JP2007204129A - 蒸気抜き機能を有する包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】蒸気抜き機能を有する包装袋の製造中に、蒸気抜き孔7が穿設されている折り返し部内面に介在している剥離性テープ材の状態を視認することができ、その剥離性テープ材の「捩じれやずれ」などによる不良品の検知を確実にする蒸気抜き機能を有する包装袋の提供にある。
【解決手段】基材フィルム20の内面に白色隠蔽層24とシーラント層23とを有する表裏側積層フィルム2、1とでなり、表側積層フィルム2の折り返し重ね合わせ部の内面に剥離性テープ材6が介在している蒸気抜き機能を有する包装袋において、前記折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部2b面の表側積層フィルム2の白色隠蔽層24が、内面に介在している剥離性テープ材6と平行に所定の幅で除かれた白抜き部25を形成している蒸気抜き機能を有する包装袋である。
【選択図】図3

Description

本発明は、調理済あるいは半調理済の食品等を収納する包装袋で、それを電子レンジで加熱する際に内部圧で発生する蒸気を自動的に抜く機能を有する包装袋に関するものであり、特に、この包装袋の製造中に不良品を確実に検出できる蒸気抜き機能を有する包装袋に関するものである。
近年、食品加工技術やそれを収納する包装技術の発達や電子レンジの普及等に伴い、多種類の電子レンジ用の包装袋が市販され、使用されるようになってきている。
上記電子レンジは、高周波の照射によって食品等に含まれる水分子等を振動させ、この振動によって発生する摩擦熱で食品等を加熱するものであり、この加熱に伴って発生する水蒸気によって、プラスチックフィルムで形成されている通常の密封された包装袋では、膨張し、破裂して電子レンジ内を汚してしまう。
このような破裂を防ぐため、従来、電子レンジで加熱する前に、予め包装袋の一部をハサミ等で小さな孔を開けたり、あるいは切り取るなどによって包装袋の内部圧の上昇を抑えていた。
しかしながら、上記のような孔を開けたり切取ったりする方法では、この手間と煩わしさに加え、加熱後発生する水蒸気は、すぐに包装袋の外に放出されてしまうため、水蒸気による蒸し(調理)効果が低減され、かつ内部の食品の乾燥が進行し、食品の劣化の一因となるという問題点があった。
上記のような問題点を解決するものとして、例えば、図13の斜視図に示すように、積層フィルム(100)を筒状にして、そのフィルムと対向する両端部(101)の同一面側を合掌状に重ね合わせ、図14の斜視図に示すように、その重ね合わせ面を、その長手方向の全長に亘って、その一部領域に易剥離領域を形成してヒートシールにて接合し、所定幅のヒートシール部(102)を設けて筒体を形成し、該ヒートシール部(102)を筒体の一端側に偏らせた後に、ヒートシール部(102)の下辺部を除いて、筒体の下辺部をヒートシールして底部ヒートシール部(103)を設けて製袋した後、筒体の上辺部の開口部から内容物を充填し、その後、例えば、図15の斜視図に示すように、ヒートシール部(102)の上辺部を除いて筒体の上辺部をシールし、上部ヒートシール部(104)を設けて密封包装した包装袋(106)がある(例えば、特許文献1参照。)。
上記図12に示す包装袋(106)は、加熱により袋内部の蒸気の圧力が上昇した際に、ヒートシール部(102)の一部領域に設けた易剥離領域が剥離して蒸気抜きが生じ、その蒸気圧力の逃げ圧を行うことがでるようにしたものである。
しかしながら、上記のような包装袋(106)を採用したとしても、加熱後の状況を見ると、包装袋(106)のヒートシール部(102)の一部領域に設けた易剥離領域に内容物の飛散が発生するため、完全な状態で内容物の飛散を回避し、電子レンジ内部の汚染を回避できるとは言いがたいものであった。
上記問題点を解決するものとして、最近本出願人が提案したものに、例えば、図16(a)、(b)およびその拡大図である図17の断面図に示すように、少なくとも内面に内容物を隠蔽し、かつ文字や絵柄を浮き立たせるための白色隠蔽層(24)と最内面にヒー
トシールのためのシーラント層(23)とを有する裏側積層フィルム(1)と表側積層フィルム(2)とを重ね合わせ、前記表側積層フィルム(2)には、V字形状の内側折返し部(2b)と外側折返し部(2a)とを備え、その重ね合わせフィルムの端部周囲を、前記シーラント層(23)でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記内側折返し部(2b)と外側折返し部(2a)とが折り返し重ね合わされ、その折り返し重ね合わせ部には未シール部(4a)を有する左シール部(4)、未シール部(3a)を有する中央シール部(3)、未シール部(5a)を有する右シール部(5)の3つの領域からなるパターン状にシールされてなるパターンシール部が設けられ、さらに折り返し重ね合わせ部の内面には、前記シーラント層(23)に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材(6)が、前記左右および中央シール部(4、5、3)からなるパターンシール、および側辺シール部(8、8)でシールされて介在し、少なくとも前記中央シール部(3)の未シール部(3a)には剥離性テープ材(6)に亘って貫通する蒸気抜き孔(7)が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋がある(例えば、特許文献2参照。)。
以下に、上記先行技術文献を示す。
特開平9−150864号公報 特願2004−353717
しかしながら、上記従来の蒸気抜き機能を有する包装袋の技術においては、例えば、図17に示すように、折り返し重ね合わせ部内に介在している剥離性テープ材(6)が、表側積層フィルム(2)に設けられている白色隠蔽層(24)のため、例えば、この袋の製造中に捩じれていたり、あるいは折り返し重ね合わせ部に対しずれていたりしている場合でも、少なくとも製造中にその状態を視認できないので、不良品となるものを検知できないという問題点があった。
本発明は、かかる従来技術の問題点を解決するものであり、その課題とするところは、少なくとも基材フィルムの内面に内容物を隠蔽する白色隠蔽層と最内面にシーラント層とを有する表裏側積層フィルムを重ね合わせ、表側積層フィルムには、V字形状の折り返し重ね合わせ部もしくはそれに該当する重ね合わせ部に少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、前記重ね合わせ部の内面には、易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、少なくとも前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、少なくとも製造中に前記剥離性テープ材の状態、すなわち捩じれやずれた状態を視認できるようにして、不良品の検知を確実にする蒸気抜き機能を有する包装袋を提供することにある。
本発明に於いて上記課題を達成するために、まず請求項1の発明では、少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する裏側積層フィルムと表側積層フィルムとを重ね合わせ、前記表側積層フィルムには、V字形状の内側折返し部と外側折返し部とを備え、その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記内側折返し部と外側折返し部とが折り返し重ね合わされ、その折り返し重ね合わせ部には、少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらに前記折り返し重ね合わせ部の内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性
テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
前記折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部面の表側積層フィルムの白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋としたものである。
また、請求項2の発明では、少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する1枚の積層フィルムを横方向に折り曲げて裏側積層フィルムと表側積層フィルムとを形成し、前記裏側積層フィルムと表側積層フィルムと重ね合わせ、前記表側積層フィルムには、V字形状の内側折返し部と外側折返し部とを備え、その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記内側折返し部と外側折返し部とが折り返し重ね合わされ、その折り返し重ね合わせ部には、少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらに前記折り返し重ね合わせ部の内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
前記折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部面の表側積層フィルムの白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋としたものである。
また、請求項3の発明では、少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する表側積層フィルムと裏側積層フィルムと底側積層フィルムとでなり、前記表側積層フィルムと裏側積層フィルムとをシーラント層を内側にして重ねあわせ、前記表側積層フィルムの底辺側が外側にシーラント層が露出するように横方向に折り返して折り返し部を形成して前記裏側積層フィルムに重ねあわせ、前記表側積層フィルムの折り返し部と、裏側積層フィルムの表側積層フィルムと重ならずシーラント層が露出している部分とを前記底側積層フィルムで重ね合わせ、その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記表側積層フィルムの折り返し部と底側積層フィルムとの重ね合わせ部には、少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらにその内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
前記表側積層フィルムの折り返し部面の白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋としたものである。
また、請求項4の発明では、少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する裏側積層フィルムと表側積層フィルムとを重ね合わせ、その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記ヒートシールされる低辺側の重ね合わせ部には少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらにその内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されていて、前記底辺側を表側積層フィルム側に折り返して折り返し部を形成し、この折り返し部の底辺側のシール部の両端縁と前記表裏積層フィルムの両側端縁が部分的に接着している蒸気抜き機能を有する包装袋において、
前記折り返し部を構成する表側積層フィルムの白色隠蔽層が、内面に介在している剥離
性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋としたものである。
また、請求項5の発明では、少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する裏側積層フィルムと表側積層フィルムとを重ね合わせ、前記裏側積層フィルムの底辺側には、Z字形状の折返し部を備え、その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記ヒートシールされる底辺側の重ね合わせ部には少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらにその内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
前記裏側積層フィルムの底辺側の白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋としたものである。
また、請求項6の発明では、前記白色隠蔽層に形成される白抜き部は、前記未シール部の内側にあるパターンシール部の内側最上端より内側に出ない幅であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の蒸気抜き機能を有する包装袋としたものである。
また、請求項7の発明では、前記蒸気抜き孔が小孔、切欠もしくはスリットのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の蒸気抜き機能を有する包装袋としたものである。
本発明は以上の構成であるから、下記に示す如き効果がある。
即ち、上記請求項1、2に係る発明によれば、表側積層フィルムの折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部面に設けられた白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることによって、製造中に、前記内面に介在している剥離性テープ材の介在状態(例えば捩じれやずれがないかなど)を視認することができ、このような異常が発生した時にいち早くラインを止めるなどの処置がとれ、不良品の混入を未然に防ぐことのできる蒸気抜き機能を有する包装袋とするものである。
さらにまた、上記請求項1、2に係る発明によれば、上記白抜き部が折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部面に設けられていることによって、製品となった場合にその白抜き部が見えないようになるので、デザイン上見栄えがしないなどの問題のない蒸気抜き機能を有する包装袋とすることができる。
また、上記請求項3に係る発明によれば、表側積層フィルムの折り返し部面の白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることによって、製造中に、前記内面に介在している剥離性テープ材の介在状態(例えば捩じれやずれがないかなど)を視認することができ、このような異常が発生した時にいち早くラインを止めるなどの処置がとれ、不良品の混入を未然に防ぐことのできる蒸気抜き機能を有する包装袋とするものである。
さらにまた、上記請求項3に係る発明によれば、上記白抜き部が表側積層フィルムの折り返し部面に設けられていることによって、製品となった場合にその白抜き部が見えないようになるので、デザイン上見栄えがしないなどの問題のない蒸気抜き機能を有する包装
袋とすることができる。
また、上記請求項4に係る発明によれば、折り返し部を構成する表側積層フィルムの白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることによって、製造中に、前記内面に介在している剥離性テープ材の介在状態(例えば捩じれやずれがないかなど)を視認することができ、このような異常が発生した時にいち早くラインを止めるなどの処置がとれ、不良品の混入を未然に防ぐことのできる蒸気抜き機能を有する包装袋とするものである。
さらにまた、上記請求項4に係る発明によれば、上記白抜き部が折り返し部を構成している表側積層フィルム面に設けられていることによって、製品となった場合にその白抜き部が見えないようになるので、デザイン上見栄えがしないなどの問題のない蒸気抜き機能を有する包装袋とすることができる。
また、上記請求項5に係る発明によれば、裏側積層フィルムの底辺側の白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることによって、製造中に、前記内面に介在している剥離性テープ材の介在状態(例えば捩じれやずれがないかなど)を視認することができ、このような異常が発生した時にいち早くラインを止めるなどの処置がとれ、不良品の混入を未然に防ぐ蒸気抜き機能を有する包装袋とすることができる。
さらにまた、上記請求項5に係る発明によれば、上記白抜き部が底辺側の裏側積層フィルム面に設けられていることによって、製品となった場合に裏側積層フィルムのZ字形状の折返し部によってその白抜き部が見えないようになるので、デザイン上見栄えがしないなどの問題のない蒸気抜き機能を有する包装袋とすることができる。
また、上記請求項6に係る発明によれば、白色隠蔽層に形成される白抜き部を、未シール部の内側にあるパターンシール部より内側に出ない幅とすることによって、この内部に介在する剥離性テープ材の捩じれやずれなどの状態が視認でき、その幅の下端がパターンシール部より内側に出ると内容物(カレー等)が見えてしまうので好ましくないものとなる。
さらにまた、上記請求項7に係る発明によれば、蒸気抜き孔が小孔、切欠もしくはスリットのいずれかであることとすることによって、収納する内容物により適宜最適な形状(大きさなども含め)の蒸気抜き孔を選定できる効果がある。
従って本発明は、調理済あるいは半調理済の食品等を収納する包装袋で、それを電子レンジで加熱する際に内部圧で発生する蒸気を自動的に抜く機能を有する包装袋として、優れた実用上の効果を発揮するものである。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面を用いて詳細に説明する。
本発明は、例えば、図1の断面概略図に示すように、調理済のカレー等内容物(40)を収納し、表側積層フィルム(2)と裏側積層フィルム(1)とをヒートシールで底辺シール部(9)と天辺シール部(15)などを形成して密封した包装袋で、電子レンジで加熱すると、その内部圧(43)で発生する水蒸気(42)を蒸気抜き孔(7)から自動的に抜けるように蒸気抜き機能を有する包装袋に関するものである。
上記請求項1に係る発明は、例えば、図2(a)の平面図およびそのB−B面を表す図
2(b)の断面図、さらにこの図2(b)の拡大図としての図3の断面模式図に示すように、基材フィルム(20)の内面に白色隠蔽層(24)を有し、最内面にはシーラント層(23)を有する裏側積層フィルム(1)と表側積層フィルム(2)とを重ね合わせ、その表側積層フィルム(2)には、V字形状の内側折返し部(2b)と外側折返し部(2a)とを備え、その重ね合わせフィルムの端部周囲をシーラント層(23)でヒートシールして側辺シール部(8、8)と底辺シール部(9)にて密封する包装袋であり、その内側折返し部(2b)と外側折返し部(2a)とが折り返し重ね合わされている。
その折り返し重ね合わせ部には、未シール部(4a)を有する左シール部(4)と、未シール部(3a)を有する中央シール部(3)と、未シール部(5a)を有する右シール部(5)の3つ領域からなるパターン状にシールされてなるパターンシール部が設けられ、さらにその折り返し重ね合わせ部の内面には、前記シーラント層(23)に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧により易剥離性を示す剥離性テープ材(6)が、前記左シール部(4)と中央シール部(3)と右シール部(5)でなるパターンシール部でシールされて介在し、前記中央未シール部(3a)には剥離性テープ材(6)に亘って貫通する蒸気抜き孔(7)が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
特に、図3に示すように、折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部(2b)面の表側積層フィルム(2)の白色隠蔽層(24)がその内面に介在している剥離性テープ材(6)と平行に所定の幅で除かれた白抜き部(25)を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋である。
上記発明によれば、図3に示すように、表側積層フィルム(2)の折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部(2b)面に設けられた白色隠蔽層(24)が内面に介在している剥離性テープ材(6)と平行に所定の幅で除かれた白抜き部(25)を形成していることによって、この袋の製造中に、内面に介在している剥離性テープ材(6)の介在状態(例えば捩じれやずれがないかなど)を視認することができ、不良品の混入を未然に防ぐことのできるものである。
さらにまた、図3に示すように、白抜き部(25)が折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部(2b)面に設けられているので、製品となった場合にその白抜き部(25)が見えないようになっていて、デザイン上からも見栄えがしないなどの問題のない蒸気抜き機能を有する包装袋である。
また、上記請求項2に係る発明では、特に、図示しないが、基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する1枚の積層フィルムを折り曲げ線を介して横方向に折り曲げて裏側積層フィルムと表側積層フィルムとを形成し、それ以降は、例えば、図2(a)、(b)および図3に示すものとほぼ同様の形態の蒸気抜き機能を有する包装袋としたものである。
また、上記請求項3に係る発明は、上記請求項1、2に係る発明に対し他の形態の蒸気抜き機能を有する包装袋に適用したもので、例えば、図4(a)の平面図およびその断面を表した図4(b)、さらにその拡大図である図5の断面模式図に示すように、基材フィルム(20)の内面に白色隠蔽層(24)を有し、その最内面にはシーラント層(23)を有する表側積層フィルム(2)と裏側積層フィルム(1)と底側積層フィルム(33)との3枚の積層フィルムでなり、この表側積層フィルム(2)と裏側積層フィルム(1)とをシーラント層(23)を内側にして重ね合わせ、この表側積層フィルム(2)の底辺側のシーラント層(23)が外側に露出するように横方向に折り返して折り返し部(11)を形成して、それを裏側積層フィルム(1)に重ねあわせ、前記表側積層フィルム(2)の折り返し部(11)と、裏側積層フィルム(1)の表側積層フィルム(2)と重なら
ずシーラント層(23)が露出している部分とを前記底側積層フィルム(33)で重ね合わされている。
その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールして底辺シール部(9)、側辺シール部(8、8)および頂辺シール部(17)を形成して密封する包装袋であり、前記の表側積層フィルム(2)の折り返し部(11)と底側積層フィルム(33)との重ね合わせ部には、未シール部(4a)を有する左シール部(4)と、未シール部(3a)を有する中央シール部(3)と、未シール部(5a)を有する右シール部(5)の3つ領域からなるパターン状にシールされてなるパターンシール部が設けられ、さらにその折り返し重ね合わせ部の内面には、前記シーラント層(23)に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧により易剥離性を示す剥離性テープ材(6)が、前記左シール部(4)と中央シール部(3)と右シール部(5)でなるパターンシール部でシールされて介在し、前記3か所の未シール部(4a、3a、5a)には剥離性テープ材(6)に亘って貫通する蒸気抜き孔(7)が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
特に、図5に示すように、表側積層フィルム(2)の折り返し部(11)面の白色隠蔽層(24)が内面に介在している剥離性テープ材(6)と平行に所定の幅で除かれた白抜き部(25)を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋とすることもできる。
また、上記請求項4に係る発明は、上記請求項1、2及び3に係る発明に対し他の形態の蒸気抜き機能を有する包装袋に適用したもので、例えば、図6(a)の斜視図およびその断面を表した図6(b)、さらにその拡大図である図7の断面模式図に示すように、基材フィルム(20)の内面に白色隠蔽層(24)を有し、その最内面にはシーラント層(23)を有する裏側積層フィルム(1)と表側積層フィルム(2)とを重ね合わせ、その重ね合わせフィルムの端部周囲を各シーラント層(23)でヒートシールして側辺シール部(8、8)と底辺シール部(9)を形成して密封する包装袋であり、ヒートシールされる底辺シール部(9)側の重ね合わせ部には、未シール部(4a)を有する左シール部(4)と、未シール部(3a)を有する中央シール部(3)と、未シール部(5a)を有する右シール部(5)の3つ領域からなるパターン状にシールされてなるパターンシール部が設けられている。
さらにその内面には、各シーラント層(23)に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材(6)が、前記パターンシール部でシールされて介在し、各未シール部(4a、3a、5a)には剥離性テープ材(6)に亘って貫通する蒸気抜き孔(7)が穿設されていて、前記底辺シール部(9)側を表側積層フィルム(2)側に折り返して折り返し部(50)を形成し、この折り返し部(50)の底辺シール部(9)の両端縁と表側積層フィルム(2)の両側端縁が部分的に接着部(16)を形成している蒸気抜き機能を有する包装袋において、
特に、図7の拡大図に示すように、折り返し部(50)を構成する表側積層フィルム(2)の白色隠蔽層(24)が、内面に介在している剥離性テープ材(6)と平行に所定の幅で除かれた白抜き部(25)を形成している蒸気抜き機能を有する包装袋とすることもできる。
さらにまた、上記請求項5に係る発明は、上記請求項1、2、3及び4に係る発明に対し他の形態の蒸気抜き機能を有する包装袋に適用したもので、例えば、図8(a)の平面図およびその断面を表した図8(b)、さらにその拡大図である図9の断面模式図に示すように、基材フィルム(20)の内面に白色隠蔽層(24)を有し、その最内面にはシーラント層(23)を有する裏側積層フィルム(1)と表側積層フィルム(2)とを重ね合わせ、その裏側積層フィルム(1)の底辺側には、Z字形状の折返し部(55)を備え、
その重ね合わせフィルムの端部周囲を各シーラント層(23)でヒートシールして側辺シール部(8、8)と底辺シール部(9)を形成して密封する包装袋であり、そのヒートシールされた底辺シール部(9)側の重ね合わせ部には未シール部(4a)を有する左シール部(4)と、未シール部(3a)を有する中央シール部(3)と、未シール部(5a)を有する右シール部(5)の3つ領域からなるパターン状にシールされてなるパターンシール部が設けられている。
さらにその内面には、そのシーラント層(23)に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材(6)が、パターンシール部でシールされて介在し、前記各未シール部(4a、3a、5a)には剥離性テープ材(6)に亘って貫通する蒸気抜き孔(7)が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
図8に示すように、裏側積層フィルム(1)の底辺シール部(9)側の白色隠蔽層(24)が、内面に介在している剥離性テープ材(6)と平行に所定の幅で除かれた白抜き部(25)を形成している蒸気抜き機能を有する包装袋とすることもできる。
また、上記請求項6に係る発明は、例えば、図10(a)の平面図及びそのB−B面を表す図10(b)の断面図に示すように、表側積層フィルム(2)の白色隠蔽層(24)に形成される白抜き部(25)は、未シール部(4a)を有する左シール部(4)及び未シール部(5a)を有する右シール部(5)の内側最上端(4b、5b)より下側に出ない幅(W)とするものである。
このように、白色隠蔽層(24)に形成される白抜き部(25)を、左シール部(4)及び右シール部(5)の下端の最上部(4b、5b)より下側に出ない幅(W)とすることによって、この内部に介在している剥離性テープ材(6)の捩じれやずれなどの状態が視認でき、その幅(W)でなる白抜き部(25)の下端が各シール部(4、5)の下端の最上部(4b、5b)より下側に出出ると内容物(カレー等)が外部から見えてしまうので好ましくないものとなる。
さらにまた、上記請求項7に係る発明は、例えば、図2(a)に示すように、蒸気抜き孔(7)をスリット状とする他に、特に図示しないが切欠や複数の小孔とし、内容物に適合した形状とすることができる。
以下に、本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋を構成する材料やその製造法等について説明する。
まず、本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋を構成する表裏側積層フィルム(2、1)および底側積層フィルム(33)としては、例えば、図11の側断面図に示すように、基材フィルム(20)の裏面に文字や絵柄などの印刷層(21)、この印刷層(21)を浮き上がらせるとともに、内容物を隠蔽する白色隠蔽層(24)が施され、中間層(22)を介して最内層にはシーラント層(23)が施されているのが一般的である。
上記基材フィルム(20)としては、この蒸気抜き機能を有する包装袋の基材となる層で、例えば、ポリオレフィン(ポリエチレン、ポリプロピレン等)、ポリエステル(ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンテレフタレート等)、ポリアミド(ナイロン−6、ナイロン−66、−ポリイミド等)など、あるいはこれらの高分子の共重合体など通常包装材料として用いられる比較的耐熱性を有するフィルムが使用できる。
上記基材フィルム(20)には、例えば、帯電防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、滑剤、
着色剤などの公知の添加剤を添加することができ、さらにまた、この基材フィルム(20)の表面をコロナ放電処理、アンカー処理等の表面改質を行って、後述する印刷層(21)や白色隠蔽層(24)等との接着性を向上させることもできる。
また、上記印刷層(21)は、グラビアインキ、あるいはフレキソインキを用いてそれらの印刷法にて形成することができ、さらにまた、上記白色隠蔽層(24)は、グラビア用白色インキ(例えば、ファインスターLPスーパー:LP−GT(東洋インキ製造社製))、あるいはフレキソ用白色インキを用い、それらの印刷法で白抜き部(25)を有するパターンとしてパターン印刷することができる。
また、中間層(22)としては、落下強度、突き刺し強度やガスバリア性を向上させる必要がある場合に積層するもので、例えば、ナイロンフィルム、ポリエステルフィルム等が好ましく使用され、さらにこれらフィルムに、酸化珪素、酸化アルミニウム等の無機化合物を蒸着して、透明なガスバリア層とすることもできる。
また、上記シーラント層(23)としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン共重合体、飽和ポリエステル等熱融着性を有する樹脂であればよく、特に、電子レンジ適性を考慮すると、厚みとして50〜80μm程度のポリプロピレン樹脂がより好適に使用される。
また、本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋に使用する剥離性テープ材(6)としては、例えば、図12の側断面図に示すように、包装袋内面のシーラント層に対して接着性を示す接着性樹脂層(28)と、包装袋を加熱して発生する蒸気の圧力で易剥離性を示す剥離性樹脂層(27)との2層からなるテープ材が挙げられる。
上記接着性樹脂層(28)としては、上述した表裏側積層フィルム(2、1)のシーラント層(23)を構成する熱融着可能な接着性熱可塑性樹脂をそのまま使用することができるが、CPPと称されるプロピレン系重合体(コポリマーやターポオリマー)や、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE、LDPE)からなる層が好適に用いられ、厚み20〜150μmとすることが多い。
また、上記剥離性樹脂層(27)としては、例えば、ブロックポリプロピレン系コポリマー、ランダムポリプロピレン系コポリマー、エチレン/酢酸ビニル等のエチレン系共重合体などが好適に用いられ、このエチレン系共重合体としては、特にエチレン成分含有量が85〜98重量%の共重合体が望ましい。
上記接着性樹脂層(28)と剥離性樹脂層(27)の積層方法は、特に限定するものではないが、例えば、ドライラミネート、エクストルージョンコーティング、共押出しなどの方法が挙げられ、これらの方法で剥離性テープ材(6)とすることができる。
以上のような構成の包装袋に、例えば、図1に示すように、カレー等内容物(40)を充填し、天辺をシールして天辺シール部(15)を形成した蒸気抜き機能を有する包装袋とし、これを電子レンジで加熱すると、表側積層フィルム(2)の折り込みされた内面に介在している剥離性テープ材(6)が、加熱による内部圧(43)で発生した水蒸気で内面のシーラント層から剥離して、加熱により発生した水蒸気が蒸気抜き孔(7)から自動的に排出する蒸気抜き機能を有する包装袋とすることができ、特に、本発明では、その袋の製造中に、不良品などの混在を確実に検出できる蒸気抜き機能を有する包装袋とするものである。
本発明の一事例である蒸気抜き機能を有する包装袋に内容物を充填したものを電子レンジなどで加熱した時の状態を示す断面模式図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の一事例を説明するもので、(a)は、その平面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の一事例を説明するもので、図2(b)に示す一部領域Eの拡大模式図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の他の一事例を説明するもので、(a)は、その平面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の他の一事例を説明するもので、図4(b)に示す一部領域Fの拡大模式図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の他の一事例を説明するもので、(a)は、その平面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の他の一事例を説明するもので、図6(b)に示す一部領域Gの拡大模式図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の他の一事例を説明するもので、(a)は、その平面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の他の一事例を説明するもので、図8(b)に示す一部領域Hの拡大模式図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋の一事例で、その折り返し面に形成される白色隠蔽層の白抜き部を示すもので、(a)は、その平面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋を構成する積層フィルムの一事例を示す側断面図でる。 本発明の蒸気抜き機能を有する包装袋を構成する剥離性テープ材の一事例を示す側断面図でる。 従来の蒸気抜き包装袋の一事例を説明する斜視図である。 従来の蒸気抜き包装袋の一事例を説明する斜視図である。 従来の蒸気抜き包装袋の一事例を説明する斜視図である。 従来の蒸気抜き機能を有する包装袋の一事例を説明するもので、(a)は、その平面図であり、(b)は、(a)のB−B面を表す断面図である。 従来の蒸気抜き機能を有する包装袋の一事例を説明するもので、図16(b)に示す一部領域Eの拡大模式図である。
符号の説明
1‥‥裏側積層フィルム
2‥‥表側積層フィルム
2a‥‥外側折り返し部
2b‥‥内側折り返し部
3‥‥中央シール部
3a‥‥中央シール部の未シール部
4‥‥左シール部
4a‥‥左シール部の未シール部
4b‥‥左シール部の内側最上端
5‥‥右シール部
5a‥‥右シール部の未シール部
5b‥‥右シール部の内側最上端
6‥‥剥離性テープ材
7‥‥蒸気抜き孔
8‥‥側辺シール部
9‥‥底辺シール部
11‥‥表側積層フィルムの折り返し部
15‥‥天辺シール部
16‥‥部分的接着部
17‥‥頂辺シール部
20‥‥基材フィルム
21‥‥印刷層
22‥‥中間層
23‥‥シーラント層
24‥‥白色隠蔽層
25‥‥白色隠蔽層の白抜き部
27‥‥易剥離性樹脂層
28‥‥接着性樹脂層
33‥‥底側積層フィルム
40‥‥内容物
42‥‥水蒸気
43‥‥内部圧
50‥‥折り返し部
55‥‥Z形状の折返し部
100‥‥従来の包装袋の積層フィルム
101‥‥従来の包装袋の積層フィルムの両端部
102‥‥従来の包装袋の積層フィルムのヒートシール部
103‥‥従来の包装袋の積層フィルムの底辺ヒートシール部
104‥‥従来の包装袋の積層フィルムのヒートシール部
105‥‥従来の包装袋に収納された内容物
106‥‥従来の包装袋
W‥‥剥離性テープ材の幅

Claims (7)

  1. 少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する裏側積層フィルムと表側積層フィルムとを重ね合わせ、前記表側積層フィルムには、V字形状の内側折返し部と外側折返し部とを備え、その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記内側折返し部と外側折返し部とが折り返し重ね合わされ、その折り返し重ね合わせ部には、少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらに前記折り返し重ね合わせ部の内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
    前記折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部面の表側積層フィルムの白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋。
  2. 少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する1枚の積層フィルムを横方向に折り曲げて裏側積層フィルムと表側積層フィルムとを形成し、前記裏側積層フィルムと表側積層フィルムと重ね合わせ、前記表側積層フィルムには、V字形状の内側折返し部と外側折返し部とを備え、その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記内側折返し部と外側折返し部とが折り返し重ね合わされ、その折り返し重ね合わせ部には、少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらに前記折り返し重ね合わせ部の内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
    前記折り返し重ね合わせ部を構成する内側折返し部面の表側積層フィルムの白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋。
  3. 少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する表側積層フィルムと裏側積層フィルムと底側積層フィルムとでなり、前記表側積層フィルムと裏側積層フィルムとをシーラント層を内側にして重ねあわせ、前記表側積層フィルムの底辺側が外側にシーラント層が露出するように横方向に折り返して折り返し部を形成して前記裏側積層フィルムに重ねあわせ、前記表側積層フィルムの折り返し部と、裏側積層フィルムの表側積層フィルムと重ならずシーラント層が露出している部分とを前記底側積層フィルムで重ね合わせ、その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記表側積層フィルムの折り返し部と底側積層フィルムとの重ね合わせ部には、少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらにその内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
    前記表側積層フィルムの折り返し部面の白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋。
  4. 少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する裏側積層フィルムと表側積層フィルムとを重ね合わせ、その重ね合わせフィルムの端部周囲を
    前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記ヒートシールされる低辺側の重ね合わせ部には少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらにその内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されていて、前記底辺側を表側積層フィルム側に折り返して折り返し部を形成し、この折り返し部の底辺側のシール部の両端縁と前記表裏積層フィルムの両側端縁が部分的に接着している蒸気抜き機能を有する包装袋において、
    前記折り返し部を構成する表側積層フィルムの白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋。
  5. 少なくとも基材フィルムの内面に白色隠蔽層を有し最内面にシーラント層を有する裏側積層フィルムと表側積層フィルムとを重ね合わせ、前記裏側積層フィルムの底辺側には、Z字形状の折返し部を備え、その重ね合わせフィルムの端部周囲を前記シーラント層でヒートシールにて密封する包装袋であって、前記ヒートシールされる底辺側の重ね合わせ部には少なくとも1つの未シール部を有するパターンシール部が設けられ、さらにその内面には、前記シーラント層に対して、包装袋を加熱して発生する水蒸気等の気体による内圧で易剥離性を示す剥離性テープ材が、前記パターンシール部でシールされて介在し、前記未シール部には剥離性テープ材に亘って貫通する蒸気抜き孔が穿設されている蒸気抜き機能を有する包装袋において、
    前記裏側積層フィルムの底辺側の白色隠蔽層が、内面に介在している剥離性テープ材と平行に所定の幅で除かれた白抜き部を形成していることを特徴とする蒸気抜き機能を有する包装袋。
  6. 前記白色隠蔽層に形成される白抜き部は、前記未シール部の内側にあるパターンシール部の内側最上端より内側に出ない幅であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の蒸気抜き機能を有する包装袋。
  7. 前記蒸気抜き孔が小孔、切欠もしくはスリットのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の蒸気抜き機能を有する包装袋。
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