
前記制御手段は、前記距離情報に基づいて、前記プリンタヘッドと前記レーベル面との第2の距離の変化を求め、前記変化を打消すように前記アクチュエータを制御する、ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。 - 前記プリンタヘッドは、前記ディスクを間にして前記光ピックアップ装置と対向した位置に配置されている、ことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載ディスクドライブ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006023508A JP2007207320A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | ディスクドライブ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006023508A JP2007207320A (ja) | 2006-01-31 | 2006-01-31 | ディスクドライブ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2007207320A true JP2007207320A (ja) | 2007-08-16 |
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ID=38486655
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JP (1) | JP2007207320A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
TWI786665B (zh) * | 2021-06-07 | 2022-12-11 | 日商荏原製作所股份有限公司 | 鍍覆裝置 |
-
2006
- 2006-01-31 JP JP2006023508A patent/JP2007207320A/ja active Pending
Cited By (1)
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TWI786665B (zh) * | 2021-06-07 | 2022-12-11 | 日商荏原製作所股份有限公司 | 鍍覆裝置 |
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