JP2003050230A - ワイヤロープ探傷装置 - Google Patents

ワイヤロープ探傷装置

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JP2003050230A
JP2003050230A JP2001238161A JP2001238161A JP2003050230A JP 2003050230 A JP2003050230 A JP 2003050230A JP 2001238161 A JP2001238161 A JP 2001238161A JP 2001238161 A JP2001238161 A JP 2001238161A JP 2003050230 A JP2003050230 A JP 2003050230A
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Hideaki Hara
英敬 原
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Toshiba Elevator Co Ltd
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    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B7/00Other common features of elevators
    • B66B7/12Checking, lubricating, or cleaning means for ropes, cables or guides
    • B66B7/1207Checking means
    • B66B7/1215Checking means specially adapted for ropes or cables
    • B66B7/123Checking means specially adapted for ropes or cables by analysing magnetic variables

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワイヤープのストランド毎に、損傷の有無を
的確に検出する。 【解決手段】 ワイヤロープ1のストランド1aに沿
い、複数個の磁気センサ1bを配列して、永久磁石2,
2からの漏洩磁束を検出するように構成されている。従
って、処理装置7は、磁気センサ1bで検出された漏洩
磁束信号から、ワイヤープ1の各ストランド1a毎に対
応した損傷信号を抽出して、表示器8に表示することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤロープを使
用した各種設備の安全性確保のために、各種設備からワ
イヤロープを取り外すことなく使用状態のまま、ワイヤ
ロープの素線切れや断線などの損傷の有無を検出するワ
イヤロープ探傷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複数本のストランドをより合わせて構成
されたワイヤロープは、静索として使用される他に、リ
フトやクレーン、エレベータなどでの動索として多用さ
れている。このワイヤロープには、曲げおよび引張応力
や摩擦などによって、ストランドを構成した素線に断線
や局部的摩耗などの損傷が発生する。そのため、保安
上、定期的に損傷の有無を検査する必要があるが、使用
中のワイヤロープの損傷を検査する場合、従来、電磁気
探傷法による検査と、技術者等の作業員による目視検査
とが併用して行われている。
【0003】図10は、従来の漏洩磁束法による損傷検
出器の概略的な構成を示したものである。損傷検出器
は、被検査体のワイヤロープ1を磁化する一対の永久磁
石2,2が、ワイヤロープ1の周りを囲むように長手方
向に間隔を置いて設けられ、相対移動しつつ、その一対
の永久磁石2,2間に設けられた検出器3でワイヤロー
プ1からの漏洩磁束を検出し、その検出信号を制御器4
で処理してワイヤロープ1損傷の有無を検知するように
構成されている。
【0004】なお、センサとしての検出器3は、ワイヤ
ロープ1の長手方向に沿い、かつ横断面の円周を半割り
状態に分割するように形成された一対の差動式のプロー
ブコイル3a,3bによって構成されている。
【0005】永久磁石2,2により、ワイヤロープ1の
長手方向に磁束が通ると、断線箇所や局部的な摩耗部分
から漏洩磁束が発生するが、この漏洩磁束が、検出器3
のプローブコイル3a,3bと交差することにより電圧
変化が生じ、その電圧変化分を制御器4で検波、増幅等
の処理を施して探傷信号を得るものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
損傷検出器は、ワイヤロープ1の長手方向および円周方
向に半円状に配置した一対の差動式のプローブコイル3
a,3bにより漏洩磁束を検出するため、検出器3で一
度に検出される範囲は特に円周方向に大きな広がりを有
している。従って、もしも同一円周方向に複数箇所の断
線や摩耗部分が存在した場合でも、従来の損傷検出器で
は、1箇所の断線あるいは摩耗部分としてカウントして
しまうことが多く、正確な損傷個数を把握できないとい
う問題があった。
【0007】従って、漏洩磁束法により損傷部位が機械
的に検出されたとしても、作業員による損傷箇所数等の
確認が目視検査により改めて行われ、損傷個数がワイヤ
ロープ1の交換基準に達しているかどうかを判断しなけ
ればならなかった。
【0008】本発明はこのような従来の課題に鑑みてな
されたもので、同一円周方向に存在する複数個の損傷を
識別して検出できるとともに、ストランド毎の損傷個数
を容易かつ的確に算出して、その損傷個数がワイヤロー
プの交換基準に達しているかどうかを自動的に判定し得
るワイヤロープ探傷装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の従来の課題を解決
するため、本発明のワイヤロープ探傷装置は、複数本の
ストランドのより合わせからなるワイヤロープを長手方
向に磁化する磁化手段と、ワイヤロープのストランドに
沿うように螺旋状に配置された複数個の磁気検出手段
と、この磁気検出手段によって検出された磁気力が予め
定められた基準値を超えたとき損傷信号を導出する損傷
信号検出手段と、損傷信号検出手段によって出力される
損傷信号の数が予め定められた基準数を超えたか否かを
判定するストランド別判定手段と、このストランド別判
定手段からの出力信号を表示する表示手段とを具備する
ことを特徴とする。
【0010】このように、ワイヤロープのストランドに
沿うように螺旋状に複数個の磁気検出手段を配置し、ま
た検出された損傷信号数が基準数を超えたか否かを判定
するので、ストランド毎に交換の要否を容易にかつ正確
に判定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るワイヤロープ
探傷装置の一実施の形態について、図1乃至図9を参照
して詳細に説明する。なお、図10に示した従来の構成
と同一構成には同一符号を付して詳細な説明は省略す
る。
【0012】図1は本発明に係るワイヤロープ探傷装置
の第1の実施の形態の全体構成を示した斜視図である。
【0013】図1に示すように、本実施の形態のワイヤ
ロープ探傷装置は、長手方向の矢印Yに示す方向に一定
速度で移動するワイヤロープ1の周りを、間隔をなして
囲むように一対の永久磁石2,2が図示上下方向に配置
され、それら一対の永久磁石2,2は支持器5によって
連結されている。また、一対の永久磁石2,2の間に
は、被検査体であるワイヤロープ1の周りを間隔を有し
て取り囲むように筒状の漏洩磁束検出器6が取り付けら
れている。
【0014】図2は、ワイヤロープ1を中に通した漏洩
磁束検出器6の拡大平面図であるが、図2にも示すよう
に漏洩磁束検出器6は、非磁性材料からなる輪体6a
と、ワイヤロープ1のストランド1aに沿うように、輪
体6aの内壁面に螺旋状に配置された複数個(この実施
の形態では16個)の磁気センサ6b(6b−1〜6b
−16)とで構成されている。また、16個の各磁気セ
ンサ6b(6b−1〜6b−16)は、ワイヤロープ1
の外周を丁度1周する長さ分にわたり等間隔に配置され
ている。
【0015】従って、ワイヤロープ1の長手方向への移
動により、ワイヤロープ1と、螺旋状に配置された磁気
センサ6b(6b−1〜6b−16)との間の相対位置
は連続的に変化する。
【0016】図1に示したように、漏洩磁束検出器6
は、処理装置7を介して表示器8に接続されている。処
理装置7は、パーソナルコンピュータで構成され、漏洩
磁束検出器6からの出力信号を取り入れて、ストランド
1aの損傷が、ストランド1aあるいはワイヤロープ1
そのものを交換しなければならない程度かどうかを判定
するための演算処理を行い、その演算結果を表示器8に
表示する。
【0017】なお、本実施の形態では、ワイヤロープ1
は、図2に示すように8本のストランド1a(1a−1
〜1a−8)で構成され、各ストランド1a(1a−1
〜1a−8)は、中心の心綱1b(図示、黒く塗りつぶ
されている)の外側にあって、それぞれが多数の素線の
より合わせで構成されている。従って、検出面をワイヤ
ロープ1側に面して配置された各磁気センサ6b(6b
−1〜6b−16)は、長手方向に一定速度で移動する
ワイヤロープ1から漏洩磁束を検出し、その検出された
磁気力に応じたアナログ検出信号を出力する。
【0018】図3は漏洩磁束検出器6の構成を示したも
ので、各磁気センサ6b(6b−1〜6b−16)の出
力端は、それぞれ個々にアナログ・デジタル(A/D)
変換器6cに接続されている。
【0019】A/D変換器6cは、各磁気センサ6b
(6b−1〜6b−16)からのアナログ検出信号を導
入し、たとえば極く短い周期のサンプリング信号で同時
に量子化を行い、デジタル検出信号に変換して処理装置
7に並列供給する。もちろん、各磁気センサ6b(6b
−1〜6b−16)とA/D変換器6cとの間には必要
に応じて適宜、増幅器を設けることができる。また、各
磁気センサ6b(6b−1〜6b−16)からのアナロ
グ検出信号をマルチプレクサを介して1つのA/D変換
器6cに入力して信号処理することもできる。また、各
磁気センサ6b(6b−1〜6b−16)のアナログ検
出信号を掃引し、シリアル信号化されたデジタル検出信
号に変換した後、処理装置7に供給するようにしてもよ
い。
【0020】いずれにしても、ストランドに対応してワ
イヤロープ1の外周を丁度1周する長さに螺旋状に配置
された各磁気センサ6b(6b−1〜6b−16)は、
ワイヤロープ1の長手方向への移動に同期して、順次ス
トランド1a−1からストランド1a−2、ストランド
1a−3・・・へと移動し、8本目のストランド1a−
8を経た後、長手方向に連なる次のストランド1a−1
へと順次移行して探傷を行う。
【0021】図4(a)は、漏洩磁束検出器6の中の1
個の磁気センサ6b(例えば6b−1)で検出された漏
洩磁束のアナログ検出信号を示したものである。
【0022】磁気センサ6b−1は、上記のように、各
ストランド1a(1a−1〜1a−8)に対し、長手方
向に縦断するように順次走査するので、そのアナログ検
出信号には、図4(a)に示すように、長手方向のスト
ランドピッチに対応した周期tで変化する微小振幅の漏
洩磁束信号成分と、ストランドの損傷部位において、切
断や摩耗等の損傷に対応した大振幅の漏洩磁束信号成分
(11a,11b,11c)とが含まれる。
【0023】各磁気センサ6b(6b−1〜6b−1
6)からのアナログ検出信号は、A/D変換器6cによ
りデジタル検出信号に変換されて処理装置7に伝送され
るが、処理装置7は、そのデジタル検出信号を例えば1
msの短い周期でサンプリングしつつ取り込み、ストラ
ンド1aの損傷部位に対応した損傷信号の抽出と、その
抽出した損傷信号の計数を行い、その計数値が予め定め
た基準値を超えたか否かを判別して、該当ストランド1
a、あるいは8本全てのストランド1aないしはワイヤ
ロープ1そのものの交換の要否判定を行う。
【0024】すなわち、処理装置7は、図5にその概略
構成を示したように、漏洩磁束検出器6からのデジタル
検出信号を導入するデジタル入力回路(DI)7aと、
そのDI7aに供給されたデジタル検出信号を取り込む
ための入力周期を設定するタイマ7bと、中央演算処理
装置(CPU)7cと、このCPU7cが実行するプロ
グラムを記憶した読み出し専用メモリ(ROM)7d
と、DI7aに供給されたデジタル検出信号やCPU7
cでの演算結果等を記憶する書き換え可能メモリ(RA
M)7eと、同じくCPU7cでの演算結果や判定結果
を図1に示した表示器8に出力するデジタル出力回路
(DO)7fと、RAM7eに記憶されたデータを外部
に取り出すための記憶媒体7gなどから構成されてお
り、これらの各構成ユニット間は、バスライン7hによ
って共通接続されている。なおこの他に、キーボードな
どの入力装置も設けられているが、図示は省略してい
る。
【0025】そこで、処理装置7のCPU7cは、DI
7aを介して供給されるデジタル検出信号を、タイマ7
bで設定された例えば1msのサンプリング入力周期で
取り込み、予め設定された振幅のしきい値Lを基準に、
ストランドピッチ信号と損傷信号とを識別して分離抽出
する。
【0026】すなわち、CPU7cは、1msのサンプ
リング入力周期で刻んで取り込んだデジタル検出信号成
分に対し、図4(a)に示す磁束密度で例えば0.25
mTに対応して設定したしきい値Lと比較し、デジタル
検出信号の振幅がしきい値Lを越えたか否かを判別す
る。従って、CPU7cは、図4(b)に示すように、
しきい値Lを越えた高振幅の漏洩磁束信号成分(11
a,11b,11c)である損傷信号(12a,12
b,12c)と、図4(c)に示すしきい値L以下の、
ワイヤーロープ1の長手方向のストランドピッチに対応
した周期tのストランドピッチ信号とに分離して抽出す
る。
【0027】図6(a)は、漏洩磁束検出器6の1個の
磁気センサ6b−1が順次走査する8本のストランド1
a(1a−1〜1a−8)の断面を示し、図6(b)は
図4(a)に対応し、1個の磁気センサ6b−1が8本
のストランド1a(1a−1〜1a−8)を順次走査し
て得たアナログ検出信号を示したものである。
【0028】すなわち、図6(a)は、8本のストラン
ド1a(1a−1〜1a−8)のうち2本のストランド
1a−4,1a−7に損傷があることを示し、図6
(b)に示したアナログ検出信号のA/D変換後の信号
を取り込んだ処理装置7は、振幅レベルのしきい値Lを
基準に識別し、図6(c),(d)に示すように、スト
ランド1a−4,1a−7に対応した損傷信号と、スト
ランドピッチに対応した周期tのストランドピッチ信号
を抽出する。
【0029】なお、ワイヤロープ1は8本のストランド
1a(1a−1〜1a−8)から構成されているので、
図6(d)に示すように、ストランド1a(1a−1)
からストランド1a(1a−8)まで走査探傷する時間
T(T=8t)は、1本のストランド1aがワイヤロー
プ1の外周に沿って一回りするまでの長手方向の長さに
対応する。
【0030】上記のように、図6は、1個の磁気センサ
6b−1に着目し、処理装置7によって抽出された損傷
信号を示したものであるが、図7(a)は、16個の磁
気センサ6b(6b−1〜6b−16)において抽出さ
れた損傷信号を、各磁気センサ6b(6b−1〜6b−
16)の配置位置に対応させて、示したものである。
【0031】処理装置7における損傷個数の計数処理、
およびストランドの交換要否の判定処理の具体的処理演
算を図5および図7を参照して以下説明する。
【0032】上記のように、図7(a)には、CPU7
cで抽出された損傷信号の発生パターンが示されている
が、周期tのストランドピッチを、順次t1,t2,・
・・t8とすると、CPU7cにおける損傷信号の計数
演算により、図7(b)に示すように、周期t1におい
てはゼロ、周期t2,t5,t6,t8においてはそれ
ぞれ1個、周期t3,t4においては各3個、そしてt
7においては4個で、合計で14個とカウントされる。
【0033】ここで、損傷したストランド1aの交換条
件、または周期Tの期間にわたる損傷個数の合計から全
ストランド1a(あるいはワイヤロープ1そのもの)の
交換条件として、各ストランド1aについては、ワイヤ
ロープ1の外周一回り分ストランド一周分の長さ(すな
わち、ストランドピッチの周期t内)で損傷箇所が5箇
所以上、全ストランド1a(あるいはワイヤロープ1そ
のものの)については、ワイヤロープ1の外周一回り分
の長さ(すなわち、周期T内)で損傷箇所が10箇所以
上のときと設定されているものとする。
【0034】そこで、CPU7cは、計数した損傷信号
の数と、予め設定された交換条件基準(すなわち、スト
ランド1a単位で5(箇所)、全ストランド単位で10
(箇所))との比較判定を行う。
【0035】図7(a)および(b)に示した例では、
個々のストランド1aについては、損傷信号数が最大で
も周期t7における4個であり、交換基準の5個に満た
ないので、この長さ範囲については8本のストランド1
a個々にはいずれをも交換する必要がないと判定される
が、8本全てのストランドから検出される損傷信号数の
合計が14個であり、これは交換基準の10個を超えて
いるので全ストランド1a(1a−1〜1a−8)、な
いしはワイヤロープ1そのものを交換する必要があると
して、その旨、表示器8に出力表示する。
【0036】処理装置7における上記動作を、図5およ
び図8に示したフローチャートを参照してさらに説明す
る。
【0037】図8に示すステップ11において、処理装
置7のCPU7cは、タイマ7aからの処理演算開始ス
タート信号に基づき、DI7aを介して、例えば1ms
単位の短いサンプリング入力周期で、漏洩磁気検出器6
からの磁気センサ6b(6b−1〜6b−16)の出力
に対応した各デジタル検出信号を取り込み、RAM7e
に記憶する。
【0038】ステップ12において、CPU7cは、取
り込み記憶した各デジタル検出信号に対し、1ms毎に
その振幅が予め設定したしきい値Lより大きいか否かを
判別し、しきい値Lより大きな振幅のデジタル検出信号
成分は損傷信号として、またしきい値L以下の振幅のデ
ジタル検出信号成分はストランドピッチ信号として識別
して抽出し、それぞれを時間情報であるサンプリング入
力周期データとともにRAM7eに記憶する。なお、抽
出されるストランドピッチ信号は、各磁気センサ6b
(6b−1〜6b−16)に共通すると考えることがで
きるので、いずれか1個の磁気センサ6bに対応するも
のを代表させて記憶させることができる。
【0039】ステップ13において、CPU7cは、上
記ステップ2において記憶されたストランドピッチ信号
を読み出し、時間軸上で順次隣接するストランドピッチ
信号の各立上がりエッジ間の間隔が、ワイヤロープ1の
一定速度の移動に対応して得られる正規のストランドピ
ッチの周期tであるか否かを判定する。
【0040】つまり、ステップ13では、ステップ12
において記憶されたストランドピッチ信号が、周期tで
得られたものであるときはじめて、ワイヤロープ1の適
正な移動に基づく漏洩磁束の検出により探傷操作が実行
されたものとして、その周期t内のデジタル検出信号に
対し、CPU7cにおける以下の処理演算が逐次実行さ
れる。
【0041】従って、ステップ13において、RAM7
eに記憶されたデジタル検出信号成分がストランドピッ
チの周期tに対応したエッジが検出されたときは(YE
S)、次のステップ14に移行し、CPU7cは、その
ストランドピッチの周期tにおける16個全ての磁気セ
ンサ6b(6b−1〜6b−16)の損傷信号をRAM
7eから読み出し、その個数をカウント(計数)し、そ
の計数値を都度RAM7eに記憶するとともに、必要に
応じ図1に示した表示器8に出力表示する。
【0042】ステップ15において、CPU7cは、ス
トランド1a別にRAM7eに記憶された計数値を読み
出し、その計数値が予め設定された交換基準数(5個)
以上であるか否かを比較判定し、交換基準数(5個)以
上であるとき(YES)、ステップ16に移行し、該当
ストランド1aの交換が必要である旨、そのストランド
1aの識別符号およびその位置情報とともに表示器8に
出力表示を行う。
【0043】その後、ステップ17に移行し、CPU7
cは、先のステップ15において計数値が交換基準数
(5個)に満たない場合(NO)も含めて、各ストラン
ド1a毎の損傷個数の合計値をRAM7eに記憶する。
【0044】続いてCPU7cは、ステップ18におい
て、周期Tにわたって上記の手順で得られた8本の全ス
トランド1a(1a−1〜1a−8)の損傷個数の計を
求めるべく、RAM7eから各ストランド1a毎の損傷
個数の合計値を読み出しカウントし、その合計値をRA
M7eに記憶するとともに、ステップ19に移行し、そ
の合計値が予め設定した交換判定の基準個数(10個)
以上か否かを判定する。
【0045】ステップ19において、周期Tにわたる損
傷個数が、基準数個数(10個)以上であると判定した
とき(YES)、ステップ20に移行し、8本の全スト
ランド1a(1a−1〜1a−8)、ないしはワイヤロ
ープ1の交換が必要である旨、表示器8に出力表示す
る。なお、前記ステップ19において、損傷個数が、交
換の基準個数(10個)に満たないときは(NO)、特
に異常がないものとされ、ストランド1aがワイヤロー
プ1の外周を1周する長さにわたるワイヤロープ1の探
傷操作は終了する。
【0046】このように、本発明によるワイヤロープ探
傷装置の第1の実施の形態によれば、ワイヤロープ1の
外周を一周する長さにのストランド1aに沿うように螺
旋状に複数個の磁気センサ6bが配置され、各ストラン
ド1aの所定長さについて、損傷箇所の有無がストラン
ドピッチ単位で検出されるので、順次各ストランド毎の
探傷が実行され、ストランドあるいはワイヤロープ交換
要否の判定を的確かつ自動的に行うことができる。
【0047】なお、上記第1の実施の形態においては、
トランドピッチの周期t内に損傷が1個あるか否かを検
知しているように説明したが、ストランドピッチの長さ
やタイマ7bのサンプリング入力周期の長さを選定する
ことにより、周期t内に存在する複数個の損傷が存在し
たとき、それを識別して検出して合計することもでき
る。
【0048】また、上記第1の実施の形態では、ストラ
ンドピッチの周期tを確認して、その周期tの間に存在
する損傷箇所数をカウントし、その値がストランドの交
換基準に達しているか否かを判定するように構成した
が、CPU7cはデジタル検出信号をタイマ7bのサン
プリング入力周期(1ms)で取り込み直ちにしきい値
Lと比較して損傷信号とストランドピッチ信号とを識別
しているので、周期tの確認を待つことなく、CPU7
cは、抽出した損傷箇所数を都度累計して、その累計値
が基準個数を越えたか否かを直ちに判定して出力するよ
うに構成しても良い。
【0049】さらにまた、第1の実施の形態では、スト
ランド別および全ストランドの交換要否の判定操作をリ
アルタイムで実行するように説明したが、RAM7eに
探傷データを記憶し、その記憶された検出データを別途
読み出し、バッチ処理で交換要否の判定等を実行しても
良い。
【0050】上記説明の第1の実施の形態のワイヤロー
プ探傷装置は、個々のストランドはもとより全ストラン
ド、あるいはワイヤロープそのものの交換を要するか否
かを自動的に判定して報知するように構成されたが、こ
のワイヤロープ探傷装置を例えばロープ式のエレベータ
に適用することにより、ロープの移動速度、すなわち乗
りかごの移動速度の計測にも使用することができる。
【0051】すなわち、上記第1の実施の形態では、ワ
イヤロープ1がその長手方向に一定速度で移動して、所
定のストランドピッチからなるワイヤロープ1から一定
周期tのストランドピッチ信号が得られる旨説明した
が、このことは、ワイヤロープが長手方向への移動速度
が変化すれば、ストランドピッチ信号の周期tの時間長
はそれに反比例するように変化することを意味する。
【0052】つまり、ワイヤロープ1のストランドピッ
チの長さLは既知であるので、処理装置7のCPU7c
は、ストランドピッチの長さLを、演算により測定され
たストランドピッチの周期tで割り算するという簡単な
演算処理によりロープの移動速度を求めることができ
る。
【0053】従って、第1の実施の形態のワイヤロープ
探傷装置をロープ式エレベータに適用して、エレベータ
乗りかごの時々刻々の移動速度を、表示器に8に表示す
ることができる。従ってまた、CPU7cで得たそのロ
ープ速度検出信号を、エレベータ運行制御における速度
帰還制御に採用することもできる。
【0054】上記第1の実施の形態で説明したように、
磁気漏洩検出器6からデジタル検出信号には、周期tの
ストランドピッチ信号成分を含むものであるが、ワイヤ
ロープ1が一定速度で移動するとすれば、ストランドピ
ッチ信号の周期tの長さは、ストランドピッチの長さに
比例して変化する。
【0055】ワイヤロープ1は、取り付け使用後の間も
ない初期状態の長さに対し、経年変化で伸びてしまった
り、長手方向にかかる負荷の程度によっても伸縮する。
【0056】上記第1の実施の形態のワイヤロープ探傷
装置は、ワイヤロープ1に据え付けられて使用されもの
であるが、磁気センサ6b(6b−1〜6b−16)は
ワイヤロープ1における螺旋状のストランド1aに沿う
ように予め配列されて取り付けられているから、ワイヤ
ロープ1が経年変化や負荷の状況によっては、ストラン
ド1aの位置と磁気センサ6b(6b−1〜6b−1
6)の配列との間に位置ずれが生じることがある。
【0057】磁気センサ6b(6b−1〜6b−16)
の配列位置とストランド1aとの間に位置ずれれが生ず
ると、各磁気センサ6b(6b−1〜6b−16)から
の漏洩磁気検出のタイミングが揃わなくなり、各ストラ
ンド単位の損傷検出が正確に行われなくなる恐れがあ
る。
【0058】そこで、処理装置7において、磁気センサ
6b(6b−1〜6b−16)の配置位置とストランド
1aとの間の位置ずれ分を補正し、ワイヤロープの探傷
動作を適正に行ない得るように構成した本発明のワイヤ
ロープ探傷装置の第2の実施の形態の動作を図5および
図9を参照して説明する。
【0059】図9は、第2の実施の形態における磁気漏
洩検出器6の各磁気センサ6bの配列構成と、磁気セン
サ6bの漏洩磁気検出信号に基づくストランドピッチ信
号を説明したものである。なお、他の構成は上記第1の
実施の形態と主要部は同一であるので、構成が相違する
点を中心に以下説明する。
【0060】まず、第2の実施の形態では、予め、スト
ランド1aがワイヤロープ1外周に沿い一回りする長さ
寸法のデータを必要とするので、図9に示したように、
16個の磁気センサ6b(6b−1〜6b−16)に加
えて、図示下端部の磁気センサ6b−16の下に、上端
部の磁気センサ6b−1に丁度対応した磁気センサ6b
−17を追加配置して構成されている。
【0061】従って、磁気漏洩検出器6を構成した17
個の磁気センサ6b(6b−1〜6b−17)のうち、
上端部の磁気センサ6b−1と下端部の磁気センサ6b
−17との間の距離(間隔)は、丁度ワイヤロープ1の
外周に沿いストランドが一回りする長さに対応する。
【0062】各磁気センサ6b(6b−1〜6b−1
7)の配列が、ストランド1aに沿い適正であれば、上
端部の磁気センサ6b−1と下端部の磁気センサ6b−
17からの検出信号に基づき、処理装置7で抽出される
周期tのストランドピッチ信号のタイミングは、図9に
実線で示すように同期して一致する。
【0063】しかしながら、もしも磁気漏洩検出器6で
固定されて配置された各磁気センサ6b(6b−1〜6
b−17)に対し、ワイヤロープ1が長手方向に伸張し
てしまっているとすると、磁気センサ6b−1と磁気セ
ンサ6b−17から得られる周期tのストランドピッチ
信号のタイミングは、そのワイヤロープ1の伸張分に対
応してずれが生じ、磁気センサ6b−1側を基準とした
とき、磁気センサ6b−17側のストランドピッチ信号
は破線のようになり、位相差ΔSが生ずる。
【0064】そこで、ワイヤロープ1自体は長手方向に
均等に伸張していると考えることができるから、いま位
相差ΔSが15msであるとすれば、上端部の磁気セン
サ6b−1を基準にして、次の磁気センサ6b−2から
順次1ms(Δs)のずれを有し、ストランド一回り分
の磁気センサ6b−16では、気センサ6b−1に対
し、15msの遅れで当該ストランドの漏洩磁束を検出
することになる。
【0065】そこで、この第2の実施の形態では、処理
装置7のCPU7cは、これら各磁気センサ6b(6b
−1〜6b−16)に対応した位相差のずれ分に対応し
た補正値を、磁気センサ6b−1と磁気センサ6b−1
7から得られるストランドピッチ信号間の位相差ΔSか
ら算出して、各磁気センサ6b(6b−1〜6b−1
6)対応した補正量として、RAM7eのバッファに予
め記憶する。
【0066】そこで、この第2の実施の形態のワイヤロ
ープ探傷装置では、各磁気センサ6b(6b−1〜6b
−16)で検出される損傷信号が、ワイヤロープ1の伸
びによりストランド1aと配置された磁気センサ6b
(6b−1〜6b−16)との位置ずれに対応し、RA
M7eに記憶された補正値を読み出し、位相をあわせを
行った上で損傷信号個数を計数するので、第1の実施の
形態と同様に、適正な損傷個数の計数及び交換要否の判
定を実行することができる。
【0067】なお、上記第2の実施の形態の説明によれ
ば、磁気センサ6b−1と磁気センサ6b−17との検
出信号間の位相差(ΔS)から、反対に、ワイヤロープ
1の伸び量を求めることができる。
【0068】そこで、この第2の実施の形態において
も、伸び量を測定するための特別な機器を別途用意する
ことなく、またストランド1aの損傷の有無にかかわら
ず、検出された伸び量からワイヤロープ1の劣化等を予
測できるので、この第2の実施の形態のワイヤロープ探
傷装置をワイヤロープ1の保守点検に利用することもで
きる。
【0069】なお、上記第1および第2の各実施の形態
において、表示器8に表示する内容としては、各ストラ
ンドや全ストランドの損傷個数やそれらストランドある
いはワイヤロープ自体の交換要否に加えて、ロープ速度
やストランドの伸び量などを必要に応じ表示することが
できる。また、ワイヤロープの磁化に永久磁石を用いる
ものとして説明したが、電磁石を用いてもよい。
【0070】このように、本発明のワイヤロープ探傷装
置は、磁気検出手段を螺旋状にストランドに合わせて配
置したので、将来、ワイヤロープが伸びてもその状態を
把握でき、ワイヤロープの寿命を精度高く判定できる効
果を有する。
【0071】いずれにしても、本発明によるワイヤロー
プ探傷装置によれば、同一円周方向に存在する複数個の
損傷を識別して検出できるとともに、ストランド毎の損
傷個数を容易かつ的確に算出して、ストランドあるいは
ワイヤロープ自体の交換の要否を的確かつ自動的に判定
し得るので、実用に際し優れた効果を発揮することがで
きる。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のワ
イヤロープ探傷装置によれば、ワイヤロープのストラン
ドの損傷を的確に検出して、交換要否を自動的に判定し
て出力するので、実用に際し得られる効果大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るワイヤロープ探傷装置の第1の実
施の形態を示した斜視図である。
【図2】図1に示した装置において、ワイヤロープを中
に通した漏洩磁束検出器の拡大平面図である。
【図3】図1に示した漏洩磁束検出器の構成図である。
【図4】図1に示した磁気センサから得られる検出信号
およびその検出信号の処理波形図である。
【図5】図1に示した処理装置のブロック図である。
【図6】図1に示したワイヤロープのストランドの断面
図、および磁気センサから得られる検出信号、並びに検
出信号の処理波形図である。
【図7】図1に示した処理装置の装置の動作説明図であ
る。
【図8】図7に示した動作を説明するフローチャートで
ある。
【図9】本発明の第2の実施の形態を説明した漏洩磁束
検出器の構成図、およびストランドピッチ信号波形図で
ある。
【図10】従来のワイヤロープ探傷装置を示した斜視図
である。
【符号の説明】
1 ワイヤロープ 1a ストランド 2 永久磁石(磁化手段) 6 漏洩磁束検出器 6a 輪体 6b 磁気センサ(磁気検出手段) 6c アナログ・デジタル(A/D)変換器 7 処理装置(損傷信号検出手段、判定手段) 7a デジタル入力回路(DI) 7b タイマ 7c 中央演算処理装置(CPU) 7e 書換可能メモリ(RAM) 8 表示器(表示手段)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数本のストランドのより合わせからな
    るワイヤロープを長手方向に磁化する磁化手段と、 前記ワイヤロープのストランドに沿うように螺旋状に配
    置された複数個の磁気検出手段と、 この磁気検出手段によって検出された磁気力が予め定め
    られた基準値を超えたとき損傷信号を導出する損傷信号
    検出手段と、 この損傷信号検出手段によって出力される損傷信号の数
    が予め定められた基準数を超えたか否かを判定する判定
    手段と、 この判定手段からの出力信号を表示する表示手段とを具
    備することを特徴とするワイヤロープ探傷装置。
  2. 【請求項2】 前記複数個の磁気検出手段は、前記スト
    ランドに沿って前記ワイヤロープの外周を少なくとも1
    周する長さにわたり配列され、 前記判定手段は、前記長手方向へのワイヤロープの移動
    により、前記磁気検出手段により検出される長手方向の
    ストランドピッチに基づき、損傷信号の数が予め定めら
    れた基準数を超えたか否かを判定することを特徴とする
    請求項1に記載のワイヤロープ探傷装置。
  3. 【請求項3】 前記磁気検出手段で検出されるストラン
    ドピッチを、所定時間にわたりカウントすることにより
    前記ワイヤロープの移動速度を演算するロープ速度演算
    手段を具備することを特徴とする請求項2に記載のワイ
    ヤロープ探傷装置。
  4. 【請求項4】 前記複数個の磁気検出手段の出力信号間
    の位相差を検出する位相差検出手段と、 前記複数個の磁気検出手段の各出力信号の位相をそろえ
    る出力補正手段とを具備することを特徴とする請求項1
    ないし3のいずれか1項に記載のワイヤロープ探傷装
    置。
  5. 【請求項5】 前記位相差検出手段で検出された位相差
    と前記磁気検出手段で検出されたストランドピッチから
    前記ワイヤロープのストランドの伸び量を演算するワイ
    ヤロープ伸び量演算手段を具備することを特徴とする請
    求項4に記載のワイヤロープ探傷装置。
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