JP2007203824A - 自動二輪車の車体フレーム - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、車体フレームの軽量化を図りながら、エンジンと車体フレームとの結合剛性を確保し、併せて、車両構成部品の配置の自由度を高めた自動二輪車の車体フレームを提供することを課題とする。
【解決手段】車体フレーム11に第1のフレーム部材21と第2のフレーム部材22とを含み、第1のフレーム部材21と第2のフレーム部材22は、離間して配置し、第1のフレーム部材21に一方のエンジン支持部82を一体に形成し、第2のフレーム部材22に他方のエンジン支持部83及びリヤスイングアーム24のピボット部23を一体に形成し、第1のフレーム部材21は、一方のエンジン支持部82に向かうにしたがい裾広がりに、且つ、この第1のフレーム部材21の端部21aに略M字形状に3つの突起部84a、84b、84cを形成し、これらの突起部84a、84b、84cに一方のエンジン支持部82を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、自動二輪車の車体フレームの改良に関する。
自動二輪車の車体フレームは、ヘッドパイプに左右のメインフレームを一体的に設け、このメインフレームにエンジンを懸架支持するものが主流となっている。
一方で、左右のメインフレームの一部を分割可能な構造とし、このメインフレームにエンジンを懸架支持するものがある。
エンジンなどを懸架支持するメインフレームを分割構造にした車体フレームが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−256005公報(図2)
特許文献1の図2において、オートバイのフレームは、前フレーム5と後フレーム20とに離間して配置されており、前フレーム5は、シリンダブロック8に取付けられ、後フレーム20は、エンジン6を構成するケース7の後部にある側面視略菱形のフレームであって、この後フレーム20にケース7の後部を取付けると共に、リヤスイングアーム25を取付けることで、フレームの小型化と軽量化を図っている。
特許文献1の技術では、エンジンが大型化した場合、結合剛性を高める必要がある。
そこで、メインフレームを含めた車体フレームの軽量化を維持しつつ、車体フレームとエンジンとの間で所定の結合剛性をより確保することのできる技術が望まれる。
本発明は、車体フレームの軽量化を図りながら、エンジンと車体フレームとの結合剛性を確保し、併せて、車両構成部品の配置の自由度を高めた自動二輪車の車体フレームを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームに第1のフレーム部材と第2のフレーム部材とを含み、第1のフレーム部材と第2のフレーム部材は、離間して配置し、第1のフレーム部材は、ヘッドパイプからエンジンのクランクケースに延出し、この第1のフレーム部材に一方のエンジン支持部を一体に形成し、第2のフレーム部材は、エンジンの後部にあって、この第2のフレーム部材に他方のエンジン支持部及びリヤスイングアームのピボット部を一体に形成してなる自動二輪車の車体フレームにおいて、第1のフレーム部材は、一方のエンジン支持部に向かうにしたがい裾広がりに、且つ、この第1のフレーム部材の端部に略M字形状に突起部を形成し、これらの突起部に一方のエンジン支持部を形成することを特徴とする。
請求項2に係る発明は、車体フレームに第1のフレーム部材と第2のフレーム部材とを含み、第1のフレーム部材と第2のフレーム部材は、離間して配置し、第1のフレーム部材は、ヘッドパイプからエンジンのクランクケースに延出すると共に、この第1のフレーム部材に一方のエンジン支持部を一体に形成し、第2のフレーム部材は、エンジンの後部からエンジンの後部に延出すると共に、この第2のフレーム部材に他方のエンジン支持部及びリヤスイングアームのピボット部を一体に形成してなる自動二輪車の車体フレームであって、エンジンは、前側シリンダーと後側シリンダーを備える多気筒エンジンであり、
一方のエンジン支持部は、少なくとも、前側シリンダーの前と、後側シリンダーの後と、前側シリンダーと後側シリンダーの間と、を支持することを特徴とする。
請求項3に係る発明は、エンジンは、前側シリンダーと後側シリンダーを備える多気筒エンジンであり、第1のフレーム部材は、一方のエンジン支持部に向かうにしたがい裾広がりに、且つ、この第1のフレーム部材の端部に略M字形状に3つの突起部を形成し、これらの突起部のうち、前の突起部で前側シリンダーの前を支持し、中央の突起部で前側シリンダーと後側シリンダーの間を支持し、後の突起部で後側シリンダーの後を支持することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、車体フレームに第1のフレーム部材と第2のフレーム部材とを含み、第1のフレーム部材と第2のフレーム部材は、離間して配置し、第1のフレーム部材は、ヘッドパイプからエンジンのクランクケースに延出すると共に、この第1のフレーム部材に一方のエンジン支持部を一体に形成し、第2のフレーム部材は、エンジンの後部からエンジンの後方に延出すると共に、この第2のフレーム部材に他方のエンジン支持部及びリヤスイングアームのピボット部を一体に形成してなる自動二輪車の車体フレームであって、第2のフレーム部材は、左右のフレーム部で構成し、ピボット部の下方位置にて左右のフレーム部をつなぐクロス部を一体形成し、このクロス部の下部に、上に凹となる第1凹部を形成し、この第1凹部に排気装置を配置可能としたことを特徴とする。
請求項5に係る発明は、クロス部の上部に下方に凹となる第2凹部を形成し、この第2凹部に動力伝達部材を通すようにしたことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、第1のフレーム部材の端部に向けて裾広がりに形成し、その端部に略M字形状に突起部を形成し、一方のエンジン支持部としたので、車体フレームの大きさを大きくすることなく、また、別途幅の広いステー等を必要とせずエンジンの支持点数を増やし、所定の結合剛性を容易に確保することができる。
また、第1のフレーム部材の端部に略M字形状に突起部を形成したので、車体フレームの軽量化が図れ、コストアップを抑えることができる。
請求項2に係る発明では、一方のエンジン支持部は、少なくとも、前側シリンダーの前と、後側シリンダーの後と、前側シリンダーと後側シリンダーの間と、を支持するように構成した。
一方のエンジン支持部でエンジンの前部と後部とエンジンの前部と後部の間とを幅広く支持することができるので、エンジンを効率的に支持することができ、特に、前後に長い多気筒エンジンにおいても、効率良く結合剛性を確保することが可能となる。
請求項3に係る発明では、第1のフレーム部材を裾広がりに形成し、その端部に略M字形状に3つの突起部を形成し、一方のエンジン支持部としたので、車体フレームの大きさを大きくすることなく、第1のフレーム部材で、エンジンの支持可能な範囲を容易に確保することができる。
従って、車体フレームの大きさが大きくなることなく、結合剛性を容易に確保しながら、車体フレームの軽量化を図ることができる。
加えて、第1のフレーム部材の端部に3つの突起部を備え、前側シリンダーの前と、後側シリンダーの後と、前側シリンダーと後側シリンダーの間を支持するように構成したので、エンジンの結合剛性をバランス良く効率的に高めることができる。
第1のフレーム部材によって、エンジンを支持可能にする範囲を容易に確保することができるので、比較的嵩の大きな多気筒エンジンにおいても、エンジンと車体フレームとの結合剛性を効率良く確保することが可能となる。
請求項4に係る発明では、第2のフレーム部材に一体に形成したクロス部の下部に、上に凹となる第1凹部を形成したので、排気装置の配置の自由度を高めることができる。
排気装置の配置の自由度が高まるため、重量配分などを考慮した排気装置の最適な配置が可能となる。
請求項5に係る発明では、クロス部に、上部を下方に凹となる第2凹部を形成し、この第2凹部に動力伝達部材を通すようにしたので、排気装置と動力伝達部材とを効率良く配置することができる。
排気装置と動力伝達部材とを効率良く配置することが可能となり、空間効率が高く、且つ、重量バランスの良い配置をすることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図において、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」は、各々運転者からみた方向を示す。なお、図面は符号の向きにみるものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の車体フレームを説明する側面図であり、自動二輪車10は、車体フレーム11を備え、この車体フレーム11を、前端に設けたヘッドパイプ12と、このヘッドパイプ12からエンジン13のクランクケース14に向け延出した第1のフレーム部材21と、エンジン13の後部からエンジン13の後部で上下に延在する第2のフレーム部材22と、この第2のフレーム部材22に一体に形成するピボット部23と、このピボット部23から後方に上下揺動自在に設けるリヤスイングアーム24と、第2のフレーム部材22の後方斜め上方に延ばすシートレール25及びこのシートレール25を支持するサポートフレーム26とから構成した車両である。
なお、第2のフレーム部材22とリヤスイングアーム24との間には、リヤクッション27を掛け渡し、リヤスイングアーム24の後端に駆動輪としての後輪31を回動自在に取付ける。
第1のフレーム部材21には、ラムエアダクトの貫通穴32を開けると共に、その斜め上方後部に燃料タンク33を配置する。
エンジン13を含むパワーユニット35は、第1のフレーム部材21と第2のフレーム部材22との間に設けるものである。このため、動力源としてのパワーユニット35は、車体フレーム11の一部としての役割を担う。
自動二輪車10は、ヘッドパイプ12に操舵自在に取付けるフロントフォーク36と、このフロントフォーク36の上端部に操舵ハンドル37を取付け、フロントフォーク36の下端部に前輪41を取付ける。ヘッドパイプ12には、風よけなどを目的として車体フレーム11の前部を覆うカウル部材42を取付け、このカウル部材42にヘッドライト43及びバックミラー44を取付ける。
車体フレーム11の略中央部には、エンジン13を懸架支持する。このエンジン13は、前側シリンダー51と後側シリンダー52とがクランクケース14を中心にV型に交差した横置きV型4気筒エンジンである。
エンジン13の前方には、ラジエータユニット53を配置し、エンジン13の下方に、オイルパン54を下方に突出させ、このオイルパン54の近傍に排気装置55を配置する。
排気装置55は、エンジン13のオイルパン54の後方に配置する後方膨張室65と、オイルパン54の前方に配置する前方膨張室67を主要素とする。
エンジン13の前側シリンダー51から、排気管61、61を下方に向け延ばし、これらの排気管61、61を、エンジン13の下方で合流させ、U字管63を介して後方膨張室65に連結する。
一方、エンジン13の後側シリンダー52から、排気管62、62を下方に向け延ばし、これらの排気管62、62を、エンジン13の後方で合流させ、C字管64を介して後方膨張室65に連結する。
そして、これら後方膨張室65、前方膨張室67間を連結管66で連結する。
従って、排気管61、62から後方膨張室65に入った排気ガスは、後方膨張室65を通り、後方膨張室65から前方膨張室67に移動して前方膨張室67を通り、その過程で、浄化処理や消音が行われ、外部に排出される。
71はエンジン13の動力を後輪31に伝達する動力伝達部材72としてのチェーンである。73はフロントフォーク36に取付けるフロントブレーキユニット、74は前輪41側に取付けるフロントブレーキデイスクである。フロントブレーキデイスク74に作用する位置にフロントブレーキユニット73を配置する。
75はシートレールの周囲を覆う後部カウル、76はシートレールの上方に設ける乗員シート、77はリヤフェンダである。
すなわち、本発明に係る自動二輪車10は、車体フレーム11に第1のフレーム部材21と第2のフレーム部材22とを含み、第1のフレーム部材21と第2のフレーム部材22は、離間して配置し、第1のフレーム部材21は、ヘッドパイプ12からエンジン13のクランクケース14に延出し、第2のフレーム部材22は、エンジン13の後部でエンジン13の上下に延在しリヤスイングアーム24のピボット部23を一体に形成してなる。
図2は図1の2矢視図であり、ヘッドパイプ12から後方に左右のフレーム部18L、18Rを含む第1のフレーム部材21を一体的に延ばし、この第1のフレーム部材21と離間させて後方に左右のフレーム部19L、19Rを含む第2のフレーム部材22を配置し、これら第1のフレーム部材21と第2のフレーム部材22とで囲んだ空間に横置きV型4気筒エンジン13を配置する。
図3は本発明に係る自動二輪車の車体フレームを説明する要部側面図である。
エンジン13は、クランクケース14と、このクランクケース14から斜め前方に立ち上げる前側シリンダー51と、この前側シリンダー51の上部に設ける前側シリンダヘッド80と、クランクケース14から斜め後方に立ち上げる後側シリンダー52と、後側シリンダー52の上部に設ける後側シリンダヘッド81とを備える前2気筒後2気筒の横置きV型4気筒エンジンである。
エンジン13の懸架支持構造について説明すると、第1のフレーム部材21には、一方のエンジン支持部82を一体に形成し、第2のフレーム部材22には、他方のエンジン支持部83を一体に形成し、第1のフレーム部材21は、一方のエンジン支持部82に向かうにしたがい裾広がりに、且つ、この第1のフレーム部材21の端部に略M字形状に3つの突起部84・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を形成し、これらの突起部84・・・に一方のエンジン支持部82を形成する。
そして、突起部84・・・のうち、前の突起部84aでエンジン13の前側シリンダー51の前を支持し、中央の突起部84bで前側シリンダー51と後側シリンダー52の間を支持し、後の突起部84cで後側シリンダー52の後を支持する。
一方のエンジン支持部82は、少なくとも、前側シリンダー51の前と、後側シリンダー52の後とを支持するということもできる。
一方のエンジン支持部82でエンジン13の前部と後部とを幅広く支持することができるので、エンジン13を効率的に支持することができ、特に、前後に長い多気筒エンジンにおいても、効率良く結合剛性を確保することが可能となる。
また、第2のフレーム部材22の前部に後方支持部86を設け、エンジン13のクランクケース14を支持する。
第1のフレーム部材21と第2のフレーム部材22を分割配置したので、各フレームの嵩は小さくなり、エンジン13の取付け位置精度を出し易くすることができる。
本実施例において、エンジン13は、前後にシリンダーを各2つ備えるV型エンジンであるが、V型エンジンの他、タンデム型エンジン、縦置き直列エンジンでも差し支えない。
図4は図3の4−4線断面図であり、第2のフレーム部材の断面を示す。
第2のフレーム部材22は、左右のフレーム部19L、19Rと、これら左右のフレーム部19L、19Rの間に渡す上中下3つのクロス部92、93、94とを備える部材である。
そして、下クロス部94と中クロス部93と左右のフレーム部19L、19Rとで囲んだ空間95に動力伝達部材72であるチェーン71を通すものであるが、このチェーン71の通るスペースを確保するため、下クロス部94の上部94aには、下に凹となる第2凹部102を形成する。
下クロス部94の下部94bには、排気装置55を配置可能にする上に凹となる第1凹部101を形成する。
すなわち、第2のフレーム部材22は、左右のフレーム部19L、19Rで構成し、ピボット部23の下方位置にて左右のフレーム部19L、19Rをつなぐクロス部90の一つである下クロス部94を一体形成し、この下クロス部94の下部94bに、上に凹となる第1凹部101を形成し、この第1凹部101に排気装置を配置可能にした。
第2のフレーム部材22に一体に形成した下クロス部94の下部94bに、上に凹となる第1凹部101を形成したので、排気装置55の配置の自由度を高めることができる。
排気装置55の配置の自由度が高まるため、重量配分などを考慮した排気装置60の最適な配置が可能となる。
加えて、下クロス部94に、上部を下方に凹となる第2凹部102を形成した。
第2凹部102に動力伝達部材72を通すようにしたので、排気装置55と動力伝達部材72とを効率良く配置することができる。
排気装置55と動力伝達部材72とを効率良く配置することが可能となり、空間効率が高く、且つ、重量バランスの良い配置とすることができる。
本実施例において、動力伝達部材72はチェーン71を利用したが、チェーン71の他、ベルトやドライブシャフト、ギヤトレインであっても良いものとする。
以上に述べた自動二輪車の車体フレームの作用を次に述べる。
図3に戻って、第1のフレーム部材21を裾広がりに形成すると共に、第1のフレーム部材21の端部21aに略M字形状に3つの突起部84a、84b、84cを形成し、これらの突起部84a、84b、84cに一方のエンジン支持部82を形成した。
仮に、第1のフレーム部材21が裾広がりでないときには、その端部でエンジン13を支持することのできる範囲には制約がある。所定の結合剛性を得るためには、支持点数を増やす必要があり、例えば、第1のフレーム部材21の端部21aに別途幅の広いステーを追加するなどして、エンジン13の支持点数を増やし、所定の結合剛性を得る。このため、部品点数が増えると共に加工・組立工数が増えるため、車体フレーム11のコストアップにつながる。
加えて、第1のフレーム部材21において、例えば、端部に略M字形状のような突起部84・・・を形成することなく、単に、エンジン13を支持可能にする範囲を広げようとすると、第1のフレーム部材21の幅や大きさが大きくなり、その重量が増えるという問題がある。
この点、本発明では、第1のフレーム部材21の端部21aに向けて裾広がりに形成し、その端部21aに略M字形状に3つの突起部84a、84b、84cを形成し、一方のエンジン支持部82としたので、車体フレーム11の大きさを大きくすることなく、所定の結合剛性を容易に確保することができる。車体フレーム11の大きさが大きくなることはないので、車体フレーム11の軽量化が図れ、車体フレーム11のコストアップを抑えることができる。
また、第1のフレーム部材21の端部21aに3つの突起部84a、84b、84cを備え、前側シリンダー51の前と、後側シリンダー52の後と、前側シリンダー51と後側シリンダー52の間を支持するように構成したので、エンジン13の結合剛性をバランス良く効率的に上げることができる。
エンジン13を支持可能な範囲を容易に確保することができるので、比較的嵩の大きな多気筒エンジンにおいても、エンジン13と車体フレーム11との結合剛性を効率良く確保することが可能となる。
図5は図2の別実施例図であり、図2と異なる点は、第1のフレーム部材21及び第2のフレーム部材22に支持懸架するエンジンの形式を前3気筒と後2気筒のシリンダーとがV型に交差した横置きV型5気筒のエンジン13Bにした点である。
前3気筒のシリンダーを支持懸架することにより、前3気筒のシリンダーから3本の排気管61・・・を延ばした点と、これらの排気管61・・・が集合するU字管(図1の符号63)の大きさが排気量に合わせて大径化する点が変更となる。
尚、請求項1では、第1のフレーム部材は、多気筒エンジンを支持するものでなくても良い。例えば、単気筒エンジンを支持するものであっても良い。また、エンジン支持部は、前側シリンダーの前でなくても良く、後側シリンダーの後でなくても良い。
請求項2では、第1のフレーム部材の端部に略M字状の3つの突起部を形成するものに限定されない。この他、例えば、略W字状の3つの突起部でも良い。
請求項4では、クロス部材の上部に設けた凹部に動力伝達部材を通さなくても差し支えない。あるいは、クロス部材の上部に下方に凹となる凹部を設けなくても良い。例えば、平坦部、凸部にすることは差し支えない。
本発明は、自動二輪車の車体フレームに好適である。
本発明に係る自動二輪車の車体フレームを説明する側面図である。 図1の2矢視図である。 本発明に係る自動二輪車の車体フレームを説明する要部側面図である。 図3の4−4線断面図である。 図2の別実施例図である。
符号の説明
10…自動二輪車、11…車体フレーム、12…ヘッドパイプ、13、13B…エンジン、14…クランクケース、19L…左フレーム部、19R…右フレーム部、21…第1のフレーム部材、21a…第1のフレーム部材の端部、22…第2のフレーム部材、23…リヤスイングアーム、24…ピボット部、51…前側シリンダー、52…後側シリンダー、60…排気装置、71…チェーン、72…動力伝達部材、82…一方のエンジン支持部、83…他方のエンジン支持部、84a、84b、84c…突起部、90…クロス部、94…下クロス部、94a…下クロス部の上部、94b…下クロス部の下部、101…第1凹部、102…第2凹部。

Claims (5)

  1. 車体フレームに第1のフレーム部材と第2のフレーム部材とを含み、前記第1のフレーム部材と前記第2のフレーム部材は、離間して配置し、前記第1のフレーム部材は、ヘッドパイプからエンジンのクランクケースに延出し、この第1のフレーム部材に一方のエンジン支持部を一体に形成し、前記第2のフレーム部材は、前記エンジンの後部にあって、この第2のフレーム部材に他方のエンジン支持部及びリヤスイングアームのピボット部を一体に形成してなる自動二輪車の車体フレームにおいて、
    前記第1のフレーム部材は、前記一方のエンジン支持部に向かうにしたがい裾広がりに、且つ、この第1のフレーム部材の端部に略M字形状に突起部を形成し、これらの突起部に前記一方のエンジン支持部を形成することを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  2. 車体フレームに第1のフレーム部材と第2のフレーム部材とを含み、前記第1のフレーム部材と前記第2のフレーム部材は、離間して配置し、前記第1のフレーム部材は、ヘッドパイプからエンジンのクランクケースに延出すると共に、この第1のフレーム部材に一方のエンジン支持部を一体に形成し、前記第2のフレーム部材は、前記エンジンの後部から前記エンジンの後部に延出すると共に、この第2のフレーム部材に他方のエンジン支持部及びリヤスイングアームのピボット部を一体に形成してなる自動二輪車の車体フレームであって、
    前記エンジンは、前側シリンダーと後側シリンダーを備える多気筒エンジンであり、
    前記一方のエンジン支持部は、少なくとも、前側シリンダーの前と、後側シリンダーの後と、前側シリンダーと後側シリンダーの間と、を支持することを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  3. 前記エンジンは、前側シリンダーと後側シリンダーを備える多気筒エンジンであり、
    前記第1のフレーム部材は、前記一方のエンジン支持部に向かうにしたがい裾広がりに、且つ、この第1のフレーム部材の端部に略M字形状に3つの突起部を形成し、
    これらの突起部のうち、前の突起部で前記前側シリンダーの前を支持し、中央の突起部で前記前側シリンダーと前記後側シリンダーの間を支持し、後の突起部で前記後側シリンダーの後を支持することを特徴とする請求項1記載の自動二輪車の車体フレーム。
  4. 車体フレームに第1のフレーム部材と第2のフレーム部材とを含み、前記第1のフレーム部材と前記第2のフレーム部材は、離間して配置し、前記第1のフレーム部材は、ヘッドパイプからエンジンのクランクケースに延出すると共に、この第1のフレーム部材に一方のエンジン支持部を一体に形成し、前記第2のフレーム部材は、前記エンジンの後部から前記エンジンの後方に延出すると共に、この第2のフレーム部材に他方のエンジン支持部及びリヤスイングアームのピボット部を一体に形成してなる自動二輪車の車体フレームであって、
    前記第2のフレーム部材は、左右のフレーム部で構成し、前記ピボット部の下方位置にて左右のフレーム部をつなぐクロス部を一体形成し、
    このクロス部の下部に、上に凹となる第1凹部を形成し、この第1凹部に排気装置を配置可能としたことを特徴とする自動二輪車の車体フレーム。
  5. 前記クロス部の上部に下方に凹となる第2凹部を形成し、この第2凹部に動力伝達部材を通すようにしたことを特徴とする請求項4記載の自動二輪車の車体フレーム。
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