JP2007202911A - 遊技機 - Google Patents

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JP2007202911A
JP2007202911A JP2006027552A JP2006027552A JP2007202911A JP 2007202911 A JP2007202911 A JP 2007202911A JP 2006027552 A JP2006027552 A JP 2006027552A JP 2006027552 A JP2006027552 A JP 2006027552A JP 2007202911 A JP2007202911 A JP 2007202911A
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定男 井置
Hideo Taguchi
英雄 田口
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Abstract

【課題】少ない駆動源で多くの可動物を連動させて斬新な演出をする遊技機を提供する。
【解決手段】左右に開くように回動して常態から開状態に動作可能な一対の第1可動部材41と、この第1可動部材41の奥に配設され、常態では相互に接近した閉状態とされ、第1可動部材41の開状態への動作終了後に、左右にスライドして開状態となる一対の第2可動部材42と、常態では第2可動部材42の後方に傾倒して隠れた傾倒状態で維持され、第2可動部材42の開状態への動作終了後に、手前側上方に起き上がり、これによって開状態にある第1可動部材31や第2可動部材42の間からその前方に臨む位置となる第3可動部材43と、一つのモータ44と、このモータ44によって各可動部材41〜43を順次作動させる駆動機構46と、を備える演出用可動体40を、センターケース10の上部に設ける。
【選択図】図4

Description

本発明は、パチンコ機などの遊技機に関する。
近年、パチンコ機などの遊技機としては、遊技盤の略中央に液晶表示装置などの表示部を配置し、前記表示部を視認可能とする開口部が形成された装飾又は演出用のセンターケースを、前記表示部の周囲に配置したものが主流となっている。この種の遊技機の遊技領域内において遊技者が最も注視するセンターケースは、表示部の大型化の影響もあって、大型化や複雑化が進み、それに伴ってセンターケース内に可動部材を配設することや、可動部材を表示部の表示内容と絡めて複雑に動かすことにより、装飾効果や遊技の進行に関する演出を行うようにした遊技機が提案されている。
例えば特許文献1には、センターケースの両サイドに前後方向に機構等を配置した可動演出装置を配設し、常態では表示部の両脇に止まっている可動演出部材を表示部方向に動かして、表示内容と連動した可動演出を行うことで効果的な演出を行う遊技機が開示されている。この遊技機では、センターケースの表示用開口部の周囲に形成される周囲壁部の前側に配設された可動演出部材が、表示部側へ可動することで、表示部及び可動演出部材を含んで表示領域として装飾を行っていた。また、手前側から奥手側に向かって、可動演出部材、駆動力伝達部材を収納した台座部、電気的駆動源の順に配設することで、省スペース化を図っていた。
特開2004−105513号公報
しかし、特許文献1のような可動演出装置では、ひとつの可動演出部材をひとつの駆動源で作動させ、さらに、表示部側へ向かって一定方向にしか可動しないため、効果的に遊技の興趣を高められるようなものではなかった。
また、センターケースの可動演出部材は、常に一定の動きしかしないものが多く、遊技者にとってはどれも同じようにしか感じることができず、斬新な演出を行うことで遊技者の興趣を向上させたり、興味を引くものではない。しかしそこで可動物を複雑にして、遊技者の興味を引くような斬新な可動演出部材を配設しようとすると、必然的に駆動源の数が増え、それに伴いかなりのスペースを必要としてしまう。
そこで本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、少ない駆動源でより多くの可動物を連動させて作動させるとともに、斬新な演出を可能とする遊技機を提供することを目的とする。
本願請求項1に記載の遊技機は、装飾枠用開口が形成された遊技盤と、
該遊技盤の装飾枠用開口に裏面側から取り付けられるカバー部材と、
図柄の変動表示を行う表示部を有し、前記カバー部材に取り付けられて前記表示部が遊技盤の前面に臨む表示装置本体と、
該表示装置本体の上方に配設され、前記カバー部材に取り付けられて遊技盤の前面に臨む演出用可動体と、
前記表示部及び演出用可動体を前面から視認可能とする開口を内側に有し、前記遊技盤の装飾枠用開口に前面側から取り付けられる装飾枠体と、を備えた遊技機において、
前記演出用可動体は、
複数の可動部材と、
該複数の可動部材を駆動するための一つのモータと、
該モータによって、前記複数の可動部材を順次作動させる駆動機構と、
当該演出用可動体の前面側に配設され、装飾が施される装飾部と、を有し、
前記複数の可動部材として、
前記装飾部に並んで取り付けられ、それぞれが遊技盤の盤面に略直交する前後方向の第1可動部材軸線を中心に回動可能とされ、常態ではそれぞれの先端部が接近した閉状態とされ、この閉状態からそれぞれの先端部が離れて開いた開状態に回動可能な一対の第1可動部材と、
該第1可動部材の奥手側に並んで配設され、前記前後方向に略直交する横方向に動作可能に設けられ、常態では相互に接近した閉状態とされ、前記第1可動部材の開状態への動作終了後に、前記横方向外側に動作して相互に離れた開状態となる一対の第2可動部材と、
該第2可動部材の略下方位置に前記横方向に配された第3可動部材軸線を中心として回動可能とされ、常態では前記第2可動部材の後方に一端側が傾倒して前記第2可動部材の奥手側下方に隠れた傾倒状態で維持され、前記第2可動部材の開状態への動作終了後に、前記第3可動部材軸線を中心とする回動によって一端側が手前側上方に動く起立動作を行い、この起立動作によって開状態にある前記第1可動部材や第2可動部材の間からその一端側が前方に臨む位置となる第3可動部材と、を備え、
前記駆動機構は、
前記装飾部に対して自転可能に支持され、前記モータにより駆動されて自転する駆動ギアと、
前記第1可動部材のそれぞれに固定状態に設けられ、各第1可動部材の後面から、それぞれの第1可動部材軸線上に伸びる第1回動軸と、
該第1回動軸の後端にそれぞれ固定された第1リンク部材と、
前記第1リンク部材のぞれぞれに固定状態に設けられ、前記第1可動部材軸線と平行に前方へ伸びる係合ピンと、
前記第1回動軸の後端の近傍下方位置に前記横方向に配された第1ギア軸線を中心として自転可能に支持され、前記駆動ギアと噛合して前記駆動ギアにより駆動されて自転する第1ギアと、
該第1ギアの同軸上に固定状態に延設されて、前記第1ギアと一体に回転する第1ギア軸と、
該第1ギア軸における前記第1リンク部材に対応する位置に固定状態に設けられ、外周の一部に切欠部が形成されて、前記第1ギア及び第1ギア軸と一体に回転する第1回転体と、
前記第1ギア軸線の前方斜め上方位置に前記第1ギア軸線と平行に配された第2リンク軸線を中心として揺動可能に支持され、前記係合ピンの先端が係合する係合部を有するとともに、常態では前記第1回転体の切欠部に嵌まり込む突片を有する第2リンク部材と、
前記第2可動部材の後面にそれぞれ固定状態に設けられ、後方に突出する係合軸を有するスライド部材と、
該スライド部材の下方にそれぞれ設けられ、前記第1可動部材軸線と平行な第3リンク軸線を中心として揺動可能とされ、前記スライド部材の係合軸が遊嵌される長孔を有するとともに、前記第3リンク軸線と平行に前方に突出する突出軸を有する第3リンク部材と、
前記第3可動部材軸線の下方に前記横方向に配された第2ギア軸線を中心として自転可能に支持され、前記駆動ギアと噛合して前記駆動ギアにより駆動されて自転する第2ギアと、
該第2ギアの同軸上に固定状態に設けられて、当該第2ギアと一体に回転する構成とされ、両側面に所定の溝部が形成された第2回転体と、
前記第2ギア軸線の前方斜め上方位置に前記第2ギア軸線と平行に配された第4リンク軸線を中心として揺動可能に支持され、前記第2回転体の一側面の溝部にはまり込んで摺動する第1摺動軸を有するとともに、前記第3リンク部材の突出軸が係合する突出軸係合部を有する第4リンク部材と、
一端側が、前記第3可動部材軸線と平行な連結軸によって前記第3可動部材の他端側に軸着され、他端側に、前記第2回転体の他側面の溝部にはまり込んで摺動する第2摺動軸を有する第5リンク部材と、からなり、
常態から前記モータが正転方向に作動すると、
このモータの正転に伴う前記第1ギアの回転により前記第1回転体が回転し、この回転に伴って前記第1回転体の切欠部に位置していた前記第2リンク部材の突片が押し上げられ、該突片が前記第1回転体の外周面に乗り上げるまで、前記第2リンク部材が常態位置から上方へ揺動し、この揺動に伴って前記第2リンク部材が前記係合部を介して前記係合ピンを押し上げることによって、前記第1リンク部材及び第1回転軸が回動して前記第1可動部材が閉状態から開状態に回動し、前記突片が前記第1回転体の外周面に乗り上げた後は、前記第1回転体がそれ以上回転しても、前記第2リンク部材の揺動が停止して前記第1可動部材が開状態に維持されるとともに、
前記モータの正転に伴う前記第2ギアの回転により前記第2回転体が回転し、前記第1可動部材が開状態となるまで前記第2回転体が回転する第1空回り回転範囲では、前記第4リンク部材が常態位置を維持するが、前記第1空回り回転範囲を超えて前記第2回転体がさらに回転する範囲では、前記第2回転体のさらなる回転に伴って前記第1摺動軸が前記一側面の溝部で押し上げられることにより前記第4リンク部材が常態位置から上方へ揺動し、この揺動に伴って前記第4リンク部材が前記突出軸係合部を介して前記突出軸を押し上げて前記第3リンク部材が常態位置から揺動し、さらにこの揺動に伴って前記第3リンク部材が前記長孔を介して前記スライド部材の係合軸を横方向に押すことによって、前記スライド部材が横方向に作動して前記第2可動部材が閉状態から開状態に作動し、前記第1摺動軸が前記一側面の溝部で押し上げられた後は、前記第2回転体がそれ以上回転しても、前記第4リンク部材の揺動が停止して前記第2可動部材が開状態に維持され、
さらに一方では、前記第2可動部材が開状態となるまで前記第2回転体が回転する第2空回り回転範囲では、前記第5リンク部材が常態位置を維持するが、前記第2空回り回転範囲を超えて前記第2回転体がさらに回転する範囲では、前記第2回転体のさらなる回転に伴って前記第2摺動軸が前記他側面の溝部で押し下げられることにより前記第5リンク部材が常態位置から下方へ移動し、この移動に伴って前記第5リンク部材が前記連結軸を介して前記第3可動部材の他端を押し下げることによって、前記第3可動部材の一端が起き上がるように揺動して前記第3可動部材が傾倒状態から起立状態に作動し、
こうして前記第1可動部材、第2可動部材、及び第3可動部材が順次作動する構成としたことを特徴とする。
請求項1に記載の遊技機によれば、表示装置本体(即ち、表示部)の上方に配置された複数の可動部材(第1〜第3可動部材)が順次各方向に作動するという今までにない斬新な演出を行うことができる。特に、第1可動部材が開動し、さらに第2可動部材が開動した後、これらの間に第3可動部材が起き上がってくるという複雑で新しい複数の可動部材の連携動作が実現でき、高い演出効果が得られる。
また、表示部での表示内容に絡めて上記可動部材の動作を行うことで、装飾枠体内全てを有効に利用して装飾領域とすることができる。
また、上記可動部材の動作タイミングと表示部の表示演出、遊技の進行等を同期させる等すれば、通常分かりづらい予告や報知等を確実に遊技者に印象づけることができる効果もある。
しかも本遊技機では、一つの共通のモータによって各可動部材を駆動しているため、例えば各可動部材を別個のモータで駆動する構成に比較して、部品点数が少なくて済み、無駄なスペースを設ける必要がない。
また、駆動機構は、各回転軸やリンク部材やギア等が隣接して入り組んだ状態で密に配置可能な構成であるとともに、第2可動部材と第3可動部材の回転を駆動制御するカム機構を構成する回転体が、一つの回転体(即ち、第2回転体)によって実現されているため、3個の可動部の駆動機構としてはコンパクトなものとなり、この点でも省スペース化が可能となる。
以下、本発明の実施の形態として、パチンコ機に適用した場合の形態例を、図面を参照して説明する。
A.遊技機の正面構成
図1は本形態例のパチンコ機の遊技盤を示す正面図である。図1において、符号1は遊技盤であり、前面の略円形領域がガイドレール2で囲まれることにより遊技領域3が形成されている。
遊技盤1の前面には、図1に示すように、アウト球流入口4、センターケース10、始動入賞口11、変動入賞装置13、複数の一般入賞口14、多数の障害釘(図示省略)などが設けられている。なお本例の場合、センターケース10の右辺部には、遊技球1個分だけの幅の遊技球流下領域10aが形成されており、センターケース10の右側に打ち込まれた遊技球は、この遊技球流下領域10aを1個ずつ流下する。
センターケース10は、遊技盤1の裏側に取り付けられる表示装置本体5(図3に示す)の表示部6の周囲を囲む部材である。このセンターケース10は、内側に後方に窪む凹部を有し、この凹部の奥手面を開口して前記表示部6を前方に臨ませる構成である。
そして、このセンターケース10の凹部の底部には、遊技球が転動可能ないわゆる球見せ用のステージ21が形成されている。ここで、ステージ21は、所定の確率で遊技球を始動入賞口11に誘導する機能を有する。
また、センターケース10の下部左側には、センターケース10の左側に打ち込まれた遊技球を始動入賞口11の方に誘導する誘導流路22が形成されている。また、センターケース10の左辺側には、遊技球をセンターケース10内に誘導するワープ口23が設けられている。このワープ口23には、例えばセンターケース10の上に流下して左に流れ落ちた遊技球等が、図示しない障害釘に当って、ある程度の確率で流入するようになっている。また、このように流入した遊技球は、ワープ口23から、ステージ21に流下する構成となっている。
また、センターケース10の上部(表示部6の上方)には、演出用可動体40(ロボットユニット)が設けられている。なお、センターケース10の詳細構成(主に演出用可動体40の構成)については、後述する。
次に表示装置本体5は、数字や文字などの識別情報(場合により特図という)を表示可能な表示部6(画面)を有するもの(例えば、液晶表示装置よりなるもの)であり、複数列の特図を表示可能である。例えば、左側と中央と右側に特図を縦3列に表示し、各列において数字や文字等よりなる特図を停止状態で表示(停止表示)したり、あるいは変動状態(例えば、縦方向にスクロールする状態)で表示(即ち、変動表示)したりすることが可能である。また、表示部6には、上記特図とは別個に背景画像やキャラクタ画像などの演出用又は情報報知用の画像が表示可能である。
また、変動入賞装置13は、後述する大当りになったことを条件として開放される大入賞口13aを有する装置である。
また、始動入賞口11は、特図の始動入賞口として機能する入賞口である。
B.センターケースの構成
次に、センターケース10の構成について、図2〜図3を参照して説明する。図2は、センターケース10(演出用可動体40の各可動部材が全て作動した状態)を示す正面図である。また図3は、センターケース10を示す分解斜視図である。
センターケース10は、遊技盤1の前面側から取り付けられる装飾枠体31と、遊技盤1の裏面側から取り付けられるカバー部材32と、を含む。なお、遊技盤1の前面側に取り付けられる部材(この場合、装飾枠体31等)のみをセンターケースと呼ぶこともあるが、本例では、装飾枠体31とカバー部材32を含めてセンターケース10と称する。
遊技盤1を構成する基板(いわゆるベニヤ)には、上記装飾枠体31を取り付けるための装飾枠用開口(図示省略)が形成され、上記装飾枠体31は、遊技盤1の前面からこの装飾枠用開口にはめ込まれて取り付けられる。また、カバー部材32は、この遊技盤1の装飾枠用開口に裏面側から取り付けられる。
ここで、装飾枠体31は、内側が前後に開口する枠状のものであり、カバー部材32の後述する表示用開口部33を介して表示装置本体5の表示部6や前述の演出用可動体40を前面から視認可能とする。
また装飾枠体31の上辺部には、前方に突出する鎧部34が設けられている。鎧部34は、遊技球が前述の演出用可動体40や表示部6の前面に落下しないようにする部分であり、本例の場合には、打ち込まれた遊技球を主にセンターケース10の左側に誘導する。
なお図3に示す如く、ステージ21は、この装飾枠体31の下端部に設けられている。また、遊技球流下領域10aは、この装飾枠体31の右辺部に設けられている。
一方、カバー部材32は、前記表示装置本体5や演出用可動体40が内側に取り付けられる部材であり、前記表示部6や演出用可動体40を前面に臨ませる表示用開口部33を前面に有する部材である。
なお、前記表示装置本体5は、カバー部材32内の比較的下部に取り付けられ、前述の演出用可動体40は、カバー部材32内の比較的上部(即ち、前記表示装置本体5の上方)に取り付けられる。この場合、前記表示装置本体5は、上側が奥手にいくように傾斜させて配設され、これによって、カバー部材32内の上部に演出用可動体40を配置するスペースが確保されている。
C.演出用可動体の構成
次に、演出用可動体40(ロボットユニット)の構成について、図4〜図11を参照して説明する。図4は、演出用可動体40の前面図であり、(a)は常態を(b)は第3作動状態(後述する)を表す。図5は、演出用可動体40の要部の常態を示す図であり、(a)は前面側斜視図、(b)は裏面側斜視図である。図6は、演出用可動体40の要部の第1作動状態(後述する)を示す図であり、(a)は前面側斜視図、(b)は裏面側斜視図である。図7は、演出用可動体40の要部の第2作動状態(後述する)を示す図であり、(a)は前面側斜視図、(b)は裏面側斜視図である。図8は、演出用可動体40の要部の第3作動状態を示す図であり、(a)は前面側斜視図、(b)は裏面側斜視図である。図9は、第1可動部材及びその駆動機構部分を示す裏面側斜視図であり、(a)は第1可動部材の常態を(b)は第1可動部材の作動状態を表す。図10は、第2可動部材及びその駆動機構部分を示す裏面側斜視図であり、(a)は第2可動部材の常態を(b)は第2可動部材の作動状態を表す。図11は、第3可動部材及びその駆動機構部分を示す側面図であり、(a)は第3可動部材の常態を(b)は第3可動部材の作動状態を表す。
演出用可動体40は、図4に示すように、中央の上体部40aと、左右の腕部40b、40cとに分けられる。このうち、中央の上体部40aは、遊技機の演出用キャラクターであるロボットの胴体(上半身)と顔を表す部分であり、左右の腕部40b、40cは前記ロボットの腕を表す。この場合、上体部40aに本発明が適用されているため、腕部40b、40cについては、詳細な説明を省略する。
上体部40aは、複数の可動部材(第1可動部材41、第2可動部材42、第3可動部材43)と、これら複数の可動部材を駆動するための一つのモータ44(図5等に示す)と、このモータ44によって、前記複数の可動部材を順次作動させる駆動機構46と、当該演出用可動体40(上体部40a)の前面側に配設され、装飾が施される装飾部47と、を有する。
ここで、装飾部47は、上体部40aの前面を装飾する部材である。なお、装飾部47(或いはさらに、この装飾部47の裏面側に固定される図示省略した部材)は、演出用可動体40全体のベースとなる部材であり、カバー部材32に対して固定状態に取り付けられる。また、各可動部材41〜43や駆動機構46の後述する各可動部品は、固定された上記装飾部47等に対して支持されて作動する構成となっている。
次に、複数の可動部材を説明する。
第1可動部材41は、装飾部47に左右に並んで取り付けられ、それぞれが遊技盤1の盤面に略直交する前後方向の第1可動部材軸線X1を中心に回動可能とされ、常態ではそれぞれの先端部が接近した閉状態とされ(図5参照)、この閉状態からそれぞれの先端部が離れて開いた開状態(図6に示す)に回動可能な一対の部材である。
なお、第1可動部材軸線X1は、図5等に示す軸線(前後方向の軸線)である。
第2可動部材42は、前記第1可動部材41の奥手側に並んで配設され、前記前後方向に略直交する横方向(この場合、左右方向)にスライド動作可能に設けられ、常態では相互に接近した閉状態とされ(図5参照)、前記第1可動部材41の開状態への動作終了後に、前記横方向外側に動作して相互に離れた開状態(図7に示す)となる一対の部材である。
第3可動部材43は、前記第2可動部材42の略下方位置に前記横方向に配された第3可動部材軸線X3を中心として回動可能とされ、常態では前記第2可動部材42の後方に傾倒して前記第2可動部材42の奥手側下方に隠れた傾倒状態で維持され(図5(b)参照)、前記第2可動部材42の開状態への動作終了後に、前記第3可動部材軸線X3を中心とする回動によって一端側が手前側上方に動く起立動作を行い(図8参照)、この起立動作によって開状態にある前記第1可動部材41や第2可動部材42の間からその一端側が前方に臨む位置となる部材である。
なお、この第3可動部材43の一端側(起立状態において上端側となる部分)は、前記ロボットの顔を表す。
また、第3可動部材軸線X3は、図11に示す軸線(図11の紙面に直交する左右方向の軸線)である。
また、第3可動部材43は、常態において、水平姿勢まで倒れる態様でもよいし、後方に向かって一端側が斜め下向きとなる角度まで倒れる態様でもよい。本発明における「傾倒」とは、そのような角度姿勢まで倒れた状態を含む。
また本明細書では、各可動部材(第1可動部材41、第2可動部材42、第3可動部材43)が全て常態にある状態を、演出用可動体40(上体部40a)の常態といい、第1可動部材41のみが開状態にあって第2可動部材42と第3可動部材43が常態にある状態を、演出用可動体40(上体部40a)の第1作動状態といい、第1可動部材41と第2可動部材42が開状態にあって第3可動部材43が常態にある状態を、演出用可動体40(上体部40a)の第2作動状態といい、第1可動部材41と第2可動部材42が開状態にあって第3可動部材43が起立状態にある状態を、演出用可動体40(上体部40a)の第3作動状態という。
次に、駆動機構46について説明する。
図5等に示すように、駆動機構46は、装飾部47の裏面側下方に設けられた機構であり、駆動ギア50、第1回動軸51、第1リンク部材52、係合ピン53、第1ギア54、第1ギア軸55、第1回転体57、第2リンク部材60、スライド部材63(図10参照)、第3リンク部材66、第2ギア67、第2回転体70、第4リンク部材73、及び第5リンク部材76(図11参照)よりなる。
駆動ギア50は、前記装飾部47に対して自転可能に支持され、前記モータ44により駆動されて自転するギアである。なおモータ44は、装飾部47に対して当然固定状態に設けられる。
第1回動軸51は、前記第1可動部材41のそれぞれに固定状態に設けられ、各第1可動部材41の後面から、それぞれの第1可動部材軸線X1上に前記第3可動部材軸線X3よりも後方に伸びる回動軸である。
第1リンク部材52は、該第1回動軸51の後端にそれぞれ固定された部材である。
係合ピン53は、前記第1リンク部材52のぞれぞれに固定状態に設けられ、前記第1可動部材軸線X1と平行に前方へ伸びるピン状部分である。
第1ギア54は、前記第1回動軸51の後端の近傍下方位置に横方向(この場合、左右方向)に配された第1ギア軸線XG1を中心として自転可能に支持され、前記駆動ギア50の後側と噛合して前記駆動ギア50により駆動されて自転するギアである。
なお、第1ギア軸線XG1は、図9等に示す軸線(左右方向の軸線)であり、第1ギア54、第1ギア軸55、及び第1回転体57が、この軸線を中心に配置される。
第1ギア軸55は、第1ギア54の同軸上左右両方向に固定状態に延設されて、前記第1ギア54と一体に回転する軸である。
第1回転体57は、第1ギア軸55における前記第1リンク部材52に対応する位置に固定状態に設けられ、外周の一部に切欠部56が形成されて、前記第1ギア54及び第1ギア軸55と一体に回転する回転体である。
第2リンク部材60は、前記第1ギア軸線XG1の前方斜め上方位置に前記第1ギア軸線XG1と平行に配された第2リンク軸線XR2を中心として揺動可能に支持され、前記係合ピン53の先端が係合する係合部58を有するとともに、常態では前記第1回転体57の切欠部56に嵌まり込む突片59を有するリンク部材である。
なお、第2リンク軸線XR2は、図5(b)に示す軸線(左右方向の軸線)である。
スライド部材63は、図10に示すように、前記第2可動部材42の後面にそれぞれ固定状態に設けられ、下方に向けて伸びる突出片61から後方に突出する係合軸62を有する部材である。
第3リンク部材66は、図10に示すように、スライド部材63の下方にそれぞれ設けられ、前記第1可動部材軸線X1と平行な第3リンク軸線XR3を中心として揺動可能とされ、前記スライド部材63の係合軸62が遊嵌される長孔64を有するとともに、前記第3リンク軸線XR3と平行に前方に突出する突出軸65をするリンク部材である。
なお、第3リンク軸線XR3は、図10に示す軸線(前後方向の軸線)である。
第2ギア67は、第3可動部材軸線X3の下方に横方向(この場合、左右方向)に配された第2ギア軸線XG2を中心として自転可能に支持され、前記駆動ギア50の前側に噛合して前記駆動ギア50により駆動されて自転するギアである。
なお、第2ギア軸線XG2は、図10や図11等に示す軸線(左右方向の軸線)であり、第2ギア67、及び第2回転体70が、この軸線を中心に配置される。
第2回転体70は、第2ギア67の同軸上に固定状態に設けられて、第2ギア67と一体に回転する構成とされ、両側面に所定の溝部68,69(図10や図11参照)が形成された回転体である。
第4リンク部材73は、図10に示すように、第2ギア軸線XG2の前方斜め上方位置に前記第2ギア軸線XG2と平行に配された第4リンク軸線XR4を中心として揺動可能に支持され、前記第2回転体70の一側面の溝部69にはまり込んで摺動する第1摺動軸71を有するとともに、前記第3リンク部材66の突出軸65が係合する突出軸係合部72を有するリンク部材である。
なお、第4リンク軸線XR4は、図10等に示す軸線(左右方向の軸線)である。
また、図10に示すように、前記第4リンク部材73の第1摺動軸71を相対的に摺動させる前記第2回転体70の一側面の溝部69は、常態より前記第1可動部41の開状態への動作が終了する範囲(即ち、後述する第1空回り回転範囲)までは、第1摺動軸71が軸周縁部(第2ギア軸線XG2の比較的近傍位置)を摺動し、前記第1可動部材41が開状態となった後(第1作動状態に到達後)には、第1摺動軸71が軸周縁部よりも外側(第2ギア軸線XG2から径方向に比較的離れた位置)を摺動する形状となっている。そして、このように軸周縁部よりも外側を第1摺動軸71が摺動する部分(大径部分)の溝部69の内面が、後述する大径周面69aを構成し、その手前の周方向に対して傾斜した内面が後述する押上用内面69bを構成している(図10参照)。
第5リンク部材76は、図11に示すように、その一端側が、前記第3可動部材軸線X3と平行な連結軸74によって前記第3可動部材43の他端側に軸着され、その他端側に、前記第2回転体70の他側面の溝部68にはまり込んで摺動する第2摺動軸75を有し、前記第2回転体70の回転に伴って前記第2摺動軸75が前記溝部68の終端68aで押されることにより作動し、この作動に伴って前記連結軸74を介して前記第3可動部材43の他端側を押し下げることによって、前記第3可動部材43を前記傾倒状態から起立状態に作動させるリンク部材である。
なお、前記第5リンク部材76の第2摺動軸75を相対的に摺動させる前記第2回転体70の他側面の溝部68は、常態より前記第1可動部材41及び前記第2可動部材42の開状態への動作が終了する範囲(即ち、後述する第2空回り回転範囲)までは、溝部68の長手方向(周方向)に沿うように第2摺動軸75が相対的に摺動し、前記第1可動部材及び前記第2可動部材が開状態となった後(第2作動状態に到達後)には、前記第2摺動軸75が溝部68の終端68aの壁部に押されて第2回転体70と一体的に回転運動する形状となっている。
D.演出用可動体の動作
次に、演出用可動体40(上体部40a)の動作について説明する。
まず、モータ44の回転方向について説明する。各可動部材41〜43を状態から各作動状態に向けて動かす正転方向は、図5(b)等に矢印で示す方向に駆動ギア50や第1ギア54等が作動する方向である。ちなみに、図10や図11に矢印で示す方向は、モータ44が正転した場合の第2回転体70の回転方向である。
常態からモータ44が上記正転方向に作動すると、このモータ44の正転に伴う第1ギア54の回転により第1回転体57が回転し、この回転に伴って第1回転体57の切欠部56に位置していた第2リンク部材60の突片59が切欠部56の内面によって押し上げられ、該突片59が図9(b)のように第1回転体57の外周面(切欠部56でない部分)に乗り上げるまで、第2リンク部材60が常態位置から上方へ揺動し、この揺動に伴って第2リンク部材60が係合部58を介して係合ピン53を押し上げることによって、第1リンク部材52及び第1回転軸51が回動して第1可動部材41が閉状態から開状態に回動し(図9(b)参照)、前記突片59が第1回転体57の外周面に乗り上げた後は、第1回転体57がそれ以上回転しても、第2リンク部材60の揺動が停止して第1可動部材41が所定の開状態となった第1作動状態に維持される。
そして、モータ44の正転に伴う第2ギア67の回転により第2回転体70が回転し、第1可動部材41が開状態となるまで(即ち、第1作動状態まで)第2回転体70が回転する第1空回り回転範囲では、前記第1摺動軸71が溝部69の大径部分よりも手前側(第2回転体70の軸周縁部)を周方向に摺動しており、第4リンク部材73が常態位置を維持するが、前記第1空回り回転範囲を超えて第2回転体70がさらに回転する範囲では、第2回転体70のさらなる回転に伴って前記第1摺動軸71が前記溝部69の押上用内面69b(図10に示す)で押し上げられることにより第4リンク部材73が常態位置から上方へ揺動し、この揺動に伴って第4リンク部材73が前記突出軸係合部72を介して前記突出軸65を押し上げて第3リンク部材66が常態位置から揺動し、さらにこの揺動に伴って第3リンク部材66が前記長孔64を介してスライド部材63の係合軸61を横方向に押すことによって、スライド部材63が横方向(この場合、左右方向)に作動して第2可動部材42が閉状態から開状態に作動する。そして、前記第1摺動軸71が前記溝部69の押上用内面69bで押し上げられた後(大径周面69aに乗り上げた後)は、第2回転体70がそれ以上回転しても、第4リンク部材73の揺動が停止して第2可動部材42が所定の開状態となった第2作動状態に維持される。
さらに一方では、第2可動部材42が開状態となるまで第2回転体70が回転する第2空回り回転範囲では、前記第2摺動軸75が溝部68内を周方向に相対的に摺動し、第5リンク部材76が常態位置を維持するが、前記第2空回り回転範囲を超えて第2回転体70がさらに回転する範囲では、前記第2回転体70のさらなる回転に伴って前記第2摺動軸75が前記溝部68の終端68aで図11(a)の矢印の方向に押し下げられることにより前記第5リンク部材76が常態位置から斜め下方へ移動し、この移動に伴って前記第5リンク部材76が前記連結軸74を介して前記第3可動部材43の他端(起立状態では下端となる端部)を押し下げることによって、前記第3可動部材43の一端が起き上がるように揺動して前記第3可動部材43が傾倒状態(図11(a)に示す)から起立状態(図11(b)に示す)に作動した第3作動状態となる。
こうして第1可動部材41、第2可動部材42、及び第3可動部材43が順次作動し、常態から第1作動状態へ、第1作動状態から第2作動状態へ、さらに第2作動状態から第3作動状態へと、一つのモータ44によって、順次各可動部材41〜43が作動する。
なお、モータ44が逆転すると、上記とは逆の動作が可能となる。この場合、途中で逆に作動すること(例えば、常態から第1作動状態を経て第2作動状態へ作動した後、第2作動状態から第1作動状態へ戻るといった動作)も可能である。
E.遊技の概要
次に、本形態例のパチンコ機で行われる遊技の概要や遊技の流れについて説明する。
まず、遊技開始当初の時点(或は遊技開始前の時点)では、客待ち状態(デモ中)となっており、表示装置本体5の画面(表示部6)には客待ち画像(動画又は静止画)が表示される。
ガイドレール2を介して遊技領域3に打込まれた遊技球が、始動入賞口11に入賞すると(即ち、特図の始動入賞があると)、表示部6において特図の変動表示が行われて、変動表示ゲームが実行される。
そして、見かけ上、この変動表示ゲームの表示部6における特図の停止表示態様(変動表示により導出された特図の組合せ)が特別表示態様(例えば、「3、3、3」などのゾロ目)であれば、大当りと呼ばれる特典が遊技者に付与される。なお制御上は、例えば始動入賞があったことを条件として、大当り乱数の値が抽出記憶されて、この抽出記憶された乱数値と予め設定された判定値とが判定時に比較判定され、この比較判定結果に基づいて、予め大当りとするか否かが決定され、この決定に応じて上記変動表示ゲームが開始される。また、変動表示ゲームの停止表示態様が特定の態様(例えば、「7、7、7」などのゾロ目)であれば、上記大当りになるとともに、大当り遊技後(後述する開放動作後)に、大当りになる確率を高める制御が行われる状態(確率変動状態)となる。
また、上記変動表示ゲームの終了前には、場合によりリーチアクションと呼ばれる特別な演出(例えば、特図の2列分を同じ図柄とし、残りの1列分の図柄をゆっくり変動させる動作)が表示部6において実行される。
上記大当り状態になると、変動入賞装置13の大入賞口13aが、規定時間(例えば、30秒)を越えない範囲内において、例えば10個入賞までの期間だけ一時的に開放される開放動作が行われる。そしてこの開放動作は、例えば、15ラウンドまで行われる。また、この大当たり状態では、大当たり状態を演出したり大当たりラウンド数などを遊技者に報知するための大当たり画像の表示が、表示部6で実行される。
また、上記特図の変動表示ゲーム中又は大当り中に、始動入賞口11にさらに遊技球が入賞したときには、この場合表示部6で特図始動記憶表示が行われて4個まで記憶され、変動表示ゲーム又は大当りが終了した後に、その記憶(即ち、始動記憶)に基づいて上記特図の変動表示ゲームが繰り返されたり、客待ち状態に戻ったりする。
即ち、何れかの特図の変動表示ゲームが大当たりで終了すれば大当たり状態に移行し、何れかの変動表示ゲームがはずれで終了し何れかの特図の始動記憶があれば再度その始動記憶に応じた変動表示ゲームが実行され、何れかの変動表示ゲームがはずれで終了し始動記憶がなければ客待ち状態に戻り、大当たりが終了して何れかの特図の始動記憶があれば再度その始動記憶に対応した変動表示ゲームが実行され、大当たりが終了して何れの特図についても始動記憶がなければ客待ち状態に戻る流れとなっている。
なお、以上説明したような遊技の流れにおいて、どの状態において前述の演出用可動体40の動作(常態から第1作動状態、第2作動状態、或いは第3作動状態への動作、又はその逆の動作)を実行するかは、特に限定されるものではない。例えば特図が大当りした状態を演出するために、特図の大当り後に前述の何れかの動作が実行されてもよいし、特図が大当りする可能性を予告するために、特図の大当り前に前述の何れかの動作が実行されてもよい。或いは、例えば確率変動状態を演出するために、確率変動状態への移行後に前述の何れかの動作が実行されてもよいし、確率変動状態に移行する可能性を予告するために、確率変動状態への移行前に前述の何れかの動作が実行されてもよい。或いは、遊技進行上のなんらかの状態(特に認識し難い状態)を報知するために、前述の何れかの動作を実行してもよい。
以上説明した本例の遊技機によれば、表示装置本体5(即ち、表示部6)の上方に配置された複数の可動部材(第1〜第3可動部材41〜43)が順次各方向に作動するという今までにない斬新な演出を行うことができる。特に、第1可動部材41が開動し、さらに第2可動部材42が開動した後、これらの間に第3稼動部材43が起き上がってくるという複雑で新しい複数の可動部材の連携動作が実現でき、高い演出効果が得られる。
また、表示部6での表示内容に絡めて上記可動部材の動作を行うことで、センターケース10内全てを有効に利用して装飾領域とすることができる。
また、上記可動部材の動作タイミングと表示部6の表示演出、遊技の進行等を同期させる等すれば、通常分かりづらい予告や報知等を確実に遊技者に印象づけることができる効果もある。
しかも本遊技機では、一つの共通のモータ44によって各可動部材を駆動しているため、例えば各可動部材を別個のモータで駆動する構成に比較して、部品点数が少なくて済み、無駄なスペースを設ける必要がない。
また、駆動機構46は、各回転軸やリンク部材やギア等が隣接して入り組んだ状態で密に配置された構成であるとともに、第2可動部材42と第3可動部材43の回転を駆動制御するカム機構を構成する回転体が、一つの回転体(即ち、第2回転体70)によって実現されているため、3個の可動部の駆動機構としてはコンパクトなものとなり、この点でも省スペース化が可能となる。
なお、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
パチンコ機の遊技盤を示す正面図である。 センターケースを示す正面図である。 センターケースや表示装置本体を示す分解斜視図である。 演出用可動体の前面図であり、(a)は常態を(b)は第3作動状態を表す。 演出用可動体の要部の常態を示す図であり、(a)は前面側斜視図、(b)は裏面側斜視図である。 演出用可動体の要部の第1作動状態を示す図であり、(a)は前面側斜視図、(b)は裏面側斜視図である。 演出用可動体の要部の第2作動状態を示す図であり、(a)は前面側斜視図、(b)は裏面側斜視図である。 演出用可動体の要部の第3作動状態を示す図であり、(a)は前面側斜視図、(b)は裏面側斜視図である。 第1可動部材及びその駆動機構部分を示す裏面側斜視図であり、(a)は第1可動部材の常態を、(b)は第1可動部材の作動状態を表す。 第2可動部材及びその駆動機構部分を示す裏面側斜視図であり、(a)は第2可動部材の常態を、(b)は第2可動部材の作動状態を表す。 第3可動部材及びその駆動機構部分を示す側面図であり、(a)は第3可動部材の常態を、(b)は第3可動部材の作動状態を表す。
符号の説明
1 遊技盤
3 遊技領域
5 表示装置本体
6 表示部
10 センターケース
31 装飾枠体
32 カバー部材
40 演出用可動体
41 第1可動部材
42 第2可動部材
43 第3可動部材
44 モータ
46 駆動機構
47 装飾部
50 駆動ギア
51 第1回動軸
52 第1リンク部材
53 係合ピン
54 第1ギア
55 第1ギア軸
57 第1回転体
60 第2リンク部材
63 スライド部材
66 第3リンク部材
67 第2ギア
68 他側面の溝部
69 一側面の溝部
70 第2回転体
71 第1摺動軸
73 第4リンク部材
75 第2摺動軸
76 第5リンク部材

Claims (1)

  1. 装飾枠用開口が形成された遊技盤と、
    該遊技盤の装飾枠用開口に裏面側から取り付けられるカバー部材と、
    図柄の変動表示を行う表示部を有し、前記カバー部材に取り付けられて前記表示部が遊技盤の前面に臨む表示装置本体と、
    該表示装置本体の上方に配設され、前記カバー部材に取り付けられて遊技盤の前面に臨む演出用可動体と、
    前記表示部及び演出用可動体を前面から視認可能とする開口を内側に有し、前記遊技盤の装飾枠用開口に前面側から取り付けられる装飾枠体と、を備えた遊技機において、
    前記演出用可動体は、
    複数の可動部材と、
    該複数の可動部材を駆動するための一つのモータと、
    該モータによって、前記複数の可動部材を順次作動させる駆動機構と、
    当該演出用可動体の前面側に配設され、装飾が施される装飾部と、を有し、
    前記複数の可動部材として、
    前記装飾部に並んで取り付けられ、それぞれが遊技盤の盤面に略直交する前後方向の第1可動部材軸線を中心に回動可能とされ、常態ではそれぞれの先端部が接近した閉状態とされ、この閉状態からそれぞれの先端部が離れて開いた開状態に回動可能な一対の第1可動部材と、
    該第1可動部材の奥手側に並んで配設され、前記前後方向に略直交する横方向に動作可能に設けられ、常態では相互に接近した閉状態とされ、前記第1可動部材の開状態への動作終了後に、前記横方向外側に動作して相互に離れた開状態となる一対の第2可動部材と、
    該第2可動部材の略下方位置に前記横方向に配された第3可動部材軸線を中心として回動可能とされ、常態では前記第2可動部材の後方に一端側が傾倒して前記第2可動部材の奥手側下方に隠れた傾倒状態で維持され、前記第2可動部材の開状態への動作終了後に、前記第3可動部材軸線を中心とする回動によって一端側が手前側上方に動く起立動作を行い、この起立動作によって開状態にある前記第1可動部材や第2可動部材の間からその一端側が前方に臨む位置となる第3可動部材と、を備え、
    前記駆動機構は、
    前記装飾部に対して自転可能に支持され、前記モータにより駆動されて自転する駆動ギアと、
    前記第1可動部材のそれぞれに固定状態に設けられ、各第1可動部材の後面から、それぞれの第1可動部材軸線上に伸びる第1回動軸と、
    該第1回動軸の後端にそれぞれ固定された第1リンク部材と、
    前記第1リンク部材のぞれぞれに固定状態に設けられ、前記第1可動部材軸線と平行に前方へ伸びる係合ピンと、
    前記第1回動軸の後端の近傍下方位置に前記横方向に配された第1ギア軸線を中心として自転可能に支持され、前記駆動ギアと噛合して前記駆動ギアにより駆動されて自転する第1ギアと、
    該第1ギアの同軸上に固定状態に延設されて、前記第1ギアと一体に回転する第1ギア軸と、
    該第1ギア軸における前記第1リンク部材に対応する位置に固定状態に設けられ、外周の一部に切欠部が形成されて、前記第1ギア及び第1ギア軸と一体に回転する第1回転体と、
    前記第1ギア軸線の前方斜め上方位置に前記第1ギア軸線と平行に配された第2リンク軸線を中心として揺動可能に支持され、前記係合ピンの先端が係合する係合部を有するとともに、常態では前記第1回転体の切欠部に嵌まり込む突片を有する第2リンク部材と、
    前記第2可動部材の後面にそれぞれ固定状態に設けられ、後方に突出する係合軸を有するスライド部材と、
    該スライド部材の下方にそれぞれ設けられ、前記第1可動部材軸線と平行な第3リンク軸線を中心として揺動可能とされ、前記スライド部材の係合軸が遊嵌される長孔を有するとともに、前記第3リンク軸線と平行に前方に突出する突出軸を有する第3リンク部材と、
    前記第3可動部材軸線の下方に前記横方向に配された第2ギア軸線を中心として自転可能に支持され、前記駆動ギアと噛合して前記駆動ギアにより駆動されて自転する第2ギアと、
    該第2ギアの同軸上に固定状態に設けられて、当該第2ギアと一体に回転する構成とされ、両側面に所定の溝部が形成された第2回転体と、
    前記第2ギア軸線の前方斜め上方位置に前記第2ギア軸線と平行に配された第4リンク軸線を中心として揺動可能に支持され、前記第2回転体の一側面の溝部にはまり込んで摺動する第1摺動軸を有するとともに、前記第3リンク部材の突出軸が係合する突出軸係合部を有する第4リンク部材と、
    一端側が、前記第3可動部材軸線と平行な連結軸によって前記第3可動部材の他端側に軸着され、他端側に、前記第2回転体の他側面の溝部にはまり込んで摺動する第2摺動軸を有する第5リンク部材と、からなり、
    常態から前記モータが正転方向に作動すると、
    このモータの正転に伴う前記第1ギアの回転により前記第1回転体が回転し、この回転に伴って前記第1回転体の切欠部に位置していた前記第2リンク部材の突片が押し上げられ、該突片が前記第1回転体の外周面に乗り上げるまで、前記第2リンク部材が常態位置から上方へ揺動し、この揺動に伴って前記第2リンク部材が前記係合部を介して前記係合ピンを押し上げることによって、前記第1リンク部材及び第1回転軸が回動して前記第1可動部材が閉状態から開状態に回動し、前記突片が前記第1回転体の外周面に乗り上げた後は、前記第1回転体がそれ以上回転しても、前記第2リンク部材の揺動が停止して前記第1可動部材が開状態に維持されるとともに、
    前記モータの正転に伴う前記第2ギアの回転により前記第2回転体が回転し、前記第1可動部材が開状態となるまで前記第2回転体が回転する第1空回り回転範囲では、前記第4リンク部材が常態位置を維持するが、前記第1空回り回転範囲を超えて前記第2回転体がさらに回転する範囲では、前記第2回転体のさらなる回転に伴って前記第1摺動軸が前記一側面の溝部で押し上げられることにより前記第4リンク部材が常態位置から上方へ揺動し、この揺動に伴って前記第4リンク部材が前記突出軸係合部を介して前記突出軸を押し上げて前記第3リンク部材が常態位置から揺動し、さらにこの揺動に伴って前記第3リンク部材が前記長孔を介して前記スライド部材の係合軸を横方向に押すことによって、前記スライド部材が横方向に作動して前記第2可動部材が閉状態から開状態に作動し、前記第1摺動軸が前記一側面の溝部で押し上げられた後は、前記第2回転体がそれ以上回転しても、前記第4リンク部材の揺動が停止して前記第2可動部材が開状態に維持され、
    さらに一方では、前記第2可動部材が開状態となるまで前記第2回転体が回転する第2空回り回転範囲では、前記第5リンク部材が常態位置を維持するが、前記第2空回り回転範囲を超えて前記第2回転体がさらに回転する範囲では、前記第2回転体のさらなる回転に伴って前記第2摺動軸が前記他側面の溝部で押し下げられることにより前記第5リンク部材が常態位置から下方へ移動し、この移動に伴って前記第5リンク部材が前記連結軸を介して前記第3可動部材の他端を押し下げることによって、前記第3可動部材の一端が起き上がるように揺動して前記第3可動部材が傾倒状態から起立状態に作動し、
    こうして前記第1可動部材、第2可動部材、及び第3可動部材が順次作動する構成としたことを特徴とする遊技機。
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