JP2007205826A - ワイヤロープの探傷装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ワイヤロープの鋼線損傷位置および損傷程度を高精度に把握する。
【解決手段】複数の鋼線31a,31bを撚り合わせたストランド33を有するワイヤロープ1を、探傷する探傷装置27は、ワイヤロープを部分的に磁化する磁化手段2を有している。この磁化手段が磁化したワイヤロープを構成する鋼線の損傷を、多数の磁気検出手段3a〜3hが検出する。磁気検出手段は、ワイヤロープの軸方向に離隔して設けた第1,第2の磁気検出手段群を有し、第1,第2の磁気検出手段群はそれぞれ複数の磁気検出手段3a〜3d,3e〜3hを有する。第1,第2の磁気検出手段群の周方向位置を群単位で変える。
【選択図】図2

Description

本発明はワイヤロープの探傷装置に係り、特にエレベーターに使用されるのに好適なワイヤロープの探傷装置に関する。
従来のワイヤロープの損傷検出器の例が、特許文献1に記載されている。この公報に記載の損傷検出器では、携帯および操作性が容易になるように、ワイヤロープを磁化する励磁手段に永久磁石を用いている。永久磁石は短冊状をしており、所定距離だけ離して磁化器とする。この磁化器に漏洩磁束を検出するプローブコイルを内蔵したプローブを装着している。
従来の漏洩磁束の検出装置の例が、特許文献2に記載されている。この公報に記載の検出装置は、被検査材内部の微小欠陥を検出するために、非検査材の近くに磁石を置いて飽和磁束密度近くまで被検査材を磁化している。磁極の中間にはプローブコイルである3個の磁気センサを配置し、両端のプローブコイルを同相に、中央のプローブコイルを逆相にしている。
ワイヤロープ探傷装置の他の例が、特許文献3に記載されている。この公報に記載の探傷装置では、ストランドごとの損傷の有無を検出するために、ストランドに沿って複数の磁気センサを配置し、永久磁石からの漏洩磁束を検出している。処理装置が、磁気センサの出力からストランドごとの損傷信号を検出する。
特開平7−198684号公報 特開2002−257789号公報 特開2003−50230号公報
上記特許文献1に記載の検出装置では、ロープの内外双方で損傷しているときには、ロープの残存強度を精度良く推定することが困難であることが自認されている。したがって、この検出装置を用いた場合には、ロープ寿命をさらに高精度に推定するためには、他の手段が必要となる。
また、特許文献2に記載の探傷装置では確かに複数のセンサの出力を用いて探傷しているが、ワイヤロープのような複数の鋼線の集合体を探傷することへの考慮が十分でないので、各鋼線のいずれで損傷が発生しているかを高精度に推定するのが難しい。その結果、ワイヤロープの高精度な寿命予測が困難である。
特許文献3に記載の探傷装置では、ストランドごとの損傷を把握できる。しかし、そのストランドを構成する複数の鋼線の内部で傷が発生した場合の出力の低下については考慮されていないので、外部で発生した傷に比べて内部で発生した傷を過小評価するおそれがある。
本発明は上記従来技術の不具合に鑑みなされたものであり、その目的は、ワイヤロープの鋼線破断位置に関わらず、高精度にワイヤロープの損傷を検出することにある。本発明の他の目的は、ワイヤロープの損傷を高精度に検出することにより、ワイヤロープの寿命を高精度に推定することにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、複数の鋼線を撚り合わせたストランドを有するワイヤロープを探傷する探傷装置において、ワイヤロープを部分的に磁化する磁化手段と、この磁化手段が磁化したワイヤロープを構成する前記鋼線の損傷を検出する多数の磁気検出手段とを有し、この磁気検出手段は、ワイヤロープの軸方向に離隔して設けた第1,第2の磁気検出手段群を有し、第1,第2の磁気検出手段群はそれぞれ複数の前記磁気検出手段を有し、第1,第2の磁気検出手段群の周方向位置を群単位で変えたことにある。
そしてこの特徴において、多数の磁気検出手段の位置と向きの情報およびワイヤロープの移動速度を記憶する記憶手段と、磁気検出手段の出力と記憶手段に記憶した磁気検出手段の位置および向きの情報と、ワイヤロープの移動速度とに基づいてワイヤロープの損傷度を算出する演算手段を有するのがよく、第1,第2の磁気検出手段群を構成する磁気検出手段は、ワイヤロープの同一軸方向位置であってワイヤロープの周囲に配置される複数の磁気検出手段を含むのがよい。
上記特徴において、磁気検出手段は指向性の磁気検出手段であり、ワイヤロープの中心軸から外径側に磁気の検出感度が高まるように配向されていることが望ましく、演算手段は、第1,第2の磁気検出手段群を構成する磁気検出手段の中で、ピークを有する出力が得られた第1の磁気検出手段と、この第1の磁気検出手段に隣り合い第1の磁気検出手段も含めたときに1直線上に位置しない少なくとも2個の第2の磁気検出手段の出力値を用いてワイヤロープ内の損傷部の位置を演算するのがよい。
また上記特徴において、演算手段は、第1,第2の磁気検出手段群を構成する磁気検出手段の中で、ピークを有する出力が得られた第1の磁気検出手段と、第1の磁気検出手段も含めたときに1直線上に位置しない少なくとも3個の第2の磁気検出手段の出力値を用いて、ワイヤロープ内の損傷部の位置と損傷度合いを演算するのがよい。
さらに、第1,第2の磁気検出手段群を構成する磁気検出手段を保持し、複数に分割された形状の治具と、複数の治具を一体化する固定手段と、一体化した治具を取り付けるワイヤロープ探傷装置本体とを有し、固定手段は治具にワイヤロープから過負荷が加わったときに複数の治具の一体化を解除するのがよく、治具のワイヤロープ探傷装置本体との結合部に、磁気検出手段の信号を伝達する信号伝達手段を設けることが好ましい。また、ワイヤロープの使用履歴を記憶する記憶手段を有し、演算手段はこの記憶手段に記憶されたワイヤロープの使用履歴からワイヤロープの屈曲回数が多い部分を特定することが望ましい。
本発明によれば、2群の磁気センサをワイヤロープの軸方向に離して配置し、それら2群の磁気センサの周方向位置(位相)を変えているので、ワイヤロープを構成する各鋼線の損傷位置を高精度かつ高効率で特定できる。また、各鋼線の損傷程度を容易に把握できる。さらに、ワイヤロープのストランドの凹凸によるノイズやワイヤロープ揺動により生じるノイズをキャンセルできるので、損傷位置および損傷程度の把握が容易になる。
以下、本発明に係るワイヤロープの探傷装置の一実施例を、図面を用いて説明する。図1に、ワイヤロープの探傷装置27を、模式的に示す。ワイヤロープの探傷装置27は、ワイヤロープ1の周囲に配置する複数の磁気センサ3a〜3hと、ワイヤロープ1の側部であって磁気センサ3a〜3hがワイヤロープ1の軸方向中間に位置するように挟み込む磁化器2とを有している。磁化器2はC字状に形成されている。磁気センサ3a〜3hは、校正器4に接続されている。校正器4には演算器6が接続されている。校正器4および演算器6には、それぞれ記憶器5a,5bが接続されている。演算器6には、出力器7も接続されている。
ここで、磁化器2はワイヤロープ1を長手方向に磁化するように、軸方向に所定距離だけ離して2個設置されている。ワイヤロープ1が磁化器2により磁化された部分に、4個の第1の磁気センサ3a〜3d群を周方向90度ピッチで配置する。他の4個の第2の磁気センサ3e〜3h群を、磁気センサ3a〜3dとは軸方向に離して90°ピッチで配置する。この際、第1の磁気センサ3a〜3d群と第2の磁気センサ3e〜3h群の位相を45°変化させている。
このように構成した本実施例で示したワイヤロープの探傷装置27の動作を、以下に説明する。校正器4は、入力された磁気センサ3a〜3hの出力を、校正器に接続された記憶器5aに予め記憶された各磁気センサ3a〜3hの校正値に基づいて、補正する。補正された磁気センサ3a〜3hの出力は、演算器6に接続された記憶器5bに予め記憶された各磁気センサ3a〜3hの設置位置の情報や、ワイヤロープ1の移動速度,磁気検出のしきい値を用いて、演算器6で演算される。
演算器6は、ワイヤロープ1に傷が発生しているか否か等のワイヤロープ1の損傷度を算出する。算出されたワイヤロープ1の損傷度は、出力器7に出力され、表示される。ここで、損傷度には、傷の位置や傷の程度,破断した素線数,残存強度,損傷モードなどが含まれ、対象とするワイヤロープ1の検査項目に応じて出力される。
図2を用いて、図1に示したワイヤロープの探傷装置27による探傷原理を説明する。図2(a)は、第1の磁気センサ3a〜3d群が配置されたワイヤロープ1部分の横断面図であり、同図(b)は第2の磁気センサ3e〜3h群が配置されたワイヤロープ1部分の横断面図である。ワイヤロープ1は、心線を形成する心線部32と、この心線部32の周囲にほぼ等ピッチで6箇所配置されたストランド部33とから構成されている。ストランド部33では、中央部の鋼線31aの回りに、この鋼線31aとほぼ同じ径の6本の鋼線33bが配置されている。(a)図と(b)図の比較から明らかなように、第1の磁気センサ3a〜3d群と、第2の磁気センサ3e〜3h群とは、周方向に45°位置を変えて配置されている。
上側のストランド部33を構成する鋼線31bの1本が、破断したとする。第1の磁気センサ3a〜3d群は、ワイヤロープ1の軸方向同じ位置に取り付けられている。同様に、第2の磁気センサ3e〜3h群は、第1の磁気センサ3a〜3d群とは異なる軸方向位置であって同じ断面に取り付けられている。磁気センサ3a〜3hの出力は破断位置から磁気センサ3a〜3hまでの距離に応じて変化するから、ワイヤロープ1を動かしながら計測すると、破断部位8aに近い磁気センサ3aあるいは磁気センサ3eの出力が大きくなり、遠くに位置する磁気センサ3cあるいは磁気センサ3gの出力が小さくなる。
図3(a)〜(h)に、破断部位8aを有するワイヤロープ1を探傷したときの各磁気センサ3a〜3hの出力結果を示す。図の番号(a)〜(h)は、磁気センサ3a〜3hの番号に対応する。縦軸が出力の大きさであり、横軸が時間である。図1においてワイヤロープ1を手前側から奥側に移動させると、破断部位8aは、初めに第1の磁気センサ
3a〜3d群を通り、次いで第2の磁気センサ3e〜3h群を通る。第1の磁気センサ
3a〜3d群のピーク時刻は等しくtであり、第2の磁気センサ3e〜3h群のピーク時刻tよりも早い。
第1の磁気センサ3a〜3d群を構成する各磁気センサ3a〜3dのピーク出力を比較すると、破断部位8aに最接近する磁気センサ3aの出力が最大であり、破断部位8aから最も遠ざかる磁気センサ3cの出力が最小である。鋼線31bの傷が、磁気センサ3aの近傍にあることが判定できる。判定結果を、出力器7に出力する。
ワイヤロープ1が揺動したときに発生するノイズと、ワイヤロープ1のストランド33の凹凸によるノイズの削減手順を、以下に説明する。図4(a)〜(h)に、ワイヤロープ1に傷が無い場合の各磁気センサ3a〜3hの出力を示す。ワイヤロープ1が傷ついていないときには、ワイヤロープ1のストランドの凹凸に応じて、ワイヤロープ1からの一定周期の漏洩磁束が計測される。ワイヤロープ1から各磁気センサ3a〜3hまでの距離が等しければ、各磁気センサ3a〜3hのピーク出力はすべての磁気センサ3a〜3hで同じになる。
ワイヤロープ1が揺動してワイヤロープ1から各磁気センサ3a〜3hまでの距離が変化すると、距離に応じてピーク出力値が変化する。ワイヤロープが、磁気センサ3aに近づくと、図4(a)に示すように磁気センサ3aの出力は大きくなり、同図(c)に示すように磁気センサ3cの出力は小さくなる。ピーク出力の差は、第2の磁気センサ3e〜3h群でも観測される。
ワイヤロープ1が磁気センサ3aに近づいて、磁気センサ3eからワイヤロープ1までの距離と、磁気センサ3hからワイヤロープ1までの距離が等しくなると、磁気センサ
3eと磁気センサ3hのピーク出力値は等しくなる。このピーク出力値の変化から、ワイヤロープ1が磁気センサ3aに近づき、その後磁気センサ3aを通過したことが判別できる。そこで、この磁気センサ3a〜3h部をワイヤロープ1が通過することによる出力の変化分を、ノイズ成分として出力から差し引く。
さらに、ストランド部33は、ワイヤロープ1の軸方向に捩って配置されるから、ワイヤロープ1を軸方向に移動させると、磁気センサ3a〜3hまでの距離は周期的に変化する。すなわち、磁気センサ3a〜3hからは、ストランド部に33凹凸が形成されているように見える。この凹凸が原因で発生する漏洩磁束により、磁気センサ3a〜3hの出力は、ワイヤロープ1の揺動の影響を排除すると、同じ大きさで一定周期の波として表れる。そこで、各磁気センサ3a〜3hの出力からこの一定周期の波の大きさをノイズ成分として差し引いて、ストランド部33の凹凸による影響を排除する。
上記2種のノイズを除去したときの、各磁気センサ3a〜3hの出力例が、図3(a)〜(h)に示した図である。この図3から明らかなように、鋼線31bの傷8aの影響だけが、出力波形に現れている。したがって、本実施例によれば、鋼線31a,31bの破断部位を高精度に評価することができる。
異なる2本の鋼線31bが破断したときの探傷例を、図5に示す。図5は図2と同様の図であり、2本の鋼線31bに破断部位8a,8bが形成されていることだけが図2の場合と相違する。図6に、この2箇所破断したワイヤロープ1に設けた各磁気センサ3a〜3hの出力を、磁気センサ3a〜3hごとに示す。この図6は、上記2種のノイズを除去した後の出力波形である。
ワイヤロープ1が十分磁化されており、鋼線31bの破断形態が同じであれば、ワイヤロープ1の内側に位置する鋼線31bの破断部位8bからの漏洩磁束量と、ワイヤロープ1の外側に位置する鋼線31bの破断部位8aからの漏洩磁束量は等しい。したがって、各磁気センサ3a〜3hのピーク出力は、破断傷から各磁気センサ3a〜3hまでの距離に応じて定まる。
上方に位置する磁気センサ3aの出力は、図3に示した破断部位8aが1個だけの場合よりも僅かに大きい。その理由は、2箇所の破断部位8a,8bからの漏洩磁束が重畳して、磁気センサ3aで検出したことによる。同様に、磁気センサ3b〜3dの出力も破断部位8aが1箇所の場合に比べて大きい。これら各磁気センサ3a〜3h出力の変化から、破断部位8a,8bが少なくとも2箇所以上形成されていることが分かる。
破断部位8a,8bの位置と個数により、各磁気センサ3a〜3hの出力は異なる。そこで、複数の磁気センサ3a〜3hを用いて、破断部位8a,8bの位置と大きさを同定する。各磁気センサ3a〜3hの位置と向きは、予め記憶器5bに記憶されている。破断部位8aまたは破断部位8bが1個あるときに、三次元空間内の座標を同定するためには、1直線上にない少なくとも3個の磁気センサの出力が必要であり、破断部位8a,8bの傷の程度を評価するのには、少なくとも4個以上の磁気センサの出力が必要である。
つまり、ワイヤロープ1の所定の探傷長さ内で、検出する傷の個数の上限を定め、その検出する傷の上限値の3倍あるいは4倍の磁気センサ3a,…を配置する。これにより、ワイヤロープ1内のどの位置に傷があっても傷を検出でき、ワイヤロープ1の損傷量が高精度に求められる。
上記実施例では、磁気センサ3a〜3dの個数を8個としたが、検出精度を向上させるためには、ワイヤロープ1の周囲に配置する磁気センサ3a,…の数を増せばよい。探傷に用いる磁気センサ3a,…を増やした例を、図7に示す。この図7では、ワイヤロープ1の軸方向同じ位置の周りに多数の磁気センサからなる第1のセンサ群3iを配置し、この第1のセンサ群3iから軸方向に離れた位置に多数の磁気センサからなる第2のセンサ群を配置している。その際、第1のセンサ群3iと第2のセンサ群3jとの周方向位相は異なっている。
ワイヤロープ1の軸方向の位置ずれによる出力波形のピーク時刻のずれを、ワイヤロープ1の移動速度を用いて補正すれば、軸方向1箇所の位置に高密度に磁気センサを配置したのと同等の効果が得られる。このような磁気センサ群3i,3jの配置のためには、図8に示した固定治具9aを用いることが有利である。
固定治具9aの上面には、半円状の溝が形成されている。この固定治具9aまたは半円状に折り曲げた形状の板10aに、複列に磁気センサ3aを配置し、前列と後列とで千鳥状に磁気センサ3aを配置する。図示しない、上側固定治具または上側の折り曲げ形状板にも同様に磁気センサ3aが配置されている。これら下側固定治具および上側固定治具を用いて、ワイヤロープを挟みこむ。
なお、上記磁気センサ3a〜3hが指向性を有し、ワイヤロープ1の表面から鉛直方向の磁束を計測するように配置されていることが望ましい。図9に、指向性の大小による磁気センサ3aの出力の変化を示す。磁気センサ3aの指向性が小さいときには、図9(b)に示すように、傷が形成されたワイヤロープ1が移動すると、磁気センサ3aのピーク出力はなだらかになる。指向性が大きいときには、同図(b)に示すように、磁気センサ
3aのピーク出力が急峻になり、ピーク時刻が明確になる。したがって、ピーク検出が容易になる。
ワイヤロープ1の周囲に磁気センサ3a,…を配置する方法を、図10および図11を用いて、以下に説明する。磁気センサ3a,…の感度を高めるために、ワイヤロープ1との距離を近づけ、ワイヤロープ1を覆うように磁気センサ3a,…を配置する。図10の例では、円筒溝が形成された2分割形状の治具9a,9bの円筒溝面に磁気センサ3a,…を配置している。一方の治具9aを図示しない探傷装置本体に固定し、他方の治具9bを、蝶番11を用いて治具9aに対して可動にしている。ワイヤロープ1を治具9aに載せた後、治具9bで挟み込む。治具9bにも磁気センサ3a,…を設けているので、磁気センサ3aの出力は、蝶番11の近傍に設けた信号伝達手段であるケーブル12を用いて探傷装置本体に伝達される。
図9の実施例では信号伝達手段としてケーブルを用いていたが、端子13a,13bで信号伝達する例を、図11に示す。治具9aと治具9bが2分割形状に形成されており、固定手段14a,14bを用いてこれら治具9a,9bを固定する場合に好適である。治具9a,9bの接合面に、端子13a,13bを設ける。
なお、ワイヤロープ1のうねりや揺動により、ワイヤロープ1が治具9aまたは治具
9bに過大な力を及ぼすと、固定手段14a,14bの固定が解除される。これにより、ワイヤロープ1が治具9a,9bに形成した円筒溝から逸れるようになっている。このような固定手段14a,14bとして、ばね力によって固定を維持するスナップ錠や噛み込み機構などを用いる。同様の固定手段14a,14bは、図10に示した実施例にも設けられている。
ワイヤロープの探傷装置27を、エレベーター30に取り付けた例を、図12を用いて説明する。ワイヤロープ1の一端は、乗りかご15の頂部に設けられた滑車16を介して昇降路内に設けた固定部17aに固定されている。ワイヤロープ1の他端は、釣合い重り18の滑車19を介して同様に昇降路内に設けた固定部17bに固定されている。乗りかご15の上面には滑車16が取り付けられており、この滑車16と釣合い重り18の滑車19との間には、ワイヤロープ1を摩擦駆動するシーブ20が配置されている。シーブ
20を駆動すると、乗りかご15が昇降路内を昇降する。シーブ20は巻上機21に接続されており、巻上機21の制御装置22がシーブ20の運転を制御する。
制御装置22は、乗りかご15の運行履歴を記憶する記憶器23を備えている。記憶器23には、ワイヤロープ1の検査が必要か否かを判断する判定器24が接続されている。判定器24は、記憶器23の情報に基づいて検査の要不要を判断し、その判断結果を出力器25に出力する。乗りかご15の上面には、探傷装置の固定部26が取り付けられており、固定部26には探傷装置27が固定されている。これにより、エレベーター30の運転時に、ワイヤロープ1を探傷できる。
乗りかご15が昇降路内を昇降しても固定部17a,17b付近のワイヤロープ1は全く曲げられない。したがって、固定部17a,17b付近のワイヤロープ1では、曲げ疲労により鋼線31a,31bが破断することがない。ワイヤロープ1の曲げ疲労により、鋼線31a,31bが破断するのだけを検査対象にするときは、シーブ20や滑車16,19を通過する部分を計測すればよい。この理由から、図12の実施例では、乗りかご
15の上面に取り付けた滑車16の近傍にワイヤロープ探傷装置27を設置している。
エレベーター30では、常に昇降路の全区間を乗りかご15が運行するわけではない。乗り降りが激しい階と、殆ど使用されない階がある。つまり、ワイヤロープ1の全長の中でも、曲げ回数が多い部分と少ない部分がある。乗りかご15が最も頻繁に停止する階を、記憶器23に記憶したエレベーター30の運行履歴から判定器24が求める。この停止位置に対応したワイヤロープ1の曲げ位置を判定器24が求め、出力器25に出力する。判定器24がワイヤロープ1を探傷する必要ありと判断したときには、出力器25から探傷装置27に、検査するワイヤロープ1位置情報を出力する。本実施例によれば、検査が必要な部分だけを計測すればよく、検査が効率化する。
本発明に係るワイヤロープ探傷装置の模式図である。 図1に示したワイヤロープ探傷装置が有する磁気センサとワイヤロープの位置関係を説明する図である。 図1に示したワイヤロープ探傷装置が備える磁気センサの出力波形例である。 磁気センサの他の出力波形例である。 磁気センサとワイヤロープの他の位置関係を説明する図である。 磁気センサとワイヤロープの関係を説明する図である。 磁気センサの配置状態を示す斜視図である。 図1に示したワイヤロープ探傷装置が有する磁気センサの実装方法を説明する図である。 磁気センサの他の出力波形例である。 図1に示したワイヤロープ探傷装置に用いる治具の斜視図である。 図1に示したワイヤロープ探傷装置に用いる治具の他の実施例の斜視図である。 図1に示したワイヤロープ探傷装置をエレベーターに用いたときのブロック図である。
符号の説明
1…ワイヤロープ、3a〜3h…磁気センサ、3i,3j…磁気センサ群、8a,8b…ワイヤロープの破断部位、9a,9b…治具、12…信号伝達ケーブル、13a,13b…接合端子、14a,14b…固定手段、27…探傷装置。

Claims (9)

  1. 複数の鋼線を撚り合わせたストランドを有するワイヤロープを探傷するワイヤロープの探傷装置において、
    ワイヤロープを部分的に磁化する磁化手段と、この磁化手段が磁化したワイヤロープを構成する前記鋼線の損傷を検出する多数の磁気検出手段とを有し、この磁気検出手段は、ワイヤロープの軸方向に離隔して設けた第1,第2の磁気検出手段群を有し、前記第1,第2の磁気検出手段群はそれぞれ複数の前記磁気検出手段を有し、前記第1,第2の磁気検出手段群の周方向位置を群単位で変えたことを特徴とするワイヤロープの探傷装置。
  2. 多数の前記磁気検出手段の位置と向きの情報およびワイヤロープの移動速度を記憶する記憶手段と、前記磁気検出手段の出力と前記記憶手段に記憶した磁気検出手段の位置および向きの情報と、ワイヤロープの移動速度とに基づいてワイヤロープの損傷度を算出する演算手段とを有することを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープの探傷装置。
  3. 前記第1,第2の磁気検出手段群を構成する磁気検出手段は、ワイヤロープの同一軸方向位置であってワイヤロープの周囲に配置される複数の磁気検出手段を含むことを特徴とする請求項1記載のワイヤロープの探傷装置。
  4. 前記磁気検出手段は指向性の磁気検出手段であり、ワイヤロープの中心軸から外径側に磁気の検出感度が高まるように配向されていることを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープの探傷装置。
  5. 前記演算手段は、前記第1,第2の磁気検出手段群を構成する磁気検出手段の中で、ピークを有する出力が得られた第1の磁気検出手段と、この第1の磁気検出手段に隣り合い第1の磁気検出手段も含めたときに1直線上に位置しない少なくとも2個の第2の磁気検出手段の出力値を用いてワイヤロープ内の損傷部の位置を演算することを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープの探傷装置。
  6. 前記演算手段は、前記第1,第2の磁気検出手段群を構成する磁気検出手段の中で、ピークを有する出力が得られた第1の磁気検出手段と、第1の磁気検出手段も含めたときに1直線上に位置しない少なくとも3個の第2の磁気検出手段の出力値を用いて、ワイヤロープ内の損傷部の位置と損傷度合いを演算することを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープの探傷装置。
  7. 前記第1,第2の磁気検出手段群を構成する磁気検出手段を保持し、複数に分割された形状の治具と、複数の治具を一体化する固定手段と、前記一体化した治具を取り付けるワイヤロープ探傷装置本体とを有し、前記固定手段は前記治具にワイヤロープから過負荷が加わったときに複数の治具の一体化を解除することを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープの探傷装置。
  8. 前記治具の前記ワイヤロープ探傷装置本体との結合部に、前記磁気検出手段の信号を伝達する信号伝達手段を設けたことを特徴とする請求項7に記載のワイヤロープの探傷装置。
  9. ワイヤロープの使用履歴を記憶する記憶手段を有し、前記演算手段はこの記憶手段に記憶されたワイヤロープの使用履歴からワイヤロープの屈曲回数が多い部分を特定することを特徴とする請求項1に記載のワイヤロープの探傷装置。
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