JP2007203413A - 物品保持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】物品保持手段4の間隔を縮小した時の、これら各物品保持手段4間の間隔を無段階で、しかも正確に調節する。
【解決手段】複数の保持ブロック16にそれぞれ物品保持手段(バキュームパッド4)が設けられている。保持ブロック16はガイドレール14A、14Bに沿って移動可能になっており、エアシリンダ38によって移動させる。保持ブロック16に固定した円筒部材24にストッパ部材30が螺合され、このストッパ部材30を隣接する保持ブロック16に当てて間隔縮小時の位置決めを行う。このストッパ部材30が前記ガイドレール14A、14Bと平行な回転調節軸22に、軸方向移動可能に、かつ、一体回転するように嵌合しており、回転調節軸22を回転させると、ストッパ部材30が一体的に回転し、保持ブロック16に対して回転調節軸22の軸方向に相対移動して、ストッパ部材30の円筒部材24からの突出量が変化する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複数の物品を保持して移送し、ケーシング等を行う際にこれら物品の間隔を変更することができる物品保持装置に関するものである。
複数の物品保持手段を備え、これら各物品保持手段によって複数の物品を保持し、ケーシング等を行う際に、各物品間の距離を変更するようにした「複数ヘッドのピッチ変更機構」がすでに知られている(特許文献1参照)。
前記特許文献1に記載された「複数ヘッドのピッチ変更機構」について簡単に説明する。なお、特許文献1で使用されている符号はカッコ内に入れて示す。一対のガイドロッド(25)、(25)とピッチ変更ロッド(26)が平行に配置され、これら3本のロッド(25)、(25)、(26)に複数のヘッド支持体(27A)〜(27G)が摺動自在に嵌合している。これら各ヘッド支持体(27A)〜(27G)の上部位置にそれぞれ当接ピン(33)、(33)……が設けられている。
ヘッド支持体(27A)〜(27G)の中央部にそれぞれ短ピッチ規定部材(29B)〜(29H)の一端が挿入され、止め輪(31)、(31)……で係止されている。短ピッチ規定部材(29B)〜(29H)の軸心部に、ピッチ変更ロッド(26)が挿入されている。短ピッチ規定部材(29B)〜(29H)とピッチ変更ロッド(26)とは互いに軸方向に摺動自在であり、回転は不能になっている。
短ピッチ規定部材(29B)〜(29H)の側面に軸方向と直角な当て面(29a)、(29b)、(29c)、(29d)が、中心から90度ずつずらして軸方向に距離が異なるように設けられている。これら当て面(29a)、(29b)、(29c)、(29d)のいずれかが、前記当接ピン(33)、(33)……に当接するように配置されている。ヘッド支持体(27A)〜(27G)のピッチを変える時には、ピッチ変更ロッド(26)を回転させて短ピッチ規定部材(29B)〜(29H)を一体的に回転させ、前記当接ピン(33)、(33)……の当接する当て面(29a)、(29b)、(29c)、(29d)を変更する。
特開平9−226934号公報(第4−5頁、図7)
前記特許文献1に記載された従来の発明の構成では、各ヘッド支持体の間隔を接近させた時には、当接ピンを短ピッチ規定部材の当て面に当接させて、各ヘッド支持体の間隔を設定しているが、調節可能な位置は4段階に限定されており、任意の間隔を設定することは不可能である。
本発明は、複数の物品保持手段を備え、これら物品保持手段の間隔を接近、離隔させて保持している物品の間隔を変更させる物品保持装置において、前記物品保持手段を設けた複数の保持ブロックと、保持ブロックの移動を案内するガイド部材と、このガイド部材に沿って前記保持ブロックを移動させる移動手段と、前記保持ブロックに形成されたねじによってこの保持ブロックに螺合され、隣接する保持ブロックと当接するストッパ部材と、前記各ストッパ部材が軸方向移動可能に、かつ、一体回転するように支持された回転調節軸とを備え、前記回転調節軸を回転させてストッパ部材の保持ブロックに対する螺合量を変化させ、各保持ブロックの間隔を接近させた際の、隣接する保持ブロック間の距離を調節することを特徴とするものである。
本発明の物品保持装置は、保持ブロックの位置決めを行うストッパ部材を、ねじによって回転調節軸の軸方向に移動させるようにしたので、各物品保持手段間の距離を、無段階で、しかも正確に調節することができる。
ガイド部材に沿って案内される複数の保持ブロックに、それぞれ物品保持手段が設けられており、これら保持ブロックが移動手段によって移動される。保持ブロックには、ストッパ部材が螺合され、さらに、このストッパ部材に回転調節軸が挿通されて一体的に回転するとともに、軸方向に移動可能になっている。回転調節軸を回転させると、ストッパ部材が一体的に回転し、保持ブロックに対して相対的に移動することにより、保持ブロック同士の接近時の距離を調節するという構成で、保持ブロック間の距離を無段階で、しかも、正確に調節するという目的を達成する。
以下、図面に示す実施例により本発明を説明する。図1は本発明の一実施例に係る物品保持装置の正面図、図2はその横断面図であり、いずれの図も中央を境として左右が異なる状態を示している。この物品保持装置(全体として符号1で示す)は、複数の物品保持手段(バキュームパッド)4を備えており、ロボットの動作端2に取り付けられて移動され、前記複数のバキュームパッド4によって複数の物品6を保持し、これら物品6間の間隔を変更した後、ケーシング等を行うようになっている。
この物品保持装置1は、水平なフレーム8の両端部の下面側に、鉛直方向の支持プレート10A、10Bが固定されている。これら両側の支持プレート10A、10B間に、2本の水平なロッド12A、12Bが平行に支持され、これら各ロッド12A、12B上にそれぞれガイド部材(ガイドレール)14A、14Bが取り付けられている。物品6を吸着して保持するバキュームパッド4をそれぞれ備えた複数の移動保持ブロック16A、16B、16C、16D、16E、16F、16G、16H、16I、16J、16K、16Lが、両ガイドレール14A、14Bに軸方向移動可能に支持されている。この実施例では、ガイドレール14A、14Bの中央部に1個の保持ブロック18が固定され、この固定保持ブロック18の左右両側に、それぞれ6個ずつの移動保持ブロック16A〜16F、16G〜16Lが移動可能に支持されている。
各保時ブロック(移動ブロック16A〜16Lおよび固定ブロック18)に取り付けられているバキュームパッド4は、それぞれバキューム用カプラー20を介して図示しない真空源に接続されており、これらバキュームパッド4にバキュームを作用させることによって物品6を吸着保持することができる。
前記両側の支持プレート10A、10B間に、2本のガイドレール14A、14Bと平行して回転調節軸22が回転可能に支持されている。この回転調節軸22は、その端部(図2の左端)に形成された操作部22aに図示しないハンドルを取り付けて回転させるようになっている。この回転調節軸22には、操作部22aに隣接して回転量カウンター23が取り付けられており、この回転量カウンター23によって、回転調節軸22の回転量を確認できるようになっている。
前記各移動ブロック16A〜16Lの端部(図2の上方側端部)に、フランジ24aを有する円筒部材24が固定されている。この円筒部材24は、フランジ24aが各移動ブロック16A〜16Lの側面と浅いカップ状をした取付部材26との間に挟持され、ボルト28によって固定されている。円筒部材24の円筒部の内面には雌ねじ24bが形成され、その内部に、外面に雄ねじ30aが形成された円筒状のストッパ部材30が螺合している。前記円筒部材24のフランジ24aには、円弧状の長孔が形成されており、ボルト28を緩めると、長孔の範囲内で円筒部材24を円周方向に回転させることができる。
各移動ブロック16A〜16Lの端部に設けたストッパ部材30は、その軸心が前記回転調節軸22の軸心と一致しており、これらストッパ部材30の内部孔に、前記回転調節軸22が挿通されている。回転調節軸22にはキー溝22bが形成され、各ストッパ部材30の内面に設けられたキー30bがこのキー溝22bに係合しており、各ストッパ部材30は、回転調節軸22の軸方向に移動可能であるとともに、回転調節軸22と一体的に回転するようになっている。従って、回転調節軸22を回転させると、この回転調節軸22とともに各ストッパ部材30が一斉に回転し、一方、移動ブロック16A〜16Lの本体は2本のガイドレール14A、14Bによって回転を規制されているので、螺合している全ての円筒部材24とストッパ部材30とが一斉に回転調節軸22の軸方向に相対移動する。
前記円筒部材24とストッパ部材30のねじ24b、30aは、中央に位置している固定保持ブロック18を挟んだ両側で逆方向を向いており、図3に示すように、固定ブロック18よりも左側の移動ブロック16A〜16Fのストッパ部材30が、円筒部材24の内部から図の右方向に突出する時には、右半分の移動ブロック16G〜16Lのストッパ部材30は、図の左方へ突出するようになっている。
各移動ブロック16A〜16Lの上面には、それぞれ上方を向いたピン32が設けられている。各移動ブロック16A〜16Lのピン32の位置は、順次ずらして設けられており、隣接する2つの移動ブロック16A〜16Lのピン32が、同じ位置に設けられて一組になっている。例えば、図4(a)に示すように、最も左端に位置する移動ブロック16A(以下、第1移動ブロックと呼ぶ)の端部寄り(図4の上方の端部寄り)に1本のピン32Aaが設けられ、この移動ブロック16Aに隣接する移動ブロック16B(第2移動ブロック)には、前記第1移動ブロック16Aのピン32Aaと同様に図4の上方の端部寄りにピン32Baが設けられている。また、第2の移動ブロック16Bには、前記ピン32Baに加えて、図4の下方の端部寄りに別のピン32Bcが設けられている。更に、第3の移動ブロック16Cには、第2の移動ブロック16Bの図4の下方寄りのピン32Bcと同じ下方寄りにピン32Ccが設けられて、これらのピン32Bc、32Ccが組になっている。また、第3の移動ブロック16Cには、中央部に別のピン32Cbが設けられており、第4の移動ブロック16Dには、この第3の移動ブロック16Cの中央のピン32Cbと同じ中央の位置にピン32Dbが設けられ、これらのピン32Cb、32Dbが組になっている。さらに、第4の移動ブロック16Dと第5の移動ブロック16Eの、図4の上方寄りの端部にそれぞれピン32Da、32Eaが設けられて組になっている。また、第5の移動ブロック16Eと第6の移動ブロック16Fの、図4の下方寄りにそれぞれピン32Ec、32Fcが設けられ、更に、第6の移動ブロック16Fと中央の固定ブロック18の中央部にそれぞれピン32Fb、34(図1参照)が設けられて組になっている。
隣接する2つの移動ブロック16、16に設けられてそれぞれ一組になっているピン32、32、または第6移動ブロック16Fと固定ブロック18に設けられてそれぞれ一組になっているピン32Fa、34の間に、細長い環状の連結部材36が嵌合している。各移動ブロック16A〜16Lを離隔させた際の、隣接する移動ブロック16、16間の距離は、この連結部材36の長さによって決められる。従って、同一長さの連結部材36によって全ての移動ブロック16A〜16Lおよび固定ブロック18間を連結しておけば、移動ブロック16を最も離隔させた際に、正確に同一間隔に位置決めすることができる。また、この連結部材36を長さの異なるものに交換することにより、離隔させた際の各移動ブロック16、16間の距離を変更することができる。なお、この実施例では、連結部材36が固定ブロック18のピン34に固定され、他方の移動ブロック16のピン32に対しては移動できるようになっている。
水平なフレーム8の下面側に、移動ブロック16を前記ガイドレール14A、14Bに沿って移動させて、各移動ブロック16A〜16L間の間隔の拡縮を行う2本のエアシリンダ38(一方は図示を省略)が取り付けられている。この実施例では、中央の固定ブロック18を境にして、両側の移動ブロック16A〜16Fと16G〜16Lが逆方向に移動するようになっており、片側の移動ブロック16A〜16F、16G〜16Lにそれぞれエアシリンダ38が設けられている。図1には、この図の左側の移動ブロック16A〜16Fを移動させるエアシリンダ38が図示されているが、右側の移動ブロック16G〜16Lを移動させるエアシリンダは図示を省略している。いずれもエアシリンダ本体38aの基部が前記水平フレーム8の下面に取り付けられ、これらエアシリンダ38のピストンロッド38bの先端が、最も端部に位置している移動ブロック16A、16Lに連結されている。
このエアシリンダ38のピストンロッド38bを伸張させると、図1の左側に示すように、最も遠くにある移動ブロック16A(第1移動ブロック)がガイドレール14A、14Bに沿って固定ブロック18から遠ざかる方向に移動し、次の第2移動ブロック16Bとの距離が前記連結部材36の長さに達すると、この連結部材36に引かれて第2移動ブロック16Bも移動を開始する。このように連結部材36によって移動ブロック16が順次移動を開始し、最終的には全ての移動ブロック16A〜16Fが、図4(a)に示すように、連結部材36によって設定された等間隔に位置する。
逆に、各移動ブロック16A〜16Lが最も離隔した状態から、エアシリンダ38のピストンロッド38bを収縮させると、一番外側の移動ブロック(図1の右側によって説明すると第12移動ブロック16L)が、中央の固定ブロック18方向(図の左方向)に移動し、その次の第11移動ブロック16Kに当たる。続いて、第12移動ブロック16Lが、このまま第11移動ブロック16Kと接触した状態でさらに移動すると、次に第11移動ブロック16Kが第10移動ブロックJに当たって3つの移動ブロック16L、16K、16Jが接触した状態になり、さらに固定ブロック18に向けて移動する。その後、第9移動ブロック16I、第8移動ブロック16H、第7移動ブロック16Gおよび固定ブロック18に順次当たって、全ての移動ブロック16が中央の固定ブロック18から順に当接した状態になる。なお、移動ブロック16A〜16L同士、または、中央の固定ブロック18とその両側の移動ブロック(第6移動ブロック16Fおよび第7移動ブロック16G)とが衝突する時には、各移動ブロック16A〜16Lのストッパ部材30が隣接する移動ブロック16B〜16K、あるいは固定ブロック18の側面(正確には取付部材26の底面)に当たって、これら各ブロック16A〜16Lおよび固定ブロック18間の距離が設定される。
以上の構成に係る物品保持装置1の作動について説明する。例えば、一定の間隔をあけて搬送されてきた物品6をこの物品保持装置1によって保持し、これら物品6の間隔を所定の狭い間隔になるように接近させた後ケーシングを行う場合には、先ず、各バキュームパッド4の間隔を最大に拡大した時に、その間隔が搬送されてくる物品6の間隔と同じになるように、各移動保持ブロック16A〜16Lおよび中央の固定保持ブロック18のピン32、34の間に、適切な長さの連結部材36を嵌合する。
また、ケーシングを行う際の、物品6が最も接近した状態にする時の、各バキュームパッド4間の間隔を調節する。この装置は、組み立てる際に、各移動ブロック16A〜16Lに固定されている円筒部材24を、ボルト28を緩めて円周方向に回転させ、ねじ24bの始端位置を調節して、予めストッパ部材30の位置を揃えてある。この状態で、回転調節軸22の操作部22aに図示しないハンドルを取り付けてこの回転調節軸22を回転させる。
各移動ブロック16A〜16Lのストッパ部材30は、キー30bによって回転調節軸22の軸線方向に移動可能であるとともに、回転方向には連結されており、回転調節軸22の回転に伴ってストッパ部材30が回転する。ストッパ部材30は移動ブロック16に固定された円筒部材24に螺合されているので、ストッパ部材30が回転すると、移動ブロック16に対して軸方向に相対移動する。例えば、最も小さい物品6を保持して接近させる場合には、図2の右半分に示すように、ストッパ部材30を円筒部材24の最も内部に後退した状態にする。この状態にしておくと、各ストッパ部材30の先端(図2の中央より右側の移動ブロック16G〜16Lのストッパ部材30の左端、および左側の移動ブロック16A〜16Fのストッパ部材30の右端)を、順次各移動ブロック16の側面および固定ブロック18の側面に当接させたときに、各移動ブロック16A〜16Lおよび固定ブロック18のバキュームパッド4が最も接近した状態となる。
前記物品保持装置1をロボットの動作端2に取り付け、移動ブロック16の移動手段である両エアシリンダ38(一方は図示せず)を作動させて。ピストンロッド38bの先端に連結されている最も外側の移動ブロック(第1移動ブロック16Aおよび第12移動ブロック16L)を、中央の固定ブロック18から遠ざかる方向へ移動させる。これら第1および第12移動ブロック16A、16Lが、隣接する第2移動ブロック12Bおよび第11移動ブロック12Kから連結部材36の長さ分だけ遠ざかると、これら第2および第11移動ブロック12B、12Kもそれぞれ第1移動ブロック12Aおよび第12移動ブロック12Lに従って移動を開始する。このようにして順次第3および第10移動ブロック12C、12J、続いて第4および第9移動ブロック12D、12I、第5および第8移動ブロック12E、12Hそして最後に第6および第7移動ブロック12F、12Gが移動し、これら第6および第7移動ブロック12F、12Gが連結部材36の長さだけ中央の固定ブロック18から離れた位置で停止し、各移動ブロック16A〜16Lおよび中央の固定ブロック18に設けられているバキュームパッド4の間隔が、保持される物品6が供給される際の間隔に一致する(全ての移動ブロック16A〜16Lの間隔が図1および図2の左側の状態になる)。
各バキュームパッド4の間隔を前記のように拡開した後、ロボットによって物品保持装置2を供給された物品6上に移動させた後下降させる。各移動ブロック16A〜16Lおよび固定ブロック18のバキュームパッド4には、バキューム用カプラ20を介してバキュームが作用しており、各バキュームパッド4がそれぞれ物品6を吸着保持する。
次に物品6を保持した物品保持装置1を上昇させ、ケーシングを行うまえに、バキュームパッド4を所定の間隔まで移動させて物品6を接近させる。このときには、両エアシリンダ38のピストンロッド38bを収縮させる。図1および図2の左側の、各バキュームパッド4が最大限に拡開した状態からピストンロッド38bを収縮させると、最も外側の第1および第12移動ブロック16A、16Lが隣接する第2および第11移動ブロック16B、16Kに接近し、第1および第12移動ブロック16A、16Lのストッパ部材30が、それぞれ第2および第11移動ブロック16B、16Kの側面(取付部材26の底面)に当たって、第1および第2移動ブロック16A、16Lの間隔と、第12および第11移動ブロック16L、16Kの間隔が所定の狭い間隔となる。
続いて、第1および第2移動ブロック16A、16Bが一体的に第3移動ブロック16Cに接近し、第2移動ブロック16Bのストッパ部材30が第3移動ブロック16Cの側面に当たり、一方、第12および第11移動ブロック16L、16Kが一体的に第10移動ブロック16Jに接近し、第11移動ブロック16Kのストッパ部材30が第10移動ブロック16Jの側面に当たる。同様にして順次内側の移動ブロック16に当たって、全ての移動ブロック16が、中央の固定ブロック18を挟んで当接した状態になる(図1および図2の右側の状態参照)。このときには、各移動ブロック16A〜16Lおよび固定ブロック18に取り付けられているピン32、34と連結部材36は、図4(b)に示す状態になっている。
前記のように物品6のサイズが小さい場合には、移動ブロック16のストッパ部材30を円筒部材24の内部側に後退させて、隣接する移動ブロック16または固定ブロック18に当接した時の距離を小さくしていたが、図3に示すように保持する物品6が大きい場合には、隣接する移動ブロック16および固定ブロック18の接近した時の距離を、物品6のサイズに応じて拡大する必要がある。この場合には、前述のようにハンドル(図示せず)を回転調節軸22に取り付けて回転させ、ストッパ部材30を円筒部材24から必要な量だけ突出させる。この突出量によって移動ブロック16と隣接する他の移動ブロック16または固定ブロック18との距離が設定される。この実施例に係る装置では、回転調整軸22の回転角度を検出する回転量カウンター23を設けてあり、ねじの回転によるストッパ部材30の移動量を正確に管理することができる。しかも、ストッパ部材30と円筒部材24との相対移動量を無段階で調節することができる。図3の左半分は、各バキュームパッド4の間隔を最も拡大した状態であり、連結部材36の長さが前記小さい物品6を保持する場合と同じであればバキュームパッド4の間隔は、図2に示す状態と同じである。また、図3の右半分は、各バキュームパッド4の間隔を最も縮小した状態を示している。この状態では、接近させた時のバキュームパッド4の間隔が、物品6のサイズに応じて大きくなっている。このようにバキュームパッド4の接近時の間隔を物品6のサイズに応じて調節し、前記小さい物品6の場合と同様に、この物品保持装置1のロボットによる移動、およびエアシリンダ38によるバキュームパッド4の間隔の拡大と縮小を行って、物品のケーシング等を行う。
本実施例に係る物品保持装置1では、各バキュームパッド4の間隔を最大限に拡大する時には、エアシリンダ38によって最も外側の移動ブロック16A、16Lを外方へ向けて移動させるだけで、各移動ブロック16のピン32と連結部材36とにより正確に位置決めをすることができる。また、バキュームパッド4の間隔を縮小する時には、エアシリンダ38によって最も外側の移動ブロック16A、16Lを内方側に向けて移動させることにより、各移動ブロック16A〜16Lのストッパ部材30を内側に隣接する移動ブロック16または固定ブロック18に順次当接させるだけで、正確に間隔を設定することができる。さらに、バキュームパッド4の間隔を狭くした時の間隔の調整を、回転調節軸22を回転させるだけで正確に、しかも無段階で行うことができる。なお、前記実施例では、回転調整軸22をハンドルによって手動で回転させる構成にしたが、前記回転調整軸22の操作部22aにモーターを接続して回転させるようにすることもできる。また、ストッパ部材30と回転調整軸22とをキー30bによって連結したが、スプライン等の軸方向に移動可能であるとともに、一体回転する機構を用いても良い。
なお、前記実施例では、各バキュームパッド4の間隔を、拡大した状態から縮小する場合について説明したが、逆に、バキュームパッド4の間隔を縮小して接近した状態で物品6を保持した後、その間隔を拡大する場合にも適用可能である。また、ケーシングを行う場合に限るものではなく、単に、保持した物品の間隔を変更して他の位置に移載する場合にも用いることができる。また、ストッパ部材30は、可動ブロック16が接近していく方向(中央の固定ブロック18の方向)に突出するようにしているが、逆の方向に突出させて、接近してくる隣の移動ブロック16に当接させるようにしても良い。さらに、中央に固定ブロック18を配置し、可動ブロック16を両側に拡縮するように構成しているが、いずれかの端部に固定ブロック18を配置し、この位置を起点として各可動ブロック16を拡縮させるようにすることもできる。
ロボットに取り付けた物品保持装置の、左右で異なる状態を示す正面図である。(実施例1) 前記物品保持装置の、左右で異なる状態を示す横断面図である。 大きい物品を保持した物品保持装置の要部を示す横断面図である。 バキュームパッドを有する移動ブロックの位置決め状態を示す平面図であり、(a)図は間隔を最大にした状態、(b)図は間隔を最小にした状態を示す。
符号の説明
4 物品保持手段(バキュームパッド)
6 物品
14A ガイド部材(ガイドレール)
14B ガイド部材(ガイドレール)
16 保持ブロック(移動ブロック)
18 保持ブロック(固定ブロック)
22 回転調節軸
30 ストッパ部材
38 移動手段(エアシリンダ)

Claims (1)

  1. 複数の物品保持手段を備え、これら物品保持手段の間隔を接近、離隔させて保持している物品の間隔を変更させる物品保持装置において、
    前記物品保持手段を設けた複数の保持ブロックと、保持ブロックの移動を案内するガイド部材と、このガイド部材に沿って前記保持ブロックを移動させる移動手段と、前記保持ブロックに形成されたねじによってこの保持ブロックに螺合され、隣接する保持ブロックと当接するストッパ部材と、前記各ストッパ部材が軸方向移動可能に、かつ、一体回転するように支持された回転調節軸とを備え、
    前記回転調節軸を回転させてストッパ部材の保持ブロックに対する螺合量を変化させ、各保持ブロックの間隔を接近させた際の、隣接する保持ブロック間の距離を調節することを特徴とする物品保持装置。
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