JP2000072076A - 自動二輪車 - Google Patents

自動二輪車

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JP2000072076A
JP2000072076A JP10262377A JP26237798A JP2000072076A JP 2000072076 A JP2000072076 A JP 2000072076A JP 10262377 A JP10262377 A JP 10262377A JP 26237798 A JP26237798 A JP 26237798A JP 2000072076 A JP2000072076 A JP 2000072076A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エンジンの後端部を直接リヤアームブラケット
に懸架することでリヤアームブラケットの上端を内側に
屈曲させシート幅を狭くして乗車姿勢の自由度を増やす
ことが可能で、しかもコンパクトなエンジン懸架構造と
なる。 【解決手段】左右一対のタンクレール4の後端部に、そ
れぞれリヤアームブラケット6の上端部を接続し、この
一対のリヤアームブラケット6の上端と下端同士をそれ
ぞれクロスメンバ60、61で接続した自動二輪車1に
おいて、リヤアームブラケット6を中空構造とし、左右
一対のリヤアームブラケット6の車幅方向内側壁からエ
ンジン支持部6gを車幅方向内側方向に突出して一体に
形成し、リヤアームブラケット6の外側壁に締付手段挿
入孔を形成し、エンジン支持部6gにエンジン17の後
端部を前記リヤアームブラケット6の車幅方向外側から
挿通した締付手段により締付固定している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、一対のリヤアー
ムブラケットにエンジンの後端部を懸架する自動二輪車
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車には、例えば左右一対のタン
クレールの後端部に、それぞれリヤアームブラケットの
上端部を接続し、この一対のリヤアームブラケットの上
端と下端をそれぞれクロスメンバで接続し、このクロス
メンバにエンジン側に延びるブラケットを設け、このブ
ラケットにエンジンの後端部を懸架するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一対のリヤ
アームブラケットを連結するクロスメンバにブラケット
を設け、このブラケットにエンジンの後端部を懸架する
ものでは、クロスメンバがリヤアームブラケットの上端
部に配置される場合、リヤアームブラケットの上端を内
側に屈曲させるとブラケットが邪魔になる。このため、
シート幅を狭くして乗車姿勢の自由度を増やすことが困
難である。
【0004】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
ので、エンジンの後端部を直接リヤアームブラケットに
懸架することでリヤアームブラケットの上端を内側に屈
曲させシート幅を狭くして乗車姿勢の自由度を増やすこ
とが可能で、しかもコンパクトなエンジン懸架構造とな
る自動二輪車を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1記載の発明は、『左右一対のタン
クレールの後端部に、それぞれリヤアームブラケットの
上端部を接続し、この一対のリヤアームブラケットの上
端と下端同士をそれぞれクロスメンバで接続した自動二
輪車において、前記リヤアームブラケットを中空構造と
し、前記左右一対のリヤアームブラケットの車幅方向内
側壁からエンジン支持部を車幅方向内側方向に突出して
一体に形成し、前記リヤアームブラケットの外側壁に締
付手段挿入孔を形成し、前記エンジン支持部にエンジン
の後端部を前記リヤアームブラケットの車幅方向外側か
ら挿通した締付手段により締付固定したことを特徴とす
る自動二輪車。』である。
【0007】この請求項1記載の発明によれば、リヤア
ームブラケットの車幅方向内側のエンジン支持部にエン
ジンの後端部をリヤアームブラケットの車幅方向外側か
ら挿通した締付手段により締付固定し、エンジンの後端
部を直接リヤアームブラケットに懸架することでリヤア
ームブラケットの上端を内側に屈曲させシート幅を狭く
して乗車姿勢の自由度を増やすことが可能で、しかもコ
ンパクトなエンジン懸架構造となる。
【0008】請求項2記載の発明は、『前記締付手段挿
入孔の少なくとも下側の一部を囲む連結壁を外側壁から
内側壁に連続して形成したことを特徴とする請求項1記
載の自動二輪車。』である。
【0009】この請求項2記載の発明によれば、締付手
段挿入孔の少なくとも下側の一部を囲む連結壁を外側壁
から内側壁に連続して形成したから、リヤアームブラケ
ットの強度が向上する。また、締付手段の締付作業時
に、締付手段が連結壁に案内されて挿入でき作業性が良
いと共に、誤ってリヤアームブラケットの中空部に落下
することを連結壁によって防止することができる。
【0010】請求項3記載の発明は、『前記エンジン支
持部の車幅方向外側面を締付手段の当接面としたことを
特徴とする請求項1記載の自動二輪車。』である。
【0011】この請求項3記載の発明によれば、エンジ
ン支持部の車幅方向外側面を締付手段の当接面としたか
ら、締付手段がリヤアームブラケットの外側面より外側
に突出さないので乗車フィーリングが良好である。
【0012】請求項4記載の発明は、『上クロスメンバ
接続部と前記エンジン支持部とが一体的に車幅方向内側
へ突出したことを特徴とする請求項1記載の自動二輪
車。』である。
【0013】この請求項4記載の発明によれば、上クロ
スメンバ接続部とエンジン支持部とが一体的に車幅方向
内側へ突出しており、リヤアームブラケットの強度が向
上する。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の自動二輪車の実
施の形態を図面に基づいて説明する。図1は自動二輪車
の側面図、図2は自動二輪車の平面図、図3は自動二輪
車の前部の側面図、図4は自動二輪車の前部の平面図、
図5は吸気ダクト及びエアクリーナの配置を示す平面
図、図6は吸気ダクトの配置を示す平面図、図7は車体
フレームの側面図、図8は車体フレームの平面図、図9
はエンジン懸架を示す車体フレームの側面図、図10は
ヘッドパイプの側面図、図11はヘッドパイプの平面
図、図12はタンクレールの側面図、図13はエンジン
ブラケットの側面図、図14は図7のXIV-XIV線に沿う
断面図、図15は燃料タンクの取付を示す断面図、図1
6は左右一対のリヤアームブラケットをクロスメンバで
連結した状態の正面図、図17は左側のリヤアームブラ
ケットの側面図、図18は左側のリヤアームブラケット
の正面図、図19は右側のリヤアームブラケットの側面
図、図20は右側のリヤアームブラケットの正面図、図
21はエンジン懸架を示す断面図、図22はエンジン懸
架の一部の拡大断面図である。
【0015】この自動二輪車1の車体フレーム2は、ヘ
ッドパイプ3と、左右のタンクレール4と、エンジンブ
ラケット5と、リヤアームブラケット6と、シートレー
ル7と、このシートレール7の後部に設けたサブレール
8と、バックステー9とにより構成される。
【0016】ヘッドパイプ3にはハンドル10のステア
リング軸が装着され、その両側に、ステアリング軸に固
定されたアッパーブラケット11及びアンダーブラケッ
ト12を介してフロントフオーク13が装着される。フ
ロントフオーク13には前輪14が軸支されている。リ
ヤアームブラケット6にはリヤアーム25の前部がピボ
ット軸15を介して上下に揺動可能に支持され、このリ
ヤアーム25の後部には後輪16が設けられている。
【0017】車体フレーム2の左右のエンジンブラケッ
ト5及びリヤアームブラケット6には、図9に示すよう
にエンジン17が搭載されている。即ち、エンジン17
の中央上部及び気筒前側がエンジンブラケット5の後端
部5a及びアーム部5bに支持され、エンジン17の後
上部及び後下部がリヤアームブラケット6の上部6a及
び下部6bに支持されている。
【0018】左右のタンクレール4及びリヤアームブラ
ケット6の上方には燃料タンク18が配置され、この燃
料タンク18の後方に隣接してシート19がシートレー
ル7上に配置されている。シート19の下方両側から周
りの後方はリヤカウル20により覆われている。エンジ
ン17の両側からハンドル3前方は、フロントカウル2
1により覆われ、このフロントカウル21にヘッドライ
ト22及びバックミラー23等が設けられている。
【0019】次に、この自動二輪車の車体フレームにつ
いて、さらに詳しく説明する。ヘッドパイプ3は、図1
0及び図11に示すように鋳造で形成されている。ヘッ
ドパイプ3は、ステアリング軸挿通孔3aが形成され、
ヘッドパイプ3の側面形状は、上下端に比べ中途部が車
幅方向内側へ凹みとなる形状を有している。凹み部3b
の上方位置には左右一対の上部接続部3cが、下方位置
には左右一対の下部接続部3dが形成されている。それ
ぞれの上部接続部3c及び下部接続部3dには、ステア
リング軸挿通孔3aに連通する中空部3e,3fが形成
され、さらに中空部3e,3fを囲むように係合段部3
c1、3d1が形成されている。また、ヘッドパイプ3
の前側には、フロントカウル21、ヘッドライト22、
バックミラー23等を支持するためのステーを取り付け
る取付ボス3gが形成され、上部接続部3cの間にはエ
アクリーナ45を取り付ける取付ボス3hが形成されて
いる。
【0020】左右のタンクレール4は、図8、図9、図
12及び図14に示すように2枚の板金30,31を断
面コの字状にしたものを合わせて溶接し中空に形成され
ている。タンクレール4の前側を細幅にして前端接続部
4aが形成され、前側から後方に広幅部4bが形成さ
れ、さらに後側には後端接続部4cが形成されている。
広幅部4bには、窓部4dが形成され、この窓部4dに
は、カバー32がボルト33により3箇所で締付固定さ
れている。このカバー32を外し、窓部4dを通して気
化器の組み付け作業や保守点検、ワイヤ等の接続作業等
を容易に行なうことができるようになっている。
【0021】エンジンブラケット5は、図8、図9及び
図13に示すように鋳造で、中空に形成されている。エ
ンジンブラケット5の前側を細幅にして前端接続部5c
が形成され、前側から後方に広幅部5dが形成され、さ
らに後側には後端部5a及びアーム部5bが形成されて
いる。エンジンブラケット5の下側5eは、前端接続部
5cから広幅部5dに向けて順に厚肉になり、広幅部5
dが最も厚肉で後端部5aに向けて順に薄肉に形成さ
れ、後述の開口部40の開口面積を確保するために前端
接続部5cに比べ断面積が小さくなった部分5hの強度
を確保し、全体の強度のバランスを取っている。エンジ
ンブラケット5の上側5fは、タンクレール4の広幅部
4bの下側4eに溶接して一体化され、前端接続部4a
と前端接続部5cは所定の間隔を隔てた位置になる。
【0022】ヘッドパイプ3の凹み部3bの上方に位置
する上部接続部3cには、係合段部3c1にタンクレー
ル4の前端接続部4aを係合して全周を溶接して接続
し、凹み部3bの下方に位置する下部接続部3dには、
係合段部3d1にエンジンブラケット5の前端接続部5
cを係合して全周を溶接して接続する。この溶接時に係
合段部3c1及び係合段部3d1により係合することで
位置決めができ簡単且つ確実に溶接できる。
【0023】ヘッドパイプ3の側面形状が、上下端に比
べ中途部が車幅方向内側へ凹みとなる形状であり、この
凹み部3bの上部接続部3cにタンクレール4の前端接
続部4aを溶接し、凹み部3bの下部接続部3dにエン
ジンブラケット5の前端接続部5cを溶接し開口部40
を形成することで、タンクレール4及びエンジンブラケ
ット5が開口部40により独立して溶接され溶接作業が
容易で、しかも溶接長さが長くなり所定の接続強度を得
ることができる。
【0024】また、凹み部3bと、前端接続部4aと、
前端接続部5cとにより開口部40が形成され、上部接
続部下面4i、凹み部3b、下部接続部上面5gの3者
は連続する面を形成している。開口部40には、図3乃
至図6に示すように、吸気ダクト50及びワイヤーハー
ネス51が挿通されている。吸気ダクト50の後側は、
タンクレール4の間に配置されたエアクリーナ45に接
続され、エアクリーナ45は燃料タンクの前側により覆
われている。吸気ダクト50の前側は、導入ダクト52
に接続され、導入ダクト52の空気取入口52aは、ヘ
ッドパイプ前方の左右のヘッドライト22の間に配置さ
れている。空気取入口52aから走行風が取り入れら
れ、導入ダクト52から吸気ダクト50により空気をエ
アクリーナ45に導き過給させる。
【0025】タンクレール4のヘットパイプ3との上部
接続部下面4i、凹み部3b、エンジンブラケット5の
ヘットパイプ3との下部接続部上面5gの3者は連続す
る面を形成しており、ハンドル10の左右への操作によ
ってワイヤーハーネス51が移動しても、摺動により損
傷することを防止することができる。
【0026】左右一対のタンクレール4の後端接続部4
cには、それぞれリヤアームブラケット6の上端部6c
が溶接して接続されている。この左右一対のリヤアーム
ブラケット6は、鋳造で形成され、中空構造になってお
り、シートレール取付部6l、バックステー取付部6
m、フートレスト取付用ブランケットの取付部6n等が
一体に形成されている。
【0027】左右一対のリヤアームブラケット6、シー
トレール7及びバックステー9はアルミニウムで形成さ
れて、シートレール取付部61にはシートレール7がボ
ルト80で締付固定され、バックステー取付部6mには
バックステー9がボルト81で締付固定されている。こ
のボルト80、81はアルミニウムで形成されており、
左右一対のリヤアームブラケット6にシートレール7及
びバックステー9を組み付け、車体フレーム2全体とし
てアルマイトの表面処理を行なうことができる。鉄ボル
トを用いた場合はアルマイト処理液を汚してしまうがア
ルミニウムボルトではそのようなことがないため有効で
ある。左右一対のシートレール7はプレート85、8
6、87により連結されている。
【0028】左右一対のリヤアームブラケット6には、
それぞれ中央部にリヤアーム25の前端を軸支するピボ
ット軸15の取付部6dが形成されている。左右一対の
リヤアームブラケット6の上端部6cには、図16乃至
図20に示すように係合段部6c1が形成され、係合段
部6c1をタンクレール4の後端接続部4cの係合する
ことで位置決めができ簡単且つ確実に溶接できる。
【0029】この左右一対のリヤアームブラケット6の
上端と下端をそれぞれクロスメンバ60,61で溶接し
て接続されている。クロスメンバ60には図示しないリ
ヤクッションの取付部60aが形成され、クロスメンバ
61には図示しないリンク機構の取付部61aが形成さ
れ、リンク機構とリヤクッションによりリヤアーム25
が上下に揺動可能に支持される。
【0030】左側のリヤアームブラケット6の下部に
は、図16乃至図18に示すようにスタンド取付部6e
が形成され、このスタンド取付部6eにサイドスタンド
70のブラケット71が取り付けられている。スタンド
取付部6eは厚い幅であるが、リヤアームブランケット
6の中空部と連続する中空であるために軽量で剛性のあ
る構造になっている。また、左右一対のリヤアームブラ
ケット6の上部にはタンク支持部6fが形成され、この
タンク支持部6fには図15に示すようにグロメット7
2を取り付けて燃料タンク18の底部が支持される。燃
料タンク18の溶接部18aがタンク支持部6fの外側
に位置しており、外部からタンク支持部6fが見えない
ようになっている。
【0031】左右一対のリヤアームブラケット6の上部
6aには、車幅方向内側にエンジン支持部6gが内側壁
車幅方向内側方向にを突出して一体に形成され、外側壁
に締付手段挿入孔6hが形成され、締付手段挿入孔6h
の下側の一部を囲む連結壁6iが外側壁から内側壁に連
続して形成されている。このエンジン支持部6gには、
図21及び図22に示すようにエンジン17の後端部を
当てがい、一方のリヤアームブラケット6の車幅方向外
側から締付ボルト73を締付手段挿入孔6hから支持孔
6h1に挿入する。他方のリヤアームブラケット6の支
持孔6h1にはアジャストボルト98が螺着されてお
り、締付ボルト73の先端部をアジャストボルト98か
ら突出させる。そして、他方のリヤアームブラケット6
の締付手段挿入孔6hから工具を挿入してアジャストボ
ルト98のスリット98aに係合してアジャストボルト
98のフランジ98bをエンジン17の後端部の側部に
圧接させて支持する。その後、他方のリヤアームブラケ
ット6の締付手段挿入孔6hからナット99を締付ボル
ト73の先端部に螺着してエンジン17の後端部を締付
固定する。
【0032】この実施の形態では、締付手段挿入孔6h
の少なくとも下側の一部を囲む連結壁6iを外側壁から
内側壁に連続して形成したから、リヤアームブラケット
6の強度が向上する。また、締付ボルト73の締付作業
時に締付ボルト73が連結壁6iに案内されて挿入でき
作業性が良いと共に、ナット等が誤ってリヤアームブラ
ケット6の中空部に落下することを連結壁6iによって
防止することができる。
【0033】また、左右一対のリヤアームブラケット6
の車幅方向内側のエンジン支持部6gにエンジン17の
後端部をリヤアームブラケット6の車幅方向外側から挿
通した締付手段により締付固定し、エンジン17の後端
部を直接リヤアームブラケット6に懸架することでリヤ
アームブラケット6の上端を内側に屈曲させシート幅を
狭くして乗車姿勢の自由度を増やすことが可能で、しか
もコンパクトなエンジン懸架構造となる。
【0034】また、左右一対のリヤアームブラケット6
の下部6bには、車幅方向内側にエンジン支持部6jが
突出して一体に形成され、このエンジン支持部6jに締
付手段挿入孔6kが形成されている。このエンジン支持
部6jにエンジン17の後端部を当てがい、リヤアーム
ブラケット6の車幅方向外側から締付ボルト74等の締
付手段を締付手段挿入孔6kに挿入し、締付ボルト74
及びナットにてエンジン17の後端部を締付固定する。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、リヤアームブラケットの車幅方向内側のエンジ
ン支持部にエンジンの後端部をリヤアームブラケットの
車幅方向外側から挿通した締付手段により締付固定し、
エンジンの後端部を直接リヤアームブラケットに懸架す
ることでリヤアームブラケットの上端を内側に屈曲させ
シート幅を狭くして乗車姿勢の自由度を増やすことが可
能で、しかもコンパクトなエンジン懸架構造となる。
【0036】請求項2記載の発明では、締付手段挿入孔
の少なくとも下側の一部を囲む連結壁を外側壁から内側
壁に連続して形成したから、リヤアームブラケットの強
度が向上する。また、締付手段の締付作業時に、締付手
段が連結壁に案内されて挿入でき作業性が良いと共に、
誤ってリヤアームブラケットの中空部に落下することを
連結壁によって防止することができる。
【0037】請求項3記載の発明では、エンジン支持部
の車幅方向外側面を締付手段の当接面としたから、締付
手段がリヤアームブランケットの外側面より外側に突出
しないので乗車フィーリングが良好である。
【0038】請求項4記載の発明では、上クロスメンバ
接続部とエンジン支持部とが一体的に車幅方向内側へ突
出しており、リヤアームブラケットの強度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動二輪車の側面図である。
【図2】自動二輪車の平面図である。
【図3】自動二輪車の前部の側面図である。
【図4】自動二輪車の前部の平面図である。
【図5】吸気ダクト及びエアクリーナの配置を示す平面
図である。
【図6】吸気ダクトの配置を示す平面図である。
【図7】車体フレームの側面図である。
【図8】車体フレームの平面図である。
【図9】エンジン懸架を示す車体フレームの側面図であ
る。
【図10】ヘッドパイプの側面図である。
【図11】ヘッドパイプの平面図である。
【図12】タンクレールの側面図である。
【図13】エンジンブラケットの側面図である。
【図14】図7のXIV-XIV線に沿う断面図である。
【図15】燃料タンクの取付を示す断面図である。
【図16】左右一対のリヤアームブラケットをクロスメ
ンバで連結した状態の正面図である。
【図17】左側のリヤアームブラケットの側面図であ
る。
【図18】左側のリヤアームブラケットの正面図であ
る。
【図19】右側のリヤアームブラケットの側面図であ
る。
【図20】右側のリヤアームブラケットの正面図であ
る。
【図21】エンジン懸架を示す断面図である。
【図22】エンジン懸架の一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
1 自動二輪車 3 ヘッドパイプ 4 タンクレール 5 エンジンブラケット 6 リヤアームブラケット 6g エンジン支持部 17 エンジン 60,61 クロスメンバ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対のタンクレールの後端部に、それ
    ぞれリヤアームブラケットの上端部を接続し、この一対
    のリヤアームブラケットの上端と下端同士をそれぞれク
    ロスメンバで接続した自動二輪車において、前記リヤア
    ームブラケットを中空構造とし、前記左右一対のリヤア
    ームブラケットの車幅方向内側壁からエンジン支持部を
    車幅方向内側方向に突出して一体に形成し、前記リヤア
    ームブラケットの外側壁に締付手段挿入孔を形成し、前
    記エンジン支持部にエンジンの後端部を前記リヤアーム
    ブラケットの車幅方向外側から挿通した締付手段により
    締付固定したことを特徴とする自動二輪車。
  2. 【請求項2】前記締付手段挿入孔の少なくとも下側の一
    部を囲む連結壁を外側壁から内側壁に連続して形成した
    ことを特徴とする請求項1記載の自動二輪車。
  3. 【請求項3】前記エンジン支持部の車幅方向外側面を締
    付手段の当接面としたことを特徴とする請求項1記載の
    自動二輪車。
  4. 【請求項4】上クロスメンバ接続部と前記エンジン支持
    部とが一体的に車幅方向内側へ突出したことを特徴とす
    る請求項1記載の自動二輪車。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007203824A (ja) * 2006-01-31 2007-08-16 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車の車体フレーム
WO2019059257A1 (ja) * 2017-09-21 2019-03-28 本田技研工業株式会社 鞍乗り型車両

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