JP2015030373A - マフラー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】マフラープロテクターの外観性の低下を防止できるようにする。
【解決手段】車体の側方にピリオンステップ68とマフラー42とが上下に配置され、マフラー42の後部がマフラー42の前部よりも高所に配置されたマフラー構造において、マフラー42のピリオンステップ68側を、マフラー42に対して所定隙間を設けたマフラープロテクター105で覆うとともに、ピリオンステップ68の後方のマフラープロテクター105のピリオンステップ68側を更に覆う板状保護部材106を設けた。
【選択図】図8

Description

本発明は、マフラー構造に関する。
従来、自動二輪車のマフラー構造において、マフラー本体を上方及び外側方から覆う板状のマフラープロテクターを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−264293号公報
ところで、上記従来のようなマフラー構造では、シートの後部に着座した同乗者が足を載せるピリオンステップがマフラープロテクターの近傍に設けられることが多く、同乗者の足がマフラープロテクターに接触することでマフラープロテクターに傷が付き易い。このため、マフラープロテクターの外観性の低下を防止できるようにすることが課題となる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、マフラープロテクターの外観性の低下を防止できるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、車体の側方にピリオンステップ(68)と排気マフラー(42)とが上下に配置され、前記排気マフラー(42)の後部が前記排気マフラー(42)の前部よりも高所に配置されたマフラー構造において、前記排気マフラー(42)の前記ピリオンステップ(68)側を、前記排気マフラー(42)に対して所定隙間(S1)を設けたマフラープロテクター(105)で覆うとともに、前記ピリオンステップ(68)の後方の前記マフラープロテクター(105)の前記ピリオンステップ(68)側を更に覆う板状保護部材(106)を設けたことを特徴とする。
本発明によれば、マフラープロテクターのピリオンステップ側を更に覆う板状保護部材によってマフラープロテクターを保護でき、マフラープロテクターの外観性の低下を防止できる。
また、本発明は、前記マフラープロテクター(105)は、金属製プレートに耐熱塗装が施されたものであり、前記板状保護部材(106)は、鉄製プレートに亜鉛メッキが施されたものであることを特徴とする。
本発明によれば、密着度の高い亜鉛メッキにより板状保護部材の傷付きを防止できるとともに、必要な部分を亜鉛メッキとして亜鉛メッキの範囲を極力小さくでき、安価で外観性の良い構造を実現できる。
また、本発明は、前記マフラープロテクター(105)と前記板状保護部材(106)とは、上下に重なるとともに、前記マフラープロテクター(105)は、前記板状保護部材(106)の中央部を前記排気マフラー(42)に対向させる開口部(121)を有することを特徴とする。
本発明によれば、開口部の部分では、板状保護部材の出っ張り量を小さくできるため、ピリオンステップに足を載せる同乗者の足置き用スペースを大きくできる。
さらに、本発明は、前記マフラープロテクター(105)と前記板状保護部材(106)とは、前記排気マフラー(42)の本体部(80)に対し共締めされる取付部(122,123,129a)を有し、当該取付部(122,123,129a)が共締めされる共締め部(107)は、前記本体部(80)の前記ピリオンステップ(68)側の面に設けられることを特徴とする。
本発明によれば、マフラープロテクター及び板状保護部材にかかる足の荷重を、共締め部を介してマフラーの本体部で受けることができる。これにより、マフラープロテクター及び板状保護部材にかかる応力を低減でき、マフラープロテクター及び板状保護部材を薄く形成できるため、軽量化及び小型化を図ることができる。
また、本発明は、前記排気マフラー(42)は、前記ピリオンステップ(68)より前側に触媒(85)を備えるとともに、当該前記排気マフラー(42)内における前記ピリオンステップ(68)の反対側に、前記板状保護部材(106)の前後に亘る連通管(101)を備えることを特徴とする。
本発明によれば、触媒がピリオンステップの前側に遠くなり、触媒の輻射熱の板状保護部材側への影響を低減できる。また、連通管を通る排気の熱の板状保護部材側への影響を低減できる。このため、板状保護部材の温度上昇を抑制でき、ピリオンステップ近傍の足置きスペースの温度上昇を抑制できる。
また、本発明は、前記板状保護部材(106)の周縁部(106a)と前記マフラープロテクター(105)との隙間は、前部及び後部よりも中央部で大きく設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、隙間に風を取り入れて板状保護部材及びマフラープロテクターを冷却できるとともに、板状保護部材の中央部のたわみや寸法のバラツキを許容でき、板状保護部材がマフラープロテクターに接触することを防止できる。
また、本発明は、前記マフラープロテクター(105)の前後の中央部には、前寄り部(115)及び後寄り部(118)に対し、車幅方向の外側に張り出す張り出し部(117)が形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、張り出し部によってピリオンステップを下方から覆うことができ、同乗者の足を効果的に保護できる。
さらに、本発明は、前記張り出し部(117)は、側面視で前後方向に長い横長に形成されていることを特徴とする。
本発明によれば、板状保護部材よりも上流側の触媒の熱を張り出し部に沿わせて排気マフラーの後部下方に導くことができるとともに、板状保護部材の熱を張り出し部に沿う風によって吸い寄せて排出できる。このため、板状保護部材の温度上昇を効果的に抑制できる。
本発明に係るマフラー構造では、板状保護部材によってマフラープロテクターを保護でき、マフラープロテクターの外観性の低下を防止できる。
また、密着度の高い亜鉛メッキにより板状保護部材の傷付きを防止できるとともに、安価で外観性の良い構造を実現できる。
また、板状保護部材の出っ張り量を小さくでき、ピリオンステップに足を載せる同乗者の足置き用スペースを大きくできる。
さらに、マフラープロテクター及び板状保護部材にかかる応力を共締め部によって低減でき、マフラープロテクター及び板状保護部材を薄く形成できるため、軽量化及び小型化を図ることができる。
また、触媒及び連通管の熱が板状保護部材側へ影響することを低減でき、ピリオンステップ近傍の足置きスペースの温度上昇を抑制できる。
また、隙間に風を取り入れて板状保護部材及びマフラープロテクターを冷却できるとともに、板状保護部材がマフラープロテクターに接触することを防止できる。
さらに、張り出し部によってピリオンステップを下方から覆うことができ、同乗者の足を効果的に保護できる。
また、張り出し部に沿う走行風によって、板状保護部材の温度上昇を効果的に抑制できる。
本発明のマフラー構造を備えた自動二輪車の右側面図である。 自動二輪車の車体後部を上方から見た平面図である。 排気装置を車幅方向内側から見た側面図である。 下流側排気管の内部構造を示す断面図である。 マフラー本体部を上方から見た場合の内部構造を示す断面図である。 マフラー本体部を内側方から見た場合の内部構造を示す断面図である。 図6のVII−VII断面図である。 マフラー及びピリオンステップの周辺の構造を示す左側面図である。 マフラーを上方から見た平面図である。 図8のX−X断面図である。 マフラープロテクターの平面図である。 板状保護部材の平面図である。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LEは車体左方を示している。
図1は、本発明のマフラー構造を備えた自動二輪車10の右側面図である。
自動二輪車10は、車体フレーム11にエンジン14が支持され、前輪26を支持するフロントフォーク13が車体フレーム11の前端のヘッドパイプ12に操舵可能に支持され、後輪56を支持するスイングアーム21が車体フレーム11の後部に設けられた車両である。自動二輪車10は、運転者が跨るようにして着座するシート17が車体フレーム11の前後の中央部の上方に設けられた鞍乗り型の車両である。
スイングアーム21は、車体フレーム11の下部に設けられたピボット軸18に上下揺動可能に支持され、後輪56はスイングアーム21の後端部の車軸55に軸支される。スイングアーム21は、リアサスペンション27を介して車体フレーム11に連結される。
フロントフォーク13は、上端部にバーハンドル24が取付けられ、下端部に車軸25を介して前輪26が支持されている。燃料タンク16は、車体フレーム11の上部に支持され、シート17の前方に位置する。
エンジン14は、クランク軸が収容されたクランクケース31と、このクランクケース31の前部から起立したシリンダ部32と、クランクケース31の後部に付設された変速機33とを備える。シリンダ部32は、シリンダヘッド35を備え、このシリンダヘッド35の後部にエアクリーナ等からなる吸気装置36が接続され、シリンダヘッド35の前部に排気装置37が接続されている。排気装置37は、シリンダヘッド35に取付けられた排気管41と、この排気管41の後端部に接続されたマフラー42(排気マフラー)とを有する。
燃料タンク16及びシート17の下方であって吸気装置36の側方は、フロントサイドカバー44で覆われている。シート17は、運転者が座る前側シート17aと、この前側シート17aの後方に一段高く一体に設けられて同乗者(パッセンンジャー)が座る後側シート17bとを有する。シート17の両側面の下方にはシート17の下方を覆う左右一対のリアサイドカバー47,47(手前側のリアサイドカバー47のみ図示)が配置されている。リアサイドカバー47の後端部からは、後方へテールランプ51が突出している。リアサイドカバー47の後部及びテールランプ51の上部は、リアセンタカバー52で覆われている。
上記のフロントサイドカバー44、リアサイドカバー47、リアサイドエンドカバー48及びリアセンタカバー52は、車体カバー53を構成する。
ヘッドパイプ12の前部には、フロントカウル62が取り付けられ、フロントカウル62にはヘッドライト61が設けられている。フロントフォーク13にはフロントフェンダ63が取り付けられている。
運転者用の左右一対のステップ64は、エンジン14の後部の側方に設けられている。エンジン14の後方の車体フレーム11からは、板状のステップホルダ67が左右一対で後方に延びている。各ステップホルダ67の後端67aは、側面視で後輪56の前部の側方に位置し、後端67aには、折り畳み可能な同乗者用のピリオンステップ68がそれぞれ設けられている。また、後側シート17bの後方には、同乗者が把持するグラブレール66が設けられている。
リアサイドカバー47,47の後部の下方には、後輪56を上方から覆うリアフェンダ72が設けられ、リアフェンダ72には、左右一対のリアウインカ79が取り付けられる。
図2は、自動二輪車10の車体後部を上方から見た平面図である。
左右のリアサイドカバー47,47は、後側シート17bに対して車幅方向外側に膨出しており、最も車幅方向外側に突出する最大膨出部47a,47aを、後側シート17bの前部の下方に有する。また、最大膨出部47a,47aは、その車両前後方向の位置が、左右一対のリアフレーム75,75の後部間に渡されたクロスフレーム76の前縁76aとほぼ一致している。
ピリオンステップ68,68は、最大膨出部47a,47aの前方で前側シート17a及びリアサイドカバー47,47の下方に配置されている。ピリオンステップ68,68は、折りたたみ式である。図2では、ピリオンステップ68,68は、同乗者が足を載せることが可能な使用状態にセットされており、使用状態ではピリオンステップ68,68は、リアサイドカバー47,47よりも車幅方向外側へ突出するように倒れている。
後側シート17bに着座した同乗者は、前下方に脚を延ばして左右のピリオンステップ68,68に足Fを載せるとともに、リアサイドカバー47,47における最大膨出部47a,47aの前方の部分を左右の脚で挟むようにして車体を保持する。このように、最大膨出部47aを設けることで、最大膨出部47aで同乗者の脚を後方から支えることができる。
左側のピリオンステップ68の後方には、同乗者の衣服等の巻き込みを防止するガード部材78が配置されている。ガード部材78は、前端がステップホルダ67の後端部に取付けられ、後端が車体フレーム11の後端部に取付けられている。
右側のピリオンステップ68の後方及び下方には、マフラー42が配置されている。マフラー42には、マフラー42のマフラー本体部80を覆うマフラーカバー81が取り付けられている。
図3は、排気装置37を車幅方向内側から見た側面図である。ここで、図3ではマフラーカバー81が取り外された状態が示されている。
図1及び図3に示すように、排気管41は、シリンダヘッド35の前面から引き出されて下方に延びる上流側排気管83と、上流側排気管83の下端からエンジン14の下面に沿ってエンジン14の後方まで延びる下流側排気管84とを備える。上流側排気管83は、シリンダヘッド35の前面に締結固定されるフランジ部83aを備える。
マフラー本体部80は、下流側排気管84の後端に接続され、後上がりに後方に延びる。マフラー本体部80は、上方に延出するマフラーステー80aを備え、マフラーステー80aを介してステップホルダ67の後端67aに締結固定される。
図4は、下流側排気管84の内部構造を示す断面図である。
図4に示すように、下流側排気管84は、上流側排気管83よりも大径のパイプであり、下流側排気管84には、排気を清浄化する触媒体85が収納されている。また、下流側排気管84は、下流側排気管84内に触媒体85を保持する上流側支持筒86及び下流側支持筒87を備える。
触媒体85は、上流側触媒体88と、上流側触媒体88よりも軸方向に長い下流側触媒体89とを備える。
上流側触媒体88は、触媒が担持された上流側触媒本体88aと、上流側触媒本体88aを内部に保持する保持筒88bとを備える。
下流側触媒体89は、上流側触媒本体88aよりも長い下流側触媒本体89aと、下流側触媒本体89aを内部に保持する保持筒89bとを備える。
触媒体85は、保持筒88bの下流端と保持筒89bの上流端とを突き合わせて溶接部85aで溶接することで一本のパイプ状に形成される。
上流側支持筒86は、触媒体85の上流端の内周部に嵌合する触媒体接続部86aと、触媒体接続部86aよりも大径で下流側排気管84の上流端の内周部に嵌合して溶接される排気管接続部86bとを有する。
下流側支持筒87は、触媒体85の下流端の外周部に嵌合する触媒体接続部87aと、触媒体接続部87aよりも大径で下流側排気管84の下流端の内周部に嵌合する排気管接続部87bとを有する。下流側排気管84は、排気管接続部87bを露出させる孔部84aを外周部に有し、下流側支持筒87は、孔部84aに設けられる溶接ビード(不図示)によって下流側排気管84に固定される。
触媒体85は、上流側支持筒86及び下流側支持筒87を介することで、下流側排気管84の内周部との間に隙間を有した状態で配置される。
上流側排気管83は、内部に内側管90を備え、2重管構造を有する。上流側排気管83は、径が絞られた小径部83bを下流端に有し、内側管90の下流端は、小径部83bの内周面に嵌合することで支持されている。
上流側排気管83と下流側排気管84とは、テーパー部を備える接続管91により接続される。接続管91は、上流側排気管83の外周部に嵌合して溶接される小径部91aと、上流側支持筒86の内周部に嵌合した部分が上流側支持筒86及び下流側排気管84の上流端に溶接される大径部91bとを有する。
図5は、マフラー本体部80を上方から見た場合の内部構造を示す断面図である。図6は、マフラー本体部80を内側方から見た場合の内部構造を示す断面図である。図7は、図6のVII−VII断面図である。
マフラー本体部80は、排気管41の下流端に接続されるテーパー管93と、テーパー管93の後端に溶接で接続され、内部に複数の膨張室を備える断面略円形の外筒94と、外筒94の後端を閉じるエンドキャップ95とを備える。
テーパー管93は、後端側ほど拡径するテーパー状に形成されている。
外筒94内には、外筒94の内周部に嵌合する内筒96が設けられている。内筒96は、パンチングメタルを筒状に形成したものであり、内筒96の内外を連通させる多数の孔96dを有する。内筒96は、前端部及び後端部が、外筒94の内周部に嵌合する大径部96a,96bとなっており、大径部96a,96bの間の筒部96cと外筒94の内周部との間の空間には、断熱材及び吸音材としてのグラスウール99が設けられている。
内筒96内には、内筒96の内部の空間を前後方向に仕切る隔壁97,98が前部及び後部に設けられている。隔壁97,98が設けられることで、マフラー本体部80内には、前端側から順に、第1膨張室X、第3膨張室Z及び第2膨張室Yが形成されている。第1膨張室Xは、テーパー管93内及び隔壁97の前方の空間である。第3膨張室Zは、隔壁97,98間の空間である。第2膨張室Yは、隔壁98とエンドキャップ95との間の空間である。
第1膨張室Xと第2膨張室Yとは、隔壁97及び隔壁98を貫通する第1連通管101によって連通する。第1連通管101は、外筒94の中心の軸線Lと略平行に配置される。また、第1連通管101は、車幅方向では、軸線Lよりも車幅方向内側に配置され、上下方向では、軸線Lよりも下方に配置される。
第2膨張室Yと第3膨張室Zとは、隔壁98を貫通する第2連通管102によって連通する。第2連通管102は、軸線Lと略平行に配置される。また、第2連通管102は、車幅方向では、軸線Lよりも車幅方向外側に配置され、上下方向では、第1連通管101よりも上方で軸線Lよりも下方に配置される。
第3膨張室Zは、隔壁98及びエンドキャップ95の後面を貫通する第3連通管103によって、マフラー42の後方の外部空間に連通する。第3連通管103は、上面視では、軸線L方向に真っ直ぐ延び、側面視では、後下がりに配置され、後端部は、エンドキャップ95の中央部に配置されて軸線Lの位置に重なる。
エンジン14の排気は、上流側排気管83から下流側排気管84に流入して触媒体85で浄化され、その後、第1膨張室X、第2膨張室Y及び第3膨張室Zの順に流れ、第3連通管103から外部に排気される。
図8は、マフラー42及びピリオンステップ68の周辺の構造を示す左側面図である。
図2及び図8に示すように、マフラー42は、スイングアーム21の後部及び後輪56の外側方を後上がりに延びるように配置されている。すなわち、マフラー42は、後部が前部よりも高所に位置するように、傾斜して配置されており、これにより、自動二輪車10のバンク角が大きく確保される。また、自動二輪車10の通常の走行時では、マフラー42の後部の下縁は、後輪56の車軸55よりも上方に位置する。
ステップホルダ67は、マフラー42の前部の上縁に沿うように後上がりに延び、後端67aに設けられるピリオンステップ68は、マフラー42の前部であるテーパー管93の上方に位置する。
マフラーカバー81は、マフラー本体部80の上面及び外側面をマフラー本体部80の略全長に亘って覆うマフラープロテクター105と、ピリオンステップ68の後方でマフラープロテクター105の一部を上方から覆う板状保護部材106とを備える。
マフラープロテクター105は、鉄鋼材料で構成されるプレートに、マフラー本体部80の温度に対応した黒色の耐熱塗装を外面に施した耐熱塗装品である。また、この耐熱塗装は、マフラー本体部80と同一の耐熱塗装であり、マフラー本体部80と同色とすることで、外観が統一され、マフラー42の外観性の向上が図られている。ここで、マフラープロテクター105は、金属材料で構成されれば良く、例えば、アルミ合金やマグネシウム合金等によりマフラープロテクター105を構成しても良い。
板状保護部材106は、鉄鋼材料のプレートの外面に亜鉛メッキを施したメッキ品である。
図9は、マフラー42を上方から見た平面図である。図9では、板状保護部材106は2点鎖線で示されている。
マフラー42は、上面視では、後部ほど車幅方向外側に位置するように軸線Lが傾斜して配置される。
マフラーステー80aは、マフラー本体部80の上面において軸線Lよりも車幅方向内側に位置し、テーパー管93と外筒94とに跨って設けられ、テーパー管93と外筒94とを連結している。マフラーステー80aは、前後の中間部に孔80bを有し、孔80bに側方から挿通されるマフラー固定ボルト43(図8)によってステップホルダ67に固定される。
図10は、図8のX−X断面図である。図10ではマフラー本体部80の内部の図示は省略されている。
図9及び図10に示すように、マフラー本体部80の上面において軸線Lよりも外側方には、マフラーカバー81が固定されるカバーステー107が設けられている。カバーステー107は、マフラー本体部80の上面の前後の中間部に溶接される基部107aと、基部107aの上端から軸線Lに沿うように前後に延出する支持板部107bとを有する。支持板部107bは、マフラー本体部80の上面から離間した状態でマフラー本体部80の上面に沿うように前後に延びる。支持板部107bの前端及び後端には、固定孔部107c,107dが設けられ、支持板部107bにおいて固定孔部107c,107d間には、肉抜き孔107eが形成されている。
固定孔部107c,107dには、マフラーカバー81をカバーステー107に固定する固定ボルト108,108(図10)が締結される。詳細には、固定孔部107c,107dは、固定ボルト108が上方から挿通される孔部109と、固定ボルト108が締結される溶接ナット部110とをそれぞれ備える。
マフラー本体部80の前部の外側面には、外側方に突出する後側係止部111が設けられている。テーパー管93の前部の外側面には、外側方に突出する前側係止部112が設けられている。
図11は、マフラープロテクター105の平面図である。
図8〜図11に示すように、マフラープロテクター105は、テーパー管93を覆うテーパー管カバー部115と、マフラー本体部80を覆う本体部カバー部116とを一体に備える。マフラープロテクター105の下縁部には、下方に折られたリブ105aが形成されており、剛性が確保されている。
テーパー管カバー部115は、テーパー管93に合わせて前側へ先細るように形成されており、テーパー管93の上面及び外側面を覆う。マフラープロテクター105は、マフラー本体部80の軸方向の断面視では、マフラー本体部80の外形に合わせて湾曲して形成されている。
本体部カバー部116は、テーパー管93の後部から外筒94の後端近傍まで延在し、マフラー本体部80の上面及びマフラー本体部80の上部の外側面を覆う。また、本体部カバー部116の内縁部116aは、平面視において、軸線Lよりも車幅方向内側まで延びる。
マフラープロテクター105の側面部は、前後の中央部に、車幅方向外側に張り出す張り出し部117を備える。張り出し部117は、マフラープロテクター105を構成する板材を、マフラープロテクター105の前寄りの部分であるテーパー管カバー部115、及び、後寄りの部分118よりも、車幅方向外側に大きく張り出すようにプレス加工して形成されている。張り出し部117によってマフラープロテクター105の剛性は向上する。
テーパー管カバー部115と張り出し部117との境界となる前側稜線117aは、ピリオンステップ68の下方に位置し、図8の側面視では、スイングアーム21の下縁に沿うようにやや後下がりの姿勢で前後に延びている。
張り出し部117と後寄りの部分118との境界となる後側稜線117bは、板状保護部材106の下方に位置し、図8の側面視では、略水平に前後に延びている。
すなわち、張り出し部117は、前後方向に長い横長の形状に形成されており、前側稜線117a及び後側稜線117bは前後に延びている。
本体部カバー部116の上面部には、マフラー本体部80側へ下方に一段窪んだ窪み部120が、本体部カバー部116の前部から後部まで形成されている。窪み部120には、板状保護部材106が収納され、窪み部120は、板状保護部材106の全体が収納されるように板状保護部材106の周縁部106aに対応した大きさに形成されている。すなわち、窪み部120の周縁部120aは、板状保護部材106の周縁部106aに沿った形状で周縁部106aよりもわずかに大きく形成されている。
張り出し部117の後側稜線117bの前端は、窪み部120の周縁部120aの前縁部120bの外端部119に合流する。
窪み部120は、本体部カバー部116の内縁部116aにおける前後の中間部を切り欠くようにして形成した開口部121を有する。マフラープロテクター105は、開口部121がカバーステー107に上方から重なるように配置され、開口部121からは、支持板部107bの一部及び肉抜き孔107eが上方に露出する。
窪み部120は、開口部121を区画する周縁部の前縁の一部が後方に突出した取付部122を備え、取付部122には、固定ボルト108が挿通される孔122aが形成されている。また、窪み部120は、開口部121を区画する周縁部の後縁の一部が前方に突出した取付部123を備え、取付部123には、固定ボルト108が挿通される孔123aが形成されている。
詳細には、孔122a,123aには、ブッシュ126(図10)が設けられている。ブッシュ126は、孔122a,123aの内周部が嵌る環状溝127aを有する筒状弾性部材127と、筒状弾性部材127の内周部に設けられて固定ボルト108が挿通されるカラー128とを備える。
本体部カバー部116及びテーパー管カバー部115の内側面には、マフラー本体部80の後側係止部111及び前側係止部112に引っ掛けられる係止部124,125がそれぞれ設けられている。
図12は、板状保護部材106の平面図である。
図2、及び、図8〜図12を参照し、板状保護部材106は、ピリオンステップ68の後方に配置され、マフラープロテクター105の上面側、すなわち、マフラープロテクター105のピリオンステップ68側を上方から覆う。板状保護部材106は、車幅方向よりも前後方向に長い板であり、マフラー固定ボルト43近傍からマフラープロテクター105の後部まで延び、マフラー本体部80に沿って後上がりに傾斜して配置されている。
板状保護部材106の幅は、ピリオンステップ68の車幅方向の幅よりも小さく、板状保護部材106は、ピリオンステップ68の後方で使用状態におけるピリオンステップ68の幅内に位置している。板状保護部材106は、マフラー本体部80の軸方向の断面視では、マフラー本体部80の外形に合わせて湾曲して形成されている。また、平面視では、板状保護部材106の周縁部106aの内縁部106bは、軸線Lよりも車幅方向内側に位置する。周縁部106aはリブ状に下方に折られており、これにより、板状保護部材106の剛性が向上している。
図2及び図8に示すように、後側シート17bの同乗者の足Fは、ピリオンステップ68に載せられ、足Fの踵は、ピリオンステップ68の後方の板状保護部材106近傍まで延びる。本実施の形態では、マフラープロテクター105のピリオンステップ68側を板状保護部材106で覆うため、同乗者の足Fがピリオンステップ68から後方に動いた場合、足Fは板状保護部材106に当たる。このため、足Fがマフラープロテクター105に当たることを防止でき、マフラープロテクター105に傷が付くことを防止できる。板状保護部材106は、耐熱塗装のマフラープロテクター105よりも表面の層の密着度が高いメッキ品であるため、傷が付きにくい。板状保護部材106に傷が付いた場合、板状保護部材106を交換することができ、板状保護部材106はマフラープロテクター105に比して小さな部品であるため、作業的にもコスト的にも容易に交換できる。
また、板状保護部材106は、ピリオンステップ68の上面を後方に水平に延ばした延長線H(図8)が板状保護部材106の上下の中間部に交差する位置に配置されており、板状保護部材106の後部は、ピリオンステップ68の上面よりも高い位置にある。このため、同乗者の足Fが後方に移動した場合に、足Fは板状保護部材106に当たり易く、板状保護部材106の後方のマフラープロテクター105には当たり難い。このため、板状保護部材106によってマフラープロテクター105を効果的に保護できる。
板状保護部材106は、下方に窪んだ座部129,129を上面の前部及び後部に一対備え、座部129,129の底面には、各固定ボルト108が挿通される取付部としての孔129a,129aが形成されている。固定ボルト108の頭部は、各座部129に収容され、板状保護部材106の上面に出っ張らない。このため、固定ボルト108の頭部が足Fに当たらず、快適性が高い。
図10に示すように、マフラープロテクター105及び板状保護部材106は、取付部122,123及び孔129a,129aに挿通される固定ボルト108,108によって、カバーステー107の溶接ナット部110,110に共締めされている。すなわち、カバーステー107は、マフラープロテクター105及び板状保護部材106が共締めされる共締め部である。詳細には、マフラープロテクター105は、固定ボルト108,108の締結力によって、ブッシュ126を介して、カバーステー107と板状保護部材106との間に狭持されている。
足Fが板状保護部材106及びマフラープロテクター105に当たった場合、足Fの荷重は、固定ボルト108,108からカバーステー107を介してマフラー本体部80に受けられる。このため、マフラーカバー81に足Fの荷重が偏ることを防止できる。
マフラーカバー81がカバーステー107に固定されると、マフラープロテクター105とマフラー本体部80の外周面との間には、所定の大きさの隙間S1が形成される。この所定隙間S1は、マフラープロテクター105がマフラー本体部80の熱によって加熱され過ぎない十分な大きさに設定される。
また、板状保護部材106とマフラープロテクター105の窪み部120との間にも、隙間S2が設定されている。隙間S2は、マフラープロテクター105よりも板状保護部材106の温度を低くできる大きさに設定されている。板状保護部材106は、窪み部120の開口部121を介して、マフラー本体部80の上面の一部に直接的に対向する。
本実施の形態では、マフラーカバー81に窪み部120を設けるとともに窪み部120に開口部121(図11)を設けたため、その分だけ板状保護部材106を下方に配置できる。これにより、板状保護部材106が、マフラープロテクター105の上面から出っ張ることを抑制でき、板状保護部材106の上方に足Fを置くためのスペースを大きく確保でき、快適性が高い。
また、隙間S1及び隙間S2によって断熱性を向上でき、板状保護部材106の上方が熱くなることを抑制できるため、快適性が高い。
図8に示すように、側面視では、板状保護部材106の周縁部106aの外縁部106cと、窪み部120の周縁部120aの外縁部120cとの上下方向の隙間は、板状保護部材106の前部及び後部の隙間G1,G3よりも、中央部の隙間G2が大きい。このため、足Fによって板状保護部材106の中央部が押圧されたとしても、撓んだ中央部が窪み部120に接触することを防止でき、窪み部120の傷を防止できる。また、固定ボルト108,108から離れた板状保護部材106の中央部では、固定ボルト108,108近傍部に比して寸法誤差の影響を受け易くなるが、中央部の隙間G2が大きく確保されているため、寸法誤差があったとしても、板状保護部材106の中央部が窪み部120に接触することを防止できる。
図2及び図8に示すように、マフラープロテクター105の張り出し部117は、板状保護部材106よりも外側方に膨出している。このため、ピリオンステップ68の近傍を張り出し部117で覆うようにして下方から保護でき、足Fを保護する効果が得られる。
また、張り出し部117は、ピリオンステップ68及び板状保護部材106の下方で前後に長い横長に形成されており、マフラーカバー81の近傍を流れる走行風の一部は、張り出し部117に沿って流れる。詳細には、テーパー管93の近傍を流れる走行風W1の一部は、張り出し部117の前側稜線117aに沿ってマフラープロテクター105の下方を後方に流れる。このため、走行風W1に奪われた熱が上方の足F側に流れることを防止でき、快適性を向上できる。
また、後側稜線117bを設けることで、後側稜線117bに沿うように後寄りの部分118を流れる走行風W2が得られ、板状保護部材106とマフラープロテクター105との間の熱気を、走行風W2によって吸い出して後方に排出できる。このため、板状保護部材106を効果的に冷却でき、快適性を向上できる。
図7に示すように、第1連通管101は、マフラー本体部80内における板状保護部材106の反対側、すなわち、ピリオンステップ68の反対側に配置されており、ピリオンステップ68から遠く離れた位置に設けられている。第1連通管101は、触媒体85を通過した直後の高温の排気が流れる管であるため、第1連通管101をピリオンステップ68から離すことで、ピリオンステップ68側が熱くなることを抑制でき、快適性を向上できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、マフラー42のピリオンステップ68側を、マフラー42に対して所定隙間S1を設けたマフラープロテクター105で覆うとともに、ピリオンステップ68の後方のマフラープロテクター105のピリオンステップ68側を更に覆う板状保護部材106を設けた。このため、板状保護部材106によってマフラープロテクター105を保護でき、マフラープロテクター105の外観性の低下を防止できる。
また、マフラープロテクター105は、鉄鋼材料製のプレートに耐熱塗装が施されたものであり、板状保護部材106は、鉄鋼材料製のプレートに亜鉛メッキが施されたものである。このため、密着度の高い亜鉛メッキにより板状保護部材106の傷付きを防止できるとともに、必要な部分を亜鉛メッキとして亜鉛メッキの範囲を極力小さくでき、安価で外観性の良い構造を実現できる。
また、マフラープロテクター105と板状保護部材106とは、上下に重なるとともに、マフラープロテクター105は、板状保護部材106の中央部をマフラー42に対向させる開口部121を有するため、開口部121の部分では、板状保護部材106の出っ張り量を小さくできる。このため、ピリオンステップ68に足Fを載せる同乗者の足置き用スペースを大きくできる。
さらに、マフラープロテクター105と板状保護部材106とは、取付部122,123及び孔129a,129aによってマフラー本体部80のピリオンステップ68側の面のカバーステー107に共締めされるため、マフラープロテクター105及び板状保護部材106にかかる足Fの荷重を、カバーステー107を介してマフラー本体部80で受けることができる。このため、マフラープロテクター105及び板状保護部材106にかかる応力を低減でき、マフラープロテクター105及び板状保護部材106を薄く形成できるため、軽量化及び小型化を図ることができる。
また、マフラー42は、ピリオンステップ68より前側に触媒体85を備えるとともに、マフラー42内におけるピリオンステップ68の反対側に、板状保護部材106の前後に亘る第1連通管101を備える。これにより、触媒体85がピリオンステップ68の前側に遠くなり、触媒体85の輻射熱の板状保護部材106側への影響を低減できる。また、マフラー42内の第1連通管101が、ピリオンステップ68の反対側で板状保護部材106から遠くなるため、第1連通管101を通る排気の熱の板状保護部材106側への影響を低減できる。このため、板状保護部材106の温度上昇を抑制でき、ピリオンステップ68近傍の足置きスペースの温度上昇を抑制できる。
また、板状保護部材106の周縁部106aとマフラープロテクター105との隙間は、前部及び後部の隙間G1,G3よりも中央部の隙間G2で大きく設けられている。このため、隙間G1,G2,G3に風を取り入れて板状保護部材106及びマフラープロテクター105を冷却できるとともに、板状保護部材106の中央部のたわみや寸法のバラツキを許容でき、板状保護部材106がマフラープロテクター105に接触することを防止できる。
また、マフラープロテクター105の前後の中央部には、前寄りの部分であるテーパー管カバー部115及び後寄りの部分118に対し、車幅方向の外側に張り出す張り出し部117が形成されているため、張り出し部117によってピリオンステップ68を下方から覆うことができ、同乗者の足Fを効果的に保護できる。
さらに、張り出し部117は、側面視で前後方向に長い横長に形成されているため、板状保護部材106よりも上流側の触媒体85の熱を張り出し部117に沿わせてマフラー42の後部下方に導くことができるとともに、板状保護部材106の熱を張り出し部117に沿う走行風W2によって吸い寄せて排出できる。このため、板状保護部材106の温度上昇を効果的に抑制できる。
42 マフラー(排気マフラー)
68 ピリオンステップ
80 マフラー本体部(排気マフラーの本体部)
85 触媒体(触媒)
101 第1連通管(連通管)
105 マフラープロテクター
106 板状保護部材
106a 周縁部
107 カバーステー(共締め部)
115 テーパー管カバー部(前寄り部)
117 張り出し部
118 後寄りの部分(後寄り部)
121 開口部
122,123 取付部
129a,129a 孔(取付部)
129a 孔
S1 所定隙間

Claims (8)

  1. 車体の側方にピリオンステップ(68)と排気マフラー(42)とが上下に配置され、前記排気マフラー(42)の後部が前記排気マフラー(42)の前部よりも高所に配置されたマフラー構造において、
    前記排気マフラー(42)の前記ピリオンステップ(68)側を、前記排気マフラー(42)に対して所定隙間(S1)を設けたマフラープロテクター(105)で覆うとともに、前記ピリオンステップ(68)の後方の前記マフラープロテクター(105)の前記ピリオンステップ(68)側を更に覆う板状保護部材(106)を設けたことを特徴とするマフラー構造。
  2. 前記マフラープロテクター(105)は、金属製プレートに耐熱塗装が施されたものであり、前記板状保護部材(106)は、鉄製プレートに亜鉛メッキが施されたものであることを特徴とする請求項1記載のマフラー構造。
  3. 前記マフラープロテクター(105)と前記板状保護部材(106)とは、上下に重なるとともに、前記マフラープロテクター(105)は、前記板状保護部材(106)の中央部を前記排気マフラー(42)に対向させる開口部(121)を有することを特徴とする請求項2記載のマフラー構造。
  4. 前記マフラープロテクター(105)と前記板状保護部材(106)とは、前記排気マフラー(42)の本体部(80)に対し共締めされる取付部(122,123,129a)を有し、当該取付部(122,123,129a)が共締めされる共締め部(107)は、前記本体部(80)の前記ピリオンステップ(68)側の面に設けられることを特徴とする請求項3記載のマフラー構造。
  5. 前記排気マフラー(42)は、前記ピリオンステップ(68)より前側に触媒(85)を備えるとともに、当該前記排気マフラー(42)内における前記ピリオンステップ(68)の反対側に、前記板状保護部材(106)の前後に亘る連通管(101)を備えることを特徴とする請求項4記載のマフラー構造。
  6. 前記板状保護部材(106)の周縁部(106a)と前記マフラープロテクター(105)との隙間は、前部及び後部よりも中央部で大きく設けられていることを特徴とする請求項5記載のマフラー構造。
  7. 前記マフラープロテクター(105)の前後の中央部には、前寄り部(115)及び後寄り部(118)に対し、車幅方向の外側に張り出す張り出し部(117)が形成されていることを特徴とする請求項6記載のマフラー構造。
  8. 前記張り出し部(117)は、側面視で前後方向に長い横長に形成されていることを特徴とする請求項7記載のマフラー構造。
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