JP2007172741A - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスクの情報記録面への記録動作とレーベル面への印刷動作を同時に行えるディスクドライブ装置を提供する。
【解決手段】ディスクDを所定方向へ回転させる回転手段12と、ディスクの情報記録面に対して情報の記録が可能な光ピックアップ装置13と、光ピックアップ装置をディスク半径方向へ移動する光ピックアップ移動手段20と、ディスクのレーベル面に対してインクを噴射して印刷を行うインクジェット式印刷装置30と、光インクジェット式印刷装置をディスク半径方向へ移動する印刷装置移動手段35と、前記回転手段、光ピックアップ装置、光ピックアップ移動手段、印刷装置及び印刷装置移動手段を制御する制御手段40とを備えたディスクドライブ装置1であって、前記制御手段40が、前記ディスクの情報記録面に情報を記録しながら、1ラインへの印刷が終了する毎に前記印刷装置を移動させて前記レーベル面への印刷を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CD、DVD等のディスクのレーベル面に所望の文字や絵などの印刷を行う印刷機能を備えるディスクドライブ装置に関する。
近年、CD、DVDなどのようなディスク状の記録媒体(以下、単にディスクと称する)が広く利用されるようになっており、これらのディスクを駆動するディスクドライブ装置についても種々の形態のものが提供されるようになっている。ディスクドライブ装置は、予め記録されている情報を再生するだけの再生専用型の装置から、ユーザが保存しておきたい情報をディスクに任意に記録(書込み)できる記録再生型の装置へと需要が移行している状況にある。
ところで、一般に記録可能なブランク状態にあるディスクは同様な外観であり、ユーザが記録した情報の内容を確認することはできない。そこで、ユーザはディスクのレーベル面(情報を記録する情報記録面と反対の面)に、自己が記録した情報内容をメモ書きする場合などが多かった。しかし、記録ディスクを作成するたびに手書きするのは面倒であり、またディスク表面の文字が手書きであると外観上で見劣りする等の問題もある。
そこで、最近、ディスクのレーベル面に印刷する機能を備えたディスクドライブ装置が提供されるようになっている。このようなディスクドライブ装置であれば、ディスクに情報を記録できると共に、レーベル面にはその記録内容を確認できる文字等を印刷できるので大変に便利である。特許文献1は、このような印刷機能を備えた光ディスクの情報記録装置について開示する。この装置はディスクを回転させながら、ディスクのレーベル面に対向して配置したインクジェット型のプリンタヘッドからインク粒子を噴射してレーベル印刷を行う。
特開平5−238005号公報
特許文献1で開示する装置は、ディスクの情報記録面に対する書込みを完了した後に、レーベル面への印刷を行うように形成されている。しかしながら、このように情報記録の動作と印刷動作とを別々に行うと新たな記録ディスクを作成する度に長い時間を要してしまうという問題がある。
本発明は、上述した従来の課題を解決するためになされたもので、ディスクの情報記録面への記録動作と同時にレーベル面への印刷も行なえるディスクドライブ装置を提供することを目的とする。
上記目的は、ディスクを所定方向へ回転させる回転手段と、前記ディスクの情報記録面に対して情報の記録が可能な光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置をディスク半径方向へ移動する光ピックアップ移動手段と、前記ディスクのレーベル面に対してインクを噴射して印刷を行うインクジェット式印刷装置と、前記光インクジェット式印刷装置をディスク半径方向へ移動する印刷装置移動手段と、前記回転手段、光ピックアップ装置、光ピックアップ移動手段、印刷装置及び印刷装置移動手段を制御する制御手段とを備えたディスクドライブ装置であって、前記制御手段が、前記ディスクの情報記録面に情報を記録しながら、1ラインへの印刷が終了する毎に前記印刷装置を移動させて前記レーベル面への印刷を行うことを特徴とするディスクドライブ装置により達成される。
本発明によると、ディスクの情報記録面に情報を記録しながら、1ラインへの印刷が終了する毎に前記印刷装置を移動させてレーベル面への印刷を行う制御手段を備えるので、情報記録とレーベル印刷とを同時に行って記録ディスクを短時間に作成できるディスクドライブ装置を提供できる。
例えば、前記制御手段は、前記ディスクを1回転させたときに前記レーベル面に付着するインクが前記ディスクの周方向で間隔をもって配置するように、前記印刷装置のプリンタヘッドを制御すると共に、回転毎に前記プリンタヘッドからインクを噴射させるタイミングを変更し、前記ディスクを所定数回転させたときに少なくとも前記1ラインへの印刷を完了させるように制御を行ってもよい。このようにすれば、実質的に印刷スピードを上げることができるので、1ラインへの印刷が終了する毎に印刷装置を移動させもレーベル面へ確実に印刷できる。
また、前記制御手段は、前記プリンタヘッドから噴射するインクの粒子径と前記ディスクに形成されたトラックのピッチとに基づいて、前記プリンタヘッドを一定位置に留める所定回転数を算出し、当該所定回転させる間にプリンタヘッドの1つのインクノズルから噴射したインクで前記1ラインへの印刷を完了して前記プリンタヘッドを次のラインに順次に移動させるようにしてもよい。
また、前記プリンタヘッドが複数のインクノズルを備え、前記制御手段が前記複数のインクノズルを駆動させて同時に複数ラインへの印刷を実行するように構成すれば、ディスクの作成時間を短縮できる。また、各インクノズルから異なる色のインクを噴射するよう構成すればカラー印刷を行うこともできる。
本発明によると、ディスクの情報記録面への記録動作と同時に、レーベル面への印刷も行なえるディスクドライブ装置を提供できる。このようなディスクドライブ装置であれば、ユーザの手間を省きつつ、記録ディスクを短時間にて作成できる。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態に係るディスクドライブ装置について説明する。このディスクドライブ装置は、本来のディスクに情報を記録するという機能及びディスクに記録されている情報を再生するという機能と、ディスクのレーベル面にタイトル、作成日、作成者、これらに関連した文字、画像などをレーベル印刷する機能とを兼ね備えた複合型の装置である。図1は実施例のディスクドライブ装置1について示した図である。図1(A)はディスクドライブ装置1の平面図、(B)は同装置の側面図を示している。ただし、各図を見易いものとするため、それぞれの図において一部構成の図示を省略している部分がある。この点については説明中で明らかにする。
ディスクドライブ装置1は支持フレームとなるメカシャーシ10を備えている。このメカシャーシ10に回転手段としてのスピンドルモータ11、光ピックアップ装置13、この光ピックアップ装置13をディスク半径方向へ案内する一対のガイドシャフト15、16等が搭載されている。
スピンドルモータ11の回転軸にはターンテーブル12がセットされ、このターンテーブル12にディスクDが載置される。ターンテーブル12の上方にはクランパ18が配備されている。ターンテーブル12上にディスクDがセットされた後に、図示しない公知の機構によりクランパ18が下方へ移動してディスクDに接近するように構成されている。クランパ18とターンテーブル12とは、例えばスチールと磁石のように磁気的に結合する材料で形成されている。クランパ18がターンテーブル12に接近したときに磁気的に吸着するので、これらの間にディスクDが所定圧をもって挟持される。よって、ターンテーブル12がスピンドルモータ11により回転されたときに、ディスクDがターンテーブル12から離脱することなく回転する。なお、クランパ18は不図示の構造によって回動可能に支持されており、ターンテーブル12の回転に従動する。
光ピックアップ装置13には従来の構成を備えた装置を採用できる。光ピックアップ装置13は、例えばディスクDに記録する情報に対応したレーザ光やディスクDに記録されている情報を再生するためのレーザ光を出射する。これによりディスクDに情報を記録し、記録されている情報を再生する。光ピックアップ装置13は、ディスクDの情報記録面に対向する対物レンズ14を備えており、この対物レンズ14を介してレーザ光が出射され、またディスクDからの反射光を受光する。この光ピックアップ装置13は、ガイドシャフト15、16に案内されてディスク半径方向へ移動するように設計されている。光ピックアップ装置13は駆動受け部17を介して、送りモータ20により回動される送りネジ21と接続されている。すなわち、送りモータ20及び送りネジ21により光ピックアップ移動手段が形成されている。よって、送りモータ20の回転に応じてディスク半径方向での所望位置に光ピックアップ装置13を移動させることができる。
図1(A)は、ディスクドライブ装置の本来の機能、すなわちディスクDとの間で情報を記録、再生するための構成に係る部分を主に示している。上述した光ピックアップ装置13はディスクDの下側に位置するように配備されている。すなわち、ディスクDの下面側(裏面側)が情報記録面であり、上面側(表面側)が文字や画像等を印刷するレーベル面となる。この図1(A)ではディスクDを点線で表わすことにより下側に存在する装置構成を確認し易いように示している。
ディスクドライブ装置1の側部構成を示す図1(B)は、(A)で図示を省略していたインクジェット式の印刷装置30が示されている。この印刷装置30は、ディスクDの上側に配備されている。印刷装置30はディスクDのレーベル面に向かってインクNKを噴射するインクノズル32を有するプリンタヘッド31を有している。このプリンタヘッド31は送りモータ35によって駆動される送りネジ36に接続されている。すなわち、送りモータ35及び送りネジ36により印刷装置移動手段が形成されている。よって、送りモータ35の回転に応じて、インクノズル32の位置をディスクDの半径方向へ移動できる。具体的にはディスクDがスピンドルモータ11により回転されたときに、印刷装置30のプリンタヘッド31はディスクDのレーベル面と平行かつディスクの半径方向へ移動され、ディスクDの半径方向での位置及びディスクDの周速に応じてインクノズル32から粒子状のインクNKを噴射する。この印刷装置30は、例えばディスクDの外側から中心側へ移動が完了したときにレーベル面に所望の文字や画像が形成されるようにインクノズル32からインクNKを噴射する。
以上では、本ディスクドライブ装置1が備える基本的な構成について説明した。さらに、本ディスクドライブ装置1は光ピックアップ装置1によりディスクDの情報記録面に情報を記録するときに、印刷装置30によりレーベル面に印刷を同時に行う構成を備えている。以下、この点について説明する。
一般にディスクの情報記録面へ情報を記録するときのディスク回転数は、レーベル面へ印刷するときのディスク回転数よりも数倍速い。その一方で、インクノズル32からインク粒子を噴射させるスピードや噴射間隔には限界がある。よって、ディスクの回転速度を遅くする必要があるレーベル印刷は、ディスクへ情報記録を行った後に実行されていたという実情がある。そのために、新規な記録ディスクの作成には長時間を要することになっていた。従来にあってディスク周方向の1つのラインを印刷する場合には、インク粒子が互いに隣接するようにプリンタヘッドからインク粒子を噴射していた。ここでインク粒子の噴射間隔に限界があるので、上記のようにディスク回転速度を下げることが必要であった。
このような実情を踏まえて、本願発明者は次のような点に着目したものである。インクジェット式の印刷では、写真品質に必要な精度は例えば720dpi、文字の場合は例えば180dpiである。このときに、インクノズルから噴射されるインク径によって、レーベル面上に形成されるドット(付着したインク)の大きさは、35μm(720dpiに対応)〜140μm(180dpiに対応)程度である。ところで、一般的なディスクでは、渦巻き状にトラックが形成され隣接するトラックとのピッチは1.6μm程度である。ここで光ピックアップ装置は、渦巻き状のトラックに沿って情報書込みの動作を行う。
上記のような状況を精査してみると、トラックピッチを仮に1.6μmとすると、35μmのドットは約21本のトラックを跨ぐ状態となり、140μmのドットは約87本のトラックを跨ぐ状態となる。
従来にあっては、最初のインク粒子A1を噴射してレーベル面上にドットa1を形成し、次のインク粒子A2を直ぐに噴射してドットa2をドットa1の近くに形成しようとしていたのでディスク回転速度を遅くする必要があったと考えられる。しかし、上記分析から720dpiに対応する35μmのドットの場合はディスクが約21周回転する間にドットa1が存在するのと同じライン(円)上に全ドットを形成すればよいことになる。図2は、ディスクDの1つのラインL1(第1ラインL1)上にドットを形成する様子を模式的に示した図である。例えば、ディスクDの1周目では間隔を置いてドットa1、a2、a3・・・というように形成し、2周目でドットb1、b2、b3・・・というように形成して、ドットが跨ぐトラック数に相当する回転数(上記例では21〜87回)をディスクが回転する間に第1ラインL1上の全てのドットを形成すればよいことになる。第1ラインL1への印刷が完了したら、隣接する第2ラインL2上に同様にドットを形成すればよいことになる。
以上の説明から明らかなように、ディスクDを1回転させたときにレーベル面に付着させるインク(ドット)が周方向で間隔をもって配置するように印刷装置30の駆動を制御すると、ディスクDの1回転毎におけるインク噴射回数を低減できるので、ディスクDの回転速度を下げることなく印刷を行えることになる。すなわち、実質的に処理スピードを上げて印刷を行うことができることになる。本実施例のディスクドライブ装置1は、上記のような技術的アイデアに基づくものであり、ディスクドライブ装置1はディスクDの情報記録面へ情報の書込みを行いながら、1ライン毎に印刷を終了してプリンタヘッド31を順次に移動させてレーベル面への印刷を行う。1ラインへの印刷は、ディスクが所定数回転する間(例えば140μmのドットでは約87回転する間)に完了すればよいので、確実な印刷を行いながらディスクの回転スピードを下げることなくレーベル面への印刷を行える。したがって、本ディスクドライブ装置1によると、新規に作成する記録ディスクの作成時間を従来よりも大幅に短縮できる。
図3は、ディスクドライブ装置1が備える電気的な構成を示したブロック図である。前述したようにディスクドライブ装置1は、ディスクDを所定方向(図1では時計回り方向)へ回転させるスピンドルモータ11、ディスクDに対し情報の記録、再生を行う光ピックアップ装置13、この光ピックアップ装置13をディスク半径方向へ移動させる送りモータ20、ディスクDのレーベル面に向けてインクを噴射するインクノズル32を備えたプリンタヘッド31及びこのプリンタヘッドをディスク半径方向へ移動させる送りモータ35を備えている。これらは制御手段となるCPU(Central Processing Unit)40により全体的に制御されている。CPU40はマイクロコンピュータを中心に構成されており、バス41を介してRAM(Random Access Memory)42及びROM(Read Only Memory)43に接続されている。ROM43にはCPU40が実行する種々のプログラムが格納されている。RAM42は、CPU40がプログラムを実行するときに作業領域を提供する。CPU40はプログラムを適宜に呼び出して必要な制御を実行する。
CPU40は、スピンドルモータ11及び送りモータ20を駆動しながら、光ピックアップ装置13をディスク半径方向へ移動してディスクDに対して情報記録及び情報再生のための一連の制御を行う。また、CPU40は送りモータ35を駆動しながらプリンタヘッド31をディスク半径方向へ移動してディスクDのレーベル面に対して印刷のための一連の制御を行う。
そして、特にこのCPU40は、スピンドルモータ11の回転速度やディスク半径方向におけるプリンタヘッド31の位置に応じてレーベル面へインクを噴射させるタイミングを制御する。例えば、CPU40は先ずスピンドルモータ11の回転速度とプリンタヘッド31の半径方向位置を規定する送りモータ35の駆動状況からプリンタヘッド31のディスクDに対する位置を把握する。次に、プリンタヘッド31に供給されている印刷データに基づいて、プリンタヘッド31からインクを噴射させるインク噴射データを作成する。このインク噴射データは図2で説明したように、ディスクDの回転毎にはドットが間隔を持って配置されるようにインクを噴射するもので、所定回転したときに1つラインの印刷が完了するものである。CPU40は、半径方向位置でのライン毎にインク噴射データを作成しており、1つのラインへの印刷が完了するとプリンタヘッド31は隣接する次のラインに移動させる。なお、1ラインの幅は、プリンタヘッド31から噴射したインクによって形成されるドットの大きさにより異なる。例えば、大きさが35μmのドットであればトラック約21本分の距離となり、140μmのドットであればトラック約87本分の距離となる。CPU40は、この移動制御を1ラインへの印刷が終了する毎に繰り返す。プリンタヘッド31を外側から内側、或いは内側から外側へと移動させて終端位置まで来た時にレーベル面の所定位置に文字や画像の印刷を完了させる。
図4は、CPU40がディスクDへの情報を記録する際にレーベル面に印刷を行うときのルーチンの一例を示したフローチャートである。図4に示すルーチンは、例えばディスクドライブ装置1の電源が投入されたときに待機状態となる。CPU40はディスクDへの情報記録を開始したときに(S101)、送りモータ35を制御してプリンタヘッド31を印刷位置まで移動させる(S102)。さらに、CPU40はスピンドルモータ11への制御に基づいてディスクDの回転数を確認する(S103)。
ここでCPU40は、プリンタヘッド31に供給されている印刷データからインク噴射データを作成する(S104)。このインク噴射データは、先に図2を用いて説明したようにレーベル面のライン上に間隔をもってドットを配置するものである。CPU40はインク噴射データに基づいて設定されるタイミングでインクを噴射させ(S105)、ディスクDが所定回転数に達したか、否かを確認する(S106)。
ディスクDが所定回転数に達すると1つのラインの印刷が完了するので、プリンタヘッド31をディスク半径方向へ順次に移動し(S107)、プリンタヘッド31が終端位置に達するまで同様の制御を繰り返す。プリンタヘッド31が終端位置に至ると、レーベル面の所定位置に文字、画像等の印刷が形成されるので本ルーチンによる処理を終了する。
以上のようにして、ディスクドライブ装置1はディスクDへの情報の書込みと、レーベル面への印刷を同時に行える。よって、レーベル面に印刷を行った記録ディスクを作成できるのでユーザの手間を省くことができる。しかも、ディスクDへの情報記録を行うときの回転速度に対応するように、印刷を行うので所要時間を短縮することもできる。
図5は、ディスクドライブ装置の変形例について示した図である。なお、図1で示したディスクドライブ装置1と同様の構成部に同じ符号を付している。このディスクドライブ装置は、カラー印刷機能を備えた印刷装置30を具備している。プリンタヘッド31には、黒インク用のインクノズルの他、シアン、マゼンタ、イエロー用として3個が増加して計4個のインクノズル32が設けられている。このようなプリンタヘッドを用いればカラーのレーベル印刷を行える。なお、図5で示す例では各インクノズルの位置がディスク半径方向で異なるので、プリッタヘッド31の位置を移動して1つのラインへのカラー印刷を完了するように制御すればよい。
なお、上記実施例のディスクドライブ装置において、ディスクDへの記録時にはトラックの線速度が一定とする場合とディスクDの回転速度を一定とする場合が考えられるが、前述したCPU40による制御によりどちらの場合にも対応できる。
以上本発明の好ましい一実施形態について詳述したが、本発明は係る特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
実施例のディスクドライブ装置について示した図であり、(A)は同装置の平面図、(B)は同装置の側面図である。 ディスクの1つのライン上にドットを形成する様子を模式的に示した図である。 ディスクドライブ装置が備える電気的な構成を示したブロック図である。 CPUがディスクへの情報を記録する際にレーベル面に印刷を行うときのルーチンの一例を示したフローチャートである。 ディスクドライブ装置の変形例について示した図である。
符号の説明
1 ディスクドライブ装置
10 メカシャーシ
11 スピンドルモータ
12 ターンテーブル
13 光ピックアップ装置
18 クランプ
20 光ピックアップ装置の送りモータ
30 印刷装置
31 プリンタヘッド
32 インクノズル
35 プリンタヘッドの送りモータ
40 CPU(制御手段)
D ディスク

Claims (4)

  1. ディスクを所定方向へ回転させる回転手段と、前記ディスクの情報記録面に対して情報の記録が可能な光ピックアップ装置と、前記光ピックアップ装置をディスク半径方向へ移動する光ピックアップ移動手段と、前記ディスクのレーベル面に対してインクを噴射して印刷を行うインクジェット式印刷装置と、前記光インクジェット式印刷装置をディスク半径方向へ移動する印刷装置移動手段と、前記回転手段、光ピックアップ装置、光ピックアップ移動手段、印刷装置及び印刷装置移動手段を制御する制御手段とを備えたディスクドライブ装置であって、
    前記制御手段が、前記ディスクの情報記録面に情報を記録しながら、1ラインへの印刷が終了する毎に前記印刷装置を移動させて前記レーベル面への印刷を行う、ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. 前記制御手段は、前記ディスクを1回転させたときに前記レーベル面に付着するインクが前記ディスクの周方向で間隔をもって配置するように、前記印刷装置のプリンタヘッドを制御すると共に、
    回転毎に前記プリンタヘッドからインクを噴射させるタイミングを変更し、前記ディスクを所定数回転させたときに少なくとも前記1ラインへの印刷を完了させる、ことを特徴とする請求項1に記載のディスクドライブ装置。
  3. 前記制御手段は、前記プリンタヘッドから噴射するインクの粒子径と前記ディスクに形成されたトラックのピッチとに基づいて、前記プリンタヘッドを一定位置に留める所定回転数を算出し、当該所定回転させる間にプリンタヘッドの1つのインクノズルから噴射したインクで前記1ラインへの印刷を完了して前記プリンタヘッドを次のラインに順次に移動させる、ことを特徴とする請求項2に記載のディスクドライブ装置。
  4. 前記プリンタヘッドが複数のインクノズルを備え、前記制御手段が前記複数のインクノズルを駆動させて同時に複数ラインへの印刷を実行する、ことを特徴とする請求項3に記載のディスクドライブ装置。
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